JP3200900B2 - 画像の手振れ判定装置 - Google Patents
画像の手振れ判定装置Info
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に関し、例えばハンディタイプのビデオカメラの撮像出
力等をビデオデータに含まれる所謂手振れによる画像の
移動量を検出して補正する画像の手振れ補正装置に適用
される。
では、撮影時の手振れすなわちカメラの振動が画像の振
動となって現れる。そこで、このような手振れによる画
像の振動を補正する画像の手振れ補正装置として、例え
ば特開昭63−166370号公報に開示されているよ
うに、画像の動きベクトルを検出し、この動きベクトル
に基づいて、画像メモリに貯えられているビデオデータ
を補正するものが提案されている。
ロックマッチング法が採用される。このブロックマッチ
ング法による画像の動きベクトルの検出では、画面を多
数の領域(ブロックと称する)に分割し、各ブロックの
中心に位置する前フィールドの代表点画素と現フィール
ドのブロック内の各画素の画像データとのフィールド差
の絶対値を演算し、各ブロックのフィールド差分絶対値
を対応する画素毎に積算して相関積分値を求めて、1ブ
ロック分の画素配列に対応する座標を有する相関積算値
表を形成する。そして、この相関積算値表における相関
積分値の最小値の座標値を画像の動きベクトルの座標値
として画面全体の動きベクトルを決定している。
された動きベクトルを補正信号に変換し、この補正信号
により現画像を移動する補正を行っている。このような
画像の手振れ補正装置における補正精度は、画像の動き
ベクトルの検出精度に依存する。
に相関積算値表における相関積分値の最小値の座標値を
画像の動きベクトルの座標値として画面全体の動きベク
トルを決定するようにした従来のブロックマッチング法
による画像の動きベクトルの検出では、カメラの手振れ
による動きベクトルと被写体の移動による動きベクトル
とが同時に発生する。従って、画像の手振れ補正装置で
は、上記手振れによる動きベクトルと被写体の移動によ
る動きベクトルとを判別し、上記手振れによる動きベク
トルのみにより手振れ補正信号を形成して手振れ補正を
行う必要がある。上記被写体の移動による動きベクトル
を手振れによる動きベクトルと誤って判定して、手振れ
補正を行った場合には、静止しているべき背景画像など
が手振れ補正により移動してしまうことになり、不自然
が画像となってしまう。逆に、上記手振れによる動きベ
クトルを被写体の移動による動きベクトルと誤って判定
した場合には、手振れ補正がきかなくなってしまう。
たものであり、ハンディタイプのビデオカメラなどにお
ける高性能の手振れ補正を可能にすることを目的とし、
検出した画像の動きベクトルが手振れによる画像の動き
ベクトルであるか被写体の移動による動きベクトルであ
るかを確実に判定することのできる画像の手振れ判定装
置を提供するものである。
れ判定装置は、上述の課題を解決するために、入力ビデ
オ信号で構成される1フィールドの画像を複数に分割し
た各ブロック毎の代表点画素の画像データIk (0,
0)をメモリに1フィールド期間記憶し、現フィールド
のブロックの各画素の画像データIk (x,y)と上記
メモリから読み出される前フィールドのブロックの代表
点画素の画像データIk-1 (0,0)との差分の絶対値
|Ik-1 (0,0)−Ik (x,y)|を検出するフィ
ールド差分検出部と、上記フィールド差分検出部により
得られるフィールド差分絶対値|Ik-1 (0,0)−I
k (x,y)|に基づいて画像の動きベクトルを検出す
る動きベクトル検出部と、互いに隣接しないマクロブロ
ックが生じる形態で1画面を複数のマクロブロックに分
割し、上記フィールド差分検出部により得られるフィー
ルド差分絶対値|Ik-1 (0,0)−Ik (x,y)|
を各マクロブロック毎に積算した相関積算値表につい
て、代表点画素に対応する座標の積算値が極小値である
ことを検出する極小値検出部と、上記入力ビデオ信号で
構成される1フィールドの画像を複数に分割した各ブロ
ック毎に複数の代表点画素の画像データIk (x0 ,y
0 )をメモリに1フィールド期間記憶し、現フィールド
のブロックの各画素の画像データIk (x,y)と上記
メモリから読み出される前フィールドのブロックの各代
表点画素の画像データIk-1 (x0 ,y0 )との差分の
絶対値|Ik-1 (0,0)−Ik (x,y)|が、 Ik-1 (0,0)≒Ik (0,0) なる第1の判定条件を満たし、且つ、判定の閾値をTh
I として、 |Ik-1 (0,0)−Ik (x,y)|≧ThI なる第2の判定条件を満たす画素を検出する毎に1ブロ
ック分の画素配列に対応する座標の度数f(x,y)を
インクリメントした度数分布表を形成し、この度数分布
表に基づいて、上記動きベクトル検出部により検出され
た動きベクトルが固定カメラシーンのものであるか否か
の判定を行う固定カメラシーン判定部と、上記固定カメ
ラシーン判定部による判定出力と上記極小値検出部によ
る検出出力に基づいて、上記動きベクトル検出部により
検出された動きベクトルが手振れに起因するものである
か否かを判定する手振れ判定部とを備えてなることを特
徴とするものである。
ビデオ信号で構成される1フィールドの画像を複数に分
割した各ブロック毎の代表点画素の画像データI
k (0,0)をメモリに1フィールド期間記憶し、現フ
ィールドのブロックの各画素の画像データIk (x,
y)と上記メモリから読み出される前フィールドのブロ
ックの代表点画素の画像データIk-1 (0,0)との差
分の絶対値|Ik-1 (0,0)−Ik (x,y)|をフ
ィールド差分検出部により検出し、このフィールド差分
絶対値|Ik-1 (0,0)−Ik (x,y)|に基づい
て画像の動きベクトルをベクトル検出部により検出す
る。そして、極小値検出部は、互いに隣接しないマクロ
ブロックが生じる形態で1画面を複数のマクロブロック
に分割し、上記フィールド差分検出部により得られるフ
ィールド差分絶対値|Ik-1 (0,0)−Ik (x,
y)|を各マクロブロック毎に積算した相関積算値表に
ついて、代表点画素に対応する座標の積算値が極小値で
あることを検出する。また、固定カメラシーン判定部
は、入力ビデオ信号で構成される1フィールドの画像を
複数に分割した各ブロック毎に複数の代表点画素の画像
データIk (x0 ,y0 )をメモリに1フィールド期間
記憶し、現フィールドのブロックの各画素の画像データ
Ik (x,y)と上記メモリから読み出される前フィー
ルドのブロックの各代表点画素の画像データIk-1 (x
0 ,y0 )との差分の絶対値|Ik-1 (0,0)−Ik
(x,y)|が、 Ik-1 (0,0)≒Ik (0,0) なる第1の判定条件を満たし、且つ、判定の閾値をTh
I として、 |Ik-1 (0,0)−Ik (x,y)|≧ThI なる第2の判定条件を満たす画素を検出する毎に1ブロ
ック分の画素配列に対応する座標の度数f(x,y)を
インクリメントした度数分布表を形成し、この度数分布
表に基づいて、上記動きベクトル検出部により検出され
た動きベクトルが固定カメラシーンのものであるか否か
の判定を行う。
シーン判定部による判定出力と上記極小値検出部による
検出出力に基づいて、上記動きベクトル検出部により検
出された動きベクトルが手振れに起因するものであるか
否かを判定する。
一実施例について図面に従い詳細に説明する。本発明に
係る画像の手振れ判定装置は、例えば図1に示すように
構成される。
0は、ハンディタイプのビデオカメラにおける手振れに
よる画像の動きを補正する手振れ補正装置に本発明を適
用したもので、補正量発生部20及び補正部30ととも
に手振れ補正装置を構成している。
ビデオカメラの図示しない撮像部による撮像出力として
得られるビデオ信号をディジタル化した入力ビデオデー
タが供給される。
オデータが上記信号入力端子1を介して供給されるフィ
ールド差分検出部11及び固定カメラシーン判定部12
と、上記フィールド差分検出部11によるフィールド差
分出力が供給される動きベクトル検出部13及び極小値
検出部14と、上記固定カメラシーン判定部12による
検定出力及び上記極小値検出部14による極小値検出出
力が供給される手振れ判定部15を備えてなる。
力ビデオデータが上記信号入力端子1を介して供給され
る代表点メモリ11Aと減算回路11Bとからなる。
ータで構成される1フィールドの画像を複数に分割した
各ブロック毎の代表点画素の画像データIk(0,0)
を記憶する。具体的には、例えば図2に示すように、1
フィールドの画面をm画素×nラインのブロックに分割
し、図3に示すように各ブロックの中心の画素S(0,
0)を代表点とし、各代表点画素の画像データI
k (0,0)を上記代表点メモリ11Aに1フィールド
