[go: up one dir, main page]
More Web Proxy on the site http://driver.im/

JP3299694B2 - ボンディングツール - Google Patents

ボンディングツール

Info

Publication number
JP3299694B2
JP3299694B2 JP17901797A JP17901797A JP3299694B2 JP 3299694 B2 JP3299694 B2 JP 3299694B2 JP 17901797 A JP17901797 A JP 17901797A JP 17901797 A JP17901797 A JP 17901797A JP 3299694 B2 JP3299694 B2 JP 3299694B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sintered body
tool
cbn
polycrystalline diamond
volume
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP17901797A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH1116953A (ja
Inventor
友幸 竹内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Diamond Industrial Co Ltd
Original Assignee
Asahi Diamond Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Diamond Industrial Co Ltd filed Critical Asahi Diamond Industrial Co Ltd
Priority to JP17901797A priority Critical patent/JP3299694B2/ja
Publication of JPH1116953A publication Critical patent/JPH1116953A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3299694B2 publication Critical patent/JP3299694B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L24/00Arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies; Methods or apparatus related thereto
    • H01L24/74Apparatus for manufacturing arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies
    • H01L24/75Apparatus for connecting with bump connectors or layer connectors
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2924/00Indexing scheme for arrangements or methods for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies as covered by H01L24/00
    • H01L2924/01Chemical elements
    • H01L2924/01029Copper [Cu]
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2924/00Indexing scheme for arrangements or methods for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies as covered by H01L24/00
    • H01L2924/013Alloys
    • H01L2924/0132Binary Alloys
    • H01L2924/01322Eutectic Alloys, i.e. obtained by a liquid transforming into two solid phases

