JP3288646B2

JP3288646B2 - 移動端末動作試験方法

Info

Publication number: JP3288646B2
Application number: JP09282599A
Authority: JP
Inventors: 幸雄市川
Original assignee: Panasonic Corp; Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Current assignee: Panasonic Corp; Panasonic Holdings Corp
Priority date: 1999-03-31
Filing date: 1999-03-31
Publication date: 2002-06-04
Anticipated expiration: 2019-03-31
Also published as: JP2000286999A

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、移動端末動作試験
方法に関し、特に、定期的にシステム全体としての動作
確認を行うための簡便かつ確実な移動端末動作試験方法
に関する。

【０００２】

【従来の技術】ＧＰＳ等の位置情報検出機能を有する携
帯電話に、緊急センサ（自動／手動）、異常センサ等の
状態検出手段を備えた移動端末は、昨今の技術進歩に伴
い、小型、低価格化、耐衝撃性等の信頼性向上が行わ
れ、車両内に設置して交通事故発生時の緊急通報システ
ムとしたり、ペンダント形式にして心臓発作等の持病を
持つ人向けのマンロケーションシステムに適用されてい
る。

【０００３】交通事故発生時の緊急通報システムや、心
臓発作向けマンロケーションシステム等は、日常的に使
用されるものではなく、各ユーザーにとっては、例え
ば、一生に一回位の使用頻度となるかも知れない。しか
しながら、これらのシステムは人の命に関わるものであ
り、いざ発生すると、システムとして万全の信頼性を要
求される。

【０００４】従来、移動端末内の位置情報検出手段や無
線通信手段等は、工場出荷時に移動端末単体を検査する
方法をとっていた。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の移動端
末動作試験方法では、ユーザーが情報サービスに入会
し、移動端末を使用開始後に、移動端末とセンタから構
成されるシステム全体として動作確認する仕組みがない
という問題があった。

【０００６】本発明は、上記従来の問題を解決し、例え
ば毎年定期的にシステム全体としての動作確認を行うた
めの簡便かつ確実な方法を提供することを目的とする。

【０００７】

【課題を解決するための手段】上記の課題解決するため
に、本発明では、移動体の位置を検出する位置情報検出
手段を有する移動端末と、移動端末から送信される位置
情報をもとに移動端末の保有者に対して救援サービスを
行う情報サービスセンタに設置された固定端末とを含む
緊急情報システムの移動端末に、位置情報検出手段によ
り検出された位置情報または音声を送受信する通信手段
を備え、固定端末に、位置情報を音声情報および画像情
報の少なくとも一方に変換する変換手段と、移動端末と
通信を行う通信手段と、変換手段および通信手段を制御
する制御部とを備え、制御部は、移動端末から送信され
た位置情報が試験用位置情報であるか否かを判定し、当
該位置情報が試験用情報であると判定した場合には、変
換手段により試験用情報を音声情報および画像情報の少
なくとも一方に変換して、移動端末に応答するよう制御
を行う構成とした。

【０００８】このように構成したことにより、移動端末
の使用開始後に、移動端末とセンタから構成されるシス
テム全体の試験を行うことができる。

【０００９】また、移動端末を、移動体の位置を検出す
る位置情報検出手段と、移動体の異常を検出する異常検
出手段と、移動体の緊急事態を通報する緊急通報手段
と、動作確認試験を開始するための動作試験開始手段
と、情報サービスセンタと通信を行う通信手段と、位置
情報検出手段、異常検出手段、緊急通報手段、動作試験
開始手段および通信手段を制御する制御部とを備え、制
御部は、異常検出手段により異常が検出されたとき、ま
たは緊急通報手段により緊急通報が行われたときは、位
置情報検出手段により検出した位置情報および端末ＩＤ
を情報サービスセンタに送信し、動作試験開始手段によ
り動作確認試験が行われたときは、位置情報検出手段に
より検出した位置情報および端末ＩＤとともに試験用情
報である旨の情報を情報サービスセンタに送信するよう
制御を行う構成とした。

