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JP3201619B2 - 半導体検査方法 - Google Patents

半導体検査方法

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Publication number
JP3201619B2
JP3201619B2 JP7297291A JP7297291A JP3201619B2 JP 3201619 B2 JP3201619 B2 JP 3201619B2 JP 7297291 A JP7297291 A JP 7297291A JP 7297291 A JP7297291 A JP 7297291A JP 3201619 B2 JP3201619 B2 JP 3201619B2
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Japan
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alignment camera
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JP7297291A
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JPH04307950A (ja
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康彦 西中山
伸二 赤池
重敏 保坂
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Tokyo Electron Ltd
Original Assignee
Tokyo Electron Ltd
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Publication date
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Publication of JPH04307950A publication Critical patent/JPH04307950A/ja
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  • Semiconductor Integrated Circuits (AREA)
  • Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)
  • Testing Or Measuring Of Semiconductors Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】[発明の目的]
【0002】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体検査方法に関す
る。
【0003】
【従来の技術】半導体製品の製造工程においては、一般
に、半導体ウエハ上に多数のICチップ等が形成されてい
る段階で行うプロ―ブテスト(一次検査)と、例えばパ
ッケ―ジングされて製品化された段階で行うファイナル
テスト(二次検査)とが行われている。
【0004】ところで、ICチップやLSI チップ(以下、
チップと記す)等を個別にパッケ―ジングしたQFP ,SO
P 等に代表される半導体製品の二次検査については、測
定部に設けたプロ―ブピンユニット等を交換することに
より 1台の装置で多くの形状の半導体素子の測定が可能
な検査装置(ICハンドラ)、いわゆるユニバ―サルハン
ドラ等が開発されており、検査工数の短縮化や検査精度
の向上が図られている。 しかし、最近の半導体分野に
おいては、各種検査処理の高速化や複雑化等に対応する
ために、内部配線が施された多層セラミックス基板上等
に機能の異なる複数のチップを塔載し、モジュ―ル化し
チップアレイとして直接利用することが徐々に増加しつ
つあるため、このような半導体モジュ―ルの二次検査へ
の対応が強く望まれている。
【0005】このような半導体モジュ―ルの二次検査
は、個々のチップのボンディング状態や多層セラミック
ス基板内の配線状態等の検査、さらにはモジュ―ルとし
ての動作特性の検査の他に、個々のチップの基本性能や
入力から出力までの中間過程における動作特性等の検査
も必要とされる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、規格
の異なる複数のチップ、例えば個々のチップの基本性能
や半導体モジュ―ルの中間過程における動作特性等の検
査を行う場合には、各チップの電極パッドに対して個々
にプロ―ブピンを接触させる必要がある。
【0007】しかし、セラミック基板等には反り、捩れ
あるいは収縮したものがあり、さらには各電極パッド位
置はランダムであるため、現状の基板検査装置では数十
μmピッチで形成されている電極パッドに対して高精度
にプロ―ブピンを接触させることは非常に困難であっ
た。
【0008】本発明は、このような課題に対処するため
になされたもので、高精度な電気的接触を可能とし、検
査精度および検査効率の向上を図ることができる半導体
検査方法を提供することを目的とする。
【0009】[発明の構成]
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体検査方法
は、上記目的を達成するために、Χ−Y−Z−θ方向に
移動可能なステージにより検査端子と基板とを相対的に
位置決めし、この検査端子を基板に設けられた複数の被
検査体の電極端子に接触させて検査を行う際、前記被検
査体を撮像する上アライメント用カメラと、前記検査端
子を撮像するピンブロックアライメント用カメラと、ア
ライメントゲージとを設け、前記ステージの移動量を、
前記基板および各被検査体に特有の位置データから得ら
れるパラメータに基づいて決定し、かつ、前記基板およ
び各被検査体に特有の位置データは、前記上アライメン
ト用カメラおよび前記ピンブロックアライメント用カメ
ラにより前記アライメントゲージ位置を検出し、上アラ
イメント用カメラ視野中心とピンブロックアライメント
用カメラ視野中心が一致するステージの座標を計測し、
この座標にもとづいて設定されるとともに、検査を行う
位置に配置された前記基板の熱膨張補正用ターゲットを
撮像する下アライメントカメラを設け、前記熱膨張補正
用ターゲットの初期位置からのずれに応じて、前記検査
端子と前記被検査体との接触位置の補正を行うことを特
徴とする。
【0011】
【作用】すなわち、検査端子の位置決めを行う際のステ
ージの移動量は、被検査の電極端子位置を認識した
後、この認識データから得られるパラメータに基づいて
位置合せ距離を決定するようにしたので、各種アライメ
ントやプロービング時における位置合せを正確かつ簡潔
に行うことができる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の半導体検査方法を、半導体モ
ジュールの半導体検査に適用した一実施例について図を
参照して説明する。
【0013】半導体検査装置の装置本体1は、図1に示
すように非導電性不活性液体中の被検査体、例えばモジ
ュ―ル(セラミック板にIC製品をマウントした被検査
体)2をワ―ク3の載置検査部まで搬送し、所定の検査
を行う検査部10と、モジュ―ル2上に塔載された複数
の半導体素子(以下、チップという)に対応した複数の
検査端子、例えば検査用接触端子を収容し、これら端子
の交換および位置合せを行う接触端子供給部20とから
構成されている。
【0014】なお、装置本体1の検査部10側の端部に
は、上記ワ―ク3をロ―ド・アンロ―ドするためのワ―
クロ―ダ―部30が着脱自在に設置されている。また、
装置本体1およびワ―クロ―ダ―部30上には、それぞ
れワ―クロ―ダ―部30、検査部10、接触端子供給部
20の並列方向(以下、X方向という)に沿って移動可
能なワ―ク搬送機構40と接触端子移動機構50とが塔
載されている。
【0015】上記ワ―ク3は、図3に示すように、内部
配線を有する多層セラミックス基板2b上に複数例えば
36個のチップ2aがボンディングされたモジュ―ル2
と、この下部にモジュ―ル2の図示省略の各入出力ピン
に電気的に接続されたソケット4およびソケットボ―ド
5と、サポ―トボ―ド8とから構成されている。
【0016】また、上記チップ2aの周囲には測定用電
