JP3214128U - スーツケース - Google Patents
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Abstract
【課題】副収納部にものが収納されていても、主収納部へ簡便にものを出し入れできるようにしたスーツケースを提供する。【解決手段】本考案のスーツケースは、蓋体2の前面上部に矩形状の開口部が形成され、開口蓋3が2個のファスナーおよびファスナーによって開閉可能となっている。ファスナーを開いたときは、第1開口部5が開口し副収納部にアクセスでき、ファスナーを開いたときは第2開口部6が開口し、主収納部とアクセスできる。副収納部には主収納部と区画する隔壁7が形成され、モバイル機器など小物を収納するためのポケットが固設されている。【選択図】図4
Description
本考案は、簡便に小物の出し入れを行うため蓋体の前面に開口蓋を設けた硬質樹脂製のスーツケースに関するものである。
硬質樹脂製のスーツケースは、箱体と蓋体とからなり、丈夫にできているが、表面にはポケットなどがなく、ケース内に出し入れする場合は、横に寝かせた状態で蓋体を開口しなければならない。
そこで、蓋体にファスナーで開口できる副収納部を設けて、小物を簡便に出し入れできるようにしたものが開発されている(特許文献1参照)。
そこで、蓋体にファスナーで開口できる副収納部を設けて、小物を簡便に出し入れできるようにしたものが開発されている(特許文献1参照)。
特許文献1のスーツケースはケースを寝かせることなく、立てた姿勢のまま、開口蓋を開閉することができ、パソコンなどのモバイル機器や土産物を副収納部へ簡便に出し入れできる。
しかしながら、例えば、気候の違う所へ行く場合など、上着やコートの出し入れが必要になったり、土産物を買ったが副収納部が一杯である場合など、主収納部へ入れなくてはいけない場合がある。
なお、副収納部における主収納部との隔壁をファスナーで開口できるようにして、副収納部から主収納部へ物を出し入れできるようにしたものがあるが、副収納部に物が入っている場合は、小物を副収納部から取り出さなければならず、利用しにくいものである。
しかしながら、例えば、気候の違う所へ行く場合など、上着やコートの出し入れが必要になったり、土産物を買ったが副収納部が一杯である場合など、主収納部へ入れなくてはいけない場合がある。
なお、副収納部における主収納部との隔壁をファスナーで開口できるようにして、副収納部から主収納部へ物を出し入れできるようにしたものがあるが、副収納部に物が入っている場合は、小物を副収納部から取り出さなければならず、利用しにくいものである。
本考案は、上記の問題点を解消するため開発されたものであり、副収納部にものが収納されていても、主収納部へ簡便にものを出し入れできるようにしたスーツケースを提供することを目的としている。
上記の目的を解決するため、本考案のスーツケースは、次のように構成した。すなわち、箱体にヒンジで連結された蓋体の前面に開口部を形成し、該開口部にファスナーで開閉される開口蓋を設けた直方体状の硬質樹脂製のスーツケースにおいて、該ファスナーは二重に設けられ、外側のファスナーで開口される第1開口部には主収納部と隔離する隔壁と小物を収納するポケットを有する副収納部が形成され、内側のファスナーで開口される第2開口部は主収納部と連通されていることを特徴としている。
箱体と蓋体の開口部の形状および大きさは特に問わない。なお、第1開口部および第2開口部は、下側にヒンジを設けて、上側から開放される。また、出し入れする物は特に規制しないが、パソコンなどのモバイル機器の利用がかなり普及しているので、副収納部は、モバイル機器の専用収納部としてもよい。その場合は、請求項2に記載のように、ポケットは、モバイル機器の収納ができる大きさでクッション材を備え隔壁に付設された構成にするのが望ましい。
硬質樹脂製スーツケースは、キャスターと伸縮できるキャリーハンドルを備えたものが、一般的であるが、本考案は、特に、これを備えたものに限定するものではない。
また、開口蓋は、開口しすぎないように(30〜50度)、蓋体と開口蓋をベルトで連結するとよい。なお、開口部は、密封性を保つように構成する。
硬質樹脂製スーツケースは、キャスターと伸縮できるキャリーハンドルを備えたものが、一般的であるが、本考案は、特に、これを備えたものに限定するものではない。
また、開口蓋は、開口しすぎないように(30〜50度)、蓋体と開口蓋をベルトで連結するとよい。なお、開口部は、密封性を保つように構成する。
本考案のスーツケースは、蓋体の前面に二重のファスナーで開閉される開口蓋を設け、外側のファスナーで開口される第1開口部には主収納部と隔離する隔壁と小物を収納するポケットを有する副収納部が形成され、内側のファスナーで開口される第2開口部は主収納部と連通された構成としたので、副収納部にものが収納されているかどうかに拘らず、第2開口部を開閉して主収納部へ物の出し入れができ、スーツケースを寝かせて拡げることがなくなり、かつ、機内へ持ち込む荷物の量を減らすことができる。
また、請求項2に記載のように、小物物品を収納するポケットは、モバイル機器の収納ができる大きさでクッション材を備え隔壁に付設されているので、モバイル機器に振動や衝撃が加わり難く機器が保護される。
本考案のスーツケースの実施の形態を、図1〜図5に基づいて説明する。
図1は、本考案のスーツケースの全体を示す斜視図で、硬質樹脂からなる箱体1と蓋体2がヒンジで連結され、下端の四隅にキャスター20を備え、上部に取手17,18が設けられている。そして、蓋体2の上部側に開口蓋3が設けられている。なお、図中4は主ファスナー、5a,6aはファスナーである。
図1は、本考案のスーツケースの全体を示す斜視図で、硬質樹脂からなる箱体1と蓋体2がヒンジで連結され、下端の四隅にキャスター20を備え、上部に取手17,18が設けられている。そして、蓋体2の上部側に開口蓋3が設けられている。なお、図中4は主ファスナー、5a,6aはファスナーである。
図2は、ファスナー5aを開いて第1開口部5を開口したときの状態を示す斜視図で、図3はファスナー5aを閉じて、ファスナー6aを開いて第2開口部6を開口したときの状態を示す斜視図で、図4はファスナー5aおよびファスナー6aの両方を開いて第1開口部5と第2開口部6を開口したときの状態を示す斜視図である。また、図5は、さらに、主ファスナー4を開いた状態を示す斜視図である。
このスーツケースは、蓋体2の前面上部に矩形状の開口部が形成され、開口蓋3が下側に設けたヒンジで、上側から下方へ開閉できるように構成され、開口部には2個のファスナー5aおよびファスナー6aが設けられている。
ファスナー5aを開いたときは、図2に示すように第1開口部5が開口され、隔壁7によって主収納部と区画された一定の大きさの副収納部が形成されている。そして、隔壁7にはモバイル機器を収納するためのポケット10が固設されている。このポケット10にはクッションが付設されており、中央上部には小物が飛び出さないように保持するバンド11が設けられている。なお、隔壁7の変形を少なくするため、ファスナー6aの全周部に枠を入れても良い。
ファスナー5aを開いたときは、図2に示すように第1開口部5が開口され、隔壁7によって主収納部と区画された一定の大きさの副収納部が形成されている。そして、隔壁7にはモバイル機器を収納するためのポケット10が固設されている。このポケット10にはクッションが付設されており、中央上部には小物が飛び出さないように保持するバンド11が設けられている。なお、隔壁7の変形を少なくするため、ファスナー6aの全周部に枠を入れても良い。
開口蓋3の左右端には、開口蓋3の開口量を所定量に規制するため、中央にファスナー9aが設けられた係止布9が取り付けられている。
ファスナー5aを閉じて、ファスナー6aを開いた場合は、図3に示すように、第2開口部6すなわち、主収納部が開口される。なお、図3において、12は、衣類などを押さえるバンドである。また、図4は、ファスナー5aとファスナー6aの両方を開いた場合を示す図で、副収納部と主収納部との間で物の移動を行う場合などに便利である。
ファスナー5aを閉じて、ファスナー6aを開いた場合は、図3に示すように、第2開口部6すなわち、主収納部が開口される。なお、図3において、12は、衣類などを押さえるバンドである。また、図4は、ファスナー5aとファスナー6aの両方を開いた場合を示す図で、副収納部と主収納部との間で物の移動を行う場合などに便利である。
また、主ファスナー4を開いた場合は、図5に示すように、箱体1側の主収納部が開放される。図5において、14は、仕切壁で、バンド15で止められている。また、16はポケット用のファスナーである。なお、図5においては、第1開口部および第2開口部とも開口した状態を示しているが、実際には、主ファスナー4を開く場合は第1開口部および第2開口部は、閉じられた状態で行われる。
次に、このように構成された本考案のスーツケースの作用について説明する。
まず、旅行用品などを収納するときは、従来と同様、スーツケースを横に寝かせた状態で蓋体2を開いて荷物を収納する。
そして、モバイル機器や土産物の収納するときは、スーツケースを立てた状態で、ファスナー5aを開いて、ポケット10に挿入すればよい。また、上着やコートなど、出し入れが予想されるものは、ファスナー6aを開いて取り出せるように主収納部に収納してバンド12で保持する。
これにより、例えば、気候の違う場所に行って、帰ってきたときに上着やコートをファスナー6aを開いて主収納部から出し入れできる。
まず、旅行用品などを収納するときは、従来と同様、スーツケースを横に寝かせた状態で蓋体2を開いて荷物を収納する。
そして、モバイル機器や土産物の収納するときは、スーツケースを立てた状態で、ファスナー5aを開いて、ポケット10に挿入すればよい。また、上着やコートなど、出し入れが予想されるものは、ファスナー6aを開いて取り出せるように主収納部に収納してバンド12で保持する。
これにより、例えば、気候の違う場所に行って、帰ってきたときに上着やコートをファスナー6aを開いて主収納部から出し入れできる。
なお、上記の実施の形態においては、収納する小物をモバイル機器として説明したが、本考案はこれに限るものではなく、収納したり、取出したりすることが考えられるものであればよい。
1 箱体
2 蓋体
3 開口蓋
4 主ファスナー
5 第1開口部
5a ファスナー
6 第2開口部
6a ファスナー
7 隔壁
9 係止布
9a ファスナー
10 ポケット
11 バンド
12 止ベルト
14 仕切壁
15 止バンド
16 ファスナー
17 把手
18 把手
20 キャスター
2 蓋体
3 開口蓋
4 主ファスナー
5 第1開口部
5a ファスナー
6 第2開口部
6a ファスナー
7 隔壁
9 係止布
9a ファスナー
10 ポケット
11 バンド
12 止ベルト
14 仕切壁
15 止バンド
16 ファスナー
17 把手
18 把手
20 キャスター
Claims (2)
- 箱体にヒンジで連結された蓋体の前面に開口部を形成し、該開口部にファスナーで開閉される開口蓋を設けた直方体状の硬質樹脂製のスーツケースにおいて、該ファスナーは二重に設けられ、外側のファスナーで開口される第1開口部には主収納部と隔離する隔壁と小物を収納するポケットを有する副収納部が形成され、内側のファスナーで開口される第2開口部は主収納部と連通されていることを特徴とするスーツケース。
- 前記副収納部における小物物品を収納するポケットは、モバイル機器の収納ができる大きさでクッション材を備え隔壁に付設されたことを特徴とする請求項1記載のスーツケース。
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JP2017004640U JP3214128U (ja) | 2017-10-11 | 2017-10-11 | スーツケース |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2017004640U JP3214128U (ja) | 2017-10-11 | 2017-10-11 | スーツケース |
Publications (1)
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN109527747A (zh) * | 2018-11-29 | 2019-03-29 | 嘉兴市摩登旅游用品有限公司 | 一种内部为多层结构的新型行李箱 |
TWI674854B (zh) * | 2018-09-05 | 2019-10-21 | 大陸商中山皇冠皮件有限公司 | 行李箱 |
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