JP3212110B2 - 半導体素子の製造方法 - Google Patents
半導体素子の製造方法Info
- Publication number
- JP3212110B2 JP3212110B2 JP17378891A JP17378891A JP3212110B2 JP 3212110 B2 JP3212110 B2 JP 3212110B2 JP 17378891 A JP17378891 A JP 17378891A JP 17378891 A JP17378891 A JP 17378891A JP 3212110 B2 JP3212110 B2 JP 3212110B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wafer
- etching
- scribing
- element forming
- chips
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Dicing (AREA)
Description
ップに分離するまで強度低下を生じさせない方法に関す
るもので、特にそのウェハーが薄くても支障なく分離で
きる方法を提供するものである。
子のウェハプロセス完了後から、チップ分離するまでの
工程を示したものである。図3(a)はウェハプロセス
完了後を示したものであり、31は半導体ウェハで一般
的に6”φウェハで625μm、8”φウェハで725
μmの厚さを有している。
仕様に不適当であり半導体ウェハー31の裏面は、20
0〜450μmの実装仕様に適した厚さに研削されてい
る。この研削工程において、デバイス面32を保護する
ため、保護テープ33が接着用糊で接着される。この状
態において図3(b)に示すように、半導体ウェハー3
1は実装仕様の厚さ200〜450μmに研削される。
この研削工程は一般的には機械的に研削されるため、半
導体ウェハー31は、研削面である裏面に破砕層34を
発生させてしまう。その後表面保護テープ33を剥離
し、電気的特性判定が行なわれ、組立工程に搬送され
る。そして、図3(c)に示すように、チップ分割を行
なうため、半導体ウェハ31の裏面にダイシングテープ
35を接着させ、スクライブライン36に沿ってダイヤ
モンドブレードでスクライブされる。37は、この時の
スクライブ溝であり、38(a),38(b)…は分離
されたチップである。図3(d)は分離された1つのチ
ップ38(a)を示したものであるが研削工程における
破砕層34はそのままの形として残っている。
様において、200〜450μmに薄く研削されたウェ
ハーにおいては、厚さ的に強度が低下するとともに、研
削時における破砕層を有しているため、電気特性測定工
程やウェハー搬送工程、さらには、ダイシングテープ接
着工程において、ウェハー割れが発生するという問題点
があった。さらに、スクライブ時において、ウェハー裏
面の破砕層の切り抜き部分では、大きなクラックやチッ
プの欠けが発生するため、ICカ一ド用のチツプなどに
おいては、大きな不良要因となっていた。
大口径化にともない、相対的にウェハー強度が低下する
とともに、研削工程によリ破砕層が発生し、ウェハー搬
送時等において発生するウェハー割れや、スクライブ工
程におけるチップ欠けという問題点を、解決したもので
ある。
明は、半導体素子の製造方法において、半導体ウェハー
に容易にエッチングできる素材を用いて補強板を貼り合
せた後、半導体素子形成工程を処理するとともに、ダイ
ススクライブ工程においては、ウェハー表面に保護膜を
形成したのち、ダイシングブレードで貼り合せ材までス
クライブし、その後、貼り合せ材をエッチングすること
により、チップ分割出来るようにしたものである。
り合せ技術を用いて補強板を易エッチング材で貼り合
せ、スクライブ工程でこの貼り合せ材までスクライブ
し、その後貼り合せ材をエッチング除去し、チップに分
離する方法としたので、スクライブによるチップ分離工
程まで補強板をセットした状態で搬送できるため、ウェ
ハー割れやチップ欠けを抑制することが出来る。
図であって、図1(a)はデバイスを作製する半導体ウ
ェハー1を示したものであり、ウェハー厚は、実装の仕
様により任意の厚さ、たとえば200〜450μmに設
定されており、素子作成面2および裏面3とも、ミラー
ポリッシュにより仕上げされている。図1(b)は半導
体ウェハー1を機械的に補強する補強板4であり、半導
体ウェハと同一素材もしくはほぼ同等の熱膨張率と、よ
り高い融点を有し、貼り合せ材のエッチング材に対し
て、耐性のある素材であり、厚さは、200〜1000
μmのウェハー処理工程でも充分に機械的強度を確保で
きる厚さに設定するとともに、補強面5はミラーポリッ
シュ仕上げとする。図1(c)は公知のウェハー貼り合
せ技術を用いて、貼り合せた状態を示したものであり、
素子形成面2を表面として、裏面3と補強面5とを易エ
ッチングの貼り合せ材6、たとえばBPSG膜で貼り合
せる。この様にして形成した基板7を用いて、徒来と同
様のプロセスで素子形成処理を行ない、電気特性測定の
プロービング工程まで行なう。その後図1(d)に示す
ように耐酸性の保護膜8、例えばポリイミドを素子形成
面2に全面コートする。また9はチップ分離用のスクラ
イブラインであり、このスクライブライン9に沿って3
0〜50μm幅のダイヤモンドブレードでスクライブし
た状態を示したのが、図1(e)であり、10はスクラ
イブ溝で、スクライブ深さは、貼り合せ材6よりも深い
値とする。その後貼り合せ材エッチング液、例えば貼り
合せ材がBPSGの場合、HF液中で、貼り合せ材をエ
ッチング除去する。これを示したのが図1(f)であ
り、チップは、11(a)・11(b)・11(c)…
…に分離される。この分離された1つのチップ11
(a)状態を示したものが図1(g)である。
とえばポリイミド膜とし、チップスクライブ工程におい
てダイヤモンドホイールでポリイミド膜を通して半導体
ウェハーを貼り合せ材までスクライブを行なっていた。
しかし、この方法においては、ポリイミド膜も同時にス
クライブしているのでダイヤモンドホイールの目詰まり
が起きやすいという問題点がある。そこで第2の実施例
の工程断面図を図2(a)〜(b)に示すが、素子形成
面をレジストでコーティングし、ホトリソグラフィ処理
を行ないスクライブライン部のレジストを除去した後
に、スクライブ処理を行なうようにしたものである。図
2(a)において、7は基板、6は貼り合せ材、また素
子形成面2には、スクライブラインのパターン9があ
る。この素子形成面2にレジスト12を1〜3μmコー
ティングし、スクライブライン部9のレジストをホトリ
ソグラフィ技術でパターニングしたものである。この状
態でスクライブライン9を貼り合せ材6までスクライブ
処理したものが図2(b)である。その後第1の実施例
と同様に貼り合せ材をエッチング除去することにより各
々のチップに分離することが出来る。
ハー貼り合せ技術を用いて補強板を易エッチング材で貼
り合せ、スクライブ工程でこの貼り合せ材までスクライ
ブし、その後貼り合せ材をエッチング除去し、チップに
分離する方法としたので、半導体ウェハー裏面に破砕層
が残存していても、その破砕層は易エッチング材により
埋め込まれた状態で処理されるため、スクライブによる
チップの欠けが発生しなくなるとともに、スクライブに
よるチップ分離工程まで補強板をセットした状態で搬送
できるため、ウェハーの大型化にともなうウェハーの相
対的強度低下によるウェハーの割れを防止することがで
きる。
Claims (3)
- 【請求項1】 半導体素子形成工程の前に、半導体ウェ
ハーに易エッチング材を用いて補強板を貼り合せ、素子
形成工程後のスクライブ工程で、少くとも前記貼り合せ
部分までスクライブし、前記貼り合せ材をエッチング除
去することにより、チップ分離を行うことを特徴とする
半導体素子の製造方法。 - 【請求項2】 請求項1記載のスクライブ工程の前に、
素子形成面を耐エッチング材でコーティングすることを
特徴とする請求項1記載の半導体素子の製造方法。 - 【請求項3】 請求項1記載のスクライブ工程の前に、
素子形成面をレジストでコーティングし、スクライブラ
イン部の該レジストを除去しておくことを特徴とする請
求項1記載の半導体素子の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17378891A JP3212110B2 (ja) | 1991-07-15 | 1991-07-15 | 半導体素子の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17378891A JP3212110B2 (ja) | 1991-07-15 | 1991-07-15 | 半導体素子の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0521597A JPH0521597A (ja) | 1993-01-29 |
JP3212110B2 true JP3212110B2 (ja) | 2001-09-25 |
Family
ID=15967164
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17378891A Expired - Fee Related JP3212110B2 (ja) | 1991-07-15 | 1991-07-15 | 半導体素子の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3212110B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3447602B2 (ja) | 1999-02-05 | 2003-09-16 | シャープ株式会社 | 半導体装置の製造方法 |
KR100332967B1 (ko) * | 2000-05-10 | 2002-04-19 | 윤종용 | 디지털 마이크로-미러 디바이스 패키지의 제조 방법 |
FR2817656B1 (fr) * | 2000-12-05 | 2003-09-26 | Gemplus Card Int | Isolation electrique de microcircuits regroupes avant collage unitaire |
AUPR245701A0 (en) * | 2001-01-10 | 2001-02-01 | Silverbrook Research Pty Ltd | An apparatus (WSM10) |
AUPR245101A0 (en) * | 2001-01-10 | 2001-02-01 | Silverbrook Research Pty Ltd | A method (WSM04) |
-
1991
- 1991-07-15 JP JP17378891A patent/JP3212110B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0521597A (ja) | 1993-01-29 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7129172B2 (en) | Bonded wafer processing method | |
EP1676310B1 (en) | Method for preparing and assembling substrates | |
JP3986575B2 (ja) | 3次元集積回路の製造方法 | |
JP3455762B2 (ja) | 半導体装置およびその製造方法 | |
US7427811B2 (en) | Semiconductor substrate | |
JP5334411B2 (ja) | 貼り合わせ基板および貼り合せ基板を用いた半導体装置の製造方法 | |
JP2004140179A (ja) | 半導体装置及びその製造方法 | |
CN109390281A (zh) | 半导体装置结构和其处理方法与系统 | |
US6046073A (en) | Process for producing very thin semiconductor chips | |
JP3212110B2 (ja) | 半導体素子の製造方法 | |
JP2001523046A (ja) | 回路を備える半導体ウェハをシンニングするための方法および同方法によって作られるウェハ | |
JP3216583B2 (ja) | 貼り合わせsoi基板の製造方法 | |
US7498236B2 (en) | Silicon wafer thinning end point method | |
JPH05226305A (ja) | 張合せウェハの製造方法 | |
US6174789B1 (en) | Method of dividing a compound semiconductor wafer into pellets by utilizing extremely narrow scribe regions | |
JP4528758B2 (ja) | 転写テープ及びこの転写テープを用いた半導体装置の製造方法 | |
US7084047B2 (en) | Method for the production of individual monolithically integrated semiconductor circuits | |
JP3803214B2 (ja) | 半導体装置の製造方法 | |
JPH04223356A (ja) | 半導体装置の製造方法 | |
JP2003124147A (ja) | 半導体装置の製造方法 | |
JP2000148960A (ja) | 半導体装置 | |
JPH04336448A (ja) | 半導体装置の製造方法 | |
US4815208A (en) | Method of joining substrates for planar electrical interconnections of hybrid circuits | |
US6528354B1 (en) | Method of manufacturing a semiconductor device | |
KR100327326B1 (ko) | 에스오아이웨이퍼의제조방법 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20010703 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080719 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080719 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090719 Year of fee payment: 8 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090719 Year of fee payment: 8 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |