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JP3208910B2 - ディスク傾き補正装置 - Google Patents

ディスク傾き補正装置

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JP3208910B2
JP3208910B2 JP08336393A JP8336393A JP3208910B2 JP 3208910 B2 JP3208910 B2 JP 3208910B2 JP 08336393 A JP08336393 A JP 08336393A JP 8336393 A JP8336393 A JP 8336393A JP 3208910 B2 JP3208910 B2 JP 3208910B2
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直哉 江口
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Sony Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、情報の記録パッケージ
・メディアとしての光ディスクを用いたコンピューター
の記憶装置、音楽・画像情報記憶装置に用いて好適なデ
ィスク傾き補正装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】コンピューターの記憶装置、画像情報の
パッケージメディアとして用いられる光ディスクは、近
年益々その高記録密度化が進んでいる。この高記録密度
化の1つの方法として、対物レンズ開口数N.A.を従
来のコンパクトディスクのそれより大きくする技術が検
討されている。これを、一般に光ディスクのハイN.
A. 化とよんでいる。図17に従来の光ディスクのピッ
クアップ部の一例の構成を示す。
【0003】図17において1は半導体レーザ、可視光
の固体レーザ等より成る光源で、その光Lを例えばビー
ムエキスパンダー2、回折格子3を介して例えばPBS
(偏光ビームスプリッタ)等のビームスプリッタ4に入
射させ、更にコリメータレンズ5、QWP(1/4波長
板)6、対物レンズ7を介して、図17において一点鎖
線で示す光ディスク10の所定の読み出し位置に照射さ
せる。
【0004】そしてここから反射された光は、対物レン
ズ7、QWP6、コリメータレンズ5を介してPBS4
によって反射されて、例えばマルチレンズ8により集光
されてフォトダイオード等の受光素子9によって検出さ
れるようになされている。
【0005】図18Aにディスクの傾きいわゆるスキュ
ーが0°(deg.)のときのEFM(Eight to Fourteen Mo
duration)再生信号のアイパターンを示す。また、図1
8Bにディスク・タンジェンシャル・スキュー(ディス
クの円周の接線方向の傾き)が0.3°の場合、更に図
18Cにディスク・ラディアル・スキュー(ディスク半
径方向の傾き)が0.3°の場合のそれぞれのEFM再
生信号のアイパターンを示す。EFM信号はコンパクト
・ディスクで使われている信号である。
【0006】図18A〜CのEFM再生信号は、最短繰
り返し周波数がfC /2(カットオフ周波数fC の1/
2)でウィンドウの巾をTとすると、1/Tが3f
C (カットオフ周波数fC の3倍)となるもので、線方
向の情報の密度がコンパクトディスクの2倍とされた例
である。図18Aに示すようにディスク・スキューが0
°のときには十分に信号の抜き取りができることが分か
る。
【0007】しかしながら図18B及びCに示すよう
に,ディスクのタンジェンシャル・スキュー、ラディア
ル・スキューが0. 3°程度と僅かでも傾いてしまう場
合は信号の抜き取りが困難となることが分かる。
【0008】ここで、上述の図17において説明した光
ディスク・ピックアップ構成において、波長をλ、対物
レンズの開口数をNAと表すとする。
【0009】光ディスクの構造は、コンパクト・ディス
クに代表されるように1.2mm程度の厚みを有する透
明基板を介して反射面に記録されている信号を再生する
ように構成される。したがって、ディスクを対物レンズ
光軸に対して傾けると、開口数NAの約3乗とスキュー
量θの約1乗に比例してコマ収差が発生する。
【0010】ザイデルの収差係数式で表すと、θが十分
小さいので下記の数1に示すように表される。単位は波
長λで規格化する。
【数1】
【0011】ここでW31は3次のコマ収差、tはディス
ク基板厚み、nはディスク基板屈折率、θはディスク・
スキュー量、NAは対物レンズ開口数N. A. である。
開口数N. A. が0.6程度、即ち例えばコンパクトデ
ィスク(開口数N. A. は0.45)の1.33倍もあ
るような系では、コンパクトディスクと同じディスク・
スキュー量では波長λで規格化されるため、3.5倍も
コマ収差が発生することになる。
【0012】更にコマ収差自体は、瞳上の極座標(r,
θ)を用いて下記の式で表すことができる。 W313 cosθ
【0013】これを対物レンズの入射面における波面と
して、瞳半径を1に規格化して、コマ収差係数W31を1
として図式化したものを図19に示す。また図20A及
びBにそれぞれスキューが0°の場合、スキューが0.