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Wire Bonding (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ボンディングツー
ルに関する。さらに詳しくは、本発明は、ツール作用面
を構成する多結晶ダイヤモンド膜と基板との密着性が良
好で、ツール先端部材の側面の耐摩耗性に優れ、多結晶
ダイヤモンド膜にクラックや剥離の発生がないTAB
(Tape Automated Bonding)工
程用のボンディングツールに関する。
【0002】
【従来の技術】TAB工程においては、LSIチップの
電極とフィルムキャリヤのリードとが接続される。図1
は、TAB工程の説明図である。加熱ステージ1上の熱
絶縁体2の上に、チップガイド3により位置決めされた
チップ4に対して、インナーリード5を有するフィルム
キャリヤ6が、テープガイド7を経由して、インナーリ
ードの位置と電極8の位置が一致するよう運ばれる。こ
の状態で、加熱されたボンディングツール9が加圧シリ
ンダ10によって押し下げられてインナーリードを電極
に押し付け、インナーリードと電極の間にAu−Sn共
晶合金を形成することにより、あるいは、Au−Auの
熱圧着により、チップをインナーリードに接合する。良
好なTABを行うためには、電極の高さの均一性を保つ
とともに、ボンディングツール作用面の平坦性と、耐摩
耗性と、均一な温度分布が重要である。ボンディングツ
ール作用面の材料として、耐摩耗性に優れ、熱伝導率の
大きい多結晶ダイヤモンド膜が開発されている。例え
ば、特公平7−66930号公報及び特許第25209
71号公報には、Si又はSi34、SiC若しくはA
lNを主成分とする焼結体を基体として、気相合成法で
多結晶ダイヤモンドを析出させた工具先端部を有するボ
ンディングツールが提案されている。しかし、TAB工
程において、ツール先端部に付着した溶着物をタングス
テンワイヤブラシなどを用いてクリーニングすると、ツ
ール先端部の表面及び側面が摩耗し、特に基板側面が首
下摩耗した場合には、多結晶ダイヤモンド膜の割れ、脱
落が生じ、リードと電極が接合できないという問題があ
る。特に、SiC焼結体及び/又は気相合成SiCを基
板にすると、ツール先端部に付着した金属酸化物を除去
するクリーニングがたび重なるにつれて、基板だけが摩
耗し、多結晶ダイヤモンド膜のクラックの発生や剥離に
つながりやすい。特許第2590113号公報には、ダ
イヤモンド焼結体からなる母材に、気相合成法で多結晶
ダイヤモンドを析出させた工具先端部を有するボンディ
ングツールが提案されている。しかし、ダイヤモンド焼
結体は、硬度がHv8,000〜10,000と硬く、加
工に時間と手間がかかるという問題がある。また、ダイ
ヤモンド焼結体の結合材にはCoが多く用いられるが、
Coは多結晶ダイヤモンド膜とダイヤモンド焼結体の密
着を妨げるため、ツール先端部の多結晶ダイヤモンド膜
のクラックや剥離が生じやすいという問題がある。この
ために、基板の側面の摩耗がなく、多結晶ダイヤモンド
膜の密着性が良好で、クラックや剥離を生ずることな
く、安定して使用することができる寿命の長いボンディ
ングツールが求められている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、ツール作用
面を構成する多結晶ダイヤモンド膜と基板との密着性が
良好で、ツール先端部材の側面が耐摩耗性に優れ、多結
晶ダイヤモンド膜にクラックや剥離の発生がないTAB
工程用のボンディングツールを提供することを目的とし
てなされたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記の課題
を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、CBN焼結体が、
CVD法により多結晶ダイヤモンド膜を析出させる基板
として、多結晶ダイヤモンド膜との密着性及び側面の耐
摩耗性に優れることを見いだし、この知見に基づいて本
発明を完成するに至った。すなわち、本発明は、 (1)60容量%以上のCBNと40容量%以下の結合
材からなり、該結合材が、ほう化アルミニウム、窒化ア
ルミニウム、酸化アルミニウム、炭化チタン、窒化チタ
ン、炭窒化チタン、炭化ハフニウム、窒化タンタル及び
炭化タングステンからなる群より選ばれる1種又は2種
以上の材料であるCBN焼結体基板上に、CVD法によ
り析出した厚さが50μmを超えて、100μm以下の
多結晶ダイヤモンド膜が形成されてなるツール先端部を
有することを特徴とするボンディングツール、を提供す
るものである。さらに、本発明の好ましい態様として、 (2)CBN焼結体のCBN含有量が、50容量%以上
である第(1)項記載のボンディングツール、及び (3)多結晶ダイヤモンド膜の表面粗さRmaxが、0.1
μm以下である第(1)項記載のボンディングツール、を
挙げることができる。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明のボンディングツールは、
CBN焼結体基板上にCVD法により析出した多結晶ダ
イヤモンド膜が形成されてなるものである。本発明に用
いるCBN焼結体基板は、CBN微粒を結合材の微粉末
とともに、あるいは、結合材を添加することなく、高
温、高圧条件にて焼結したCBN焼結体より、レーザな
どを用いて加工することによって得ることができる。本
発明に用いるCBN焼結体中のCBN含有量は、50容
量%以上であることが好ましく、60容量%以上である
ことがより好ましい。CBN焼結体中のCBN含有量が
50容量%以上であると、CBNの粒子同士が直接結合
して、機械的強度と耐熱性に優れるものとなる。本発明
においては、CBN焼結体の結合材が、ほう化アルミニ
ウムAlB2、窒化アルミニウムAlN、酸化アルミニ
