JP3209539B2 - 粉末薬物の投与器具 - Google Patents
粉末薬物の投与器具Info
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Description
【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、気道に薬剤を直接投与するため
に使用される粉末の吸入用装置に関する。 【0002】吸入による薬物投与は呼吸器疾患の治療に
おいて重要な役割を演ずる。 【0003】薬物の作用は実際上迅速であり、かつ更に
この方法により作用期間が長くなる。目的の器官への局
部的投与は、少量の活性成分の使用を少ない副作用で可
能とすることを意味する。 【0004】気道への薬剤の局部的投与に使用できる供
給システムは、噴霧器、計量投与吸入器及び粉末吸入器
である。 【0005】噴霧器は、効果的な治療を提供するがその
寸法のため家庭内での使用に制限される。 【0006】計量投与吸入器は、小形のものであり容易
に携行できるが、その正しい使用には吸入剤及び煙霧質
の放気の完全な整合が要求され、このため多くの患者に
とってこれを正しく使うことは困難である。 【0007】乾燥粉末吸入器は、気道への薬剤投与に対
する確実な方法を構成する。 【0008】粉末吸入器の本質的な利点は、活性成分の
放出が患者の吸入により行なわれるため、運動の整合が
不要な点である。 【0009】粉末吸入器の共通の一特徴は、患者の吸入
により発生した空気の渦流によりこれが作動することで
ある。 【0010】吸入器の内部に発生した空気流は、微細化
された粉体の形で適切な計量ユニット内又は計量室内に
入れられた薬剤を運び出す。 【0011】粉末を吸入する装置は、活性成分を分与し
輸送する手段によって次の2種の基本形に分割できる。 【0012】I 硬質ゼラチンカプセル内に入れられ1
回分に細別された活性化合物の投与のための1回分投与
用吸入器。 【0013】II 完全治療周期に充分な量の活性成分
を予め装填し、処方に従って使用時に実際的かつ迅速な
方法で1回分の薬剤に分け、必要がある場合には同時に
2回分の薬剤の投与ができる複数回用の吸入器。 【0014】供給装置は治療周期の終わりに廃棄され
る。 【0015】I型の吸入器(この例は、EP 4178
3(Fisons)、BE 813143(ISF)、GB 2
064334及びBE 886531(Glaxo)、ER
147755(Boehringer)、並びにEP 27102
9(Mect)に記述される)は、その比較的複雑な構造的機
構のため、不器用な患者には比較的困難である。 【0016】更に、吸入すべき1回分の薬剤がゼラチン
カプセル内に入れられているため、次の幾つかの重要な
欠点がある。即ち、 ―使用の度にその前に1回分の薬剤を吸入器に装填しな
ければならず、かつ使用が完了した度にこれを空にして
カプセル及び残りの粉末を掃除しなければならない。 【0017】―カプセルが1回で正しく割れないことが
ときどきあり、患者は何回かの作業を強いられる。 【0018】―カプセルが完全に空にならないことがと
きどきあり、供給される薬剤が一定にならない。 【0019】粉状の薬物の投与に有利であることが確か
められているII型の装置は、出願人の英国特許第20
41763号に説明されている。 【0020】この装置は本質的に次の要素から構成され
る。即ち、 ―本体に対して回転自由なノズル; ―完全治療周期に対して充分な量の薬剤を収容するよう
な容積の薬物貯蔵室; ―180°の回転ごとに1回分の薬物を供給する計量用
手段、 ―頂部に向かってはノズル空洞部分と連通しかつ底部に
向かっては通気室と連通し、更にそれ自体は2個の対称
的な孔の手段により外側と連通している収集室内に回転
中に1回分の薬物を注入する分与システム。 【0021】作動の際は、患者は中央部の本体上のノズ
ルを180°回転し、これにより1回分の薬物の分与を
行い、次いでノズルを経て吸入して空気流を作りこの空
気流は粉末を取り上げこれを中央空洞部分に沿って輸送
し、ここから吸入作用で直接吸入される。 【0022】本出願後に提出された欧州特許出願第87
850060号(Akitiebolaget Draco)は次のような
吸入器を説明する。即ち、これの作動は、団塊状の粉末
を吸入に適しかつ気道の深部に達するに適したた微粒子
に確実に解散させるように意図した螺旋状要素を備えた
偏向器の存在に実質的に依存した吸入器である。 【0023】この装置は、これまで知られた装置と比較
し特別の利点は事実上何もない。 【0024】変流装置は、粉末成分に乱流を与える螺旋
状に延びている翼の中央流路内部における存在を英国特
許第2041763号の吸入器が既に提供しているの
で、実際の改良を構成していない。 【0025】更に、ドラコ(Draco)の吸入器は、ある種
の構造的複合を特徴とし、各作動ごと1mg以下の少量の
粉末の投与用として特に設計される。 【0026】1回分の粉末が一連のプラスチック泡の各
に収容される複数回型の吸入器がグラクソ(Glaxo)のE
P211595に記述されている。 【0027】この例もどちらかといえば複雑な装置であ
