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JP3212753B2 - Mri装置を用いた撮像装置 - Google Patents

Mri装置を用いた撮像装置

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Publication number
JP3212753B2
JP3212753B2 JP10455993A JP10455993A JP3212753B2 JP 3212753 B2 JP3212753 B2 JP 3212753B2 JP 10455993 A JP10455993 A JP 10455993A JP 10455993 A JP10455993 A JP 10455993A JP 3212753 B2 JP3212753 B2 JP 3212753B2
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moving
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JP10455993A
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JPH06311977A (ja
Inventor
英二 吉留
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ジーイー横河メディカルシステム株式会社
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Filing date
Publication date
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  • Magnetic Resonance Imaging Apparatus (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、MRI装置を用いた
撮像装置に関し、さらに詳しくは、撮像対象範囲がMR
I装置の撮像可能領域より大きい場合でもMRI装置で
撮像することを可能にした撮像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】MRI装置とそのMRI装置のボア内を
通過させるべく被検体を移動させる移動装置とからなる
撮像装置は、例えば特開昭63−272335号公報に
開示されている。この従来の撮像装置は、撮像面が移動
方向に平行な場合に、まず、被検体Gの移動を停止して
撮像し、移動方向の長さTの第1の画像を得る。次に、
距離Tだけ移動してから再び停止して撮像し、移動方向
の長さTの第2の画像を得る。これをM回繰り返し、得
られた第1から第MまでのM枚の画像を継ぎ合せて、長
さMTの画像を得るものである。図16に、上記従来の
撮像装置の構成概念図を示す。Gは被検体(患者)、6
0は被検体Gを移動させるクレードル、50はMRI装
置、50aはボア、50bは撮像可能領域である。51
は、クレードル60による被検体Gの移動と,MRI装
置50による撮像とを、交互に実行させる移動・撮像交
互実行部であり、MRI装置50の一部である。また、
52は、画像継ぎ合せ部であり、MRI装置50の一部
である。移動・撮像交互実行部51は、部分領域R
(1),R(2),R(3)を順に撮像可能領域50bに入
れ、停止し、撮像し、図17に示す画像Z1,Z2,Z
3を得る。そして、画像継ぎ合せ部52は、画像Z1,
Z2,Z3を継ぎ合せて、撮像可能領域50bより大き
い移動方向長さLをもつ1つの画像ZLを作成する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の撮像装置で
は、第1から第MまでのM枚の画像を別個に得る必要が
あるため、M回の再構成演算処理が必要となり、処理時
間が長くかかる問題点がある。また、モーションアーチ
ファクトと呼ばれる虚像やぼけを回避するためにMRI
装置により撮像する毎に移動装置を停止しているが、移
動をたびたび停止することは、効率を低下させる問題点
がある。そこで、この発明の第1の目的は、M枚の画像
を継ぎ合せた画像を1回の再構成演算処理で得ることが
出来る撮像装置を提供することにある。また、この発明
の第2の目的は、上記第1の目的に加えて、被検体の移
動を停止することなく、MRI装置で撮像することが出
来る撮像装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】第1の観点では、この発
明は、MRI装置とそのMRI装置のボア内を通過させ
るべく被検体とMRI装置とを相対移動させる移動装置
とからなる撮像装置において、(a)撮像対象範囲の相
対移動方向長さがMRI装置の撮像可能領域の相対移動
方向長さより大きい場合に、前記撮像対象範囲を複数の
部分領域に分割し、各部分領域の相対移動方向長さが前
記撮像可能領域の相対移動方向長さより小さいか等しく
し、被検体を移動して前記部分領域の一つを前記撮像可
能領域に入れては停止し前記撮像対象範囲の全体を撮像
するのと同じ勾配とサンプリング数のシーケンスにより
エコーデータを収集することを、各部分領域について繰
り返す移動・撮像交互実行手段と、(b)得られた複数
のエコーデータに、各部分領域の前記撮像対象範囲に対
する位置に応じた位相補正を施す位相補正手段と、
(c)位相補正後の各エコーデータを加算するエコーデ
ータ加算手段とを具備したことを特徴とする撮像装置を
提供する。
【0005】第2の観点では、MRI装置とそのMRI
装置のボア内を通過させるべく被検体とMRI装置とを
相対移動させる移動装置とからなる撮像装置において、
(a)撮像対象範囲の相対移動方向長さがMRI装置の
撮像可能領域の相対移動方向長さより大きい場合に、前
記撮像対象範囲を複数の部分領域に分割し、各部分領域
の相対移動方向長さが前記撮像可能領域の相対移動方向
長さより小さいか等しくし、前記撮像可能領域の移動方
向の長さMwから一つの部分領域の移動方向の長さGw
を減じたものを、前記撮像対象範囲の全体の1画像分の
データを収集する時間Mtで除算した商(Mw−Gw)
/Mtより小さいか等しい速度Gvで被検体を移動しつ
つ、一つの部分領域が前記撮像可能領域に入っている間
に前記撮像対象範囲の全体を撮像するのと同じ勾配とサ
ンプリング数のシーケンスによりエコーデータを収集す
ることを、各部分領域について繰り返す移動・撮像同時
実行手段と、(b)得られた複数のエコーデータに、各
部分領域の前記撮像対象範囲に対する位置に応じた位相
補正を施す位相補正手段と、(c)位相補正後の各エコ
ーデータを加算するエコーデータ加算手段とを具備した
ことを特徴とする撮像装置を提供する。
【0006】
【作用】上記第1の観点による撮像装置では、移動・撮
像交互実行手段が、撮像対象範囲の相対移動方向長さが
MRI装置の撮像可能領域の相対移動方向長さより大き
い場合に、前記撮像対象範囲を複数の部分領域に分割す
る。ただし、各部分領域の相対移動方向長さは、前記撮
像可能領域の相対移動方向長さより小さいか等しくす
る。そして、被検体を移動して前記部分領域の一つを前
記撮像可能領域に入れて停止し、前記撮像対象範囲の全
体を撮像するのと同じ勾配とサンプリング数のシーケン
スによりエコーデータを収集する。これを各部分領域に
ついて繰り返し、複数のエコーデータを得る。ただし、
これら複数のエコーデータの位相は、撮像対象範囲に対
する各部分領域の位置が異なるにもかかわらず、同じ位
相になっている。そこで、位相補正手段は、各部分領域
の前記撮像対象範囲に対する位置に応じた位相補正を施
し、撮像対象範囲に対する位置と位相の関係を正しくす
る。次に、エコーデータ加算手段は、位相補正後の各エ
コーデータを加算する。以上により、撮像対象範囲の全
体を撮像したのと等価なエコーデータが得られるので、
これに対して再構成演算処理を行えば、撮像対象範囲の
全体の画像が得られる。そこで、複数の画像を継ぎ合せ
た画像を、1回の再構成演算処理で得ることが出来るよ
うになる。
【0007】上記第2の観点による撮像装置では、移動
・撮像同時実行手段が、撮像対象範囲の相対移動方向長
さがMRI装置の撮像可能領域の相対移動方向長さより
大きい場合に、前記撮像対象範囲を複数の部分領域に分
割する。ただし、各部分領域の相対移動方向長さは、前
記撮像可能領域の相対移動方向長さより小さいか等しく
する。そして、被検体を移動して前記部分領域の一つを
前記撮像可能領域に入れ、被検体を移動しつつ前記撮像
対象範囲の全体を撮像するのと同じ勾配とサンプリング
数のシーケンスによりエコーデータを収集する。ただ
し、MRI装置の撮像可能領域の移動方向の長さMwか
ら一つの部分領域の移動方向の長さGwを減じたもの
を、撮像対象範囲の全体の1画像分のデータを収集する
時間Mtで除算した商(Mw−Gw)/Mtより小さい
か等しい速度Gvで移動させるものとする。これを各部
分領域について繰り返し、複数のエコーデータを得る。
これら複数のエコーデータの位相は、撮像対象範囲に対
する各部分領域の位置が異なるにもかかわらず、同じ位
相になっている。そこで、位相補正手段は、各部分領域
の前記撮像対象範囲に対する位置に応じた位相補正を施
し、撮像対象範囲に対する位置と位相の関係を正しくす
る。次に、エコーデータ加算手段は、位相補正後の各エ
コーデータを加算する。以上により、撮像対象範囲の全
体を撮像したのと等価なエコーデータが得られるので、
これに対して再構成演算処理を1回行えば、撮像対象範
囲の全体の画像が得られる。上記条件の速度Gvであれ
ば、被検体が撮像可能領域にある間に部分領域の1画像
分のデータを収集できる。また、MRI装置で例えばM
t=数100ms以内の超高速撮像を行えば、速度Gv
が実用的な速度でも被検体の移動は小さいので、モーシ
ョンアーチファクトと呼ばれる虚像やぼけが少なく、画
質はそれほど劣化しない。従って、被検体を連続的に移
動しながら撮像できることとなり、効率を向上すること
が出来る。そして、複数の画像を継ぎ合せた画像を、1
回の再構成演算処理で得ることが出来るようになる。
【0008】
【実施例】以下、図に示す実施例に基づいてこの発明を
さらに詳細に説明する。なお、これによりこの発明が限
定されるものではない。図1は、この発明の一実施例の
MRI装置を用いた撮像装置1の構成概念図である。G
は被検体(患者)、20は被検体Gを移動させるクレー
ドル、10はMRI装置、10aはボア、10bは撮像
可能領域である。MRI装置10は、移動・撮像交互実
行部31と、SAT印加部32と、位相補正部34と、
エコーデータ加算部35と、オブリーク時撮像可能領域
移動部36とを備えている。
【0009】図2は、移動・撮像交互実行部31とSA
T印加部32とにより実行するデータ収集処理の動作の
フロー図である。31の付くステップ番号の処理は移動
・撮像交互実行部31の動作であり、32の付くステッ
プ番号の処理はSAT印加部32の動作である。ステッ
プ31Aでは、処理カウンタi=1とする。ステップ3
1Bでは、クレードル20を制御し、被検体Gの部分領
域R(i)を撮像可能領域10bに入れる。最初は、i=
1だから、部分領域R(1)を撮像可能領域10bに入れ
る。その後、順に部分領域R(2),…,R(M)を撮像可
能領域10bに入れる。ここで、部分領域R(i)とは、
図3に示すように、撮像対象範囲の移動方向長さLが撮
像可能領域10bの移動方向長さより大きい場合に、撮
像対象範囲をM個に分割した各部分をいう。各部分領域
R(i)の移動方向長さは、撮像可能領域の移動方向長さ
より小さいか等しくする。なお、各部分領域R(i)の移
動方向長さを等しくする必要はないが、等しくするとき
はL/Mの長さになる。
【0010】ステップ31Cでは、長さLの撮像対象範
囲をNピクセルで撮像するのと同じ勾配とサンプリング
数のパルスシーケンスを作成する。すなわち、移動方向
が周波数軸方向の場合は、 γGfΔTf=2π/LN を満たす読み出し勾配Gf とサンプリング間隔ΔTf と
する。一方、移動方向が位相軸方向の場合は、 γGpΔTp=2πn/LN (n=-(N/2)+1,…,N/
2) を満たすワープ勾配Gp と時間幅ΔTp の矩形波(又
は、それと等面積の波形)の位相エンコードとする。
【0011】ステップ32Dでは、前記パルスシーケン
スの前に、必要に応じて空間的飽和パルス(spatial S
AT pulse)を付加し、部分領域R(i)以外からのMR
信号の発生を抑制する。
【0012】ステップ31Eでは、1画像分のデータK
(i)を収集する。ステップ31F,31Gでは、上記ス
テップ31B〜31Eを、i=Mまで繰り返す。以上に
より、図4に示すエコーデータK(1)〜K(M)が得られ
る。
【0013】図5は、位相補正補正部34とエコーデー
タ加算部35とにより実行するデータ補正加算処理の動
作のフロー図である。34の付くステップ番号の処理は
位相補正部34の動作であり、35の付くステップ番号
の処理はエコーデータ加算部35の動作である。ステッ
プ34Aでは、処理カウンタi=1とする。ステップ3
4Bでは、データK(i)(f,p)に対して、 exp{jπa(1−i/M)} (a:移動方向が周波数軸方向ならfであり、位相軸方
向ならpであり、(-N/2)+1 から N/2 までの整数であ
る。)を乗算し、補正後のデータK(i)(f,p)とす
る。ステップ34C,34Dでは、上記ステップ34B
をi=Mまで繰り返し実行し、補正後のデータK(1)〜
K(M)を得る。ステップ35Eでは、補正後のデータK
(1)〜K(M)を加算する。以上により、図4に示すエコ
ーデータKΣが得られる。
【0014】次に、上記データ補正加算処理の原理を説
明する。移動方向の位置をxとし、信号源をg(x)と
するとき、撮像対象範囲の全体のエコーデータKL
(a)は、(数1)式のように表せる。
【0015】
【数1】
【0016】ここで、一つの部分領域の中だけでg
(x)と等しい値をとり,他の部分領域では“0”とな
る関数g(i)(x)を考えると、エコーデータKL
(a)は、(数2)式のように表せる。
【0017】
【数2】
【0018】ここで、K(i)(a)は、部分領域R(i)
を磁場中心にもってきて部分領域R(i)だけを励起して
収集したエコーデータであり、図2のデータ収集で収集
したデータである。従って、上記データ補正加算処理で
得られるエコーデータKΣは、(数2)式のKL(a)
に相当し、撮像対象範囲の全体のエコーデータとなる。
そこで、上記データ補正加算処理で得られるエコーデー
タKΣを、図4に示すように、再構成演算処理すれば、
撮像対象範囲の全体の画像ZLを得ることが出来る。
【0019】図6は、オブリーク時撮像可能領域移動部
36の動作のフロー図である。ステップ36Aでは、撮
像可能領域10bの位置を、部分領域R(i)に合わせて
移動する。すなわち、図7に示すように、オブリーク時
には、部分領域R(i)が移動方向に直交する方向にも移
動する。そこで、これに合わせて、撮像可能領域10b
の位置を移動するのである。なお、撮像可能領域10b
の移動は、具体的には、例えばRF周波数をシフトする
ことで実現できる。
【0020】以上の説明から理解されるように、上記実
施例の撮像装置1によれば、撮像対象範囲がMRI装置
の撮像可能領域より大きい場合でもMRI装置で撮像す
ることが可能となり、且つ、1回の再構成演算で撮像対
象範囲の全体の画像(サジタル像,コロナル像,3次元
像,オブリーク像)を得ることが出来る。また、エコー
データを加算するため、SNも向上する。従って、例え
ば、長手方向の距離や,全体の容積や,表面積の測定な
どを精度よく行うことが出来る。また、撮像対象範囲の
長さと独立にMRI装置の磁場の高均一領域をクレード
ル方向に薄くできるため、磁石を薄くでき、設置面積を
小さくでき、患者に与える圧迫感を軽減することが出来
る。
【0021】なお、SAT印加部32で空間的飽和パル
スを付加して、一つの部分領域を急峻に切り出すのが一
般的であるが、部分領域の継ぎ目を滑らかにするため
に、部分領域の境界付近をなだらかに落としてもよい。
この場合、隣接する部分領域の一部も撮像可能領域に入
れる必要がある。部分領域の境界付近をなだらかに落と
す方法は、空間的飽和パルスの波形や,RFコイルの感
度分布や,RF受信器のフィルタ特性などを工夫すれば
よい。
【0022】また、SNに優れているこの発明と,空間
分解能に優れている従来技術(各部分領域の画像を継ぎ
合せる)とを、部分領域ごとに使い分けし、SNと空間
分解能をバランスさせてもよい。
【0023】図8は、この発明の他の実施例のMRI装
置を用いた撮像装置2の構成概念図である。Gは被検体
(患者)、20はクレードル、40はMRI装置、40
aはボア、40bは撮像可能領域である。MRI装置4
0は、移動・撮像交互実行部31と、SAT印加部32
