JP3202771B2 - 接着剤を用いたシートの製造方法 - Google Patents
接着剤を用いたシートの製造方法Info
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- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C63/00—Lining or sheathing, i.e. applying preformed layers or sheathings of plastics; Apparatus therefor
- B29C63/02—Lining or sheathing, i.e. applying preformed layers or sheathings of plastics; Apparatus therefor using sheet or web-like material
- B29C63/025—Lining or sheathing, i.e. applying preformed layers or sheathings of plastics; Apparatus therefor using sheet or web-like material applied by a die matching with the profile of the surface of resilient articles, e.g. cushions, seat pads
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Description
り、特にクッションパッドと表皮材とを接着剤によって
一体化したシートの製造方法に関する。
シートにおいては、上下型の間に表皮材及びクッション
パッドを配置して、接着剤をこれら表皮材及びクッショ
ンパッドの間に介在させて一体に接合しており、接着剤
としては接着フィルム状のホットメルト型接着剤や溶剤
型接着剤を用いていた。
においては、上下型を用いて、表皮材を一方の型に沿わ
せて配置し、他方の型にクッションパッドを対向して配
置し、これらクッションパッド及び表皮材の対向面の少
なくとも一方に接着剤を塗布して加圧及び加熱し、さら
に表皮材側の冷却をして製造していた。
別々に上下の型に配置する技術においては、成形サイク
ルを良好にするため、上下のいずれか一方の型が加熱と
共に冷却をするように構成している。このように表皮材
とクッションパッドとの接着のときに、同一型によって
加熱し且つ冷却することは、型自身を加熱冷却すること
となり、却って成形サイクルを長引かせ、製造効率を悪
くする。
ときに、表皮材を所定形状に成形した、いわゆる成形表
皮材を用いると好ましいが、この表皮材を所定形状に成
形した成形表皮材を用いるときには、予め別工程によっ
て表皮材を所定形状にする表皮成形工程が必要であっ
た。
とクッションパッドの接合を同時にすることのできる接
着剤を用いたシートの製造方法を提供することにある。
形サイクルを短縮できる接着剤を用いたシートの製造方
法の提供にある。
パッド取付け型と真空成形圧着型を用いて表皮材とクッ
ションパッドとを反応型ホットメルト接着剤により互い
に接着させてなるシートの製造方法において、クッショ
ンパッドに接着剤を塗布する塗布工程と、該接着剤を塗
布したクッションパッドの接着剤塗布面を真空成形圧着
型に向けてクッションパッド取付け型に取付けるクッシ
ョンパッド取付け工程と、クッションパッド取付け型と
真空成形圧着型の間に配置される表皮材取付け枠に熱可
塑性樹脂からなる表皮材の裏面をクッションパッド側に
して取付ける表皮材取付け工程と、クッションパッドの
接着剤塗布面及び表皮材の裏面の間で移動可能な加熱装
置によって加熱した後加熱装置を移動する加熱工程と、
加熱工程の後で真空成形圧着型によって表皮材を成形す
ると共にクッションパッド側へ加圧しながら冷却する真
空成形圧着工程と、からなることを特徴とする接着剤を
用いたシートの製造方法である。この発明は自動二・三
輪車用シートに好適に用いられる。
は、例えばホットメルト接着中に活性二重結合を有し
て、紫外線,電子線等によって硬化するもの、エポキシ
基及び潜在性硬化材を有して熱硬化するもの、NCO
基,Si(OR)3 基を有して水分によって硬化するも
の、SH基及び金属酸化物触媒を有し酸素によって硬化
するもの等を挙げることができ、特にウレタン系の湿式
硬化型の接着剤が好ましい。
明する。なお、以下に説明する部材,配置等は本発明を
限定するものでなく、本発明の趣旨の範囲内で種々改変
することができるものである。図1乃至図6は本発明を
具体的に説明する一実施例を示すものであり、本発明で
は、クッションパッド取付け型と真空成形圧着型を用い
て表皮材とクッションパッドとを反応型ホットメルト接
着剤により互いに接着させてなるシートの製造方法であ
り、オートバイ,バギー車,水上バイク等の自動二・三
輪車用シートに好適な例を示すものであり、具体的には
自動二輪車用シートSを例にして説明する。
トムプレートB上にクッションパッドPを載置して表皮
材Hで被覆してなるものであり、本例の表皮材Hは、通
気性を有さない熱可塑性樹脂例えばPVCからなる表面
材1にメリヤス等の布製の裏打ち材2を接合したもので
あり、この表皮材Hは所定形状に形成され、クッション
パッドPは上記表皮材Hによって被覆されている。そし
てクッションパッドPと表皮材Hとは、接着剤Aによっ
て一体に接合して形成されている。
製造方法は次の工程を備えている。即ち、クッションパ
ッドPに接着剤Aを塗布する塗布工程10と、該接着剤
Aを塗布したクッションパッドPの接着剤塗布面を真空
成形圧着型51に向けてクッションパッド取付け型21
に取付けるクッションパッド取付け工程20と、クッシ
ョンパッド取付け型21と真空成形圧着型51の間に配
置される表皮材取付け枠31に熱可塑性樹脂からなる表
皮材Hの裏面(即ち裏打ち材2)をクッションパッドP
側にして取付ける表皮材取付け工程30と、クッション
パッドPの接着剤塗布面及び表皮材Hの裏面の間で移動
可能な加熱装置41によって加熱した後、加熱装置41
を移動する加熱工程40と、加熱工程40の後で真空成
形圧着型51によって表皮材Hを成形すると共にクッシ
ョンパッドP側へ加圧しながら冷却する真空成形圧着工
程50である。
Aを塗布する塗布工程10は、図2で示すように、溶融
した反応型ホットメルトの接着剤Aを、専用のスプレー
ガンGでクッションパッドPにおける表皮材Hの接合面
11に均一に塗布する。本例で用いる反応型ホットメル
ト接着剤Aとしては、例えばホットメルト接着中に活性
二重結合を有して、紫外線,電子線等によって硬化する
もの、エポキシ基及び潜在性硬化材を有して熱硬化する
もの、NCO基,Si(OR)3 基を有して水分によっ
て硬化するもの、SH基及び金属酸化物触媒を有し酸素
によって硬化するもの等を挙げることができ、特にウレ
タン系の湿式硬化形の接着剤Aが好ましい。具体的に
は、ポリエステル系イソシアネートプレポリマーを主成
分とする湿気硬化型ホットメルト接着剤Aであり、上市
されているものを用いることができる(例えば「ハイボ
ン4832」登録商標,日立化成ポリマー株式会社)。
ットメルト接着剤Aを塗布すると、塗布後すぐに接着剤
Aが冷却固化するため、搬送等が可能となる。また、接
着剤Aの塗布については、クッションパッドPの全面に
塗布する必要はなく、クッションパッドPの着座面のみ
へ塗布するだけでも良い。
Pに接着剤Aを塗布する塗布工程10の後で、クッショ
ンパッド取付け工程20を行なう。本例のクッションパ
ッド取付け工程20は取付け型21にクッションパッド
Pを取付けて行なう。即ち、図1で示すように、クッシ
ョンパッドPをクッションパッド取付け型21に取付け
る。このとき、接着剤Aの塗布面(接合面)11側と反
対側の面をクッションパッド取付け型21に取付ける。
なる表皮材取付け枠31を用いており、この表皮材取付
け枠31は、クッションパッド取付け型21と冷却圧着
型51の間に配置されるものであり、表皮材Hを表皮材
取付け枠31に取付け、周知のクランプ部材により表皮
材を張設保持する。即ち、表皮材Hは、表皮材取付け枠
31によってクッションパッド取付け型21と真空成形
圧着型51の間に配置される。表皮材Hは、前述のよう
に、熱可塑性樹脂例えばPVCからなる表面材1にメリ
ヤス等の布製の裏打ち材2を接合したものであり、表皮
材Hの裏面、即ち裏打ち材2側をクッションパッドP側
にして、表皮材取付け枠31に取付ける。なお表皮材取
付け工程30とクッションパッド取付け工程20の順序
を問うものではない。
ションパッドPの接着剤塗布面の両方を加熱する。本例
の加熱装置41はクッションパッドPの接着剤塗布面側
及び表皮材Hのみを加熱するもので、スチーム,熱風等
の公知手段によって行なうものである。この加熱装置4
1は、クッションパッドPの接着剤塗布面と表皮材Hの
裏面(裏打ち材側)の間に配置されるが、図1で示すよ
うにスライド可能に構成される。従って、加熱装置41
によって表皮材HとクッションパッドPの接着剤塗布面
を同時に加熱することができる。そして加熱した後、加
熱装置41をクッションパッド取付け型21と真空成形
圧着型51の範囲外に移動する。
例の真空成形圧着工程50は、表皮材Hの成形と、成形
された表皮材HとクッションパッドPとの圧着とを含む
ものである。即ち、先ず加熱工程40の後で真空成形圧
着型51によって表皮材Hを成形する。つまり、図3及
び図4で示すように、加熱された表皮材H側に真空成形
圧着型51を移動して押しつけ、真空引きして吸引する
ことにより、表皮材Hを真空成形圧着型51の型形状に
成形する。本例では、表皮材取付け枠31の上部位置に
冷却ファン33が配設されており、加熱された表皮材H
が真空成形圧着型51によって真空成形されたときに、
冷却ファン33によって冷却するように構成されてい
る。
ド取付け型21が移動し、これらの間に表皮材H及びク
ッションパッドPが挾持加圧されながら冷却される。本
例の冷却圧着型51は箱体形状をしており、型面52は
シートSの表面形状(表皮材H及びクッションパッドP
の表皮材H側の形状)に沿う型面形状をしている。この
型面52には複数の貫通孔53が形成され、冷却圧着型
51の側方の所定位置には、連結管54及び冷水管55
が取着されている。
一体となった表皮材HとクッションパッドPを取り外
し、図6で示すように、ボトムプレートBと表皮材Hの
端末処理をする。
とクッションパッドの接合を同時にすることのできる接
着剤を用いたシートの製造方法を提供することができる
もので、自動二三輪車用シートの製造方法として好適で
ある。また加熱型を真空成形圧着型と異なるものとして
いるので、接着工程における成形サイクルを短縮でき
る。
図である。
説明図である。
パッドの圧着工程を示す説明図である。
明図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 クッションパッド取付け型と真空成形圧
着型を用いて表皮材とクッションパッドとを反応型ホッ
トメルト接着剤により互いに接着させてなるシートの製
造方法において、クッションパッドに接着剤を塗布する
塗布工程と、該接着剤を塗布したクッションパッドの接
着剤塗布面を真空成形圧着型に向けてクッションパッド
取付け型に取付けるクッションパッド取付け工程と、ク
ッションパッド取付け型と真空成形圧着型の間に配置さ
れる表皮材取付け枠に熱可塑性樹脂からなる表皮材の裏
面をクッションパッド側にして取付ける表皮材取付け工
程と、クッションパッドの接着剤塗布面及び表皮材の裏
面の間で移動可能な加熱装置によって加熱した後加熱装
置を移動する加熱工程と、加熱工程の後で真空成形圧着
型によって表皮材を成形すると共にクッションパッド側
へ加圧しながら冷却する真空成形圧着工程と、からなる
ことを特徴とする接着剤を用いたシートの製造方法。 - 【請求項2】 前記シートは自動二・三輪車用シートで
ある請求項1記載の接着剤を用いたシートの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31969091A JP3202771B2 (ja) | 1991-11-08 | 1991-11-08 | 接着剤を用いたシートの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31969091A JP3202771B2 (ja) | 1991-11-08 | 1991-11-08 | 接着剤を用いたシートの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05131553A JPH05131553A (ja) | 1993-05-28 |
JP3202771B2 true JP3202771B2 (ja) | 2001-08-27 |
Family
ID=18113099
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31969091A Expired - Fee Related JP3202771B2 (ja) | 1991-11-08 | 1991-11-08 | 接着剤を用いたシートの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3202771B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6345865B1 (en) * | 1998-12-28 | 2002-02-12 | T.S. Tech Co., Ltd. | Vehicle seat, a skin material for a vehicle seat and a method of manufacturing the vehicle seat |
US20070131347A1 (en) * | 2005-12-13 | 2007-06-14 | Lear Corporation | Method of forming a fabric covered article |
-
1991
- 1991-11-08 JP JP31969091A patent/JP3202771B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH05131553A (ja) | 1993-05-28 |
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