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JP3280867B2 - 半導体記憶装置 - Google Patents

半導体記憶装置

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Publication number
JP3280867B2
JP3280867B2 JP26331696A JP26331696A JP3280867B2 JP 3280867 B2 JP3280867 B2 JP 3280867B2 JP 26331696 A JP26331696 A JP 26331696A JP 26331696 A JP26331696 A JP 26331696A JP 3280867 B2 JP3280867 B2 JP 3280867B2
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memory
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嗣彦 田中
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Sharp Corp
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Publication date
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    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C8/00Arrangements for selecting an address in a digital store
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C8/00Arrangements for selecting an address in a digital store
    • G11C8/10Decoders
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C8/00Arrangements for selecting an address in a digital store
    • G11C8/12Group selection circuits, e.g. for memory block selection, chip selection, array selection

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Dram (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディジタル画像デ
ータを一時的に格納するための半導体記憶装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年のコンピュータのマルチメディア化
やテレビジョンシステムのディジタル化に伴い、高画質
のディジタル画像データを高速に処理するシステムへの
要求が高まっている。ディジタル画像データを高速に処
理するためには、高速高機能の処理装置を用いると共
に、この画像データを一時的に格納するための半導体記
憶装置にもアクセス速度の高速化が求められる。
【0003】ところで、画像データの処理には、画像の
2次元空間的な依存性(相関性)を利用して演算処理を
行うものが多い。例えばMPEG[Moving Picture Expe
rtsGroup]では、画像データを8×8画素の矩形領域の
単位でDCT[Discrete Cosine Transform]処理するこ
とにより圧縮符号化を行う。また、マルチウインドウシ
ステムでは、画面に表示される個々のウインドウの初期
表示時やクリア時に、このウインドウ内の種々の大きさ
の矩形領域を背景色で塗りつぶさなければならない。即
ち、これらの処理では、矩形領域内の画像データに順次
連続的にアクセスが行われるので、画像データの列方向
へのアクセス速度だけでなく、行方向へのアクセス速度
も高速化する必要が生じる。
【0004】画像データを格納するための半導体記憶装
置として使用されることの多い従来のDRAM[Dynamic
Random Access Memory]の構成を図12に示す。このD
RAMは、外部からアドレスAddrと行アドレススト
ローブ信号RASバーと列アドレスストローブ信号CA
Sバーとを入力し、この外部との間でデータDQの入出
力を行うようになっている。アドレスAddrは、行ア
ドレスラッチ1と列アドレスラッチ2に送られる。ま
た、行アドレスストローブ信号RASバーと列アドレス
ストローブ信号CASバーは、クロックジェネレータ3
に送られる。クロックジェネレータ3は、これらの制御
信号に基づいて、行デコード制御信号RAと列デコード
制御信号CAとセンスアンプ駆動信号SAを発生する回
路である。行アドレスラッチ1は、この行デコード制御
信号RAを受けて行アドレスRをラッチし行デコーダ2
1に送る。列アドレスラッチ2は、この列デコード制御
信号CAを受けて列アドレスCをラッチし列デコーダ5
に送る。
【0005】行デコーダ21は、行アドレスRをデコー
ドして、メモリセルアレイ6のいずれかのワード線WL
(R)をアクティブにしメモリ行を選択する回路である。
メモリセルアレイ6には、センスアンプ6aと列セレク
タ6bが接続されている。センスアンプ6aは、メモリ
列ごとにメモリセルからビット線上に読み出されたデー
タをそれぞれ増幅する回路であり、上記センスアンプ駆
動信号SAがアクティブになることにより駆動される。
列セレクタ6bは、列デコーダ5の出力に応じてメモリ
セルアレイ6のメモリ列を選択し、そのメモリ列のビッ
ト線をデータ線DIOに接続する回路である。列デコー
ダ5は、列アドレスCをデコードし、このデコード結果
を列セレクタ6bに送るようになっている。この列セレ
クタ6bは、1本のデータ線DIOを介して入出力バッ
ファ22に接続されている。入出力バッファ22は、デ
ータ線DIOを外部のデータバス等にバス接続するため
の双方向3状態バッファであり、これを介して外部とデ
ータの入出力が行われる。
【0006】上記メモリセルアレイ6の内部構成を図1
3に基づいて説明する。このメモリセルアレイ6には、
データを記憶するための多数のメモリセルMCがマトリ
クス状に配列されている。また、このメモリセルアレイ
6には、縦横に多数本のワード線WLとビット線BL,
BLバーが配設されている。そして、各ワード線WLに
は、同一行(メモリ行)の多数のメモリセルMCが接続
され、各ビット線BL,BLバーには、同一列(メモリ
列)の多数のメモリセルMCが接続されている。ただ
し、ビット線BLと相補ビット線BLバーには、同一列
のメモリセルMCがメモリ行ごとに交互に接続される。
また、多数本のワード線WLは、上記行デコーダ21に
接続され、多数本のビット線BL,BLバーは、上記セ
ンスアンプ6aに接続されている。従って、行デコーダ
21によっていずれかのワード線WLがアクティブにな
ると、そのメモリ行の全てのメモリセルMCからデータ
が各ビット線BL又は相補ビット線BLバーに読み出さ
れセンスアンプ6aによって増幅される。そして、図1
2に示した列セレクタ6bがいずれかのビット線BL又
は相補ビット線BLバーをデータ線DIOに接続すれ