3°の場合のディスク上でのスポットの線像強度分布を
示す。これらの結果から、0.3°程度と極めて微小な
スキューが生じた場合においても、その強度分布は格段
に歪み、非対称な分布となってしまうことがわかる。
【0014】ポリカーボネイト等より成り、ディスク・
スキューが±0.5〜1°程度と比較的大きく、大量生
産された安価なディスクを用いると、このような波面の
歪によりディスク上での結像スポットが更に非対称な分
布となってしまい符号間干渉を著しく増加させ、波形ひ
ずみが大きくなり、十分なC/N(キャリア/ノイズ
比)をもって信号を抜き取ることが困難になる恐れがあ
る。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】上述したようにディス
クを対物レンズ光軸に対して傾けるとコマ収差が発生
し、これにより生じる光波の波面の歪によりディスク上
での結像スポットが非対称になって符号間干渉を著しく
増加させ、十分なC/Nをもって信号を抜き取ることが
困難となってしまう。
【0016】本発明は、このような問題に鑑みて、例え
ばポリカーボネイト等より成りディスク・スキューが±
0.5〜1°と比較的大きい大量生産された安価なディ
スクを用いる場合においても、開口数N. A. が0.6
程度とされる高密度光ディスク再生システムを構築し得
るディスクの傾き(スキュー)の補正装置を提供する。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明は、図1にその一
例の構成を示すように、少なくとも光源と光ディスクと
の間に、光学的に位相差の異なる領域を有する透明基板
を少なくとも2枚設けて、且つこの透明基板を光軸に垂
直な面内で移動可能として構成する。
【0018】また本発明は、上述の構成において光源と
光ディスクとの間に少なくともビームスプリッタを設
け、上記の透明基板を、この光源とビームスプリッタと
の間に設ける構成とする。
【0019】また本発明は、図2にその一例の要部平面
図を示すように、上記透明基板の光学的に位相差の異な
る領域を、少なくとも部分的に短冊状として構成する。
更にまた本発明は、上述の構成において、上記透明基板
の光学的に位相差の異なる領域を、少なくとも部分的に
円形状として構成する。
【0020】また本発明は、上述の構成において、透明
基板を2組設け、各透明基板の移動方向を、光軸にほぼ
垂直な面内でほぼ直交する方向として構成する。
【0021】
【作用】上述したように本発明によれば、ディスクの光
ピックアップ部に於いて、光学的に位相差の異なる領域
を有する少なくとも2枚の透明基板を光源と光ディスク
の間に設け、これら位相差の異なる領域を有する透明基
板を光軸にほぼ垂直な面内で移動することができるよう
にすることから、この位相差の異なる領域のパターン及
び大きさ、また光軸にほぼ垂直な方向に関する各透明基
板の相対的な位置を適切に制御することによって、ディ
スクのスポット面内において、スキューに応じてこれを
補正すべき領域に、適切な光路差を生じさせることがで
きる。
【0022】即ち、これら透明基板の移動量をディスク
のスキュー量(ディスク・スキュー)に対応して制御す
ることによって、対物レンズの瞳面上の波面に非対称性
を生じさせ、ディスク・スキューによって発生するコマ
収差を補正することができる。従ってこれにより生じる
光波の波面の歪によりディスク上での結像スポットが非
対称になって、符号間干渉を増加させることを抑制する
ことができ、十分なC/Nをもって信号を抜き取ること
ができるようにする。
【0023】このような本発明によれば、大量生産され
た安価なポリカーボネイト等より成るディスク・スキュ
ーが±0.5〜1°と比較的大きいディスクを用いる場
合においても、開口数N. A. が0.6のような高密度
光ディスク再生システムを構築することができることと
なる。
【0024】
【実施例】以下図面を参照して本発明の実施例を詳細に
説明する。図1に本発明の一実施例の模式的な構成を示
す。この場合、光源1とビームスプリッタ4との間に光
学的に位相差の異なる領域を有する少なくとも2枚、こ
の場合2枚の透明基板11A及び11Bを設けた例であ
る。図1において、1は半導体レーザ等の光源で、ここ
