JP3205352B2 - シリコン精製方法及び装置 - Google Patents
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Description
用することができる高純度のシリコンの精製方法および
装置に関する。
は、例えば比抵抗が0.1Ωcm以上のものが使われる
が、このようなシリコンではSi中に含まれる不純物含
有量がppmオーダーまで除去されている必要がある。
これに対して従来種々の技術が検討されているが、ボロ
ン及び炭素は最も除去しにくい元素である。
周波励起によって得られる熱プラズマ下でシリコンを溶
融する方法によってボロンを除去することができること
が示されている。そこには、シリコンを高周波励起によ
るプラズマで溶解するに当り、第1工程では1〜100
%H2 と99〜0%Arの混合ガスで処理し、第2工程
では0.005〜0.05%の酸素と1〜99.995
%のH2 を含むArとの混合ガスをプラズマ発生用ガス
としたプラズマで処理すると記載されている。
精製すべてを行うため、経済的に多大の負担が生じるこ
と (ロ)プラズマで溶融した場合、溶融したシリコンの領
域は比較的小さな領域に限定されるため、生産性が悪く
太陽電池用に利用するための大量生産に不向きな技術で
あること (ハ)局部的にシリコンの温度が過上昇するため精錬中
のシリコンのロス(飛散、蒸発)が多く、プラズマガス
中の酸素濃度を大きくできないことなどの欠点があっ
た。
292613号公報に示されるように、シリカ坩堝中で
溶融したシリコンに減圧下でArガスを吹込み、これに
より該溶融シリコンが撹拌されて脱炭できることが示さ
れている。この方法では、脱炭速度が遅く、生産性が悪
いという欠点があった。
を解決したシリコンの精製方法および装置を提供しよう
とするものである。すなわち、金属シリコンのようにボ
ロン及び炭素を多量に含むシリコンから、含有するボロ
ン及び炭素を太陽電池用原料シリコンとして使用可能な
濃度にまで除去する、経済的かつ量産性の高い方法およ
びその方法の実施に用いる装置を提供することを目的と
する。
の本発明のシリコン精製方法は、 (1)原料となるシリコンを、シリカあるいはシリカを
主成分とする耐火物で内張された容器中に、誘導加熱や
抵抗加熱など通常の方法で溶融して保持し、 (2)この溶融シリコンの溶湯面に、上部より、アーク
により発生した高温、高速のプラズマジェットガスを吹
付け、このプラズマジェットにより溶融シリコンを撹拌
すると共に、このプラズマジェットが溶融シリコンに衝
突する高温部において、シリコン中のボロン及び炭素を
ガス中に除去することを特徴とする。 (3)ここで、誘導加熱等の通常の加熱手段によって溶
融撹拌されたシリコンの表面に熱プラズマジェットを吹
付けるための熱プラズマ発生用ガスとして用いるアルゴ
ン又はヘリウムなどの不活性ガスに水蒸気を0.1〜1
0体積%の範囲で添加することが好ましい。 (4)またこの場合プラズマガス1Nリットル当りシリ
カを最大1g添加すると好適である。ここで1Nリット
ルとは、標準状態(0℃、1気圧)における気体1リッ
トルをいう。 (5)さらにプラズマガスを噴射するプラズマトーチ
と、溶融シリコンとの間にプラズ発生用電圧を印加して
精錬することが好ましい。
シリコン精製装置は、 (6)溶融シリコンを保持するためのシリカあるいはシ
リカを主成分とする容器と、 (7)前記容器の外側から該容器内に保持された溶融シ
リコンに熱を与える加熱手段と、 (8)前記容器内に保持された溶融シリコンの溶湯面に
プラズマガスを噴射するプラズマトーチとを備えたこと
を特徴とする。 (9)ここで、前記容器内に保持された溶融シリコンと
前記プラズマトーチとの間にプラズマ発生用電圧を印加
することが好ましい。 (10)また、容器内の溶融シリコンとプラズマトーチ
との間にプラズマ発生用電圧が印加された精製装置を構
成するにあたり、容器底を開孔し、その部分から溶湯が
容器外に洩れないようにその部分の溶湯に温度勾配を付
けて凝固させるための冷却構造をもつ電極を容器開孔部
直下に備え、該電極とプラズマトーチに内装されたプラ
ズマ陰極とを電源を介して配線により接続し通電する構
成とすることが好ましい。
で、プラズマジェットによるシリコン浴の撹拌を容易に
し、これによって容器壁からシリコン中への酸素の供給
を促進し、シリコン浴全体の酸素ポテンシャルを高め、
炭素、ボロンの除去を有利に進めることができる。
などの不活性ガスまたはこれにH2 を混入した混合ガス
を用いる。本発明では、シリコンより除去されるボロ
ン、炭素は酸化物としてガス中に移行される。酸素は、
溶融シリコンの撹拌により容器に用いたシリカより供給
される。溶解用坩堝には、シリカあるいはシリカを主成
分とした耐火物で内張された容器が用いられるが、これ
はシリコン中への不純物の混入を押えると同時に、シリ
カが酸素供給源及び炭素除去の反応サイトを提供するこ
とから炭素除去を同時に行わせるには不可決の要件であ
る。しかし、より速い反応を期待するには、プラズマト
ーチの出口において、プラズマジェット中にH2 O、O
2 などの酸化ガスあるいはシリカの粉末を混合すること
が良好な結果をもたらす。特に水蒸気を0.1〜10体
積%添加するか、及び/又は不活性ガス1Nリットルあ
たり粉末シリカを最大1g添加すると有効である。
素含有量が高いと、溶融シリコン上に固体状態のシリカ
が形成されることがあるが、この場合少量の溶剤(例え
ばCaOやCaF2 など)を添加することによって、精
製したシリカを溶融状態にし、プラズマジェットによる
溶融シリコンの撹拌作用を妨げないようにすることがで
きる。
HeガスにH2 を添加することにより、プラズマのジェ
ットパワーを上げることにより溶融シリコンの撹拌作用
を強化した場合と同等の作用を得ることができる。以上
の場合は、アークがプラズマトーチ内で発生している
が、容器底に開孔部を設けてそこに電極を設置し、これ
によりプラズマ陰極から溶融シリコンに電子線が飛ぶよ
うにするとアークがプラズマトーチ外に発生することと
なり、このためトーチの発熱が押えられエネルギーロス
をさらに小さくすることができる。またアークがプラズ
マトーチ外に発生することから、プラズマジェットガス
と共に電子線が溶融シリコンの浴湯面に吹付けられてこ
のプラズマジェットと電子線との双方により溶融シリコ
ンが撹拌され、浴湯面に吹付けられた電子線は溶融シリ
コン中を撹拌しながら該溶融シリコン中を電流として通
ることとなり、これにより溶融シリコンの撹拌が強化さ
れる。また、プラズマジェット及び電子線が溶融シリコ
ンに衝突する高温部において、シリコン中のボロン及び
炭素の除去反応はさらに速く進行することとなる。
下で処理した場合でも十分速く進行するが、より効率的
に進行させるには減圧下で処理を行うことが望ましく、
この場合、SiOとしてのシリコンのロスを過大にしな
いためには10-3〜1atmの範囲が望ましい領域と言
える。上記シリコン浴の撹拌は、プラズマジェットの衝
突により、または該プラズマジェットと電子線との双方
の衝突により、溶融シリコンが表面層で過度に昇温され
ることが防止され、高温に加熱される部分がプラズマジ
ェット(および電子線)とシリコン浴の衝突する領域に
限定されるようになり、シリコンの蒸発ロスを最小に押
える作用をする。ここで、シリコン浴中を電流が流れる
ようにした場合は、上記のようにシリコン浴の撹拌がよ
り強化されるためさらに効果的である。
ことでプラズマジェットに添加する水蒸気濃度は、10
体積%まで高めても処理中にロスするシリコンは10%
以下におさえられることがわかった。このように、シリ
コン浴の撹拌は本発明をよりよく実施するために不可欠
な事項であり、誘導加熱を併用した場合は、これにさら
に有利に作用することとなる。
いるが、炭素の除去をより有効に行うには、予め濾過な
どにより金属シリコンに含まれるSiCを除去しておく
ことが望ましい。また精製を完了したシリコン中の他の
不純物は、通常行われる一方向凝固などにより、太陽電
池として所要の濃度まで容易に除去することができる。
導加熱等の通常の方法を用いて、容器中のシリコン全部
を溶融し、これにプラズマジェットを吹き付けるもので
あるが、こうすることによって、プラズマの使用を精製
作用を目的とする時間内に限定することができ、プラズ
マトーチからのシリコンへの不純物の混入や、エネルギ
ーのロスを最小に押えることができる。
は、本発明のシリコン精製装置の第一実施例の縦断面図
である。この図において、溶融シリコン1は石英坩堝2
中に収納され、その外周が断熱ライニング3で囲まれて
おり、その外側に誘導加熱コイル4が装着されている。
溶融シリコンの上方にプラズマトーチ5が備えられてお
り、該プラズマトーチ5には電極として陽極6、陰極7
があり、プラズマ発生用不活性ガス8を励起してプラズ
マジェット10を発生させ、溶融シリコン1の上面に照
射する。プラズマ発生用ガスには、必要に応じてH
2O、O2 またはSiO2 の粉末9が添加される。
ンを誘導加熱等の通常の加熱手段によって溶解すると同
時に誘導によりこれを撹拌し、この溶融シリコン1の浴
面に熱プラズマジェット10を吹付け処理する。この溶
融に用いる坩堝の材質としてはシリコン1の汚染がない
ように石英坩堝を用いるのが好適である。当然のことな
がら石英と素材が同一である二酸化珪素(SiO2 、シ
リカ)の粉をスタンプした坩堝を用いてもよい。
(内径115mm、高さ70mm)中で金属シリコン1
kgを誘導加熱で溶解し、これに30KWのアークプラ
ズマトーチ5で発生したプラズマジェット10を浴表面
50mmの位置で吹付けた。このときの溶融シリコン1
中のボロン濃度変化は図2に示すように変化した。この
プラズマジェットには、図示のようにH2 OやSiO2
を加えた。脱B反応は下記(1)式のようにボロンの1
次反応として観察された。
の値が大きいほど効率よくボロンが除去されることにな
る。さらに処理条件を代えて検討を続けたところ速度係
数κはプラズマガスに添加する水蒸気、酸素あるいはシ
リカ粉等の酸化剤の量によって変化し、脱ボロンを好適
に進行せしめるには、水蒸気添加量を0.1〜10体積
%、粉末シリカを不活性ガス1Nリットルあたり1g以
下の範囲に制御することが必要なことがわかった。
中に添加する水蒸気の濃度を0.1〜10体積%の範囲
にすることでボロン除去速度が向上することがわかっ
た。これは、0.1体積%未満の添加量では、脱ボロン
速度が小さくすぎて、実用上処理時間長くかかり過ぎ、
また、10体積%を越えると、脱ボロン反応の起こる、
プラズマジェットがシリコンの浴面に衝突する部分にシ
リコン酸化物の被膜が形成され、処理ができなくなるた
めである。
0.005%〜0.05%の酸素と1〜99.995%
の水素を含むAr混合ガスを用いる方法が示され、上記
0.05%の酸素含有量は、臨界的な値と示されてい
る。本発明者らは、本法に用いたアークプラズマ発生装
置を用いてこの公報に示された方法にしたがって50g
のシリコンを用いて実験を行ってみたが、0.05%以
上の酸素を混合すると、シリコン表面に酸化被膜が生じ
脱ボロン速度が遅くなり、シリコンのロス量も約40%
に達して多くなる等の問題があり、処理量が小さなもの
になってしまい、良好な結果は得られなかった。
に、従来技術より大幅に多量な酸化剤の供給を可能と
し、短時間で一度に多量のシリコンの精製を可能として
いる。この原因については必ずしも明確ではないが、誘
導加熱によって生じる撹拌効果によって撹拌されている
シリコン表面にプラズマジェットを当て、局部的に超高
温の反応部分を形成したため、生成する酸化被膜が消滅
したこと、酸化剤としてH 2 Oガス、SiO2 の粉末を
用いた効果によるものと考えられる。このように、本発
明は、従来技術と比較して大きな酸化剤供給速度を可能
にした量産向の精製技術である。
いても生成を行うことができたが、より実用的には、こ
れをH2 Oガス添加と併用して用いることによって図3
に示すようにさらに大きな効果を上げることができた。
このときのシリカ(平均粒径10μ)の添加量はプラズ
マガス1Nリットル当り最大1gの範囲が好適であり、
これを越えると、シリコン浴表面がシリカでおおわれ
て、処理に支障が生じた。
2 、CaCl2 の1種または2種以上の混合物を添加し
た場合にもシリカ粉末を添加したのと同じような効果が
認められた。これは、これらの混合物が反応において溶
融し生成するシリコン酸化物を吸収するため、同様な効
果が得られたものと考えられる。 <実施例1〜2> 図1に示す装置を用いて、石英坩堝2(内径115m
m、高さ70mm)中で金属シリコン1kgを誘導加熱
で溶解し、これに30KWのアークプラズマトーチ5で
発生したプラズマジェット10を浴表面50mmの位置
で吹付けた。このプラズマジェット10中にはH2Oを
各々3体積%、4.5体積%加え、60分の処理を行っ
た。この処理により、シリコン中の炭素、ボロンは表1
のNo.1、No.2に示すように除去された。 <実施例3> 上記実施例1、2と同じ方法装置を用いてプラズマジェ
ットに3体積%のH2Oを添加し、さらにSiO2の粉
末を0.6g/Nリットル加えたときの結果は表1のN
o.3のようであった。 <実施例4〜5> 上記実施例1と同じ方法装置を用いて、プラズマジェッ
トに各々H2 Oを9体積%、O2 を0.1体積%加
え、30分の処理を行った。このときの炭素、ボロンの
変化は表1のNo.4,No.5のようであった。しか
し、O2 を0.15体積%添加した時は、表面に固化し
たシリカが生成し良好な処理ができなかった。 <実施例6> 上記実施例1、4〜5と同じ方法装置を用いてプラズマ
ジェットに3体積%のH2Oを添加し、処理の雰囲気の
圧力を10-2atmに減圧したときの結果は表1のN
o.6のようであった。この場合の処理時間は30分で
あった。 <実施例7> 上記実施例1と同じ方法装置を用いて、大気圧でプラズ
マジェットに0.1体積%のO2 を添加し、さらに溶剤
としてCaF2 :20g、CaO:20gを添加したと
き、処理は順調に行うことができ、結果は表1のNo.
7のようであった。 <比較例> 従来法と同様にして500gのシリコンを直径80mm
のシリカ坩堝で一度溶かしたものを固め、これをプラズ
マで30分間溶解、精製処理した時の結果を表1のN
o.8に示す。本発明の方法に比べ精製効果が小さく、
かつ、シリコンのロスが多い。また、この実験では添加
したO2 量が0.05体積%と低いがこれ以上添加する
と、この方法では順調な溶解精製ができなかった。
の実施例の縦断面図である。この図において、前述した
第一の実施例(図1参照)と対応する部材には図1に付
した番号と同一の番号を付し、説明は省略する。図4は
ライニング3でライニングされた底部に開孔のあるシリ
カ坩堝11中にシリコンを収納し、誘導加熱コイル4で
シリコンを溶解した後、プラズマアークトーチ5からプ
ラズマジェット10及び電子線12を噴射し、溶融シリ
コン1に吹付けている状態を示している。シリカ坩堝1
1の底部開孔13内のシリコン1aは、その直下に設け
られた水冷電極14で冷却されて凝固した状態となって
おり、この部分を通して水冷電極14に電流が流れる構
造となっている。電極の冷却は水の他、冷却された気体
を使用しても同様の効果が得られる。アーク電源15は
配線16によって図4のようにプラズマ陰極7及び水冷
電極14と接続されており、電子線12とシリコン1、
1aを介して閉じた電気回路を形成している。アークプ
ラズマトーチ5にはプラズマガス8としてAr又はAr
にH2 を加えたガスが供給される。またプラズマガス中
に、H2O、O2 又はSiO2 を混合する入り口17か
ら混合物が添加される。 <実施例8> 500gのシリコンを、底部に直径15mmの開孔13
のある直径80mmのシリカ坩堝11に入れて誘導加熱
コイル4で1430℃に大気圧で溶融し、これに30K
Wのアークプラズマトーチ5(プラズマガスAr15l
/min)で発生したプラズマジェット10とともにプ
ラズマ陰極から発せられた電子線12をシリコン浴表面
から50mmの位置より30分吹付けた。なお、プラズ
マジェット10には、H 2 Oを5体積%加え、30分の
処理を行った。このときの炭素、ボロンの変化は表2の
No.1のようであった。 <実施例9> 上記実施例8と同一の方法装置を用いてプラズマジェッ
ト10に3体積%のH2Oを添加し、処理の雰囲気の圧
力を10-2atmの減圧にしたときの結果は表2のN
o.2のようであった。 <実施例10> 上記実施例9と同一の方法装置を用いて、大気圧でプラ
ズマジェット10に10体積%のH2Oを添加したとき
の結果は表2のNo.3のようであった。
高純度シリコンを経済的に製造する方法を提供するもの
で、本発明を実施することによって、安価な金属シリコ
ンを出発原料として高純度シリコンを製造することがで
きるようになり、従来高価な半導体用シリコンを用いて
いた太陽電池の低コスト化を可能とする。本発明は、こ
れによって太陽電池利用を大きく進展させることができ
る等、社会的にも多大の貢献をもたらす技術である。
断面図である。
シリコン中のボロン濃度の経時変化を示すグラフであ
る。
る。
断面図である。
Claims (7)
- 【請求項1】 シリカあるいはシリカを主成分とする耐
火物を少なくとも内面に有する容器内に溶融シリコンを
保持し、該溶融シリコンの溶湯面に、不活性ガスまたは
これにH 2 を混入した混合ガスに水蒸気を添加したガス
をプラズマガスとして用いて発生させたプラズマガスジ
ェット流を噴射して溶融シリコンを攪拌することを特徴
とするシリコン精製方法。 - 【請求項2】 プラズマガスとして用いるガスに水蒸気
を0.1〜10体積%添加することを特徴とする請求項
1記載のシリコン精製方法。 - 【請求項3】 プラズマガスとして用いるガス1Nリッ
トル当りに、シリカを最大1g添加することを特徴とす
る請求項1又は2記載のシリコン精製方法。 - 【請求項4】 プラズマガスを噴射するプラズマトーチ
と溶融シリコンとの間にプラズマ発生用電圧を印加して
精錬することを特徴とする請求項1〜3のうちいずれか
1項記載のシリコン精製方法。 - 【請求項5】 溶融シリコンを保持するためのシリカあ
るいはシリカを主成分とする耐火物を少なくとも内面に
有する容器と、前記容器の外側から該容器内の溶融シリ
コンに熱を与える加熱手段と、不活性ガスまたはこれに
H 2 を混入した混合ガスに水蒸気を添加したガスをプラ
ズマガスとして用いてプラズマガスジェット流を発生さ
せ、該プラズマガスジェット流を前記容器内の溶融シリ
コンの溶湯面に噴射して溶融シリコンを攪拌するプラズ
マトーチとを備えたことを特徴とするシリコン精製装
置。 - 【請求項6】 溶融シリコンを保持するためのシリカあ
るいはシリカを主成分とする耐火物を少なくとも内面に
有する容器と、前記容器の外側から該容器内の溶融シリ
コンに熱を与える加熱手段と、不活性ガスまたはこれに
H 2 を混入した混合ガスに水蒸気を添加したガスをプラ
ズマガスとして用いてプラズマガスジェット流を発生さ
せ、該プラズマガスジェット流を前記容器内の溶融シリ
コンの溶湯面に噴射して溶融シリコンを攪拌するプラズ
マトーチとを備え、前記容器内の溶融シリコンと前記プ
ラズマトーチとの間にプラズマ発生用電圧を印加してな
ることを特徴とするシリコンの精製装置。 - 【請求項7】 前記容器の底部を開孔し、該開孔部分の
溶湯を凝固せしめる冷却構造を有する電極を設け、該電
極と前記プラズマトーチに内装されたプラズマ陰極との
間にプラズマ発生用電源を接続してなることを特徴とす
る請求項6記載のシリコン精製装置。
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