ば、このデータを外部に読み出し、又は、外部からのデ
ータをビット線BL,BLバーを介してメモリセルMC
に書き込むことができる。
【0007】上記構成の従来のDRAMを用いて画像デ
ータにおける矩形領域内のデータを順次連続的にアクセ
スする場合の動作を図14に基づいて説明する。このア
クセスは、行アドレスRと列アドレスCに対応する画素
を起点(左上隅)とする8×8画素の矩形領域内の全デ
ータをDRAMに書き込む場合を示す。また、このアク
セスには、列方向のアクセス速度を高速化したページモ
ードライトサイクルを用いる。
【0008】待機状態にあるDRAMに、まず外部から
アドレスAddrとして行アドレスRを送り、時刻t11
に行アドレスストローブ信号RASバーを立ち下げる
と、クロックジェネレータ3が行デコード制御信号RA
とセンスアンプ駆動信号SAを立ち上げ、行アドレスラ
ッチ1がこの行アドレスRをラッチする。また、行デコ
ーダ21がこの行アドレスRをデコードして、メモリセ
ルアレイ6のワード線WL(R)を立ち上げる。すると、
メモリセルアレイ6では、選択されたメモリ行の全メモ
リセルMC(R,0)〜MC(R,N)のデータがビット線BL,
BLバーに読み出されて、センスアンプ駆動信号SAの
立ち上がりにより駆動されたセンスアンプ6aによって
これら1行分のデータが増幅される。次に、アドレスA
ddrとして列アドレスCを送り、時刻t12に列アドレ
スストローブ信号CASバーを立ち下げると、クロック
ジェネレータ3が列デコード制御信号CAを立ち上げる
ことにより、列アドレスラッチ2がこの列アドレスCを
ラッチする。そして、列デコーダ5がこの列アドレスC
をデコードして、デコード出力YS(C)のみを立ち上げ
る。すると、メモリセルアレイ6では、列アドレスCに
対応するメモリ列の1本のビット線BL,BLバーとデ
ータ線DIOが列セレクタ6bを介して接続され、外部
から入力されたデータがメモリセルMC(R,C)に書き込
まれる。
【0009】上記書き込みが完了すると、列アドレスス
トローブ信号CASバーを一旦立ち上げる。すると、図
示しない制御信号によりデータ線DIOがプリチャージ
されて待機状態になる。そして、アドレスAddrとし
て列アドレスC+1を送り、時刻t13に再び列アドレス
ストローブ信号CASバーを立ち下げると、列アドレス
ラッチ2がこの列アドレスC+1をラッチして、列デコ
ーダ5がデコード出力YS(C+1)のみを立ち上げる。す
ると、メモリセルアレイ6では、先と同じメモリ行にお
ける列アドレスC+1に対応するメモリ列の1本のビッ
ト線BL,BLバーとデータ線DIOが列セレクタ6b
を介して接続され、外部から入力されたデータがこの1
本のビット線BL,BLバーを介してメモリセルMC
(R,C+1)に書き込まれる。そして、以降同様にして列ア
ドレスCを順に増分しながら列アドレスストローブ信号
CASバーを立ち下げることにより、メモリセルアレイ
6の先と同じメモリ行における複数のメモリ列のメモリ
セルMC(R,C+2)〜MC(R,C+6)に外部からのデータが書
き込まれる。
【0010】最後に、アドレスAddrとして列アドレ
スC+7を送り、時刻t14に列アドレスストローブ信号
CASバーを立ち下げると、列デコーダ5がデコード出
力YS(C+7)のみを立ち上げる。すると、メモリセルア
レイ6では、先と同じメモリ行における列アドレスC+
7に対応するメモリ列のメモリセルMC(R,C+7)に外部
からのデータが書き込まれる。そして、時刻t15に列ア
ドレスストローブ信号CASバーと行アドレスストロー
ブ信号RASバーを立ち上げることによりDRAMを待
機状態に戻す。なお、この行アドレスストローブ信号R
ASバーが立ち上がると、全てのビット線BL,BLバ
ーがプリチャージされる。
【0011】また、アドレスAddrとして送る行アド
レスRを行アドレスR+1に更新し、時刻t16に行アド
レスストローブ信号RASバーを立ち下げると、行デコ
ーダ21がこの行アドレスR+1をデコードして、メモ
リセルアレイ6のワード線WL(R+1)を立ち上げる。す
ると、メモリセルアレイ6では、選択されたメモリ行の
全メモリセルMC(R+1,0)〜MC(R+1,N)からデータがビ
ット線BL,BLバーに読み出されてセンスアンプ6a
によりそれぞれ増幅される。次に、アドレスAddrと
して列アドレスCを送り、時刻t17に列アドレスストロ
ーブ信号CASバーを立ち下げると、列デコーダ5がこ
の列アドレスCをデコードして、デコード出力YS(C)
のみを立ち上げる。すると、メモリセルアレイ6では、
メモリセルMC(R+1,C)に外部から入力されたデータが
書き込まれる。
【0012】上記書き込みの完了後に、列アドレススト
ローブ信号CASバーを一旦立ち上げて、アドレスAd
drとして列アドレスC+1を送り、時刻t18に再び列
アドレスストローブ信号CASバーを立ち下げると、列
デコーダ5がデコード出力YS(C+1)のみを立ち上げ
る。すると、メモリセルアレイ6では、メモリセルMC
(R+1,C+1)に外部からのデータが書き込まれる。そし
て、以降同様にして列アドレスCを順に増分しながら列
アドレスストローブ信号CASバーを立ち下げることに
より、メモリセルアレイ6の先と同じメモリ行における
残りのメモリセルMC(R,C+2)〜MC(R,C+7)に外部から
のデータが書き込まれる。そして、時刻t19に列アドレ
スストローブ信号CASバーと行アドレスストローブ信
号RASバーを立ち上げることによりDRAMを待機状
態に戻す。
【0013】さらに、以降も行アドレスRを順に増分し
ながら同様の動作を繰り返すと、各行の8個のメモリセ
ルMCに順次外部からのデータが書き込まれる。そし
て、時刻t20に最後のメモリセルMC(R+7,C+7)に外部
からのデータが書き込まれると、時刻t21に列アドレス
ストローブ信号CASバーと行アドレスストローブ信号
RASバーを立ち上げることにより矩形領域のアクセス
を完了する。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のDRAM
は、ページモードによって列アドレスストローブ信号C
ASバーを繰り返し立ち下げることにより、同一列のメ
モリセルMCには高速に連続してアクセスすることがで
きる。ところが、異なる行のメモリセルMCにアクセス
する場合には、一旦行アドレスストローブ信号RASバ
ーを立ち上げてDRAMを待機状態に戻す必要があり、
列方向に比べて行方向のアクセス速度が遅くなる。即
ち、DRAMが一旦待機状態に戻ると、再度アクセスを
行うまでに、行デコーダ21がワード線WLを非アクテ
ィブに戻し、メモリセルMCをビット線BL,BLバー
から切り離すための時間と、これらのビット線BL,B
Lバーをプリチャージするための時間と、新たな行アド
レスRを入力し行デコーダ21が別のワード線WLをア
クティブにする時間と、これによって新たなメモリ行の
メモリセルMCから各ビット線BL,BLバーに読み出
されたデータをセンスアンプ6aが増幅するまでの時間
とが必要となる。
【0015】このため、従来の画像データを一時的に格
納するためのDRAMは、MPEGの符号復号化処理や
マルチウインドウシステム等において比較的小さい矩形
領域内の画像データへのアクセス頻度が高くなるにもか
かわらず、行方向のアクセスが遅いために、画像データ
を処理するシステムの高速化を阻害するという問題があ
った。
【0016】本発明は、上記のような問題点を解決する
ためになされたもので、メモリセルアレイを複数のサブ
アレイに分割すると共に矩形領域内のデータが同じサブ
アレイの異なる行に配置されることがないようにして、
この矩形領域内のデータへのアクセス速度を高速化する
ことができる半導体記憶装置を提供することを目的とし
ている。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明に係る半導体記憶
装置は、多数のメモリセルをM/m行(mは2以上の整
数、M/mも2以上の整数)のメモリ行とN列(Nは2
以上の整数)のメモリ列からなるマトリクス状に配列さ
せたサブアレイをm個備えたメモリセルアレイと、M行
の画素行とN列の画素列からなるマトリクス状の画像空
間において、画素行をM/m個のブロックに分割し、該
各ブロック内のm行の画素行をそれぞれm個のサブアレ
イに1対1で対応させると共に、M/m個のブロックを
それぞれ各サブアレイにおけるM/m行のメモリ行に1
対1で対応させておき、該画面空間上のデータの画素ア
ドレスが入力された場合に、少なくとも当該データが所
属するブロックの画素行に対応するサブアレイにおけ
る、当該データが所属するブロックに対応するメモリ行
を選択して該メモリセルアレイにアクセスを行う行アド
レス制御手段とを備え、そのことにより上記目的が達成
される。
【0018】好ましくは、前記行アドレス制御手段が、
前記画面空間上のデータの画素アドレスが入力された場
合に、当該データが所属するブロックの画素行に対応す
るサブアレイについては、当該サブアレイにおける当該
データが所属するブロックに対応するメモリ行を選択
し、他のサブアレイについては、当該データが所属する
ブロックに対応するメモリ行または当該データが所属す
るブロックに隣接するブロックに対応するメモリ行を選
択する。
【0019】好ましくは、前記各サブアレイでは、前記
行アドレス制御手段によって選択されたメモリ行におけ
るn列(nはN未満の2以上の整数)のメモリ列のメモ
リセルにn個のデータが並列に書き込まれ、かつ、該n
列のメモリ列のメモリセルからn個のデータが並列に読
み出すことによりアクセスが行われる。
【0020】或いは、好ましくは、前記各サブアレイ
が、各メモリ列ごとに当該メモリ列のいずれか1つのメ
モリセルからビット線上に読み出されたデータを増幅す
るセンスアンプと、該全メモリ列中からn列のメモリ列
を選択し、該選択されたメモリ列のビット線上に読み出
され増幅されたデータをデータ線に転送し、かつ、デー
タ線上のデータを該選択されたメモリ列のビット線に転
送する列セレクタとを備える。
【0021】このとき、ある実施形態では、前記各サブ
アレイが、それぞれn本のデータ線に接続され、前記列
セレクタが、選択されたn列のメモリ列のビット線と当
該n本のデータ線との間で同時にデータを転送する。好
ましくは、前記m個のサブアレイにそれぞれ接続される
n本のデータ線が並列してm×n本の共通データ線が構
成され、該共通データ線を介して前記メモリセルアレイ
が外部と接続される。或いは、好ましくは、前記m個の
各サブアレイが、それぞれ少なくともn本のデータ線を
介してnビットのレジスタに接続されると共に、該m個
のレジスタと外部との間でデータの演算処理を行う演算
手段を備える。或いは、好ましくは、前記m個のサブア
レイごとのn本のデータ線が、それぞれnビットのレジ
スタを介してm×n本の共通データ線に接続され、該m
個のレジスタと外部との間でデータの演算処理を行うプ
ロセッサが該共通データ線にバス接続される。
【0022】或いは、他の実施形態では、前記各サブア
レイが、それぞれ1本ずつのデータ線に接続され、前記
列セレクタが、選択されたn列のメモリ列のビット線と
当該1本のデータ線との間で時間をずらして順にデータ
を転送する。好ましくは、前記m個のサブアレイにそれ
ぞれ接続される1本ずつのデータ線が並列してm本の共
通データ線が構成され、該共通データ線を介して前記メ
モリセルアレイが外部と接続される。或いは、好ましく
は、前記m個の各サブアレイが、それぞれ少なくとも1
本のデータ線を介してnビットのレジスタに接続される
と共に、該m個のレジスタと外部との間でデータの演算
処理を行う演算手段を備える。或いは、好ましくは、前
記m個のサブアレイごとの1本ずつのデータ線が、それ
ぞれnビットのレジスタを介してm×n本の共通データ
線に接続され、該m個のレジスタと外部との間でデータ
の演算処理を行うプロセッサが該共通データ線にバス接
続される。
【0023】好ましくは、上記の半導体記憶装置におい
て、前記Mが2M、前記mが2m、前記Nが2N、前記n
が2nであるとし、前記画像空間が、画素アドレス中の
Mビットの行アドレスにより画素行を指定し、Nビット
の列アドレスにより画素列を指定するものであり、前記
行アドレス制御手段が、該画面空間上のデータの画素ア
ドレスが入力された場合に、各サブアレイについて、行
アドレス中のM−mビットのアドレスにより指定される
メモリ行、または該メモリ行に隣接するメモリ行を選択
すると共に、Nビットの列アドレスにより指定されるメ
モリ列を含む2n列のメモリ列を選択して前記メモリセ
ルアレイにアクセスを行う。さらに好ましくは、前記行
アドレス制御手段が、Nビットの列アドレスを列デコー
ダによってデコードすることにより各サブアレイのメモ
リ列を指定する。
【0024】或いは、好ましくは、上記の半導体記憶装
置において、前記行アドレス制御手段が、該画面空間上
のデータの画素アドレスが入力された場合に、当該デー
タが所属するブロックの画素行および該画素行以降の各
画素行に対応するサブアレイについては、当該サブアレ
イにおける当該データが所属するブロックに対応するメ
モリ行を選択し、他のサブアレイについては、当該デー
タが所属するブロックの次に隣接するブロックに対応す
るメモリ行を選択すると共に、各サブアレイについて、
当該データが所属する画素列以降の複数の画素列に対応
する複数のメモリ列を選択して前記メモリセルアレイに
アクセスを行う。
【0025】好ましくは、上記の半導体記憶装置におい
て、前記画像空間が、画素アドレス中の行アドレスによ
り画素行を指定するものであり、前記行アドレス制御手
段が、行アドレス中のpビットのアドレスをフルデコー
ドして2p本の出力のいずれか1本のみをアクティブに
する行サブデコーダと、該行サブデコーダの各隣接する
出力同士のOR演算を行って2本の出力をアクティブに
する論理回路と、該論理回路がアクティブにした2本の
出力のうちのいずれかを各サブアレイごとに選ぶことに
より該各サブアレイのメモリ行の選択を行う隣接行選択
手段と、を備えている。さらに好ましくは、前記隣接行
選択手段が、行アドレス中のpビット以外のアドレスを
論理演算することにより、各サブアレイごとに前記論理
回路のいずれの出力を選ぶかを決定する。
【0026】以下、本発明の作用について説明する。
【0027】この発明においては、メモリセルアレイを
複数のサブアレイに分割すると共に、画像空間上に任意
に設定した比較的小さい矩形領域内のデータが同一のサ
ブアレイ内の異なるメモリ行上に配置されるのを避ける
ことができるので、複数のサブアレイを同時にアクセス
し、又は、順次異なるサブアレイに切り替えて連続的に
アクセスすることにより、この矩形領域内のデータを行
方向にも高速にアクセスすることができるようになる。
【0028】この発明においては、任意の画素アドレス
を指定するだけで、この画素アドレスを起点とする矩形
領域内の複数行のデータに同時に又は時分割により順次
アクセスすることができる。また、矩形領域の行の区切
りが画像空間をブロックに分割した際の境界に一致する
とは限らないので、この場合の各サブアレイの選択行を
調整できる。
【0029】この発明においては、任意の画素アドレス
を指定するだけで、この画素アドレスを起点とする矩形
領域内の複数列のデータに同時にアクセスすることがで
きる。また、複数行のデータにも同時にアクセスできる
場合には、矩形領域内の全データに同時にアクセス可能
となる。
【0030】この発明においては、n本のデータ線を用
いてn列のデータに同時にアクセスすることができる。
【0031】この発明においては、1本のデータ線を用
いてn列のデータに時分割により順次アクセスすること
ができる。
【0032】この発明においては、m×n本の共通デー
タ線を用いてm行×n列のデータに同時にアクセスする
ことができる。
【0033】この発明においては、m本の共通データ線
を用いてm行×n列のデータにm行ずつ時分割により順
次アクセスすることができる。
【0034】この発明においては、m行×n列のデータ
をレジスタに記憶し外部から任意の画像処理を実行する
ことができるようになる。
【0035】この発明においては、m行ずつのデータを
レジスタに記憶し外部から任意の画像処理を実行するこ
とができるようになる。
【0036】この発明においては、半導体記憶装置内部
で矩形領域内のm行×n列のデータに対する任意の画像
処理を高速で実行することができる。
【0037】この発明においては、半導体記憶装置内部
で矩形領域内のm行ずつのデータに対する任意の画像処
理を高速で実行することができる。
【0038】この発明においては、行アドレス制御手段
が行アドレス中のM−mビットを用いて容易に各サブア
レイのメモリ行を選択できるようになる。
【0039】この発明においては、矩形領域が2個のブ
ロックにまたがる場合にも、それぞれブロックに応じた
各サブアレイのメモリ行を選択でき、任意の位置の矩形
領域に対してアクセスできる。
【0040】この発明においては、列アドレスをデコー
ドすることにより容易に各サブアレイのメモリ列を選択
することができる。
【0041】この発明においては、2行のメモリ行を選
択可能な行サブデコーダを用いることにより、各サブア
レイごとに隣接する異なるメモリ行が容易に選択できる
ようになる。
【0042】この発明においては、行アドレスの一部の
ビットを用いて2行のメモリ行のいずれかを選ぶ隣接行
選択手段を用いることにより、各サブアレイごとに隣接
する異なるメモリ行が容易に選択できるようになる。
【0043】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
説明する。
【0044】(実施形態1)図1〜図11は本発明の実
施形態1による半導体記憶装置を説明するための図であ
る。なお、図12〜図14に示した従来例と同様の機能
を有する構成部材には同じ符号を付記する。また、本実
施形態1では、640×480画素のディスプレイ(V
GA(Video Graphics Array)規格等)に表示するデー
タを一時的に格納するための半導体記憶装置について説
明する。ただし、本発明は、このように実際のディスプ
レイに表示するためのデータに限らず、アプリケーショ
ン等が想定する仮想の画像空間上のデータを格納するた
めに用いることもでき、画素構成も任意である。なお、
通常の画像データは、1画素ごとにカラーや階調を指定
するために複数ビットのデータで構成されるが、本実施
形態では、簡単のために1画素が1ビットのデータで構
成されるものとして説明する。また、本実施形態1の半
導体記憶装置は、DRAMを用いた場合について説明す
る。ただし、本発明は、このDRAMに限らずSRAM
[Static Random Access Memory]等のランダムアクセス
が可能な全ての半導体記憶装置に実施可能である。
【0045】図1は本実施形態1の半導体記憶装置の全
体構成を示し、図において、101は本実施形態1の半
導体記憶装置で、この半導体記憶装置101は、外部の
プロセッサ等からアドレスバス等を介してアドレスAd
drを入力とするとともに、コントロールバス等を介し
て行アドレスストローブ信号RASバーと列アドレスス
トローブ信号CASバーを入力とし、データバス等を介
してデータDQの入出力を行う構成となっている。
【0046】アドレスAddrは、行アドレスラッチ1
と列アドレスラッチ2に送られる。また、行アドレスス
トローブ信号RASバーと列アドレスストローブ信号C
ASバーは、クロックジェネレータ3に送られる。クロ
ックジェネレータ3は、これらの制御信号に基づいて、
アクセス動作のタイミングを制御するための内部制御信
号である行デコード制御信号RAと列デコード制御信号
CAとセンスアンプ駆動信号SAを発生する回路であ
る。行デコード制御信号RAは、アドレスAddrとし
て行アドレスRが入力されるタイミングを行アドレスラ
ッチ1に通知する信号であり、行アドレスラッチ1は、
この信号を受けて行アドレスRをラッチすると共に、ラ
ッチ保持した行アドレスRを行アドレス制御回路4に送
る。列デコード制御信号CAは、アドレスAddrとし
て列アドレスCが入力されるタイミングを列アドレスラ
ッチ2に通知する信号であり、列アドレスラッチ2は、
この信号を受けて列アドレスCをラッチすると共に、ラ
ッチ保持した列アドレスCを列デコーダ5に送る。
【0047】ここで、行アドレスRは、640×480
画素のディスプレイにおける480行の画素行のいずれ
かを指定するための画素アドレスであり、10ビットの
アドレス信号からなるものとする。また、列アドレスC
は、このディスプレイにおける640列の画素列のいず
れかを指定するための画素アドレスであり、10ビット
のアドレス信号からなるものとする。なお、10ビット
ずつの行アドレスRと列アドレスCを用いる場合、画像
空間は、最大で1024(=210)行の画素行と102
4列の画素列が構成可能となるが、ここではその一部の
領域のみを使用する。また、一般的なDRAMは、画素
アドレスをこのように行アドレスRと列アドレスCに分
離して入力するが、これらの行アドレスRと列アドレス
Cを一括して入力する場合もあり得る。
【0048】行アドレス制御回路4は、行アドレスRに
応じてメモリセルアレイ6のメモリ行を選択する回路で
ある。ただし、本実施形態のメモリセルアレイ6は、行
方向に8(=23)個のサブアレイ6−0〜6−7に分
割されている。各サブアレイ6−i(iは0≦i≦7の
整数)は、それぞれ128行のメモリ行と1024列の
メモリ列とからなるマトリクス状に配列されたメモリセ
ルを備えている。従って、メモリセルアレイ6全体で1
024行(128行×8個)のメモリ行と1024列の
メモリ列を有し、上記1024行の画素行と1024列
の画素列からなる最大の画像空間に対応する。ただし、
本実施形態のディスプレイは、この最大の画像空間の一
部しか使用しないので、各サブアレイ6−iも、128
行と1024列の全てに実際にメモリセルを配列する必
要はなく、ディスプレイの640×480画素に対応す
る領域にのみメモリセルを配列すればよい。
【0049】ここで、640×480画素のディスプレ
イにおける画素アドレスと各サブアレイ6−iのメモリ
行およびメモリ列との対応関係を説明する。640×4
80画素のディスプレイ上の各画素の座標は、図2に示
すように、左上隅を第0行第0列として、第0行〜第4
79行の画素行と第0列〜第639列の画素列とによっ
て表すことができる。例えば、図2に示す8×8画素の
矩形の領域Sの左上隅の画素は、第91行の画素行と第
69列の画素列に属するので、座標(91,69)によ
って表すことができる。なお、この図2では、四方を線
で囲まれた桝目状の最小の領域が各画素を表すものとす
る。
【0050】本実施形態の半導体記憶装置では、これら
の各画素上のデータを書き込んだり読み出すアクセス時
に、画素アドレスの10ビットずつの行アドレスRと列
アドレスCをアドレスAddrとして入力する。10ビ
ットの列アドレスCは、その画素が第何列の画素列に所
属するかを指定するものであり、ここでは単純にこの列
アドレスCが示す0〜1024(実際には639まで)
の十進数値がそのまま画素列の第何列かを表すものとす
る。また、この列アドレスCは、各サブアレイ6−iに
おいても、0列目から数えて何列目のメモリ列であるか
をそのまま表すものとする。
【0051】10ビットの行アドレスRも、その画素が
第何行の画素行に所属するかを指定するものである。し
かし、この行アドレスRは、そのまま画素行の第何行か
を表すものではなく、A9〜A0からなる10ビットの行
アドレスRを上位3ビットのA9〜A7と下位7ビットの
A6〜A0に分けて指定する。即ち、図2に示したディス
プレイの640×480画素の領域は、8×8画素の矩
形領域に分割して考える。ただし、行アドレスRに関係
するのは、行方向の分割のみであるため、ここでは48
0行の画素行を8行ずつ60(=480/8)個のブロ
ックに分割するものと考える。各ブロックは、画素行の
第0行〜第7行を第0ブロックとし、第8行〜第15行
を第1ブロックとするというよう、順次第472行〜第
479行の第59ブロックまで定める。そして、行アド
レスRは、下位7ビットのA6〜A0の0〜127(実際
には59まで)の十進数値によって第何ブロックかを示
す。また、各ブロック内では、図3に示すように(図3
では8×8画素の矩形領域のみを示す)、上位3ビット
のA9〜A7の0〜7の十進数値がそのブロック内で0行
目から数えて何行目の画素行かを示す。例えば、上記8
×8画素の矩形の領域Sの左上隅にある座標(91,6
9)の画素は、第11ブロック(第88行〜第95行)
における0行から数えて3行目(88+3=91)の画
素行に属するので、そのデータの行アドレスRは、下位
7ビットのA6〜A0が2進表記で「0001011
(2)」((2)は2進表記を示し、十進表記では11)とな
り、上位3ビットのA9〜A7が「011(2)」(十進表
記では3)となって、全体で「0110001011
(2)」(これの十進表記は特に意味を持たない)とな
る。なお、行アドレスRや列アドレスCのビット構成
は、このような構成に限らず任意である。また、他の形
式の画素アドレスを入力して、内部的にこのような行ア
ドレスRや列アドレスC等に変換するようにしてもよ
い。例えば、全画素が1次元的に連続したアドレスとな
るような画素アドレスが送られて来る場合には、この画
素アドレスから画像空間の起点アドレス(第0行第0列
の画素アドレス)を減算して総画素列数で除算すれば、
その商が画素列を示し、その余り(剰余)が画素行を示
すことになるので、これに基づいて行アドレスRや列ア
ドレスC等に変換することができる。
【0052】上記ブロック内の各画素行は、図3に示し
たように、それぞれ異なるサブアレイ6−iに対応付け
られている。即ち、各ブロックの0行目の画素行に属す
る画素上のデータは最初のサブアレイ6−0に格納さ
れ、1行目の画素上のデータは次のサブアレイ6−1に
格納され、2行目の画素上のデータはその次のサブアレ
イ6−2に格納され、以降同様にして、7行目の画素上
のデータは最後のサブアレイ6−7に格納されるという
ように対応付けられる。従って、半導体記憶装置に入力
された行アドレスRは、その上位3ビットのA9〜A7に
よってサブアレイ6−iを指定することになる。また、
この行アドレスRは、図4に示すように、その下位7ビ
ットのA6〜A0によってサブアレイ6−i内のメモリ行
を指定する。そして、各サブアレイ6−i内の128行
(実際には60行のみ使用する)の各メモリ行は、それ
ぞれ60個の各ブロックに対応する。従って、同一のサ
ブアレイ6−i内で異なるメモリ行に格納されたデータ
は、ディスプレイ上では少なくとも1ブロック以上離れ
た画素行上のデータとなり、逆にディスプレイ上で8行
未満の隣接画素行上にあるデータは、必ず異なるサブア
レイ6−iに格納されることになる。
【0053】上記各サブアレイ6−iには、センスアン
プ6aと列セレクタ6bが接続されている。センスアン
プ6aは、メモリ列ごとにいずれかのメモリ行のメモリ
セルからビット線上に読み出されたデータをそれぞれ増
幅する回路であり、上記センスアンプ駆動信号SAがア
クティブになることにより駆動されて、この増幅動作を
実行するようになっている。従って、各サブアレイ6−
iでは、行アドレス制御回路4によって1行のメモリ行
が選択されると、このメモリ行上の全てのメモリ列のメ
モリセルからビット線上にデータが読み出されて増幅さ
れるので、この同一のメモリ行上の複数のメモリ列に同
時にアクセスすることが可能となる。DRAMでは、読
み出しアクセスだけでなく、書き込みアクセスの場合に
も、同一のメモリ行上の全メモリ列のメモリセルから一
旦データが読み出されて再書き込みされる(新たに書き
込まれたデータ以外はリフレッシュされる)ので、この
センスアンプ6aの動作が必要となる。また、このセン
スアンプ6aが動作する前には、ビット線の電位を一定
にするためのビット線プリチャージの動作が行われる。
各サブアレイ6−iは、このように同時に複数のメモリ
列にアクセスできるが、同時に複数行のメモリ行を選択
することはできない。即ち、サブアレイ6−iとは、同
時に複数行のメモリ行を選択することができない最大の
メモリセルの集まりをいう。従って、同一のサブアレイ
6−iの異なるメモリ行にあるデータに連続してアクセ
スを行う場合には、先のデータのアクセス終了後に、一
旦ビット線プリチャージを行って新たなメモリ行を選択
し、センスアンプ6aによる増幅動作を完了させてから
でないと、新たなデータのアクセスを行うことができな
い。そして、本発明は、メモリセルアレイをこのように
複数のサブアレイ6−iに分割すると共に、画像空間上
に任意に設定した所定の大きさの矩形領域内のデータが
同一のサブアレイ6−i内の異なるメモリ行上に配置さ
れるのを避けることにより、この矩形領域内のデータの
アクセスを高速化することにある。
【0054】列セレクタ6bは、上記列デコーダ5の出
力に応じて、サブアレイ6−iのメモリ列を選択し、そ
のメモリ列のビット線をデータ線DIOに接続する回路
である。列デコーダ5は、列アドレスCをデコードし、
このデコード結果を各サブアレイ6−iの列セレクタ6
bに送るようになっている。従って、全てのサブアレイ
6−iは、それぞれの列セレクタ6bによって同一のメ
モリ列が選択される。行アドレス制御回路4は、行アド
レスRに応じて各サブアレイ6−iのメモリ行を選択す
る回路である。従って、本実施形態の半導体記憶装置で
は、1個の画素アドレスを入力することにより、8個の
サブアレイ6−iに対して同時にアクセスを行うことが
できる。ただし、この行アドレス制御回路4は、全ての
サブアレイ6−iで同一のメモリ行を選択するとは限ら
ず、後に詳しく説明するように、一部のサブアレイ6−
iについては隣接するメモリ列を選択するようになって
いる。
【0055】本実施形態では、各サブアレイ6−iにそ
れぞれ8本ずつのデータ線DIOが接続されているもの
とする。そして、列セレクタ6bは、列アドレスCに対
