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JP3202852B2 - 手書き文字認識装置 - Google Patents

手書き文字認識装置

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Publication number
JP3202852B2
JP3202852B2 JP32273993A JP32273993A JP3202852B2 JP 3202852 B2 JP3202852 B2 JP 3202852B2 JP 32273993 A JP32273993 A JP 32273993A JP 32273993 A JP32273993 A JP 32273993A JP 3202852 B2 JP3202852 B2 JP 3202852B2
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JP
Japan
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unit
learning
candidate
Prior art date
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JP32273993A
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JPH07182461A (ja
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和彦 山下
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Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Panasonic Corp, Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Panasonic Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、手書き文字入力機器に
関し、特に学習機能を有する手書き文字認識装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の手書き文字認識で、手書き文字を
学習させる際には、学習すべき文字を指定してから、あ
らためてその文字に対して手書き文字データを入力する
という方法がとられている。なお、この文字指定の方法
としては、キーボードから文字コードを入力する方法、
正しい文字を手書きで入力して登録したい文字を指定す
る方法(「特開平1−103787」)などがある。
【0003】以下、この従来のオンライン手書き文字認
識装置における学習方法及び装置について、図面を参照
しながら説明する。図8は、従来の手書き文字認識装置
の一例の構成図である。本図において81は文字入力部
であり、82は文字認識部であり、83は認識用の辞書
部であり、84は認識結果出力部であり、85は学習文
字指定部であり、86は学習文字データ入力部であり、
87は文字登録部である。
【0004】また図9は、学習に際して文字を指定し、
併せて該文字に対応する筆跡データと組み合わせて辞書
部に登録する様子を示した説明図である。本図におい
て、91は学習文字指定のために入力された文字であ
り、92は入力された文字を文字コードに変換したもの
であり、93は学習させたい文字の筆跡データである。
最初に、従来のオンライン手書き文字認識装置における
手書き文字認識について説明する。
【0005】文字入力部81は、入力者に手書きで文字
を入力させる。入力には、一般に電子ペン(スタイラス
ペン、以下、「入力用のペン」あるいは単に「ペン」と
もいう。)とタブレット(電子式入力筆跡検知盤、ディ
ジタイザ)との構成が用いられている。これは、平板状
の電気絶縁体内部にZ(奥行)方向をずらせた上で、X
方向及びY方向に等間隔で緻密に設けられた金属細線内
に交流を通し、一方電子ペンには磁気を持たせ、電子ペ
ンの平板への接触の有無、接触座標位置等をその近傍の
金属細線内の交流の乱れとして検出するようなものであ
る。ただし、これらについては、例えば 渡辺茂他2名
編 オーム社刊「マイクロコンピュータハンドブック
(昭和60年)II編8章の3 ペンタッチ入力」等に記
載されている周知の技術であるため、これ以上の原理、
構成等の詳細な説明は省略する。
【0006】文字入力部81で入力された手書き文字デ
ータは、座標点列などの筆跡データの形で文字認識部8
