JP3285236B2 - 多機能書類統合装置 - Google Patents
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Classifications
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-
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- Exposure Or Original Feeding In Electrophotography (AREA)
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Description
置、特に様々な種類の用紙を含む多数枚書類を自動的に
作製する方法及び装置に関するものである。本発明はま
た、2つ以上のページ番号順の部分書類セットを書類の
多数コピーを含む1つの完全なページ番号順のセットに
統合し、完全な書類セットを形成するために用紙に対し
て実施される作業が、用紙に予め印刷されている機械可
読マークによって制御されるようにした方法及び装置に
も関連している。
能力の全体的向上に伴って、様々な種類のジョブを実行
できるように合わせることができる書類仕上げ装置が必
要になってきている。例えば、写真、章の区切り、特殊
な色の用紙及びオーバサイズ用紙(例えば図面や線図を
含む)等の挿入物を、主に普通(例えば81/2 ×11”
(21.6×28cm)すなわちA4サイズ)用紙から
なる書類に挿入する必要もあるだろう。例えば、技術マ
ニュアルには、使用時にマニュアルから展開させる、図
面を載せた1枚または複数枚のオーバサイズ挿入用紙が
含まれていることが多い。これらの挿入用紙は、普通サ
イズ用紙を印刷する同じ機械でも、または他の機械でも
印刷できる。同じ機械で作製された時でも、普通サイズ
用紙と「特殊」(例えばオーバサイズ)挿入用紙との切
り換えによって印刷機または複写機の効率が低下する
か、または単純に不可能であることから、挿入用紙は、
普通紙の印刷と同時には印刷されないのが一般的であ
る。例えば、挿入物は、電子写真方法または印刷プレス
でカラー複写できる装置、またはオーバサイズ書類を作
製できる装置で作製される。オーバサイズ書類を「ノー
マル」サイズ書類と合わせてページ番号順になるように
作製する場合、ページ番号順の用紙束には、「ノーマ
ル」サイズ用紙に折り曲げられていないオーバサイズ用
紙が混ざる。これは解決が困難であるだけでなく、印刷
機が印刷する時に両サイズ間で前後に切り換えるため、
低速化する。この切り換えの問題は、挿入物が普通紙と
は異なった媒体に印刷される時には常に存在するもので
ある。従って、挿入用紙は一般的に、普通紙とは別に印
刷しなければならない。
印刷された本文と、11×17”(28×43.2c
m)用紙に印刷されて、保管中は81/2 ×11”の書類
に納まるようにZ字形に折り曲げられている図面とを含
む多数ページの管理マニュアルについて考えてみる。図
1は、そのような書類20を示している。書類20に
は、裏表紙26aを含むバインダ部分26が設けられて
いる。透明プラスチックカバー及び/またはカラー用紙
等にすることができる表紙25とバインダ26とで、複
数の用紙24a〜24eがまとめられている。用紙24
a、24c及び24eは、本文を載せた81/2 ×11”
用紙である。用紙24b及び24dは、例えば図面を載
せた、Z字形に折り曲げられた11×17”用紙であ
る。用紙24bは、Z字形に折り曲げられた用紙を保管
する状態を示している。あるいは、図2に示されている
ように、オーバサイズ用紙をC字形に折り曲げた11×
16”用紙24fにすることもできる。(11×17”
用紙をC字形に折り曲げることは、両縁部がバインダ2
6で綴じられることになるので、一般的ではない。)
て、20、33、34、35、40、70〜75の各ペ
ージがZ字形に折り曲げられた11×17”の図面であ
り、残りの用紙が本文を載せた81/2 ×11”用紙であ
るとすると、81/2 ×11”用紙は一般的にページ番号
順に(すなわち1〜19、21〜32、36〜39、4
1〜69、76〜90、92〜100の各ページの用紙
を含むセット)印刷され、オーバサイズ用紙はあとから
挿入される。前述したように、オーバサイズ用紙は、普
通サイズ用紙を印刷した同じ印刷機でも、別の印刷機で
も印刷できる。挿入用紙とは、オーバサイズ用紙以外の
用紙、例えばタブを付けた用紙、「普通紙」とは色また
は重さが異なった用紙等でもよい。
48,525号は、書類の一部の用紙(普通紙)は循環
式書類ハンドラ(RDH)を設けた複写機によってペー
ジ番号順に複写できるが、書類の他の用紙(挿入用紙)
はRDHでページ番号順に複写することができないペー
ジ番号順のコピーセットを作製する装置を開示してい
る。RDHを用いて結像できない各用紙は、最初に個別
に多数回複写して、個別の保管容器へ送り込む。これら
の用紙は、複写されて複写機から送り出されたページ番
号順の普通紙列にあとから挿入される。コントローラに
は、挿入すべき用紙のページ番号がプログラムされてい
る。次に、普通サイズ用紙を(番号順に)RDHに入れ
て、多数のページ番号順のコピーを作製して、仕上げ機
(ステープラ)の方へ送る。書類の普通サイズ用紙のコ
ピーは、このようにして複写機から順番に(ページ番号
順に)、挿入用紙を抜いて送り出される。コントローラ
は、複写中の用紙の数を追跡しているので、コントロー
ラは適当な時にRDHを一時的に停止させて、複写機か
ら送り出される普通紙列の中へ適当な挿入用紙を対応の
保管容器から送り込むことができる。このようにして、
書類の完全なページ番号順のコピーが作製される。
は、各ジョブに対してコントローラに予めプログラムし
ておく必要がある。また、書類のそれぞれの挿入用紙の
数と同じ数の保管容器が必要である。すべての挿入用紙
が同じ形式(例えばすべてがオーバサイズ用紙)である
としても、複写された書類に挿入すべき各用紙に対して
個別に容器を設ける。
k)らの米国特許第4,602,776号は、用紙のオン
ライン及びオフライン式挿入及び番号合わせをそれぞれ
行う複写機及び/またはコレータに使用できる挿入装置
を開示している。供給トレイに1種類または複数種類の
挿入物を載置して、各種類を第1形式のコードを付けた
用紙で分離する。複写すべき用紙束に入れられており、
挿入用紙を挿入すべき場所を表示する第2形式のコード
を付けた用紙が検出された時、複写作業が中断される。
挿入用紙が送られると、第2センサが第1形式のコード
を付けた用紙(挿入用紙群の終了を表示する)を検出し
て、その用紙はオーバーフロートレイへ送られる。次
に、通常の複写作業が再開される。
れた装置は、コレータを必要とする。各普通紙は、次の
用紙に結像される前に、多数回(所望されるコピー数ま
たはコレータの能力によって決まる)結像される。複写
すべき用紙束内のコード付きの用紙が到達する(挿入作
業を実施すべきであることを表示する)と、挿入物供給
トレイに入っている最上層の挿入用紙の多数のコピーが
コレータへ送られる。挿入物供給トレイに入っている余
分な挿入用紙及び挿入用紙群の終了を表示するコード付
きの用紙は、オーバーフロートレイへ送らなければなら
ない。オーバーフロートレイ及びコレータによって、装
置が大型化すると共に、適当な用紙経路が必要となり、
用紙ジャム及び他の故障が発生する可能性が増大する。
RDHは書類の多数の番号順コピーを作製することがで
きるので、RDHのこの利点を利用した装置を提供する
ことが好ましい。
らの米国特許第4,961,092号は、複数のソータ
容器及び循環式書類ハンドラを用いた複写機用の事前プ
ログラム事後番号合わせ式の複写システムを開示してい
る。複写作業中の事前プログラム可能なポーズ点によっ
て、可変数のジョブ挿入物または他の特別なコピー用紙
を、選択された書類複写点で繰り返して(これらの特別
な書類のコピーを作製するか、または容器にそれらを手
動で挿入することによって)充填中の容器に挿入するこ
とができる。この特許もコレータを必要とし、従ってそ
