JP3283565B2 - フィルタ取付機の不良巻製品排除装置 - Google Patents
フィルタ取付機の不良巻製品排除装置Info
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- JP3283565B2 JP3283565B2 JP07090092A JP7090092A JP3283565B2 JP 3283565 B2 JP3283565 B2 JP 3283565B2 JP 07090092 A JP07090092 A JP 07090092A JP 7090092 A JP7090092 A JP 7090092A JP 3283565 B2 JP3283565 B2 JP 3283565B2
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-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A24—TOBACCO; CIGARS; CIGARETTES; SIMULATED SMOKING DEVICES; SMOKERS' REQUISITES
- A24C—MACHINES FOR MAKING CIGARS OR CIGARETTES
- A24C5/00—Making cigarettes; Making tipping materials for, or attaching filters or mouthpieces to, cigars or cigarettes
- A24C5/32—Separating, ordering, counting or examining cigarettes; Regulating the feeding of tobacco according to rod or cigarette condition
- A24C5/34—Examining cigarettes or the rod, e.g. for regulating the feeding of tobacco; Removing defective cigarettes
- A24C5/345—Removing defective cigarettes
Landscapes
- Manufacturing Of Cigar And Cigarette Tobacco (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、紙巻たばこにフィル
タを取り付けるフィルタ取付機に係わり、特に、フィル
タ取付機にてフィルタ付き紙巻たばこが製造されると
き、その不良巻製品を排除するフィルタ取付機の不良巻
製品排除装置に関する。
タを取り付けるフィルタ取付機に係わり、特に、フィル
タ取付機にてフィルタ付き紙巻たばこが製造されると
き、その不良巻製品を排除するフィルタ取付機の不良巻
製品排除装置に関する。
【0002】
【従来の技術】フィルタ取付機いわゆるフィルタアタッ
チメントは、紙巻たばこを製造する巻上機の後段に接続
され、この巻上機から供給される紙巻たばこにフィルタ
を装着するために使用されている。具体的には、フィル
タアタッチメントは、巻上機側から供給される同軸の2
本の紙巻たばこを一定の間隔を存し且つ吸引しながら搬
送する搬送経路を備えており、この搬送経路上を紙巻た
ばこが基準速度で搬送される過程において、紙巻たばこ
にフィルタが装着されることになる。すなわち、搬送経
路上にて、2本の紙巻たばこ間にフィルタプラグが配置
され、そして、これらフィルタプラグと2本の紙巻たば
こ相互にチップペーパ片が巻付けられることで、これら
の接続がなされ、これにより、2本分のフィルタ付き紙
巻たばこ、いわゆるダブル巻製品が先ず形成される。こ
の後、搬送経路上をダブル巻製品が搬送される過程にお
いて、ダブル巻製品は、そのフィルタプラグの中央から
切断されて、個々のフィルタ付き紙巻たばこ、いわゆる
シングル巻製品となり、そして、シングル巻製品はフィ
ルタアタッチメントから後段の包装機に向けて供給され
ることになる。
チメントは、紙巻たばこを製造する巻上機の後段に接続
され、この巻上機から供給される紙巻たばこにフィルタ
を装着するために使用されている。具体的には、フィル
タアタッチメントは、巻上機側から供給される同軸の2
本の紙巻たばこを一定の間隔を存し且つ吸引しながら搬
送する搬送経路を備えており、この搬送経路上を紙巻た
ばこが基準速度で搬送される過程において、紙巻たばこ
にフィルタが装着されることになる。すなわち、搬送経
路上にて、2本の紙巻たばこ間にフィルタプラグが配置
され、そして、これらフィルタプラグと2本の紙巻たば
こ相互にチップペーパ片が巻付けられることで、これら
の接続がなされ、これにより、2本分のフィルタ付き紙
巻たばこ、いわゆるダブル巻製品が先ず形成される。こ
の後、搬送経路上をダブル巻製品が搬送される過程にお
いて、ダブル巻製品は、そのフィルタプラグの中央から
切断されて、個々のフィルタ付き紙巻たばこ、いわゆる
シングル巻製品となり、そして、シングル巻製品はフィ
ルタアタッチメントから後段の包装機に向けて供給され
ることになる。
【0003】一方、フィルタアタッチメントには、紙巻
たばこ自体に不良が発生している場合や、ダブル巻製品
及びシングル巻製品に不良巻製品が発生した場合、その
不良巻製品を搬送経路の外側に排除する排除装置が組み
込まれている。この排除装置は、搬送経路の途中に、ダ
ブル巻製品の段階で、その不良巻製品を排除する前側排
除点、また、シングル巻製品の段階で、その不良巻製品
を排除する後側排除点を有しており、これら排除点に不
良巻製品が到達した時点で、その排除点にて不良巻製品
を搬送経路の外側に排除するものとなっている。
たばこ自体に不良が発生している場合や、ダブル巻製品
及びシングル巻製品に不良巻製品が発生した場合、その
不良巻製品を搬送経路の外側に排除する排除装置が組み
込まれている。この排除装置は、搬送経路の途中に、ダ
ブル巻製品の段階で、その不良巻製品を排除する前側排
除点、また、シングル巻製品の段階で、その不良巻製品
を排除する後側排除点を有しており、これら排除点に不
良巻製品が到達した時点で、その排除点にて不良巻製品
を搬送経路の外側に排除するものとなっている。
【0004】ここで、排除点での不良巻製品の排除制御
に関しては、搬送経路上での巻製品の搬送速度が非常に
高速であることから、高速の応答性が要求され、このた
め、不良巻製品の排除には圧縮空気が利用されている。
すなわち、排除点と空圧源との間を接続する空圧経路に
電磁弁を介挿し、この電磁弁を高速で開閉することで、
排除点に向けての圧縮空気の噴出を制御して、不良巻製
品の排除がなされるようになっている。
に関しては、搬送経路上での巻製品の搬送速度が非常に
高速であることから、高速の応答性が要求され、このた
め、不良巻製品の排除には圧縮空気が利用されている。
すなわち、排除点と空圧源との間を接続する空圧経路に
電磁弁を介挿し、この電磁弁を高速で開閉することで、
排除点に向けての圧縮空気の噴出を制御して、不良巻製
品の排除がなされるようになっている。
【0005】ところで、電磁弁に向け開弁指令が供給さ
れても、この電磁弁から排除点に向けて供給される圧縮
空気の噴出圧つまり排除点側での排除圧の立ち上がりに
遅延が生じ、このため、電磁弁への開弁指令の出力時点
は、不良巻製品の検出から、その不良巻製品が排除点に
達するまでの到達所要時間と、排除圧の立ち上がりに要
する時間、すなわち遅延時間とを考慮して設定されてい
る。
れても、この電磁弁から排除点に向けて供給される圧縮
空気の噴出圧つまり排除点側での排除圧の立ち上がりに
遅延が生じ、このため、電磁弁への開弁指令の出力時点
は、不良巻製品の検出から、その不良巻製品が排除点に
達するまでの到達所要時間と、排除圧の立ち上がりに要
する時間、すなわち遅延時間とを考慮して設定されてい
る。
【0006】また、電磁弁の開弁時間に関しては、不良
巻製品に続き、良品の巻製品が圧縮空気の噴出により排
除されたりしないように設定されている。
巻製品に続き、良品の巻製品が圧縮空気の噴出により排
除されたりしないように設定されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】電磁弁への開弁指令の
出力時点を決定するにあたっては、前記到達所要時間及
び遅延時間が夫々一定時間でなければならない。このた
めには、フィルタアタッチメントの機械速度つまり搬送
経路の搬送速度が一定であり、しかも、電磁弁の開弁
時、電磁弁から排除点に向かう圧縮空気の流量つまり不