2に渡される。文字認識部82は受けとった筆跡データ
を辞書部83を参照して候補文字を得、更にその認識結
果として候補文字に対する文字コードを得る。得られた
文字コードは認識結果出力部84に渡され最終的には入
力者に対してコードに対応する文字が提示される。な
お、筆跡データから文字コードを得るための技術につい
ては、基本的には入力ストロークと登録されているスト
ロークとの電子的な照合、更に確定された入力ストロー
クと文字との辞書的な照合が基本となる。ただし、これ
らについても、また「富本 他:オンライン手書き漢字
・ひらがな認識について、電子通信学会技術研究報告,
PRL82−37,p.49(1982)」をはじめと
する各種の文献に記載されている技術であるため、その
原理、構成等の詳細な説明は省略する。更に、候補文字
から入力者が入力を意図した文字を選択あるいは確定指
示をすることについては、キーボード式の日本語ワード
プロセッサーと基本的には同じ技術である。このため、
これについても、これまた原理、構成の詳細な説明は省
略する。
【0007】次に従来のオンライン手書き文字認識装置
における手書き文字の学習について説明する。学習文字
指定部85は、入力者に学習させたい文字の文字コード
を指定させる。文字コードの指定方法としては、キーボ
ードから文字をコードで入力する方法、文字を楷書で丁
寧に手書きで入力してその認識結果から文字コードを得
る方法等がある。例えば、図9の91に示すように
「山」の文字が学習文字として指定された場合には、直
接3B33という文字コードをキーボードから入力して
もよいし、あるいは文字認識を用いて学習文字の文字コ
ードとして92に示す3B33(ここでは「山」のJI
Sコード)を得てもよい。次に、学習文字データ入力部
86は指定した文字コードに対応する手書き文字データ
をペンとタブレットとを用いて入力者に入力させ、その
データから学習すべき筆跡データを抽出する。そして、
その結果得られた筆跡データを文字登録部87に渡す。
【0008】入力された学習文字コードと筆跡データを
受け取った文字登録部87は、それらのデータをもとに
新規の文字認識用のデータを生成し、認識用の辞書部8
3にそれを登録する。例えば、図9の93に示されるよ
うな「山」の崩し字は、そのままでは「山」としては認
識されないので、これを「山」のコード3B33に対応
する筆跡データとして新規に生成し、認識用の辞書部8
3に学習登録させる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の手書き文字認識装置では、文字の学習登録は通常の
文字入力とは別の手続きで行われなければならず、この
ため、煩雑なだけでなく、あらためて学習用に入力する
データと実際に急いで手書きする状態で入力するデータ
とでは相違が生じることがあり、学習効果が損なわれる
ことも考えられる。また、学習させる文字コードを指定
する方法にも煩わしさがあった。
【0010】本発明は上記問題点に鑑み、通常の手書き
文字の入力中に入力された筆跡データをそのまま学習す
ることが可能かつあらためての文字コードの入力等不必
要なため学習が容易な手書き文字認識装置を提供するこ
とを目的としてなされたものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明においては、文字と筆跡データとを
対応づけて登録してある辞書部と、入力された筆跡デー
タをもとに文字認識を行う文字認識部と、文字認識部の
得た候補文字を所定の手順で表示する候補文字表示部
と、候補文字に対するジェスチャの入力を入力者から受
け付ける受付部と、候補文字表示部に表示された候補文
字の中から前記受付部で受け付けられたジェスチャの付
された文字を選択する文字選択部と、前記受付部で受け
付けられたジェスチャの軌跡が学習指示を示すジェスチ
ャか否かを判定する学習判定部と、前記文字選択部で選
択された文字と前記筆跡データとを対応づけて前記辞書
部に登録する学習部とを有する文字認識装置において、
前記学習判定部が前記ジェスチャの軌跡が学習指示を示
すジェスチャでないと判定した場合には、学習せずに前
記文字選択部による候補文字の選択を行い、学習指示を
示すジェスチャであると判定した場合には、前記文字選
択部による候補文字の選択と共に当該選択された文字と
前記筆跡データとを対応づけて前記辞書部に登録して学
習することとしている。
【0012】
【0013】
【0014】
【作用】上記構成により、請求項1の発明においては、
受付部は、ジェスチャの入力を入力者から受け付ける。
文字選択部は、候補文字表示部に表示された候補文字の
内から受け付けられたジェスチャの付された文字を選択
する。学習判定部は、受け付けられたジェスチャの軌
学習指示を示すジェスチャか否かを判定する。前記学
習判定部が前記ジェスチャの軌跡が学習指示を示すジェ
スチャでないと判定した場合には、学習せずに前記文字
選択部による候補文字の選択を行ない、学習指示を示す
ジェスチャであると判定した場合には、前記文字選択部
による候補文字の選択と共に当該選択された文字と入力
された筆跡データとを対応づけて前記辞書部に登録して
学習する。
【0015】
【0016】
【0017】
【実施例】以下、本発明に係る手書き文字認識装置を実
施例に基づいて説明する。 (第1実施例)図1は、本発明に係るオンライン手書き
文字認識装置の第1実施例の構成図である。本図におい
て、11は文字入力部であり、12は文字認識部であ
り、13は候補文字表示部であり、14は文字選択部で
あり、15は学習判定部であり、16は認識結果出力部
であり、17は文字登録部であり、18は認識用の辞書
部である。以上の他、フロッピーディスク収納部、各種
操作部等を有するが、これは自明のことであるので、図
示や説明は省略する。
【0018】図2は、本実施例における画面の表示の様
子を説明するための図である。本図において、21は手
書き入力された文字群を表示したものであり、22は手
書き文字入力のための入力枠であり、23は表示された
候補文字群であり、24は学習するか否かを指示するた
めのボタンである。本発明の要旨に直接関係するため、
ここでボタンの原理、構成について説明をしておく。本
実施例では、ボタンの表面近くには金属細線が粗い間隔
で埋め込まれており更にこの金属細線には交流が流され
ている。一方ペンの先端部には磁石が埋め込まれてい
る。このため、手書き入力者がペンをボタンに接触させ
ると、この磁力のためボタン内の金属細線の交流が乱
れ、これを検知することにより接触ボタン操作のあった
こと、ひいては所定の指示が入力可能とされている。
【0019】図3は、図2の状態から候補として表示さ
れた文字の中から入力者の意図した文字であると選択若
しくは指定する「確定」ボタンが押されたときの画面状
態の変化を示す図である。本図において、31は「確
定」ボタンの表示変化を示し、32は入力されたテキス
トの状態を示している。図4は、学習される筆跡データ
と文字コードを示した図である。本図において、41は
筆跡データであり、42は学習する文字の文字コードで
ある。
【0020】次に図1から図4を用いて、本実施例の学
習動作について説明する。始めに、入力者が文字入力部
11から手書きで文字を入力する。文字入力部11は、
入力された手書き文字データを受けとって、座標点列や
ストロークデータ、セグメントデータといった形で情報
を抽出し、この抽出結果を入力された筆跡データとして
文字認識部12に渡す。文字認識部12は、この受け取
った筆跡データを認識用の辞書部18内の辞書データと
照合することにより、入力された文字を認識する。ここ
に、文字の認識とは、例えば、その文字に対応する文字
コードを得ることを言う。文字認識部12は、認識結果
に応じて辞書部内の文字で一致度と使用頻度を考慮の上
可能性の高いものから順に複数の候補を抽出し、それら
を候補文字表示部13に渡す。候補文字表示部13は、
図2の23に示すように受けとった候補文字の表示を行
う。同時に文字選択部14は、候補文字のうちの1文字
を意図したものであることの確定や学習の指示可能状態
にする。最初に指示可能状態にする文字は、最も可能性
の高い第1候補の文字とする。なお、通常指示可能とさ
れた文字は、反転表示等することで他の候補文字と区別
がつくようされている。入力者は、表示された候補文字
の中から自分が指示の入力を意図したものを指定する。
文字選択部14は、入力者が指定した候補文字を指示可
能状態に変更する。図2では、第4候補の「天」の文字
を入力者が指定し、文字選択部14がこの文字が入力を
意図していた文字であることの確定指示及び学習の指示
可能とされていることを反転表示により示している。次
に入力者に、その候補文字を学習するかどうかを指示さ
せる。
【0021】本実施例では、入力者による指示として
「確定」と「学習」の2つのボタンを用意しており、学
習判定部15は、指示可能状態の候補文字に対して学習
しない場合は「確定」ボタンを、学習する場合は「学
習」ボタンを各々ペンで軽く押すことにより学習の有無
を識別する。もし、図3の31に示す状態で入力者が
「確定」ボタンを押したならば、単に文字「天」を入力
を意図していた文字と確定しただけとなり、32に示す
ように入力テキストに「天」の文字が入る。この際、文
字の学習が行われないのは勿論である。同様に、入力者
が「学習」ボタンを指示した場合には、学習判定部15
は入力された筆跡データを文字「天」として学習すべき
ことを文字登録部17に伝える。文字登録部17は、図
4に示すように、文字入力部11で抽出された筆跡デー
タ41と、文字選択部14で選択されていた「天」の文
字、辞書的にはその文字コード42(ここではJISコ
ードの4537)とを対応づけて新規のデータを生成
し、これを認識用の辞書部18へ登録する。そして、以
降の手書き文字入力時、ここで登録された筆跡と同様な
文字が入力された場合には、認識用の辞書部18にこれ
が登録されているので、これは即文字「天」として認識
されることとなる。また、同時に「確定」と同様入力中
の文章への文字の入力を行うようにしてもよい。 (第2実施例)次に本発明に係る手書き文字認識装置の
他の実施例を図面を参照しながら説明する。本実施例
は、学習するか否かを指示させるためのボタンを選択、
学習の指示可能とされた文字に隣接させて表示するもの
である。具体的には、学習するか否かを入力者に指示さ
せるための唯一対のボタンを専用の固定位置に設けず、
候補文字表示部13が候補文字を表示した際に、目下文
字選択部14で選択、学習の指示可能とされている文字
に隣接して表示するよう設けたものである。この様子を
図5の51と52部に示す。(ただし、図5では、以下
に示す操作がわかり易いよう、2組、2種のボタンの中
を広く記してある。)以下、図1および図5を用いて本
実施例の固有の動作、作用を説明する。例えば、図5の
51では、入力者が文字「ま」を指示を入力する文字と
して指定した場合には、学習するか否かを指示させるた
めの「確定」と「学習」のボタンはこの「ま」が表示さ
れている部分の下部に隣接して表示されている。52で
は、入力者が文字「天」を選んだ場合であり、51と同
様に、2つのボタンは「天」が候補として表示されてい
る部分の下部に隣接して表示されている。なお、この場
合、前記「ま」の直下の2つのボタンは「天」が選択、
学習の指示の対象とされた際に断とされているのは勿論
である。 (第3実施例)本実施例は、学習するか否かの指示をボ
タンの押下げでなく、ジェスチャを使用することにより
なすようにしたものであり、この様子を図6に示す。こ
こに、ジェスチャとは、あらかじめペンで書かれた軌跡
の形状に応じて各種の命令が定められており、装置側は
手書き入力者による所定の命令のためのペンによる軌跡
の入力を解析することによりそれに対応した動作を行う
ものである。なお、ジェスチャの基本原理は筆跡データ
から文字を認識してこれを表示部に表示するかわりに操
作命令を認識してこの操作を行うものであり、構成的に
は文字認識と異ならない。また、これは「手書き入力O
S誕生,パソコンの新市場を切り開く:日経エレクトロ
ニクスNo.525,pp.115−133(199
1.4.15)」等の文献に解説されている周知の技術
であり、また各種の軌跡の認識及びこれと命令との対応
は電磁気的な信号の照合となり、これは文字認識と異な
らない。このため、その詳細な説明は省略する。さて、
本実施例では、ジェスチャの凸になっている部分(屈曲
点の部分)が指し示す文字を対象として図6の61に示
すような下に凸のジェスチャは学習しないこと及び該文
字を入力者が入力を意図していたものと確定すること
を、62に示すような上に凸のジェスチャは学習するこ
とを指示するものとしている。例えば、図6の61で
は、文字「ま」の位置で下に凸であるため、入力者が候
補として表示された文字の中から文字「ま」を入力を意
図していた文字と選択し、また学習しないことを指示し
たことを示す。入力者がこのジェスチャを入力すること
で、文字選択部14は、文字「ま」が入力者の入力を意
図した文字であると判断し、併せて学習判定部15はこ
の文字を学習しないものと判定する。また、図6の62
では、入力者が上に凸のジェスチャにより、文字「天」
を入力を意図していた文字と指定し、併せて入力された
筆跡データがこの「天」という文字であることを学習す
ることを指示したことを示す。これにより、文字選択部
14は、文字「天」を入力を意図していた文字と判断し
入力中の文章の所定の位置に表示すると共に、学習判定
部15は入力された筆跡データを文字と「天」として学
習するものと判定する。 (第4実施例)本実施例は、候補文字表示部13が冗長
度を有する、すなわち、文字認識部12が通常の手順で
認識結果として得る候補文字だけでなく、ある程度認識
対象の文字となりえると判断したならばそれを候補文字
に付け加えて表示させるように置き換えたものであり、
この様子を図7に示す。なお、これは筆跡データに含ま
れているストロークの特徴等を幾つか有する文字は、多
少異なる点があっても全て出力することによりなされ
る。
【0022】以下、図7を用いて本実施例の動作を説明
する。文字認識部12は、入力された手書きデータに対
して、認識用の辞書部18内の文字に対応するデータと
比較を行い、認識候補文字群を候補文字表示部13に渡
す。この際、文字認識部12から受けとる認識候補文字
群は、入力された文字に多少類似しているとされるよう
な文字までも含まれている。そして、候補文字表示部1
3は、文字認識部12から受けとったこれらの文字全て
を一覧表示する。なお、本実施例の表示装置は携帯用の
ものであり、このため表示部が小さいため同時に27個
までしか表示できない。このため、71に示すように前
候補、後候補の文字群を表示できるよう表示移動用ボタ
ンを設けている。
【0023】本実施例では、入力者は多少可能性のある
文字の中から意図する文字を選択できるので、極端な崩
し字や、略字を入力したため、文字認識部12が通常の
手順では認識候補文字として出力しない文字をも提示す
ることとなる。このため、入力を意図した文字をこれら
の広い認識候補文字の中から選択して学習することが可
能となる。ひいては、行書や草書の学習さえ可能とな
る。更に、腕等に障害のある人の使用や小学校低学年若
しくは幼児の遊びを兼ねた字の勉強にも使用可能とな
る。なお、通常の手順で候補文字とされる文字以外の文
字は、画数の少ない順、50音順、文字コード順などの
各種の順序で表示すればよいが、入力者がこれらの表示
順序を自由に設定できるようにしておくことで、容易に
選択すべき文字を見つけることができるようにしてもよ
い。
【0024】以上、本発明を実施例に基づいて説明して
きたが、本発明は上記実施例に限定されるものではな
く、以下のようなものも含まれるのは勿論である。 (1)第1実施例等において、ペンによるボタン操作は
磁気による交流の攪乱でなく歪や静電容量の変化で検知
するものとしている。 (2)第2実施例において、「確定」、「学習」のボタ
ンは一組であり、対象とされた候補文字がこれらボタン
の上部に移動表示されるようにしている。 (3)第1実施例、第2実施例において、次の文字の手
書き入力が目下指示の入力可能として表示されている候
補文字の「確定」指示を兼ねるものとしている。 (4)第1実施例、第2実施例において、「確定」、
「学習」のボタンは表示された候補文字の前面に設けら
れている。なおこれは、銀行における現金自動払出し機
等に採用されているがごとく候補文字を表示するCRT
等の前面に透明な入力盤を設けることにより容易に実現
可能である。 (5)第1実施例、第2実施例において、「確定」及び
「学習」の指示用のボタンの位置は、製造や他のボタン
等との配置の都合で候補文字の上方としている。あるい
は、たとえ下方であっても1、2cm離れた位置としてい
る。 (6)第3実施例において、ジェスチャーとは、筆跡デ
ータのみならず、文字をペン先で軽く叩くタッピングと
言われる操作をも含む概念である。このため、例えば、
タッピング1回なら次の順位に表示されている文字の指
示の入力のための選択、1秒以内に2回なら該文字の入
力を意図していたものとの確定あるいは選定、同じく3
回ならば学習というふうにしている。 (7)第4実施例において、本実施例の機能発揮の有無
は、手書き入力者による別途の指示によるものとしてい
る。あるいは、更に、認識範囲は段階式(多段式)とし
ている。 (8)各実施例において、誤ってなされた指示の取り消
しもペンにて入力可能あるいはペンの反入力側の頂部の
ボタンを押すことによりなされる等の操作の便宜が計ら
れている。 (9)あらかじめ辞書に登録されていない文字や認識不
能とされた文字についての筆跡データをその文字と併せ
て学習する場合には、入力者が入力を意図した文字の入
力を文字コードで入力したり、第4実施例のごとく冗長
度を持たせるのではなく、入力を意図する文字を別途楷
書で正しくかつ大きく書くことによりなされる機能が付
加されている。また、これにあわせて一文字分の記入枠
も大きくなされる機能が付加されている。これにより、
学習を意図する候補文字が表示されない場合に手書き入
力者はいちいち文字コードを参照しなくてすむ。更に
は、JIS等に登録されていない文字等の学習も可能と
なる。そして、この場合には、目下作成中の文章にもこ
の楷書で手書きされた文字が表示されるようにしている
となお便利である。 (10)本発明の対象としている文字とは、漢字、仮名
のみならず、アルファベット、アラビア数字、ハングル
文字、アラビア文字、ロシア文字、ギリシャ文字、ドイ
ツ文字等を問わないのは勿論である。また、ジェスチャ
ーを含むのも勿論である。また、文字とは、一(単数)
の文字のみならず、複数の文字をも含む(日本語は、単
複の区別が厳密でないため、本明細書では原則として
「文字」と記している。)のは勿論である。このため、
例えば筆記体のアルファベットで入力された単語や複数
の漢字からなる熟語も学習可能としてもよい。なお、こ
れらの場合にも、入力者の意図する正しい漢字等の入力
は、先に記したごとく楷書、印刷体等でなされる機能が
付加されているならば、「特許発明」のごとき熟語を筆
跡「/」等で学習可能となり、特許出願の明細書等各種
文書の作成に便利となるのはいうまでもない。
【0025】更に、多種類の文字を手書き入力可能な場
合には、認識候補文字の抽出の高速化のためいずれの種
類の文字を入力するのかをあらかじめ指定可能とする機
能が付加されている。これは、漢字を入力対象外とする
場合に効果が大きいであろう。 (11)製造等の都合で、本発明の一の構成要素(要
件)を複数の物としたり、逆に複数の構成要素を物理的
に一体の物としたり、あるいはこれらを適宜組み合わせ
ている。更には一部をソフト的に構成している。
【0026】
【発明の効果】以上説明してきたように請求項1の発明
では、候補文字表示部に表示された文字の選択と、辞書
部への登録とがジェスチャを用いることにより1回の動
作で行うことが可能となり、煩わしい文字登録操作をす
ることなく、手書き文字の学習が可能となる。
【0027】
【0028】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の手書き文字認識装置の第1実施例の構
成図である。
【図2】上記実施例における画面の表示の様子を示した
図である。
【図3】上記実施例において、図2に示した状態から確
定ボタンが押されたときの画面状態の変化を示した説明
図である。
【図4】上記実施例における学習される筆記データと文
字コードの様子を示した図である。
【図5】本発明の手書き文字認識装置の第2実施例の説
明図である。
【図6】本発明の手書き文字認識装置の第3実施例の説
明図である。
【図7】本発明の手書き文字認識装置の第4実施例の説
明図である。
【図8】従来の手書き文字認識装置の一例の構成図であ
る。
【図9】同従来例において、学習文字を指定し筆跡デー
タと組み合わせて認識辞書に登録する様子を示した概念
図である。
【符号の説明】
11 文字入力部 12 文字認識部 13 候補文字表示部 14 文字選択部 15 学習判定部 16 認識結果出力部 17 文字登録部 18 認識用の辞書部 21 入力された上で表示されている文章(の一部) 22 手書き文字入力のための入力枠 23 表示された候補文字群 24 学習するか否か等を入力者に指示させるためのボ
タン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06K 9/03 - 9/68 G06F 3/03 G06F 17/22

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 文字と筆跡データとを対応づけて登録し
    てある辞書部と、 入力された筆跡データをもとに文字認識を行う文字認識
    部と、 文字認識部の得た候補文字を所定の手順で表示する候補
    文字表示部と、候補文字に対する ジェスチャの入力を入力者から受け付
    ける受付部と、 候補文字表示部に表示された候補文字の中から前記受付
    部で受け付けられたジェスチャの付された文字を選択す
    る文字選択部と、 前記受付部で受け付けられたジェスチャの軌跡が学習指
    示を示すジェスチャか否かを判定する学習判定部と、 前記文字選択部で選択された文字と前記筆跡データとを
    対応づけて前記辞書部に登録する学習部とを有する文
    認識装置において、 前記学習判定部が前記ジェスチャの軌跡が学習指示を示
    すジェスチャでないと判定した場合には、学習せずに前
    記文字選択部による候補文字の選択を行い、学習指示を
    示すジェスチャであると判定した場合には、前記文字選
    択部による候補文字の選択と共に当該選択された文字と
    前記筆跡データとを対応づけて前記辞書部に登録して学
    習することを特徴とする文字認識装置。
JP32273993A 1993-12-21 1993-12-21 手書き文字認識装置 Expired - Lifetime JP3202852B2 (ja)

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