れに伴った欠点がある。また、適当は挿入作業が完了し
た時点で、複写シーケンスを手動で再開しなければなら
ない。
号は、複写機能を制御盤でプログラム化して、それを特
殊なコードマークで記憶し、書類に組み込まれる「モー
ドカード」に付けることができる複写装置を開示してい
る。「モードカード」が複写装置に挿入されて、コード
マークが感知されると、事前にプログラムされている複
写機機能が使用可能になる。プログラムは、倍率比を自
己調節することができるか、用紙ソータ容器を制御する
ことができる。
は、用紙送り装置を備えた複写機の複写作業モードを制
御する方法及び装置を開示している。所望の複写モード
の情報を含むデータ用紙が複写機の複写部へ送り込まれ
る。データ用紙上の情報が検出されて、データ用紙の情
報によって指定された所望の複写モードに従って後続の
原稿用紙が処理される。
r)らの米国特許第3,804,005号、スミスらの第
4,330,197号、バーダーバー(Verderber) らの
第4,352,012号、ハリントン(Harrington)の第
4,430,563号、ピリッディ(Priddy)らの第4,
939,354号及びヒカワの第5,051,779号
がある。
トを、書類の多数の完全コピーを含む1つのセットまた
は用紙束に統合する方法及び装置を提供することであ
る。
埋め込まれた情報に基づいて作動することによって、事
前プログラミングを必要としない、2つ以上の部分書類
セットを統合する書類統合装置を提供することである。
書類の完全なページ番号順のセットを含む出力用紙束へ
向けて送り出される時、ページ番号順の普通紙列に「特
別な」挿入用紙を挿入する装置及び方法を提供すること
である。
しながら、用紙を出力用紙束に入れる前に、用紙に対し
てさらなる仕上げ段階を実行する装置及び方法を提供す
ることである。
同時に作製できない挿入用紙を含む書類の多数のページ
番号順のコピーを作製する方法を提供することである。
記の欠点を解決するため、書類の少なくとも一部の用紙
に印刷された機械可読マークの形式の埋め込み情報を書
類統合装置が利用して、書類統合装置によって実行され
る送り作業を制御するようになっている。結像装置(複
写機または印刷機)によって書類のページ番号順のコピ
ー全体を一度に作製することができない場合、書類のペ
ージ番号順に連続して作製できる用紙(普通紙)を連続
用紙列として送り出し、おそらく用紙束を形成する。書
類中において挿入用紙の位置の直前に位置する普通紙
は、書類の挿入用紙が後続することを表示する機械可読
情報マークを付けて送り出される。これらの普通紙は、
次に書類統合装置へ(用紙束として、または結像装置か
ら送り出されて)供給される。書類統合装置の第1スキ
ャナが、入口(例えばその上流側に普通紙フィーダユニ
ットが設けられている)から送り出される普通紙を走査
する。書類内の挿入用紙の直前に位置する普通紙が入口
から送り出されると、挿入用紙が後続することを表示す
る機械可読情報が第1スキャナによって読み取られる。
すると、書類統合装置のコントローラが、普通紙入口か
らの用紙送りを、挿入用紙を入れた挿入用紙フィーダユ
ニットに切り換える。書類内の各挿入部の最後の挿入用
紙に、コントローラが普通紙入口からの普通紙送りに戻
す(または他の挿入用紙フィーダユニットからの送りに
切り換える)ことができるようにする機械可読情報が付
けられている。送られる用紙に付けられた機械可読マー
クに基づいた用紙送りの切り換えが、送られる最後の用
紙からジョブ終了命令が読み取られるまで、継続され
る。
報が用紙から直接得られることから、事前プログラミン
グを必要としないで多数のジョブを実行することができ
る。また、書類の多数の部分セットを作製する印刷装置
に対して「インライン」式に、または「オフライン」で
はあるが部分セットが印刷されたすぐ後に書類統合装置
を作動させることによって、本発明の書類統合装置は、
「時間をちょうど合わせた」印刷を容易にする。これに
よって、印刷用紙の在庫を設ける必要がなくなる。
報を設けることによって、書類を綴じた時、機械可読情
報が見えないようにすることができる。
ィーダユニットに入れることができる。挿入すべき用紙
がすべて同じ形式である時(例えばすべての挿入用紙
が、同じサイズのオーバサイズ用紙である時)、複数の
用紙を各書類の複数の離れた位置に挿入する必要がある
場合でも、すべての挿入用紙を単一の挿入用紙フィーダ
ユニットに入れることができる。書類用に複数の挿入用
紙が単一の挿入用紙フィーダユニットに入っている場
合、これらの挿入用紙はページ番号順に挿入用紙フィー
ダユニットに入れられる。これによって、書類統合装置
に必要なフィーダユニットの数が減少する。
普通サイズ用紙の中にはめ込むことができるようにオー
バサイズ用紙を折り曲げる用紙折り曲げ器を書類統合装
置に設けることができる。折り曲げ器は、オーバサイズ
用紙を普通紙と統合する前に、オーバサイズ用紙を例え
ばZ字形またはC字形に折り曲げることができる。用紙
折り曲げ器を設ける場合、用紙折り曲げ器の下流側に用
紙反転器も設けて、折り曲げられた用紙の適正な向きを
維持できるようにすることが好ましい。
フィーダユニットからの用紙経路を共通用紙経路に集め
ることによって、パンチャ、穿孔器、スリッタ及び/ま
たはステープラ等の仕上げ装置を共通用紙経路に沿って
設けて、書類のすべての用紙に対して仕上げ作業を実行
することができる。
さらに詳細に説明する。全図面を通して、同一部分は同
一番号で示されている。
を含む書類の端面図であり、挿入用紙の1つは折り曲げ
られていない状態で、別の挿入用紙は折り曲げられた状
態で示されている。
びC字形に折り曲げられた用紙の端面図である。
て反転させてから、すべての用紙を用紙スタッカトレイ
に載置する前に穿孔することができる本発明による書類
統合装置の側面概略図である。
形折り曲げを実施する折り曲げ器及び用紙反転器を通っ
て、図3の書類統合装置の共通用紙経路に達するまでの
オーバサイズ用紙の移動経路を示している。
紙折り曲げ器を通るオーバサイズ挿入用紙の移動経路を
示している。
視図であり、用紙の綴じ部分に沿って設けられた抜き孔
及び機械可読マークの位置を示している。
のブロック図である。
ダユニットの状態図である。
紙フィーダユニットを制御する手順を示すフローチャー
トである。
ットを印刷し、これらの用紙に機械可読マークを付ける
ことができる印刷装置の斜視図である。
図示の実施例では、入口から送られる普通サイズ用紙列
の中へオーバサイズの挿入用紙を挿入することができ
る。共通用紙経路へ挿入する前に、オーバサイズ用紙を
折り曲げて反転させてから、ページ番号順になった普通
紙及びオーバサイズ用紙を穿孔器へ搬送した後、スタッ
カトレイへ搬送する。用紙折り曲げ器、用紙反転器、穿
孔器及び用紙スタッカトレイの作用は従来通りである。
本発明は、主として用紙を複数の供給源から送る方法に
関するものである。従って、本発明は、用紙折り曲げ器
または反転器を含まない(スタッカトレイ付近の用紙反
転器は必要であろう)書類統合装置や、さらなる仕上げ
装置を追加した書類統合装置にも適用できる。従って、
図示の実施例は説明のためのものであって、制限するも
のではない。
30には、普通紙フィーダユニット60またはオーバサ
イズ挿入用紙フィーダユニット50から選択的に用紙を
送るフィーダモジュール40と、オーバサイズ用紙を折
り曲げる用紙折り曲げ器80、折り曲げられたオーバサ
イズ用紙を反転させて無端ベルト真空搬送器96上に載
置する用紙反転器90、及び真空搬送器96へ普通紙を
搬送するボール・オン・ベルト形コンベヤ72を含む折
り曲げ器モジュール70と、真空搬送器96から搬送さ
れた各用紙を位置合わせして穿孔する穿孔器106を含
む穿孔モジュールと、穿孔された各用紙を反転させてス
タッカトレイ114へ挿入する用紙反転器112を含む
スタッカモジュール110とが設けられている。前述し
たように、必ずしも挿入用紙を折り曲げる必要がないの
で、折り曲げ器80、用紙反転器90及び穿孔モジュー
ル100は、本発明を実施するために必須のものではな
い。オーバサイズ挿入用紙に加えて(またはその代わり
に)、挿入用紙を普通紙フィーダユニット60に入って
いる用紙と同じサイズであるが、他の特徴が普通紙束6
4とは異なっているものにすることもできる。例えば、
用紙束54の挿入用紙を、用紙束64の普通紙のものと
は異なった重さまたは色にすることもできる。また、挿
入用紙にタブを設けたり、写真にすることもできる。挿
入用紙と普通紙とを区別する点は、何らかの理由で挿入
用紙が普通紙と同じ印刷作業で作製されなかったことで
ある(そうでなければ、これらの用紙を別の用紙束にし
て作製する必要がなくなる)。例えば、技術的には可能
であっても、余分に時間がかかる場合である。
ト50が設けられている。しかし、例えば多種類の挿入
用紙供給源を設ける場合、多数の挿入用紙フィーダユニ
ットを設けることもできる。
ニットは、同様な構造及び制御を備えている。図3にお
いて、各フィーダユニット50、60は、例えば公知の
ゼロックス(Xerox) 5090高性能真空フィーダにする
ことができる。本発明に使用できる真空フィーダのさら
なる詳細については、例えば本発明の譲受人に譲渡され
ているジョージ・J・ローラ(Roller)の米国特許第4,
589,647号を参照されたい。従って、米国特許第
4,589,647号の開示内容は、引例として本説明
に含まれる。挿入用紙フィーダユニット50について見
ると、各ゼロックス5090高性能真空フィーダには、
第1モータM−1が垂直移動させる昇降トレイ52が設
けられている。用紙束高さセンサ(図示せず)が、挿入
用紙の束54の上部を監視して、用紙束の上部を所定レ
ベルに維持できるようにモータM−1を制御するために
利用される。モータM−1は、検出された用紙束高さに
基づいて、またはモータM−1によってトレイ52を最
下位置へ降下させるようにオペレータが(例えば制御盤
のキーを押すことによって)発生させる「トレイ降下」
信号に基づいて従来通りに制御される。最下位置にある
時、トレイロックソレノイド(図示せず)がトレイ52
をそのロック位置から解除して、それをフィーダモジュ
ール40のドア(図示せず)から水平方向に移動させ
て、挿入用紙を交換できるようにする。挿入用紙フィー
ダユニット50には用紙フィーダ50Aも設けられてい
る。
ダユニット50内の最上層の用紙が用紙フィーダ50A
によって用紙束54から取り出される。送風器が、用紙
束54の最初の2〜3枚の最上層の用紙間に空気流を送
ることによってエアナイフとして作用して、これらの用
紙を用紙束から分離させる。同時に、フィーダベルト5
6から真空が加えられて、用紙束の最上層の用紙がベル
ト56に引き付けられる。次に、用紙フィーダモータM
−3が無端ベルト56を回転させて、最上層の用紙を用
紙束54から取り出す。無端ベルト56は、一時的にク
ラッチ(図示せず)を切り離すことによって従来通りに
回転して、ベルト56が1回転して用紙束54から1枚
の用紙を取り出すことができるようになっている。この
ようにして、挿入用紙が用紙束54から入口を通って真
空搬送器58へ送り出される。
来通りであって、公知である。普通紙フィーダユニット
60には、昇降トレイ62と、昇降モータM−2と、無
端真空ベルト66を含む用紙フィーダ60Aと、挿入用
紙フィーダユニット50について上記説明したものと同
様な用紙フィーダモータM−4とが設けられている。も
ちろん、用紙束から用紙を送り出すための他の用紙フィ
ーダを用いることもできる。例えば、ゼロックス社に譲
渡されているハースト(Hirst) らの米国特許第4,80
7,868号を参照されたい。この特許の開示内容は、
引例として本説明に含まれる。ハーストらのフィーダ
は、真空や空気ナイフを利用しないで用紙束の上部から
用紙を順次送り出す。用紙束54、64が大きい(各フ
ィーダトレイにつけ2500枚まで)ため、用紙束の上
部から用紙を送り出す方が好ましい。
は、対応のモータM−5またはM−6で回転する真空搬
送器58または68上へ送られる。真空搬送器58、6
8はそれぞれの用紙入口を備えており、無端回転ベルト
を通して真空を加えることによって用紙を平坦に保持す
る。用紙に付けられている機械可読マークを読み取るこ
とができるように、スキャナ59または69が各真空搬
送器58、68上に設けられている。従って、用紙フィ
ーダユニット50、60内にある時に各用紙の上面側に
機械可読データ(例えばバーコード形式にすることがで
きる)が設けられている。しかし、他の搬送方法を用い
て、用紙スキャナを用紙経路の下側に配置した場合、機
構可読マークを用紙の裏面に設けることもできる。
コードが各用紙の像側の先端部付近に位置するようにし
て、用紙が各フィーダユニット50、60に入れられて
いる。各用紙の先端部は、書類バインダによって綴じら
れるため、各用紙を書類に綴じた時、バーコードは隠れ
る。もちろん、他の手段の機械可読マーク、例えば光学
マーク識別(ORM)も可能である。これは用紙上のど
の位置にも付けることができるので、最終ユーザには問
題ないであろう。さらに、オペレータがあとでマークを
読み取る手動方法を用いたいことがあるかもしれない。
その場合には、用紙上の他の場所にコードを付ける必要
がある。用紙の両側に像がある両面印刷の場合、ページ
番号が小さい方の用紙側が上側になる。これにより、用
紙は1〜Nの順序で各用紙フィーダユニットから送り出
される。用紙がスタッカモジュール110に達した時
も、それらの像側が上向きになっている。従って、用紙
は、スタッカトレイ114に積み上げられる前に、用紙
反転器112によって反転させられる。もちろん、
(a)用紙が用紙フィーダユニット50、60内にある
時に(スキャナ59、69が用紙の上方に位置している
時)、上側を向いている用紙側に機械可読マークが付け
られており、(b)できあがった用紙束118がページ
番号順に並ぶ限り、用紙を他の方法で配置することもで
きる。バーコードを用紙の綴じ部分に配置することが好
ましく、またタブを設けた用紙は直線縁部(綴じ側縁
部)を前にして送らなければならないので、用紙はその
コード付きの綴じ側縁部を先縁部にしてフィーダユニッ
ト50、60に入れることによって、本統合装置を最大
限に多様なジョブに適合させることができる。また、コ
ードを用紙の先端部に付けることによって、用紙は用紙
送りサイクルの早い段階でスキャナ59及び69によっ
て読み取られる。
・オン・ベルト搬送器72へ運ばれる。ボール・オン・
ベルト搬送器72には、モータM−6で回転する無端ベ
ルト74と、無端ベルト74に接触してそれによって回
転する複数のローラ76を含むハウジング75とが設け
られている。用紙がハウジング75と無端ベルト74と
の間に入ると、ローラ76が用紙を無端ベルト74に接
触した状態に維持するため、用紙はベルト74に沿って
運ばれる。このボール・オン・ベルト搬送器72の代わ
りに、他の用紙搬送機構を使用することもできる。搬送
器72は、真空搬送器96及び102からなる共通用紙
搬送器へ普通紙を運ぶ。
は、真空搬送器58に沿ってシュート71を通り、用紙
折り曲げ器80へ送られる。図示の用紙折り曲げ器は、
4枚の折り曲げプレート82a、82b、82c、82
d及び折り曲げモータM−7で回転する6個の折り曲げ
ローラを設けたバウムフォルダ(Baumfolder)L−16形
折り曲げ器である。各折り曲げプレート82a〜dに
は、折り曲げプレートへの用紙進入を阻止または許可す
る入口ゲート(図示せず)と、用紙が各折り曲げプレー
トに挿入される距離を制限する調節式ストップゲートと
が設けられている。折り曲げ器80は、従来通りに作動
して、用紙をZ字形に折り曲げるか、C字形に折り曲げ
るか、または折り曲げないで通過させる。所定の折り曲
げ作業を実施するために折り曲げ器80内で作動させる
必要があるゲートをトリガさせるため、折り曲げ器80
の入口付近に従来形の入口用紙検出器(図示せず)が設
けられている。
6形折り曲げ器の代わりに、他の形式の用紙折り曲げ器
を用いることもできる。例えば、バリー・ポール・マン
デル(Barry Paul Mandel) に許可された米国特許出願第
07/560,812号に開示されているZ字形折り曲
げ機能を持った単一折り曲げプレート及び2ロール形折
り曲げ器を用紙折り曲げ器80として用いることがで
き、その開示内容は引例として本説明に含まれる。
シュート86を通って真空搬送器88へ運ばれる。真空
搬送器88は、搬送器58、68、96及び102と同
様に、貫設された複数の孔から真空を加える無端ベルト
と、無端ベルトを回転させるモータM−8とで構成され
ている。
回転用紙反転器ディスク90のスロットに挿入され、こ
のディスク90が回転することによって、折り曲げられ
たオーバサイズ用紙が反転する。折り曲げられたオーバ
サイズ用紙を収容しているスロットがストリッパ壁91
を通過する時に、用紙が反転器ディスクから引き離され
る。反転器モータM−9が反転器ディスク90を回転さ
せ、反転器ディスク90を1回の用紙反転サイクル分だ
け回転させるクラッチが設けられている。用紙反転器デ
ィスク90は、例えばゼロックス9500ディスク/反
転器/スタッカに用いられている反転器ディスクにする
ことができるので、さらなる説明を行わない。ディスク
スタッカに関するさらなる背景材料は、例えばジャック
・ベーリ(Jack Beery)らの米国特許第4,431,17
1号、ジャック・ベーリの第4,385,756号、及
びマグロー(McGraw)らの第5,058,880号を参照
されたい。これらの特許の開示内容は、引例として本説
明に含まれる。ストリッパ壁91によって反転器ディス
ク90から引き離された後、折り曲げられたオーバサイ
ズ用紙は真空搬送器96上に載って真空搬送器102へ
送られる。
用紙フィーダユニット50から共通用紙搬送器102ま
で運ばれる間のオーバサイズ用紙位置を示している。図
4に示されているように、用紙束54内の各オーバサイ
ズ用紙の上側に面した先縁部に機械可読マーク54aが
付けられている。オーバサイズ用紙フィーダユニット5
0を出た後、オーバサイズ用紙54は、用紙折り曲げ器
80でZ字形に折り曲げられる。すなわち、オーバサイ
ズ用紙は、図4に示されているように、折り曲げプレー
ト82b及び折り曲げプレート82dに挿入されること
によって、Z字形に折り曲げられる。図5は、オーバサ
イズ用紙54- 1をC字形に折り曲げるために必要な用
紙折り曲げ器80内の経路を示している。すなわち、オ
ーバサイズ用紙は、折り曲げプレート82aまたは82
cの一方だけに挿入される。
曲げられた縁部を先縁部として、また機械可読マーク5
4aが後縁部で下向になった状態で、用紙折り曲げ器8
0から出る。従って、積み重ねる前の最終反転に備えて
オーバサイズ用紙を適正な向きにするため、図4に示さ
れているように、用紙反転器ディスク90を用いて折り
曲げられたオーバサイズ用紙を反転させる。このように
して、オーバサイズ用紙は、綴じ縁部及び側を必要通り
にして用紙束に適正に載置することができる。真空搬送
器96は反転用紙を保持するが、用紙反転器ディスク9
0から解放されて、真空搬送器96及び102によって
搬送される(図4において左方向へ移動する)時に、用
紙の折り曲げ部分が展開しやすい。従って、用紙の展開
を防止するため、反転している折り曲げオーバサイズ用
紙に空気流を吹き付ける送風器94が設けられている。
オーバサイズ用紙54が真空搬送器102に達してしま
えば、ガイドプレート104が用紙を折り曲げ状態に維
持する。
ことなく折り曲げ用紙を反転させてさらに狭い用紙経路
(真空搬送器102とガイド104とによって形成され
た経路)へ搬送することができる。普通紙が、例えばボ
ール・オン・ベルト搬送器72から真空搬送器96上へ
載置された時には、普通紙の先縁部が真空搬送器96か
ら浮き上がらないようにするため、送風器94からの空
気流を切る。従って、送風器94には、モータと、空気
流のオン・オフ切り換えを行うソレノイドとが設けられ
ている。
02はモータM−11で回転して、ページ番号順の書類
列(この時点では挿入用紙及び普通紙が含まれている)
をスタッカトレイ114の方へ移動させる。真空搬送器
102によって定められた共通用紙経路に沿って、穿孔
器106を設けることができる。穿孔器は公知のもので
ある。穿孔器106には、例えば真空搬送器102上で
用紙を一時的に停止させて位置合わせする位置決めソレ
ノイドと、位置決めされた用紙に3個の孔をあけるパン
チと、パンチを駆動するための圧縮空気力を発生させる
コンプレッサと、パンチを解放して用紙に孔を形成する
ソレノイドとが設けられている。
ー1上の、バーコード形式の機械可読マーク54a、及
び穿孔器106で形成された3つの孔54bの位置を示
している。
する時にページ照合チェック(以下に説明する)を受け
てから、スタッカ114へ入れられる。用紙スタッカ1
14へ入れる前に用紙を反転させるため、別の用紙反転
器ディスク112が設けられている。用紙反転器ディス
ク112はモータM−12で駆動され、用紙反転器ディ
スク90と同様にすることができる。用紙スタッカ11
4には、完全なページ番号順の書類の束118を保持す
る昇降トレイ116が設けられている。昇降トレイ11
6はモータM−13で昇降可能である。用紙スタッカ1
14は、ゼロックス9500ディスク/反転器/スタッ
カに用いられている高性能スタッカトレイにすることが
できる。
るための制御装置(またはコントローラ)200を示し
ている。モジュール方式に適合できる好適な実施例によ
れば、書類統合装置を制御するために、4つの個別のコ
ントローラ200a〜200d(各々に中央処理装置、
ROM、RAM及びI/0(入出力)ドライバが含まれ
ている)が設けられている。コントローラ200aは、
上側のフィーダ(オーバサイズ挿入用紙フィーダユニッ
ト50)を制御し、下側のフィーダ(普通紙フィーダユ
ニット60)を制御するコントローラ200bと同一で
ある。コントローラ200a及び200bは、両方向直
列リンク210を介して相互連通している。スタッカコ
ントローラ200cは、スタッカモジュール110を制
御する。スタッカコントローラ200c及び下側フィー
ダコントローラ200bは、光学的リンク215を介し
て相互連通している。光学式リンク215は、装置内の
電磁装置の切り換え雑音による電磁妨害雑音の影響を受
けない。搬送器及び反転器コントローラ200dは、折
り曲げ器モジュール70及び穿孔器モジュール100の
部材を制御する。搬送器及び反転器コントローラ200
dは、両方向直列リンク220を介してスタッカコント
ローラ200cと相互連通している。上記のように4つ
のコントローラを用いることによって、過大なソフトウ
ェア調節またはセットアップ時間を必要としないで、書
類統合装置から独立的にフィーダユニット50または6
0及びスタッカモジュール110を使用することができ
る。従って、上記制御装置はモジュール方式を促進でき
る。
ことも可能であることは理解される。あるいは、各部材
に対して個別の「従属」コントローラを設けて、「従
属」コントローラを制御するためにマスターコントロー
ラを使うこともできる。
紙束54から送り出される用紙フィーダユニット50内
の挿入用紙に付けられている機械可読マークに関する入
力を用紙スキャナ59から受け取る。上側フィーダコン
トローラ200aはさらに、a)昇降トレイ52上の用
紙束54の高さを表示する用紙束高さセンサ、b)用紙
束54の用紙の幅を表示する幅センサ、c)昇降トレイ
52が最下位置にあるかを表示するトレイ降下センサ、
d)トレイ52がフィーダモジュール40に完全に入っ
ている作動位置にあるかを表示するトレイ閉鎖スイッ
チ、及びe)用紙がフィーダベルト56によって適正に
送られているかを表示する送りセンサからも直流信号の
形式の入力情報を受け取る。用紙束高さセンサの情報
は、用紙束54の上部を適正位置に維持できるようにモ
ータM−1を制御するために使用される。幅センサは、
用紙を用紙フィーダ50Aで送り出す頻度を制御するた
めに使用される(幅センサにより、フィーダは普通紙対
オーバサイズ用紙を異なった頻度で送ることができ
る)。フィーダトレイ52が最下位置にあることをトレ
イ降下センサが表示している時、昇降トレイ52のロッ
クを解除するソレノイドを解除すると、トレイ52をフ
ィーダモジュール40から(図3の右方向へ)引き出す