と、位相補正部34と、エコーデータ加算部35と、オ
ブリーク時撮像可能領域移動部36とを備えている。こ
れらは、先の実施例の撮像装置1で説明した構成要素と
同じものであり、説明は省略する。MRI装置40は、
さらに、移動・撮像同時実行部11と、補正要否判定部
12と、連続移動時SAT印加部14と、連続移動時位
相補正部15と、オブリーク/3次元時統合制御部16
とを備えている。
【0024】移動・撮像交互実行部31およびSAT印
加部32の組と,移動・撮像同時実行部11および連続
移動時SAT印加部12の組とは、オペレータの選択し
た一方の組だけが起動される。移動・撮像交互実行部3
1およびSAT印加部32の組が起動された場合は、先
の実施例の撮像装置1と同じ動作となるので、説明は省
略する。この場合、移動・撮像同時実行部11,補正要
否判定部12,連続移動時SAT印加部14,連続移動
時位相補正部15およびオブリーク/3次元時統合制御
部16は、何も動作しない。移動・撮像同時実行部11
および連続移動時SAT印加部12の組が起動された場
合は、補正要否判定部12,連続移動時SAT印加部1
4,連続移動時位相補正部15およびオブリーク/3次
元時統合制御部16が起動され、クレードル20を連続
移動しつつ各部分領域R(i)のエコーデータK(i)を収
集する。エコーデータK(i)を収集後の動作は、先の実
施例の撮像装置1と同じ動作となる。そこで、以下で
は、一つの部分領域R(i)のエコーデータK(i)を収集
する動作について説明する。
【0025】図9に示すように、移動・撮像同時実行部
11は、クレードル20を制御し、移動速度Gvで被検
体Gを移動させる。同時に、繰り返し時間TRで撮像を
スタートする(11A)。MRI装置40の撮像可能領
域10bの移動方向の長さをMwとし、一つの部分領域
R(i)の移動方向の長さをGwとし、一つの部分領域R
(i)のデータK(i)を収集する時間をMtとするとき、 Gv≦(Mw−Gw)/Mt である。これにより、被検体Gが撮像可能領域Mwにあ
る間にデータK(i)を収集できる。図10に、最大条件
Gv=(Mw−Gw)/Mtの概念を示す。なお、一般
的には、データK(i)がQビューからなるとき、 TR=Mt/Q である。
【0026】図11に示すように、補正要否判定部12
は、まず、データK(i)を収集する間の移動距離Gv・
Mtが十分小さいか判定する(12A)。超高速撮像の
場合のようにモーションアーチファクトを無視できる程
度に十分小さいならば、補正不要と判定し、連続移動時
SAT印加部14と連続移動時位相補正部15とオブリ
ーク/3次元時統合制御部16とを起動しないで、位相
補正部34とエコーデータ加算部35により実行するデ
ータ補正加算処理だけ行って(12H)、システムに制
御を返す(EXIT1)。EXIT1で制御が返される
と、システムは、クレードル20を連続移動しつつ各部
分領域R(i)のエコーデータK(i)を収集する。移動距
離Gv・Mtが十分小さくなければ、撮像面が移動方向
に平行なサジタル像またはコロナル像の撮像か判定する
(12D)。サジタルまたはコロナルなら、連続移動時
SAT印加部14と連続移動時位相補正部15とを起動
する(12E)。サジタルでもコロナルでもなければ、
撮像面が移動方向に対し傾斜しているオブリークか3次
元撮像か判定する(12F)。オブリークまたは3次元
なら、オブリーク/3次元時統合制御部16を起動する
(12G)。オブリークでも3次元でもなければ、連続
移動時SAT印加部14と連続移動時位相補正部15と
オブリーク/3次元時統合制御部16とを起動せずに、
システムに制御を返す(EXIT2)。EXIT2で制
御が返されると、システムは、エラー処理を行う。
【0027】図12に示すように、連続移動時SAT印
加部14は、必要に応じて空間的飽和パルスを通常のパ
ルスシーケンスの前に付加し、ビュー毎の被検体Gの位
置に合わせてMR信号の発生領域を制限する。そして、
各ビューのデータを収集する(14A)。図13に示す
ように、RF励起領域Ms中を被検体Gが移動してい
る。このため、周波数軸方向または位相軸方向のうちの
移動方向に合った軸については、被検体Gの同じ部位か
らのMR信号でもビュー毎に位相がずれている。そこ
で、連続移動時位相補正部15は、各ビューのデータ
K’(i)(f,p)に対し、 exp{−j2πaΔx/Aw} (a:移動方向が周波数軸方向ならfであり、位相軸方
向ならpであり、(-N/2)+1 から N/2 までの整数であ
る。) Δx:勾配中心からの位置ずれ量 Aw:移動方向の撮像可能領域の長さ を乗算し、そのビューのデータK(i)(f,p)とする
(15A)。
【0028】次に、上記位相補正の原理を説明する。図
14に示すように、周波数軸方向に移動する場合を想定
すると、実空間の信号源g(x,y)からのMR信号K
(i)(f,p)は、(数3)式のように表せる。
【0029】
【数3】
【0030】勾配中心のx座標をx’とし、勾配中心か
らの位置ずれをΔxとすれば、x=Δx+x’だから、
(数4)式のようになる。
【0031】
【数4】
【0032】従って、勾配中心からの位置ずれΔxの位
置で測定したエコーデータK’(i)(f,p)に、fΔ
xに比例した前記位相補正を行なえばよい。位相軸方向
に移動する場合も同様である。
【0033】なお、位相エンコードの順が大きさの順に
なっていなくても、各々の位置での位置ずれΔxに応じ
て補正するので、支障ない。
【0034】図15に示すように、オブリーク/3次元
時統合制御部16は、オブリーク時撮像可能領域移動部
36と連続移動時SAT印加部14の各分担を決めて、
それぞれを起動し、データK’(i)(f,p)を収集する
(16A)。すなわち、撮像可能領域の移動と,空間飽
和パルスの印加を同時に行い、データK’(i)(f,
p)を収集する。次に、オブリーク/3次元時統合制御
部16は、オブリーク時には、被検体Gの移動を周波数
軸方向と位相軸方向の各成分に分けて、各々について連
続移動時位相補正部15により位相補正し、データK
(i)(f,p)を得る。また、3次元の場合には、被検
体Gの移動を1つの周波数軸方向と2つの位相軸方向の
各成分に分けて、連続移動時位相補正部15により位相
補正し、データK(i)(f,p)を得る。
【0035】上記各部分領域に対する連続移動時位相補
正終了後には、各部分領域の位置ずれを補正する位相補
正部34とエコーデータ加算部35により実行するデー
タ補正加算処理を行い、撮像対象範囲の全体に対するエ
コーデータを得る。
【0036】以上の説明から理解されるように、上記実
施例の撮像装置2によれば、被検体Gを連続的に移動さ
せつつ、撮像対象範囲がMRI装置の撮像可能領域より
大きい場合でもMRI装置で撮像することが可能とな
る。また、1回の再構成演算で、撮像対象範囲の全体の
画像(サジタル像,コロナル像,3次元像,オブリーク
像)を得ることが出来る。また、エコーデータを加算す
るため、SNが向上する。
【0037】なお、移動速度Gvが速い場合やエコー時
間TEが長い場合には、移動方向の成分をもつ軸に対し
て“Gradient Moment Nulling”などの動き補正を行
うのが好ましい。
【0038】
【発明の効果】この発明のMRI装置を用いた撮像装置
によれば、撮像対象範囲がMRI装置の撮像可能領域よ
り大きい場合でもMRI装置で撮像することが可能とな
り、且つ、1回の再構成演算で撮像対象範囲の全体の画
像を得ることが出来るようになる。また、エコーデータ
を加算するため、SNを向上できる。さらに、被検体を
連続的に移動させつつMRI装置で撮像できるようにな
るので、効率を向上することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のMRI装置を用いた撮像装置の一実
施例の構成図である。
【図2】図1の撮像装置によるデータ収集処理のフロー
図である。
【図3】撮像対象範囲と部分領域の説明図である。
【図4】図1の撮像装置による処理の概念図である。
【図5】図1の撮像装置によるデータ補正加算処理のフ
ロー図である。
【図6】図1の撮像装置によるオブリーク時撮像可能領
域移動処理を示すフロー図である。
【図7】オブリーク時の撮像可能領域の移動を示す説明
図である。
【図8】この発明のMRI装置を用いた撮像装置の他の
実施例の構成図である。
【図9】移動・撮像同時実行部の動作のフロー図であ
る。
【図10】撮像可能領域とデータ収集時間と移動速度の
関係の説明図である。
【図11】補正要否判定部の動作のフロー図である。
【図12】図8の撮像装置の連続移動時の動作のフロー
図である。
【図13】連続移動時の被検体の移動の説明図である。
【図14】連続移動時の位相補正の原理説明図である。
【図15】オブリーク/3次元時統合制御部の動作のフ
ロー図である。
【図16】従来のMRI装置を用いた撮像装置の一例の
構成図である。
【図17】従来の画像の継ぎ合せの説明図である。
【符号の説明】
1,2 MRI装置を用いた撮像装置 10,40 MRI装置 10a,40a ボア 10b,40b 撮像可能領域 11 移動・撮像同時実行部 12 補正要否判定部 14 連続移動時SA印加部 15 連続移動時位相補正部 16 オブリーク/3次元時統合制御部 20 クレードル 31 移動・撮像交互実行部 32 SAT印加部 34 位相補正部 35 エコーデータ加算部 36 オブリーク時撮像可能領域移動部 R(i) 部分領域 K(i) エコーデータ G 被検体 Mw 撮像可能領域 Mt 部分領域の1画像分のデータを収集する時間 Gv 移動速度 TR 繰り返し時間 Ms スライス
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61B 5/055 JICSTファイル(JOIS)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 MRI装置とそのMRI装置のボア内を
    通過させるべく被検体とMRI装置とを相対移動させる
    移動装置とからなる撮像装置において、 撮像対象範囲の相対移動方向長さがMRI装置の撮像可
    能領域の相対移動方向長さより大きい場合に、前記撮像
    対象範囲を複数の部分領域に分割し、各部分領域の相対
    移動方向長さが前記撮像可能領域の相対移動方向長さよ
    り小さいか等しくし、被検体を移動して前記部分領域の
    一つを前記撮像可能領域に入れては停止し前記撮像対象
    範囲の全体を撮像するのと同じ勾配とサンプリング数の
    シーケンスによりエコーデータを収集することを、各部
    分領域について繰り返す移動・撮像交互実行手段と、 得られた複数のエコーデータに、各部分領域の前記撮像
    対象範囲に対する位置に応じた位相補正を施す位相補正
    手段と、 位相補正後の各エコーデータを加算するエコーデータ加
    算手段とを具備し、 前記加算後のエコーデータから前記撮像対象範囲の全体
    の画像を再構成することを特徴とするMRI装置を用い
    た撮像装置。
  2. 【請求項2】 MRI装置とそのMRI装置のボア内を
    通過させるべく被検体とMRI装置とを相対移動させる
    移動装置とからなる撮像装置において、 撮像対象範囲の相対移動方向長さがMRI装置の撮像可
    能領域の相対移動方向長さより大きい場合に、前記撮像
    対象範囲を複数の部分領域に分割し、各部分領域の相対
    移動方向長さが前記撮像可能領域の相対移動方向長さよ
    り小さいか等しくし、前記撮像可能領域の移動方向の長
    さMwから一つの部分領域の移動方向の長さGwを減じ
    たものを、前記撮像対象範囲の全体の1画像分のデータ
    を収集する時間Mtで除算した商(Mw−Gw)/Mt
    より小さいか等しい速度Gvで被検体を移動しつつ、一
    つの部分領域が前記撮像可能領域に入っている間に前記
    撮像対象範囲の全体を撮像するのと同じ勾配とサンプリ
    ング数のシーケンスによりエコーデータを収集すること
    を、各部分領域について繰り返す移動・撮像同時実行手
    段と、 得られた複数のエコーデータに、各部分領域の前記撮像
    対象範囲に対する位置に応じた位相補正を施す位相補正
    手段と、 位相補正後の各エコーデータを加算するエコーデータ加
    算手段とを具備し、 前記加算後のエコーデータから前記撮像対象範囲の全体
    の画像を再構成することを特徴とするMRI装置を用い
    た撮像装置。
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