からの光Lをビームエキスパンダー2、回折格子3を介
して透明基板11A及び11Bに入射させ、更に例えば
ビームスプリッタ4に導入させて、コリメータレンズ5
を介して対物レンズ7により集光させ、光ディスク10
の所定位置に照射させる。
【0025】そして、光ディスク10で反射された光
を、対物レンズ7、コリメータレンズ5を介してビーム
スプリッタ4により反射させ、マルチレンズ8により集
光させて例えばPINフォトダイオード等の半導体レー
ザより成る情報信号再生用の受光素子9によって検出す
る。
【0026】また図1において一点鎖線cは光軸を示
し、透明基板11A及び11Bは、この光軸cに対して
その基板面が垂直となるように配置する。
【0027】図2及び図3にこれら透明基板11A及び
11Bの略線的拡大側面図及び平面図を示す。この場
合、ガラス等より成る基板110 上に、斜線を付して示
すように、それぞれ段差状に光学的に位相の異なる領域
A1及びRA2、RB を各透明基板11A、11Bに設け
る構成とする。この光学的に位相の異なる領域は、例え
ばガラスより構成しても良く、その他SiO2 、SiN
X 等種々の材料により構成し得る。
【0028】そしてこのような領域RA1、RA2及びRB
の材料即ちこれにより決まる屈折率と、その厚さを適切
に選定することによって、図2において模式的に示すよ
うに、これら透明基板11A及び11Bを通過する光に
対する位相差δを適切に選定することができる。この場
合各領域RA1,RA2及びRB による位相差が一様にδと
なるように選定する。
【0029】ここで、対物レンズの瞳の半径を1と規格
化し、また各透明基板の板面上において直交するx軸及
びy軸を規定して位相差の異なる領域のパターンを表す
と、図3に示すようにこの場合各領域をy軸に延長する
短冊状にパターニングするものであり、一方の透明基板
11Aではx≦−1、x≧1に位相差の異なる領域R A1
及びRA2を設け、他方の透明基板11Bには、−1≦x
≦1に位相差の異なる領域RB を設ける構成とする。図
3において、破線pは対物レンズの瞳を示す。
【0030】次に、このような2枚の透明基板11A及
び11Bを光軸に対し垂直な方向に移動した場合の動作
態様について説明する。図4A〜Cにおいては2枚の透
明基板11A及び11Bの配置を示す側面図及びこれら
を重ね合わせた平面図と、対物レンズの瞳上での位相差
を示す。この例はディスク・スキューが0°の場合を示
し、2枚の透明基板11A及び11Bはその中心線即ち
図3におけるy軸が一致するように配置されて、これら
を重ね合わせた位相差は0となり、光は、瞳面内におい
て同一の位相をもってディスクに照射される。図4A〜
Bにおいて図2及び図3に対応する部分には同一符号を
付して重複説明を省略する。
【0031】図5A〜Cにディスク・スキューが0°で
ない場合の各透明基板11A及び11Bの配置を示す側
面図、平面図及びこれにより生じる対物レンズの瞳上で
の位相差を示す。この場合、各透明基板11A及び11
Bは矢印a及びbで示すように、それぞれ光軸に対しほ
ぼ直交する方向に逆向きに移動する構成として、2枚の
透明基板11A及び11Bがそれぞれその中心線がずれ
た配置とする。この移動手段等については後段で詳細に
説明する。
【0032】従って、重ね合わせた位相は図5Cに示す
ように階段状に非対称となり、この階段状に非対称な位
相を、ディスク・スキューによって発生するコマ収差と
逆相になるように、2枚の透明基板11A及び11Bの
ずれ量を制御する。図5において、図4に対応する部分
には同一符号を付して重複説明を省略する。
【0033】図6にディスク・スキューで発生するコマ
収差を、瞳上の極座標(r,θ)を用いて下記の式 W313 cosθ で表し、これを対物レンズの入射面における波面とし
て、瞳半径を1に規格化して、コマ収差係数W31を1と
して図式化して示す。また図7に2枚の透明基板11A
及び11Bを逆方向に移動させたときの階段状に非対称
な位相、更に図8にディスク・スキューで発生するコマ
収差と2枚の透明基板11A及び11Bを逆方向に移動
させた時の階段状に非対称な位相差を合成させたときの
位相差を示す。
【0034】これらの結果から、図6に示すコマ収差が
生じたままの場合に比し、本発明によって透明基板11
A及び11Bにより位相を補正した図8に示す例におい
ては、位相差の二乗平均(rms)が小さくなることが
わかる。
【0035】次に、図9〜図11を参照して、透明基板
11A及び11Bの移動手段を含めて具体的な構成を詳
細に説明する。先ず図9A及びBにディスクの傾きを検
知するスキュー・センサー20の一例の構成を示す。ス
キュー・センサー20には発光ダイオード(LED)等
の発光素子21と2分割フォト・ディテクター22とが
設けられ、図9Aに示すように発光素子21からの光が
光ディスク10の記録面10Rに照射されて2分割フォ
ト・ディテクターに反射される。そして図9Bに示すよ
うに、この2分割フォト・ディテクター22からの差信
号がスキュー・エラー信号として出力される。図9Bに
おいてSo はディスクから反射された光の結像スポット
を示す。
【0036】このスキュー・エラー信号のディスクスキ
ュー量に対する変化を図10に示す。この図10からわ
かるように、この場合例えばディスクスキュー量が例え
ば±3°(deg.)の範囲(図10においてLi で示
す)で上述のスキュー・エラー信号からディスクスキュ
ー量が一義的に求まり、これによって補正量を制御する
ことができる。
【0037】このようなスキュー・センサーを用いてデ
ィスクの傾き量を検知し、例えば図11に示す構成とす
ることにより、そのスキュー量に応じて2枚の透明基板
の移動量を制御することができる。この実施例では電磁
アクチェーター25を用いて透明基板11A、11Bを
移動させている。各透明基板11A及び11Bの位置は
位置検出センサー24により検出して、スキュー・セン
サー20からの信号がアンプ26を介して位置検出セン
サー24からの信号と共に減算器27に入力され、差信
号が位相補償器28、アンプ29を介して電磁アクチュ
エーター25に帰還される。図11においては受光部
(再生光検出系)を省略して示し、また図1に対応する
部分には同一符号を付して重複説明を省略する。
【0038】尚、本発明はこの実施例にのみ限定される
ものではなく、例えば図12にその構成図を示すよう
に、透明基板11A及び11Bをビームスプリッタ4と
光ディスク10との間、特にコリメータレンズ5と対物
レンズ7との間に設ける構成としてもよく、またその他
光源1と光ディスク10との間のどの平行光束中、集束
又は発散光束中どの位置にも設けることができる。図1
2において、図1に対応する部分には同一符号を付して
重複説明を省略する。
【0039】しかしながら、図1乃至図11において説
明したように、透明基板11A及び11Bを光源1とビ
ームスプリッタ4との間に設ける場合、即ち回折格子3
とビームスプリッタ4との間に限ることなく透明基板1
1A及び11Bを光源1とビームスプリッタ4との間等
のどの位置に設ける場合においても、光源からの光が透
明基板11A及び11Bを通過する回数が1回となるこ
とから、光路差等の設定が容易となり、また光ディスク
10から反射された再生光に何らの影響を及ぼすことな
く検出できることから、より安定確実な再生が可能とな
る。
【0040】また例えば図13A及びB、図14A及び
Bにその略線的拡大側面図及び平面図を示すように、各
透明基板11A及び11Bのそれぞれの位相差の異なる
領域RA 及びRB (斜線を付して示す)を、それぞれ円
形状の凹部または凸部を有するパターンとして構成する
こともできる。このような構成とする場合、その生じさ
せる位相差がスキューによって生じるコマ収差により追
随した形状となることから、補正後の位相差の二乗平均
(rms)を更に低減化することができる。
【0041】更にまた、図15A〜Dに略線的拡大側面
図を、また図16A〜Dに略線的拡大平面図をそれぞれ
示すように、2組の2枚構成の透明基板11A及び11
B、11C及び11Dを設け、これら各透明基板11A
及び11B、11C及び11Dの移動方向が、光軸にほ
ぼ垂直な面内でほぼ直交する方向となるように構成する
こともできる。これにより、更にスキューによるコマ収
差を補正することができ、より位相差の二乗平均の低減
化をはかることが可能となる。
【0042】更に本発明においては、上述の各実施例に
限定されることなく本発明構成を逸脱しない範囲におい
てその他種々の変形変更が可能であることはいうまでも
ない。例えば、ディスクの傾きを検出する手段としてデ
ィスク・スキュー・センサーを用いることなく、再生信
号(RF信号)等を用いて検出してもよく、更にまた上
述の例においては電磁アクチュエーターを用いて透明基
板を移動させた例を示したが、これに限定されることな
く例えばラック・アンド・ピニオン、歯車、静電アクチ
ェーター、ピエゾに代表される圧電素子等種々の移動手
段を用いることができる。
【0043】
【発明の効果】本発明による効果を以下に示す。 1.対物レンズ開口数N. A. が大きくてもディスク・
スキューによって発生するコマ収差による再生波形の歪
を光学的に補正できるので、非常に安価な高密度光ディ
スク・システムを供給できる。
【0044】2.対物レンズ開口数N. A. が大きくて
もディスク・スキューによって発生するコマ収差による
再生波形の歪を光学的に補正するので、非常に信頼性の
高い高密度光ディスク・システムを供給できる。
【0045】3. ディスク・スキューの許容値を大きく
することができるので、高密度ディスクであるにもかか
わらず製造価格の安い光ディスクを用いた高密度光ディ
スク・システムを供給できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の構成図である。
【図2】透明基板の一例の略線的拡大側面図である。
【図3】透明基板の一例の略線的拡大平面図である。
【図4】本発明の一実施例の動作態様の説明図である。
【図5】本発明の一実施例の動作態様の説明図である。
【図6】ディスクのスキューにより生じるコマ収差を示
す図である。
【図7】透明基板により生じる階段状位相差を示す図で
ある。
【図8】コマ収差と階段状位相差とを合成した位相を示
す図である。
【図9】ディスクのスキュー・センサーの一例の構成図
である。
【図10】スキュー・エラー信号のディスクスキュー依
存性を示す図である。
【図11】本発明の一実施例の制御系の構成図である。
【図12】本発明の他の実施例の構成図である。
【図13】透明基板の他の例の略線的拡大側面図であ
る。
【図14】透明基板の他の例の略線的拡大平面図であ
る。
【図15】透明基板の他の例の略線的拡大側面図であ
る。
【図16】透明基板の他の例の略線的拡大平面図であ
る。
【図17】光ピックアップの一例の構成を示す略線的斜
視図である。
【図18】EFM再生信号の波形図である。
【図19】ディスクのスキューにより生じるコマ収差を
示す図である。
【図20】ディスク上でのスポットの強度分布を示す図
である。
【符号の説明】
1 光源 2 ビームエキスパンダー 3 回折格子 4 ビームスプリッタ 5 コリメータレンズ 6 1/4波長板(QWP) 7 対物レンズ 8 マルチレンズ 9 受光素子 10 ディスク

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも光源と光ディスクとの間に、
    光学的に位相差の異なる領域を有する透明基板が少なく
    とも2枚設けられて成り、 上記透明基板が光軸に垂直な面内で移動可能とされて成
    ることを特徴とするディスク傾き補正装置。
  2. 【請求項2】 少なくとも上記光源と上記光ディスクと
    の間にビームスプリッタが設けられ、 上記透明基板が、上記光源と上記ビームスプリッタとの
    間に設けられて成ることを特徴とする上記請求項1に記
    載のディスク傾き補正装置。
  3. 【請求項3】 上記透明基板の光学的に位相差の異なる
    領域が、少なくとも部分的に短冊状とされて成ることを
    特徴とする上記請求項1に記載のディスク傾き補正装
    置。
  4. 【請求項4】 上記透明基板の光学的に位相差の異なる
    領域が、少なくとも部分的に円形状とされて成ることを
    特徴とする上記請求項1に記載のディスク傾き補正装
    置。
  5. 【請求項5】 上記透明基板が2組設けられ、上記各透
    明基板の移動方向が、光軸にほぼ垂直な面内でほぼ直交
    する方向とされて成ることを特徴とする上記請求項1に
    記載のディスク傾き補正装置。
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