良巻製品の排除圧の立ち上がりもまたは一定の範囲内に
あることが必要となる。
出力時点を決定するにあたっては、前記到達所要時間及
び遅延時間が夫々一定時間でなければならない。このた
めには、フィルタアタッチメントの機械速度つまり搬送
経路の搬送速度が一定であり、しかも、電磁弁の開弁
時、電磁弁から排除点に向かう圧縮空気の流量つまり不
良巻製品の排除圧の立ち上がりもまたは一定の範囲内に
あることが必要となる。
【0008】この点、排除圧の立ち上がりに関しては、
空圧源の圧縮空気圧を一定に維持することで容易に対処
可能であるけれども、近年、フィルタアタッチメント
は、巻上機側での場合と同様に、巻製品の搬送速度を段
階的に可変したり、また、搬送速度がその定常速度に達
するまでの過程であっても正常に運転できることが要求
されている。
空圧源の圧縮空気圧を一定に維持することで容易に対処
可能であるけれども、近年、フィルタアタッチメント
は、巻上機側での場合と同様に、巻製品の搬送速度を段
階的に可変したり、また、搬送速度がその定常速度に達
するまでの過程であっても正常に運転できることが要求
されている。
【0009】しかしながら、従来の不良品排除制御にあ
っては、巻製品の搬送速度が一定であることを前提とし
ていることから、その搬送速度が変化すると、前述した
到達所要時間、すなわち、その検出から不良巻製品が排
除点に達するまでの時間もまた変化することから、この
場合には、電磁弁の開弁時点が適切にならず、排除点に
て不良巻製品の排除を正確に行えないことになる。
っては、巻製品の搬送速度が一定であることを前提とし
ていることから、その搬送速度が変化すると、前述した
到達所要時間、すなわち、その検出から不良巻製品が排
除点に達するまでの時間もまた変化することから、この
場合には、電磁弁の開弁時点が適切にならず、排除点に
て不良巻製品の排除を正確に行えないことになる。
【0010】この発明は、上述した事情に基づいてなさ
れたもので、その目的とするところは、搬送経路上での
巻製品の搬送速度が基準速度に達する前であっても、電
磁弁の開弁時点や開弁時間を適切に設定し、排除点での
不良巻製品の排除を確実に行うことができるフィルタ取
付機の不良巻製品排除装置を提供することにある。
れたもので、その目的とするところは、搬送経路上での
巻製品の搬送速度が基準速度に達する前であっても、電
磁弁の開弁時点や開弁時間を適切に設定し、排除点での
不良巻製品の排除を確実に行うことができるフィルタ取
付機の不良巻製品排除装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】フィルタ取付機の不良巻
製品排除装置は、フィルタ取付機の搬送経路に設けら
れ、ダブル若しくはシングルの巻製品を搬送経路の外側
に排除可能とする排除点と、この排除点にて圧空源から
一定圧力の圧縮空気を供給して噴出させる電磁弁と、巻
製品の不良を検出した後、この不良巻製品が排除点を通
過する際、電磁弁の開弁により排除点にて圧縮空気を所
定の出力時間だけ噴出させることにより、不良巻製品を
搬送経路側からの吸引力に打ち勝って搬送経路外に排除
する排除制御手段とを備えている。 この排除制御手段
は、不良巻製品の検出から不良巻製品が排除点に到達す
るまでの基準時間により決定される到達所要時間、並び
に、電磁弁への開弁指令から排除点にて吸引力に打ち勝
つだけの圧縮空気の噴出圧が立ち上がるのに要する遅延
時間に基づき、不良巻製品が排除点に到達する直前の時
点に設定された前記開弁指令の出力タイミングを有して
いる。 そして、不良巻製品排除装置は更に、巻製品の搬
送速度を検出する速度検出手段と、この速度検出手段に
より検出され且つ基準速度に達していない状態の搬送速
度と基準速度と間の偏差に基づいて、前記開弁指令の前
記出力タイミング及び前記出力時間をそれぞれ補正する
補正手段とを備えている。
製品排除装置は、フィルタ取付機の搬送経路に設けら
れ、ダブル若しくはシングルの巻製品を搬送経路の外側
に排除可能とする排除点と、この排除点にて圧空源から
一定圧力の圧縮空気を供給して噴出させる電磁弁と、巻
製品の不良を検出した後、この不良巻製品が排除点を通
過する際、電磁弁の開弁により排除点にて圧縮空気を所
定の出力時間だけ噴出させることにより、不良巻製品を
搬送経路側からの吸引力に打ち勝って搬送経路外に排除
する排除制御手段とを備えている。 この排除制御手段
は、不良巻製品の検出から不良巻製品が排除点に到達す
るまでの基準時間により決定される到達所要時間、並び
に、電磁弁への開弁指令から排除点にて吸引力に打ち勝
つだけの圧縮空気の噴出圧が立ち上がるのに要する遅延
時間に基づき、不良巻製品が排除点に到達する直前の時
点に設定された前記開弁指令の出力タイミングを有して
いる。 そして、不良巻製品排除装置は更に、巻製品の搬
送速度を検出する速度検出手段と、この速度検出手段に
より検出され且つ基準速度に達していない状態の搬送速
度と基準速度と間の偏差に基づいて、前記開弁指令の前
記出力タイミング及び前記出力時間をそれぞれ補正する
補正手段とを備えている。
【0012】
【作用】ダブル若しくはシングルの巻製品が搬送経路上
を基準速度で搬送されているとき、その巻製品に不良巻
製品が発生すると、排除制御手段は、前述の出力タイミ
ングにて所定の出力時間だけ、電磁弁に開弁指令が出力
される。この開弁指令の出力タイミングは、不良巻製品
が搬送経路の排除点に到達する直前の時点に適切に設定
され、開弁指令の出力時間は、不良巻製品の次に排除点
を通過する良品の巻製品までも、その排除点で排除され
ないように設定されている。そして、速度検出手段にて
検出した巻製品の搬送速度が基準速度に達していない
と、基準速度と搬送速度との間の偏差に基づき、補正手
段は、電磁弁へ開弁指令の出力タイミング及び出力時間
をそれぞれ補正する。具体的には、補正手段は、偏差が
大きければ大きいほど、開弁指令の出力タイミングを遅
延させる一方、その出力時間を長く維持すべく、これら
出力タイミング及び出力時間を補正する。
を基準速度で搬送されているとき、その巻製品に不良巻
製品が発生すると、排除制御手段は、前述の出力タイミ
ングにて所定の出力時間だけ、電磁弁に開弁指令が出力
される。この開弁指令の出力タイミングは、不良巻製品
が搬送経路の排除点に到達する直前の時点に適切に設定
され、開弁指令の出力時間は、不良巻製品の次に排除点
を通過する良品の巻製品までも、その排除点で排除され
ないように設定されている。そして、速度検出手段にて
検出した巻製品の搬送速度が基準速度に達していない
と、基準速度と搬送速度との間の偏差に基づき、補正手
段は、電磁弁へ開弁指令の出力タイミング及び出力時間
をそれぞれ補正する。具体的には、補正手段は、偏差が
大きければ大きいほど、開弁指令の出力タイミングを遅
延させる一方、その出力時間を長く維持すべく、これら
出力タイミング及び出力時間を補正する。
【0013】
【実施例】図1を参照すると、フィルタ取付機いわゆる
フィルタアタッチメントが概略的に示されている。図示
しないけれども、フィルタアタッチメントの前段には、
紙巻たばこを製造する紙巻機が接続されており、その後
段には巻リザーバを介して包装機が接続されている。
フィルタアタッチメントが概略的に示されている。図示
しないけれども、フィルタアタッチメントの前段には、
紙巻たばこを製造する紙巻機が接続されており、その後
段には巻リザーバを介して包装機が接続されている。
【0014】フィルタアタッチメントは、紙巻機から2
本ずつ紙巻たばこの供給を受けて、これらを搬送する搬
送経路を備えており、この搬送経路の始端は受取ドラム
1からなっている。この受取ドラム1は、その周面に等
間隔を存し、多数の溝を設けた溝付きドラムからなり、
各溝はその断面が半円形をなしている。すなわち、巻上
機から供給される2本の紙巻たばこは、受取ドラム1の
各溝に同軸にして受け取られるようになっている。
本ずつ紙巻たばこの供給を受けて、これらを搬送する搬
送経路を備えており、この搬送経路の始端は受取ドラム
1からなっている。この受取ドラム1は、その周面に等
間隔を存し、多数の溝を設けた溝付きドラムからなり、
各溝はその断面が半円形をなしている。すなわち、巻上
機から供給される2本の紙巻たばこは、受取ドラム1の
各溝に同軸にして受け取られるようになっている。
【0015】図1でみて、受取ドラム1の左方には、チ
ップペーパ片の巻付けドラム2が配置されており、この
巻付けドラム2と受取ドラム1との間は、ドラム列3を
介して接続されている。巻付けドラム2及びドラム列を