り、その操作は患者にとって問題があり、またI型の吸
入器の場合におけるように、必然的な薬剤の均一性の欠
如及び内部空洞部分の内側における活性粉末の損失のよ
うな欠点を伴う。 【0028】これに反し、理想的な吸入器は、患者の能
力の最小努力で薬剤の一定かつ正確な投与ができなけれ
ばならない。 【0029】II型の粉末吸入用の複数回式の装置は、
もし実際に機能的で良好に設計されたならば真の利点を
有し、更にその操作の簡単さ(患者の能力に対する特別
の熟練を要しない)、効果的な分与用システムの手段に
よる供給薬剤量の定常性と再現性、及びカプセル又は泡
の開放により生ずる浪費の無いことにより極めて適切で
ある。 【0030】本発明は、吸入の際に装置内部に生ずる圧
力低下より帰納して、空気流に対する抵抗を減少させか
つ再配置することを特徴とし、流れを最適にするように
設計された新規な粉末吸入器に関する。 【0031】乾燥粉末吸入器においては、薬剤は大きい
団塊の薬剤微粒子の微細に粉砕された粉体として与えら
れる。微粒子の大部分は肺の中に入るには大き過ぎる。
団塊が下部気道内に送られるより前に、呼吸の流速によ
り与えられるエネルギーでこれを小さな微粒子に解散さ
せねばならない。流速が高くなると吸い込まれる薬剤微
粒子の数が増加する。 【0032】粉末装置の構造は小さな薬剤微粒子の吸い
込みに大きな影響がある。従って、治療学的に有意義な
肺への沈着は粉末装置を最適化することによりこれを強
化することができる。 【0033】本発明の装置において吸入された空気の流
れの抵抗を減らすために、中央の流路の最適寸法につい
て、その幅及び長さに関して、絶対値との関連及びノズ
ル空洞部分の容積との関連においての特別の研究が行な
われた。 【0034】良好な流れの挙動を得るために、粉末が空
気と混合される帯域の上方領域における圧力低下の発生
をできるだけ防止しなければならないことが事実上立証
された。 【0035】この目的を達成するためには、中央流路の
長さと幅、及びノズル空洞部分の寸法が基本的に重要で
ある。 【0036】大きな流れの抵抗は、粉末が空気流と混合
される流路の下方部分に更に局限され、微粒子の団塊の
粉砕にはより多くのエネルギーを必要とする。 【0037】本発明は添付図面を参照してより詳細に説
明されるであろう。 【0038】図1に長手方向断面が示される吸入器は、
本質的に、番号2で一般的に示された本体に取り付けら
れたノズル1を備える。 【0039】ノズル1は、中央流路6と直接連通する中
央孔5に方に向かって先細になっている内部空洞部分4
とつながっている開口3を持つ。前記中央流路6は、孔
5と反対方向で僅かに広がり、本体2に対してある方向
及びその反対方向に交互に180°回転できるように本
体2の軸方向でかつ本体に対して回転自由に配置された
円筒状要素7より構成される。この要素7は、ノズル1
の1部を形成し孔5を形成する円頂部5と一体になって
いる。本体2は粉末薬物用の貯蔵室8を定め、この室の
容積は完全治療周期について充分な量の薬物を収容する
ことが有利である。閉鎖要素9が室8の上部を定め、こ
れは多数のシール用リングにより本体2の上方内側部分
と中央円筒状要素7との間に圧入される。 【0040】室8の下部はベース10により規定され、
このベース10は、これと共に垂直の環状面13を形成
している傾斜面12の手段により室8の壁11と連絡し
ている。供給すべき薬物の1回分に正確に対応した容積
の薬物計量孔14がベース10の一方の側に設けられ
る。 【0041】要素7の外面には長手方向の溝15が設け
られ、これは別の円筒状要素16の内面に形成された相
補的な突起と組み合う。 【0042】2個の要素7及び16は、上述の溝システ
ム及び要素7の外面の環状保持用突起の存在により、互
いにしっかりと連結される。 【0043】円筒状要素16の下端にこれと一体の回転
隔壁17が設けられ、前記隔壁は前記ベース10上に支
持され、前記環状の面13と共同作用し、かつ計量用孔
14の長さと実質的に同じ長さの部分が切除されてい
る。 【0044】分与用円盤18はベース10より下方で要
素7の端部にキー止めされ、この分与用円盤には後述さ
れるように計量用孔14と一致するようにされた分与用
孔19が設けられる。 【0045】分与用円盤18は、直径方向反対側にある
2個の歯を規定する直径が少し違う2個の半円より構成
される。円盤の回転中に、これらの歯は本体2の下方に
設けられた突起20と組み合う。 【0046】この解決法により、計量用円盤は交互に反
対方向に180°だけしか回転できない。本体2のベー
スは溝システムの手段により大きな円筒状要素21内に
挿入され、要素21の外面には、その上方部分にねじが
設けられ、これに吸入器の保護キャップ22がねじ止め
される。このねじの高さに、2個の円筒体2と21との
間に空気取り入れ用の多数の溝23が切られる。これら
の吸気溝はベース25を底とする通気室24と連通し、
このベース25の上面は湾曲した壁26になるように複
雑な形状にされる。 【0047】要素21には、薬物粉末からの水分を吸収
し、これにより固まりの形成を防止する目的で、シリカ
ゲルのような適当な乾燥剤を収容する内部室27が設け