応するメモリ列以降に連続する8列のメモリ列を同時に
選択し、これらのメモリ列の8本のビット線をデータ線
DIOにそれぞれ接続することにより、8ビットのデー
タが同時に転送されるものとする。ただし、データ線D
IOの本数や列セレクタ6bが同時に選択する列数は、
これに限定されるものではない。即ち、各サブアレイ6
−iにデータ線DIOを1本ずつ接続し、各列セレクタ
6bも、メモリ列を1列だけ選択して1ビットのデータ
を転送するだけでもよい。また、データ線DIOは、同
じく1本ずつ接続するが、各列セレクタ6bは、複数列
のメモリ列の各ビット線を時間をずらして順にこの1本
のデータ線DIOに接続することにより、複数ビットの
データを順次時分割で転送することもできる。この際、
各列セレクタ6bは、自動的に複数列のメモリ列を選択
してもよいし、従来例で示したページモード等のよう
に、外部からの制御信号によって順に任意の複数列のメ
モリ列の選択するようにしてもよい。
【0056】本実施形態の各サブアレイ6−iに接続さ
れた8本ずつのデータ線DIOは、64本の共通データ
線CIOとして入出力制御回路7に接続されている。入
出力制御回路7は、ここでは共通データ線CIOを外部
のデータバス等にバス接続するための入出力バッファで
あり、64ビットのデータDQをパラレルに入出力する
ようになっている。従って、書き込みアクセス時には、
64ビットのデータDQが入出力制御回路7を介して共
通データ線CIOに入力され、8ビットずつ8本のデー
タ線DIOを介して8個のサブアレイ6−iに同時に送
られることになり、読み出しアクセス時には、8個のサ
ブアレイ6−iから8ビットずつ読み出されたデータが
データ線DIOと共通データ線CIOを介して入出力制
御回路7に送られ、64ビットのデータDQとして同時
に出力される。ただし、この入出力制御回路7は、共通
データ線CIO上の64ビットのデータを例えば行また
は列方向に8ビット単位で分割し8ビットのデータDQ
として順次外部と入出力してもよいし、各サブアレイ6
−iにデータ線DIOが1本ずつ接続され共通データ線
CIOが8本となる場合には、これら共通データ線CI
O上の8ビットずつのデータをデータDQとしてそのま
ま外部と入出力する他、列方向にまとめ64ビットのデ
ータDQとして入出力する等、任意のビット数で任意の
方式により入出力を行うことができる。
【0057】行アドレス制御回路4は、図5および図6
に示すように、行サブデコーダ8と隣接行選択回路9と
複数のインバータ10…と複数のANDゲート11…と
からなる。行サブデコーダ8は、行アドレスRにおける
下位7ビットのA6〜A0を入力し、128本の出力線か
ら行サブデコード信号DX0〜DX127を出力するもので
ある。即ち、図7に示すように、この行サブデコーダ8
は、デコーダ12と複数のORゲート13…とからな
る。デコーダ12は、下位7ビットのA6〜A0をフルデ
コードして128本の出力線からいずれか1の信号のみ
がアクティブとなるデコード信号X0〜X127を出力する
ものである。そして、デコード信号X0以外のデコード
信号X1〜X127は、各ORゲート13によって前方に隣
接する出力線のデコード信号X0〜X125とのOR演算を
行うことにより行サブデコード信号DX1〜DX127に変
換される。また、デコード信号X0は、そのまま行サブ
デコード信号DX0となる。従って、この行サブデコー
ダ8は、行アドレスRの下位7ビットのA6〜A0をフル
デコードした場合にアクティブとなる本来の行サブデコ
ード信号DXj(jは0≦j≦126の整数)とこれに
後方に隣接する出力線の行サブデコード信号DXj+1を
同時にアクティブにすることになる。ただし、図7に示
す行サブデコーダ8は、最後のブロックに続くブロック
がないため、最後の行サブデコード信号DX127のみは
単独でアクティブにする場合がある。なお、図5および
図6に示す各サブアレイ6−iは、128行のメモリ行
が全て有効であるものとして示しているので、行サブデ
コーダ8も最後の行サブデコード信号DX127まで出力
しているが、メモリ行が60行までしか有効でない場合
には、この行サブデコーダ8も行サブデコード信号DX
59までを出力すれば足りる。
【0058】図5および図6に示したように、上記行サ
ブデコーダ8が出力する行サブデコード信号DX0〜D
X127は、それぞれANDゲート11を介して各サブア
レイ6−iのワード線WL0〜WL127に送られる。各サ
ブアレイ6−iのワード線WL0〜WL127は、そのいず
れか1本をアクティブにすることにより、対応するメモ
リ行を選択するものである。各サブアレイ6−iにおけ
る偶数行目に対応するワード線WL0…WL12…WL126
に接続されるANDゲート11…の他方の入力には、そ
れぞれ隣接行選択回路9が出力する選択信号Biがその
まま入力され、奇数行目に対応するワード線WL1…W
L11…WL127に接続されるANDゲート11…の他方
の入力には、それぞれ隣接行選択回路9が出力する選択
信号Biがインバータ10を介して入力されるようにな
っている。隣接行選択回路9は、図8に示すように、複
数ずつのインバータ14…とANDゲート15…とOR
ゲート16…からなる論理回路であり、行アドレスRの
上位3ビットのA9〜A7を入力して表1に示す真理値表
に従い8本の出力線から選択信号B0〜B7を出力するも
のである。
【0059】
【表1】
【0060】即ち、この隣接行選択回路9は、入力され
る上位3ビットのA9〜A7が示す十進数値をiとする
と、選択信号Bi〜B7のみを「1」(アクティブ)とす
る。そして、これらの選択信号B0〜B7は、それぞれ各
サブアレイ6−0〜6−7に対応する。なお、選択信号
B7は、常に「1」(アクティブ)に固定されるので、
図8では図示を省略している。
【0061】従って、図5および図6に示した行アドレ
ス制御回路4は、行アドレスRの上位3ビットのA9〜
A7が示す十進数値をiとすると、サブアレイ6−i以
降の各サブアレイ6−i〜6−7については、偶数行目
に対応する前方側のワード線WLのみをアクティブに
し、サブアレイ6−iまでの各サブアレイ6−0〜6−
(i−1)については、奇数行目に対応する後方側のワ
ード線WLのみをアクティブにする。例えば、図2に示
した座標(91,69)を左上隅を起点とする8×8画
素の矩形の領域S内のデータにアクセスする場合、この
起点の画素上にあるデータの画素アドレス(領域Sの起
点アドレス)を入力する。そして、この場合の行アドレ
スRは、起点の画素が第11ブロックにあるので、下位
7ビットのA6〜A0の十進数値が11となり、起点の画
素がこの第11ブロック内の0行から数えて3行目にあ
るので、上位3ビットのA9〜A7の十進数値が3とな
る。すると、サブアレイ6−3〜6−7は、ワード線W
L11(3),WL11(4),WL11(5),WL11(6),WL11
(7)がアクティブ(図6に「1」で示す)となり、それ
ぞれ11行目のメモリ行が選択される。また、サブアレ
イ6−0〜6−2は、ワード線WL12(0),WL12(1),
WL12(2)がアクティブ(図5に「1」で示す)とな
り、それぞれ12行目のメモリ行が選択される。
【0062】即ち、図9に示すように、領域S内の0行
目(画素行の第91行)〜4行目(画素行の第95行)
は、第11ブロックにあるので、各画素行が対応するサ
ブアレイ6−3〜6−7の11行目のメモリ行にデータ
が格納される。また、領域S内の5行目(画素行の第9
6行)〜7行目(画素行の第98行)は、第12ブロッ
クに食み出すので、各画素行が対応するサブアレイ6−