構成する各ドラムは、受取ドラム1と同様な溝付きドラ
ムからなっており、従って、各溝付きドラムの回転によ
り、受取ドラム1に供給された2本の紙巻たばこは、受
取ドラム1から順次左側に隣接するドラムの溝に受け渡
されながら搬送され、そして、巻付けドラム2に供給さ
れる。
ップペーパ片の巻付けドラム2が配置されており、この
巻付けドラム2と受取ドラム1との間は、ドラム列3を
介して接続されている。巻付けドラム2及びドラム列を
構成する各ドラムは、受取ドラム1と同様な溝付きドラ
ムからなっており、従って、各溝付きドラムの回転によ
り、受取ドラム1に供給された2本の紙巻たばこは、受
取ドラム1から順次左側に隣接するドラムの溝に受け渡
されながら搬送され、そして、巻付けドラム2に供給さ
れる。
【0016】また、2本の紙巻たばこがドラム列3の終
端に位置する整列ドラム4に達する以前において、2本
の紙巻たばこの間には所定の間隔が確保され、この後、
整列ドラム4の溝に2本の紙巻たばこが供給されるとき
には、これら紙巻たばこの間にフィルタプラグが配置さ
れるようになっている。すなわち、ドラム列3の1つの
ドラムには、その周面に沿って延びる離間ガイドが固定
して配置されており、これにより、2本の紙巻たばこが
離間ガイドを通過するとき、この離間ガイドによって、
これら紙巻たばこは、ドラムのその溝内で互いに軸線方
向に所定の距離だけ離間されるものとなっている。な
お、受取ドラム1から整列ドラム4までの紙巻たばこの
搬送の流れは、図2中A1領域で示されており、このA1
領域中、破線で示した三角形は前記離間ガイドを示し、
また、参照符号TSは紙巻たばこを示している。
端に位置する整列ドラム4に達する以前において、2本
の紙巻たばこの間には所定の間隔が確保され、この後、
整列ドラム4の溝に2本の紙巻たばこが供給されるとき
には、これら紙巻たばこの間にフィルタプラグが配置さ
れるようになっている。すなわち、ドラム列3の1つの
ドラムには、その周面に沿って延びる離間ガイドが固定
して配置されており、これにより、2本の紙巻たばこが
離間ガイドを通過するとき、この離間ガイドによって、
これら紙巻たばこは、ドラムのその溝内で互いに軸線方
向に所定の距離だけ離間されるものとなっている。な
お、受取ドラム1から整列ドラム4までの紙巻たばこの
搬送の流れは、図2中A1領域で示されており、このA1
領域中、破線で示した三角形は前記離間ガイドを示し、
また、参照符号TSは紙巻たばこを示している。
【0017】一方、整列ドラム4の上方にはホッパ5が
配置されており、このホッパ5には図示しないけれども
多数のフィルタロッドが蓄えられている。このフィルタ
ロッドは、フィルタロッド供給機(図示しない)から風
送によりホッパ5に供給されるようになっている。具体
的には、フィルタロッド供給機からは、フィルタロッド
の風送チューブがホッパ5の近傍まで延びており、その
開口端は図1中参照符号6で示した供給部に接続されて
いる。この供給部6とホッパ5との間は、一対の供給コ
ンベア7によって接続されており、これら供給コンベア
7間にてフィルタロッドの供給通路が規定されている。
すなわち、図1でみて紙面と直交する方向から供給部6
まで風送されていたフィルタロッドは、この後、一対の
供給コンベア7により上方に搬送されて、ホッパ5内に
供給されることになる。
配置されており、このホッパ5には図示しないけれども
多数のフィルタロッドが蓄えられている。このフィルタ
ロッドは、フィルタロッド供給機(図示しない)から風
送によりホッパ5に供給されるようになっている。具体
的には、フィルタロッド供給機からは、フィルタロッド
の風送チューブがホッパ5の近傍まで延びており、その
開口端は図1中参照符号6で示した供給部に接続されて
いる。この供給部6とホッパ5との間は、一対の供給コ
ンベア7によって接続されており、これら供給コンベア
7間にてフィルタロッドの供給通路が規定されている。
すなわち、図1でみて紙面と直交する方向から供給部6
まで風送されていたフィルタロッドは、この後、一対の
供給コンベア7により上方に搬送されて、ホッパ5内に
供給されることになる。
【0018】なお、ホッパ5の上部には、フィルタロッ
ドを蓄えたトレー8が装着されておいる。このトレー8
は、フィルタロッド供給機からのフィルタロッドの供給
が一時的に停止した場合などにおいて、トレー8からホ
ッパ5にフィルタロッドを供給するために準備されてい
る。ホッパ5の下端の出口は、排出コンベア9の一部か
ら構成されており、この排出コンベア9は排出通路10
に接続されている。この排出通路10と前述した整列ド
ラム4との間は、ドラム列11によって接続されてい
る。従って、ホッパ5内のフィルタロッドは、排出コン
ベア9により1本ずつ排出され、そして、排出通路10
からドラム列11に供給される。このドラム列11もま
た前述したドラム列3と同様に溝付きドラムを連ねて構
成されており、ドラム列11に供給されたフィルタロッ
ドは各溝付きドラムの回転に伴い、溝付きドラム間を順
次受け渡されながら、整列ドラム4に向けて供給され
る。
ドを蓄えたトレー8が装着されておいる。このトレー8
は、フィルタロッド供給機からのフィルタロッドの供給
が一時的に停止した場合などにおいて、トレー8からホ
ッパ5にフィルタロッドを供給するために準備されてい
る。ホッパ5の下端の出口は、排出コンベア9の一部か
ら構成されており、この排出コンベア9は排出通路10
に接続されている。この排出通路10と前述した整列ド
ラム4との間は、ドラム列11によって接続されてい
る。従って、ホッパ5内のフィルタロッドは、排出コン
ベア9により1本ずつ排出され、そして、排出通路10
からドラム列11に供給される。このドラム列11もま
た前述したドラム列3と同様に溝付きドラムを連ねて構
成されており、ドラム列11に供給されたフィルタロッ
ドは各溝付きドラムの回転に伴い、溝付きドラム間を順
次受け渡されながら、整列ドラム4に向けて供給され
る。
【0019】また、ドラム列11の1つの溝付きドラム
には、1又は2枚の回転ナイフ12が配置されており、
その溝付きドラム上にてフィルタロッドが搬送されると
き、このフィルタロッドは、回転ナイフ12により2又
は3個に等分に切断されて、フィルタプラグが形成され
る。このようにして形成されたフィルタプラグは、この
後、ドラム列11内の次の溝付きドラムに受け取られる
ことになるが、この溝付きドラムは、いわゆるグレーデ
ィングドラムとして構成されている。このグレーディン
グドラムは、同一のフィルタロッドから得られたフィル
タプラグを次の溝付きドラムの溝に渡す際、その溝に1
個ずつ供給するものとなっている。従って、グレーディ
ングドラムから次の溝付きドラムにフィルタプラグが供
給されると、この後、フィルタプラグは、その搬送方向
に順次一列にして搬送され、そして、整列ドラム4の各
溝に1個ずつ供給される。
には、1又は2枚の回転ナイフ12が配置されており、
その溝付きドラム上にてフィルタロッドが搬送されると
き、このフィルタロッドは、回転ナイフ12により2又
は3個に等分に切断されて、フィルタプラグが形成され
る。このようにして形成されたフィルタプラグは、この
後、ドラム列11内の次の溝付きドラムに受け取られる
ことになるが、この溝付きドラムは、いわゆるグレーデ
ィングドラムとして構成されている。このグレーディン
グドラムは、同一のフィルタロッドから得られたフィル
タプラグを次の溝付きドラムの溝に渡す際、その溝に1
個ずつ供給するものとなっている。従って、グレーディ
ングドラムから次の溝付きドラムにフィルタプラグが供
給されると、この後、フィルタプラグは、その搬送方向
に順次一列にして搬送され、そして、整列ドラム4の各
溝に1個ずつ供給される。
【0020】上述したようにフィルタロッドからフィル
タプラグを形成し、このフィルタプラグを整列ドラム4
に供給するまでの処理の流れは図2中A2領域で示され
ており、参照符号FR,FPはフィルタロッド、フィルタ
プラグを夫々示している。整列ドラム4には、前述した
ようにフィルタプラグ及び2本の紙巻たばこが供給され
るが、ここで、整列ドラム4の各溝には、ドラム列11
から先ずフィルタプラグが供給されてから、ドラム列3
からの2本の紙巻たばこがフィルタプラグの両側に位置
するように供給される。この後、同一の溝内にある2本
の紙巻たばことフィルタプラグとは、整列ドラム4の回
転に伴って搬送される過程において、互いに密着するよ
うにして整列される。すなわち、整列ドラム4の周面に
は、2本の紙巻たばこを相互に近接させるように案内す
る一対のガイドが固定して配置されている。なお、整列