【００１０】このように構成したことにより、移動端末
の使用開始後に、移動端末とセンタから構成されるシス
テム全体の試験を行うことができる。

【００１１】また、固定端末を、移動体から送信される
位置情報を音声情報および画像情報のうち少なくとも一
方に変換する変換手段と、移動体と通信を行う通信手段
と、変換手段および通信手段を制御する制御部を備え、
制御部は、移動体から送信された位置情報が試験用情報
であるか否かを判定し、当該位置情報が試験用情報であ
ると判定した場合には、変換手段により位置情報を音声
情報および画像情報の少なくとも一方に変換して、前記
移動体に応答するように制御を行う構成とした。

【００１２】このように構成したことにより、移動端末
の使用開始後に、移動端末とセンタから構成されるシス
テム全体の試験を行うことができる。

【００１３】

【００１４】

【００１５】

【００１６】

【００１７】

【００１８】

【００１９】

【００２０】

【００２１】

【００２２】

【００２３】

【００２４】

【００２５】

【００２６】

【００２７】

【００２８】

【００２９】

【発明の実施の形態】本発明の請求項１記載の発明は、
移動体の位置を検出する位置情報検出手段を有する移動
端末と、前記移動端末から送信される位置情報をもとに
前記移動端末の保有者に対して救援サービスを行う情報
サービスセンタに設置された固定端末とを含む緊急情報
システムであって、前記移動端末は、前記位置情報検出
手段により検出された位置情報または音声を送受信する
通信手段を備え、前記固定端末は、前記位置情報を音声
情報および画像情報の少なくとも一方に変換する変換手
段と、前記移動端末と通信を行う通信手段と、前記変換
手段および前記通信手段を制御する制御部とを備え、前
記制御部は、前記移動端末から送信された位置情報が試
験用位置情報であるか否かを判定し、当該位置情報が試
験用情報であると判定した場合には、前記変換手段によ
り前記試験用情報を音声情報および画像情報の少なくと
も一方に変換して、前記移動端末に応答するよう制御を
行う緊急通報システムであり、移動端末の使用開始後
に、移動端末とセンタから構成されるシステム全体の動
作確認を行うという作用を有する。

【００３０】本発明の請求項２記載の発明は、移動体の
位置を検出する位置情報検出手段と、前記移動体の異常
を検出する異常検出手段と、前記移動体の緊急事態を通
報する緊急通報手段と、動作確認試験を開始するための
動作試験開始手段と、情報サービスセンタと通信を行う
通信手段と、前記位置情報検出手段、前記異常検出手
段、前記緊急通報手段、前記動作試験開始手段および前
記通信手段を制御する制御部とを備え、前記制御部は、
前記異常検出手段により異常が検出されたとき、または
前記緊急通報手段により緊急通報が行われたときは、前
記位置情報検出手段により検出した位置情報および端末
ＩＤを前記情報サービスセンタに送信し、前記動作試験
開始手段により前記動作確認試験が行われたときは、前
記位置情報検出手段により検出した位置情報および前記
端末ＩＤとともに試験用情報である旨の情報を前記情報
サービスセンタに送信するよう制御を行う移動端末であ
り、移動端末の使用開始後に、移動端末とセンタから構
成されるシステム全体の動作確認を行うという作用を有
する。

【００３１】本発明の請求項３記載の発明は、移動体か
ら送信される位置情報を音声情報および画像情報のうち
少なくとも一方に変換する変換手段と、前記移動体と通
信を行う通信手段と、前記変換手段および前記通信手段
を制御する制御部を備え、前記制御部は、前記移動体か
ら送信された位置情報が試験用情報であるか否かを判定
し、当該位置情報が試験用情報であると判定した場合に
は、前記変換手段により前記位置情報を音声情報および
画像情報の少なくとも一方に変換して、前記移動体に応
答するように制御を行う固定端末であり、移動端末の使
用開始後に、移動端末とセンタから構成されるシステム
全体の動作確認を行うという作用を有する。

【００３２】

【００３３】

【００３４】

【００３５】

【００３６】

【００３７】

【００３８】

【００３９】

【００４０】以下、本発明の実施の形態について、図１
〜図５を参照しながら詳細に説明する。

【００４１】（第１の実施の形態）本発明の第１の実施
の形態は、移動端末の動作試験時に、端末から試験用位
置情報を受信し、位置情報を住所に変換し、音声合成手
段により移動端末に音声応答して、位置情報検出手段と
無線通信手段の動作確認を行う移動端末動作試験方法で
ある。