期間記憶する。なお、上記代表点は、画面上で均一のば
らまかれている。そして、この代表点メモリ11Aから
読み出される1フィールド前の各代表点画素の画像デー
タIk-1(0,0)が上記減算回路11Bに供給され
る。また、上記減算回路11Bは、上記信号入力端子1
を介して供給される入力ビデオデータすなわち現フィー
ルドの画像データについて、ブロック毎のm×n個の各
画素の画像データIk (x,y)と上記代表点メモリ1
1Aから読み出される前フィールドの対応するブロック
の代表点画素の画像データIk-1 (0,0)との差分す
なわちフィールド間差の絶対値|Ik-1 (0,0)−I
k (x,y)|を検出する。
は、上記減算回路11Bによる減算出力データとして得
られるフィールド差分絶対値|Ik-1 (0,0)−Ik
(x,y)|を上記動きベクトル検出部13及び極小値
検出部14に供給する。
ールド差分検出部11により得られた各ブロックのフィ
ールド差分絶対値|Ik-1 (0,0)−Ik (x,y)
|を対応する画素毎に1フィールド期間に亘って積算
し、1ブロック分の画素配列に対応するm×nの整数座
標を有する相関積算値表を形成し、その相関積算値の最
小値の座標を検出する。上記相関積算値表は、m×n個
のフィールド差分絶対値|Ik-1 (0,0)−I
k(x,y)|の積算値すなわち相関積算値の分布を示
すもので、相関の強い画素に対応する座標ほど小さな値
となり、フィールド相関の最も強い動きベクトルに対応
する座標の相関積算値が最小値となる。すなわち、上記
動きベクトル検出部13は、動きベクトルを示す座標と
して、上記相関積算値表の相関積算値の最小値の座標を
検出する。
り検出された上記相関積算値の最小値の座標すなわち動
きベクトルは、上記固定カメラシーン判定部12と上記
補正量発生部20に供給される。
極小値検出部14は、例えば図4に示す3×3の9個の
マクロブロックB1〜B9のように互いに隣接しないマ
クロブロックが生じる形態で1画面を複数のマクロブロ
ックに分割し、上記フィールド差分検出部11により得
られたフィールド差分絶対値|Ik-1 (0,0)−Ik
(x,y)|をマクロブロック毎に積算した相関積算値
表を形成し、各マクロブロックB1〜B9毎の相関積算
値表について、各ブロックの中心画素S(0,0)すな
わち代表点画素に対応する座標の積算値を周辺座標の積
算値と比較することにより、上記代表点画素に対応する
座標の積算値が極小値であることを検出する。この極小
値検出部14は、上記各マクロブロックB1〜B9の相
関積算値表の代表点画素S(0,0)に対応する座標の
積算値が極小値であることをいずれかのマクロブロック
で検出すると論理「1」の検出出力Qを出力する。
は、上記各マクロブロックB1〜B9の相関積算値表の
代表点画素に対応する座標の積算値が極小値となり、例
えば固定したビデオカメラによる撮像出力すなわち手振
れを伴わない撮像出力では、移動する被写体により画面
全体が覆われない限り、いずれかのマクロブロックの相
関積算値表の代表点画素に対応する座標の積算値が極小
値となる可能性が極めて高い。そこで、上記極小値検出
部14は、いずれかのマクロブロックの相関積算値表の
代表点画素S(0,0)に対応する座標の積算値が極小
値であることを検出した場合に、固定カメラシーンであ
る可能性が高いことを示す論理「1」の検出出力Qを出
力するようになっている。
Qは、上記手振れ判定部15に供給されている。
は、上記入力ビデオデータが上記信号入力端子1を介し
て供給される代表点メモリ12A、減算回路12B及び
条件判定回路12Cと、この条件判定回路12Cによる
判定出力に基づいて度数分布表を形成する度数分布表形
成回路12Dと、上記動きベクトル検出部13により検
出された画像の動きベクトルが固定カメラシーンのもの
である否かの判定処理を上記度数分布表形成回路12D
により形成された度数分布表に基づいて行う固定カメラ
シーン判定回路12Eを備えてなる。
て、上記代表点メモリ12Aは、上記入力ビデオ信号で
構成される1フィールドの画像を複数に分割した各ブロ
ック毎の代表点画素の各画像データIk (0,0)を1
フィールド期間記憶する。なお、上記各ブロックは、上
述の動きベクトル検出部13において1フィールドの画
像を複数に分割したm画素×nラインの各ブロックに対
応している。そして、上記代表点メモリ12Aから1フ
ィールド前の各代表点画素の画像データIk-1 (0,
0)が読み出されて、上記減算回路12Bに供給され
る。
1から供給される入力ビデオデータすなわち現フィール
ドの画像データについて、ブロック毎のm×n個の各画
素の画像データIk (x,y)と上記代表点メモリ12
Aから読み出される1フィールド前の各代表点画素の画
像データIk-1 (0,0)との差分の絶対値|I
k-1 (0,0)−Ik (x,y)|すなわちフィールド
間差の絶対値を検出する。そして、この減算回路12B
による減算出力データとして得られるフィールド差分絶
対値が上記条件判定回路12Cに供給される。
12Bにより検出された各ブロックのフィールド差分絶
対値|Ik-1 (0,0)−Ik(x,y)|について、 Ik-1 (0,0)≒Ik (0,0) なる第1の判定条件を満たすフィールド間相関の強い中
心代表点画素S(0,0)を有するブロックを検出し、
このブロックについて、 |Ik-1 (0,0)−Ik (x,y)|≧Th1 なる第2の判定条件を満たす上記中心代表点画素S
(0,0)に対して画素相関の強い画素を検出する。
上記第1の判定条件によりフィールド相関が強い代表点
画素を有する静止ブロック候補を検出し、この静止ブロ
ック候補について、大きな動きベクトルVt (x,y)
に対して第2の判定条件により代表点画素S(0,0)
の画像データIk-1 (0,0)に対する各画素のI
k (x,y)の相関に基づく静止判定を行っている。
定出力が上記度数分布表形成回路12Dに供給される。
ック分の画素配列に対応する座標を有するメモリテーブ
ルを備え、上記条件判定回路12Dによる判定出力に基
づいて、上記第1及び第2の判定条件を満たす画素が検
出される毎に対応する座標の度数f(x,y)をインク
リメントして1フィールド間の相関を示す条件付度数分
布表を上記メモリテーブルに形成する。
より形成された1フィールド間の相関を示す度数分布表
の度数値が上記固定カメラシーン判定回路12Eに供給
される。
上記度数分布表形成回路12Dにより形成された条件付
度数分布表について、上記動きベクトル検出部14によ
り検出された画像の動きベクトルに対応する座標の度数
値が、所定値よりも大きい場合には上記動きベクトル検
出部14により検出された画像の動きベクトルが固定カ
メラシーンにおける被写体の移動に起因するものである
と判定し、固定カメラシーンである可能性が高いことを
示す論理「1」の判定出力Pを出力する。また、所定値
よりも小さい場合には上記動きベクトル検出部14によ
り検出された上記被写体の移動に起因するものでないと
判定し、手振れによる動きベクトルである可能性が高い
ことを示す論理「0」の判定出力Pを出力する。
2Eの判定出力Pは、上記手振れ判定部15に供給され
ている。
シーン判定回路12Eの判定出力Pと上記極小値検出部
14の検出出力Qに基づいて、上記動きベクトル検出部
14により検出された画像の動きベクトルが固定カメラ
シーンにおける被写体の移動によるものであるか、手振
れに起因するものであるかの判定処理を次のようにして
行う。すなわち、上記手振れ判定部15は、上記固定カ
メラシーン判定回路12Eの判定出力Pと上記極小値検
出部14の検出出力Qとの論理積出力が論理「1」であ
る場合には固定カメラシーンにおける被写体の移動によ
る動きベクトルであると判定し、上記論理積出力が論理
「0」である場合には手振れによる動きベクトルである
と判定する。
上記固定カメラシーン判定回路12Eによる上記条件付
度数分布表に基づく固定カメラシーンの判定出力Pと上
記極小値検出部14によるマクロブロック毎の相関積算
値表に基づく固定カメラシーンの検出出力Qの論理積を
とることにより、上記動きベクトル検出部14により検
出された画像の動きベクトルが固定カメラシーンにおけ
る被写体の移動によるものであるか、手振れに起因する
ものであるかの判定を確実に行うことができる。
が上記補正量発生部20に供給される。
ル検出部14が検出した動きベクトルが画像の手振れに
起因するものであることを示す判定出力が上記手振れ判
定部15から供給されると、上記動きベクトル検出部1
4が検出した上記動きベクトルを手振れベクトルVt ’
として、 Xt =Xt-1 −Vt ’ なる補正量Xt の手振れ補正信号を形成し、この手振れ
補正信号を上記補正部30に供給する。また、この補正
量発生部30は、上記動きベクトル検出部14が検出し
た動きベクトルが画像の手振れに起因するものでないこ
とを示す判定出力が上記手振れ判定部15から供給され
ると、手振れベクトルVt’を零ベクトルV〔0,0〕
として手振れ補正信号を形成し、この手振れ補正信号を
上記補正部40に供給する。
すように、上記補正量発生部20から手振れ補正信号が
供給されるアドレス制御回路31及びセレクト信号発生
回路42と、上記アドレス制御回路31から供給される
アドレス信号に従ってビデオデータの書き込み/読み出
しが行われるフィールドメモリ33及び周辺メモリ34
と、上記フィールドメモリ33及び周辺メモリ34から
読み出されるビデオデータを上記セレクト信号発生回路
32から供給されるセレクト信号に応じて選択的に出力
するセレクタ35とを備えてなる。
入力端子1を介して供給される入力ビデオデータが順次
書き込まれる。そして、このフィールドメモリ33の読
み出しアドレスが上記手振れ補正信号により上記手振れ
ベクトルに応じて制御される。これにより、上記フィー
ルドメモリ33からは、1フィールドの入力ビデオデー
タが上記手振れベクトルに応じて移動されたビデオデー
タが得られる。そして、このフィールドメモリ33から
読み出されるビデオデータと上記周辺メモリ34から読
み出される周辺ビデオデータとが上記セレクタ35によ
る選択によって合成され、手振れ補正処理済のビデオデ
ータとして信号出力端子2から出力される。
クタ35を介して出力される手振れ補正処理済のビデオ
データによる画像の補正範囲に相当する周辺部分のビデ
オデータが周辺ビデオデータとして逐次書き込まれる。
ように上記動きベクトル検出部14により検出された画
像の動きベクトルが手振れに起因するものであるか否か
の手振れ判定を上記手振れ判定部15により確実に行う
ことができるので、手振れ補正を確実に行うことがで
き、自然な画像出力が得られる。
明に係る画像の手振れ判定装置では、入力ビデオ信号で
構成される一定単位の画像を複数に分割した各ブロック
毎の代表点画素の画像データIk (0,0)をメモリに
一定単位期間記憶し、現フィールドのブロックの各画素
の画像データIk (x,y)と上記メモリから読み出さ
れる前フィールドのブロックの代表点画素の画像データ
Ik-1 (0,0)との差分の絶対値|Ik-1 (0,0)
−Ik (x,y)|をフィールド差分検出部により検出
し、このフィールド差分絶対値|Ik-1 (0,0)−I
k (x,y)|に基づいて画像の動きベクトルをベクト
ル検出部により検出する。そして、極小値検出部は、互
いに隣接しないマクロブロックが生じる形態で1画面を
複数のマクロブロックに分割し、上記フィールド差分検
出部により得られるフィールド差分絶対値|I
k-1 (0,0)−Ik (x,y)|を各マクロブロック
毎に積算した相関積算値表について、代表点画素に対応
する座標の積算値が極小値であることを検出することに
より、上記ベクトル検出部により検出された動きベクト
ルが固定カメラシーンにおける被写体の動きによるもの
であること示す検出出力を出力する。また、固定カメラ
シーン判定部は、入力ビデオ信号で構成される一定単位
の画像を複数に分割した各ブロック毎に複数の代表点画
素の画像データIk (x0 ,y0 )をメモリに一定単位
期間記憶し、現フィールドのブロックの各画素の画像デ
ータIk (x,y)と上記メモリから読み出される前フ
ィールドのブロックの各代表点画素の画像データIk-1
(x0 ,y0 )との差分の絶対値|Ik-1(0,0)−
Ik (x,y)|が、 Ik-1 (0,0)≒Ik (0,0) なる第1の判定条件を満たし、且つ、判定の閾値をTh
I として、 |Ik-1 (0,0)−Ik (x,y)|≧ThI なる第2の判定条件を満たす画素を検出する毎に1ブロ
ック分の画素配列に対応する座標の度数f(x,y)を
インクリメントした度数分布表を形成し、この度数分布
表に基づいて、上記動きベクトル検出部により検出され
た動きベクトルが固定カメラシーンのものであるか否か
の判定を行う。
シーン判定部による判定出力と上記極小値検出部による
検出出力に基づいて、上記動きベクトル検出部により検
出された動きベクトルが手振れに起因するものであるか
否かを判定するので、上記動きベクトル検出部により検
出された動きベクトルが手振れに起因するものであるか
否かを確実に判定することができる。
ルが手振れに起因するものであるか否かを確実に判定す
ることのできる画像の手振れ判定装置を提供することが
でき、ハンディタイプのビデオカメラなどにおける高性
能の手振れ補正を可能にすることができる。
手振れ補正装置の構成を示すブロック図である。
ける画面のブロック分割の状態を示す図である。
造を示す図である。
状態を示す図である。
ック図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 入力ビデオ信号で構成される一定単位の
画像を複数に分割した各ブロック毎の代表点画素の画像
データIk (0,0)をメモリに一定単位期間記憶し、
現フィールドのブロックの各画素の画像データI
k (x,y)と上記メモリから読み出される前フィール
ドのブロックの代表点画素の画像データIk-1(0,
0)との差分の絶対値|Ik-1 (0,0)−Ik (x,
y)|を検出するフィールド差分検出部と、 上記フィールド差分検出部により得られるフィールド差
分絶対値|Ik-1 (0,0)−Ik (x,y)|に基づ
いて画像の動きベクトルを検出する動きベクトル検出部
と、 互いに隣接しないマクロブロックが生じる形態で1画面
を複数のマクロブロックに分割し、上記フィールド差分
検出部により得られるフィールド差分絶対値|I
k-1 (0,0)−Ik (x,y)|を各マクロブロック
毎に積算した相関積算値表について、代表点画素に対応
する座標の積算値が極小値であることを検出する極小値
検出部と、 上記入力ビデオ信号で構成される一定単位の画像を複数
に分割した各ブロック毎に複数の代表点画素の画像デー
タIk (x0 ,y0 )をメモリに一定単位期間記憶し、
現フィールドのブロックの各画素の画像データI
k (x,y)と上記メモリから読み出される前フィール
ドのブロックの各代表点画素の画像データIk-1 (0,
0)との差分の絶対値|Ik-1 (0,0)−Ik (x,
y)|が、 Ik-1 (0,0)≒Ik (0,0) なる第1の判定条件を満たし、且つ、判定の閾値をTh
I として、 |Ik-1 (0,0)−Ik (x,y)|≧ThI なる第2の判定条件を満たす画素を検出する毎に1ブロ
ック分の画素配列に対応する座標の度数f(x,y)を
インクリメントした度数分布表を形成し、この度数分布
表に基づいて、上記動きベクトル検出部により検出され
た動きベクトルが固定カメラシーンのものであるか否か
の判定を行う固定カメラシーン判定部と、 上記固定カメラシーン判定部による判定出力と上記極小
値検出部による検出出力に基づいて、上記動きベクトル
検出部により検出された動きベクトルが手振れに起因す
るものであるか否かを判定する手振れ判定部とを備えて
なる画像の手振れ判定装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33802491A JP3200900B2 (ja) | 1991-11-28 | 1991-11-28 | 画像の手振れ判定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33802491A JP3200900B2 (ja) | 1991-11-28 | 1991-11-28 | 画像の手振れ判定装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05153464A JPH05153464A (ja) | 1993-06-18 |
JP3200900B2 true JP3200900B2 (ja) | 2001-08-20 |
Family
ID=18314220
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33802491A Expired - Lifetime JP3200900B2 (ja) | 1991-11-28 | 1991-11-28 | 画像の手振れ判定装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3200900B2 (ja) |
-
1991
- 1991-11-28 JP JP33802491A patent/JP3200900B2/ja not_active Expired - Lifetime
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05153464A (ja) | 1993-06-18 |
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