ドラム4上での紙巻たばこ及びフィルタプラグの整列過
程は図2中A3領域で示されており、この領域中の破線
は、前記一対のガイドを示している。
タプラグを形成し、このフィルタプラグを整列ドラム4
に供給するまでの処理の流れは図2中A2領域で示され
ており、参照符号FR,FPはフィルタロッド、フィルタ
プラグを夫々示している。整列ドラム4には、前述した
ようにフィルタプラグ及び2本の紙巻たばこが供給され
るが、ここで、整列ドラム4の各溝には、ドラム列11
から先ずフィルタプラグが供給されてから、ドラム列3
からの2本の紙巻たばこがフィルタプラグの両側に位置
するように供給される。この後、同一の溝内にある2本
の紙巻たばことフィルタプラグとは、整列ドラム4の回
転に伴って搬送される過程において、互いに密着するよ
うにして整列される。すなわち、整列ドラム4の周面に
は、2本の紙巻たばこを相互に近接させるように案内す
る一対のガイドが固定して配置されている。なお、整列
ドラム4上での紙巻たばこ及びフィルタプラグの整列過
程は図2中A3領域で示されており、この領域中の破線
は、前記一対のガイドを示している。
【0021】また、整列ドラム4上にて整列された後、
2本の紙巻たばことフィルタプラグには、糊付けされた
チップペーパ片が供給されるようになっており、チップ
ペーパ片の供給装置は、巻付けドラム2の下方に配置さ
れている。チップペーパの供給装置は、チップペーパロ
ールRの装着スピンドル13を備えており、このチップ
ペーパロールRからのチップペーパPは、多数のガイド
ローラ14を介してコークドラム15まで案内されてい
る。また、チップペーパPの案内経路には、駆動ローラ
16及びピンチローラ17が配置されており、この駆動
ローラ16の回転により、ロールRからチップペーパP
が繰り出されることになる。なお、供給装置は、装着ス
ピンドル13とは別の装着スピンドルをも有しており、
この装着スピンドルにもチップペーパロールRTが装着
されている。このチップペーパロールRTは、ロールR
からチップペーパPが全て繰り出されたとき、チップペ
ーパPに続いてそのチップペーパを繰り出すために準備
されており、それ故、チップペーパロールRTからのチ
ップペーパは案内経路近傍の所定の位置まで予め引き出
されている。
2本の紙巻たばことフィルタプラグには、糊付けされた
チップペーパ片が供給されるようになっており、チップ
ペーパ片の供給装置は、巻付けドラム2の下方に配置さ
れている。チップペーパの供給装置は、チップペーパロ
ールRの装着スピンドル13を備えており、このチップ
ペーパロールRからのチップペーパPは、多数のガイド
ローラ14を介してコークドラム15まで案内されてい
る。また、チップペーパPの案内経路には、駆動ローラ
16及びピンチローラ17が配置されており、この駆動
ローラ16の回転により、ロールRからチップペーパP
が繰り出されることになる。なお、供給装置は、装着ス
ピンドル13とは別の装着スピンドルをも有しており、
この装着スピンドルにもチップペーパロールRTが装着
されている。このチップペーパロールRTは、ロールR
からチップペーパPが全て繰り出されたとき、チップペ
ーパPに続いてそのチップペーパを繰り出すために準備
されており、それ故、チップペーパロールRTからのチ
ップペーパは案内経路近傍の所定の位置まで予め引き出
されている。
【0022】更に、チップペーパPの案内経路には、コ
ークドラム15と駆動ローラ16との間に位置して糊付
け装置が配置されている。この糊付け装置は、糊容器1
8内の糊にその一部が浸りながら回転する糊供給ローラ
19と、一方において糊供給ローラ19に転接され、他
方においてはチップペーパPの一方の面に転接される糊
転写ローラ20とから構成されている。従って、糊供給
ローラ19に付着した糊は、この糊供給ローラ19と糊
転写ローラ20とが互いに転接していることから、所定
の厚みとなって糊転写ローラ20に移し変えられ、そし
て、糊転写ローラ20からチップペーパPに転写される
ことになる。従って、コークドラム15には、糊付けさ
れたチップペーパPが供給されることになる。
ークドラム15と駆動ローラ16との間に位置して糊付
け装置が配置されている。この糊付け装置は、糊容器1
8内の糊にその一部が浸りながら回転する糊供給ローラ
19と、一方において糊供給ローラ19に転接され、他
方においてはチップペーパPの一方の面に転接される糊
転写ローラ20とから構成されている。従って、糊供給
ローラ19に付着した糊は、この糊供給ローラ19と糊
転写ローラ20とが互いに転接していることから、所定
の厚みとなって糊転写ローラ20に移し変えられ、そし
て、糊転写ローラ20からチップペーパPに転写される
ことになる。従って、コークドラム15には、糊付けさ
れたチップペーパPが供給されることになる。
【0023】コークドラム15は、その周面が吸引面と
なっており、従って、糊付けされたチップペーパPは、
糊付け面ではない他方の面がコークドラム15の周面に
吸引保持され、この状態で、コークドラム15の回転に
伴い整列ドラム4に向けて供給される。更に、コークド
ラム15には、コークナイフドラム21が組み合わされ
ており、このコークナイフドラム21は、その周面に等
間隔を存して複数のコークナイフ(図示しない)が取り
付けられている。これらコークナイフは、そのコークナ
イフドラム21の回転によってコークドラム15に順次
接し、このとき、コークドラム15上のチップペーパP
はコークナイフにより所定長さずつのチップペーパ片に
切断されることになる。
なっており、従って、糊付けされたチップペーパPは、
糊付け面ではない他方の面がコークドラム15の周面に
吸引保持され、この状態で、コークドラム15の回転に
伴い整列ドラム4に向けて供給される。更に、コークド
ラム15には、コークナイフドラム21が組み合わされ
ており、このコークナイフドラム21は、その周面に等
間隔を存して複数のコークナイフ(図示しない)が取り
付けられている。これらコークナイフは、そのコークナ
イフドラム21の回転によってコークドラム15に順次
接し、このとき、コークドラム15上のチップペーパP
はコークナイフにより所定長さずつのチップペーパ片に
切断されることになる。
【0024】従って、整列ドラム4には、糊付けされた
チップペーパ片が供給されることになり、この後、チッ
プペーパ片は、整列ドラム4の回転により搬送されてく
る2本の紙巻たばことフィルタプラグに対し、その中央
部分つまりフィルタプラグから両側の紙巻たばこの端部
に跨るようにして、これらに接着される。チップペーパ
片が接着された2本の紙巻たばことフィルタプラグと
は、この後、整列ドラム4から前述した巻付けドラム2
の溝に移し変えられ、その溝内で軸線回りに回転つまり
ローリングされることで、チップペーパ片の巻付けが行
われて相互に接続され、この時点で、2本分のフィルタ
付き紙巻たばこ、つまり、ダブル巻製品が形成されるこ
とになる。すなわち、巻付けドラム2の周面近傍には、
整列ドラム4側との接点からその回転方向に延びるロー
リングガイド22が配置されており、巻付けドラム2の
溝に供給された2本の紙巻たばことフィルタプラグと
は、ローリングガイド22により、その溝内で転動され
るようになっている。
チップペーパ片が供給されることになり、この後、チッ
プペーパ片は、整列ドラム4の回転により搬送されてく
る2本の紙巻たばことフィルタプラグに対し、その中央
部分つまりフィルタプラグから両側の紙巻たばこの端部
に跨るようにして、これらに接着される。チップペーパ
片が接着された2本の紙巻たばことフィルタプラグと
は、この後、整列ドラム4から前述した巻付けドラム2
の溝に移し変えられ、その溝内で軸線回りに回転つまり
ローリングされることで、チップペーパ片の巻付けが行
われて相互に接続され、この時点で、2本分のフィルタ
付き紙巻たばこ、つまり、ダブル巻製品が形成されるこ
とになる。すなわち、巻付けドラム2の周面近傍には、
整列ドラム4側との接点からその回転方向に延びるロー
リングガイド22が配置されており、巻付けドラム2の
溝に供給された2本の紙巻たばことフィルタプラグと
は、ローリングガイド22により、その溝内で転動され
るようになっている。
【0025】なお、チップペープ片の供給から、その巻
付けの過程は、図2中A4領域に示されており、参照符
号PCはチップペーパ片を示し、また、その糊付け面は
斜線を施して示されている。図1でみて、巻付けドラム
2からは、更に別のドラム列23が左方に延びており、
このドラム列23の終端は搬送コンベア24に接続され