【００４２】図１は、本発明の第１の実施の形態の移動
端末動作試験方法の機能ブロック図である。図１におい
て、移動端末１は、携帯電話などの移動無線端末機であ
る。位置情報検出手段２は、ＧＰＳなどの位置検出装置
である。異常検出手段３は、事故センサや故障センサや
盗難センサ等のセンサである。無線通信手段４は、無線
の送受信回路である。ＣＰＵ５は、全体を制御する処理
装置である。表示器６は、液晶などの表示装置である。
緊急ボタン７は、緊急事態を知らせるためのボタンであ
る。テストボタン８は、テストを実行するためのボタン
である。動作確認端末10は、情報サービスセンターにあ
る固定無線端末装置である。無線通信手段11は、無線の
送受信回路である。ＣＰＵ12は、全体を制御する処理装
置である。緯度経度／住所変換機能13は、緯度経度デー
タを住所に変換する手段である。住所／音声変換機能14
は、住所を音声に変換する手段である。緯度経度住所変
換テーブル15は、緯度経度と住所の対応テーブルであ
る。読み出し音声データベース16は、音声合成のための
データベースである。

【００４３】図４は、通常時通信手順と動作確認試験時
通信手順の流れを示すフロー図である。

【００４４】上記のように構成された本発明の第１の実
施の形態の移動端末動作試験方法を説明する。移動端末
１には、位置情報検出手段２と、事故センサや故障セン
サや盗難センサ等の異常検出手段３と無線通信手段４が
備えられている。移動端末１の状態変化時や、情報サー
ビスセンタからの要求時に、状態情報と位置情報と端末
ＩＤ等を移動端末１からセンタに送信する。情報サービ
スセンタは、移動端末保有者に対して、緊急通報、故障
通報、盗難通報等各種サービスを提供する。

【００４５】通常時は、図３（ａ）に示すように、メッ
セージタイプとメッセージデータ長を送信してから、メ
ッセージデータ（端末ＩＤ、状態情報、位置情報）を送
る。データ送信が終了すると音声通信に切り替えて、会
話を行う。動作確認時には、図３（ｂ）に示すように、
データ通信から音声通信に切り替えてから、センターと
の音声通信を行う。

【００４６】移動端末１の動作確認の動作フローを説明
する。移動端末１は、診断モードに設定する。テストボ
タン８を押す。移動端末１は、位置情報と端末ＩＤを送
信する。情報サービスセンタ内の動作確認端末10は、位
置情報と端末ＩＤを受信する。端末ＩＤにより、会員を
確認する。緯度経度を住所に変換する。住所を読み出し
音声に変換する。音声情報を移動端末１に送信する。

【００４７】情報サービスセンタは、移動端末１の動作
試験時に、移動端末１から試験用位置情報を受信後に、
位置情報を住所に変換し、音声合成手段により移動端末
１に音声応答する。少なくとも位置情報検出手段２とデ
ータ／音声を含んだ無線通信手段４の動作確認を行う。

【００４８】また、移動端末１は、センタにあらかじめ
登録されている送信地点から、送信を行う。移動端末１
から受信した位置情報と、センタに登録されている送信
地点情報とを比較する。誤差距離と方向を、データ通信
により移動端末１に対して送り返す。このようにして、
位置情報検出手段１と無線通信手段２の動作確認を行う
ことができる。

【００４９】上記のように、本発明の第１の実施の形態
では、移動端末動作試験方法を、移動端末の動作試験時
に、端末から試験用位置情報を受信し、位置情報を住所
に変換し、音声合成手段により移動端末に音声応答し
て、位置情報検出手段と無線通信手段の動作確認を行う
構成としたので、端末の使用開始後に試験を行うことが
できる。

【００５０】（第２の実施の形態）本発明の第２の実施
の形態は、移動端末から受信した位置情報と、センタで
あらかじめ登録されている送信地点情報とを同一地図上
にプロットした画像情報を、ファクシミリまたはデータ
通信によって、移動端末に対して送り返し、移動端末か
ら受信した音声情報を一定時間記録した後に、移動端末
に対して記録音声情報を送り返し、移動端末に対して記
録音声情報と共に、センタ側から、一定音量の音声情報
を併せて送り、動作確認を行う移動端末動作試験方法で
ある。

【００５１】図２は、本発明の第２の実施の形態の移動
端末動作試験方法の機能ブロック図である。図２におい
て、地図画像ＦＡＸ送信機能17は、地図画像をＦＡＸに
より送信する装置である。緯度経度地図検索機能18は、
緯度経度に基づいて地図を検索する装置である。地図デ
ータベース19は、地図情報を格納したデータベースであ
る。ＦＡＸ20は、通常のＦＡＸ装置である。

【００５２】上記のように構成された本発明の第２の実
施の形態の移動端末動作試験方法を説明する。移動端末
１は、診断モードに設定する。テストボタン８を押す。
位置情報と端末ＩＤを送信する。センタは、位置情報と
端末ＩＤを受信する。端末ＩＤにより、会員を確認す
る。緯度経度から該当する地図を検索する。地図上に緯
度経度を表示する。地図情報をＦＡＸに送信する。

【００５３】移動端末１から受信した位置情報と、セン
タにあらかじめ登録されている送信地点情報とを、同一
地図上にプロットした画像情報を、ファクシミリまたは
データ通信によって、移動端末１に対して送り返す。少
なくとも位置情報検出手段２と無線通信手段３の動作確
認を行う。

【００５４】上記のように、本発明の第２の実施の形態
では、移動端末動作試験方法を、移動端末から受信した
位置情報と、センタであらかじめ登録されている送信地
点情報とを同一地図上にプロットした画像情報を、ファ
クシミリまたはデータ通信によって、移動端末に対して
送り返し、移動端末から受信した音声情報を一定時間記
録した後に、移動端末に対して記録音声情報を送り返
し、移動端末に対して記録音声情報と共に、センタ側か
ら、一定音量の音声情報を併せて送り、動作確認を行う
構成としたので、画像と音声の試験ができる。

【００５５】（第３の実施の形態）本発明の第３の実施
の形態は、入会時や脱会時に、試験用位置情報と端末Ｉ
Ｄ、会員情報や電話番号等のセンタ関連情報をテスト発
呼として送信後に、センタ側では、既登録済みの端末Ｉ
Ｄ、会員情報やセンタ関連情報と合致しているかどうか
を照合し、登録可能／不能の結果をデータ通信および音
声情報として送り返すことによって、移動端末に対して
は、状態変化時のセンタへの発呼許可／禁止モードに設
定し、ユーザーには音声で通知する事により、入会解約
時の会員照合とセンタ／移動端末の一連の手続きを自動
的に行う移動端末動作試験方法である。

【００５６】図４は、本発明の第３の実施の形態の移動
端末動作試験方法の会員登録時の流れ図である。図５
は、本発明の第３の実施の形態の移動端末動作試験方法
の会員解約時の流れ図である。

【００５７】上記のように構成された本発明の第３の実
施の形態の移動端末動作試験方法を説明する。図４に示
すように、入会時の登録確認として、移動端末から登録
意志を表明する情報に加えて、試験用位置情報と端末Ｉ
Ｄ、会員情報や電話番号等のセンタ関連情報をテスト発
呼として送信する。センタ側では、既登録済みの端末Ｉ
Ｄ、会員情報やセンタ関連情報と合致しているかどうか
を照合し、登録可能／不能の結果をデータ通信および音
声情報として送り返す。移動端末１に対しては、登録完
了手続きの起動をかけると共に、状態変化時のセンタへ
の発呼許可モードに設定し、ユーザーには音声で通知す
る事により、入会時の会員照合とセンタ／移動端末の一
連の手続きを自動的に行う。

【００５８】図５に示すように、脱会時の解約確認とし
て、動作試験時と同様に、移動端末１から解約意志を表
明する情報に加えて、試験用位置情報と端末ＩＤ、会員
情報や電話番号等のセンタ関連情報を送信する。センタ
側では、既登録済みの端末ＩＤ、会員情報やセンタ関連
情報と合致しているかどうかを照合し、登録されていれ
ばその内容をデータベースから抹消し、解約完了したこ
とを音声情報として送り返す。移動端末１に対しては、
解約完了手続きの起動をかけると共に、状態変化時のセ
ンタへの発呼禁止モードに設定し、ユーザーには音声で
通知する事により、解約時の会員照合とセンタ／移動端
末の一連の手続きを自動的に行う。

【００５９】なお、会費滞納時には、センターは、会員
データベースから仮抹消する。滞納後、最初の状態変化
時の発呼は、センターとして受け付け、やむを得ず通常
の対応をする。しかし、滞納しているため、次回以降
は、受け付けない旨の警告を発し、会員データベースか
ら本抹消する。

【００６０】また、センターからの画像情報に登録可能
／不能結果を重畳させて、ユーザーに通知することもで
きる。移動端末１は、センタからの応答信号を受けて、
移動端末１の表示器６に表示する。

【００６１】また、通常時の移動端末１からセンタへの
通信手順に対して、動作試験フラグの設定だけを変えた
動作試験時の通信手順を用いる。

【００６２】情報サービスセンタ内に、移動端末１から
の動作試験用通信手順を受けると、自動的に動作確認試
験を実行する動作確認端末を備える。

【００６３】上記のように、本発明の第３の実施の形態
では、移動端末動作試験方法を、入会時や脱会時に、試
験用位置情報と端末ＩＤ、会員情報や電話番号等のセン
タ関連情報をテスト発呼として送信後に、センタ側で
は、既登録済みの端末ＩＤ、会員情報やセンタ関連情報
と合致しているかどうかを照合し、登録可能／不能の結
果をデータ通信および音声情報として送り返すことによ
って、移動端末に対しては、状態変化時のセンタへの発
呼許可／禁止モードに設定し、ユーザーには音声で通知
する事により、入会解約時の会員照合とセンタ／移動端
末の一連の手続きを自動的に行う構成としたので、試験
手順を使って、入会と解約の処理ができる。

【００６４】

【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
では、移動体の位置を検出する位置情報検出手段を有す
る移動端末と、移動端末から送信される位置情報をもと
に移動端末の保有者に対して救援サービスを行う情報サ
ービスセンタに設置された固定端末とを含む緊急情報シ
ステムの移動端末に、位置情報検出手段により検出され
た位置情報または音声を送受信する通信手段を備え、固
定端末に、位置情報を音声情報および画像情報の少なく
とも一方に変換する変換手段と、移動端末と通信を行う
通信手段と、変換手段および通信手段を制御する制御部
とを備え、制御部は、移動端末から送信された位置情報
が試験用位置情報であるか否かを判定し、当該位置情報
が試験用情報であると判定した場合には、変換手段によ
り試験用情報を音声情報および画像情報の少なくとも一
方に変換して、移動端末に応答するよう制御を行う構成
としたので、移動端末の使用開始後に、移動端末とセン
タから構成されるシステム全体の試験を行うことができ
るという効果が得られる。

【００６５】また、移動端末を、移動体の位置を検出す
る位置情報検出手段と、移動体の異常を検出する異常検
出手段と、移動体の緊急事態を通報する緊急通報手段
と、動作確認試験を開始するための動作試験開始手段
と、情報サービスセンタと通信を行う通信手段と、位置
情報検出手段、異常検出手段、緊急通報手段、動作試験
開始手段および通信手段を制御する制御部とを備え、制
御部は、異常検出手段により異常が検出されたとき、ま
たは緊急通報手段により緊急通報が行われたときは、位
置情報検出手段により検出した位置情報および端末ＩＤ
を情報サービスセンタに送信し、動作試験開始手段によ
り動作確認試験が行われたときは、位置情報検出手段に
より検出した位置情報および端末ＩＤとともに試験用情
報である旨の情報を情報サービスセンタに送信するよう
制御を行う構成としたので、移動端末の使用開始後に、
移動端末とセンタから構成されるシステム全体の試験を
行うことができるという効果が得られる。

【００６６】また、固定端末を、移動体から送信される
位置情報を音声情報および画像情報のうち少なくとも一
方に変換する変換手段と、移動体と通信を行う通信手段
と、変換手段および通信手段を制御する制御部を備え、
制御部は、移動体から送信された位置情報が試験用情報
であるか否かを判定し、当該位置情報が試験用情報であ
ると判定した場合には、変換手段により位置情報を音声
情報および画像情報の少なくとも一方に変換して、移動
体に応答するように制御を行う構成としたので、移動端
末の使用開始後に、移動端末とセンタから構成されるシ
ステム全体の試験を行うことができるという効果が得ら
れる。

【００６７】

【００６８】

【００６９】

【００７０】

【００７１】

【００７２】

【００７３】

【００７４】

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の第１の実施の形態の移動端末動作試験
方法における移動端末と情報サービスセンタ内の動作確
認端末の機能ブロック図、

【図２】本発明の第２の実施の形態の移動端末動作試験
方法における移動端末と情報サービスセンタ内の動作確
認端末の機能ブロック図、

【図３】本発明の第１の実施の形態の移動端末動作試験
方法の流れ図、

【図４】本発明の第３の実施の形態の移動端末動作試験
方法における登録時の流れ図、

【図５】本発明の第３の実施の形態の移動端末動作試験
方法における解約時の流れ図である。

【符号の説明】

１移動端末２位置情報検出手段３異常検出手段４無線通信手段５ＣＰＵ６表示器７緊急ボタン８テストボタン 10 動作確認端末 11 無線通信手段 12 ＣＰＵ 13 緯度経度／住所変換機能 14 住所／音声変換機能 15 緯度経度住所変換テーブル 16 読み出し音声データベース 17 地図画像ＦＡＸ送信機能 18 緯度経度地図検索機能 19 地図データベース 20 ＦＡＸ

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.⁷，ＤＢ名) H04M 11/04 G08B 29/12 H04B 17/00 H04M 1/24

Claims

(57)【特許請求の範囲】

【請求項１】移動体の位置を検出する位置情報検出手
段を有する移動端末と、前記移動端末から送信される位
置情報をもとに前記移動端末の保有者に対して救援サー
ビスを行う情報サービスセンタに設置された固定端末と
を含む緊急情報システムであって、前記移動端末は、前
記位置情報検出手段により検出された位置情報または音
声を送受信する通信手段を備え、前記固定端末は、前記
位置情報を音声情報および画像情報の少なくとも一方に
変換する変換手段と、前記移動端末と通信を行う通信手
段と、前記変換手段および前記通信手段を制御する制御
部とを備え、前記制御部は、前記移動端末から送信され
た位置情報が試験用位置情報であるか否かを判定し、当
該位置情報が試験用情報であると判定した場合には、前
記変換手段により前記試験用情報を音声情報および画像
情報の少なくとも一方に変換して、前記移動端末に応答
するよう制御を行うことを特徴とする緊急通報システ
ム。
【請求項２】移動体の位置を検出する位置情報検出手
段と、前記移動体の異常を検出する異常検出手段と、前
記移動体の緊急事態を通報する緊急通報手段と、動作確
認試験を開始するための動作試験開始手段と、情報サー
ビスセンタと通信を行う通信手段と、前記位置情報検出
手段、前記異常検出手段、前記緊急通報手段、前記動作
試験開始手段および前記通信手段を制御する制御部とを
備え、前記制御部は、前記異常検出手段により異常が検
出されたとき、または前記緊急通報手段により緊急通報
が行われたときは、前記位置情報検出手段により検出し
た位置情報および端末ＩＤを前記情報サービスセンタに
送信し、前記動作試験開始手段により前記動作確認試験
が行われたときは、前記位置情報検出手段により検出し
た位置情報および前記端末ＩＤとともに試験用情報であ
る旨の情報を前記情報サービスセンタに送信するよう制
御を行うことを特徴とする移動端末。
【請求項３】移動体から送信される位置情報を音声情
報および画像情報のうち少なくとも一方に変換する変換
手段と、前記移動体と通信を行う通信手段と、前記変換
手段および前記通信手段を制御する制御部を備え、前記
制御部は、前記移動体から送信された位置情報が試験用
情報であるか否かを判定し、当該位置情報が試験用情報
であると判定した場合には、前記変換手段により前記位
置情報を音声情報および画像情報の少なくとも一方に変
換して、前記移動体に応答するように制御を行うことを
特徴とする固定端末。