ことができるようになる。トレイ閉鎖スイッチによっ
て、昇降トレイ52がフィーダモジュール40に完全に
入っている作動位置に(図3の左方向へ)戻っているか
が表示される。送りセンサは、用紙がフィーダベルト5
6によって適正に送られていない時を識別するジャム検
出器として使用される。
けられている。制御盤55には、ディスプレーと、スタ
ートボタン及びストップボタンを含むキーパッドと、昇
降器ボタンとが設けられている。昇降器ボタンの作動に
よって、昇降トレイ52が最下位置へ移動して、挿入用
紙を追加したり取り出すことができるようにする。ディ
スプレーは、発生しうる故障や、例えばこれまでに作製
されたコピー数をオペレータに知らせるために使用でき
る。キーパッドは、照合チェックのため、書類内のオー
バサイズ用紙の数を入力するために使用される。用紙の
送りが用紙に付けられている機械可読マークによって完
全に制御されているので、上側フィーダコントローラ2
00aは書類内の挿入用紙の数を知る必要がない。しか
し、書類内の挿入用紙の数をキーパッドで入力すること
によって、コントローラ200aは書類の各コピーに対
して送られた用紙の数を数えて、この計数値を照合チェ
ックのためにキーパッドで入力された数と比較すること
ができる。キーパッドには、送り作業を選択的に開始ま
たは停止させるためのスタートボタン及びストップボタ
ンも設けられている。スタートボタンは、どちらのフィ
ーダユニット(50または60)が書類統合処理で第1
用紙を送り出すかを指示するために使用される。スター
トボタンはさらに、用紙ジャムまたは他の何らかの故障
で停止していた送り作業を再開始するためにも使用され
る。
ータM−1を(用紙束高さセンサまたは昇降器ボタンに
よって与えられた情報に基づいて)制御することによっ
て制御される。上側フィーダコントローラ200aはさ
らに、トレイ52をそれの作動位置から解放するソレノ
イド52aを制御する。上側フィーダコントローラ20
0aはさらに、モータM−3、エアナイフを形成し、ま
たフィーダベルト56に真空を加える送風器、及びベル
ト56を1回の用紙送りサイクル分だけ回転させるクラ
ッチ56bを制御することによって、用紙フィーダ50
Aを制御する。
側フィーダコントローラ200aと同様に作動し、入力
及び出力も同じである。
タッカディスク112及びスタッカ昇降トレイ114を
制御する。スタッカコントローラ200cは、a)用紙
がジャムタイミング及び反転器タイミングの領域に入る
ことをスタッカに知らせる用紙束内センサ、b)昇降ト
レイ116が上方向に過剰量移動しないようにする上オ
ーバトラベルスイッチ、c)昇降トレイ116が下方向
に過剰量移動しないようにする下限スイッチ、d)トレ
イ116がほぼ満載状態であり、これによって書類統合
装置30が「ソフト」停止する時を感知するトレイ満載
センサ、e)用紙束118の上部を用紙反転器ディスク
112の一定範囲内に維持できるようにする最小用紙束
センサ及び最大用紙束センサ、及びf)用紙をトレイか
ら降ろしやすくするため、昇降トレイ116を上方向ま
たは下方向へ移動させることができるようにオペレータ
が作動させるトレイ上昇スイッチ及びトレイ降下スイッ
チから直流信号の形式で入力情報を受け取る。スタッカ
コントローラ200cは、モータM−12及び用紙反転
器クラッチ112aを制御することによって用紙反転器
ディスク112を制御する。スタッカコントローラ20
0cはまた、モータM−13、及び昇降トレイ116を
モータM−13で移動させる方向を制御するモータ方向
リレー114aによってスタッカ114を制御する。
距離だけ上流側に、それぞれの用紙反転器に向かって用
紙が移動中であることを感知する用紙センサ(図示せ
ず)が設けられている。用紙の速度は既知であるから、
反転器90または112は用紙を適切に反転させるのに
適した時間に作動することができる。この反転器作動方
法は公知である。
ピーの最後の用紙がディスク112から離れた後に作動
して、用紙束118内のページ番号順の出力書類の各コ
ピーを周囲のコピーからずらせるオフセット機構も設け
られている。このオフセットは、各用紙がまだ反転器機
構内にある間に、その用紙を押し退ける。オフセット
は、1つ置きの本(書類コピー)の全用紙に対して実行
される。オフセットを実行するディスク反転器の例とし
ては、例えばベーリらの上記米国特許第4,431,1
77号を参照されたい。ある用紙が書類のコピーの最後
の用紙であることは、(各コピーの用紙の数をオペレー
タが入力している場合)フィーダユニット50、60か
ら送られる用紙を計数することによって、または最後の
用紙の機械可読マークに付けられた「書類の最後の用
紙」コードから知ることができる。
は、折り曲げ器モジュール70及び穿孔モジュール10
0内に設けられている部材を制御する。コントローラ2
00dが実行する作用は、書類統合装置の用途によって
決まる。コントローラ200dはモータを制御し、用紙
経路のジャムタイミングを制御する。ここでジャムが発
生すると、コントローラ200dは、スタッカコントロ
ーラを介してフィーダユニットに運転停止信号を送る。
図示の実施例では、コントローラ200dが、公知の用
紙作動式センサに基づいて従来通りに折り曲げ器モジュ
ール70及び穿孔モジュール100に関連した部材を制
御する。従って、コントローラ200dによって制御さ
れる部材については簡単に説明するだけとする。コント
ローラ200dは、様々な用紙搬送器モータM−5、M
−6、M−8、M−10及びM−11、及び折り曲げ器
モータM−7を制御し、モータM−9及び反転器クラッ
チ90aを制御することにによって反転器ディスク90
を、また送風器モータ94a及び(モータ90aのオン
・オフ切り換え用の)送風器ソレノイド94bを制御す
ることによって送風器94を、さらにコンプレッサ10
6a、パンチソレノイド106b及び位置決めソレノイ
ド106cを制御することによって穿孔器106を制御
する。コントローラ200dは、ジャムスイッチ及びジ
ャムバイパスから直流信号の形式の入力も受け取る。8
つのジャムスイッチJ1〜J8(図3を参照)が設けら
れている。ジャムバイパスは、診断を助けるために多機
能書類統合装置がジャムスイッチを無視して作動できる
ようにする(公知の技術である)。
続性を維持できる適当な速度で作動する。また、用紙反
転器90及び折り曲げ器80の入口に用紙センサを設け
ることによって、これらの装置を通る用紙の流れを正確
に制御することができる。新規であって自明ではないと
考えられる本発明の制御機能は、用紙フィーダユニット
50及び60から搬送される書類用紙に付けられた機械
可読情報に基づいてフィーダユニット50及び60が作
動する方法に関するものである。従って、用紙フィーダ
制御についてさらに詳細に説明する。
る様々な状態を示す状態図である。用紙ジャムや他の故
障が発生していないと仮定すると、各用紙フィーダユニ
ットは4つの状態を循環する。すなわち、a)用紙フィ
ーダユニットのすべて(図3の例ではユニット50及び
60)が用紙送りを開始できる作動可能状態、b)用紙
フィーダユニットが用紙を送る処理中である使用状態、
c)用紙フィーダユニットから送られた書類の一部の終
了を表示し、従って別の用紙フィーダユニットからの送
りに切り換える必要を表示する機械可読情報を用紙フィ
ーダユニットのスキャナが読み取った転換状態(Xsitio
n) 、及びd)他のフィーダユニットが使用中で用紙を
送っている時の待機状態を循環する。図8を参照しなが
ら、1つの用紙フィーダユニットが循環する状態につい
て以下に説明する。図8の状態図は、本発明の書類統合
装置に使用されている1つの用紙フィーダユニットに当
てはまる。各用紙フィーダユニットは、図8に示されて
いる同一選択範囲の状態を循環する。フィーダユニット
の状態が、他のフィーダユニットの状態と共に、そのフ
ィーダユニットが実行している機能によって決まること
がわかるであろう。
されず、昇降トレイ上の用紙束の上部が適当な上方位置
(無端フィーダベルト56、66よりも下方)にあり、
フィーダ昇降トレイ(52、62)がロック位置にある
まで、用紙フィーダユニットは作動不可能状態のままで
ある。上記3つの条件が整った時、フィーダユニットが
作動可能状態に移行する。フィーダユニットは、他のす
べてのフィーダユニットも作動可能状態になるまで、作
動可能状態のままになっている。上記フィーダユニット
が書類の最初の用紙を送るフィーダユニットであるとす
ると、その場合にはオペレータがそのフィーダユニット
上の制御盤のスタートボタンを押して、書類統合処理手
順を開始させる。スタートボタンの作動が、本発明の書
類統合装置に必要とされる、ユーザが与える唯一の情報
である。もちろん、スタート信号を電子的に与えること
もできる。
ニットが使用状態へ移行し、そこに入っている用紙束の
上部から用紙を送り始める。他方のフィーダユニットは
待機状態へ移行しているので、命令を受けた時に使用状
態へ進み、用紙送りを開始できる準備ができている。各
用紙は用紙束から送られる時、別の用紙フィーダユニッ
トへ切り換える必要があることを表示する機械可読情報
がそれに付いていないかが調べられる。(図3に示され
ているように)2つの用紙フィーダユニットだけが設け
られている場合、必要な情報は、送りを他方の用紙フィ
ーダユニットへ切り換えることだけである。3つ以上の
用紙フィーダユニットが用いられている場合、どの用紙
フィーダユニットへ送りを切り換えるかを表示する情報
も用紙上の機械可読情報として付け加える必要がある。
本実施例では、用紙が用紙束( 54または64) の上部
から送り出された後まで、機械可読情報を読み取れな
い。従って、本実施例では、用紙フィーダユニットを切
り換える必要がある時、ある用紙に付けられている機械
可読情報が、次の用紙を別の用紙フィーダユニットから
送り出す必要があることを表示する(例えば、用紙3が
オーバサイズ用紙を挿入する前の最後の普通紙である場
合、次の用紙(用紙4)の送り出しをオーバサイズ用紙
フィーダユニットに切り換える必要があることを表示す
る機械可読情報が用紙3に付けられている)。ページ番
号順になった用紙群のこの最後の用紙が送られた後、用
紙フィーダユニットは転換状態に移行してから、待機状
態になる。同時に、用紙送りを開始する信号が、他の適
当な用紙フィーダユニットへ送られる。他の用紙フィー
ダユニットが使用中になると、先に作動していた用紙フ
ィーダユニットは待機状態に移行する。
れている図3の例では、一方の用紙フィーダユニット
は、他方のフィーダユニットが使用状態から転換状態へ
移行したことを検出した時点で、待機状態から使用状態
へ切り換わる。
機状態への転換を、すでに待機状態にあるフィーダユニ
ットは、用紙送り開始を指示する信号として解釈する。
従って、その用紙フィーダユニットは、他方の用紙フィ
ーダユニットが転換状態になった時に使用状態に戻る。
時に発生する故障について説明する。活動中(使用中)
のフィーダユニットに用紙ジャムが発生するか、他のフ
ィーダユニットが待機中に他のフィーダが用紙ジャムを
検出した場合、使用中のフィーダユニットは故障状態に
入る。ジャムがクリアされるまで、そのフィーダユニッ
トは故障状態のままになっている。ジャムがクリアされ
た時、フィーダユニットは電源オフ状態に入る。電源オ
フ状態にある時にフィーダユニットのスタートボタンを
押すか、そのフィーダユニットが電源オフ状態にある時
に他方のフィーダユニットを待機状態へ切り換えると、
そのフィーダユニットは使用状態に戻る。あるいは、該
フィーダユニットが電源オフ状態にある時、該フィーダ
ユニットのストップボタンを押すか、他方のフィーダユ
ニットを作動可能状態へ進めると、該フィーダユニット
は作動可能状態へ移行する。
の昇降トレイ上の用紙束の上部が感知されない場合、フ
ィーダユニットは送り誤り状態に入る。これは、例えば
フィーダユニット内の用紙源が不足した時に発生する。
スタートボタンを押してフィーダユニットを使用状態へ
戻すか、ストップボタンを押してフィーダユニットを停
止状態にするまで、フィーダユニットは送り誤り状態の
ままになっている。そのフィーダユニットは、それの用
紙経路がクリアされ、他方のフィーダユニットが停止状
態または作動可能状態に入るまで、停止状態のままにな
っている。その後、フィーダユニットは作動可能状態に
戻る。
全セット(すなわち全ジョブ)が終了したことを表示す
る機械可読マークを用紙から読み取ると、フィーダユニ
ットは停止状態に入る。ストップボタンを押すか、該フ
ィーダユニットが使用状態にある間に他方のフィーダユ
ニットが停止状態になった場合も、そのフィーダユニッ
トは停止状態になることができる。前述したように、フ
ィーダユニットは、それの用紙経路がクリアされ、他方
のフィーダユニットが停止状態または作動可能状態にな
った時、停止状態から作動可能状態へ移行する。
も、故障は発生する。ストップボタンを押すか、フィー
ダユニットが使用状態にある間に他方のフィーダユニッ
トが停止状態に入った場合、そのフィーダユニットは停
止状態へ移行する。あるいは、他方のフィーダユニット
が故障状態に入るか、待機状態にある該フィーダユニッ
トにジャムが発生した場合、そのフィーダユニットはア
ップセット状態に入る。他方のフィーダユニットに故障
が発生した場合、該フィーダユニットは待ち状態にな
り、他方のフィーダユニットが使用状態に戻る(その場
合、該フィーダユニットは待機状態になる)か、他方の
フィーダユニットが作動可能状態に移行するか、ストッ
プボタンが押される(その場合、該フィーダユニットは
作動可能状態に移行する)まで、待ち状態のままになっ
ている。待機状態中のフィーダユニットにジャムが発生
した場合、そのジャムがクリアされるまで、そのフィー
ダユニットはアップセット状態のままになっている。ジ
ャムがクリアされた時点で、そのフィーダユニットは待
ち状態になり、前述のようにそれを待機または作動可能
状態へ移行させる適当な処置がとられるまで、その状態
にある。
及び60を制御する際にコントローラ200a及び20
0bが使用するフローチャートである。書類統合装置3
0の電源をオンした後、段階1、ST1(以下の説明で
は、すべての段階をSTと省略して呼ぶ)において、入
出力の初期化が行われる。ST1において、入出力ポー
トは入力部または出力部として準備され、フィーダユニ
ット間を直列連通させ、ディスプレーをクリアする。内
部レジスタ制御を中断して、タイマーを適当な値に設定
し、すべての電子機械式装置をオフにする。ST2にお
いて、変数の初期化が行われる。ST2において、用紙
経路内の用紙の数び送られた用紙の数等のプログラム変
数がクリアされる。すべてのソフトウェアタイマーがゼ
ロに設定される。ST3において、すべてのジャムスイ
ッチがクリアされており、フィーダユニットが作動可能
状態にあるかが判断される。ST3の結果がノーであれ
ば、ST4Bにおいてフィーダユニットが作動不可能状
態のままとなる。ST3の結果がイエスであれば、ST
4Aにおいてフィーダユニット状態が作動可能に変わ
る。ST5A- Eにおいて、フィーダユニットのキーパ
ッド及び昇降器ボタンからの入力が監視される。また、
他方のフィーダユニットの状態も監視される。この入力
情報に基づいて、該フィーダユニットの状態が更新さ
れ、状態が変化している場合には他方のフィーダユニッ
トへ伝えられる。また、変化があった場合、フィーダユ
ニットの状態が制御盤に表示される。ST6において、
このフィーダユニットが使用中であるかが判断される。
フィーダユニットが使用中でなければ、ST7におい
て、他方のフィーダユニットが使用中であるかが判断さ
れる。いずれのフィーダユニットも使用中でない場合、
制御はST3へ戻り、いずれかのフィーダユニットが使
用状態になるまで、そのフィーダユニットは作動可能状
態のままになっている(またはおそらく作動不可能状態
に変化する)。
ィーダユニットが使用中である。従って、ST8で該フ
ィーダユニットのモータがオンになり、ST9で該フィ
ーダユニットの状態が待機に変わる。待機状態にある
時、ST10A及びST10Cにおいて該フィーダユニ
ットのキーパッド動作及び他方のフィーダユニットの状
態が監視される。該フィーダユニットの状態の変化がS
T10Bで行われ、その結果がST10Dで表示され
る。ST11において他方のフィーダユニットの転換状
態が検出されるまで、該フィーダユニットはそれ自身及
び他方のフィーダユニットの状態を連続的に監視する。
他方のフィーダユニットが転換状態であることが検出さ
れた時、ST12において該フィーダユニットの状態が
使用中に変化する。制御はST14Aへ進む。
ユニットが使用状態にある(すなわちST6の結果がイ
エスである)場合、制御はST13へ進み、該フィーダ
ユニットのモータがオンになる。次に、制御がST14
Aへ進む。使用状態の時、キーパッド動作及び他方のフ
ィーダユニットの状態が、それぞれST14A及びST
14Cで監視される。該フィーダユニットの状態の変化
はST14Bで行われ、ST14Dで制御盤に表示され
る。該フィーダユニットの状態が使用中である場合、S
T15において出口スタッカ112が作動可能状態にあ
るかが判断される。(先のジョブのアンローディング後
にスタッカトレイが降下したままである場合、フィーダ
ユニットのスタートボタンを押せば、フィーダユニット
が使用状態になるが、スタッカトレイが適正レベルへ上
昇するまで、送りが遅れる。その間、フィーダユニット
が送り作動可動状態にあるというメッセージをスタッカ
がフィーダユニットから受け取った時、スタッカは自動
的にスタッカトレイを適正レベルに調節する。これが達
成された時、スタッカは作動可能であるというメッセー
ジをフィーダユニットへ送る。)スタッカが作動不可能
である時、ST15においてスタッカが作動可能である
と判断されるまで、フィーダユニットはST14A〜1
4Dを循環している。
ると判断された時、そのフィーダユニットの用紙束の最
上層の用紙が送られる。(用紙送りは、ST20で実際
に開始される。ST15及びST20間はわずかに2〜
3マイクロ秒である。)用紙が送られた後、ST16で
その用紙上の機械可読マークが読み取られる。ST17
Aで用紙ジャムが監視され、ST17Bでキーパッド動
作が監視され、ST17Dで他方のフィーダユニットの
状態変化が監視される。該フィーダユニットの状態変化
はST17Cで行われ、ST17Eで制御盤に表示され
る。送られた用紙にトレイ切り換えのバーコードが付い
ている場合、ST19で該フィーダユニットが待機状態
に変化する。送られた用紙にトレイ切り換えバーコード
が付いていない場合、制御はST19へ進む。ST19
では、次の用紙を送る時間であるかが判断される。この
判断は、ソフトウェアタイマー(従来形)の値に基づい
て実施される。ソフトウェアタイマーは、各送りサイク
ルの開始時に始動する。用紙サイズで決められたタイマ
ー値で、次の送りが開始される。ST19の結果がイエ
スである場合、ST20において従来通りの用紙送りサ
イクルが開始されて、制御はST16へ戻る。次の用紙
を送る時間ではない場合、制御がST21へ進んで、バ
ーコードリーダによって読み取られた最後の用紙がジョ
ブ終了バーコードを含んでいたかが判断される。先に送
られた用紙がジョブ終了バーコードを含んでいた場合、
ST22においてシステム運転停止が開始されて、制御
はST2へ戻る。ジョブ終了バーコードが読み取られな
かった場合、制御はST16へ進む。
プションを加えることもできる。例えば、書類の各用紙
に、その用紙のページ番号を表すバーコードを付けるこ
ともできる。共通用紙経路バーコードリーダ108を共
通用紙経路に沿って(例えば真空搬送器96または10
2に沿って)設けることができる。バーコードリーダ1
08は、各用紙が共通用紙経路に沿って送られる時に、
それからページ番号を表すバーコードを読み取る。用紙
の順序が狂っていると判断された場合、書類統合装置の
ソフト停止が実行され、適当なエラー信号が発生する。
先の書類コピーの最後の用紙がスキャナ108を通過し
た直後に書類の第1用紙が送られた時、それをエラーと
して検出しないようにするため、オペレータは書類の用
紙の合計枚数をコントローラ200に入力しておかなけ
ればならない。これにより、ページ番号順に関する機械
可読情報を各用紙に付けることができる。この機械可読
情報は、共通用紙経路に沿って配置された照合スキャナ
108によって走査される。
定のユーザ入力命令に基づいた用紙折り曲げ作業を実施
するように段取りされている。例えば、ユーザは、用紙
折り曲げ器80で実施する作業を、用紙をZ字形に折り
曲げる、用紙をC字形に折り曲げる、用紙を折り曲げな
いで用紙折り曲げ器80を通過させる(バイパスモー
ド)モード間で変更することができる。用紙をZ字形に
折り曲げる用紙経路及び用紙をC字形に折り曲げる用紙
経路は、図4及び5を参照しながら説明済みである。一
般的に、11×17”用紙はZ字形に折り曲げられ、1
1×16”用紙はC字形に折り曲げられる。用紙束54
の挿入用紙が例えば81/2 ×11”用紙であれば、用紙
折り曲げ器80を通過する。
示する機械可読情報を用紙束54の挿入用紙に付けるこ
とも可能である。その場合、この機械可読折り曲げ情報
は、用紙折り曲げ器80を制御するコントローラ(本実
施例ではコントローラ200d)によって利用されて、
用紙折り曲げ器80が適当な折り曲げ作業を実施できる
ようにする。用紙に付けられた折り曲げ情報は、例えば
用紙をZ字形に折り曲げる、用紙をC字形に折り曲げ
る、用紙を折り曲げないという指示のいずれかを用紙折
り曲げ器80に与えることができる。用紙折り曲げ器8
0がこのように作動していれば、同一の挿入用紙フィー
ダユニットに異なった種類の挿入用紙を入れることがで
きる。これによって、書類統合装置30に必要なフィー
ダユニットの数を減らすことができる。
ットを作製するため、図12に示されている結像装置2
00を用いて、メモリに電子的に記憶されている書類の
用紙にバーコードを付けることができる。変更例とし
て、書類の多数のコピーを作製する前に、事前にコード
化したバーコードラベルを書類の対応の用紙に張り付け
ることもできる。81/2 ×11”用紙を中心にして、Z
字形に折り曲げた挿入用紙を20、33〜35、40、
70〜75及び91の各ページに挿入する100ページ
の書類の例で説明すると、連続ページ番号順の用紙を含
む書類の各部分の最後に位置する挿入及び普通紙に、用
紙送り作業の切り換えを指示するバーコードを印刷す
る。この場合、バーコードを付ける普通紙は、少なくと
も19、32、39、69及び90の各ページの用紙に
なる。送り作業を切り換える必要があることを表示する
バーコードを付けるオーバサイズ挿入用紙は、少なくと
も20、35、40、75及び91の各ページの用紙に
なる。書類の最後の用紙(ページ番号100)は書類の
最初の用紙(ページ番号1)と同じ形式の用紙(普通サ
イズ)に印刷されるので、用紙100を送った後に切り
換え命令を必要としない。普通紙フィーダユニット60
は、先のコピーの用紙100を送った直後に書類の次の
コピーの用紙1を送るだけである。書類の最後で用紙フ
ィーダユニットの切り換えが必要な場合、書類フィーダ
ユニット間の切り換えを実施するための適当なコードを
書類の最後のページに付ける。
ットを作製する結像装置は、いずれの従来形複写機でも
よい。図12は、ゼロックスドクテック(DOCHTECH)印刷
装置を示しており、これを使用して、電子的に記憶され
ているページの像にバーコードを付けることができる。
用紙(電子的に記憶された用紙または従来の光結像方法
によって結像されている用紙)上にバーコードを付ける
ことは、従来から知られている。例えば、共に本出願と
同じ譲受人に譲渡されているジョン・L・ルーク(Rourk
e)の米国特許第4,970,554号及びジョン・L・
ルークらの第4,757,348号、及びオジャ(Ojha)
の米国特許第4,987,447号を参照されたい。従
って、米国特許第4,970,554号、第4,75
7,348号及び第4,987,447号の開示内容
は、引例として本説明に含まれる。複写機200には、
スキャナ部206と、コントローラ部207及び印刷部
208とが設けられている。ドクテック印刷装置にはさ
らに、会話形タッチスクリーン262、キーボード26
4及びマウス266からなるオペレータコントローラ/
CRTディスプレー装置を含むユーザインターフェース
(UI)252が設けられている。UI252は、用紙
の綴じ縁部へバーコードを付ける作業を制御するために
使用される。複写機にはさらに、書類統合装置30の各
用紙フィーダユニットに入れられる用紙束を形成するス
タッカ部220が設けられている。
刷装置である。しかし、本発明は、インクジェット形、
粒子線写真形等の他の形式の印刷装置にも使用できる。
スキャナ部206には、書類を一度プラテンに循環させ
ることによってその書類の番号順に並んだ多数のコピー
を作製できるADH(自動書類ハンドラ)が設けられて
いる(本実施例では、書類の同一サイズの用紙だけを一
度にADHに循環させる)。ページ像を予め電子的にメ
モリに記憶する場合、ADHは必要ない。書類のページ
番号順の部分セットが作製されて、ページ番号順の各部
分セットが書類統合装置30の個別の用紙フィーダユニ
ットに入れられる。本実施例では、普通紙フィーダユニ
ット60には、1〜19、21〜32、36〜39、4
1〜69、76〜90及び92〜100のページ群を繰
り返し連続して含む書類のページ番号順の複数の部分セ
ットが入っている。オーバサイズ挿入用紙フィーダユニ
ット50には、書類内のオーバサイズ用紙のページ番号
順の複数の部分セットが入っている。従って、オーバサ
イズ挿入用紙フィーダユニット50には、20、33〜
35、40、70〜75及び91のページ群が繰り返し
連続して入っている。
通紙を含む書類の複数の分離していないページ番号順の
部分セットを印刷するために使用される。書類の挿入用
紙位置の直前に位置する各普通紙には、書類の挿入用紙
が後続することを表示する機械可読マークが印刷され
る。普通紙のページ番号順の用紙束が作製されてから、
普通紙フィーダユニット60に入れられる。あるいは、
書類統合装置30を「インライン」式に印刷装置200
に組み込む場合、ページ番号順の普通紙列を、普通紙フ
ィーダユニット60に取り付けられた入口に直接に送る
ことができる。挿入用紙を挿入用紙フィーダユニット5
0から送るために普通紙スキャナ69を通過する用紙の
送りが定期的に中断されるので、、印刷装置200によ
って実行される印刷作業を中断させないようにするため
に、普通紙入口の上流側で用紙を遮断する何らかの手段
が必要である。例えば、底部送り書類ハンドラによって
このように遮断することができる。
て、1つまたは複数のそれぞれの挿入フィーダユニット
へ送られる。本実施例では、オーバサイズ挿入用紙のす
べてが印刷され、送り出されて、書類の複数の部分コピ
ーを含むオーバサイズ用紙の1つのページ番号順の用紙
束を形成している。普通紙の送り出し中に書類統合装置
30を「インライン」式に複写機に組み込んでいる場
合、普通紙の印刷の前に、オーバサイズ用紙が印刷され
る。しかし、書類統合装置が印刷装置から「オフライ
ン」式に作動する場合、各用紙フィーダユニットの内容
物は、いつでも独立的に作製できる。
トに入れられた後、オペレータは、ページ1を送り出す
用紙フィーダユニットのスタートボタンを押すことによ
って、書類統合処理を開始する。本実施例では、普通紙
フィーダユニット60のスタートボタンを押すと、用紙
が用紙フィーダユニット60から入口を通って最終目的
地(スタッカユニット114)へ迅速に連続して送られ
る。普通紙は、入口を通過する時に、スキャナ69によ
って走査される。スキャナ69が普通紙上に挿入用紙が
後続することを表す機械可読マークを検出した時、その
入口からの普通紙の送りが停止される。次に、1枚また
は複数枚の挿入用紙が挿入用紙フィーダユニット50か
ら迅速に連続して送られる。挿入用紙も、用紙スキャナ
59で走査されながら、最終目的地114へ送られる。
用紙スキャナ59が、挿入作業の終了を表す機械可読マ
ークを挿入用紙上に検出した時、用紙フィーダユニット
50からの挿入用紙の送りが停止され、用紙フィーダユ
ニット60からの普通紙の迅速な連続送りが再開され
る。複数の挿入用紙フィーダユニットが設けられている
場合、挿入用紙の送りを1つの挿入用紙フィーダユニッ
トから別のフィーダユニットへ切り換えることができ
る。挿入用紙の1枚がコントローラ200にフィーダユ
ニット60からの普通紙送りの再開を指示するまで、挿
入用紙フィーダユニットからの挿入用紙の送りに切り換
えられたまま継続される。本実施例では、ジョブの終了
を表示する機械可読マークが付けられた用紙が読み取ら
れるまで、用紙フィーダユニット50及び60のいずれ
かからの用紙の送りが継続される。ジョブ終了読み取り
時点で、すべての用紙送りが停止して、書類のページ番
号順の完全な複数のコピーがスタッカ114に積み重ね
られている。
たが、様々な変更を加えることができることは、当業者
には明らかであろう。従って、上記の本発明の好適な実
施例は、説明のためのものであって、制限するものでは
ない。本発明の精神の範囲内において様々な変更を加え
ることができる。
の端面図であり、挿入用紙の1つは折り曲げられていな
い状態で、別の挿入用紙は折り曲げられた状態で示され
ている。
折り曲げられた用紙の端面図である。
てから、すべての用紙を用紙スタッカトレイに載置する
前に穿孔することができる本発明による書類統合装置の
側面概略図である。
を実施する折り曲げ器及び用紙反転器を通って、図3の
書類統合装置の共通用紙経路に達するまでのオーバサイ
ズ用紙の移動経路を示している。
器を通るオーバサイズ挿入用紙の移動経路を示してい
る。
り、用紙の綴じ部分に沿って設けられた抜き孔及び機械
可読マークの位置を示している。
図である。
の状態図である。
トを制御する手順を示すフローチャートのその1であ
る。
ットを制御する手順を示すフローチャートのその2であ
る。
ットを制御する手順を示すフローチャートのその3であ
る。
し、これらの用紙に機械可読マークを付けることができ
る印刷装置の斜視図である。
マーク、59,69 スキャナ、60 普通紙フィーダ
ユニット、114 スタッカ
Claims (1)
- 【請求項1】 入口から送られるページ番号順の普通紙
列に挿入用紙を挿入して書類の複数の完全なセットを含
む番号順の用紙束を形成できるようになっており、書類
の少なくとも一部の用紙には、書類の用紙列または用紙
束に含まれているページ番号順の連続部分の最後を示
し、且つ、用紙を送り出すための別の用紙フィーダへの
切り換えが必要であることを示す機械可読マークが印刷
されている装置であって、 a)作動時に普通紙を入口から最終位置へ向けて送り出
すための普通紙フイーダと、 b)前記普通紙フイーダによって送られた普通紙に付け
られた機械可読マークを読み取るための普通紙スキャナ
と、 c)1つまたは複数の挿入用紙フイーダユニットであっ
て、各々が、 i)作動時に、挿入用紙を最終位置へ向けて送り出す挿
入用紙フイーダと、 ii)送り出される挿入用紙に付けられた機械可読マー
クを読み取る挿入用紙スキャナとを含む挿入用紙フイー
ダユニットと、 d) i)スタート信号または作動中の用紙フイーダ内の用紙
に付けられた機械可読マークに基づいて、どの用紙フイ
ーダを作動させるかを決定して、前記入口及び前記1つ
または複数の挿入用紙フイーダユニットからページ番号
順の完全な用紙列を維持できるようにするものであっ
て、前記スタート信号が受信され用紙が送り出された後
に、現在作動されていない用紙フィーダの用紙スキャナ
からの出力ではなく現在作動されている用紙フィーダの
用紙スキャナからの出力に基づいて、現在作動されてい
る用紙フィーダとは別の用紙フィーダを作動させるかど
うかを決定し、且つ、 ii)前記決定に基づいて用紙フイーダの1つを選択的
に作動させ、また作動させる用紙フイーダ以外のすべて
の用紙フイーダを同時に不作動化させるための制御手段
と、 e)最終位置に配置されて、ページ番号順に前記用紙フ
イーダから送り出された用紙を、書類の多数の完全なペ
ージ番号順のセットとして受け取るための手段とを有し
ていることを特徴とする多機能書類統合装置。
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