ている。巻付けドラム2からドラム列23に供給された
ダブル巻製品は、ドラム列23の各溝付きドラムに順次
受け渡されながら、搬送コンベア24に向けて搬送さ
れ、そして、この搬送過程において、ダブル巻製品はそ
のフィルタプラグの中央から切断されて、個々のフィル
タ付き紙巻たばこ、つまりシングル巻製品となり、更
に、この後、シングル巻製品はその向きが揃えられてか
ら、搬送コンベア24に供給される。図1中、ダブル巻
製品を切断する回転ナイフは、参照符号25で示されて
いる。
付けの過程は、図2中A4領域に示されており、参照符
号PCはチップペーパ片を示し、また、その糊付け面は
斜線を施して示されている。図1でみて、巻付けドラム
2からは、更に別のドラム列23が左方に延びており、
このドラム列23の終端は搬送コンベア24に接続され
ている。巻付けドラム2からドラム列23に供給された
ダブル巻製品は、ドラム列23の各溝付きドラムに順次
受け渡されながら、搬送コンベア24に向けて搬送さ
れ、そして、この搬送過程において、ダブル巻製品はそ
のフィルタプラグの中央から切断されて、個々のフィル
タ付き紙巻たばこ、つまりシングル巻製品となり、更
に、この後、シングル巻製品はその向きが揃えられてか
ら、搬送コンベア24に供給される。図1中、ダブル巻
製品を切断する回転ナイフは、参照符号25で示されて
いる。
【0026】なお、ダブル巻製品を切断してシングル巻
製品とし、そして、シングル巻製品を搬送コンベア24
に向けて供給する処理の流れは、図2中A5領域で示さ
れており、参照符号FCは、個々のフィルタ付き紙巻た
ばこのフィルタチップを示している。また、上述したフ
ィルタアタッチメントには、ダブル巻製品やシングル巻
製品が不良巻製品となっている場合、その不良巻製品を
搬送経路から排除する前側及び後側の排除点が設けられ
ており、これら排除点は、ドラム列23の回転ナイフ2
5を有した溝付きドラム26と、搬送コンベア24に隣
接する溝付きドラム27とに位置付けられている。即
ち、溝付きドラム26、27はエジェクタドラムとして
構成されている。
製品とし、そして、シングル巻製品を搬送コンベア24
に向けて供給する処理の流れは、図2中A5領域で示さ
れており、参照符号FCは、個々のフィルタ付き紙巻た
ばこのフィルタチップを示している。また、上述したフ
ィルタアタッチメントには、ダブル巻製品やシングル巻
製品が不良巻製品となっている場合、その不良巻製品を
搬送経路から排除する前側及び後側の排除点が設けられ
ており、これら排除点は、ドラム列23の回転ナイフ2
5を有した溝付きドラム26と、搬送コンベア24に隣
接する溝付きドラム27とに位置付けられている。即
ち、溝付きドラム26、27はエジェクタドラムとして
構成されている。
【0027】排除点は、たとえば図3乃至図5にに示す
ように、エジェクタドラムの所定の回転角位置に規定さ
れており、この回転角位置に達した溝には、エジェクタ
ドラム内の圧空通路29を通じて圧縮空気が供給可能と
なっている。即ち、エジェクタドラムの各溝の底面には
圧空通路29の一端が開口されているが、この圧空通路
29の他端側は、その溝が排除点の回転角位置に達した
とき、図4に示されているように電磁弁30を介して圧
縮空気源即ちエアタンクに接続可能となっている。
ように、エジェクタドラムの所定の回転角位置に規定さ
れており、この回転角位置に達した溝には、エジェクタ
ドラム内の圧空通路29を通じて圧縮空気が供給可能と
なっている。即ち、エジェクタドラムの各溝の底面には
圧空通路29の一端が開口されているが、この圧空通路
29の他端側は、その溝が排除点の回転角位置に達した
とき、図4に示されているように電磁弁30を介して圧
縮空気源即ちエアタンクに接続可能となっている。
【0028】なお、エジェクタドラムの各溝の底面に
は、負圧源に接続されるサクション通路29aの一端が
開口されていることから、溝内の巻製品はその吸引力に
より保持された状態で、エジェクタドラム上を搬送可能
となっている。しかしながら、電磁弁30を介して圧空
通路29に供給される圧縮空気の圧力は、前述した吸引
力を十分に打ち消す程高く、従って、排除点に達した溝
に圧縮空気が供給されると、その溝内の巻製品は圧縮空
気により、その外側に排除されることになる。
は、負圧源に接続されるサクション通路29aの一端が
開口されていることから、溝内の巻製品はその吸引力に
より保持された状態で、エジェクタドラム上を搬送可能
となっている。しかしながら、電磁弁30を介して圧空
通路29に供給される圧縮空気の圧力は、前述した吸引
力を十分に打ち消す程高く、従って、排除点に達した溝
に圧縮空気が供給されると、その溝内の巻製品は圧縮空
気により、その外側に排除されることになる。
【0029】上述した電磁弁30は、巻製品の不良が検
出されたとき、所定の開弁タイミングで開弁されるもの
となっており、それ故、電磁弁30は、図6に示されて
いるようにドライバ回路32を介してコントローラ33
に接続されている。図6中、前側電磁弁30fは、溝付
きドラム26の前側の排除点と組をなす電磁弁を示して
おり、後側電磁弁30rは、溝付きドラム27の後側の
排除点と組をなす電磁弁を示している。
出されたとき、所定の開弁タイミングで開弁されるもの
となっており、それ故、電磁弁30は、図6に示されて
いるようにドライバ回路32を介してコントローラ33
に接続されている。図6中、前側電磁弁30fは、溝付
きドラム26の前側の排除点と組をなす電磁弁を示して
おり、後側電磁弁30rは、溝付きドラム27の後側の
排除点と組をなす電磁弁を示している。
【0030】更に、コンローラ33には、フィルタアタ
ッチメントの機械速度を検出するロータリエンコーダ3
4や基準クロック36、巻製品の不良を検出するための
不良品検出センサ類35が接続されている。ロータリエ
ンコーダ34は、たとえば巻付けドラム2の回転速度す
なわちその周速を検出するものであり、従って、この周
速は巻製品の搬送速度に対応したものとなる。
ッチメントの機械速度を検出するロータリエンコーダ3
4や基準クロック36、巻製品の不良を検出するための
不良品検出センサ類35が接続されている。ロータリエ
ンコーダ34は、たとえば巻付けドラム2の回転速度す
なわちその周速を検出するものであり、従って、この周
速は巻製品の搬送速度に対応したものとなる。
【0031】不良品検出センサ類35には、ダブル巻製
品の不良を検出するものと、シングル巻製品の不良を検
出するものとに分けられ、ダブル巻製品の不良には、第
1に、ダブル巻製品における紙巻たばこの巻紙に所定の
印刷が無い場合、第2に、チッププーパPのロール切換
え時、チップペーパの接続時に発生する継ぎ目がダブル
巻製品のチップペーパ片に含まれている場合、第3に、
ダブル巻製品のチップペーパ片が正確に巻付けられてい
ない場合、つまり、チップペーパ片の巻付けが悪く、空
気の漏れ量が許容範囲以上である場合、第4に、巻紙ロ
ールの製造上、巻紙に継ぎ目が最初から存在しており、
その継ぎ目がダブル巻製品の巻紙に含まれている場合、
第5に、チップペーパロールの製造上、チップペーパに
継ぎ目が最初から存在しており、その継ぎ目がダブル巻
製品のチップペーパ片に含まれている場合、第6に、オ
ペレータの手動操作による排除指令が発せられた場合な
どがある。
品の不良を検出するものと、シングル巻製品の不良を検
出するものとに分けられ、ダブル巻製品の不良には、第
1に、ダブル巻製品における紙巻たばこの巻紙に所定の
印刷が無い場合、第2に、チッププーパPのロール切換
え時、チップペーパの接続時に発生する継ぎ目がダブル
巻製品のチップペーパ片に含まれている場合、第3に、
ダブル巻製品のチップペーパ片が正確に巻付けられてい
ない場合、つまり、チップペーパ片の巻付けが悪く、空
気の漏れ量が許容範囲以上である場合、第4に、巻紙ロ
ールの製造上、巻紙に継ぎ目が最初から存在しており、
その継ぎ目がダブル巻製品の巻紙に含まれている場合、
第5に、チップペーパロールの製造上、チップペーパに
継ぎ目が最初から存在しており、その継ぎ目がダブル巻
製品のチップペーパ片に含まれている場合、第6に、オ
ペレータの手動操作による排除指令が発せられた場合な
どがある。
【0032】一方、シングル巻製品の不良には、第1
に、シングル巻製品の紙巻たばこの先端の刻みたばこが
許容量以上に脱落している場合、第2に、シングル巻製
品のフィルタチップの切り口にチャコールなどが露出し
ている場合、第3に、オペレータの手動操作による排除
指令が発せられた場合などがある。不良製品検出センサ
類35にて、ダブル巻製品又はシングル巻製品の不良が
検出されると、不良製品検出センサ類35はその不良巻
製品の排除信号をコントローラ33内のタイミング作成
回路37に供給し、また、タイミング作成回路37に
は、ロータリエンコーダ34及び基準クロック36から
のパルス信号が常時供給されている。
に、シングル巻製品の紙巻たばこの先端の刻みたばこが
許容量以上に脱落している場合、第2に、シングル巻製
品のフィルタチップの切り口にチャコールなどが露出し
ている場合、第3に、オペレータの手動操作による排除
指令が発せられた場合などがある。不良製品検出センサ
類35にて、ダブル巻製品又はシングル巻製品の不良が
検出されると、不良製品検出センサ類35はその不良巻
製品の排除信号をコントローラ33内のタイミング作成
回路37に供給し、また、タイミング作成回路37に
は、ロータリエンコーダ34及び基準クロック36から
のパルス信号が常時供給されている。
【0033】タイミング作成回路37は、排除信号を受
け取ったとき、基準クロック36からの基準パルスとロ
ータリエンコーダ34からのパルス信号とに基づき、そ
の排除信号が不良品検出センサ類35の何れから出力さ
れているのかを特定し、そして、巻製品の搬送速度が基
準速度であるとして、その排除信号の検出時点から不良
巻製品が排除点に達するまでに要する到達所要時間と、
電磁弁30が開弁されてから圧空通路29の一端開口側
に圧縮空気の圧力つまり排除圧が実際に立ち上がるまで
に要する遅れ時間T1とを考慮して基準時間T0を演算
し、そして、この基準時間T0が経過したとき、つま
り、基準時間T0に相当するロータリエンコーダ34の
パルス数P0が計数されたとき、減算カウンタ38に向
けて対応する電磁弁30への開弁指令SV1を供給する。
ここで、基準速度には、フィルタアタッチメントにて可
能な最高搬送速度に設定されている。
け取ったとき、基準クロック36からの基準パルスとロ
ータリエンコーダ34からのパルス信号とに基づき、そ
の排除信号が不良品検出センサ類35の何れから出力さ
れているのかを特定し、そして、巻製品の搬送速度が基
準速度であるとして、その排除信号の検出時点から不良
巻製品が排除点に達するまでに要する到達所要時間と、
電磁弁30が開弁されてから圧空通路29の一端開口側
に圧縮空気の圧力つまり排除圧が実際に立ち上がるまで
に要する遅れ時間T1とを考慮して基準時間T0を演算
し、そして、この基準時間T0が経過したとき、つま
り、基準時間T0に相当するロータリエンコーダ34の
パルス数P0が計数されたとき、減算カウンタ38に向
けて対応する電磁弁30への開弁指令SV1を供給する。
ここで、基準速度には、フィルタアタッチメントにて可
能な最高搬送速度に設定されている。
【0034】一方、タイミング作成回路37は、排除信
号を受け取ったとき、ワンショット回路39を介して減
算カンウタ40に作動信号を出力し、この作動信号のオ
ン時間は、ワンショット回路39にて決定される。この
実施例の場合、ワンショット回路39にて決定されるオ
ン時間は、前記遅れ時間T1に設定されている。また、
減算カウンタ40には、設定スイッチ41が接続されて
おり、この設定スイッチ41から減算カウンタ40に基
準パルス信号数C0が供給されることにより、減算カウ
ンタ40内に基準パルス信号数C0が設定されるるもの
となっている。この基準パルス信号数C0は、巻製品の
搬送速度が基準速度に維持されている場合、前記遅れ時
間T1内にロータリエンコーダ34から出力されるパル
ス数に相当する値である。
号を受け取ったとき、ワンショット回路39を介して減
算カンウタ40に作動信号を出力し、この作動信号のオ
ン時間は、ワンショット回路39にて決定される。この
実施例の場合、ワンショット回路39にて決定されるオ
ン時間は、前記遅れ時間T1に設定されている。また、
減算カウンタ40には、設定スイッチ41が接続されて
おり、この設定スイッチ41から減算カウンタ40に基
準パルス信号数C0が供給されることにより、減算カウ
ンタ40内に基準パルス信号数C0が設定されるるもの
となっている。この基準パルス信号数C0は、巻製品の
搬送速度が基準速度に維持されている場合、前記遅れ時
間T1内にロータリエンコーダ34から出力されるパル
ス数に相当する値である。
【0035】減算カウンタ40は、コントローラ33に
排除信号が供給されたとき、ワンショット回路39から
の作動信号を受けて作動され、減算カウンタ40内で
は、ロータリエンコーダ34からのパルス信号を受け取
る度に、基準パルス信号数C0の値が1ずつ減算され、
この減算処理をワンショット回路のオン時間である遅延
時間T1の間だけ継続する。この遅延時間T1が経過する
と、減算カウンタ40の減算結果、すなわち、基準速度
に対する巻製品の実際の搬送速度の差を示すパルス数偏
差CX(=C0−C1)が前述した減算カウンタ38に供
給される。ここで、C1は、減算カウンタ40が遅延時
間T1内に受け取ったパスル数を示している。
排除信号が供給されたとき、ワンショット回路39から
の作動信号を受けて作動され、減算カウンタ40内で
は、ロータリエンコーダ34からのパルス信号を受け取
る度に、基準パルス信号数C0の値が1ずつ減算され、
この減算処理をワンショット回路のオン時間である遅延
時間T1の間だけ継続する。この遅延時間T1が経過する
と、減算カウンタ40の減算結果、すなわち、基準速度
に対する巻製品の実際の搬送速度の差を示すパルス数偏
差CX(=C0−C1)が前述した減算カウンタ38に供
給される。ここで、C1は、減算カウンタ40が遅延時
間T1内に受け取ったパスル数を示している。
【0036】なお、減算カウンタ40から減算カウンタ
38に前記パルス数偏差CXが供給された後、タイミン
グ作成回路37から減算カウンタ40に向けてリセット
信号が供給され、この結果、減算カウンタ40内のパル
ス数偏差CXが基準パルス信号数C0に再セットされる。
一方、減算カウンタ38には、ロータリエンコーダ34
からのパルス信号が直接に供給されており、この減算カ
ウンタ38は、タイミング作成回路37からの開弁指令
SV1の供給を受けた時点で、このパルス数偏差CXを初
期値として、その減算処理が開始される。すなわち、減
算カウンタ38内では、ロータリエンコーダ34からの
パルス信号を受け取る度に、パルス数偏差CXの値が1
ずつ減算され、この減算処理はパルス数偏差CXの値が
0になるまで継続される。そして、減算カウンタ38内
で、パルス数偏差CXの値が0になった時点で、減算カ
ウンタ38から、次の出力時間設定回路42に開弁指令
SV2が出力される。なお、前述した基準時間T0と遅延
時間T1とを比較した場合、基準時間T0は遅延時間T1
に比べ十分に長くなるように設定されている。
38に前記パルス数偏差CXが供給された後、タイミン
グ作成回路37から減算カウンタ40に向けてリセット
信号が供給され、この結果、減算カウンタ40内のパル
ス数偏差CXが基準パルス信号数C0に再セットされる。
一方、減算カウンタ38には、ロータリエンコーダ34
からのパルス信号が直接に供給されており、この減算カ
ウンタ38は、タイミング作成回路37からの開弁指令
SV1の供給を受けた時点で、このパルス数偏差CXを初
期値として、その減算処理が開始される。すなわち、減
算カウンタ38内では、ロータリエンコーダ34からの
パルス信号を受け取る度に、パルス数偏差CXの値が1
ずつ減算され、この減算処理はパルス数偏差CXの値が
0になるまで継続される。そして、減算カウンタ38内
で、パルス数偏差CXの値が0になった時点で、減算カ
ウンタ38から、次の出力時間設定回路42に開弁指令
SV2が出力される。なお、前述した基準時間T0と遅延
時間T1とを比較した場合、基準時間T0は遅延時間T1
に比べ十分に長くなるように設定されている。
【0037】出力時間設定回路42は、電磁弁30に供
給する開弁指令SV3の出力時間を設定するもので、この
設定時間はロータリエンコーダ34から出力されるパル
ス数に基づいて設定されるようになっている。それ故、
出力時間設定回路42にも、ロータリエンコーダ34か
らのパルス信号が直接に供給されており、例えば、出力
時間設定回路42は、開弁指令SV2を受け取った後、ロ
ータリエンコーダ34からのパルス数が所定の数に達す
るまで、開弁指令SV3の出力を維持するものとなってい
る。
給する開弁指令SV3の出力時間を設定するもので、この
設定時間はロータリエンコーダ34から出力されるパル
ス数に基づいて設定されるようになっている。それ故、
出力時間設定回路42にも、ロータリエンコーダ34か
らのパルス信号が直接に供給されており、例えば、出力
時間設定回路42は、開弁指令SV2を受け取った後、ロ
ータリエンコーダ34からのパルス数が所定の数に達す
るまで、開弁指令SV3の出力を維持するものとなってい
る。
【0038】なお、減算カウンタ38と出力時間設定回
路42との間には、スイッチ43が介挿されており、こ
のスイッチ43は、出力時間設定回路42を減算カウン
タ38に接続するかタイミング作成回路37に接続する
かを決定するものである。上述したコントローラ33の
機能は、図7及び図8を参照すればより明かとなる。図
7は、フィルタアタッチメントの搬送速度が基準速度に
維持されている状況にて、不良品検出センサ類35から
排除信号が発せられた場合を示している。この場合、コ
ントローラ33が排除信号を受け取ると、タイミング作
成回路37は基準時間T0に相当するロータリエンコー
ダ34のパルス数P0を計数した後、減算カウンタ38
に向けて開弁指令SV1を供給する。このとき、減算カウ
ンタ40では、基準速度と搬送速度との間の速度差に対
応したパルス数偏差CXを減算処理しているが、ここ
で、搬送速度が基準速度に一致している場合、減算カウ
ンタ40から減算カウンタ38に供給されるパルス数偏
差CXの値は0となり、この結果、減算カウンタ38
は、タイミング作成回路37からの開弁指令SV1を受け
取ると、開弁指令SV2を直ちに出力時間設定回路42に
出力し、ドライバ回路32を介して対応する電磁弁30
に所定時間t0だけ供給する。すなわち、図7から明か
なように、排除信号の出力時点から基準時間T0が経過
した時点で、電磁弁30に向けて開弁指令SV3が出力さ
れる。
路42との間には、スイッチ43が介挿されており、こ
のスイッチ43は、出力時間設定回路42を減算カウン
タ38に接続するかタイミング作成回路37に接続する
かを決定するものである。上述したコントローラ33の
機能は、図7及び図8を参照すればより明かとなる。図
7は、フィルタアタッチメントの搬送速度が基準速度に
維持されている状況にて、不良品検出センサ類35から
排除信号が発せられた場合を示している。この場合、コ
ントローラ33が排除信号を受け取ると、タイミング作
成回路37は基準時間T0に相当するロータリエンコー
ダ34のパルス数P0を計数した後、減算カウンタ38
に向けて開弁指令SV1を供給する。このとき、減算カウ
ンタ40では、基準速度と搬送速度との間の速度差に対
応したパルス数偏差CXを減算処理しているが、ここ
で、搬送速度が基準速度に一致している場合、減算カウ
ンタ40から減算カウンタ38に供給されるパルス数偏
差CXの値は0となり、この結果、減算カウンタ38
は、タイミング作成回路37からの開弁指令SV1を受け
取ると、開弁指令SV2を直ちに出力時間設定回路42に
出力し、ドライバ回路32を介して対応する電磁弁30
に所定時間t0だけ供給する。すなわち、図7から明か
なように、排除信号の出力時点から基準時間T0が経過
した時点で、電磁弁30に向けて開弁指令SV3が出力さ
れる。
【0039】この結果、開弁指令SV3の出力後、電磁弁
30が実際に開弁され、そして、所定の遅れ時間T1を
存し、圧空通路29の一端開口側にて、圧縮空気の圧力
すなわち排除圧が立ち上がり始め、そして、この排除圧
は所定圧Ph以上に達する。この時点において、不良巻
製品は対応する排除点にあり、また、所定圧Phが不良
巻製品を排除するのに十分な圧力となっているから、こ
のとき、不良巻製品は圧縮空気の噴出流により、排除点
から搬送経路の外側に排除されることになる。一方、開
弁指令SV3の出力時間t0がロータリエンコーダ34か
らのパルス信号数に基づいて設定されているから、不良
巻製品の排除後、良品である次の巻製品がその排除点に
達したとき、排除点に供給される排除圧は所定圧Ph以
下となっており、これにより、良品の巻製品が排除点に
て排除されることはない。
30が実際に開弁され、そして、所定の遅れ時間T1を
存し、圧空通路29の一端開口側にて、圧縮空気の圧力
すなわち排除圧が立ち上がり始め、そして、この排除圧
は所定圧Ph以上に達する。この時点において、不良巻
製品は対応する排除点にあり、また、所定圧Phが不良
巻製品を排除するのに十分な圧力となっているから、こ
のとき、不良巻製品は圧縮空気の噴出流により、排除点
から搬送経路の外側に排除されることになる。一方、開
弁指令SV3の出力時間t0がロータリエンコーダ34か
らのパルス信号数に基づいて設定されているから、不良
巻製品の排除後、良品である次の巻製品がその排除点に
達したとき、排除点に供給される排除圧は所定圧Ph以
下となっており、これにより、良品の巻製品が排除点に
て排除されることはない。
【0040】上述した状況から、フィルタアタッチメン
トでの巻製品の搬送速度が基準速度から低下している
と、その速度差に応じたパルス数偏差CXが減算カウン
タ40にて算出され、そして、そのパルス数偏差CXは
減算カウンタ38に供給される。従って、この場合、減
算カウンタ38は、開弁指令SV1を受け取った後、その
時点での搬送速度でみたパルス数偏差CXの分に相当す
る遅れT2を存して、出力時間設定回路42に開弁指令
SV2を供給することになる。
トでの巻製品の搬送速度が基準速度から低下している
と、その速度差に応じたパルス数偏差CXが減算カウン
タ40にて算出され、そして、そのパルス数偏差CXは
減算カウンタ38に供給される。従って、この場合、減
算カウンタ38は、開弁指令SV1を受け取った後、その
時点での搬送速度でみたパルス数偏差CXの分に相当す
る遅れT2を存して、出力時間設定回路42に開弁指令
SV2を供給することになる。
【0041】従って、図8から明かなように、コントロ
ーラ33が排除信号を受け取ってから、基準時間T0に
相当するロータリエンコーダ34のパルス数P0が計数
された後の時点から遅れT2を経た時点にて、電磁弁3
0に向けて開弁指令SV3が実際に出力されることにな
る。このようにして開弁指令SV3の出力が遅らされる
と、この場合にも、不良巻製品が排除点に達したとき
に、排除圧を所定圧Ph以上に立ち上げておくことがで
き、不良巻製品の排除をその排除点で確実に行うことが
できる。
ーラ33が排除信号を受け取ってから、基準時間T0に
相当するロータリエンコーダ34のパルス数P0が計数
された後の時点から遅れT2を経た時点にて、電磁弁3
0に向けて開弁指令SV3が実際に出力されることにな
る。このようにして開弁指令SV3の出力が遅らされる
と、この場合にも、不良巻製品が排除点に達したとき
に、排除圧を所定圧Ph以上に立ち上げておくことがで
き、不良巻製品の排除をその排除点で確実に行うことが
できる。
【0042】しかしながら、開弁指令SV3の出力タイミ
ングが上述した補正を受けていないと、開弁指令SV3
は、図8中破線で示してあるように排除信号が発せられ
た時点から基準時間T0に相当するロータリエンコーダ
34のパルス数P0が計数されたら直ちに出力されてし
まう。この場合、巻製品の搬送速度が基準速度よりも低
下しているから、排除点にて排除圧が所定圧Ph以上に
達しているにも拘らず、その排除点には不良巻製品が到
達しておらず、この結果、排除点での不良巻製品の排除
が不可能となる。
ングが上述した補正を受けていないと、開弁指令SV3
は、図8中破線で示してあるように排除信号が発せられ
た時点から基準時間T0に相当するロータリエンコーダ
34のパルス数P0が計数されたら直ちに出力されてし
まう。この場合、巻製品の搬送速度が基準速度よりも低
下しているから、排除点にて排除圧が所定圧Ph以上に
達しているにも拘らず、その排除点には不良巻製品が到
達しておらず、この結果、排除点での不良巻製品の排除
が不可能となる。
【0043】また、開弁指令SV3の出力時間が前述した
ようにロータリエンコーダ34からのパルス信号数に基
づいて設定されるから、巻製品の搬送速度が基準速度か
ら低下しているような場合、その低下分に応じて出力時
間が伸ばされることで、この出力時間は、図8に示すよ
うにt1時間となる。この結果、排除点での巻製品の排
除が完了する前に、排除圧が所定圧Ph以下に低下する
ようなこともなく、不良巻製品のみの排除を確実に行う
ことができる。
ようにロータリエンコーダ34からのパルス信号数に基
づいて設定されるから、巻製品の搬送速度が基準速度か
ら低下しているような場合、その低下分に応じて出力時
間が伸ばされることで、この出力時間は、図8に示すよ
うにt1時間となる。この結果、排除点での巻製品の排
除が完了する前に、排除圧が所定圧Ph以下に低下する
ようなこともなく、不良巻製品のみの排除を確実に行う
ことができる。
【0044】図7及び図8を参照すれば明らなように、
ロータリエンコーダ34からのパルス信号数でみた場
合、この発明の排除装置は、巻製品の搬送速度の低下に
拘らず、排除信号の出力時点からの同一のパルス信号数
を計測した時点で、電磁弁30に向けて開弁指令SVが
出力されることになり、そして、同一のパルス信号数の
時間だけ、開弁指令SV3の出力が維持されるものとなっ
ている。
ロータリエンコーダ34からのパルス信号数でみた場
合、この発明の排除装置は、巻製品の搬送速度の低下に
拘らず、排除信号の出力時点からの同一のパルス信号数
を計測した時点で、電磁弁30に向けて開弁指令SVが
出力されることになり、そして、同一のパルス信号数の
時間だけ、開弁指令SV3の出力が維持されるものとなっ
ている。
【0045】上述した一実施例では、巻製品の搬送速度
の低下を考慮して、電磁弁への開弁指令の出力タイミン
グを補正するようにしたが、更に、エアタンクの圧縮空
気の圧力が変動するような状況で、フィルタアタッチメ
ントが運転される場合にあっては、巻製品の搬送速度に
加え、エアタンクの圧縮空気圧の変動をも考慮して、ま
た、コントローラ内の具体的な回路構成に関しても、図
6に示したものに限らす、種々の変形が可能であること
は言うまでもない。
の低下を考慮して、電磁弁への開弁指令の出力タイミン
グを補正するようにしたが、更に、エアタンクの圧縮空
気の圧力が変動するような状況で、フィルタアタッチメ
ントが運転される場合にあっては、巻製品の搬送速度に
加え、エアタンクの圧縮空気圧の変動をも考慮して、ま
た、コントローラ内の具体的な回路構成に関しても、図
6に示したものに限らす、種々の変形が可能であること
は言うまでもない。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の不良巻
製品排除装置によれば、巻製品の搬送速度を検出し、搬
送速度が基準速度に達していない状況では、電磁弁への
開弁指令の出力タイミング及び出力時間を基準速度と搬
送速度との間の偏差に応じて補正しているので、不良巻
製品が排除点に到達したときには、その排除点にて、圧
縮空気の噴出圧、つまり、排除圧を適正な時間に亘り十
分に立ち上げておくことができ、この結果、たとえ搬送
速度が基準速度に到達していなくとも、不良巻製品の排
除を確実にかつ正確に行うことができる。
製品排除装置によれば、巻製品の搬送速度を検出し、搬
送速度が基準速度に達していない状況では、電磁弁への
開弁指令の出力タイミング及び出力時間を基準速度と搬
送速度との間の偏差に応じて補正しているので、不良巻
製品が排除点に到達したときには、その排除点にて、圧
縮空気の噴出圧、つまり、排除圧を適正な時間に亘り十
分に立ち上げておくことができ、この結果、たとえ搬送
速度が基準速度に到達していなくとも、不良巻製品の排
除を確実にかつ正確に行うことができる。
【図1】フィルタアタッチメントを示した概略正面図で
ある。
ある。
【図2】フィルタアタッチメントでの紙巻たばこ及びフ
ィルタプラグの搬送の流れを示した図である。
ィルタプラグの搬送の流れを示した図である。
【図3】エジェクタドラムの一部を示した概略斜視図で
ある。
ある。
【図4】エジェクタドラムをその溝と平行に切断した一
部の断面図である。
部の断面図である。
【図5】エジェクタドラムをその溝と直交する方向に切
断した一部の断面図である。
断した一部の断面図である。
【図6】排除装置を概略的に示したブロック図である。
【図7】搬送速度が基準速度に維持されている場合での
電磁弁の開弁指令の出力時期と排除圧の立ち上がりとの
関係を示したタイミングチャートである。
電磁弁の開弁指令の出力時期と排除圧の立ち上がりとの
関係を示したタイミングチャートである。
【図8】補正制御後における電磁弁の開弁指令の出力時
期と排除圧の立ち上がりとの関係を示したタイミングチ
ャートである。
期と排除圧の立ち上がりとの関係を示したタイミングチ
ャートである。
29 圧空通路 30f,30r 電磁弁 32 ドライバ回路 33 コントローラ 34 ロータリエンコーダ 35 不良品検出センサ類 36 基準クロック 37 タイミング作成回路 38,40 減算カウンタ 39 ワンショット回路 41 設定スイッチ 42 出力時間設定回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A24C 5/34 A24C 5/47
Claims (1)
- 【請求項1】 搬送経路上にて同軸に配置された2本の
紙巻たばこを一定の間隔を存し且つ基準速度で吸引しな
がら搬送し、この吸引搬送過程において、2本の紙巻た
ばこ間にフィルタプラグを配置し、これらフィルタプラ
グ及び2本の紙巻たばこへのチップペーパ片の巻付けに
より、これらを相互に接続してダブル巻製品を形成した
後、ダブル巻製品をフィルタプラグの中央から切断し、
シングル巻製品を得るフィルタ取付機において、 前記搬送経路に設けられ、ダブル若しくはシングルの巻
製品を前記搬送経路の外側に排除可能とする排除点と、
前記排除点にて圧空源から一定圧力の圧縮空気を供給し
て噴出させる電磁弁と、前記巻製品の不良を検出した
後、この不良巻製品が前記排除点を通過する際、前記電
磁弁の開弁により前記排除点にて圧縮空気を所定の出力
時間だけ噴出させることにより、前記不良巻製品を前記
搬送経路側からの吸引力に打ち勝って前記搬送経路外に
排除する排除制御手段とを備えたフィルタ取付機の不良
巻製品排除装置であって、 前記排除制御手段は、 前記不良巻製品の検出から前記不良巻製品が前記排除点
に到達するまでの前記基準時間により決定される到達所
要時間、並びに、前記電磁弁への開弁指令から前記排除
点にて前記吸引力に打ち勝つだけの圧縮空気の噴出圧が
立ち上がるのに要する遅延時間に基づき、前記不良巻製
品が前記排除点に到達する直前の時点に設定された前記
開弁指令の出力タイミングを有し、 前記不良巻製品排除装置は更に、 前記 巻製品の搬送速度を検出する速度検出手段と、この
速度検出手段により検出され且つ前記基準速度に達して
いない状態の前記搬送速度と前記基準速度と間の偏差に
基づいて、前記開弁指令の前記出力タイミング及び前記
出力時間をそれぞれ補正する補正手段とを具備したこと
を特徴とするフィルタ取付機の不良巻製品排除装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07090092A JP3283565B2 (ja) | 1992-03-27 | 1992-03-27 | フィルタ取付機の不良巻製品排除装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07090092A JP3283565B2 (ja) | 1992-03-27 | 1992-03-27 | フィルタ取付機の不良巻製品排除装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05268926A JPH05268926A (ja) | 1993-10-19 |
JP3283565B2 true JP3283565B2 (ja) | 2002-05-20 |
Family
ID=13444873
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP07090092A Expired - Fee Related JP3283565B2 (ja) | 1992-03-27 | 1992-03-27 | フィルタ取付機の不良巻製品排除装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3283565B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE10216069A1 (de) * | 2002-04-11 | 2003-10-23 | Hauni Maschinenbau Ag | Verfahren und Vorrichtung zum Einwirken auf Artikel der tabakverarbeitenden Industrie |
-
1992
- 1992-03-27 JP JP07090092A patent/JP3283565B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05268926A (ja) | 1993-10-19 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |