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JP3200545B2 - 一軸破砕機 - Google Patents

一軸破砕機

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Publication number
JP3200545B2
JP3200545B2 JP21752895A JP21752895A JP3200545B2 JP 3200545 B2 JP3200545 B2 JP 3200545B2 JP 21752895 A JP21752895 A JP 21752895A JP 21752895 A JP21752895 A JP 21752895A JP 3200545 B2 JP3200545 B2 JP 3200545B2
Authority
JP
Japan
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rotary
blade
waste
base plate
crushing
Prior art date
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JP21752895A
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English (en)
Other versions
JPH0957139A (ja
Inventor
捷三 山田
貞夫 田中
大輔 坂本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
Priority to JP21752895A priority Critical patent/JP3200545B2/ja
Publication of JPH0957139A publication Critical patent/JPH0957139A/ja
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  • Crushing And Pulverization Processes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、家庭から排出さ
れるごみあるいは産業廃棄物など種々の廃棄物を効率的
に破砕する一軸破砕機の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】一軸破砕機は、固定刃と回転刃を組合
せ、ホッパから投入される廃棄物をプッシャで押圧して
破砕機構により破砕する形式のものであり、このような
一般的な一軸破砕機は種々の文献により公知である。
【0003】一方、二軸破砕機は互いに平行に配設され
る回転ドラムに複数の回転刃を互いに対向する刃が重な
り合うように近接して設けられ、ホッパから投入される
廃棄物を互いに逆方向に回転する対向回転刃の間に噛み
込んで破砕する形式のものである。
【0004】従って、プッシャで廃棄物を押圧する機構
を必要としない反面、回転刃の径より嵩の大きい廃棄物
は直接処理できず、一旦別の方法又は装置で予め所定以
下の大きさに破砕しておく必要がある。これに対し、一
軸破砕機はプッシャで押圧する機構を必要とするが、廃
棄物の大きさに制限を受けず、種々の廃棄物を破砕処理
できるという利点がある。
【0005】このような一軸破砕機で、特に嵩高い廃棄
物を処理するのに適した基本構成のものが実公平5−1
3410号公報に記載されている。この公報による基本
構成の一軸破砕機は、台板の端と側壁の間の開口を排出
口として設け、台板の端に固定刃を固定し上記開口位置
に回転ロータに取付けた回転刃を設け、台板上を摺動す
るプッシャでその上方に設けたホッパから投入される廃
棄物を回転刃に押圧できるように構成されている。回転
刃の下方には多数の小孔を設けたスクリーンが設けられ
ている。
【0006】上記回転刃は回転ロータの半径方向にやや
斜めにして取付位置の凹所から若干突出する複数の平刃
から成るが、回転刃の形式についてはこの他にも回転ロ
ータの円周方向に多数のV溝を設け、このV溝の適宜位
置に設けた取付部材を介して四形柱状のチップを回転刃
として設けたものも既に公知である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述した一
軸破砕機、特にV溝に回転刃を設けた形式の場合、一般
に四角柱状の回転刃はチップ平面が固定刃と噛み合う際
に固定刃の上面に対し斜めになり、チップ平面と同一平
行な面となるようにはなっていない。
【0008】これは回転刃の位置が最も台板上に突出す
る水平位置より少し台板が下にあり、この台板の端に固
定刃が設けられているため、回転刃が固定刃と噛み合う
位置では回転刃の向きが水平より傾斜した状態となるた
めである。
【0009】このような傾斜状に固定刃と噛み合うよう
に設計すると、廃棄物の破砕の際に十分な剪断作用が得
られず、切断力が低下し、性能の向上が図れないという
問題がある。
【0010】この発明は、上述した従来の一軸破砕機に
おける問題点に留意して、回転ロータの円周上に複数個
設けられる回転刃の面が固定刃の上面と噛み合う直前に
同一面となるように回転ロータの半径方向から所定の後
退角度に傾けて設け剪断力の強化、性能の向上を図るこ
とのできる一軸破砕機を提供することを課題とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記課題を
解決する手段として、廃棄物を投入するホッパの下方に
台板と、この台板の端に固定刃と、台板の端と側壁との
間に四角柱のチップ片状の複数の回転刃を同一円周上及
び幅方向に有する円形の回転ロータとを設け、廃棄物を
回転刃に押圧する押込プッシャを台板上に摺動自在かつ
進退動自在に設けると共に回転刃の下方に多数の小孔を
有する排出スクリーンを設け、上記複数の回転刃は回転
ロータの半径方向に対し所定の後退角度に傾斜し、回転
刃が固定刃に噛合う直前にそれぞれの刃面が互いに平行
となるように設定される角度を以って成る一軸破砕機の
構成としたのである。
【0012】かかる構成の破砕機では、ホッパから投入
される廃棄物を押込プッシャで回転刃へ押込むと回転刃
と固定刃の剪断作用で破砕される。この剪断破砕の際、
それぞれの回転刃の取付方向は回転ロータの半径方向か
ら所定の後退角度を以って取付けられているから、回転
刃と固定刃が噛み合う瞬間には両者の面が同一平行な面
となり完全な剪断作用が得られる。
【0013】このため、廃棄物はより鋭く確実に破砕さ
れ、破砕力が増大するのである。このような強化された
剪断破砕力によっても破砕されなかった場合でも同一円
周上に複数個の回転刃が設けられているから、これが次
々と剪断破砕して廃棄物を完全に破砕する。この破砕に
より十分細かくなった廃棄物は排出スクリーンより落下
して排出される。
【0014】なお、この発明の破砕機では包装材、プラ
スチック、フィルム、シート類、グラスファイバー製
品、パソコン外装類、冷蔵庫、織布類、皮革類、わら・
木材類、トタン板、ケーブル・コード類、軽金属ボック
ス、ゴム類、電子部品廃棄物等を破砕対象物としてい
る。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて図面を参照して説明する。図1は実施形態の一軸破
砕機の外観斜視図(一部断面部分含む)、図2は図1の
矢視II−IIから見た断面図である。図1において1は供
給ホッパ、2は本体フレーム、3は押込プッシャ、4は
台板である。図2に示すように、押込プッシャ3は台板
4上を摺動自在かつ進退動自在に設けられ、本体フレー
ム2の側壁に設けた案内部材3aにより押込の際に廃棄
物からの反力で浮き上がらないように案内されている。
【0016】台板4の一端と本体フレーム2の側壁との
間には複数個(図示の例では4ヶ)の回転刃5aを取付
けた回転ロータ5が設置され、これを挾んで台板4の端
に第1破砕用固定刃6と、その反対側のロータ中心点を
中心に対称位置に第2破砕用固定刃7とが設けられてい
る。回転ロータ5の下方には多数の小孔を設けた排出ス
クリーン8が設けられている。
【0017】9は排出スクリーン8から落下した破砕物
を横方向へ送るためのスクリューコンベア、10は回転
ロータ5の片側の突出軸に連結されている減速機、11
はこの減速機をベルト駆動するモータ、12は油圧ポン
プである。
【0018】油圧ポンプ12からの圧油は、図2に示す
油圧シリンダ13へ送られ、油圧シリンダの突出ピスト
ン13aが連結アーム14を介して押込プッシャ3の後
端に連結され、これにより押込プッシャ3は進退動自在
とされている。
【0019】図3に回転ロータ5の部分斜視図を示す。
回転ロータ5にはその外周にV字状の溝5cが多数所定
のピッチで互いに平行に設けられ、このV字溝5c内に
複数個の回転刃5aが取付座5bを介して設けられてい
る。回転刃5aは、隣り合うV字溝5cに設けられてい
るもの同士がその頂点を連ねるとジグザグ状になるよう
にそれぞれ配置されている。
【0020】図4に示すように、回転刃5aは四角柱の
チップ片状に形成され、中央に取付用のねじ穴が設けて
ある。(b)図に示すように、上述した所定の形態に配
置固定された取付座5cにねじボルト5dにより回転刃
5aが取付けられている。従って回転刃5aの頂点Pは
回転ロータ5のV字溝5cの頂部よりさらに少し突出状
に設けられている。
【0021】なお、第1破砕用固定刃6も第2破砕用固
定刃7も回転ロータ5のV字溝5cと対向するV字状の
刃を多数、回転ロータ5の幅と略同じ幅にわたって設け
たものから成り、かつ回転ロータ5のV字溝5cと固定
刃6、7のV字刃とが向い合ったときに略四角形状(又
は菱形)の空間ができるように固定刃6、7のV字刃を
形成している。
【0022】従って、回転刃5aは上記略四角形状空間
を通過して、その斜め上方へ向う2つの陵辺と固定刃
6、7のV字刃との間に噛み込んだ廃棄物を剪断破砕に
より破砕する。又、回転刃5aは表、裏面が平行に形成
されているため表面のエッジ陵辺が摩耗すると反対面に
取り付け直して繰り返し使用される。このため回転刃の
陵辺は8つが剪断破砕に利用される。
【0023】又、図4中に示すように、回転刃5aのチ
ップは取付座5cを回転ロータ5の半径方向と角度αに
傾けて設けることにより後退角度α傾斜してこれに取付
けられている。この傾斜後退角度αは、図5に示すよう
に、回転刃5aが固定刃6と噛み合う直前に固定刃6の
上面と回転刃5aの下面が互いに平行となるように選ん
だ角度である。
【0024】そして、この角度の関係は第2破砕用の固
定刃7に対しても全く同じとなるように固定刃7は対称
位置に設けてある。
【0025】上記のように構成した実施態様の一軸破砕
機では廃棄物を2段に設けられた固定刃6、7と複数の
回転刃5aにより1次破砕及び2次破砕により剪断破砕
を繰り返して破砕する。
【0026】供給ホッパ1から廃棄物が投入されると、
その前に後退させておいた押込プッシャ3を前進させて
廃棄物を回転ロータ5に押付ける。回転ロータ5の複数
個の回転刃5aが回転して廃棄物をかじるように第1次
破砕用の固定刃6との間に噛み込んで剪断破砕により細
かく破砕する。
【0027】上記1次破砕で十分細かく破砕された廃棄
物は排出スクリーン8上へ押し出され、スクリーンの多
数の小孔から落下してスクリューコンベア9により横方
向へ排出される。
【0028】しかし、1次破砕でスクリーン8のメッシ
ュを通過できる程十分に細かく破砕されないものも必ず
含まれており、これら廃棄物はスクリーン8を通過でき
ず、回転刃5aで押されてスクリーン8の内周面を移動
し上方へ向う。
【0029】この回転刃5aで移動した廃棄物は、この
実施態様の破砕機では2次破砕用の固定刃7に再び噛み
込まれて2次破砕され、十分細かく破砕される。従っ
て、これら2次破砕された廃棄物は下方に落下し排出ス
クリーン8のメッシュを通過して排出される。従って、
この破砕機では廃棄物の破砕が従来より細かく、剪断破
砕の回数を多くすることにより破砕力、処理能力が向上
する。
【0030】さらに、前述したように回転刃5aと固定
刃6、7とはその下面と上面が互いに噛み合う直前に同
一平行面となるように回転刃5aは角度αの後退角をも
って傾斜して取付けられている。従って、回転刃5aと
固定刃6とは正確に剪断破砕で廃棄物を破砕するように
噛み合うから、完全剪断による切断力の強化が図られ、
性能向上が得られる。
【0031】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本願発明の
一軸破砕機は回転ロータに取付けられる回転刃が回転ロ
ータの半径方向から所定の後退角度に傾けて設けられて
いるから、廃棄物を破砕する際に回転刃の下面と固定刃
の上面が同一平行面となり、従って完全な剪断作用が得
られるため切断力の強化、性能の向上が図られるという
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態の一軸破砕機の一部断面を含む外観斜
視図
【図2】図1の矢視II−IIから見た断面図
【図3】回転ロータ付近の部分斜視図
【図4】回転刃の部分斜視図及びその断面図
【図5】作用の説明図
【符号の説明】
1 供給ホッパ 2 本体フレーム 3 押込プッシャ 4 台板 5 回転ロータ 5a 回転刃 6 第1破砕用固定刃 7 第2破砕用固定刃 8 排出スクリーン 9 スクリューコンベア 10 減速機 11 モータ 12 油圧ポンプ 13 油圧シリンダ 14 連結アーム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−299831(JP,A) 実開 昭54−18780(JP,U) 実公 平5−13410(JP,Y2) 独国特許出願公開4242740(DE,A 1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B02C 18/00 - 18/44

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 廃棄物を投入するホッパの下方に台板
    と、この台板の端に固定刃と、台板の端と側壁との間に
    四角柱のチップ片状の複数の回転刃を同一円周上及び幅
    方向に有する円形の回転ロータとを設け、廃棄物を回転
    刃に押圧する押込プッシャを台板上に摺動自在かつ進退
    動自在に設けると共に回転刃の下方に多数の小孔を有す
    る排出スクリーンを設け、上記複数の回転刃は回転ロー
    タの半径方向に対し所定の後退角度に傾斜し、回転刃が
    固定刃に噛合う直前にそれぞれの刃面が互いに平行とな
    るように設定される角度を以って成る一軸破砕機。
JP21752895A 1995-08-25 1995-08-25 一軸破砕機 Expired - Fee Related JP3200545B2 (ja)

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JP3566912B2 (ja) * 2000-06-29 2004-09-15 株式会社タズミ 破砕装置
JP2002192197A (ja) * 2000-12-27 2002-07-10 Mitsui Mining Co Ltd 塗料粕の再生処理方法
CN115254341B (zh) * 2022-08-26 2024-05-03 扬州泰虹输送机械有限公司 一种用于石灰窑的石灰瘤破碎装置

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