0〜6−2の12行目のメモリ行にデータが格納され
る。そして、このように起点アドレスがブロック内の0
行目にない場合には、8×8画素の矩形の領域Sが2個
のブロックにまたがるので、行アドレス制御回路4によ
って各サブアレイ6−iごとに選択するメモリ行を調整
する。
【0063】また、8×8画素の矩形の領域Sの起点ア
ドレスを入力すると、行アドレス制御回路4が8個のサ
ブアレイ6−0〜6−7における起点アドレス以降の8
行に対応する各メモリ行を同時に選択すると共に、列セ
レクタ6bが、起点アドレス以降の8列のメモリ列を同
時に選択するので、この領域S内の64ビットの全デー
タを一括して書き込み、また、一括して読み出すことが
できる。
【0064】上記構成の半導体記憶装置の動作を図10
のタイムチャートに基づいて説明する。ただし、ここで
は、各サブアレイ6−iにデータ線DIOが1本ずつ接
続されていて、列セレクタ6bがページモードにより各
メモリ列に1ビットずつデータを転送する場合の動作に
ついて説明する。また、上記図2に示した8×8画素の
矩形の領域S内の全データにアクセスするために、この
領域Sの起点アドレスの行アドレスRと列アドレスCを
送る場合について例示する。
【0065】待機状態にある半導体記憶装置に、まず外
部からアドレスAddrとして行アドレスRを送り、時
刻t1に行アドレスストローブ信号RASバーを立ち下
げると、行アドレスラッチ1がこの行アドレスRをラッ
チし、行アドレス制御回路4によって、サブアレイ6−
0〜6−2のワード線WL12(0),WL12(1),WL12
(2)を立ち上げると共に、サブアレイ6−3〜6−7の
ワード線WL11(3),WL11(4),WL11(5),WL11
(6),WL11(7)を立ち上げる。すると、各サブアレイ6
−iでは、選択されたメモリ行の全メモリセルからデー
タがビット線に読み出されてセンスアンプ6aにより増
幅され、ただちにアクセス可能な状態となる。
【0066】次に、アドレスAddrとして列アドレス
Cを送り、時刻t2に列アドレスストローブ信号CAS
バーを立ち下げると、列アドレスラッチ2がこの列アド
レスCをラッチして、列デコーダ5がデコード出力YS
(C)のみを立ち上げる。すると、各サブアレイ6−iで
は、列セレクタ6bにより、それぞれ選択されたメモリ
行における列アドレスCに対応する1列のメモリ列と1
本ずつのデータ線DIOとの間でデータの転送が行われ
る。また、列アドレスストローブ信号CASバーを一旦
立ち上げてアドレスAddrとして列アドレスC+1を
送り、時刻t3に再び列アドレスストローブ信号CAS
バーを立ち下げると、列アドレスラッチ2がこの列アド
レスC+1をラッチして、列デコーダ5がデコード出力
YS(C+1)のみを立ち上げる。すると、各サブアレイ6
−iでは、先と同じメモリ行における列アドレスC+1
に対応する1列のメモリ列と1本ずつのデータ線DIO
との間でデータの転送が行われる。そして、以降同様に
して列アドレスCを順に増分しながら列アドレスストロ
ーブ信号CASバーを立ち下げることにより、各サブア
レイ6−iの先と同じメモリ行における複数のメモリ列
で順次データの転送が行われる。
【0067】最後に、アドレスAddrとして列アドレ
スC+7を送り、時刻t4に列アドレスストローブ信号
CASバーを立ち下げると、列アドレスラッチ2がこの
列アドレスC+7をラッチして、列デコーダ5がデコー
ド出力YS(C+7)のみを立ち上げる。すると、各サブア
レイ6−iでは、先と同じメモリ行における列アドレス
C+7に対応する1列のメモリ列と1本ずつのデータ線
DIOとの間でデータの転送が行われ、時刻t5に列ア
ドレスストローブ信号CASバーと行アドレスストロー
ブ信号RASバーを立ち上げることによりアクセスを終
了する。従って、ここでは、列アドレスストローブ信号
CASバーを立ち下げるたびに、各サブアレイ6−iで
1ビットずつ合計8ビットのデータが同時に転送され、
アクセスの終了までに、8×8画素の矩形の領域S内の
合計64ビットの全データにアクセスすることができ
る。また、この場合には、8個のサブアレイ6−iにお
いて、同一メモリ列上の8ビットのデータが同時に転送
されるので、8行分のデータを高速でアクセスすること
ができる。また、これら8行分のデータを8列分アクセ
スする際にも、ページモードによる高速アクセスが可能
となる。
【0068】なお、各サブアレイ6−iにデータ線DI
Oが8本ずつ接続されていて、各列セレクタ6bが同時
に8ビットのデータ転送を行う場合には、起点アドレス
の行アドレスRと列アドレスCを送るだけで、領域S内
の合計64ビットの全データにさらに高速にアクセスす
ることができる。
【0069】なお、上記実施形態1の半導体記憶装置で
は、図1に示したように、各サブアレイ6−iをデータ
線DIOと共通データ線CIOと入出力制御回路7とを
介して外部のデータバス等に接続しただけであったが、
本発明はこのような構成に限るものではない。
【0070】(実施形態2)図11は、本発明の実施形
態2による半導体記憶装置を説明するための図であり、
図において、102はこの実施形態2の半導体記憶装置
で、この半導体記憶装置102では、各8ビットのデー
タ線DIOをそれぞれ8ビットのレジスタ17を介して
64ビットの共通データ線CIOに接続すると共に、こ
の共通データ線CIOに演算回路18をバス接続してい
る。その他の構成は上記実施形態1のものと同一であ
る。
【0071】この実施形態2では、この演算回路18
は、任意の画像処理に利用することができる。例えば、
この演算回路18によってMPEG等の符号化や復号化
の処理を行えば、この演算を高速で行うことができるよ
うになる。また、各種の演算を外部で実行するために、
これらのレジスタ17と外部との間でデータを転送する
ことも可能である。
【0072】なお、上記各実施形態では、行アドレス制
御回路4が全てのサブアレイ6−iのメモリ行を選択す
る場合を示したが、行アドレスRの上位3ビットのA9
〜A7によって指定された1個のサブアレイ6−iのメ
モリ行のみを指定することも可能である。この場合、8
×8画素の矩形領域内の他のデータにアクセスするため
に、行アドレスRの下位7ビットのA6〜A0のみを変更
すると、必ず別の1個のサブアレイ6−iのメモリ行が
指定されるので、前のサブアレイ6−iのビット線のプ
リチャージ等を待つことなく、ただちにアクセスを開始
でき、この矩形領域内の連続アクセスを高速で行うこと
ができる。
【0073】また、上記各実施形態では、行アドレス制
御回路4は、全てのサブアレイ6−iのメモリ行を選択
するが、行アドレスRの上位3ビットのA9〜A7によっ
て指定された1個のサブアレイ6−iの列セレクタ6b
のみがデータ線DIOとの間でデータの転送を行うよう
にすることもできる。この場合、行アドレスRの下位7
ビットのA6〜A0のみを変更して再度アクセスを行う
と、必ず別の1個のサブアレイ6−iのメモリ行が指定
され、このサブアレイ6−iでは既にビット線上にデー
タが読み出され増幅された状態にあるので、ただちにア
クセスすることができ、矩形領域内の連続アクセスをさ
らに高速化することができる。
【0074】
【発明の効果】以上のように本発明に係る半導体記憶装
置によれば、複数行と複数列からなる任意の位置の矩形
領域内のデータを列方向だけでなく行方向にも高速にア
クセスすることができるようになるので、MPEG等の
符号復号化処理やマルチウインドウシステムにおけるウ
インドウ内の塗りつぶし処理等を高速化することができ
る。また、1つの起点アドレスを指定するだけで、この
矩形領域内の全データに同時に又は時分割により順次連
続的にアクセスできるので、処理操作が効率的となる。
さらに、この矩形領域内の全データを一旦レジスタに転
送して、ここから内部の演算回路や外部のプロセッサ等
がランダムにデータを取得できるので、MPEG等の処
理のスループットを向上させることができる。しかも、
内部の演算回路等を1チップ化すれば、さらに処理速度
を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1を示すものであって、半導
体記憶装置の全体構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施形態1を示すものであって、ディ
スプレイの640×480画素の全領域を示す図であ
る。
【図3】本発明の実施形態1を示すものであって、ディ
スプレイ上の各ブロックと各サブアレイとの関係を示す
図である。
【図4】本発明の実施形態1を示すものであって、各サ
ブアレイとディスプレイ上の各ブロックとの関係を示す
図である。
【図5】本発明の実施形態1を示すものであって、行ア
ドレス制御回路の構成の一部を示すブロック図である。
【図6】本発明の実施形態1を示すものであって、行ア
ドレス制御回路の構成の他の一部を示すブロック図であ
る。
【図7】本発明の実施形態1を示すものであって、行サ
ブデコーダの構成を示すブロック図である。
【図8】本発明の実施形態1を示すものであって、隣接
行選択回路の構成を示すブロック図である。
【図9】本発明の実施形態1を示すものであって、8×
8画素の矩形の領域と各サブアレイとの関係を示す図で
ある。
【図10】本発明の実施形態1を示すものであって、半
導体記憶装置のページモードにおける動作を示すタイム
チャートである。
【図11】本発明の実施形態2を示すものであって、半
導体記憶装置の全体構成を示すブロック図である。
【図12】従来例を示すものであって、DRAMの全体
構成を示すブロック図である。
【図13】従来例を示すものであって、メモリセルアレ
イの構成を示すブロック図である。
【図14】従来例を示すものであって、DRAMのペー
ジモードにおける動作を示すタイムチャートである。
【符号の説明】
4 行アドレス制御回路 6 メモリセルアレイ 6−1〜6−7 サブアレイ 6a センスアンプ 6b 列セレクタ 8 行サブデコーダ 9 隣接行選択回路 101,102 半導体記憶装置

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数のメモリセルをM/m行(mは2以
    上の整数、M/mも2以上の整数)のメモリ行とN列
    (Nは2以上の整数)のメモリ列からなるマトリクス状
    に配列させたサブアレイをm個備えたメモリセルアレイ
    と、 M行の画素行とN列の画素列からなるマトリクス状の画
    像空間において、画素行をM/m個のブロックに分割
    し、該各ブロック内のm行の画素行をそれぞれm個のサ
    ブアレイに1対1で対応させると共に、M/m個のブロ
    ックをそれぞれ各サブアレイにおけるM/m行のメモリ
    行に1対1で対応させておき、 該画面空間上のデータの画素アドレスが入力された場合
    に、少なくとも当該データが所属するブロックの画素行
    に対応するサブアレイにおける、当該データが所属する
    ブロックに対応するメモリ行を選択して該メモリセルア
    レイにアクセスを行う行アドレス制御手段とを備え、 前記画像空間が、画素アドレス中の行アドレスにより画
    素行を指定するためのものであり、 前記行アドレス制御手段が、行アドレス中のpビットの
    アドレスをフルデコードして2 p 本の出力のいずれか1
    本のみをアクティブにする行サブデコーダと、 該行サブデコーダの各隣接する出力同士のOR演算を行
    って2本の出力をアクティブにする論理回路と、該論理
    回路がアクティブにした2本の出力のうちのいずれかを
    各サブアレイごとに選ぶことにより該各サブアレイのメ
    モリ行の選択を行う隣接行選択手段とを備えた、 半導体
    記憶装置。
  2. 【請求項2】 前記行アドレス制御手段が、前記画面空
    間上のデータの画素アドレスが入力された場合に、当該
    データが所属するブロックの画素行に対応するサブアレ
    イについては、当該サブアレイにおける当該データが所
    属するブロッ.クに対応するメモリ行を選択し、他のサ
    ブアレイについては、当該データが所属するブロックに
    対応するメモリ行または当該データが所属するブロック
    に隣接するブロックに対応するメモリ行を選択するもの
    である請求項1記載の半導体記憶装置。
  3. 【請求項3】 前記各サブアレイでは、前記行アドレス
    制御手段によって選択されたメモリ行におけるn列(n
    はN未満の2以上の整数)のメモリ列のメモリセルにn
    個のデータが並列に書き込まれ、かつ、該n列のメモリ
    列のメモリセルからn個のデータが並列に読み出される
    ことによりアクセスが行われる請求項1または2記載の
    半導体記憶装置。
  4. 【請求項4】 前記各サブアレイが、各メモリ列ごとに
    当該メモリ列のいずれか1つのメモリセルからビット線
    上に読み出されたデータを増幅するセンスアンプと、該
    全メモリ列中からn列のメモリ列を選択し、該選択され
    たメモリ列のビット線上に読み出され増幅されたデータ
    をデータ線に転送し、かつ、データ線上のデータを該選
    択されたメモリ列のビット線に転送する列セレクタとを
    備えたものである請求項1または2記載の半導体記憶装
    置。
  5. 【請求項5】 前記Mが2M、前記mが2m、前記Nが2
    N、前記nが2nであるとし、 前記画像空間が、画素アドレス中のMビットの行アドレ
    スにより画素行を指定し、Nビットの列アドレスにより
    画素列を指定するものであり、 前記行アドレス制御手段が、該画面空間上のデータの画
    素アドレスが入力された場合に、各サブアレイについ
    て、行アドレス中のM−mビットのアドレスにより指定
    されるメモリ行、または該メモリ行に隣接するメモリ行
    を選択すると共に、Nビットの列アドレスにより指定さ
    れるメモリ列を含む2n列のメモリ列を選択して前記メ
    モリセルアレイにアクセスを行うものである請求項1乃
    至4のいずれかに記載の半導体記憶装置。
  6. 【請求項6】 前記行アドレス制御手段が、該画面空間
    上のデータの画素アドレスが入力された場合に、当該デ
    ータが所属するブロックの画素行および該画素行以降の
    各画素行に対応するサブアレイについては、当該サブア
    レイにおける当該データが所属するブロックに対応する
    メモリ行を選択し、他のサブアレイについては、当該デ
    ータが所属するブロックの次に隣接するブロックに対応
    するメモリ行を選択すると共に、各サブアレイについ
    て、当該データが所属する画素列以降の複数の画素列に
    対応する複数のメモリ列を選択して前記メモリセルアレ
    イにアクセスを行うものである請求項1乃至4のいずれ
    かに記載の半導体記憶装置。
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