極パッドが、多層セラミックス基板2bの上面の 3隅に
はアライメント用タ―ゲットが、下面には対角線上の 2
隅に熱膨脹補正用タ―ゲットがそれぞれ設けられてお
り、さらにサポ―トボ―ド8の4隅には位置決め孔が設
けられている。
【0017】上記検査部10は、装置本体1の基台1a
上の検査部基台11の上面側に突設された槽外壁11a
および槽内壁11bと、例えばネオプレンゴム等によっ
て形成されたロ字状のシ―ル部を有するワ―ク載置台1
2およびワ―ク3自体とによって形成される液槽13を
有しており、ワ―ク3はクランプ14によってワ―ク載
置台12に対し、液密シ―ルを形成するように密着固定
される。そして、液槽13内に注入された非導電性不活
性液体15中にワ―ク3を浸漬し、その状態で検査が行
われる。
【0018】なお、検査部基台11内には、槽外壁11
aと槽内壁11bとの間にオ―バ―フロ―した非導電性
不活性液体15の排出管16aと、ワ―ク交換時の排出
管16bとが設けられており、それぞれ図示を省略した
冷却機構に接続されている。また、上記ロ字状のワ―ク
載置台12の開口部下方には、ワ―ク3のソケットボ―
ド5に差込まれ電気的な接続を行う図示省略の多数のポ
ゴピンが突設されたワ―クセットベ―スユニット17
が、またワ―ク3のセラミックス基板2bの下面に設け
られた一対の熱膨脹補正用タ―ゲットの形成位置に応じ
て下アライメントカメラ18a、18bが配置されてお
り、さらにワ―ク搬送機構40およびワ―ク載置台12
間におけるワ―ク3の移載を行う昇降可能なワ―ク移載
ピン18が設けられている。
【0019】上記接触端子供給部20は、半導体モジュ
―ル2に塔載されるチップ2の周囲に形成された測定用
電極パッドの形状およびピッチに応じてプロ―ブピンが
植設された複数のピンブロック21を個々に保持する複
数例えば 9個のピンブロックチェンジャ22と、接触端
子移動機構50側に受け渡されたピンブロック21の位
置確認を行うピンブロック補正用カメラ23とによって
構成されている。
【0020】上記ピンブロックチェンジャ22は、ピン
ブロック21を挟持する保持部24と、この保持部24
を接触端子移動機構50側に上昇させる例えばシリンダ
機構25とによって構成されており、検査プログラムに
応じて使用ピンブロック21を個別に上昇させ、接触端
子移動機構50に供給する。
【0021】ワ―クロ―ダ―部30は、装置本体1の基
台1aに対して着脱自在に配置されたワ―ク通過孔31
aを有するロ―ダ―部基台31と、このロ―ダ―部基台
31の下方に配置され、ワ―ク3を収容しつつワ―ク交
換位置とワ―ク通過孔31aの下方位置との間を移動可
能とされたワ―クセットテ―ブル32と、ワ―ク通過孔
31aの下方に配置され、ワ―ク3をワ―ク搬送機構4
0へと受渡すワ―ク昇降機構33とにより構成されてい
る。また、ロ―ダ―部基台31の上面は、装置本体1の
基台1aの上面と面一とされており、これらロ―ダ―部
基台31および装置本体1の基台1a上面には、X方向
に連結されたステ―ジ用ガイド30a、1bが設けられ
ている。
【0022】ワ―ク搬送機構40は、上記ステ―ジ用ガ
イド30a、1b上をX方向に沿って移動可能とされて
おり、上記ワ―ク昇降機構33によって上昇したワ―ク
3を保持する保持部41を有している。この保持部41
は、ワ―ク3の下面を支持するX方向に進退自在の一対
のつめ42によって構成されている。
【0023】また、接触端子移動機構50は、ワ―ク搬
送機構40と同様に、上記ステ―ジ用ガイド1b上に塔
載されたロ字形状を有するXステ―ジ51、このXステ
―ジ上に配置された同様の開口面積を有するロ字形状の
Yステ―ジ52および上記Xステ―ジ51およびYステ
―ジ52の開口部内に配置されたZステ―ジ53を備え
て構成されている。Zステ―ジ53には、ピンブロック
21のチャック部54と上アライメント用カメラ55と
を有する測定部56が取付けられている。また図示を省
略したθ駆動機構によってチャック部54が回転自在と
されている。
【0024】そして、上記チャック部54に保持された
ピンブロック21は、Zステ―ジ53によって検査部1
0の液槽13内まで下降し、液槽13内に浸漬されてい
るワ―ク3との接触が行われる。
【0025】測定部56には、上記チャック部54に近
