JP3201433B2 - 縦目地構造 - Google Patents
縦目地構造Info
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Description
式壁材(以下、単に壁材という)の長手方向における突
き合わせ、すなわち縦目地の構造に関するものである。
泡体を芯材とし、シート状物を裏面材としてサンドイッ
チ構造に形成した壁材、あるいは無機系の材料からなる
壁材を用いて横張り状に壁体を形成した際には、壁材の
長手方向の突き合わせによる継目、所謂縦目地が形成さ
れ、この目地をカバーする方法として特開昭64−8
0661号公報、実開昭64−14833号公報、
実開昭64−41542号公報、実開平1−1547
26号公報、実開昭63−140429号公報、実
開平1−102325号公報、等がある。
〜は敷目板が合成樹脂製、化粧キャップが金属製であ
り、敷目板が合成樹脂製であるために化粧キャップの熱
が躯体まで伝播せず、躯体に結露が発生することはない
が、化粧キャップと壁材の隙間より浸入した雨水が、敷
目板の立ち上がり片と壁材の端部間より浸入し、躯体内
部を腐食させる欠点があった。また〜では確実な防
水性が得られない欠点があった。
を除去するため、金属製の表面材と裏面材間に芯材を一
体に形成し幅方向の側端縁に凸状の差込縁を有する雄実
部、凹状の係合溝を有する雌実部を形成した雄雌嵌合構
造を設けた長尺状で落とし込み式の乾式壁材を、長手方
向にの側端縁の木口端部を突き合わせて形成する縦目地
の構造において、水直平面状の釘打設片と、釘打設片の
中央部外側方に2本突出して垂直片を形成し、垂直片に
より形成される断面略U字状の嵌合溝と、嵌合溝内に突
出した複数段の嵌合片と、垂直片と間隙を有して釘打設
片上に突出した防水片と、防水片と垂直片間により形成
された流水溝とから形成した断面略逆T字状の敷目板
と、水直平面状のカバー化粧面と、カバー化粧面の裏面
の略中央を内側方に突出した係合片と、係合片の途中あ
るいは先端に左右方向に突出した係合爪を形成した金属
製の化粧キャップと、前記乾式壁材は金属製の表面材の
長手方向の側端縁の木口端部を内方に略90度で屈曲し
て木口端部と間隙を有して形成した端面壁を形成したも
のからなり、前記敷目板を縦に釘打設片の裏面を壁下地
に当接して固定具により固定し、壁下地上に乾式壁材の
端面壁を敷目板の流水溝に挿入した状態で乾式壁材を垂
直片の左右に固定具により複数段配設固定すると共に、
敷目板の嵌合溝に金属製の化粧キャップの係合片を挿入
し、嵌合片と係合爪とを一体に形成した縦目地構造とす
ることにより、防水性、耐候性、意匠性を向上した縦目
地構造を提供するものである。
目地構造について詳細に説明する。図1は上記縦目地構
造を示す断面図であり、Aは縦目地用ジョイナ(以下、
単にジョイナという)、B、CはジョイナAを構成する
ための敷目板と金属製の化粧キャップ、Dは壁材、Eは
防水シート、αは躯体、βは固定具、γは縦目地部であ
る。
尺状の金属板(鋼板、アルミニウム板、塩ビ鋼板、ステ
ンレス板、銅板、チタン板、サンドイッチ鋼板、クラッ
ド鋼板等、あるいはこれらのカラー金属板)、あるいは
合成樹脂材(プラスチック材)をロール成形、プレス成
形、押出成形等によって形成した敷目板B、あるいは金
属製の化粧キャップCの2部材よりなるものである。
(プラスチック材)よりなる水平面状の釘打設片1と、
釘打設片1上に形成した防水突起2と、釘打設片1の略
中央を上方に2本突出した垂直片4と、垂直片4間の断
面略U字状の嵌合溝5と、嵌合溝5内に突出した複数段
の嵌合片6とからなる嵌合部3と、嵌合部3と間隙を有
して上方に突出した防水片7と、垂直片4と防水片7間
の流水溝8とからなるものである。
合成樹脂材の押出品(プラスチック材)であり、ポリエ
チレン、ポリプロピレン、塩化ビニール樹脂、スチロー
ル樹脂、メタクリル樹脂、ポリウレタン、フェノール樹
脂、ユリア樹脂(尿素樹脂)、メラミン樹脂、フッ素樹
脂、ケイ素樹脂、繊維強化プラスチック、等の一種、あ
るいは釘打設片1部分だけを金属製としたものである。
なお、塩化ビニールの押出品が生産性、値段、性能の面
において良好である。
固定具βを介して固定する部分である。
5形成用として機能するものである。
Cの係合部11を係合し、金属製の化粧キャップCを敷
目板Bに固定するためのものである。
後記する金属製の化粧キャップCの取付位置を任意に選
択できるようにすることにより、壁材Dの厚さの変化に
対応できるようにしたものである。
用、および防水面として機能するものである。
D間より浸入した雨水等を、この流水溝8により下方に
流下させ、躯体αまで雨水が浸入するのを防止し、壁材
D、躯体αの腐食を防止するためのものである。
キャップという)は、図3(a)、(b)(図3(a)
のイ−イ線断面図)、(c)(図3(a)のロ−ロ線断
面図)に示すように、幅が縦目地部γの幅よりも大きく
形成したカバー化粧面9と、カバー化粧面9の両端を内
方に屈曲し、カバー化粧面9の略中央まで延ばした裏面
10と、裏面10の先端を下方に突出した係合片12
と、係合片12の途中あるいは先端を外方に突出した係
合爪13とからなる係合部11とから形成したものであ
る。
と共に、壁材Dの木口が外部に露出するのを防止し、縦
目地部γの防水性、美観性を向上するのに有用なもので
ある。
れ、敷目板Bと化粧キャップCを一体化するためのもの
であり、敷目板Bの嵌合片6に化粧キャップCの係合爪
13を係合するものである。
のハ−ハ線断面図)、(c)(図4(a)のニ−ニ線断
面図)に示すように、金属製の表面材D1 、シート状の
裏面材D2 間に芯材D3 をサンドイッチした複合板であ
り、金属製の表面材D1 は水平面状の化粧面14と、化
粧面14の一端を外方に突出した差込縁16と差込縁1
6の下縁を外方に突出した取付面17とからなる雄実部
15と、化粧面14の他端を内方に断面略コ字状に屈曲
した係合溝19からなる雌実部18とからなるものであ
る。
面14を下方に屈曲した端面壁20を形成したものであ
る。
に、差込縁16に係合溝19が挿入されることにより、
壁材D同士が連結されるものであり、取付面17は固定
具βにより躯体αに固定することにより、壁材Dを躯体
αに固定するためのものである。
の流水溝8内に挿入され壁材Dの化粧面14より内部に
浸入した雨水等が躯体αにまで浸入するのを防止し、流
水溝8を速やかに流下するようにしたものであり、縦目
地部γの防水性を確実にするためのものである。
すると、図1において縦目地部γの幅をW1 、図2にお
いて流水溝8の幅をW2 、垂直片4の高さをh1 、防水
片7の高さをh2 、図3(a)においてカバー化粧面9
の幅をW3 、係合片12の高さをh3 、図4(b)、
(c)において、壁材Dの厚さをh4 、差込縁16の高
さをh5 、端面壁20の高さをh6 とすると、W1 <W
3 、W2 >W1 、h1 >h2 、h2 <h4 、h3 <
h4 、h5 =h2 、h6 =h4 の関係である。
て簡単に説明する。まず間柱、主柱、胴縁よりなる躯体
α上に防水シートEを敷設した壁下地上の、ジョイナA
を用いる部分に敷目板Bの釘打設片1を固定具βで打設
し、敷目板Bを縦に複数列固定する。次に敷目板Bの流
水溝8間の幅に対応した長さの壁材Eの木口端部の端面
壁20を、流水溝8内に挿入すると共に、下段の壁材D
の雄実部15に上段の壁材Dの雌実部18を挿入し、さ
らに、壁材Dの取付面17を釘等の固定具βにより打設
し、壁材Dを土台から軒まで施工する、次に、化粧キャ
ップCの係合片12を敷目板Bの嵌合溝5に挿入すると
共に、嵌合片6に係合爪13を係合させて、躯体αへ化
粧キャップCを固定し施工を完了するものである。
の一実施例にすぎず、図6(a)〜(f)、図7(a)
〜(d)、および図8(a)〜(e)に示すような敷目
板Bを用いて形成したり、図9(a)〜(e)、図10
(a)〜(e)、図11(a)〜(e)、図12(a)
〜(e)、および図13(a)〜(e)に示すような化
粧キャップCを用いて形成することができるものであ
り、図6(a)〜(f)〜図8(b)は合成樹脂(プラ
スチック)、アルミニウム合金の押出品等により形成し
た敷目板B、図8(d)は金属材のロール成形品よりな
る敷目板B、図8(c)、(e)はプラスチックの押出
品と金属材のロール成形品よりなる敷目板Bである。特
に、図6(a)〜(d)は防水片7の先端に突起7aを
形成し壁材Dの端面壁20との係合力を向上した敷目板
B、図6(e)、図7(a)、(b)、(d)は軟質の
プラスチック材よりなる防水片1a、4aを形成し、防
水性を向上した敷目板Bである。
の他の変形例であり、カバー化粧面9、係合部11を各
々変形した化粧キャップCである。
入隅部、端部の縦目地部γをカバーするためのジョイナ
Aの施工状態を示すものである。
続部20aにコーキング材Fを形成し、不連続部20a
から雨水等が躯体α内部に浸入するのを防止した縦目地
構造である。
によれば、乾式壁材に端面壁を形成し、端面壁を敷目
板の流水溝内に挿入したために、乾式壁材の化粧面から
浸入した雨水等が敷目板の流水溝により下方に流下し、
躯体内に雨水等が浸入することがない。敷目板の嵌合
部には多数段の嵌合片を形成したため、乾式壁材の厚さ
に対応して、その係合深さにより調整できる。敷目板
の嵌合片と、金属製の化粧キャップの係合爪の係合は確
実かつ強固である。等の特徴、効果がある。
面図である。
イナの構成部材である敷目板の一例を示す一部切り欠き
斜視図である。
イナの構成部材である金属製の化粧キャップの一例を示
す説明図である。
切り欠き斜視図である。
部切り欠き斜視図である。
部切り欠き斜視図である。
部切り欠き斜視図である。
部切り欠き斜視図である。
である。
示す横断面図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 金属製の表面材と裏面材間に芯材を一体
に形成し幅方向の側端縁に凸状の差込縁を有する雄実
部、凹状の係合溝を有する雌実部を形成した雄雌嵌合構
造を設けた長尺状で落とし込み式の乾式壁材を、長手方
向にの側端縁の木口端部を突き合わせて形成する縦目地
の構造において、水直平面状の釘打設片と、該釘打設片
の中央部外側方に2本突出して垂直片を形成し、該垂直
片により形成される断面略U字状の嵌合溝と、該嵌合溝
内に突出した複数段の嵌合片と、垂直片と間隙を有して
釘打設片上に突出した防水片と、該防水片と垂直片間に
より形成された流水溝とから形成した断面略逆T字状の
敷目板と、水直平面状のカバー化粧面と、該カバー化粧
面の裏面の略中央を内側方に突出した係合片と、該係合
片の途中あるいは先端に左右方向に突出した係合爪を形
成した金属製の化粧キャップと、前記乾式壁材は金属製
の表面材の長手方向の側端縁の木口端部を内方に略90
度で屈曲して木口端部と間隙を有して形成した端面壁を
形成したものからなり、前記敷目板を縦に釘打設片の裏
面を壁下地に当接して固定具により固定し、該壁下地上
に乾式壁材の端面壁を敷目板の流水溝に挿入した状態で
乾式壁材を垂直片の左右に固定具により複数段配設固定
すると共に、敷目板の嵌合溝に金属製の化粧キャップの
係合片を挿入し、嵌合片と係合爪とを一体に形成したこ
とを特徴とする縦目地構造。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP24579292A JP3201433B2 (ja) | 1992-08-20 | 1992-08-20 | 縦目地構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP24579292A JP3201433B2 (ja) | 1992-08-20 | 1992-08-20 | 縦目地構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0666017A JPH0666017A (ja) | 1994-03-08 |
JP3201433B2 true JP3201433B2 (ja) | 2001-08-20 |
Family
ID=17138904
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP24579292A Expired - Fee Related JP3201433B2 (ja) | 1992-08-20 | 1992-08-20 | 縦目地構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3201433B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8261499B2 (en) | 2008-04-18 | 2012-09-11 | Centria | Extruded seal plate for horizontal insulated composite architectural panel vertical end joints |
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-
1992
- 1992-08-20 JP JP24579292A patent/JP3201433B2/ja not_active Expired - Fee Related
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