JP3205616B2 - シート搬送装置及び前記シート搬送装置を用いるオーバーヘッドプロジェクター - Google Patents
シート搬送装置及び前記シート搬送装置を用いるオーバーヘッドプロジェクターInfo
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Description
有するシート原稿を載置してスクリーン上に投影するオ
ーバーヘッドプロジェクター(OHP)に搭載可能なシ
ート搬送装置に係り、特に複数枚のシート原稿を長尺状
搬送部材にストックしておき、これらを効率良く投影位
置に搬送可能なシート搬送装置に関するものである。
ではない)オーバーヘッドプロジェクター(OHP)装
置に用いるシート搬送装置の概略構成について説明する
と、シート原稿を供給トレイに載置しその先端を供給側
のローラ対に突き当てると、原稿検知センサがこれを検
知して前記ローラ対の駆動源であるモータを駆動する。
ールが回転し、シート原稿よりも幅広な長尺状の透明フ
ィルムである搬送フィルム及び押さえフィルムを巻き取
っていく。これによって、シート原稿は、搬送フィルム
によって搬送されると共に、押さえフィルムによって上
面が押さえられ、両フィルムによって挟持された状態で
共通ロールに巻き取られる。
送した後、同様にして2枚目以降のシート原稿を搬送
し、複数枚のシート原稿を共通ロールに巻き付ける。そ
して共通ロールに巻き取られた複数枚のシート原稿のう
ち、任意のシート原稿は露光部の読取領域上に搬送して
光照射され、その透過光は反射ミラー,レンズを介して
スクリーン上に投影される。
シート搬送装置にあっては、図5に示すように搬送フィ
ルム52及び押さえフィルム53は同一幅でかつシート原稿
51の幅より幅広になっているため、以下に述べる課題が
あった。 (1)現在市販されているOHP装置の露光領域は「28
5 mm×285 mm」と規定されているため、例えばA4
サイズのシート原稿51を搬送方向に対して直角方向に該
シート原稿51の長手側(297 mm)を配置して搬送した
場合(以下『横送り』と言う)、画像が欠けてしまう場
合があり、この様な時には搬送フィルム52及び押さえフ
ィルム53間に挟持されたシート原稿51を一度取り出し
て、必要な画像が欠けない用に露光部R中心からシート
原稿中心をずらせてシート原稿51の位置を修正し直して
再度搬送しなければならず、修正作業に手間どってい
た。 (2)上記露光部R上でシート原稿51が斜行している場
合にも、(1)と同様に一度シート原稿51を取り出して
修正しなければならなかった。
決し、搬送部材と押さえ部材に挟持して搬送されたシー
ト原稿を露光部上で位置を容易に修正可能なシート搬送
装置を提供することにある。
の本発明に係る代表的な構成は、シート原稿を搬送する
ための長尺状の搬送部材と、前記シート原稿を押さえる
ための長尺状の押さえ部材と、前記搬送部材を露光部の
読取領域外の一方側へ巻き取るための第一巻取手段と、
前記搬送部材を前記露光部の読取領域外の他方側へ巻き
取るための第二巻取手段と、前記第一巻取手段、前記第
二巻取手段を駆動するための駆動手段と、を有し、前記
搬送部材の幅をシート原稿幅より広くし、前記押さえ部
材の幅をシート原稿よりも狭くしたことを特徴とする。
稿幅より広くし、押さえ部材の幅をシート原稿よりも狭
くしたことにより、前記搬送部材と押さえ部材によって
挟持して搬送されたシート原稿を露光部上で容易に移動
させて位置を修正することができる。
ェクター(OHP)用シート搬送装置を図1乃至図5を
参照して説明する。尚、図1は第1実施例に係るシート
搬送装置を用いたOHP装置の外観説明図、図2はシー
ト搬送装置の断面構成説明図、図3はシート搬送装置の
駆動系の説明図、図4は露光部の上視図である。
OHP装置の全体構成を説明すると、これはシート搬送
装置Aを図1の二点鎖線に示すOHP装置Bに装填し、
該装置Bに使用するOHP用のシート原稿1を自動的に
送り出すものである。即ち、長尺状の透明フィルムから
なる搬送部材2と、同じく長尺状の透明フィルムからな
る押さえ部材3との間に複数枚のシート原稿1を順次挟
み込むと共に、両フィルム2,3を第一巻取手段4及び
第二巻取手段5に巻き付けてある。そして前記2枚のフ
ィルム2,3が張架手段6によってシート原稿1を挟ん
だ状態で露光部101上で密着するようにする。この状
態で第一駆動手段である右モータ7又は第二駆動手段で
ある左モータ8を駆動して第一巻取手段4又は第二巻取
手段5に両フィルム2,3を巻き取ることにより、所望
のシート原稿1をOHP装置Bの露光部101のプラテ
ンガラス102上に搬送する。このシート原稿1に対し
て露光部101から光を照射し、その透過光をアーム1
03によって上方に支持された投影手段である反射ミラ
ー104及びレンズ105を介して図示しないスクリー
ン上に投影することにより、原稿記載画像を拡大投影す
るように構成している。
ついて個々説明する。 (搬送フィルム及び押さえフィルム)前記搬送フィルム
2及び押さえフィルム3はシート原稿1を挟み込むよう
にして保持するものである。上記搬送フィルム2はシー
ト原稿1を載置し、該搬送フィルム2の巻取に伴ってシ
ート原稿1を搬送するものである。また押さえフィルム
3は、上記搬送フィルム2上のシート原稿1の上面を押
さえて該シート原稿1がカールするのを防止すると共
に、シート原稿1が傷付くのを防止している。
の大きさは、例えば図4に示すように、上記搬送フィル
ム2の幅はシート原稿1の幅(A4サイズ幅297 mm)
よりも幅広なフィルム(幅297 +βmm)が用いられて
おり、押さえフィルム3の幅は、露光部101の読取領
域Rの幅(285 mm) よりも広くかつシート原稿1の幅
(A4サイズ幅297 mm)より幅狭なフィルム(幅285
+α(<297 )mm)が用いられている。上記搬送フィ
ルム2及び押さえフィルム3には透明フィルムが用いら
れており、該フィルムは強度が維持されれば薄い方が好
ましく、厚さ25μm〜60μm程度のものが好適に用いら
れる。そして材質としては光の透過性が良く、安定した
耐熱性を有するものが好ましく、例えばポリエチレンテ
レフタレートフィルム等が好ましく用いられる。
は、図4に示すように、コママーク2aが所定間隔で設
けられている。このコママーク2aをコマ検出センサに
よって検出することにより、所望の原稿を露光部上に搬
送セットするものである。
尺状の搬送フィルム2及び押さえフィルム3の一方端を
巻き付けるものであり、図1に示すようにOHP装置B
の露光部101の読取領域外に配置される。本実施例で
は図2及び図3に示すように、露光部101の読取領域
外右側に配置され、前後のフレーム9a,9b間に搬送
フィルム2を巻き付ける搬送ロール4aと、押さえフィ
ルム3を巻き付ける押さえロール4bとを回動自在に取
り付けている。
は前後フレーム9a,9b間にロール軸4a1をネジ等に
よって固着し、該ロール軸4a1に回動自在に取り付けた
前後プーリ4a2,4a3を搬送ロール4aの両端に圧入し
て取り付け、この搬送ロール4aに搬送フィルム2を巻
き付けている。押さえロール4bも同様に、前後フレー
ム9a,9b間にロール軸4b1をネジ等によって固着
し、該ロール軸4b1に回動自在に取り付けた前後プーリ
4b2,4b3を押さえロール4bの両端に圧入し、この押
さえロール4bに押さえフィルム3を巻き付けている。
bとの位置関係は、図2に示すように、搬送ロール4a
が下側に、押さえロール4bが上側になるように配置し
ている。
尺状の搬送フィルム2及び押さえフィルム3の他方端を
巻き付けるものであり、図1に示すようにOHP装置B
の露光部101の読取領域外に配置されるものである。
本実施例では図2及び図3に示すように、露光部101
の読取領域外左側に配置し、前後のフレーム9a,9b
間に搬送フィルム2及び押さえフィルム3を巻き付ける
共通ロール5aを回動自在に取り付けている。
は前後フレーム9a,9b間にロール軸5bをネジ等に
よって固着し、該ロール軸5bに回動自在に取り付けた
前後プーリ5c,5dを共通ロール5aの両端に圧入す
ることによって取り付け、この共通ロール5aに搬送フ
ィルム2及び押さえフィルム3を巻き付けるように構成
している。また後プーリ5dにはギヤ5eが係合してお
り、該ギヤ5eはモータギヤ17と噛合して左モータ8か
らの回転を伝達する。上記ギヤ5eはトルクリミッタを
内蔵しており、モータギヤ17からの駆動力の伝達を一定
トルク以上では後プーリ5dに伝達しないように構成さ
れている。
間に挟んだ搬送フィルム2と押さえフィルム3がOHP
装置Bのプラテンガラス102上に互いに密着して位置
するように張架するものであり、本実施例では図2及び
図3に示すように、露光部101の読取領域外の右側に
右ローラ対6a,6bを設け、読取領域外の左側に左ロ
ーラ6cを設けている。
図2及び図3に示すように、前後フレーム9a,9b間
にローラ軸6a1,6c1をネジ等によって固着し、該ロー
ラ軸6a1,6c1に回動自在に取り付けた前後プーリ6a
2,6a3を右下ローラ6aの両端に、また前後プーリ6c
2,6c3を左ローラ6cの両端に圧入することによって
取り付けている。そして図2に示すように、搬送フィル
ム2及び押さえフィルム3は前記右下ローラ6aの上側
を通り、且つ左ローラ6cの下側を通ることにより、露
光部101上を密着して張架されるようになっている。
9a,9bに回動可能に取り付けられており、図示しな
いバネ等によって右下ローラ6aに付勢している。この
右ローラ対6a,6b間に搬送フィルム2及び押さえフ
ィルム3を通過させることによって両フィルム2,3を
密着させている。
フィルム3を巻き取るための駆動伝達系について説明す
る。
は、これらを巻き付ける搬送ロール4a、押さえロール
4b、及び共通ロール5aを駆動回転することによって
それぞれのロールに巻き取るようにしており、本実施例
では第一巻取手段を構成する搬送ロール4a及び押さえ
ロール4bをステッピングモータである右モータ7によ
って駆動回転し、第二巻取手段を構成する共通ロール5
aを同じくステッピングモータである左モータ8によっ
て駆動回転するように構成している。その具体的構成を
以下説明する。
は右モータ7が取り付けてある。また前記搬送ロール4
aの一方端に圧入した後プーリ4a3はプーリギヤで構成
してあり、右モータ7に結着したモータプーリギヤ10の
ギヤ部が前記後プーリ4a3のギヤ部と噛合し、右モータ
7の駆動力が搬送ロール4aに伝達されるようになって
いる。
一方端部にはトルクリミッタ11が取り付けてあり、該ト
ルクリミッタ11を介してロールギヤ12が取り付けてあ
り、このロールギヤ12は伝達ギヤ13aと噛合している。
この伝達ギヤ13aは後フレーム9bに回動自在に取り付
けた伝達軸13bに取り付けられたワンウェイギヤであ
り、伝達軸13bが一方向(押さえロール4bが押さえフ
ィルム3を巻き取るように回転力が伝達される方向)に
回転する場合に、伝達軸13bに対してロック状態となっ
てロールギヤ12に回転力を伝達し、伝達軸13bが逆方向
に回転する場合には伝達軸13bに対してフリー状態とな
ってロールギヤ12に回転力を伝達しないようになってい
る。
しており、このプーリ13cと前記モータプーリギヤ10の
プーリ部とがベルト14によって連結している。これによ
り、右モータ7の駆動力が伝達軸13bに伝達され、伝達
ギヤ13aからロールギヤ12更にはトルクリミッタ11を介
して押さえロール4bと伝達されるようになっている。
送ロール4a及び押さえロール4bに回転力が伝達され
るが、このとき搬送ロール4aの回転周速度よりも押さ
えロール4bの回転周速度が速くなるようにギヤ比を設
定してある。尚、この速い分は後述するようにトルクリ
ミッタ11で吸収されるため、搬送フィルム2と押さえフ
ィルム3とは常に同一速度でそれぞれのロール4a,4
bに巻き取られるものである。
4bに圧入された後プーリ4b3には摩擦部材よりなるブ
レーキ板15が押圧スプリング16によって圧接しており、
押さえロール4bの回転にブレーキをかけるようになっ
ている。
8が取り付けられ、該モータ8に結着されたモータギヤ
17が共通ロール5aの一方端に圧入された後プーリ5d
に形成されたギヤ5eと噛合している。これにより左モ
ータ8の駆動によって共通ロール5aが回転し、搬送フ
ィルム2及び押さえフィルム3を巻き取るように構成さ
れている。
にはリモコン受信部が設けてあり、リモコン19によって
前記左右モータ7,8等の駆動指示を遠隔操作し得るよ
うに構成している。
近傍には、図2に示すように、シート原稿1を供給する
供給トレイ20aがロール軸4a1を中心に揺動可能に取付
けられており、カム20bの駆動によって揺動するように
構成されている。この供給トレイ20aの先端は、右上ロ
ーラ6bの下方に位置し、該トレイ20aが揺動して前記
先端が上方へ移動すると、トレイ20a上に載置したシー
ト原稿1が押さえフィルム3に圧接するように構成され
ている。
出センサ20cが設けてある。このセンサ20cはトレイ20
上にシート原稿1が存在しない場合はセンサアームが起
立しており、シート原稿1を載置するとセンサアームが
倒れ、そのアームの状態を図示しない反射センサ等によ
って検出してシート原稿1の有無を検出するものであ
る。
うに、右ローラ対6a,6bと搬送ロール4aとの間に
は搬送フィルム2を挟むようにコマ検出センサ21が設け
てある。このセンサ21は透過型センサで構成してあり、
搬送フィルム2の幅方向端部に設けたコママーク2aを
検出するものである。
の長尺方向両端部近傍には連続して設けてあり、その他
の部分にはシート原稿1の長さと略同じ等間隔に設けて
ある。従って、搬送ロール4a又は共通ロール5aに搬
送フィルム2を巻き取る場合、コマ検出センサ21がコマ
マーク2aを検出することでシート原稿1の位置出しを
検出出来、また連続したコママーク2aを検出すること
により搬送フィルム2の巻き取り終端を検出することが
出来る。
ート搬送装置Aによってシート原稿1を搬送する動作に
ついて説明する。
し、その先端を右ローラ対6a,6bに突き当てると、
原稿検出センサ20cがこれを検出し左モータ8が駆動す
る。その回転によって左ローラ対6c,6d及び共通ロ
ール5aが図2の時計回転方向に回転し、搬送フィルム
2及び押さえフィルム3を巻き取っていく。これによ
り、シート原稿1は搬送フィルム2によって搬送される
と共に、押さえフィルム3によって上面が押さえられ、
両フィルム2,3に挟まれた状態で共通ロール5aに巻
き取られていく。尚、このとき右ローラ対6a,6bは
フィルム2,3の搬送に従動回転する。
き取るとき搬送ロール4a及び押さえロール4bはそれ
ぞれ搬送フィルム2及び押さえフィルム3を繰り出すよ
うに従動回転するが、右モータ7が停止状態にあるため
に、その停止トルクによって搬送ロール4aに回転負荷
がかかり、搬送フィルム2はテンションを付与された状
態で繰り出される。
のコママーク2aを検出すると左モータ8の駆動が直ち
に停止する。このときも搬送ロール4aには前述した右
モータ7の停止トルクによって回転ブレーキが付与され
ているために、慣性によって搬送フィルム2を繰り出し
てしまうことがなく、該フィルム2がたるむことがな
い。
3を繰り出す方向に回転するときは、伝達ギヤ(ワンウ
ェイギヤ)13aがフリー状態となるために、右モータ7
の停止トルクが押さえロール4bには作用しない。しか
し、押さえロール4bにはブレーキ板15が圧接している
ために、そのブレーキ作用によって押さえロール4bの
回転に負荷がかかり、繰り出される押さえフィルム3に
テンションを付与すると共に、回転停止時に慣性による
押さえフィルム3の繰り出しを防止して該フィルム3に
たるみが発生するのを防止する。
搬送した後は、同様にして2枚目以降のシート原稿1を
搬送し、複数枚のシート原稿を共通ロール5aに巻き付
ける。尚、この原稿搬送途中でコマ検出センサ21が連続
したコママーク2aを検出すると、搬送ロール4aから
繰り出される搬送フィルム2が終端であるために、それ
以上はシート原稿1を原稿検出センサ20cが検出しても
左モータ8は駆動しない。
共通ロール5aに巻き取った後、任意のシート原稿1を
露光部101の読取領域R上に搬送するには、リモコン
19の右コマ送りボタンを押すと、右モータ7が駆動して
搬送ロール4aが図2の反時計回転方向へ回転して搬送
フィルム2を巻き取る。
はロック状態になるために、右モータ7の回転力はトル
クリミッタ11を介して押さえロール4bにも伝達され
る。このときギヤ比の設定により押さえロール4bには
搬送ロール4aよりも速い周速度で回転するような回転
力が伝達されるが、トルクリミッタ11のトルクよりも押
さえフィルム3を繰り出す共通ロール5aのブレーキ力
が大きいと、トルクリミッタ11で滑りが生ずる。従っ
て、押さえロール4bは常に搬送ロール4aの回転周速
度に従動し、搬送ロール4aの回転によって共通ロール
5aから繰り出された分の押さえフィルム3を巻き取る
ようになる。
押さえフィルム3の繰り出しに伴って従動回転するが、
左モータ8が停止状態にあるために、その停止トルクに
よって共通ロール5aに回転負荷がかかり、両フィルム
2,3はテンションを付与された状態で繰り出される。
のコママーク2aを検出すると右モータ7の駆動が直ち
に停止する。このときも共通ロール5aには前述した左
モータ8の停止トルクによって回転ブレーキが付与され
ているために、慣性によって搬送フィルム2及び押さえ
フィルム3を繰り出してしまうことがなく、該フィルム
2,3がたるむことはない。
マーク2aを検出して搬送フィルム2の搬送を停止した
とき、図4に示すように、シート原稿1の搬送方向中央
が露光部101の読取領域Rの中心に位置するようにコ
ママーク2aの間隔が設定してある。これはOHP装置
がレンズを介して露光像を拡大するためにスクリーンの
周囲が暗く、それによって画像が明瞭に投影されないこ
とのないようにするためである。
と、同様にして次のシート原稿1が露光部101の読取
領域に位置するように搬送されるものである。尚、露光
部101を通過したシート原稿1は搬送フィルム2と共
に搬送ロール4aに順次巻き取られていく。
1の読取領域に至った状態でコマ送りを停止し、該原稿
1を投影することが容易になし得る。
連続送りボタンが設けてあり、これらの操作により右モ
ータ7を微動回転させてシート原稿1を微動送りするこ
と、或いは右モータ7を連続回転させてシート原稿1を
連続して搬送するようにすることも可能である。尚、連
続送りをした場合にはコマ検出センサ21が連続コママー
ク2aを検出したときは搬送フィルム2が終端近傍まで
繰り出されているために、モータの駆動が自動停止す
る。
ル4aに巻き取った後、該ロール4aに巻き取られたシ
ート原稿1を再度露光部101の読取領域Rに搬送する
場合には、リモコン19の左コマ送りボタンを押すと、左
モータ8が駆動してシート原稿1が搬送ロール4aから
共通ロール5aに巻き取られるように搬送される。これ
によって所望のシート原稿1を露光部101の読取領域
に搬送することが出来る。尚、シート原稿1を搬送ロー
ル4aから共通ロール5aに巻き取る場合にも、左コマ
送りの他に、リモコン19の操作によって左微動送りや左
連続送りをすることが出来るよう構成している。
び押さえフィルム3の幅を前述のように規定することに
よって、シート原稿1のうち搬送フィルム2上で押さえ
フィルム3より外側に露出した部分を持って操作するこ
とにより、露光部101の読取領域上でシート原稿1の
移動が容易に行うことができ、またスクリーン上に押さ
えフィルム3の両サイドのラインが投影されて投影画像
の見栄えに悪影響を及ぼすことも防止することができ
る。
1についてのみ説明したが、これに限定されるものでは
なく、すべてのサイズのシート原稿に対して適用するこ
とが可能である。
をシート原稿幅より広くし、押さえ部材の幅をシート原
稿よりも狭くしたことにより、前記搬送部材と押さえ部
材によって挟持して搬送されたシート原稿を露光部上で
容易に移動させて位置を修正することができ、スクリー
ン上で欠けている画像を投影することができる。また、
シート原稿の斜行の修正もシート原稿を取り出すことな
く瞬時に行うことが可能となる。
るシート搬送装置の斜視説明図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 シート原稿を搬送するための長尺状の搬
送部材と、 前記シート原稿を押さえるための長尺状の押さえ部材
と、 前記搬送部材を露光部の読取領域外の一方側へ巻き取る
ための第一巻取手段と、 前記搬送部材を前記露光部の読取領域外の他方側へ巻き
取るための第二巻取手段と、 前記第一巻取手段、前記第二巻取手段を駆動するための
駆動手段と、 を有し、 前記搬送部材の幅をシート原稿幅より広くし、前記押さ
え部材の幅をシート原稿よりも狭くしたことを特徴とす
るシート搬送装置。 - 【請求項2】 前記シート原稿幅が露光部領域幅よりも
広い場合、前記搬送部材の幅をシート原稿幅より広く、
押さえ部材の幅を露光部領域幅よりも広くかつシート原
稿幅より狭いことを特徴とする請求項1記載のシート搬
送装置。 - 【請求項3】 前記請求項1記載のシート搬送装置と、 前記露光部からシート原稿に照射した光を投影するため
の投影手段と、 を有するオーバーヘッドプロジェクター。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33787092A JP3205616B2 (ja) | 1992-11-26 | 1992-11-26 | シート搬送装置及び前記シート搬送装置を用いるオーバーヘッドプロジェクター |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33787092A JP3205616B2 (ja) | 1992-11-26 | 1992-11-26 | シート搬送装置及び前記シート搬送装置を用いるオーバーヘッドプロジェクター |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06160979A JPH06160979A (ja) | 1994-06-07 |
JP3205616B2 true JP3205616B2 (ja) | 2001-09-04 |
Family
ID=18312768
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33787092A Expired - Lifetime JP3205616B2 (ja) | 1992-11-26 | 1992-11-26 | シート搬送装置及び前記シート搬送装置を用いるオーバーヘッドプロジェクター |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3205616B2 (ja) |
-
1992
- 1992-11-26 JP JP33787092A patent/JP3205616B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06160979A (ja) | 1994-06-07 |
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