接して図示省略の冷却機構に接続された非導電性不活性
液体導入管57が配設されており、またチャック部54
の上部にはピンブロック21と図示を省略したテスタに
接続されたタッチプレ―トが配置されており、このタッ
チプレ―トによってピンブロック21とテスタとの電気
的な接続が行われている。
【0026】次に、上記構成の半導体検査装置における
検査手順について説明する。
【0027】まず第1のステップは、第4図に示すよう
に、(1) セラミック基板2bの原点からその 3点のアラ
イメントマ―クの座標(Xai,Yai,Zai: i= 1,
2, 3)を計測する。
【0028】(2) セラミック基板2bの原点から各チッ
プ2aの 4隅の 4点のマ―ク座標(Xli,Yli,Zli:
i= 1, 2, 3, 4)を計測する。
【0029】なお、(1) および(2) のデ―タは、製造装
置等において事前に計測されているものとし、これらの
デ―タは半導体検査装置へのコマンドのパラメ―タとし
て引渡される。
【0030】続いて、第2のステップは、図5に示すよ
うに、(3)ピンブロック(コンタクタ)のアライメン
トマークを認識することにより求まるピンブロック中心
と各ピンの位置を測定することにより求まるピンブロッ
ク中心との相対的な座標(Xp、Yp、Qp)を計測す
る。(4)ピンブロック(コンタクタ)の下面からピン
先までの長さ(針圧の余圧分を含む)の座標(Zp)を
計測する。
【0031】なお、(3) および(4) のデ―タは、ピンブ
ロック(コンタクタ)の製作時に測定される固有の補正
値として予め入力されるものである。
【0032】第3のステップは、図6および図7に示す
ように、(5) 上アライメント用カメラおよびピンブロッ
クアライメント用カメラによりアライメントゲ―ジ位置
を検出し、上アライメント用カメラ(視野)中心とピン
ブロックアライメント用カメラ(視野)中心が一致する
ステ―ジの座標(Xg ,Yg ,Zg )を計測する。
【0033】なお、(5) のデ―タは、半導体検査装置側
で装置イニシャル時に計測されるものである。
【0034】第4のステップは、図8および図9に示す
ように、(6) θステ―ジの回転中心と上アライメント用
カメラ(視野)の中心との相対距離(Xt ,Yt )を計
測する。
【0035】(7) 各下アライメントカメラ(下カメラ1
と2)の相対距離(Xc ,Yc )を計測する。
【0036】なお、(6) および(7) のデ―タは、半導体
検査装置の機械的な値であり、前もって計測されるもの
である。
【0037】第5のステップは、図10よび図11に示
すように、(8) ピンブロック(コンタクタ)アライメン
ト用タ―ゲットマ―クの位置座標(Xqi,Yqi,Zqi:
i= 1, 2, 3, 4)および(θq )を計測する。
【0038】なお、θq はピンブロック(コンタクタ)
アライメント終了時の座標値であり、ピンブロックアラ
イメント用タ―ゲットマ―クがステ―ジのX軸に対して
平行になったときである。また(8) のデ―タは半導体検
査装置での計測値である。
【0039】第6のステップは、図12および図13に
示すように、(9) 基板上面のアライメントマ―クの位置
座標(Xmi,Ymi,Zmi: i= 1,2, 3)を計測す
る。
【0040】ただし、X,Yは基板原点からの相対座標
とする。
【0041】なお、(9) のデ―タは、半導体検査装置の
上アライメント用カメラにて計測した値である。
【0042】第7のステップは、図14および図15に
示すように、(10)基板下面のアライメントマ―クの位置
座標(Xui,Yui: i= 1, 2,)を計測する。
【0043】ただし、(10)のデ―タは、基板位置の変化
量を知るデ―タであるため、基板アライメント時に計測
した時のX,Yを基準( 0, 0)とし、コンタクト直前
に再度計測する値を基準からのズレ量として用いる。
【0044】続いて、プロ―ビングにおけるデ―タ処理
について説明する。
【0045】ただし、ここでは、各タイミングにおける
X,Y,θのデ―タを処理する場合について説明する。
(a)基板アライメント時(第8のステップ)(1) 1
前に計測されている座標の本装置の上アライメント用カ
メラ座標への変換係数Bを求める。……使用デ―タ
((1) ,(9) )
【0046】
【数1】
【0047】(b)ピンブロック(コンタクタ)アライ
メント時(第9のステップ) (2) 1 ピンブロックの中心位置を求める。……使用デ―
タ((8) ) Xq =(Xq1+Xq2+Xq3+Xq4)/ 4 Yq =(Yq1+Yq2+Yq3+Yq4)/ 4 (c)プロ―ビングコマンド実行開始時(第10のステ
ップ) (3) 1 チップの中心および回転を求める。……使 用デ
―タ((2) ) X1 =(X11+X12+X13+X14)/ 4 Y1 =(Y11+Y12+Y13+Y14)/ 4 θ1 ベクトル=(−X11+X12+X13−X14−Y11−Y
12+Y13+Y14)/(X11+X12−X 13−X14−Y11
+Y12+Y13−Y14) (4) 1 上アライメントカメラ(視野)中心をチップの中
心に合せるための座標を求める。すなわち、事前に計測
されている座標系を本装置の座標系に変換する。……使
用デ―タ((1) 1 ,(3) 1
【0048】
【数2】
【0049】(5) 1 θステ―ジ回転中心をチップ中心に
合せる ための座標Nを求める。……使用デ―タ((6)
,(4) 1 ) Xn =Xw −Xt Yn =Yw −Yt (d)下アライメント実行時(第11のステップ) (6) 1 基板の移動および変形量を求める。……使用デ―
タ((7) ,(10))下カメラ1(下アライメントカメラ)
の座標原点は、基板アライメント座標の1と同じX,Y
座標となることを利用して上カメラ(上アライメントカ
メラ)座標が基板の移動および変形により変化する量を
算出する(Xs ,Ys ,θs ) 。ここで、 θs =tan -1 (Xc /Yc )−tan -1[{Yc −(Y
u2−Yu1)}/{Xc −(Xu2−Xu1)}] Xs =(Xn cos θs −Yn sin θs )−Xu1−Xn Ys =(Xn sin θs +Yn cos θs )−Yu1−Yn (7) 1 ピンブロック(コンタクタ)中心をチップ中心に
合わせる座標を求める。……使用デ―タ((3) ,(2)
1 ,(4) 1 ,(5) 1 ,(6) 1 )(3) ,(2) 1 ,(4)
1 ,(5) 1 ,(6) 1 のデ―タを用いθの回転角度を求
める。このθを用いθの回転によるX,Y動作量(Xv
,Yv )を求めることができる。かつ、(3) ,(2)
1 ,(5) 1 ,(6) 1のX,Yデ―タと(Xv ,Yv )か
らピンブロック(コンタクタ)中心がチップ中心にくる
位置決め(Xf ,Yf ,θf )を行う。
【0050】θ5 =θq +θp +θs Xf =Xn +(Xq −Xθ)+Xp +Xs +fx (θ5
) Yf =Yn +(Yq −Yθ)+Yp +Ys +fy (θ5
) ただし、(Xθ,Yθ)はθ回転中心座標fx (θ5
),fy (θ5 )は回転角θf によるX,Yの移動量
を示す。
【0051】次に、Z座標補正アルゴリズムについて説
明する。
【0052】1.ピンブロックアライメント時の計測
(図16および図17)(第12のステップ) [1] ピンブロックアライメント用マ―ク検出(ピンブロ
ック補正用カメラ23計測)ピンブロックアライメント
用マ―ク4個を計測した時のZ座標(ステ―ジ座標)を
p1,Zp2p3,Zp4とする。
【0053】ピンブロックセンタでは、Zp =(Zp1
p2 +Zp3+Zp4) [2] ゲ―ジの高さ検出(上アライメント用カメラ55計
測)アライメントゲ―ジを検出した時のZ座標をZG
する。
【0054】2.ピンブロック(コンダクタ)補正値
(第18図)(第13のステップ)ピンブロック(コン
ダクタ)に固有のZ補正デ―タをΔZpkとする(数値デ
―タ)。
【0055】下マコ―ル板下面からピン先端までの距離
に相当する値。
【0056】針圧の余圧分も含んだものとする。
【0057】3.基板アライメント時計測(上アライメ
ント用カメラ55計測)(図19〜図21)(第14の
ステップ)基板三隅タ―ゲットマ―ク(1) a ,(2) a ,
(3) a の 計測値をZm1,Zm2,Zm3とする。
【0058】 M M マ―ク(1) を基準として、Z1 =0,Z2 =Zm2 −Zm1,Z3 =Zm3−Zm1 とする。
【0059】4.事前計測値(事前計測デ―タ)(第1
5のステップ) [1] 三隅タ―ゲットマ―ク マ―ク(1) ′a ,(2) ′a ,(3) ′aに対応してZ1
=O,Z2 ,Z3 とする(マ―ク(1) 基準)。
【0060】[2] チップの四隅マ―ク n 番目のチップの四隅マ―ク、Zni,(i = 1〜 4)と
する。
【0061】5.以上により n番目のチップに位置決め
する座標Zn は(第16のステップ) 、 S S MM D n =(Zp −ZG )−ΔZpk+Zn +ΔZn ただし、この値は、アライメン トゲ―ジの厚み(ZA )を無視した場合であり、無視しない場合はZn からZA 減じた値となる。
【0062】
【0063】 MM M M M M Zn =kx n +ky n ・・・半導体検査装置のマ―ク三隅で張る平面の方 程式である。
【0064】 M M ただし(xn ,yn )はn番目のチップの半導体検査装置の座標値である。
【0065】 M M M M M M M M M x =(Y3 2 −Y2 3 )/(X2 3 −X3 2 ), M M M M M M M M M y =−(X3 M 2 −X2 3 )/(X2 3 −X3 2 M M M M ここで、(X2 ,Y2 )および(X3 ,Y3 )は三隅タ―ゲットマ―ク(2) , (3) の半導体検査装置の計測値である。
【0066】 D D DD ΔZn =Zn4−Zn DD D D D D ただし、Zn =(kx n +ky n )・・・事前計測時のマ―ク三隅で張る 平面の方程式である。
【0067】 D D D D D n4=1/4 (Zn1+Zn2+Zn3+Zn4D D (xn ,yn )はn番目のチップのセンタの事前計測座標値である。
【0068】 D D D D D D D D x =(Y3 2 −Y2 3 )/(X2 3 −X3 2 ), D D D D D D D D y =−(X3 2 −X2 3 )/(X2 3 −X3 2 D D D D ここで、(X2 ,Y2 )および(X3 ,Y3 )は三隅タ―ゲットマ―ク(2) , (3) の事前計測値である。
【0069】このようにして得られたデ―タに基づき、
半導体検査装置は、次のような動作を行う。
【0070】まずワ―クロ―ダ―部30におけるワ―ク
セットテ―ブル32のワ―ク収容部32a内にワ―ク3
を載置するとともに、ワ―クセットテ―ブル32を駆動
してワ―ク3をワ―ク昇降機構33の上方の受渡位置ま
で移動させる。次いで、ワ―ク昇降機構33の昇降テ―
ブル33aによってワ―ク3を位置決めしつつワ―ク搬
送機構40の保持部41位置まで上昇させる。ワ―ク3
の上昇を確認した後、保持部41の一対のつめ42によ
ってワ―ク3は保持される(図22−a)。
【0071】次に、ワ―ク搬送機構40を駆動して、ワ
―ク3を検査部10のワ―ク載置台12上方のワ―ク受
渡位置まで搬送する。この際、接触端子移動機構50
は、接触端子供給部側へと移動する。
【0072】ワ―ク受渡位置まで搬送されたワ―ク3
は、検査部10側から上昇したワ―ク移載ピン18上に
移載される。この際にワ―ク移載ピン18の先端部は、
ワ―ク3におけるサポ―トボ―ド8の 4角に設けられた
位置決め孔内に挿入され、ワ―ク3の位置決めが行われ
る。この後、ワ―ク移載ピン19は下降し、ワ―ク載置
台12上にワ―ク3が載置されクランプ14によってワ
―ク載置台12に対して液密に固定されると共に、ワ―
ク3のソケットボ―ド5と検査部10側のワ―クセット
ベ―スユニット17との電気的な接続が行われる(図2
2−b)。またこの際に、下アライメントカメラ18
a、18bによって、ワ―ク3の多層セラミックス基板
2bの下面に設けられた熱膨脹補正用タ―ゲットの初期
位置が認識される。
【0073】ワ―ク3のセッティングと相前後して、ピ
ンブロック21の装着が行われる。ピンブロック21の
装着は、まず検査プログラムに応じて自動的に、第1番
目に検査を行うチップ2aに対応したピンブロック21
が保持されたピンブロックチェンジャ22上に接触端子
移動機構50のチャック部54が位置するように、Xス
テ―ジ51およびYステ―ジ52が駆動される。チャッ
ク部54がピンブロック21の受渡し位置に到達する
と、ピンブロックチェンジャ22のシリンダ機構25が
上昇し、チャック部54によって当該ピンブロック21