ウムAl23、炭化チタンTiC、窒化チタンTiN、
炭窒化チタンTiCN、炭化ハフニウムHfC、窒化タ
ンタルTaN又は炭化タングステンWCであることが好
ましい。これらの結合材は、1種を単独で用いることが
でき、あるいは、2種以上を組み合わせて用いることが
できる。
【0006】本発明においては、CBN焼結体基板上
に、CVD法により多結晶ダイヤモンド膜を形成する。
多結晶ダイヤモンド膜を形成するCVD法には特に制限
はなく、例えば、ホットフィラメント法、マイクロ波プ
ラズマ法、高周波プラズマ法、直流放電プラズマ法、ア
ーク放電プラズマジェット法、燃焼炎法などを挙げるこ
とができる。本発明において、多結晶ダイヤモンド膜の
厚さは、50〜100μmであることが好ましく、70
〜90μmであることがより好ましい。多結晶ダイヤモ
ンド膜の厚さが50μm未満であると、膜の強度が低
く、クラックや剥離が生ずるなどツール作用面の耐久性
が不足し、十分なショット回数が得られないおそれがあ
る。膜の厚さが50μm以上であれば、ダイヤモンドの
熱伝導性の良さや、焼結法によるダイヤモンド膜よりも
CVD法による多結晶ダイヤモンド膜の方が純度が高い
という特色をより有効に利用することができる。多結晶
ダイヤモンド膜の厚さは、通常は100μm以下で十分
な性能を有し、厚さが100μmを超えても、ボンディ
ングツールは多結晶ダイヤモンド膜の厚さの増加に見合
っては長寿命化しない上に、多結晶ダイヤモンド膜とC
BN焼結体基板の熱膨張率の差に起因して、密着性が低
下するおそれがある。
【0007】本発明においては、CBN焼結体基板上
に、多結晶ダイヤモンド膜を析出させて被覆したのち、
多結晶ダイヤモンド膜の表面を研磨する。多結晶ダイヤ
モンド膜の表面研磨の方法には特に制限はなく、例え
ば、乾式のラップ機により研磨することができる。多結
晶ダイヤモンド膜の表面の研磨により、膜表面の面粗さ
Rmaxを0.1μm以下とすることが好ましい。膜表面の
表面粗さRmaxを0.1μm以下とすることにより、イン
ナーリードの接合を均一な加熱により行うことができ
る。本発明においては、多結晶ダイヤモンド膜の表面の
研磨を終えたのち、ツール先端部をシャンクにろう付け
する。上記の研磨は、ろう付け後に行うこともできる。
シャンクとツール先端部をろう付けするためのろう材に
は特に制限はなく、例えば、金ろう、銀ろう、パラジウ
ムろう、銅ろう、黄銅ろう、りん銅ろう、ニッケルろ
う、アルミニウム合金ろうなどを挙げることができる。
これらの中で、銀ベースのろう材にTi、Taなどを添
加した活性銀ろうを特に好適に使用することができる。
ろう付け後に、使用される温度域(例えば400〜60
0℃)で作用表面の平坦度が1μm以下となるように、
ラップ加工を行うことが好ましい。
【0008】図2は、本発明のボンディングツールの一
態様の斜視図である。本図のボンディングツールは、C
BN焼結体基板11の上に、CVD法により析出した多
結晶ダイヤモンド膜12が形成されたツール先端部が、
ろう材13によりシャンク14にろう付けされている。
本発明のボンディングツールのツール先端部の基板はC
BN焼結体であり、CBN焼結体の硬度Hvは3,00
0〜4,500と軟らかいので、ダイヤモンド焼結体に
比べて加工性が良好であり、容易に大量生産することが
できる。また、CBN焼結体は熱伝導性がよいために、
ボンディング作業の効率が向上する。CBN焼結体の結
合材が、ほう化アルミニウム、窒化アルミニウム、酸化
アルミニウム、炭化チタン、窒化チタン、炭窒化チタ
ン、炭化ハフニウム、窒化タンタル又は炭化タングステ
ンであるとき、これらの結合材は基板と多結晶ダイヤモ
ンドの密着性を阻害しないので、多結晶ダイヤモンド膜
と基板の密着性が向上する。また、CBNの微粒は、多
結晶ダイヤモンドと強固に接着するため、ダイヤモンド
膜と基板の密着性が一層向上する。さらに、CBN焼結
体は耐摩耗性に優れているので、タングステンワイヤー
ブラシ等でツールクリーニングを行ってもツール先端
部、特にその側面部が損耗せず、ボンディングツールの
寿命が延びる。
【0009】
【実施例】以下に、実施例を挙げて本発明をさらに詳細
に説明するが、本発明はこれらの実施例によりなんら限
定されるものではない。 実施例1 CBN90容量%及び結合材としてのAlN10容量%
からなる厚さ4mm、寸法2mm×18mmのCBN焼結体基
板を900℃に加熱し、50Torrの減圧下にメタン0.
8容量%、水素99.2容量%の混合気体を導入し、ホ
ットフィラメント法により40時間ダイヤモンドの気相
合成を行い、基板上に厚さ80μmの多結晶ダイヤモン
ド膜を形成し、さらにスカイフ研磨を行って、ツール先
端部を得た。このツール先端部を、オーステナイト系低
熱膨張率鋳鉄[(株)榎本鋳工所、CN−5]製のシャン
クに活性銀ろうを用いてろう付けし、ツール作用面寸法
を、0.8mm×17.5mmに研磨して、ボンディングツー
ルを得た。このボンディングツールをボンダに取り付
け、ツールの温度を520℃に保ち、加熱ステージに対
して、ツール荷重5kg、加圧サイクル30回/分で、5
0ショットに1回の割合でタングステンワイヤブラシを
用いたクリーニングを行いながら、100万回のショッ
トテストを行った。テスト終了後のツール作用面を、微
分干渉顕微鏡を用いて観察したところ、表面状態に異常
は認められなかった。 実施例2 焼結体基板として、CBN80容量%及び結合材として
のTiCN20容量%からなるCBN焼結体を用いた以
外は、実施例1と同じ操作を繰り返した。100万回の
ショットテスト終了後のツール作用面を、微分干渉顕微
鏡を用いて観察したところ、表面状態に異常は認められ
なかった。 実施例3 焼結体基板として、CBN90容量%及び結合材として
の(AlB2+AlN)10容量%からなるCBN焼結
体を用いた以外は、実施例1と同じ操作を繰り返した。
100万回のショットテスト終了後のツール作用面を、
微分干渉顕微鏡を用いて観察したところ、表面状態に異
常は認められなかった。 実施例4 焼結体基板として、CBN60容量%及び結合材として
の(Al23+TiC)40容量%からなるCBN焼結
体を用いた以外は、実施例1と同じ操作を繰り返した。
100万回のショットテスト終了後のツール作用面を、
微分干渉顕微鏡を用いて観察したところ、表面状態に異
常は認められなかった。 実施例5 焼結体基板として、CBN60容量%及び結合材として
のTiC40容量%からなるCBN焼結体を用いた以外
は、実施例1と同じ操作を繰り返した。100万回のシ
ョットテスト終了後のツール作用面を、微分干渉顕微鏡
を用いて観察したところ、表面状態に異常は認められな
かった。 実施例6 焼結体基板として、CBN60容量%及び結合材として
のTiN40容量%からなるCBN焼結体を用いた以外
は、実施例1と同じ操作を繰り返した。100万回のシ
ョットテスト終了後のツール作用面を、微分干渉顕微鏡
を用いて観察したところ、表面状態に異常は認められな
かった。 実施例7 焼結体基板として、CBN70容量%及び結合材として
のHfC30容量%からなるCBN焼結体を用いた以外
は、実施例1と同じ操作を繰り返した。100万回のシ
ョットテスト終了後のツール作用面を、微分干渉顕微鏡
を用いて観察したところ、表面状態に異常は認められな
かった。 実施例8 焼結体基板として、CBN80容量%及び結合材として
のTaN20容量%からなるCBN焼結体を用いた以外
は、実施例1と同じ操作を繰り返した。100万回のシ
ョットテスト終了後のツール作用面を、微分干渉顕微鏡
を用いて観察したところ、表面状態に異常は認められな
かった。 実施例9 焼結体基板として、CBN90容量%及び結合材として
の(WC+Co)10容量%からなるCBN焼結体を用
いた以外は、実施例1と同じ操作を繰り返した。100
万回のショットテスト終了後のツール作用面を、微分干
渉顕微鏡を用いて観察したところ、表面状態に異常は認
められなかった。 実施例10 焼結体基板として、結合材を含まないCBNのみからな
るCBN焼結体を用いた以外は、実施例1と同じ操作を
繰り返した。100万回のショットテスト終了後のツー
ル作用面を、微分干渉顕微鏡を用いて観察したところ、
表面状態に異常は認められなかった。 比較例1 焼結体基板として、SiC焼結体を用いた以外は、実施
例1と同じ操作を繰り返した。100万回のショットテ
スト終了後のツール作用面を、微分干渉顕微鏡を用いて
観察したところ、基板が摩耗し、多結晶ダイヤモンド膜
が割れ、脱落していた。 比較例2 ダイヤモンド80容量%及び結合材としてのCo20容
量%からなる厚さ4mm、寸法2mm×10mmのダイヤモン
ド焼結体基板を900℃に加熱し、50Torrの減圧下に
メタン0.8容量%、水素99.2容量%の混合気体を導
入し、ホットフィラメント法により40時間ダイヤモン
ドの気相合成を行い、基板上に厚さ80μmの多結晶ダ
イヤモンド膜を形成し、さらにスカイフ研磨を行った
が、多結晶ダイヤモンド膜が割れ、ツール先端部を作製
することができなかった。 比較例3 焼結体基板として、ダイヤモンド80容量%及び結合材
としてのSiC20容量%からなるダイヤモンド焼結体
を用いた以外は、実施例1と同じ操作を繰り返した。ろ
う付け後に、ツール作用面寸法を、0.8mm×17.5mm
に研磨する作業は、高硬度の為に極めて加工時間が長
く、実施例1の5倍を要した。100万回のショットテ
スト終了後のツール作用面を、微分干渉顕微鏡を用いて
観察したところ、微小なクラックが発生していた。実施
例1〜10及び比較例1〜3の結果を、第1表に示す。
【0010】
【表1】
【0011】第1表の結果から、CBN焼結体基板上
に、CVD法により析出した多結晶ダイヤモンド膜が形
成されてなるツール先端部を有する実施例1〜10のボ
ンディングツールは、100万回のショットテスト後も
ツール作用面の表面状態に異常は認められず、本発明の
ボンディングツールは、基板と多結晶ダイヤモンド膜と
の密着力と、ツールヘッド材の側面の耐摩耗性に優れ、
長寿命であることがわかる。これに対して、SiC焼結
体基板を用いた比較例1においては、100万回のショ
ットテスト後には、基板が摩耗し、多結晶ダイヤモンド
膜が割れて脱落し、このボンディングツールは短寿命で
あった。また、Coを結合材とするダイヤモンド焼結体
基板を用いた比較例2においては、多結晶ダイヤモンド
膜が割れ、完成品を得ることができなかった。SiCを
結合材とするダイヤモンド焼結体基板を用いた比較例3
においては、100万回のショットテスト後には多結晶
ダイヤモンド膜に微小なクラックが発生し、このボンデ
ィングツールも寿命が短かった。
【0012】
【発明の効果】本発明のボンディングツールは、CBN
焼結体を基板とするので、基板の加工性が良好であり、
量産に適している。また、CBN焼結体は熱伝導率が大
きいので、ボンディング作業の効率が向上する。本発明
のボンディングツールは、多結晶ダイヤモンド膜と基板
の密着性に優れ、ツール先端部のクリーニングによって
もその表面及び側面の摩耗が少なく、長寿命である。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、TAB工程の説明図である。
【図2】図2は、本発明のボンディングツールの一態様
の斜視図である。
【符号の説明】
1 加熱ステージ 2 熱絶縁体 3 チップガイド 4 チップ 5 インナーリード 6 フィルムキャリヤ 7 テープガイド 8 電極 9 ボンディングツール 10 加圧シリンダ 11 CBN焼結体基板 12 多結晶ダイヤモンド膜 13 ろう材 14 シャンク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/60

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】60容量%以上のCBNと40容量%以下
    の結合材からなり、該結合材が、ほう化アルミニウム、
    窒化アルミニウム、酸化アルミニウム、炭化チタン、窒
    化チタン、炭窒化チタン、炭化ハフニウム、窒化タンタ
    ル及び炭化タングステンからなる群より選ばれる1種又
    は2種以上の材料であるCBN焼結体基板上に、CVD
    法により析出した厚さが50μmを超えて、100μm
    以下の多結晶ダイヤモンド膜が形成されてなるツール先
    端部を有することを特徴とするボンディングツール。
JP17901797A 1997-06-19 1997-06-19 ボンディングツール Expired - Fee Related JP3299694B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17901797A JP3299694B2 (ja) 1997-06-19 1997-06-19 ボンディングツール

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17901797A JP3299694B2 (ja) 1997-06-19 1997-06-19 ボンディングツール

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH1116953A JPH1116953A (ja) 1999-01-22
JP3299694B2 true JP3299694B2 (ja) 2002-07-08

Family

ID=16058666

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17901797A Expired - Fee Related JP3299694B2 (ja) 1997-06-19 1997-06-19 ボンディングツール

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3299694B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108735617A (zh) * 2017-04-20 2018-11-02 中国砂轮企业股份有限公司 打线工具

Also Published As

Publication number Publication date
JPH1116953A (ja) 1999-01-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100210900B1 (ko) 본딩 공구
JPH05347333A (ja) ボンディング工具とその製作法
KR0133165B1 (ko) 다이아몬드헤드를 갖는 본딩툴 및 이의제조방법
JP3299694B2 (ja) ボンディングツール
JPH0730363B2 (ja) 硬質焼結体切削加工具
CN109604761B (zh) 钎焊用的治具
JP2607592B2 (ja) 高耐摩耗性多結晶ダイヤモンド工具及びその製造方法
JP2520971B2 (ja) ボンディングツ―ル
JPH07228962A (ja) 硬質層被覆部材
JP3247636B2 (ja) ボンディングツール及びその製造方法
JP3413942B2 (ja) 高強度ボンディングツールおよびその製造方法
JPH0766930B2 (ja) ボンディングツール
JPH04261703A (ja) 多結晶ダイヤモンド切削工具
JPH0665745A (ja) ダイヤモンド被覆硬質材料およびその製造法
JP3862815B2 (ja) ボンディングツール
JPH0516004A (ja) 切削工具およびその製造方法
JPH0671503A (ja) ダイヤモンド切削工具およびその製造方法
JPH03149140A (ja) 気相合成ダイヤモンド工具の製造方法
JPH0623602A (ja) 気相合成ダイヤモンド工具
JPH07196379A (ja) 気相合成ダイヤモンドろう付け工具およびその製造方法
JPH07308805A (ja) 硬質焼結体切削加工具
JPH01225774A (ja) 高硬度多結晶ダイヤモンド工具
JPH0740106A (ja) 耐熱性に優れた気相合成ダイヤモンドろう付け工具およびその製造方法
JPH07216561A (ja) 硬質層被覆部材
JP3275786B2 (ja) Icチップのリード材ボンディング用圧接工具

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110419

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees