JP3292774B2 - プリント配線板用銅箔およびその製造方法 - Google Patents
プリント配線板用銅箔およびその製造方法Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はプリント配線板用銅箔お
よびその製造方法に関し、詳しくはヒ素を用いることな
しに、耐熱性、耐薬品性、プリント配線板用基材との接
着性を向上させたプリント配線板用銅箔およびその製造
方法に関する。
よびその製造方法に関し、詳しくはヒ素を用いることな
しに、耐熱性、耐薬品性、プリント配線板用基材との接
着性を向上させたプリント配線板用銅箔およびその製造
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】プリント配線板を作成する場合、銅箔と
ガラスエポキシ含浸基材等の基材とを加熱圧着等により
接着し、導体回路形成のために不要部分の銅箔を酸また
はアルカリのエッチング液により除去を行なう。
ガラスエポキシ含浸基材等の基材とを加熱圧着等により
接着し、導体回路形成のために不要部分の銅箔を酸また
はアルカリのエッチング液により除去を行なう。
【0003】従来、銅箔の基材との接着面側は接着強度
を増加させるために、粒状銅層が電着により設けられ、
さらに基材との接着性を増加させるためにヒ素を添加し
た銅メッキ液により、いわゆるヤケメッキが施される。
さらに導体回路を形成した後に起こる種々の問題点の改
善のために、この上に亜鉛または亜鉛合金メッキ、クロ
メート処理、シランカプリング剤処理によって防錆層を
形成させる。これらの防錆処理により改善される特性
は、耐熱性、耐薬品性、耐湿性、基材との接着性といっ
たものが挙げられる。
を増加させるために、粒状銅層が電着により設けられ、
さらに基材との接着性を増加させるためにヒ素を添加し
た銅メッキ液により、いわゆるヤケメッキが施される。
さらに導体回路を形成した後に起こる種々の問題点の改
善のために、この上に亜鉛または亜鉛合金メッキ、クロ
メート処理、シランカプリング剤処理によって防錆層を
形成させる。これらの防錆処理により改善される特性
は、耐熱性、耐薬品性、耐湿性、基材との接着性といっ
たものが挙げられる。
【0004】特公昭61−52240号公報には、耐熱
性を向上させるための処理として銅箔に亜鉛−錫−銅合
金層を設けることが有効であることが開示されている。
性を向上させるための処理として銅箔に亜鉛−錫−銅合
金層を設けることが有効であることが開示されている。
【0005】しかし、このときは上述のように、人体に
対し有害なヒ素を含有する処理が不可欠となる。これに
対し、耐塩酸性を向上させた特公昭58−56758号
公報では亜鉛−錫−銅合金層の厚さは充分であるが、ヒ
素が添加されていないので耐熱性は向上しない。
対し有害なヒ素を含有する処理が不可欠となる。これに
対し、耐塩酸性を向上させた特公昭58−56758号
公報では亜鉛−錫−銅合金層の厚さは充分であるが、ヒ
素が添加されていないので耐熱性は向上しない。
【0006】このようにプリント配線板の種々の特性を
満たすために多数の処理が提案されているが、これらの
要求される特性の全てを満足するためにはヤケメッキへ
のヒ素の添加が不可欠となっている。
満たすために多数の処理が提案されているが、これらの
要求される特性の全てを満足するためにはヤケメッキへ
のヒ素の添加が不可欠となっている。
【0007】プリント配線板の耐熱性規格としてUL規
格では177℃、10日間の加熱処理後の引き剥し強度
が0.36kgf/cm以上を要求している。この規格
を満足させるためには粗面化処理による接着強化だけで
は不充分で防錆層の厚み効果を付加させて達成させるこ
とができる。しかし、前述の亜鉛−錫−銅合金層を形成
させた場合において、UL規格をクリアするため相当量
以上を電着させた場合、下地であるヒ素を含む層が重要
な役割を持つ。ヒ素を含まない場合には、防錆層の厚み
が厚いほど耐塩酸性が悪くなる。プリント配線板の作成
時のエッチングや酸洗においてアンダーカットを起こ
し、回路の剥離を引き起こす原因となる。しかし、ヒ素
の有害性については公知のもので、製造工程における取
扱い時の安定性、または処理液、エッチング液の排水等
による環境問題がある。
格では177℃、10日間の加熱処理後の引き剥し強度
が0.36kgf/cm以上を要求している。この規格
を満足させるためには粗面化処理による接着強化だけで
は不充分で防錆層の厚み効果を付加させて達成させるこ
とができる。しかし、前述の亜鉛−錫−銅合金層を形成
させた場合において、UL規格をクリアするため相当量
以上を電着させた場合、下地であるヒ素を含む層が重要
な役割を持つ。ヒ素を含まない場合には、防錆層の厚み
が厚いほど耐塩酸性が悪くなる。プリント配線板の作成
時のエッチングや酸洗においてアンダーカットを起こ
し、回路の剥離を引き起こす原因となる。しかし、ヒ素
の有害性については公知のもので、製造工程における取
扱い時の安定性、または処理液、エッチング液の排水等
による環境問題がある。
【0008】ヒ素を含有させない場合、亜鉛、亜鉛合金
層を薄くすることで耐塩酸性を向上させることはできる
が、その場合は、耐熱性において要求を満たすことはで
きない。
層を薄くすることで耐塩酸性を向上させることはできる
が、その場合は、耐熱性において要求を満たすことはで
きない。
【0009】このように、ヒ素を用いないで、耐熱性、
耐薬品性、特に耐塩酸性やプリント配線板用基材との接
着性といった各特性を満足させるプリント配線板用銅箔
は、従来得られていなかった。
耐薬品性、特に耐塩酸性やプリント配線板用基材との接
着性といった各特性を満足させるプリント配線板用銅箔
は、従来得られていなかった。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、これら従来
技術の課題を解決し、ヒ素を含有しないで耐熱性、耐塩
酸性、基材との接着性に著しく優れたプリント配線板用
銅箔およびその製造方法を提供することにある。
技術の課題を解決し、ヒ素を含有しないで耐熱性、耐塩
酸性、基材との接着性に著しく優れたプリント配線板用
銅箔およびその製造方法を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、次
に示す銅箔によって達成される。
に示す銅箔によって達成される。
【0012】すなわち、本発明のプリント配線板用銅箔
は、銅箔のプリント配線板用基材との接着面側に設けら
れた粒状銅層の上に、ヒ素を含まない銅−亜鉛−錫ある
いは銅−亜鉛−ニッケルの三元合金層を有し、また該合
金層上にクロメート防錆層を有し、さらに該クロメート
層上にシランカップリング剤と六価クロム化合物とを含
む防錆層が設けられていることを特徴とする。
は、銅箔のプリント配線板用基材との接着面側に設けら
れた粒状銅層の上に、ヒ素を含まない銅−亜鉛−錫ある
いは銅−亜鉛−ニッケルの三元合金層を有し、また該合
金層上にクロメート防錆層を有し、さらに該クロメート
層上にシランカップリング剤と六価クロム化合物とを含
む防錆層が設けられていることを特徴とする。
【0013】図1に、本発明のプリント配線板用銅箔の
構成を示す概略断面図を示す。同図において、1は銅
箔、2は銅−亜鉛−錫合金層(銅−亜鉛−ニッケル
層)、3はクロメート層、4はシランカップリング剤と
六価クロムの防錆層をそれぞれ示す。
構成を示す概略断面図を示す。同図において、1は銅
箔、2は銅−亜鉛−錫合金層(銅−亜鉛−ニッケル
層)、3はクロメート層、4はシランカップリング剤と
六価クロムの防錆層をそれぞれ示す。
【0014】図1における銅箔1のプリント配線板用基
材との接着面側には、粒状銅層(図示せず)が設けられ
ている。このような粒状銅層を設けるのは、銅箔と基材
の接着性の向上を図るためである。ここに用いられる銅
箔は、電解銅箔でも圧延銅箔のいずれでもよい。また、
プリント配線板用基材との接着面は電解銅箔の粗面でも
光沢面でもよい。
材との接着面側には、粒状銅層(図示せず)が設けられ
ている。このような粒状銅層を設けるのは、銅箔と基材
の接着性の向上を図るためである。ここに用いられる銅
箔は、電解銅箔でも圧延銅箔のいずれでもよい。また、
プリント配線板用基材との接着面は電解銅箔の粗面でも
光沢面でもよい。
【0015】そして、この粒状銅層の上には、銅−亜鉛
−錫合金あるいは銅−亜鉛−ニッケルからなる三元合金
層2を有する。このような三元合金層2を設けることに
よって、銅箔の耐熱性と耐塩酸性を併せて向上させるた
めである。
−錫合金あるいは銅−亜鉛−ニッケルからなる三元合金
層2を有する。このような三元合金層2を設けることに
よって、銅箔の耐熱性と耐塩酸性を併せて向上させるた
めである。
【0016】この三元合金層2の上には、クロメート層
3が設けられている。さらに、このクロメート層の上に
は、シランカップリング剤と六価クロムの防錆層4を有
し、この防錆層4において、プリント配線板用基材と接
合される。
3が設けられている。さらに、このクロメート層の上に
は、シランカップリング剤と六価クロムの防錆層4を有
し、この防錆層4において、プリント配線板用基材と接
合される。
【0017】このようなプリント配線板用銅箔は、次に
示す製造方法によって得られる。すなわち、本発明のプ
リント配線板用銅箔の製造方法は、銅箔のプリント配線
板用基材との接着面側に、ヒ素を含まない粒状銅を電着
して粗面化処理し、次いで亜鉛−錫メッキまたは亜鉛−
ニッケルメッキを施し、さらにクロメート処理、0.5
〜10g/lのシランカップリング剤と0.1〜2g/
lの六価クロムを含む混合溶液で防錆処理を行なった
後、180〜260℃で加熱処理を行なうことを特徴と
する。
示す製造方法によって得られる。すなわち、本発明のプ
リント配線板用銅箔の製造方法は、銅箔のプリント配線
板用基材との接着面側に、ヒ素を含まない粒状銅を電着
して粗面化処理し、次いで亜鉛−錫メッキまたは亜鉛−
ニッケルメッキを施し、さらにクロメート処理、0.5
〜10g/lのシランカップリング剤と0.1〜2g/
lの六価クロムを含む混合溶液で防錆処理を行なった
後、180〜260℃で加熱処理を行なうことを特徴と
する。
【0018】本発明では、銅箔のプリント配線板用基材
との接着面側に、粒状銅を電着して粗面化処理し、銅箔
と基材の接着性の向上を図る。銅箔への粒状銅の電着
は、通常2段メッキ処理で行なわれ、第1段メッキで銅
箔に微細構造の粒状銅を電着し、第2段で微細構造の粒
状銅の脱落を防ぐためにカブセ平滑メッキを行なう。こ
こにおいては、従来のようにヒ素を含有するヤケメッキ
は施さない。
との接着面側に、粒状銅を電着して粗面化処理し、銅箔
と基材の接着性の向上を図る。銅箔への粒状銅の電着
は、通常2段メッキ処理で行なわれ、第1段メッキで銅
箔に微細構造の粒状銅を電着し、第2段で微細構造の粒
状銅の脱落を防ぐためにカブセ平滑メッキを行なう。こ
こにおいては、従来のようにヒ素を含有するヤケメッキ
は施さない。
【0019】次に、本発明では、この粒状銅の電着によ
って粗面化処理された上に、亜鉛−錫メッキまたは亜鉛
−ニッケルメッキを施し、亜鉛−錫合金層または亜鉛−
ニッケル合金層を形成する。この合金層における錫また
はニッケルの含有量は1〜15重量%とすることが望ま
しい。
って粗面化処理された上に、亜鉛−錫メッキまたは亜鉛
−ニッケルメッキを施し、亜鉛−錫合金層または亜鉛−
ニッケル合金層を形成する。この合金層における錫また
はニッケルの含有量は1〜15重量%とすることが望ま
しい。
【0020】このような亜鉛−錫メッキまたは亜鉛−ニ
ッケルメッキを施す際の電解液の基本組成の一例を錫の
場合を例に次に示す。 (Zn−Sn合金メッキ) ピロリン酸亜鉛 12〜25 g/l 錫酸カリウム 1〜10 g/l ピロリン酸カリウム 50〜300g/l pH 9〜12 液温 室温
ッケルメッキを施す際の電解液の基本組成の一例を錫の
場合を例に次に示す。 (Zn−Sn合金メッキ) ピロリン酸亜鉛 12〜25 g/l 錫酸カリウム 1〜10 g/l ピロリン酸カリウム 50〜300g/l pH 9〜12 液温 室温
【0021】合金組成は、錫と亜鉛の濃度比によって変
えることができる。錫の電着比を1〜15重量%となる
ように濃度で調整する必要があり、高くなりすぎるとア
ルカリエッチングにおいてブラックニングを起こしてし
まう。また、電流密度によっても組成を調整でき、3〜
10A/dm2で高電流密度ほど亜鉛の量と亜鉛の比が
高くなる。電解時間を1〜8秒とし、亜鉛−錫の合計電
着量を調整し、耐熱性を要求される水準に向上させる。
すなわちこの合金層の厚さに比例して耐熱性を引き上げ
ることができる。しかし、亜鉛量が増加することによ
り、合金層の脱亜鉛による腐食が起こり易くなり、耐塩
酸性が低下する。従って、この2つの特性を考慮に入
れ、合金層の厚さを選択しなければならない。本発明に
おいてUL規格をクリアーし、耐塩酸性においても効果
のある範囲は亜鉛−錫合金または亜鉛−ニッケル合金が
150〜700mg/m2の範囲である。
えることができる。錫の電着比を1〜15重量%となる
ように濃度で調整する必要があり、高くなりすぎるとア
ルカリエッチングにおいてブラックニングを起こしてし
まう。また、電流密度によっても組成を調整でき、3〜
10A/dm2で高電流密度ほど亜鉛の量と亜鉛の比が
高くなる。電解時間を1〜8秒とし、亜鉛−錫の合計電
着量を調整し、耐熱性を要求される水準に向上させる。
すなわちこの合金層の厚さに比例して耐熱性を引き上げ
ることができる。しかし、亜鉛量が増加することによ
り、合金層の脱亜鉛による腐食が起こり易くなり、耐塩
酸性が低下する。従って、この2つの特性を考慮に入
れ、合金層の厚さを選択しなければならない。本発明に
おいてUL規格をクリアーし、耐塩酸性においても効果
のある範囲は亜鉛−錫合金または亜鉛−ニッケル合金が
150〜700mg/m2の範囲である。
【0022】本発明では、このようにして形成された亜
鉛−錫合金層または亜鉛−ニッケル合金層の上に、この
合金層の防錆効果を充分に得るためにクロメート処理を
施す。
鉛−錫合金層または亜鉛−ニッケル合金層の上に、この
合金層の防錆効果を充分に得るためにクロメート処理を
施す。
【0023】このクロメート処理は、電解クロメートに
よって行われる。処理条件の一例を次に示す。 クロム酸 0.2〜5g/l pH 9〜13 電流密度 0.1〜3 A/dm2
よって行われる。処理条件の一例を次に示す。 クロム酸 0.2〜5g/l pH 9〜13 電流密度 0.1〜3 A/dm2
【0024】なお、この場合、pHについてはアルカリ
条件に調整して処理しているが、酸性条件として処理を
行っても同様の効果が得られる。電解時間は1〜8秒で
あるが、効果に対する時間の影響は小さい。しかし、亜
鉛合金に対するクロメート処理は、一般に亜鉛単独層上
のクロメート処理に比べ、有効クロメート層(被膜)が
完全に形成されにくい。そこで、このクロメート層(被
膜)の上に、シランカップリング剤と六価クロムを含む
混合溶液を塗布して防錆層を形成する。
条件に調整して処理しているが、酸性条件として処理を
行っても同様の効果が得られる。電解時間は1〜8秒で
あるが、効果に対する時間の影響は小さい。しかし、亜
鉛合金に対するクロメート処理は、一般に亜鉛単独層上
のクロメート処理に比べ、有効クロメート層(被膜)が
完全に形成されにくい。そこで、このクロメート層(被
膜)の上に、シランカップリング剤と六価クロムを含む
混合溶液を塗布して防錆層を形成する。
【0025】本発明に用いられるシランカップリング剤
としては、アミノアルキルシラン、エポキシアルキルシ
ラン、メタクリロキシアルキルシラン、メルカプトアル
キルシラン等の化合物を用いることができる。
としては、アミノアルキルシラン、エポキシアルキルシ
ラン、メタクリロキシアルキルシラン、メルカプトアル
キルシラン等の化合物を用いることができる。
【0026】本発明において耐塩酸性に効果を有する液
組成の一例を次に示す。 シランカップリング剤 0.5〜10g/l クロム酸 0.1〜2g/l pH 2〜12
組成の一例を次に示す。 シランカップリング剤 0.5〜10g/l クロム酸 0.1〜2g/l pH 2〜12
【0027】このような組成の混合液をスプレーにより
塗布する。これにより形成される防錆層(被膜)中の六
価クロムが前処理の不完全なクロメート層(被膜)の欠
陥を補強し、さらにこの六価クロムと化学結合したシラ
ンカップリング剤が、基材との接着性を強め、エッチン
グや酸洗に用いられる塩酸によるアンダーカットを減少
させる。
塗布する。これにより形成される防錆層(被膜)中の六
価クロムが前処理の不完全なクロメート層(被膜)の欠
陥を補強し、さらにこの六価クロムと化学結合したシラ
ンカップリング剤が、基材との接着性を強め、エッチン
グや酸洗に用いられる塩酸によるアンダーカットを減少
させる。
【0028】本発明では、次に加熱処理を行なう。この
加熱処理によって、シランカップリング剤とクロメート
層(被膜)の結合、あるいはシランカップリング剤同志
の脱水縮合が充分に進み、適正な防錆層(被膜)を形成
する。
加熱処理によって、シランカップリング剤とクロメート
層(被膜)の結合、あるいはシランカップリング剤同志
の脱水縮合が充分に進み、適正な防錆層(被膜)を形成
する。
【0029】さらに、この加熱処理により、亜鉛−錫合
金または亜鉛−ニッケル合金が、銅−亜鉛−錫または銅
−亜鉛−ニッケルの三元合金へと変化する。このときの
外観色は、黄銅色へ変化している。
金または亜鉛−ニッケル合金が、銅−亜鉛−錫または銅
−亜鉛−ニッケルの三元合金へと変化する。このときの
外観色は、黄銅色へ変化している。
【0030】加熱温度は三元合金形成と、防錆層(被
膜)の結合強化との兼ね合いから適正な温度範囲が必要
となる。銅箔の防錆面の表面温度が180〜260℃と
なる加熱範囲の温度と時間が有効である。この範囲をは
ずれる場合、例えば温度が低い場合には、三元合金が形
成されず、脱亜鉛に対する効果が十分に得られないと共
に、クロメート層やシランカップリング剤と六価クロム
を含む防錆層も有効な被膜が形成されない。逆に高温の
場合、クロメート層や防錆層も分解してしまい防錆効果
を失ってしまい耐塩酸性に対する効果が得られない。
膜)の結合強化との兼ね合いから適正な温度範囲が必要
となる。銅箔の防錆面の表面温度が180〜260℃と
なる加熱範囲の温度と時間が有効である。この範囲をは
ずれる場合、例えば温度が低い場合には、三元合金が形
成されず、脱亜鉛に対する効果が十分に得られないと共
に、クロメート層やシランカップリング剤と六価クロム
を含む防錆層も有効な被膜が形成されない。逆に高温の
場合、クロメート層や防錆層も分解してしまい防錆効果
を失ってしまい耐塩酸性に対する効果が得られない。
【0031】
【実施例】以下、実施例等に基づき本発明を具体的に説
明する。
明する。
【0032】実施例1 35μm厚さの電解銅箔のプリント配線板用基材との接
着面側に、接着強度増加のための粗面化処理(粒状銅層
の形成)を行った。粗面化処理は、以下に示す1段処理
と2段処理によって行なった。
着面側に、接着強度増加のための粗面化処理(粒状銅層
の形成)を行った。粗面化処理は、以下に示す1段処理
と2段処理によって行なった。
【0033】(1段処理条件) Cu 12g/l H2SO4 180g/l 液温 30℃ 電流密度 30A/dm2 電解時間 4秒
【0034】1段処理により形成された微細構造の電着
銅の脱落を防ぐためにカブセ平滑めっきとして2段処理
を行った。
銅の脱落を防ぐためにカブセ平滑めっきとして2段処理
を行った。
【0035】(2段処理条件) Cu 70g/l H2SO4 180g/l 液温 48℃ 電流密度 32A/dm2 電解時間 4秒
【0036】1段と2段処理により、施された電着銅
(コブ処理面)の上に順次下記の条件で防錆処理を行っ
た。
(コブ処理面)の上に順次下記の条件で防錆処理を行っ
た。
【0037】(亜鉛−錫メッキ浴組成) 亜鉛 6g/l 錫 1g/l ピロリン酸カリ 100g/l pH 10.5
【0038】(メッキ条件) 液温 25℃ 電流密度 6A/dm2 電解時間 2秒
【0039】この条件で亜鉛−錫合金メッキを行い直ち
に水洗し、この面に次の条件でクロメート処理を行っ
た。
に水洗し、この面に次の条件でクロメート処理を行っ
た。
【0040】(クロメート処理条件) CrO3 1g/l pH 12.0 電流密度 1.5A/dm2 電解時間 4秒
【0041】クロメート処理後、直ちに水洗し、シラン
カップリング剤とクロム酸混合液をシャワーにより塗布
した。この処理液の組成は下記の条件である。
カップリング剤とクロム酸混合液をシャワーにより塗布
した。この処理液の組成は下記の条件である。
【0042】(シランカップリング剤ークロム酸液組
成) シランカップリング剤 5g/l CrO3 0.6g/l pH 5.0
成) シランカップリング剤 5g/l CrO3 0.6g/l pH 5.0
【0043】この処理液で塗布された銅箔を、水洗せず
に加熱三元合金化を行った。加熱時間は4秒で、このと
きの銅箔表面の温度が220℃となるように加熱ゾーン
温度を調整した。銅箔表面の温度は、不可逆性の変色示
温テープを用いて測定を行った。
に加熱三元合金化を行った。加熱時間は4秒で、このと
きの銅箔表面の温度が220℃となるように加熱ゾーン
温度を調整した。銅箔表面の温度は、不可逆性の変色示
温テープを用いて測定を行った。
【0044】得られた銅箔についてガラスエポキシ含浸
基材(FR−4基材)に接着し、耐塩酸性(劣化率)、
UL耐熱性を測定した。その結果を表1に示す。
基材(FR−4基材)に接着し、耐塩酸性(劣化率)、
UL耐熱性を測定した。その結果を表1に示す。
【0045】なお、評価は下記の通り行なった。 耐塩酸性:0.2mm幅回路を18%塩酸に1時間浸漬
し、引き剥し強度を測定し、劣化率を求めた。 耐熱性:10mm幅回路を177℃で10日間加熱した
後の引き剥し強度を測定した。
し、引き剥し強度を測定し、劣化率を求めた。 耐熱性:10mm幅回路を177℃で10日間加熱した
後の引き剥し強度を測定した。
【0046】実施例2 亜鉛−錫合金の電解時間を4秒とし、合金層の厚みを厚
くし、その他の条件は実施例1と同様にして銅箔を作製
した。その評価結果を表1に示す。
くし、その他の条件は実施例1と同様にして銅箔を作製
した。その評価結果を表1に示す。
【0047】実施例3 亜鉛−錫合金の電解時間を6秒とし、合金層の厚みをさ
らに厚くし、その他の条件は実施例1と同様にして銅箔
を作製した。その評価結果を表1に示す。
らに厚くし、その他の条件は実施例1と同様にして銅箔
を作製した。その評価結果を表1に示す。
【0048】実施例4 錫の代わりにニッケルを用いて亜鉛−ニッケル合金メッ
キを行った。メッキ液組成は実施例1でスズ酸カリを硫
酸ニッケルに置き代えたもので、他の処理条件も実施例
1と同様にして銅箔を作製した。その評価結果を表1に
示す。
キを行った。メッキ液組成は実施例1でスズ酸カリを硫
酸ニッケルに置き代えたもので、他の処理条件も実施例
1と同様にして銅箔を作製した。その評価結果を表1に
示す。
【0049】比較例1 亜鉛−錫合金メッキ液から錫を抜き、亜鉛メッキとした
以外は実施例2と同条件で銅箔を作製した。このときの
評価結果を表1に示す。
以外は実施例2と同条件で銅箔を作製した。このときの
評価結果を表1に示す。
【0050】比較例2 シランカップリング剤とクロム酸混合液による処理をシ
ランカップリング剤のみによる処理に代えた以外は実施
例2と同条件で銅箔を作製した。この評価結果を表1に
示す。
ランカップリング剤のみによる処理に代えた以外は実施
例2と同条件で銅箔を作製した。この評価結果を表1に
示す。
【0051】比較例3 加熱温度を銅箔表面で150℃とした以外の条件は実施
例2と同様にして銅箔を作製した。この評価結果を表1
に示す。
例2と同様にして銅箔を作製した。この評価結果を表1
に示す。
【0052】比較例4 加熱温度を銅箔表面で280℃とした以外の条件は実施
例2と同様にして銅箔を作製した。この評価結果を表1
に示す。
例2と同様にして銅箔を作製した。この評価結果を表1
に示す。
【0053】
【表1】
【0054】表1に示されるように、実施例1〜4は耐
塩酸性に優れており、耐熱性においてもUL規格を十分
に満足している。
塩酸性に優れており、耐熱性においてもUL規格を十分
に満足している。
【0055】また、実施例1〜3が示すようにUL耐熱
性は亜鉛−錫合金層を厚くすることにより向上させるこ
とができる。
性は亜鉛−錫合金層を厚くすることにより向上させるこ
とができる。
【0056】一方、比較例1〜4に示されるように、耐
塩酸性を向上させる要因として、亜鉛−錫合金メッキ、
シランカップリング剤とクロム酸の混合液防錆処理、加
熱三元合金化がそれぞれ効果を持つが、これら単独では
十分な特性は得られず、実施例1〜4のように、これら
の処理を複合することにより相乗効果を発揮し、非常に
優れた性能を有するプリント配線板用銅箔を得ることが
できる。
塩酸性を向上させる要因として、亜鉛−錫合金メッキ、
シランカップリング剤とクロム酸の混合液防錆処理、加
熱三元合金化がそれぞれ効果を持つが、これら単独では
十分な特性は得られず、実施例1〜4のように、これら
の処理を複合することにより相乗効果を発揮し、非常に
優れた性能を有するプリント配線板用銅箔を得ることが
できる。
【0057】比較例5 ヒ素を含む場合の効果を比較するために次のような銅箔
を作製した。すなわち、実施例1で用いた粗面化処理
(粒状銅層の形成)された銅箔に以下に示す条件でヒ素
含有銅メッキを行った。
を作製した。すなわち、実施例1で用いた粗面化処理
(粒状銅層の形成)された銅箔に以下に示す条件でヒ素
含有銅メッキを行った。
【0058】 Cu 8g/l ヒ素 1g/l H2SO4 80g/l 液温 25℃ 電流密度 8A/dm2 電解時間 4秒
【0059】さらにこのヒ素含有銅層の上に、亜鉛メッ
キ、クロメート処理、シランカップリング剤処理と順次
行い、乾燥温度を銅箔表面温度で130℃として、ヒ素
含有銅箔を作製した。この銅箔の評価結果を表2に示
す。なお、参考として実施例2の評価結果も併せて表2
に示す。
キ、クロメート処理、シランカップリング剤処理と順次
行い、乾燥温度を銅箔表面温度で130℃として、ヒ素
含有銅箔を作製した。この銅箔の評価結果を表2に示
す。なお、参考として実施例2の評価結果も併せて表2
に示す。
【0060】比較例6 比較例5のヒ素含有銅メッキを行わず、他の処理は比較
例5と同様にしてヒ素無含有銅箔を作製した。この銅箔
の評価結果を表2に示す。
例5と同様にしてヒ素無含有銅箔を作製した。この銅箔
の評価結果を表2に示す。
【0061】
【表2】
【0062】表2の結果から、比較例5のようにヒ素を
含有する場合は、他の条件が耐塩酸性に効果を有しない
条件でも、比較例6のヒ素を含有しない場合に比べ、耐
塩酸性が20%程度向上し、引き剥し強度においても向
上している。なお、ヒ素が人体に対して有害なことは上
述の通りである。
含有する場合は、他の条件が耐塩酸性に効果を有しない
条件でも、比較例6のヒ素を含有しない場合に比べ、耐
塩酸性が20%程度向上し、引き剥し強度においても向
上している。なお、ヒ素が人体に対して有害なことは上
述の通りである。
【0063】また、実施例2では、ヒ素を含有しないに
も拘らず、比較例5に比べて耐塩酸性については格段に
優れている。。
も拘らず、比較例5に比べて耐塩酸性については格段に
優れている。。
【0064】さらに、実施例2はUL耐熱性、引き剥し
強度についても、比較例5のヒ素含有銅箔よりも高い値
を示し、基材との接着性についても向上している。
強度についても、比較例5のヒ素含有銅箔よりも高い値
を示し、基材との接着性についても向上している。
【0065】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の銅箔は、
耐熱性、耐薬品性、特に耐塩酸性が良好で、またプリン
ト配線板用基材との接着性にも優れる。従って、本発明
の銅箔は、プリント配線板用銅箔として好適に用いられ
る。
耐熱性、耐薬品性、特に耐塩酸性が良好で、またプリン
ト配線板用基材との接着性にも優れる。従って、本発明
の銅箔は、プリント配線板用銅箔として好適に用いられ
る。
【図1】 本発明のプリント配線板用銅箔の構成を示す
概略断面図。
概略断面図。
1:銅箔、2:銅−亜鉛−錫合金層(銅−亜鉛−ニッケ
ル層)、3:クロメート層、4:シランカップリング剤
と六価クロムを含む防錆層。
ル層)、3:クロメート層、4:シランカップリング剤
と六価クロムを含む防錆層。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H05K 3/00 - 3/38 C25D 7/06
Claims (3)
- 【請求項1】 銅箔のプリント配線板用基材との接着面
側に設けられた粒状銅層の上に、ヒ素を含まない銅−亜
鉛−錫あるいは銅−亜鉛−ニッケルの三元合金層を有
し、また該合金層上にクロメート防錆層を有し、さらに
該クロメート層上にシランカップリング剤と六価クロム
化合物とを含む防錆層が設けられていることを特徴とす
るプリント配線板用銅箔。 - 【請求項2】 銅箔のプリント配線板用基材との接着面
側に、ヒ素を含まない粒状銅を電着して粗面化処理し、
次いで亜鉛−錫メッキまたは亜鉛−ニッケルメッキを施
し、さらにクロメート処理、0.5〜10g/lのシラ
ンカップリング剤と0.1〜2g/lの六価クロムを含
む混合溶液で防錆処理を行なった後、180〜260℃
で加熱処理を行なうことを特徴とするプリント配線板用
銅箔の製造方法。 - 【請求項3】 前記混合溶液のpHが2〜12の範囲で
あることを特徴とする請求項2に記載のプリント配線板
用銅箔の製造方法。
Priority Applications (4)
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JPH07231161A JPH07231161A (ja) | 1995-08-29 |
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Family
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JP3670186B2 (ja) * | 2000-01-28 | 2005-07-13 | 三井金属鉱業株式会社 | プリント配線板用表面処理銅箔の製造方法 |
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JP4090467B2 (ja) * | 2002-05-13 | 2008-05-28 | 三井金属鉱業株式会社 | チップオンフィルム用フレキシブルプリント配線板 |
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US7156904B2 (en) * | 2003-04-30 | 2007-01-02 | Mec Company Ltd. | Bonding layer forming solution, method of producing copper-to-resin bonding layer using the solution, and layered product obtained thereby |
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JP2006222185A (ja) * | 2005-02-09 | 2006-08-24 | Furukawa Circuit Foil Kk | ポリイミド系フレキシブル銅張積層板用銅箔、ポリイミド系フレキシブル銅張積層板、及びポリイミド系フレキシブルプリント配線板 |
JP4683646B2 (ja) * | 2006-03-31 | 2011-05-18 | Jx日鉱日石金属株式会社 | プリント配線基板用銅又は銅合金箔 |
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JP5474316B2 (ja) * | 2008-05-30 | 2014-04-16 | 三井金属鉱業株式会社 | 銅張積層板、その銅張積層板製造に用いる表面処理銅箔及びその銅張積層板を用いて得られるプリント配線板 |
JP2011162860A (ja) * | 2010-02-12 | 2011-08-25 | Furukawa Electric Co Ltd:The | 表面粗化銅箔とその製造方法及び銅張積層板 |
CN102783255B (zh) * | 2010-02-24 | 2017-04-19 | 吉坤日矿日石金属株式会社 | 印刷电路基板用铜箔及印刷电路基板用覆铜层压板 |
JP5685061B2 (ja) * | 2010-11-19 | 2015-03-18 | 株式会社Shカッパープロダクツ | プリント配線板用銅箔、及びプリント配線板 |
JP6030401B2 (ja) * | 2012-10-12 | 2016-11-24 | 三井金属鉱業株式会社 | 表面処理銅箔の製造方法 |
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JPS5515216A (en) * | 1978-07-20 | 1980-02-02 | Mitsui Anakonda Dohaku Kk | Printed circut copper foil and method of manufacturing same |
JPS5856758A (ja) * | 1981-09-28 | 1983-04-04 | Hitachi Ltd | 大型工作物の自動芯出し装置 |
JPS5920621A (ja) * | 1982-07-12 | 1984-02-02 | Nippon Denkai Kk | 印刷回路用銅箔とその製造方法 |
JPS61110794A (ja) * | 1984-11-06 | 1986-05-29 | Mitsui Mining & Smelting Co Ltd | 銅箔の表面処理方法 |
JPS62216294A (ja) * | 1986-03-17 | 1987-09-22 | 日本電解株式会社 | プリント回路用銅箔の製造方法 |
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JPH04274389A (ja) * | 1991-03-01 | 1992-09-30 | Furukawa Saakitsuto Foil Kk | プリント配線板用銅箔 |
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