が保持される(同図22−b)。
【0074】この後、ピンブロック補正用カメラ23に
よって、ピンブロック21の保持状態を撮像し、上アラ
イメントカメラ55との位置確認が行われた後、検査部
10上方へと接触端子移動機構50は移動する。
【0075】次に、検査部10上方へと移動した接触端
子移動機構50の測定部56に配置された上アライメン
トカメラ55によって、ワ―ク3とピンブロック21と
のアライメントが行われる。このアライメントは、まず
上アライメントカメラ55によって多層セラミックス基
板2bの表面を撮像しつつその 3角に設けられたアライ
メント用タ―ゲットの位置を、接触端子移動機構50側
のX−Yステ―ジにおける位置座標として認識し、予め
入力されたアライメント用タ―ゲット位置に基づいた各
チップ2a位置がX−Yステ―ジの位置座標として求め
られる。そして、チップ2aの位置座標にしたがってピ
ンブロック21の位置が決定され、Xステ―ジ51、Y
ステ―ジ52および図示を省略したθ駆動機構を駆動し
てチップ2aの周囲に形成された測定用電極パッドとピ
ンブロック21に植設されたプロ―ブピンとのアライメ
ントが行われる。
【0076】また、このアライメント終了後、非導電性
不活性液体導入管57から例えばフッ素系不活性液が液
槽13内に供給され、ワ―ク3は非導電性不活性液体1
5内に浸漬された状態となる。
【0077】この後、非導電性不活性液体15を測定対
象チップ2a上および周囲に供給しつつ、Zステ―ジ5
3を駆動することによって測定部56を下降させ、ピン
ブロック21のプロ―ブピンを非導電性不活性液体15
中に浸漬しつつ、測定用電極パッドに当接させる。そし
て、半導体モジュ―ル2にテスト電圧を供給し当該チッ
プ2aの検査を行う(図22−c)。
【0078】以上の動作により 1つのチップ2aに対す
る検査は終了する。次に、半導体モジュ―ル2内に同一
規格のチップ2aが存在する場合は、まず下アライメン
トカメラ18a、18bによって多層セラミックス基板
2bの初期位置からのずれの有無を確認し、必要に応じ
て位置補正を行った後、同様に次のチップ2aの検査を
行う。
【0079】同一規格のチップが終了した後、未検査の
チップ2aが存在する場合は、一旦接触端子移動機構5
0を接触端子供給部20の上方位置まで移動させ、ピン
ブロック21の交換を行い、同様に当該チップ2aの検
査を実施する。
【0080】そして、以上の工程を繰返し行うことによ
って全チップ2aの検査が終了した後、非導電性不活性
液体15を排出し、検査部10上方まで移動したワ―ク
搬送機構40にワ―ク移載ピン19によってワ―ク3を
移載する。そして、ワ―ク搬送機構40をワ―クロ―ダ
―部30まで移動して、ワ―ク3を搬出し、一連の検査
工程が終了する。
【0081】このように、本実施例では、基板に関する
座標デ―タを事前に計測し、このデ―タを半導体検査装
置側のコマンドのパラメ―タとして与えるようにしたの
で、半導体検査装置での各種アライメントおよびプロ―
ビングの際の位置合せ等を正確かつ簡潔に行うことがで
きる。
【0082】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の半導体検
方法によれば、半導体モジュール上に搭載された個々
のチップに対し、高精度な電気的接触を可能とし、検
精度および検査効率の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の半導体検査装置の構成を模
式的に示す図
【図2】本発明の一実施例の半導体検査装置の構成を模
式的に示す図
【図3】その半導体検査装置によって検査される半導体
モジュ―ルを搬送および検査可能に固定するワ―クを示
す断面図
【図4】事前に計測した座標デ―タから半導体検査装置
側のコマンドのパラメ―タを得る際のデ―タ処理を順を
おって示す図
【図5】事前に計測した座標デ―タから半導体検査装置
側のコマンドのパラメ―タを得る際のデ―タ処理を順を
おって示す図
【図6】事前に計測した座標デ―タから半導体検査装置
側のコマンドのパラメ―タを得る際のデ―タ処理を順を
おって示す図
【図7】事前に計測した座標デ―タから半導体検査装置
側のコマンドのパラメ―タを得る際のデ―タ処理を順を
おって示す図
【図8】事前に計測した座標デ―タから半導体検査装置
側のコマンドのパラメ―タを得る際のデ―タ処理を順を
おって示す図
【図9】事前に計測した座標デ―タから半導体検査装置
側のコマンドのパラメ―タを得る際のデ―タ処理を順を
おって示す図
【図10】事前に計測した座標デ―タから半導体検査装
置側のコマンドのパラメ―タを得る際のデ―タ処理を順
をおって示す図
【図11】事前に計測した座標デ―タから半導体検査装
置側のコマンドのパラメ―タを得る際のデ―タ処理を順
をおって示す図
【図12】事前に計測した座標デ―タから半導体検査装
置側のコマンドのパラメ―タを得る際のデ―タ処理を順
をおって示す図
【図13】事前に計測した座標デ―タから半導体検査装
置側のコマンドのパラメ―タを得る際のデ―タ処理を順
をおって示す図
【図14】事前に計測した座標デ―タから半導体検査装
置側のコマンドのパラメ―タを得る際のデ―タ処理を順
をおって示す図
【図15】事前に計測した座標デ―タから半導体検査装
置側のコマンドのパラメ―タを得る際のデ―タ処理を順
をおって示す図
【図16】事前に計測した座標デ―タから半導体検査装
置側のコマンドのパラメ―タを得る際のデ―タ処理を順
をおって示す図
【図17】事前に計測した座標デ―タから半導体検査装
置側のコマンドのパラメ―タを得る際のデ―タ処理を順
をおって示す図
【図18】事前に計測した座標デ―タから半導体検査装
置側のコマンドのパラメ―タを得る際のデ―タ処理を順
をおって示す図
【図19】事前に計測した座標デ―タから半導体検査装
置側のコマンドのパラメ―タを得る際のデ―タ処理を順
をおって示す図
【図20】事前に計測した座標デ―タから半導体検査装
置側のコマンドのパラメ―タを得る際のデ―タ処理を順
をおって示す図
【図21】事前に計測した座標デ―タから半導体検査装
置側のコマンドのパラメ―タを得る際のデ―タ処理を順
をおって示す図
【図22】図1の半導体検査装置の動作手順を示す図で
ある。
【符号の説明】
1………装置本体 1a……基台 2………半導体モジュ―ル 2a……チップ 3………ワ―ク 4………ソケット 5………ソケットボ―ド 8………サポ―トボ―ド 10……検査部 11……検査部基台 12……ワ―ク載置台 13……液槽 14……クランプ 19……ワ―ク移載ピン 20……接触端子供給部 21……ピンブロック 30……ワ―クロ―ダ部 40……ワ―ク搬送機構 41……保持部 50……接触端子移動機構。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−119036(JP,A) 特開 平2−58846(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/66

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 Χ−Y−Z−θ方向に移動可能なステー
    ジにより検査端子と基板とを相対的に位置決めし、 この検査端子を基板に設けられた複数の被検査体の電極
    端子に接触させて検査を行う際、 前記被検査体を撮像する上アライメント用カメラと、前
    記検査端子を撮像するピンブロックアライメント用カメ
    ラと、アライメントゲージとを設け、 前記ステージの移動量を、前記基板および各被検査体に
    特有の位置データから得られるパラメータに基づいて決
    定し、 かつ、前記基板および各被検査体に特有の位置データ
    は、前記上アライメント用カメラおよび前記ピンブロッ
    クアライメント用カメラにより前記アライメントゲージ
    位置を検出し、上アライメント用カメラ視野中心とピン
    ブロックアライメント用カメラ視野中心が一致するステ
    ージの座標を計測し、この座標にもとづいて設定される
    とともに、 検査を行う位置に配置された前記基板の熱膨張補正用タ
    ーゲットを撮像する下アライメントカメラを設け、前記
    熱膨張補正用ターゲットの初期位置からのずれに応じ
    て、前記検査端子と前記被検査体との接触位置の補正を
    行う ことを特徴とする半導体検査方法。
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