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JP3215151B2 - ドライエッチング方法 - Google Patents

ドライエッチング方法

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JP3215151B2
JP3215151B2 JP07138092A JP7138092A JP3215151B2 JP 3215151 B2 JP3215151 B2 JP 3215151B2 JP 07138092 A JP07138092 A JP 07138092A JP 7138092 A JP7138092 A JP 7138092A JP 3215151 B2 JP3215151 B2 JP 3215151B2
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gas
silicon oxide
oxide film
opening
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啓治 堀岡
晴雄 岡野
貴哉 松下
功宏 長谷川
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、ドライエッチング方法に係り、
特にマイクロローディング効果を抑制し、シリコン酸化
膜に高アスペクト比でしかも間口の小さい開口を形成す
ることのできるドライエッチング方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、多結晶シリコン等の電極材料やシ
リコン酸化膜等のエッチングには、高精度のパターン形
成が可能であることから、反応性イオンエッチング法が
用いられている。反応性イオンエッチング法は、一対の
平行平板電極を備えた真空容器内に被処理基板(例え
ば、被エッチング薄膜が形成された基板)を設置し、反
応性ガスを導入した後、高周波電力の印加により前記ガ
スを放電せしめ、この放電により発生したガスプラズマ
を用いて被処理基板をエッチングする方法である。ま
た、反応性イオンエッチング法の他に、プラズマエッチ
ング、ECR型ドライエッチング法、イオンビ―ムエッ
チング法、光励起エッチング法等があるが、これらのエ
ッチングも真空容器内の被処理基板に活性化した反応性
ガスのイオンを化学的或いは物理的に作用させてエッチ
ングを行なうものであり、この点において、前記反応性
イオンエッチング法と同様と考えてよい。
【0003】ところで、シリコン酸化膜のエッチングに
は、反応性ガスとしてC2 6 ,CF4 ,CHF3 等の
フッ素と炭素を含むものが用いられている。
【0004】例えば、CHF3 ガスを用いてSi上に形
成されたSiO2 膜にコンタクト孔を開口する場合、放
電によって生じたCF3 ラジカルが被処理基板表面に吸
着する。そして、SiO2 表面に吸着したCF3 はイオ
ン衝撃によりCとFに解離し、CはSiO2 膜中のOと
反応してCO↑となり、FはSiと反応しSiF4 ↑と
なり、エッチングが進行する。一方、Si上に吸着した
CF3 はHによってFを引き抜かれて、CFx (x=
0,1,2,3)となる。このCFx (x=0,1,
2,3)からなる重合膜はエッチングを抑制するためS
iO2 の場合と異なり、Siの場合、エッチングは進行
しない。その結果Siに対するSiO2 の選択エッチン
グが可能となる。
【0005】一方、半導体集積回路の集積度が上がるに
つれて、コンタクト孔形成等のSiO2 のエッチングで
は下地Siに対する高い選択比が要求され、しかもパタ
―ンの微細化に伴って間口が小さくかつアスペクト比の
大きいコンタクト孔の形成が必要となる。
【0006】そこで、もはや従来のエッチング方法では
対応できなくなってきており、選択比の向上を計るため
CF4 とH2 の混合ガスを用いてSiO2 を選択エッチ
ングする方法が、米国電気化学学会誌第124巻第28
4C(1977年発行)に発表されている。この方法に
おいて平行平板電極間に高周波電力150W印加し、圧
力40mTorr ,CF4 ガス流量20sccmの条件で、H2
ガス流量を変えてCF4 とH2 の混合比を変化させ、S
i基板上のSiO2 をエッチングした場合のSiO2
Siのエッチング速度を測定した結果、図14に特性図
を示すような結果となった。この図14から明らかなよ
うに、H2 ガスの添加量の増大と共にSiO2 (図中
a)のエッチング速度が増大し、Si(図中b)のエッ
チング速度が低下し、SiO2 とSiのエッチング選択
比が向上する。しかし、さらにH2を添加していくと、
2 流量18sccm(混合ガスに対するH2 の混合比47
%)となったところで、SiとSiO2 表面にポリマ―
が形成され、エッチングが進行しなくなる。したがって
この方法では充分な選択を得ることのできるCF4 −H
2 混合比の範囲が極めて小さく、ガス混合比の微小な変
化が選択比やSiO2のエッチング速度を極端に低下さ
せるという問題があった。
【0007】一方、装置の圧力を10-2Torr未満にする
ことにより、SiO2 とSiのエッチング選択比を大き
くとることができる、CF4 とH2 の混合比の範囲が広
範囲となるようにした方法が電気通信学会技報SSD7
9−69,P55 1981年発行に発表されている。
この方法においては、圧力7〜8mTorr ,CF4 ガス流
量20sccmの条件下でH2 ガス流量を変えてCF4 −H
2 混合比を変化させ、SiO2 とSiのエッチング速度
を測定した結果、図15に特性図を示すような結果とな
った。この図15から明らかなように、H2 ガスの添加
量を増大しH2ガスとCF4 ガスとの混合ガス中でのH
2 ガス混合比(%)が70%〜100%の範囲で、Si
に対するSiO2 のエッチングを高い選択比で行なうこ
とができる。
【0008】しかしながら従来から用いられてきたSi
2 のRIEでは対Si選択比30以上になると、間口
の小さいコンタクトのエッチング速度が著じるしく低下
するという問題(いわゆるマイクロローディング効果)
がある。このため、間口の小さいコンタクトが開口する
までエッチングを続行すると、この間に間口の大きいコ
ンタクト領域では下地Siが大きくエッチングされると
いう問題がある。さらに、間口が小さくアクペクト比の
大きいコンタクトが開口できなくなるという問題も起こ
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】このように従来、コン
タクトホ―ルやビアホ―ル等を形成する際、SiO2
ドライエッチングでは、コンタクト間口の大きさに依存
してSiO2 のエッチング速度が変化し、間口の小さい
コンタクト孔のエッチング速度が低下するため、間口の
大きいコンタクト孔の底部の下地材料がエッチングされ
たり、あるいは間口が小さくアクペクト比の大きいコン
タクト孔を開口する場合、エッチング速度が小さいため
下地までコンタクト孔が到達しないという問題があっ
た。
【0010】本発明は、前記実情に鑑みてなされたもの
で、エッチング速度がパターンの大きさに依存すること
なく、かつ下地となるシリコンに対するエッチング選択
比の高いシリコン酸化膜のエッチング方法を提供するこ
とを目的とする。
【0011】すなわち、本発明の目的は、エッチング速
度がコンタクト間口の大きさに依存せずアスペクト比2
以上のコンタクト孔を開口することが可能で、かつ下地
材料となるSiに対して30以上の高い選択比を持つド
ライエッチング方法を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】そこで本発明の第1で
は、基板上にシリコン酸化膜を形成し、このシリコン酸
化膜上に少なくとも開口径0.1μm 以上1μm 以下の
開口部を有するマスクパターンを形成し、前記基板を反
応容器に収容し、この反応容器内にフッ化炭素ガスと水
素ガスとを含む混合ガスを、該水素ガスの前記フッ化炭
素ガスと水素ガスとの合計量に対する混合比が50〜8
0%の範囲領域となるように導入して、前記混合ガスを
プラズマ化し、前記マスクパターンに沿って前記シリコ
ン酸化膜をエッチングすることによって、前記マスクパ
ターンの間口部下の前記シリコン酸化膜にアスペクト比
1以上の開口部を形成するようにしている。
【0013】また本発明の第2では、基板上にシリコン
酸化膜を形成し、このシリコン酸化膜上に少なくとも開
口径0.1μm 以上1μm 以下の開口部を有するマスク
パターンを形成し、前記基板を反応容器に収容し、この
反応容器内にフッ化炭素ガスと水素ガスとを含む混合ガ
スを導入して、この混合ガスをプラズマ化することによ
って、気相中にCFx (x :0≦x ≦2)を主成分とす
る活性種を形成し、前記開口下のシリコン酸化膜表面に
おいては堆積膜の形成を抑制しながら、前記シリコン酸
化膜をエッチングするようにしている。
【0014】さらに本発明の第3では、基板上にシリコ
ン酸化膜を形成して、このシリコン酸化膜上に開口径が
0.1μm 以上の開口部を有するマスクパターンを形成
し、フッ化炭素ガスと水素ガスとを含む混合ガスをプラ
ズマ化して、該混合ガスにより前記マスクパターンに沿
って、前記シリコン酸化膜をエッチングする方法におい
て、所定時間エッチングした時における前記開口部の開
口径に対する前記シリコン酸化膜のエッチング深さの依
存性が、前記フッ化炭素ガスと水素ガスとの流量和に対
する前記水素ガスの流量の比率が増加するにつれて、エ
ッチング深さのばらつきが1割の範囲内におさまる領域
から、開口径の小さい側でエッチング深さが急減する変
化点が現れる領域を経て、再びエッチング深さのばらつ
きが1割の範囲内におさまる領域へと復帰する時の比率
以上に前記水素ガスを添加して、前記変化点に相当する
開口径より小さな開口径を有する開口部が存在するマス
クパターンに沿って、前記シリコン酸化膜を所望のエッ
チング深さでエッチングするようにしている。
【0015】また本発明の第4では、基板上にシリコン
酸化膜を形成して、このシリコン酸化膜上に開口径が
0.1μm 以上の開口部を有するマスクパターンを形成
し、フッ化炭素ガスと水素ガスとを含む混合ガスをプラ
ズマ化して、該混合ガスにより前記マスクパターンに沿
って、前記シリコン酸化膜をエッチングする方法におい
て、所定時間エッチングした時における前記開口部の開
口径に対する前記シリコン酸化膜のエッチング深さの依
存性が、前記フッ化炭素ガスと水素ガスとの流量和に対
する前記水素ガスの流量の比率が増加するにつれて、エ
ッチング深さのばらつきが1割の範囲内におさまる領域
から、開口径の小さい側でエッチング深さが急減する変
化点が現れる領域を経て、再びエッチング深さのばらつ
きが1割の範囲内におさまる領域へと復帰する時の比率
以上に前記水素ガスを添加して、前記変化点に相当する
開口径以上の開口部および該開口径より小さな開口径を
有する開口部が混在するマスクパターンに沿って、前記
シリコン酸化膜を所望のエッチング深さでエッチングす
るようにしている。
【0016】望ましくは所望のエッチング深さは前記変
化点に相当するエッチング深さ以上であるようにしてい
る。
【0017】望ましくは、前記基板はシリコン基板また
は表面にシリコン膜を形成した基板とし、前記エッチン
グは、シリコン酸化膜をシリコンに対して選択的にエッ
チングするものであることを特徴としている。
【0018】望ましくは、前記水素ガスの前記混合ガス
に対する流量比はシリコン酸化膜とシリコンとの選択比
が十分とれる70%以下がよい。また、水素無添加より
間口のテーパ角が立つ57%以上とするのがよい。
【0019】望ましくはこのエッチングにおけるマスク
パターンは、間口1μm以下かつアクペクト比1以上の
コンタクト孔を含む大小パターンの混在するパターンで
ある。 さらに望ましくはこのエッチングにおけるマス
クパターンは、間口1μm以下かつアクペクト比2以上
のコンタクト孔を含む大小パターンの混在するパターン
である。
【0020】また、望ましくは反応容器内のガス圧力は
20mTorr 乃至100mTorr 、前記基板温度は90℃以
上の領域内にあるようにしている。
【0021】さらに望ましくは、前記ガスプラズマは、
反応容器内に一対の平行平板型の電極を設置し、この電
極間に高周波電力を印加すると共に、電界と直交する方
向に磁界を印加し、両電極間に生成されるようにしてい
る。
【0022】望ましくは、このフッ化炭素ガスとして
は、CF4 を用いるようにしている。
【0023】
【作用】従来、フッ化炭素ガスと水素ガスとの混合ガス
を用いてシリコン酸化膜をエッチングするに際し、H2
ガス流量比を大きくしていくと、選択比が向上するが、
マイクロローディング効果が顕著に現れるようになると
いう問題があった。
【0024】この問題を解決すべく、本発明者らは種々
の実験を行った結果、さらにH2 ガス流量比を大きくし
ていくと、ある値(50%)を越えたとき、間口1μm
以下の小さいコンタクト孔においてもエッチング速度が
低下するという現象は起きなくなることを発見し、本発
明はこれに着目してなされたものである。
【0025】例えばCF4 ガスと水素ガスの混合ガスを
放電励起すると、CF4 が電離して表面に付着し易いC
3 ラジカルと、Fラジカルが生成され、H2 が電離
し、Hラジカルが生成される。CF3 はSiやSiO2
表面に付着し、自己バイアスで加速されたCF3 + イオ
ンの衝撃をうけてCとFに解離し、SiやSiO2 と反
応する。このときSiO2 表面ではSiとFが反応して
蒸気圧の高いSiF4 ↑,およびCとOが反応して蒸気
圧の高いCO↑が生成され表面から離脱しエッチングが
進む。それに対しSi表面では、SiとFが反応して蒸
気圧の高いSiF4 となって離脱するが、残ったCFx
(x=0〜3)はFを引き抜かれてC/F比が増大し、
表面に重合膜を形成する。この重合膜はSiのエッチン
グを抑制する効果を持ち、SiO2 /Si選択エッチン
グが可能となる。添加したH2 から電離したHラジカル
は,Fラジカルと反応してHFとなり、C/F比を増加
させ、さらにSi上に吸着したCF3 からFを引き抜き
フロロカ―ボン重合膜の形成を促進する効果がある。そ
のため、CF4 にH2 を添加していくとHによるFの引
き抜き効果により、前述したようにSiO2 /Si選択
比は一様に増大する。
【0026】一方、SiO2 のエッチング速度はH2
添加しない場合にはコンタクト孔径(間口)に依存せず
一定である。H2 の添加によってSiO2 /Si選択比
は増大するが、エッチング速度が孔径に依存し、小さい
コンタクト孔径でエッチング速度が低下する。これは、
2 添加によってCFx からFが引き抜かれるためフロ
ロカ―ボン重合膜が形成されやすくなり、孔底のSiO
2 表面でフロロカ―ボン膜が形成されるためであると考
えられている。そのため従来使われてきたフッ化炭素ガ
スとH2 ガスの流量比の範囲では、30以上の選択比を
得ることができるが、エッチング速度が孔径に依存して
変化し、小さい孔径の領域ではエッチング速度が大幅に
低下する。
【0027】しかしながら、混合ガス流量に対するH2
流量比をさらに大きくし、従来使われていない50%〜
80%(望ましくは57%〜80%)にすると、エッチ
ング速度の孔径依存性がなくなり、小さい孔径領域でも
エッチング速度が低下することなく、30以上の選択比
を持つエッチングが可能となる。これはH2 ガスを流量
比50%以上となるように多量添加することにより、H
が多量に生成されるため多量のFが引き抜かれる。その
結果、気相中あるいは表面でより重合反応を起こしやす
く付着確率がほぼ1であるCFx (x=0〜2)が生成
される。付着確率の高いCFx (x=0〜2)は一度表
面に付着するとそこで固着するため、CFx (x=0〜
2)の付着量は表面形状に依存して変化し、立体角が小
さくなるコンタクト孔の底では付着量が減少するため、
エッチングを抑制するフロロカーボン膜が形成されにく
くなるものと考えられる。このためH2 ガス流量比を5
0%以上としたとき、小さいコンタクト孔のエッチング
速度が低下するという現象は起きなくなる。
【0028】なおH2 ガス流量比50%では形成される
パターンの側壁角度がやや小さいが、これは57%以上
にすると、H2 ガスを添加しない場合と同程度以上とな
る。従って、H2 ガス流量比57%〜80%としたと
き、パターンの側壁角度も向上し、パターン精度向上の
効果はさらに顕著である。
【0029】また、このエッチングにおけるマスクパタ
ーンが、間口1μm以下かつアスペクト比1あるいは2
以上のコンタクト孔を含む大小パターンの混在するパタ
ーンであるとき、パターンの高精度化がより顕著とな
る。
【0030】また、反応容器内のガス圧力を20mTorr
乃至100mTorr とすることによりエッチング選択比を
十分にとることができ、また基板温度が90℃より低い
とレジスト側壁にフロロカーボン重合膜が付着し、側壁
角度が小さくなるため、基板温度を90℃以上とするこ
とにより、側壁角度も十分に大きく高精度のパターン形
成を行うことが可能となる。
【0031】さらに、前記ガスプラズマは、反応容器内
に一対の平行平板型の電極を設置し、この電極間に高周
波電力を印加すると共に、電界と直交する方向に磁界を
印加することにより、ガスプラズマを両電極間に効率よ
く封じ込めることができ、CF4 の電離を促進してCF
x ラジカルが多量に生成され、エッチング速度を増大さ
せることが可能となる。
【0032】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
つつ詳細に説明する。
【0033】図1は本発明実施例の方法で用いられるド
ライエッチング装置を示す概略構成図である。
【0034】このドライエッチング装置は、マグネトロ
ン放電を利用したもので反応室11を形成する接地され
た真空容器10と、この真空容器10の上壁で構成され
る上部電極10aと、この真空容器10内に設置された
冷却管23等の温度制御機構を具備すると共にこの上部
電極10aに対向するように設置され試料支持台を兼ね
た下部電極20と、真空容器10内を真空排気する排気
系13と、ガス導入系12とを具備し、下部電極20上
に載置された被処理基板30の表面をエッチングするも
のである。
【0035】ここで上部電極10aは接地され、下部電
極20は、マッチング回路21を介して電源22に接続
され、13、56MHzの高周波電力が印加されるよう
になっている。また下部電極20上には、ポリイミド薄
膜24に挾まれた銅板25が張り付けられており、銅板
25に電源26から4KVの電圧を印加することにより
被処理基板30が下部電極上に静電的に吸着されるよう
になっている。さらに上部電極10aの上方には、複数
の永久磁石14およびその駆動機構15からなる磁場発
生器が設置され、下部電極20と上部電極10aの対向
空間に磁界を印加するようになっている。なお図中27
は被処理基板30の裏面にガスを導入して熱伝導をとる
ためのガス導入管、28と32は下部電極20および上
部電極30と容器10を絶縁するための絶縁物、29は
静電チャックの銅板25のリードと電極20とを絶縁す
るための絶縁物である。
【0036】次に、上述した装置を用いたドライエッチ
ング方法について説明する。
【0037】まず、図2に示すように、被処理基板30
を作成する。
【0038】ポリシリコン基板31表面全体に膜厚2μ
m のCVDシリコン酸化膜32を形成し、この上層にフ
ォトリソグラフィ法によりレジストパターン33を形成
する。ここでこのレジストパターン33は、それぞれ間
口0.4μm,0.5μm,1.2μmの3種類の大き
さの開口を有するものとする。
【0039】この被処理基板30を、図1に示したエッ
チング装置の容器10内の下部電極20上に設置し、ガ
ス導入系12からエッチングガスを導入してエッチング
を行う。
【0040】このエッチングにおいてCF4 ガスとH2
ガスの混合ガスを用い、混合比を変化させ、エッチング
状態を観察する。
【0041】このようにして得られた、SiO2 とSi
のエッチング速度とH2 流量比との関係を図3に示す。
【0042】ここでは図1に示したエッチング装置を用
い、CF4 ガスとH2 ガスの混合ガスの流量を100sc
cmとし、圧力40mTorr ,RF電力800Wとした。こ
のとき基板上での水平磁界強度は100Gauss となるよ
うにした。図中縦軸はエッチング速度、横軸はH2 流量
比(H2 /(H2 +CF4 )である。図3から明らかな
ように、H2 流量比が大きくなるに従がい、SiO2
エッチング速度が若干減少する。それに対しSiのエッ
チング速度はH2 流量比に大きく依存して減少し、H2
/(H2 +CF4 )が60%となるとSiO2 /Si選
択比が40にも達する。
【0043】ここでSiのエッチング速度が変化する理
由は前述したように、添加したH2はプラズマ中で分解
してHラジカルとなり、同じくCF4 が分解して生成さ
れるCFx (x=0〜3)のFを引き抜き、Fの少ない
CFx を生成する。Fの少ないCFx ほど重合反応を起
こしやすいため、H2 添加量が増加するとSi上でのフ
ロロカ―ボン重合膜が厚くなり、Siのエッチング速度
が低下する。
【0044】次に本実施例の方法により実際にエッチン
グしたSiO2 膜のエッチング後の断面形状を図4を用
いて説明する。
【0045】この被処理基板を、CF4 100sccmでH
2 を添加することなくエッチングしたところ(H2
(CF4 +H2 )=0%)、図4(a) に示すように間口
0.4μm,0.5μm,1.2μmともに正常に開口
されオ―バ―エッチング時に下地ポリシリコン31がエ
ッチングされた。またエッチングガスCF4 70sccm、
2 30sccm(H2 /(CF4 +H2 )=30%)でエ
ッチングした形状を図4(b) に示す。間口1.2μmの
開口は正常にエッチングされたが、間口0.4μm,
0.5μmのコンタクトは下地ポリシリコン31まで開
口されない。さらにエッチングガスCF4 60sccm,H
2 40sccm(H2 /(CF4 +H2 )=40%)でエッ
チングした形状を図4(c) に示す。間口1.2μmのコ
ンタクトは正常にエッチングされるが、間口0.4μ
m,0.5μmコンタクトはH2 30sccmと同様に下地
ポリシリコン31までコンタクト孔が開口されず孔底に
フロロカ―ボン重合膜34が堆積する。CF4 40scc
m,H2 60sccm(H2 /(CF4+H2 )=60%)の
エッチング形状を図4(d) に示す。H2 流量比60%で
は間口0.4μmまで正常にエッチングされた。
【0046】図5はH2 流量比に対する間口1.2μm
のSiO2 の側壁角度の変化を測定した結果を示す図で
ある。側壁角度はH2 添加によって一旦減少し、さらに
2流量比を増加させると、逆に側壁角度は大きくな
る。そしてH2 流量比57%以上では、添加しない場合
と同程度以上に側壁角度は大きくなる。
【0047】図6は、エッチング時間1分間でのエッチ
ング深さの孔径依存性を測定した結果を示す図である。
CF4 100%ではエッチング速度は孔径にほとんど依
存しないが選択比は5しかない。H2 流量比30%およ
び40%では間口0.4μmのコンタクトのエッチング
速度が間口0.5μm以上に比べて大幅に低下する。し
かし、H2 流量比50%ではエッチング速度は再び孔径
にほとんど依存しなくなることがわかる。
【0048】図7はエッチング時間2分間でのエッチン
グ深さの孔径依存性を測定した結果を示す図である。エ
ッチング速度が大幅に低下する変化点が孔径の大きな側
にシフトしている。また図6,図7からわかるように前
記変化点に相当する孔径値はH2 流量比が変化してもほ
とんど変化しないことがわかる。
【0049】図8はエッチング深さとエッチング時間と
の関係を示す図である。CF4 100%,H2 流量比0
%の場合、エッチング深さは寸法にほとんど依存せず時
間に対し直線的に進む。これに対し、H2 流量比40%
の場合、間口0.4μmのコンタクト孔のエッチング速
度が途中で大幅に減少しエッチングが停止した。しかし
2 流量比60%では再びコンタクト孔の寸法に依存す
ることなく時間に対し直線的にエッチングが進むように
なる。このようにH2 を添加しない場合、エッチングは
寸法に依存することなく時間に対し直線的に進行するが
Siに対する選択比は5と低い。それに対し、H2 流量
比が30〜50%の場合、Siに対する選択比は10〜
30に向上するものの、間口0.4μm以下のエッチン
グが途中で停止してしまう。しかしH2 流量比60%
(50%以上)では、寸法依存性なく時間に対し直線的
にエッチングが進行する。
【0050】以上の結果からCF4 とH2 の混合ガスを
用いたシリコン酸化膜のエッチングに際し、H2 流量比
50%〜80%としたとき、寸法依存性無く良好な微細
パターンを形成することが可能となることがわかる。そ
してパターンの側壁角度も考慮するなら、H2 流量比5
7%〜80%とするのがさらに望ましい。
【0051】次にこの結果を考察するために、図9に示
すように間口が0.4μm .1.2μm とそれぞれ異な
る溝T1 ,T2 を形成したシリコン基板からなるサンプ
ル40を用いて、H2 添加の効果を測定した。その結果
を図9に示す。サンプル40を反応容器10の上壁であ
る上部電極(陽極)10aに設置してフロロカ―ボン重
合膜41を堆積させた形状である。
【0052】図10(a) に示すようにCF4 100%の
場合、重合膜41の堆積量は少なく、コンタクト孔の中
にも一様に堆積する。またH2 流量比40%とした場
合、図10(b) に示すように堆積形状は変化ないが、堆
積量が増大する。図10(c) に示すようにH2 流量比6
0%の場合、堆積量はさらに増大するが、堆積形状が変
化し、孔底での重合膜厚は逆に減少する。しかも間口の
小さいコンタクト孔ほど孔底に堆積した重合膜は薄くな
る。エッチングを行なう下部電極(陰極)20上でもほ
ぼ同様にフロロカ―ボン重合膜が堆積すると考えられ
る。
【0053】この結果から、以下のことが考えられる。
すなわち図4に示したようにH2 流量比40%では間口
0.4μmのエッチングが途中で停止し、孔底にフロロ
カ―ボン重合膜が堆積するのに対し、H2 流量比60%
では間口0.4μmのエッチングで途中で停止しないの
は、フロロカ―ボン重合膜41を形成するフロロカ―ボ
ン粒子(CFx )のC/F比がH2 添加により増大する
ためにフロロカーボン重合膜が堆積しやすく、小さいコ
ンタクト孔の底では重合膜が厚くなりエッチングを抑制
し、さらにH2 流量比が60%になるとフロロカ―ボン
粒子(CFx )の表面への致達率が表面形状に依存し、
コンタクト孔の中への致達量が減少するため重合膜が薄
くなりエッチングを抑制しなくなるためと考えられる。
【0054】すなわち、CF4 にH2 を添加するとプラ
ズマ中で電離したHがFと反応してHFとなりC/F比
を増大させフロロカ―ボン重合膜が形成されやすくな
る。このためSiに対する選択比は増大するが、間口の
小さいコンタクト孔ではエッチングを抑制するように働
きエッチング途中で停止する。しかしH2 流量比60%
(50%以上)ではHラジカルによるFの引き抜きが増
加し、付着確率の高いC/F比のさらに大きいフロロカ
―ボン粒子が気相中や表面で形成されるため、コンタク
ト孔の中では重合膜は形成されにくくなる。そのため側
壁角度が大きくなり、さらに間口の小さいコンタクト孔
であってもエッチングが途中で停止することがなくな
る。この結果H2 流量比を50%以上としたときSiO
2 エッチング速度が孔径に依存しなくなる。
【0055】次にエッチング特性に対する圧力の効果に
ついて説明する。圧力を変化させ圧力とエッチング速度
との関係を測定した結果を図11に示す。ここでエッチ
ングガスはCF4 40sccm,H2 60sccmである。Si
2 のエッチング速度は圧力の増加によってわずかに増
加してピ―クを得、さらに圧力を高くすると、エッチン
グ速度は減少し100mTorr では最大値の1/2とな
る。それに対しSiのエッチング速度は圧力の増加に対
し一様に低下する。この結果から、圧力20mTorr 〜1
00mTorr の範囲では充分なエッチング速度とSiに対
する選択比25以上のエッチングを行なうことが可能で
ある。
【0056】次にエッチング特性に対する基板温度の効
果について説明する。図12は基板温度とシリコン酸化
膜およびシリコンのエッチング速度との関係を測定した
結果を示すものである。ここでエッチングガスはCF4
40sccm,H2 60sccm、圧力40mTorr とした。この
結果、SiO2 のエッチング速度は温度の上昇に対して
わずかに減少するが温度依存性は小さい。また、Siの
エッチング速度も温度依存成膜はほんんどなく、選択比
は変化しないことがわかる。
【0057】また温度を変化させたときの微細孔のエッ
チング形状についても観察した。図13(a) 乃至(c)
は,それぞれ基板温度20℃,70℃,150℃のとき
の間口0.4μmのコンタクト孔のエッチング形状を示
す図である。図13(a) および(b) に示すように基板温
度20℃および70℃では、側壁角度がエッチング途中
で減少する。これはレジスト側壁に重合膜が付着して実
質的なマスク寸法がエッチング途中で減少するためであ
る。これに対し図13(c) に示す温度150℃では図1
3(a) および(b) に示したようなレジスト側壁の重合膜
の厚い付着はなく、SiO2 側壁角度がエッチング途中
から大幅に減少することはない。これはフロロカ―ボン
粒子の付着量が基板温度によって変化し、温度が高くな
るほど減少するためである。従って基板温度90℃以上
に制御すればSiO2 の側壁角度がエッチング途中で大
幅に減少することなくエッチングを行なうことが可能で
ある。 なお、この基板温度はレジストを用いたプロセ
スを考慮すれば180℃以下とするのが望ましい。
【0058】また、上記実施例において、開口部の開口
径は、プラズマからの入射イオンの散乱を考慮すると
0.1μm 以上が好ましい。
【0059】その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲で
種々変形して実施することができる。 またパターンの
開口部は異なる開口径を有するものが存在していても良
い。
【0060】
【発明の効果】本発明によれば、フッ化炭素ガスと水素
ガスとの混合ガスを用いてシリコン酸化膜をエッチング
するに際し、パターン依存性がなく高精度の微細パター
ンを得ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例の方法で用いられるドライエッチ
ング装置の概略構成図
【図2】本発明実施例の方法で用いられる被処理基板を
示す図
【図3】H2 ガス流量比とSiO2 およびSiのエッチ
ング速度の関係を示す特性図
【図4】H2 ガス流量比とエッチング直後の試料の断面
形状を示す図
【図5】H2 ガス流量比とエッチング後のSiO2 の側
壁角度の関係を示す特性図
【図6】孔径とエッチング深さの関係を示す特性図
【図7】孔径とエッチング深さの関係を示す特性図
【図8】エッチング時間とエッチング深さの関係を示す
特性図
【図9】試料の断面形状を示す図
【図10】H2 流量比と重合膜の堆積形状の関係を示す
特性図
【図11】圧力とSiO2 およびSiのエッチング速度
の関係を示す特性図
【図12】基板温度とSiO2 およびSiのエッチング
速度の関係を示す特性図
【図13】基板温度とエッチング形状の関係を示す特性
【図14】従来のドライエッチング法によるSiO2 膜
及びSiのH2 ガス添加量変化に伴うエッチング速度変
化を示す特性図
【図15】従来のドライエッチング法によるSiO2 膜
及びSiのH2 ガス添加量変化に伴うエッチング速度変
化を示す特性図
【符号の説明】
10 真空容器 10a 上部電極 11 反応容器 12 ガス導入系 13 排気系 20 下部電極 21 マッチング回路 22 電源 23 冷却管 24 ポリイミド薄膜 25 銅板 27 ガス導入管 28,29 絶縁物 30 被処理基板、 31 ポリシリコン基板 32 シリコン酸化膜 33 レジストパターン 34 フロロカーボン重合膜 40 サンプル 41 フロロカーボン重合膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 堀岡 啓治 神奈川県川崎市幸区小向東芝町 1 株 式会社 東芝 総合研究所内 (72)発明者 岡野 晴雄 神奈川県川崎市幸区小向東芝町 1 株 式会社 東芝 総合研究所内 (72)発明者 松下 貴哉 神奈川県川崎市幸区小向東芝町 1 株 式会社 東芝 総合研究所内 (72)発明者 長谷川 功宏 神奈川県川崎市幸区小向東芝町 1 株 式会社 東芝 総合研究所内 (72)発明者 竹内 章 神奈川県川崎市幸区小向東芝町 1 株 式会社 東芝 総合研究所内 (56)参考文献 特開 平3−155621(JP,A) 特開 平3−154337(JP,A) 特開 昭64−36022(JP,A) 特開 昭58−220428(JP,A)

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上にシリコン酸化膜を形成し、この
    シリコン酸化膜上に少なくとも開口径0.1μm以上1
    μm以下の開口部を有するマスクパターンを形成する工
    程と、 前記基板を反応容器に収容し、この反応容器内にフッ化
    炭素ガスと水素ガスとを含む混合ガスを、該水素ガスの
    前記フッ化炭素ガスと水素ガスとの合計量に対する混合