られる。 【0048】この室27は、多数の溝28の手段により
粉末貯蔵室8と連通する。 【0049】通気性素材の小円盤29がベース25の下
面と室27の上面との間に挿入される。 【0050】最初の使用の前に、室8が完全治療周期に
充分な量の薬物で満たされ、隔壁17がこのときは空の
計量用孔14を閉鎖する。 【0051】使用の際、使用者は、一方の手で吸入器の
ノズル1を、他方の手で吸入器のベース21をつかみ、
分与用円盤18の歯と要素2のベースに設けられた突起
20との組み合いにより阻止されるまで、180°にわ
たって隔壁17と分与用円盤18とを回転させるよう
に、ノズル1と本体2とを相対回転させる。この最初の
回転の結果、1回分の薬物が孔14内に装填される。最
初の回転とは反対方向の第2の回転により、分与用孔1
9と計量用孔14とが一致し、薬物は通気室24内に出
され、ここから流路6及びノズル1の手段により吸入さ
れる。 【0052】この2番目の回転中に、隔壁17は再び計
量用孔を閉鎖し、装置を最初の状態に戻す。 【0053】孔19と14の位置は、図2において明瞭
に見ることができる。この図は次のことを示している。
a)上側図面、隔壁を取り外した後でベース10に対応し
た部分における吸入器の本体の水平方向断面、b)下側図
面、分与用円盤18の平面図。休止位置においては、孔
19と14とは互いに一致するが、これらは、孔14及
び19に関して反対位置に設置された対応長さの孔の設
けられた隔壁17によって隔離される。 【0054】図2は分与用円盤18に設けられた歯及び
吸入器本体のベースに設けられた突起20を示し、この
突起は前記歯と交互に組み合って、薬物を装填する第1
の位置及び室24内に薬物を分与する第2の位置の2個
の閉鎖位置を作る。 【0055】吸入の際は、供給された粉末薬物が集めら
れた室24内に負圧が形成され、この負圧は外側から溝
23を通って前記室の内部に空気流を引き入れる。 【0056】空気流は粉末と混合され、中央流路6の手
段によりノズルの空洞部分までこれを運び出し、ここか
ら直接吸入される。 【0057】既に前に説明したように、円形流路6の寸
法は最適の流れ特性を得るために決定的である。 【0058】本発明の好ましい実施例においては、この
中央流路は直径が3から5mmの間、高さが2.5から4c
mの間である。 【0059】粉末の団塊の破壊は、円筒上流路6内にお
ける螺旋状の翼30又はテーパー部分31の存在により
選択的に更に助長できる。 【0060】この形式の解決策は図3に示される。この
図は以下の点を示している。 【0061】a) 長手方向断面、及び b) 螺旋状の翼の平面図、 c) ベンチュリ管形式の円形テーパー部分の長手方向の
図。本発明の好ましい実施例においては収縮部分は20
°、拡大部分は40°の角度である。 【0062】英国特許第2041763号の目的を形成
している出願人の従来の装置、並びにその他の特許又は
特許出願において続いて説明されたその他の吸入器の両
者に関連して、新規の吸入器の利点は説明及び図面より
明らかであろう。 【0063】最も重要な特徴は、流れとその特性の改
良、及び多かれ少なかれこれに寄与する次のような多く
の要因である。 【0064】−絶対的及びノズル空洞部分に関連した中
央流路の寸法の最適化、 −流れの抵抗の減少及び空気と粉末との混合の助長を支
援する通気室の拡大、 −本体2との間に円形空間を形成するように一緒に連結
された外側本体21に設けられた一連の溝23により形
成された吸い込みシステム。 【0065】開口のこのシステムは種々の技術的利点を
持つ。即ち、 a) 外側からの空気の流入を促進し、これを回転体の下
部に設けられた対応溝を通じて通気室内に向ける。 【0066】b) 患者の能力による指の不正確な位置決
めに基づく空気流の偶発的な妨害を不可能とする。 【0067】c) 容器の上下が逆にされた場合でも前記
容器からの粉末のこぼれを完全に防止する。 【0068】本発明の好ましい実施例の吸入器の流れの
特性を、(A)英国特許第2041763号の吸入器と
(B)本装置における圧力低下の比較測定により、評価し
た。 【0069】評価は毎分20、40、60リットルの流
量に対して行なわれ、次の総圧力低下が算出された。 【0070】 流量(l/min) 圧力低下(Pa) A B 20 310 1670 40 1455 6600 60 4397 14800 圧力低下の分布は次の通りであった。 【0071】 A B 同心の壁 24% 66% 底部流路 31% 15% 円筒状流路 45% 3% 上の計算から、いかにすれば圧力低下の良好な分布が得
られるかが分かった。更に、驚くことには、中央流路内
のわずかな差異、例えば底部の中央における1点(do
t)の存在又は欠如、中央流路内の狭窄部の存在、及び
流路の高さの小差が、C、D、Eで示される3種の異な
った装置の比較から見出だされように、圧力低下の相当
な相異を生ずることが分かった。 【0072】圧力低下 吸入器形式C(中央流路内に狭
窄部; 底部に点なし) 圧力低下 吸入器形式D(狭窄部なし; 底部に点なし) 圧力低下 吸入器形式E(Cと同じ、ただし底部流路
の高さを1mm増加) 本発明の吸入器は、特別の流れ特性に加えて、正確か
つ信頼しうる治療用の目的に対するその他の特に有用な
技術的回答を提供する。 【0073】1.操作の簡単性; 2.活性成分と乳糖のような固形増量剤との混合が可能
であり、これにより1回分の薬剤、特にごく少量使用さ
れる非常に活性的な化合物を増量できるという事実によ
る薬剤量の均一化; 3.粉末の滑りに基づく摩擦領域の消失による投薬量の
一定性と再現性: 事実上、粉末は良く規定された帯域内
に止どまり、分配及び分与用のシステムは誘発的な損失
を防止することができる; 4.25ないし30mgの間の粉末重量の関数として室の
容積を変更できる事実による異なった処方及び異なった
薬種への装置の適合性。この適合性は、粒度分布及び密
度に関する特性の異なった粉末の使用を可能とすること
を意味する; 5.計量用孔14に粉末を装填するためのある方向での
180°の第1の回転及び収集室内に1回分の薬物を分
与すための反対方向での180°の第2の回転を備えた
薬物供給システムによる薬物計量の信頼性。 【0074】この運動の正確性が複数回分の薬物の偶発
的供給を防止する; 6.本体の種々の構成要素が挿入されたとき閉鎖要素9
の位置決めが吸入器本体の総ての部品を一緒に密閉する
組立体システムによる容器の不可侵性; 7.ノズルを清掃し、更にこれを簡単に交換するため
の、簡単な方法によるノズル取り外しの可能性。 【0075】 【実施態様】本発明の実施態様につき説明すれば次の通
りである。 【0076】 【実施態様1】開口(3)を有するノズル(1)及び本体
(2)より構成され、前記本体は粉末用の円形貯蔵室
(8)、この室の底部に設けられ計量用孔(14)と回転計
量用隔壁(17)とより構成される薬剤計量用手段、分与
用孔(19)が設けられた円盤(18)と薬剤を継続的に集
めるようにされた通気室(24)とより構成される分与用
システムを具備し、直径が3ないし5mmの間でかつ高さ
が2.5ないし4cmの間で本体(2)に関して軸方向に配
された円形流路によりノズルの開口が通気室と直接連通
すること、並びに前記通気室は装置の外部本体に設けら
れた一連の溝(23)によりそれ自体で外部と連通しかつ
前記外部本体と本体(2)との間に円形空間を形成するよ
うに溝(23)が一緒に連結されたことを特徴とする粉
末薬物の投与器具。 【0077】 【実施態様2】180°の第1の回転が粉末薬物を計量
用孔(14)内に装填し、反対方向の180°の第2の回
転が供給された薬物を通気室内に落とし込むような方法
で、ノズルと粉末貯蔵室を一体で有する本体との相対回
転により、正確な1回分の薬物の計量と分与とが管理さ
れることを特徴とする実施態様1による装置。 【0078】 【実施態様3】180°の第1の回転の後で、手段は分
与用円盤(18)の歯の一つと中央本体のベースに設けら
れた突起(20)との組み合いにより規定された閉鎖位置
にあり、更に反対方向の180°の回転の後で他方の歯
と前述の突起との組み合いにより同様な方法で第2の閉
鎖位置が規定されることを特徴とする実施態様1及び2
による装置。 【0079】 【実施態様4】内部の円形流路(6)が空気流の乱流を増
加させかつ粉末の団塊の粉砕を更に助長するようにされ
た狭窄部を有することを特徴とする実施態様1及び2に
よる装置。 【0080】 【実施態様5】内部円形流路の狭窄部が螺旋状の翼(3
0)の存在により規定されることを特徴とする実施態様
1、2及び4による装置。 【0081】 【実施態様6】内部円形流路の狭窄部がベンチュリ管の
形式のテーパー帯域(31)の存在により規定されること
を特徴とする実施態様1、2及び4による装置。 【0082】 【実施態様7】1回分の薬物が分与され外側から溝(2
3)を経て空気を吸い込む室(24)内の負圧の発生が患
者の吸入作用により行なわれ、前記空気流は粉末の収集
室内に入り、前記粉末と混合しこれを中央流路を経てノ
ズルの空洞部分に運び、ここから直接吸入されることを
特徴とする実施態様1ないし6による装置。 【0083】 【実施態様8】肺臓気管疾患の治療用の吸入のための微
細化粉末の形態の薬品の投与のための実施態様1ないし
7による装置。
に使用される粉末の吸入用装置に関する。 【0002】吸入による薬物投与は呼吸器疾患の治療に
おいて重要な役割を演ずる。 【0003】薬物の作用は実際上迅速であり、かつ更に
この方法により作用期間が長くなる。目的の器官への局
部的投与は、少量の活性成分の使用を少ない副作用で可
能とすることを意味する。 【0004】気道への薬剤の局部的投与に使用できる供
給システムは、噴霧器、計量投与吸入器及び粉末吸入器
である。 【0005】噴霧器は、効果的な治療を提供するがその
寸法のため家庭内での使用に制限される。 【0006】計量投与吸入器は、小形のものであり容易
に携行できるが、その正しい使用には吸入剤及び煙霧質
の放気の完全な整合が要求され、このため多くの患者に
とってこれを正しく使うことは困難である。 【0007】乾燥粉末吸入器は、気道への薬剤投与に対
する確実な方法を構成する。 【0008】粉末吸入器の本質的な利点は、活性成分の
放出が患者の吸入により行なわれるため、運動の整合が
不要な点である。 【0009】粉末吸入器の共通の一特徴は、患者の吸入
により発生した空気の渦流によりこれが作動することで
ある。 【0010】吸入器の内部に発生した空気流は、微細化
された粉体の形で適切な計量ユニット内又は計量室内に
入れられた薬剤を運び出す。 【0011】粉末を吸入する装置は、活性成分を分与し
輸送する手段によって次の2種の基本形に分割できる。 【0012】I 硬質ゼラチンカプセル内に入れられ1
回分に細別された活性化合物の投与のための1回分投与
用吸入器。 【0013】II 完全治療周期に充分な量の活性成分
を予め装填し、処方に従って使用時に実際的かつ迅速な
方法で1回分の薬剤に分け、必要がある場合には同時に
2回分の薬剤の投与ができる複数回用の吸入器。 【0014】供給装置は治療周期の終わりに廃棄され
る。 【0015】I型の吸入器(この例は、EP 4178
3(Fisons)、BE 813143(ISF)、GB 2
064334及びBE 886531(Glaxo)、ER
147755(Boehringer)、並びにEP 27102
9(Mect)に記述される)は、その比較的複雑な構造的機
構のため、不器用な患者には比較的困難である。 【0016】更に、吸入すべき1回分の薬剤がゼラチン
カプセル内に入れられているため、次の幾つかの重要な
欠点がある。即ち、 ―使用の度にその前に1回分の薬剤を吸入器に装填しな
ければならず、かつ使用が完了した度にこれを空にして
カプセル及び残りの粉末を掃除しなければならない。 【0017】―カプセルが1回で正しく割れないことが
ときどきあり、患者は何回かの作業を強いられる。 【0018】―カプセルが完全に空にならないことがと
きどきあり、供給される薬剤が一定にならない。 【0019】粉状の薬物の投与に有利であることが確か
められているII型の装置は、出願人の英国特許第20
41763号に説明されている。 【0020】この装置は本質的に次の要素から構成され
る。即ち、 ―本体に対して回転自由なノズル; ―完全治療周期に対して充分な量の薬剤を収容するよう
な容積の薬物貯蔵室; ―180°の回転ごとに1回分の薬物を供給する計量用
手段、 ―頂部に向かってはノズル空洞部分と連通しかつ底部に
向かっては通気室と連通し、更にそれ自体は2個の対称
的な孔の手段により外側と連通している収集室内に回転
中に1回分の薬物を注入する分与システム。 【0021】作動の際は、患者は中央部の本体上のノズ
ルを180°回転し、これにより1回分の薬物の分与を
行い、次いでノズルを経て吸入して空気流を作りこの空
気流は粉末を取り上げこれを中央空洞部分に沿って輸送
し、ここから吸入作用で直接吸入される。 【0022】本出願後に提出された欧州特許出願第87
850060号(Akitiebolaget Draco)は次のような
吸入器を説明する。即ち、これの作動は、団塊状の粉末
を吸入に適しかつ気道の深部に達するに適したた微粒子
に確実に解散させるように意図した螺旋状要素を備えた
偏向器の存在に実質的に依存した吸入器である。 【0023】この装置は、これまで知られた装置と比較
し特別の利点は事実上何もない。 【0024】変流装置は、粉末成分に乱流を与える螺旋
状に延びている翼の中央流路内部における存在を英国特
許第2041763号の吸入器が既に提供しているの
で、実際の改良を構成していない。 【0025】更に、ドラコ(Draco)の吸入器は、ある種
の構造的複合を特徴とし、各作動ごと1mg以下の少量の
粉末の投与用として特に設計される。 【0026】1回分の粉末が一連のプラスチック泡の各
に収容される複数回型の吸入器がグラクソ(Glaxo)のE
P211595に記述されている。 【0027】この例もどちらかといえば複雑な装置であ
り、その操作は患者にとって問題があり、またI型の吸
入器の場合におけるように、必然的な薬剤の均一性の欠
如及び内部空洞部分の内側における活性粉末の損失のよ
うな欠点を伴う。 【0028】これに反し、理想的な吸入器は、患者の能
力の最小努力で薬剤の一定かつ正確な投与ができなけれ
ばならない。 【0029】II型の粉末吸入用の複数回式の装置は、
もし実際に機能的で良好に設計されたならば真の利点を
有し、更にその操作の簡単さ(患者の能力に対する特別
の熟練を要しない)、効果的な分与用システムの手段に
よる供給薬剤量の定常性と再現性、及びカプセル又は泡
の開放により生ずる浪費の無いことにより極めて適切で
ある。 【0030】本発明は、吸入の際に装置内部に生ずる圧
力低下より帰納して、空気流に対する抵抗を減少させか
つ再配置することを特徴とし、流れを最適にするように
設計された新規な粉末吸入器に関する。 【0031】乾燥粉末吸入器においては、薬剤は大きい
団塊の薬剤微粒子の微細に粉砕された粉体として与えら
れる。微粒子の大部分は肺の中に入るには大き過ぎる。
団塊が下部気道内に送られるより前に、呼吸の流速によ
り与えられるエネルギーでこれを小さな微粒子に解散さ
せねばならない。流速が高くなると吸い込まれる薬剤微
粒子の数が増加する。 【0032】粉末装置の構造は小さな薬剤微粒子の吸い
込みに大きな影響がある。従って、治療学的に有意義な
肺への沈着は粉末装置を最適化することによりこれを強
化することができる。 【0033】本発明の装置において吸入された空気の流
れの抵抗を減らすために、中央の流路の最適寸法につい
て、その幅及び長さに関して、絶対値との関連及びノズ
ル空洞部分の容積との関連においての特別の研究が行な
われた。 【0034】良好な流れの挙動を得るために、粉末が空
気と混合される帯域の上方領域における圧力低下の発生
をできるだけ防止しなければならないことが事実上立証
された。 【0035】この目的を達成するためには、中央流路の
長さと幅、及びノズル空洞部分の寸法が基本的に重要で
ある。 【0036】大きな流れの抵抗は、粉末が空気流と混合
される流路の下方部分に更に局限され、微粒子の団塊の
粉砕にはより多くのエネルギーを必要とする。 【0037】本発明は添付図面を参照してより詳細に説
明されるであろう。 【0038】図1に長手方向断面が示される吸入器は、
本質的に、番号2で一般的に示された本体に取り付けら
れたノズル1を備える。 【0039】ノズル1は、中央流路6と直接連通する中
央孔5に方に向かって先細になっている内部空洞部分4
とつながっている開口3を持つ。前記中央流路6は、孔
5と反対方向で僅かに広がり、本体2に対してある方向
及びその反対方向に交互に180°回転できるように本
体2の軸方向でかつ本体に対して回転自由に配置された
円筒状要素7より構成される。この要素7は、ノズル1
の1部を形成し孔5を形成する円頂部5と一体になって
いる。本体2は粉末薬物用の貯蔵室8を定め、この室の
容積は完全治療周期について充分な量の薬物を収容する
ことが有利である。閉鎖要素9が室8の上部を定め、こ
れは多数のシール用リングにより本体2の上方内側部分
と中央円筒状要素7との間に圧入される。 【0040】室8の下部はベース10により規定され、
このベース10は、これと共に垂直の環状面13を形成
している傾斜面12の手段により室8の壁11と連絡し
ている。供給すべき薬物の1回分に正確に対応した容積
の薬物計量孔14がベース10の一方の側に設けられ
る。 【0041】要素7の外面には長手方向の溝15が設け
られ、これは別の円筒状要素16の内面に形成された相
補的な突起と組み合う。 【0042】2個の要素7及び16は、上述の溝システ
ム及び要素7の外面の環状保持用突起の存在により、互
いにしっかりと連結される。 【0043】円筒状要素16の下端にこれと一体の回転
隔壁17が設けられ、前記隔壁は前記ベース10上に支
持され、前記環状の面13と共同作用し、かつ計量用孔
14の長さと実質的に同じ長さの部分が切除されてい
る。 【0044】分与用円盤18はベース10より下方で要
素7の端部にキー止めされ、この分与用円盤には後述さ
れるように計量用孔14と一致するようにされた分与用
孔19が設けられる。 【0045】分与用円盤18は、直径方向反対側にある
2個の歯を規定する直径が少し違う2個の半円より構成
される。円盤の回転中に、これらの歯は本体2の下方に
設けられた突起20と組み合う。 【0046】この解決法により、計量用円盤は交互に反
対方向に180°だけしか回転できない。本体2のベー
スは溝システムの手段により大きな円筒状要素21内に
挿入され、要素21の外面には、その上方部分にねじが
設けられ、これに吸入器の保護キャップ22がねじ止め
される。このねじの高さに、2個の円筒体2と21との
間に空気取り入れ用の多数の溝23が切られる。これら
の吸気溝はベース25を底とする通気室24と連通し、
このベース25の上面は湾曲した壁26になるように複
雑な形状にされる。 【0047】要素21には、薬物粉末からの水分を吸収
し、これにより固まりの形成を防止する目的で、シリカ
ゲルのような適当な乾燥剤を収容する内部室27が設け
られる。 【0048】この室27は、多数の溝28の手段により
粉末貯蔵室8と連通する。 【0049】通気性素材の小円盤29がベース25の下
面と室27の上面との間に挿入される。 【0050】最初の使用の前に、室8が完全治療周期に
充分な量の薬物で満たされ、隔壁17がこのときは空の
計量用孔14を閉鎖する。 【0051】使用の際、使用者は、一方の手で吸入器の
ノズル1を、他方の手で吸入器のベース21をつかみ、
分与用円盤18の歯と要素2のベースに設けられた突起
20との組み合いにより阻止されるまで、180°にわ
たって隔壁17と分与用円盤18とを回転させるよう
に、ノズル1と本体2とを相対回転させる。この最初の
回転の結果、1回分の薬物が孔14内に装填される。最
初の回転とは反対方向の第2の回転により、分与用孔1
9と計量用孔14とが一致し、薬物は通気室24内に出
され、ここから流路6及びノズル1の手段により吸入さ
れる。 【0052】この2番目の回転中に、隔壁17は再び計
量用孔を閉鎖し、装置を最初の状態に戻す。 【0053】孔19と14の位置は、図2において明瞭
に見ることができる。この図は次のことを示している。
a)上側図面、隔壁を取り外した後でベース10に対応し
た部分における吸入器の本体の水平方向断面、b)下側図
面、分与用円盤18の平面図。休止位置においては、孔
19と14とは互いに一致するが、これらは、孔14及
び19に関して反対位置に設置された対応長さの孔の設
けられた隔壁17によって隔離される。 【0054】図2は分与用円盤18に設けられた歯及び
吸入器本体のベースに設けられた突起20を示し、この
突起は前記歯と交互に組み合って、薬物を装填する第1
の位置及び室24内に薬物を分与する第2の位置の2個
の閉鎖位置を作る。 【0055】吸入の際は、供給された粉末薬物が集めら
れた室24内に負圧が形成され、この負圧は外側から溝
23を通って前記室の内部に空気流を引き入れる。 【0056】空気流は粉末と混合され、中央流路6の手
段によりノズルの空洞部分までこれを運び出し、ここか
ら直接吸入される。 【0057】既に前に説明したように、円形流路6の寸
法は最適の流れ特性を得るために決定的である。 【0058】本発明の好ましい実施例においては、この
中央流路は直径が3から5mmの間、高さが2.5から4c
mの間である。 【0059】粉末の団塊の破壊は、円筒上流路6内にお
ける螺旋状の翼30又はテーパー部分31の存在により
選択的に更に助長できる。 【0060】この形式の解決策は図3に示される。この
図は以下の点を示している。 【0061】a) 長手方向断面、及び b) 螺旋状の翼の平面図、 c) ベンチュリ管形式の円形テーパー部分の長手方向の
図。本発明の好ましい実施例においては収縮部分は20
°、拡大部分は40°の角度である。 【0062】英国特許第2041763号の目的を形成
している出願人の従来の装置、並びにその他の特許又は
特許出願において続いて説明されたその他の吸入器の両
者に関連して、新規の吸入器の利点は説明及び図面より
明らかであろう。 【0063】最も重要な特徴は、流れとその特性の改
良、及び多かれ少なかれこれに寄与する次のような多く
の要因である。 【0064】−絶対的及びノズル空洞部分に関連した中
央流路の寸法の最適化、 −流れの抵抗の減少及び空気と粉末との混合の助長を支
援する通気室の拡大、 −本体2との間に円形空間を形成するように一緒に連結
された外側本体21に設けられた一連の溝23により形
成された吸い込みシステム。 【0065】開口のこのシステムは種々の技術的利点を
持つ。即ち、 a) 外側からの空気の流入を促進し、これを回転体の下
部に設けられた対応溝を通じて通気室内に向ける。 【0066】b) 患者の能力による指の不正確な位置決
めに基づく空気流の偶発的な妨害を不可能とする。 【0067】c) 容器の上下が逆にされた場合でも前記
容器からの粉末のこぼれを完全に防止する。 【0068】本発明の好ましい実施例の吸入器の流れの
特性を、(A)英国特許第2041763号の吸入器と
(B)本装置における圧力低下の比較測定により、評価し
た。 【0069】評価は毎分20、40、60リットルの流
量に対して行なわれ、次の総圧力低下が算出された。 【0070】 流量(l/min) 圧力低下(Pa) A B 20 310 1670 40 1455 6600 60 4397 14800 圧力低下の分布は次の通りであった。 【0071】 A B 同心の壁 24% 66% 底部流路 31% 15% 円筒状流路 45% 3% 上の計算から、いかにすれば圧力低下の良好な分布が得
られるかが分かった。更に、驚くことには、中央流路内
のわずかな差異、例えば底部の中央における1点(do
t)の存在又は欠如、中央流路内の狭窄部の存在、及び
流路の高さの小差が、C、D、Eで示される3種の異な
った装置の比較から見出だされように、圧力低下の相当
な相異を生ずることが分かった。 【0072】圧力低下 吸入器形式C(中央流路内に狭
窄部; 底部に点なし) 圧力低下 吸入器形式D(狭窄部なし; 底部に点なし) 圧力低下 吸入器形式E(Cと同じ、ただし底部流路
の高さを1mm増加) 本発明の吸入器は、特別の流れ特性に加えて、正確か
つ信頼しうる治療用の目的に対するその他の特に有用な
技術的回答を提供する。 【0073】1.操作の簡単性; 2.活性成分と乳糖のような固形増量剤との混合が可能
であり、これにより1回分の薬剤、特にごく少量使用さ
れる非常に活性的な化合物を増量できるという事実によ
る薬剤量の均一化; 3.粉末の滑りに基づく摩擦領域の消失による投薬量の
一定性と再現性: 事実上、粉末は良く規定された帯域内
に止どまり、分配及び分与用のシステムは誘発的な損失
を防止することができる; 4.25ないし30mgの間の粉末重量の関数として室の
容積を変更できる事実による異なった処方及び異なった
薬種への装置の適合性。この適合性は、粒度分布及び密
度に関する特性の異なった粉末の使用を可能とすること
を意味する; 5.計量用孔14に粉末を装填するためのある方向での
180°の第1の回転及び収集室内に1回分の薬物を分
与すための反対方向での180°の第2の回転を備えた
薬物供給システムによる薬物計量の信頼性。 【0074】この運動の正確性が複数回分の薬物の偶発
的供給を防止する; 6.本体の種々の構成要素が挿入されたとき閉鎖要素9
の位置決めが吸入器本体の総ての部品を一緒に密閉する
組立体システムによる容器の不可侵性; 7.ノズルを清掃し、更にこれを簡単に交換するため
の、簡単な方法によるノズル取り外しの可能性。 【0075】 【実施態様】本発明の実施態様につき説明すれば次の通
りである。 【0076】 【実施態様1】開口(3)を有するノズル(1)及び本体
(2)より構成され、前記本体は粉末用の円形貯蔵室
(8)、この室の底部に設けられ計量用孔(14)と回転計
量用隔壁(17)とより構成される薬剤計量用手段、分与
用孔(19)が設けられた円盤(18)と薬剤を継続的に集
めるようにされた通気室(24)とより構成される分与用
システムを具備し、直径が3ないし5mmの間でかつ高さ
が2.5ないし4cmの間で本体(2)に関して軸方向に配
された円形流路によりノズルの開口が通気室と直接連通
すること、並びに前記通気室は装置の外部本体に設けら
れた一連の溝(23)によりそれ自体で外部と連通しかつ
前記外部本体と本体(2)との間に円形空間を形成するよ
うに溝(23)が一緒に連結されたことを特徴とする粉
末薬物の投与器具。 【0077】 【実施態様2】180°の第1の回転が粉末薬物を計量
用孔(14)内に装填し、反対方向の180°の第2の回
転が供給された薬物を通気室内に落とし込むような方法
で、ノズルと粉末貯蔵室を一体で有する本体との相対回
転により、正確な1回分の薬物の計量と分与とが管理さ
れることを特徴とする実施態様1による装置。 【0078】 【実施態様3】180°の第1の回転の後で、手段は分
与用円盤(18)の歯の一つと中央本体のベースに設けら
れた突起(20)との組み合いにより規定された閉鎖位置
にあり、更に反対方向の180°の回転の後で他方の歯
と前述の突起との組み合いにより同様な方法で第2の閉
鎖位置が規定されることを特徴とする実施態様1及び2
による装置。 【0079】 【実施態様4】内部の円形流路(6)が空気流の乱流を増
加させかつ粉末の団塊の粉砕を更に助長するようにされ
た狭窄部を有することを特徴とする実施態様1及び2に
よる装置。 【0080】 【実施態様5】内部円形流路の狭窄部が螺旋状の翼(3
0)の存在により規定されることを特徴とする実施態様
1、2及び4による装置。 【0081】 【実施態様6】内部円形流路の狭窄部がベンチュリ管の
形式のテーパー帯域(31)の存在により規定されること
を特徴とする実施態様1、2及び4による装置。 【0082】 【実施態様7】1回分の薬物が分与され外側から溝(2
3)を経て空気を吸い込む室(24)内の負圧の発生が患
者の吸入作用により行なわれ、前記空気流は粉末の収集
室内に入り、前記粉末と混合しこれを中央流路を経てノ
ズルの空洞部分に運び、ここから直接吸入されることを
特徴とする実施態様1ないし6による装置。 【0083】 【実施態様8】肺臓気管疾患の治療用の吸入のための微
細化粉末の形態の薬品の投与のための実施態様1ないし
7による装置。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による吸入器の好ましい実施例の長手方
向断面図である。 【図2】図1の実施例の本体2のベース10の部分の横
断断面図、及び分与用円盤18の平面図である。この図
においては隔壁17は取り外してある。 【図3】螺旋状の翼30のある中央導管6の一部の長手
方向断面図と平面図、及び螺旋状の翼の代わりにベンチ
ュリ部分31を備えた実施例の長手方向断面図である。
向断面図である。 【図2】図1の実施例の本体2のベース10の部分の横
断断面図、及び分与用円盤18の平面図である。この図
においては隔壁17は取り外してある。 【図3】螺旋状の翼30のある中央導管6の一部の長手
方向断面図と平面図、及び螺旋状の翼の代わりにベンチ
ュリ部分31を備えた実施例の長手方向断面図である。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 イザベラ・パンツア
イタリア・パルマ・ビアパレルモ26/エ
イ
(56)参考文献 特開 昭60−185564(JP,A)
英国特許2041763(GB,B)
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
A61M 13/00
A61M 15/00
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】開 口(3)を有するノズル(1)及び本体(2)より構成さ
れ、前記本体は粉末用の円形貯蔵室(8)、この室の底部
に設けられ計量用孔(14)と回転計量用隔壁(17)とよ
り構成される薬剤計量用手段、分与用孔(19)が設けら
れた円盤(18)と薬剤を継続的に集めるようにされた通
気室(24)とより構成される分与用システムを具備し、
直径が3ないし5mmの間でかつ高さが2.5ないし4cm
の間で本体(2)に関して軸方向に配された円形流路によ
りノズルの開口が通気室と直接連通すること、並びに前
記通気室は装置の外部本体に設けられた一連の溝(23)
によりそれ自体で外部と連通しかつ前記外部本体と本体
(2)との間に円形空間を形成するように溝(23)が一
緒に連結されたことを特徴とする粉末薬物の投与器具。
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IT20025A/90 | 1990-04-12 | ||
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