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JP3213631U - 正逆回転速度調整式気動工具 - Google Patents

正逆回転速度調整式気動工具 Download PDF

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JP3213631U
JP3213631U JP2017003474U JP2017003474U JP3213631U JP 3213631 U JP3213631 U JP 3213631U JP 2017003474 U JP2017003474 U JP 2017003474U JP 2017003474 U JP2017003474 U JP 2017003474U JP 3213631 U JP3213631 U JP 3213631U
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hole
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明達 鄭
明達 鄭
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冠億齒輪股▲分▼有限公司
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Abstract

【課題】時計回りまたは逆時計回りの回転速度を調整することができる正逆回転速度調整式気動工具を提供する。【解決手段】シリンダー20及び調整ボタン50を有し、シリンダー20は、第一チャンバーと、第二チャンバーと、内部と外部とを連通させる空気排出穴26、27を備え、調整ボタン50は、回転可能にシリンダーカバーに嵌め込まれると共に、内部に形成される流通空間と、該流通空間と空気排出穴26、27とを連通させる排出穴56と、それぞれの内径が異なると共に、該流通空間と第一チャンバーとを連通させる複数の第一調整貫通穴57Aと、それぞれの内径が異なると共に、流通空間と第二チャンバーとを連通させる複数の第二調整貫通穴57Bとを備え、この構成によれば、既存の気動工具が一方向の回転速度しか調節できない問題を解決できると共に、気動工具の正逆回転速度を調整することができる。【選択図】図4

Description

本考案は、特に時計回りまたは逆時計回りの回転速度を調整することができる気動工具に関するものである。
気動工具は、圧縮空気を動力として、ねじやナットなどの部品を締め付けたり緩めたりする工具であり、それを利用すれば、取付作業や取外し作業を手軽に行うことができる。既存の気動工具は、その内部に、シリンダーと、該シリンダーの回転方向を切り替えるための切り替え弁と、その先端に取り付けられると共に、該シリンダーにより駆動する出力軸を有し、使用する時は、切り替え弁により空気の流れ方向を制御することにより、出力軸を時計回りまたは逆時計回りに回転させるので、ねじやナットなどの部品を締め付けたり緩めたりすることができる。
近年の科学技術の進歩に伴い、既存の気動工具では、その後端に回転速度を調整するための機構が設置されるが、ねじは殆ど右回りであることから、その回転速度の調節機構は、時計回りの回転速度しか調節できなかった。
しかしながら、右回りのねじなどの固定部材は、回転または振動により緩んでしまうという問題があることから、左回りのねじなどの固定部材の普及により、既存の気動工具に、逆時計回りの回転速度を調整する機構が必要となるので、改良する必要があった。
本考案に係る正逆回転速度調整式気動工具は、
シリンダーカバーと、
前記シリンダーカバーの内部に取り付けられ、内部に形成される収容空間と、それぞれが該収容空間と連通する第一チャンバー及び第二チャンバーと、その内部と外部とを連通させる少なくとも1つの空気排出穴を備える、シリンダーと、
回転可能に前記シリンダーカバーに嵌め込まれると共に、内部に形成される流通空間と、該流通空間と前記少なくとも1つの空気排出穴とを連通させる排出穴と、それぞれの内径が異なると共に、該流通空間と第一チャンバーとを連通させる複数の第一調整貫通穴と、それぞれの内径が異なると共に、流通空間と第二チャンバーとを連通させる複数の第二調整貫通穴とを備える調整ボタン、を有するものである。
かかる正逆回転速度調整式気動工具において、
前記シリンダーは、第一チャンバーと連通する第一連通穴及び、第二チャンバーと連通する第二連通穴を備え、
前記複数の第一調整貫通穴は、第一連通穴を介して第一チャンバーと連通し、
前記複数の第二調整貫通穴は、第二連通穴を介して第二チャンバーと連通することが好ましい。
かかる正逆回転速度調整式気動工具において、
前記シリンダーに複数の係合凹部が形成され、
前記調整ボタンに取付穴が形成され、該取付穴に、圧縮バネ及び係合部材が取り付けられ、
該係合部材は、圧縮バネの弾力によりそのうちの1つの係合凹部に当接することが好ましい。
かかる正逆回転速度調整式気動工具において、
前記シリンダーに切り欠き口が形成され、
前記調整ボタンに挿設穴が形成され、該挿設穴は、調整ボタンの径方向に沿って取付穴と相対し、該挿設穴にピンが挿設され、そのピンが切り欠き口から突出することにより、該ピンの移動範囲が切り欠き口に制限されることが好ましい。
かかる正逆回転速度調整式気動工具において、
前記シリンダーの少なくとも1つの空気排出穴は、長型空気排出穴及び短型空気排出穴の2つであり、
前記排出穴が、長型空気排出穴または短型空気排出穴と連通することが好ましい。
かかる正逆回転速度調整式気動工具において、
前記シリンダーカバーは、複数の標示マークを備え、
前記複数の係合凹部の位置は、標示マークの位置と一致していることが好ましい。
本考案の正逆回転速度調整式気動工具には、以下に示すようなメリットを有する。
1. 本考案に係る正逆回転速度調整式気動工具において、シリンダー20における第一チャンバー22A及び第二チャンバー22Bはそれぞれ、調整ボタン50にあるそれぞれの内径が異なる複数の第一調整貫通穴57A及び複数の第二調整貫通穴57Bと連通することにより、両方向の回転速度を調整することができ、すなわち、時計回りや逆時計回りの回転速度を調整することができることから、使用者が出力を自由に調整することができる。
2. 本考案に係る正逆回転速度調整式気動工具は、取付穴54に圧縮バネE及び係合部材Kが取り付けられることから、その圧縮バネEの弾力により、係合部材Kをシリンダー20の係合凹部28にと当接するように位置決めることができるので、誤接触などの原因で調整ボタン50が回転することはない。
3. 本考案に係る正逆回転速度調整式気動工具は、調整ボタン50の挿設穴55にピンPが挿設されると共に、該ピンPがシリンダー20の切り欠き口29から突出することから、該ピンPの移動範囲が切り欠き口29に制限されるので、調整ボタン50の回動範囲を制限することができる。
4. 本考案に係る正逆回転速度調整式気動工具は、シリンダー20に長型空気排出穴26及び短型空気排出穴27が形成されることにより調整ボタン50の排出穴56がシリンダー20の短型空気排出穴27と連通するので、圧縮空気をシリンダー20の外部へ排出することができる。
本考案の実施例の斜視図である。 本考案の実施例の他の斜視図である。 本考案の実施例の部分断面図である。 本考案の実施例の部分分解斜視図である。 本考案の実施例の後面視断面操作説明図である。 本考案の実施例の後面視断面操作説明図である。 本考案の実施例の後面視断面操作説明図である。 本考案の実施例の後面視断面操作説明図である。
以下、添付図面を参照して本考案の好適な実施の形態を詳細に説明する。尚、下記実施例は、本考案の好適な実施の形態を示したものにすぎず、本考案の技術的範囲は、下記実施例そのものに何ら限定されるものではない。
図1及び図2に示すように、本考案に係る正逆回転速度調整式気動工具の実施例は、ケースと、シリンダー20と、切り替え弁30と、制御部材40と、調整ボタン50を有し、そのうち、ケースは、シリンダーカバー10及びグリップ部を備え、該シリンダー20は、シリンダーカバー10の内部に取り付けられ、該切り替え弁30は、グリップ部の内部に取り付けられ、該調整ボタン50は、回転可能にシリンダーカバー10に取り付けられ、該制御部材40は、切り替え弁30に連動するように、移動可能にグリップ部に取り付けられる。