    比が50〜80%の範囲領域となるように導入する工程
    と、 前記混合ガスをプラズマ化し、前記マスクパターンに沿
    って前記シリコン酸化膜をエッチングすることによっ
    て、前記マスクパターンの間口部下の前記シリコン酸化
    膜にアスペクト比1以上の開口部を形成するエッチング
    工程とを具備することを特徴とするドライエッチング方
    法。
  2. 【請求項2】 前記混合比が57〜70%の範囲領域で
    あることを特徴とする請求項1記載のドライエッチング
    方法。
  3. 【請求項3】 前記反応容器内のガス圧力は20mTo
    rr乃至100mTorr、前記基板温度は90℃以上
    としたことを特徴とする請求項1記載のドライエッチン
    グ方法。
  4. 【請求項4】 基板上にシリコン酸化膜を形成して、こ
    のシリコン酸化膜上に開口径が0.1μm以上の開口部
    を有するマスクパターンを形成し、フッ化炭素ガスと水
    素ガスとを含む混合ガスをプラズマ化して、該混合ガス
    により前記マスクパターンに沿って前記シリコン酸化膜
    をエッチングする方法であり、 所定時間エッチングした時における前記開口部の開口径
    に対する前記シリコン酸化膜のエッチング深さの依存性
    が、前記フッ化炭素ガスと水素ガスとの流量和に対する
    前記水素ガスの流量の比率が増加するにつれて、エッチ
    ング深さのばらつきが1割の範囲内におさまる領域か
    ら、開口径の小さい側でエッチング深さが急減する変化
    点が現れる領域を経て、再びエッチング深さのばらつき
    が1割の範囲内におさまる領域へと復帰する時の比率以
    上に前記水素ガスを添加して、前記変化点があらわれる
    開口径より小さな開口径を有する開口部が存在するマス
    クパターンに沿って、前記シリコン酸化膜を所望のエッ
    チング深さでエッチングすることを特徴とするドライエ
    ッチング方法。
  5. 【請求項5】 前記混合ガスのプラズマ化により、気相
    中にCF(X:0<x≦2)を主成分とする活性種を
    形成し、前記開口下のシリコン酸化膜表面においては、
    堆積膜の形成を抑制しながら前記シリコン酸化膜をエッ
    チングするものであることを特徴とする請求項4記載の
    ドライエッチング方法。
  6. 【請求項6】 基板上にシリコン酸化膜を形成して、こ
    のシリコン酸化膜上に開口径が0.1μm以上の開口部
    を有するマスクパターンを形成し、フッ化炭素ガスと水
    素ガスとを含む混合ガスをプラズマ化して、該混合ガス
    により前記マスクパターンに沿って前記シリコン酸化膜
    をエッチングする方法であり、 所定時間エッチングした時における前記開口部の開口径
    に対する前記シリコン酸化膜のエッチング深さの依存性
    が、前記フッ化炭素ガスと水素ガスとの流量和に対する
    前記水素ガスの流量の比率が増加するにつれて、エッチ
    ング深さのばらつきが1割の範囲内におさまる領域か
    ら、開口径の小さい側でエッチング深さが急減する変化
    点が現れる領域を経て、再びエッチング深さのばらつき
    が1割の範囲内におさまる領域へと復帰する時の比率以
    上に前記水素ガスを添加して、前記変化点があらわれる
    開口径以上の開口部および該開口径より小さな開口径を
    有する開口部が混在するマスクパターンに沿って、前記
    シリコン酸化膜を所望のエッチング深さでエッチングす
    ることを特徴とするドライエッチング方法。
  7. 【請求項7】 前記所望のエッチング深さは前記変化点
    に相当するエッチング深さ以上であることを特徴とする
    請求項6記載のドライエッチング方法。
  8. 【請求項8】 前記基板はシリコン基板または表面にシ
    リコン膜を形成した基板であり、前記エッチング工程
    は、シリコン酸化膜をシリコンに対して選択的にエッチ
    ングする工程であることを特徴とする請求項1又は4乃
    至6記載のドライエッチング方法。
  9. 【請求項9】 前記混合ガスのプラズマ化は、前記反応
    容器内に一対の平行平板型の電極を設置し、この電極間
    に高周波電力を印加すると共に、電界と直交する方向に
    磁界を印加し、前記両電極間にプラズマを生成せしめる
    工程であることを特徴とする請求項1又は4乃至6記載
    のドライエッチング方法。
  10. 【請求項10】 前記フッ化炭素ガスは、CFである
    ことを特徴とする請求項1又は4乃至6記載のドライエ
    ッチング方法。
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