図1乃至図3に示すように、前記シリンダーカバー10は、中空状を呈し、その後側面に円形のボタン穴11が形成され、該ボタン穴11の周囲に複数の標示マーク12が所定の間隔で弧状に配列される。尚、本実施例では、複数の標示マーク12が4つであり、それぞれの寸法が異なる円形の凹んだ穴であり、図5に示すように、その4つの標示マーク12はそれぞれ、その寸法の小さいマークから大きいマークとなるように、或いは、大きいマークから小さいマークとなるように配列される。
図1、図3、図4に示すように、前記シリンダー20は、シリンダーカバー10の内部に取り付けられ、その軸方向の後端に第一端201が設けられると共に、軸方向の前端に第二端202が設けられ、該シリンダー20の内部に亘って収容空間21が形成され、該収容空間21に回転子Rが設置され、該シリンダー20の前端面における収容空間21の下側に、第一チャンバー22A及び第二チャンバー22Bがそれぞれ第二端202から第一端201へ延出し且つ並列するように凹設され、該収容空間21の内周面における、第一チャンバー22Aと対応する箇所に、複数の第一空気進入口23Aが第一チャンバー22Aと連通するように形成され、該収容空間21の内周面における、第二チャンバー22Bと対応する箇所に、複数の第二空気進入口23Bが第二チャンバー22Bと連通するように形成される。この構成によれば、該第一チャンバー22Aは、複数の第一空気進入口23Aを介して収容空間21と連通することが可能となり、該第二チャンバー22Bは、複数の第二空気進入口23Bを介して収容空間21と連通することが可能となる。また、前記シリンダー20の外周面に、第一チャンバー22Aと連通する第一空気進入穴24Aが形成され、第二チャンバー22Bと連通する第二空気進入穴24Bが形成される。
図4及び図5に示すように、前記シリンダー20の第一端201側の内周面に、第一チャンバー22Aと連通する第一連通穴25A、及び第二チャンバー22Bと連通する第二連通穴25Bが形成され、該シリンダー20における第一端201の近傍の周壁に、収容空間21と連通する長型空気排出穴26及び短型空気排出穴27が形成され、該シリンダー20における第一端201の内周面に、複数の係合凹部28が形成され、それらの係合凹部28はそれぞれ、シリンダーカバー10の複数の標示マーク12と対応するように配置される。尚、本実施例においては、係合凹部28の数量及び位置が、標示マーク12の数量及び位置と一致する、つまり4つであることが好ましい。さらに、前記シリンダー20における第一端201の外周縁に、切り欠き口29が第一端201から第二端202に向かって形成され、該切り欠き口29は、長弧状を呈する。
図1、図3、図4に示すように、前記切り替え弁30は、シリンダー20の下側に取り付けられ、該上端から下端に亘って断面半円形のチャネル31が形成され、該切り替え弁30がシリンダーカバー10に対して回動することにより、該チャネル31をシリンダー20の第一空気進入穴24Aまたは第二空気進入穴24Bと連通させる。
前記制御部材40は、切り替え弁30に取り付けられ、該制御部材40を横方向に移動させると、切り替え弁30がシリンダーカバー10に対して回動してチャネル31を第一空気進入穴24Aまたは第二空気進入穴24Bに対応して連通させる。この構成によれば、圧縮空気が第一空気進入穴24Aから第一チャンバー22Aに流入して複数の第一空気進入口23Aを介して収容空間21に進入すると、回転子Rを時計回りに回転させ、或いは、圧縮空気が第二空気進入穴24Bから第二チャンバー22Bに流入して複数の第二空気進入口23Bを介して収容空間21に進入すると、回転子Rを逆時計回りに回転させる。尚、この切り替え弁30及び制御部材40を操作して気動工具を時計回りまたは逆時計回り回転させることは、周知の技術であることから、詳細な説明は省略する。
図2、図4、図5に示すように、前記調整ボタン50は、ボタン穴11を露出させるように、回転可能にシリンダーカバー10の後端面に嵌め込まれ、底板51と、環状壁52と、操作部53と、取付穴54と、挿設穴55と、排出穴56と、複数の第一調整貫通穴57Aと、複数の第二調整貫通穴57Bを備え、該底板51は、環状周面511を含み、該環状壁52は、その軸方向に沿って底板51の内面からシリンダー20の第一端201に延設されることにより、該環状壁52の内壁と底板51との間に流通空間Sが構成され、該操作部53は、一字形を呈するように底板51の外側に設けられ、その両端が径方向に沿って相対するように設けられ、そのうちの一端近傍に方指示マーク531が設けられ、該方向指示マーク531は、シリンダーカバー10の複数の標示マーク12のうちの1つを指し示す。
前記取付穴54は、操作部53の方向指示マーク531の位置に対応するように、調整ボタン50の径方向に沿って底板51の環状周面511に凹設され、該取付穴54の内部に圧縮バネE及び係合部材Kが取り付けられ、該係合部材Kは、圧縮バネEの弾力により標示マーク12と対応している係合凹部28に当接される。すなわち、前記圧縮バネEにより係合部材Kを4つの係合凹部28のうちの1つに係合させる。この構成によれば、調整ボタン50の位置決め効果を有するので、誤接触などの原因により調整ボタン50が回転することはない。また、前記挿設穴55は、調整ボタン50の径方向に沿って底板51の環状周面511に凹設され、該挿設穴55及び取付穴54は、調整ボタン50の径方向に相対するように位置し、該挿設穴55にピンPが挿設され、該ピンPがシリンダー20の切り欠き口29から突出することにより、該ピンPの移動範囲を制限し、それにより、調整ボタン50の回動範囲を制限する。
前記排出穴56は、長型の穴であり、調整ボタン50の環状壁52に形成され、第一端部561及び第二端部562を備える。また、前記複数の第一調整貫通穴57Aは、それぞれの内径が異なり、それらは等角度に配置されると共に、流通空間Sと連通するように、調整ボタン50の環状壁52に形成され、一方、前記複数の第二調整貫通穴57Bは、それぞれの内径が異なり、それらは等角度に配置されると共に、流通空間Sと連通するように、調整ボタン50の環状壁52に形成される。更に、前記複数の第一調整貫通穴57Aは、排出穴56の第一端部561の近傍に配置され、前記複数の第二調整貫通穴57Bは、排出穴56の第二端部562の近傍に配置される。
図5に示すように、本考案の実施例においては、前記複数の第一調整貫通穴57Aの数量が3つであり、その3つの第一調整貫通穴57Aは、内径寸法の大きいものから小さいものの順でかつ排出穴56の第一端部561へ逆時計回りに配列され、一方、前記複数の第二調整貫通穴57Bの数量は3つであり、その3つの第一調整貫通穴57Aは、内径寸法の小さいものから大きいものの順でかつ排出穴56の第二端部562へ時計回りに配列され、その内径が異なる3つの第一調整貫通穴57A及び3つの第二調整貫通穴57Bはそれぞれ、異なる空気排出量に制御することができ、或いは、その調整ボタン50の環状壁52で第一連通穴25A及び第二連通穴25Bを遮蔽して排気させないこともできる。
本考案に係る気動工具は、調整ボタン50を切り替えることにより、四つの操作状態に使用できるので、その操作状態を表示するために、4の標示マーク12及び4つの係合凹部28を備え、以下にて説明する。
図5に示すように、その調整ボタン50を回して、操作部53の方向指示マーク531を、シリンダーカバー10の内径が最も小さい標示マーク12に合わせると、調整ボタン50の3つの第一調整貫通穴57Aのうちの内径が最も大きい第一調整貫通穴57Aがシリンダー20の第一連通穴25Aと連通すると共に、調整ボタン50の3つの第二調整貫通穴57Bのうちの内径が最も大きい第二調整貫通穴57Bがシリンダー20の第二連通穴25Bと連通し、調整ボタン50の排出穴56がシリンダー20の短型空気排出穴27と連通する。
そして、その圧縮空気が切り替え弁30のチャネル31からシリンダー20の第一空気進入穴24Aを介して第一チャンバー22Aに入ると、第一チャンバー22Aにおける圧縮空気の一部が、シリンダー20の第一連通穴25A及び内径が最も大きい第一調整貫通穴57Aを通って調整ボタン50の流通空間Sに送られて、排出穴56及び短型空気排出穴27を通ってシリンダー20から排出され、第一チャンバー22Aにある圧縮空気の他の一部が、複数の第一空気進入口23Aを通って収容空間21に送られて回転子Rを回転させる。
一方、その圧縮空気がチャネル31から第二空気進入穴24Bを介してシリンダー20の第二チャンバー22Bに入ると、第二チャンバー22Bにある圧縮空気の一部が、シリンダー20の第二連通穴25B及び内径が最も大きい第二調整貫通穴57Bを通って調整ボタン50の流通空間Sに送られ、排出穴56及び短型空気排出穴27を通ってシリンダー20から排出される。この時、第二チャンバー22Bにおける圧縮空気の他の一部は、複数の第二空気進入口23Bを通って収容空間21に送られて回転子Rを回転させる。
尚、その内径が最も大きい第一調整貫通穴57Aが第一チャンバー22Aと連通する場合、或いは、その内径が最も大きい第二調整貫通穴57Bが第二チャンバー22Bと連通する場合は、調整ボタン50の流通空間Sから排出される圧縮空気量が極めて多くなることから、極めて少ない圧縮空気により収容空間21の回転子Rを回転させることになるので、出力が極めて小さくなる。
図6に示すように、方向指示マーク531をシリンダーカバー10の内径が最も大きい標示マーク12に合わせると、調整ボタン50の環状壁52が第一連通穴25A及び第二連通穴25Bを遮蔽することから、第一チャンバー22Aにある圧縮空気と第二チャンバー22Bに圧縮空気とも、調整ボタン50の流通空間Sに送られることはないので、圧縮空気を排出することもない。故に、全ての圧縮空気を利用して収容空間21の回転子Rを最も大きな出力で回転させることができる。
図7に示すように、その方向指示マーク531をシリンダーカバー10の内径が二番目に小さい標示マーク12に合わせると、3つの第一調整貫通穴57Aのうちの二番目に大きい第一調整貫通穴57Aがシリンダー20の第一連通穴25Aと連通すると共に、3つの第二調整貫通穴57Bのうちの内径が二番目に大きい第二調整貫通穴57Bがシリンダー20の第二連通穴25Bと連通し、調整ボタン50の排出穴56がシリンダー20の長型空気排出穴26及び短型空気排出穴27と連通することから、第一チャンバー22Aにある圧縮空気が、内径が二番目に大きい第一調整貫通穴57Aを通って排出されると共に、第二チャンバー22Bにある圧縮空気が、内径が二番目に大きい第二調整貫通穴57Bを通って排出される。
図8に示すように、その方向指示マーク531を、シリンダーカバー10の内径が二番目に大きい標示マーク12に合わせると、3つの第一調整貫通穴57Aのうちの最も小さい第一調整貫通穴57Aがシリンダー20の第一連通穴25Aと連通すると共に、3つの第二調整貫通穴57Bのうちの最も小さい第二調整貫通穴57Bがシリンダー20の第二連通穴25Bと連通し、調整ボタン50の排出穴56がシリンダー20の長型空気排出穴26及び短型空気排出穴27と連通することから、第一チャンバー22Aにある圧縮空気が、内径が最も小さい第一調整貫通穴57Aを通って排出されると共に、第二チャンバー22Bにある圧縮空気が、内径が最も小さい第二調整貫通穴57Bを通って排出される。
故に、図7及び図8に示した構成によれば、上述した操作により、最大値から最小値までの出力を自由に調整することができる。
本考案に係る正逆回転速度調整式気動工具は、前記シリンダー20に第一連通穴25A、第二連通穴25B、長型空気排出穴26、短型空気排出穴27が設置されると共に、該調整ボタン50に、排出穴56、3つの第一調整貫通穴57A、3つの第二調整貫通穴57Bが設置されることから、シリンダー20の第一連通穴25A及び第二連通穴25Bがそれぞれ、調整ボタン50の第一調整貫通穴57A及び第二調整貫通穴57Bと連通しているので、気動工具を正逆回転速度を調整することができる。更に、本考案に係る正逆回転速度調整式気動工具は、既存の気動工具と比べ、時計回り及び逆時計回りの回転速度を調整できることから、右回りのねじや左回りのねじを締める場合に、出力の強さを自由に調節することができるので、実用性が非常に高い。
10 シリンダーカバー
11 ボタン穴
12 標示マーク
20 シリンダー
201 第一端
202 第二端
21 収容空間
22A 第一チャンバー
22B 第二チャンバー
23A 第一空気進入口
23B 第二空気進入口
24A 第一空気進入穴
24B 第二空気進入穴
25A 第一連通穴
25B 第二連通穴
26 長型空気排出穴
27 短型空気排出穴
28 係合凹部
29 切り欠き口
30 切り替え弁
31 チャネル
40 制御部材
50 調整ボタン
51 底板
511 環状周面
52 環状壁
53 操作部
531 方向指示マーク
54 取付穴
55 挿設穴
56 排出穴
561 第一端部
562 第二端部
57A 第一調整貫通穴
57B 第二調整貫通穴
R 回転子
E 圧縮バネ
K 係合部材
P ピン
S 流通空間

Claims (8)

  1. シリンダーカバーと、
    前記シリンダーカバーの内部に取り付けられ、内部に形成される収容空間と、それぞれが該収容空間と連通する第一チャンバー及び第二チャンバーと、その内部と外部とを連通させる少なくとも1つの空気排出穴を備える、シリンダーと、
    回転可能に前記シリンダーカバーに嵌め込まれると共に、内部に形成される流通空間と、該流通空間と前記少なくとも1つの空気排出穴とを連通させる排出穴と、それぞれの内径が異なると共に、該流通空間と第一チャンバーとを連通させる複数の第一調整貫通穴と、それぞれの内径が異なると共に、流通空間と第二チャンバーとを連通させる複数の第二調整貫通穴とを備える調整ボタン、を有することを特徴とする正逆回転速度調整式気動工具。
  2. 前記シリンダーは、第一チャンバーと連通する第一連通穴及び、第二チャンバーと連通する第二連通穴を備え、
    前記複数の第一調整貫通穴は、第一連通穴を介して第一チャンバーと連通し、
    前記複数の第二調整貫通穴は、第二連通穴を介して第二チャンバーと連通することを特徴とする請求項1に記載の正逆回転速度調整式気動工具。
  3. 前記シリンダーに複数の係合凹部が形成され、
    前記調整ボタンに取付穴が形成され、該取付穴に、圧縮バネ及び係合部材が取り付けられ、
    該係合部材は、圧縮バネの弾力によりそのうちの1つの係合凹部に当接することを特徴とする請求項2に記載の正逆回転速度調整式気動工具。
  4. 前記シリンダーに切り欠き口が形成され、
    前記調整ボタンに挿設穴が形成され、該挿設穴は、調整ボタンの径方向に沿って取付穴と相対し、該挿設穴にピンが挿設され、そのピンが切り欠き口から突出することにより、該ピンの移動範囲が切り欠き口に制限されることを特徴とする請求項3に記載の正逆回転速度調整式気動工具。
  5. 前記シリンダーの少なくとも1つの空気排出穴は、長型空気排出穴及び短型空気排出穴の2つであり、
    前記排出穴が、長型空気排出穴または短型空気排出穴と連通することを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の正逆回転速度調整式気動工具。
  6. 前記シリンダーカバーは、複数の標示マークを備え、
    前記複数の係合凹部の位置は、標示マークの位置と一致していることを特徴とする請求項5に記載の正逆回転速度調整式気動工具。
  7. 前記シリンダーに複数の係合凹部が形成され、
    前記調整ボタンに取付穴が形成され、該取付穴に、圧縮バネ及び係合部材が取り付けられ、
    該係合部材は、圧縮バネの弾力によりそのうちの1つの係合凹部に当接することを特徴とする請求項1に記載の正逆回転速度調整式気動工具。
  8. 前記シリンダーに切り欠き口が形成され、
    前記調整ボタンに挿設穴が形成され、該挿設穴は、調整ボタンの径方向に沿って取付穴と相対し、該挿設穴にピンが挿設され、そのピンが切り欠き口から突出することにより、該ピンの移動範囲を制限することを特徴とする請求項1または2に記載の正逆回転速度調整式気動工具。
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