JP3280700B2 - 積層ゴム製品の製造方法 - Google Patents
積層ゴム製品の製造方法Info
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Description
法に関し、特に、ゴム材間に基布等を積層した積層ゴム
製品の製造方法に関するものである。
間に基布等を積層してダイアフラム等の積層ゴム製品を
製造するには、図5に示すような成形型が用いられてい
る。
52と当接離隔可能に配設された予備成形型53と、こ
の予備成形型53と当接離隔可能に配設されるととも
に、この予備成形型53を離脱させた際には下型52と
も当接離隔可能である上型54とから構成されている。
用溝52aが形成されて、予備成形型53との当接時に
両者52、53間の下型52側にキャビティAが形成さ
れ、上型54の下面にはキャビティ用溝54aが形成さ
れて、予備成形型53との当接時に両者53、54間の
上型54側にキャビティBが形成され、さらに、予備成
形型53を離脱させて下型52と上型54とを当接させ
た時には下型52のキャビティ用溝52aと上型54の
キャビティ用溝54aとからキャビティCが形成される
ようになっている。
基布を挟み込んだ積層ゴム製品を製造するには、まず、
図5に示すように、下型52と予備成形型53との間お
よび予備成形型53と上型54との間を型締めして、前
記キャビティAおよびキャビティBに半加硫ゴム55
a、55bを充填する。
備成形型53との間および予備成形型53と上型54と
の間を型開きして、前記予備成形型53を離脱させる。
ゴム55aは下型52側に粘着し、キャビティBに充填
した半加硫ゴム55bは上型54側に粘着する。
55aの上面に基布56を載置して、上型54と下型5
2とを型締めし、加硫成形すると、積層ゴム製品57が
形成される。
6、図7に示すように、基布56をそのまま載置する場
合と、図8、図9に示すように、基布56を予め予備成
形して載置する場合とがある。
型54と下型52との型締め時に、基布56に張力が作
用するため、上型54の突部54bおよび下型52の突
部52bに位置する積層ゴム製品57の部位に基布56
が露出する基布露出部58が発生しやすくなり、基布5
6が積層ゴム製品57の中央に安定しないという問題点
を有していた。
4のキャビティ用溝54aと下型52のキャビティ用溝
52aとの間で形成されるキャビティCの形状に合致さ
せて基布56を予備成形し、これを前記下型52側に粘
着する半加硫ゴム55aの上面に載置して加硫成形する
方法であるが、基布56の予備成形を別工程で行うた
め、生産性が悪くなるという問題点を有していた。
問題点を解決したものであって、生産性に優れるととも
に、品質の向上した積層ゴム製品の製造方法を提供する
ことを目的とするものである。
めに、この発明は下型と予備成形型との間、および予備
成形型と上型との間を型締めして、下型と予備成形型と
の間に形成したキャビティAおよび予備成形型と上型と
の間に形成したキャビティBに半加硫ゴムを充填し、下
型と予備成形型との間、および予備成形型と上型との間
を型開きして、下型の上面に半加硫ゴムを、上型の下面
に半加硫ゴムをそれぞれ設け、前記下型の上面に設けた
半加硫ゴムの上面に基布を載置した後、下型と予備成形
型との間を所定の予備成形圧力で型締めして、前記半加
硫ゴムに沿わせた状態に前記基布を予備成形し、下型と
予備成形型との間を型開きした後、予備成形型を離脱さ
せて、下型と上型との間を型締めして、半加硫ゴム間に
基布を積層した状態で加硫成形するという手段を採用し
たものである。
下型と予備成形型との間で低圧の予備成形をすることと
したため、積層ゴム製品に基布の露出がなくなり、基布
がゴム材の中央に位置する積層ゴム製品を製造すること
ができる。また、基布の予備成形を別工程としないた
め、生産性が向上する。
説明する。図1〜図4にはこの発明による積層ゴム製品
の製造方法の実施例が示されていて、この実施例に示す
積層ゴム製品の製造方法について、図1に示す成形型を
用いて以下に説明する。
4との間に予備成形型3が位置するもので、より詳しく
は、下型2と、この下型2と当接離隔可能に配設された
予備成形型3と、この予備成形型3と当接離隔可能に配
設されるとともに、この予備成形型3を離脱させた際に
は下型2とも当接離隔可能である上型4とから構成され
ている。
ム5a、5bが粘着しにくい材質で形成されているか、
あるいは、半加硫ゴム5a、5bが粘着しにくい表面処
理が施されている。
溝2aが形成されて、予備成形型3との当接時に両者
2、3間の下型2側にキャビティAが形成され、上型4
の下面にはキャビティ用溝4aが形成されて、予備成形
型3との当接時に両者3、4間の上型4側にキャビティ
Bが形成され、さらに、予備成形型3を離脱させて下型
2と上型4とを当接させた時には下型2のキャビティ用
溝2aと上型4のキャビティ用溝4aとからキャビティ
Cが形成されるようになっている。
布を挟み込んだ積層ゴム製品を製造するには、まず、図
1に示すように、下型2と予備成形型3との間および予
備成形型3と上型4との間を型締めして、前記下型2側
に形成されたキャビティAおよび上型4側に形成された
キャビティBに半加硫ゴム5a、5bを充填する。
成形型3との間および予備成形型3と上型4との間を型
開きする。
硫ゴム5a、5bが粘着しにくい材質で形成されている
か、あるいは、半加硫ゴム5a、5bが粘着しにくい表
面処理が施されているため、キャビティAに充填した半
加硫ゴム5aは下型2側に粘着し、キャビティBに充填
した半加硫ゴム5bは上型4側に粘着する。
aの上面に基布6を載置して、図3に示すように、予備
成形型3と下型2とを所定の予備成形圧力で型締めし
て、前記半加硫ゴム5aに沿わせた状態に基布6を予備
成形する。このときの所定の予備成形圧力は、スプリン
グ等の低荷重にて行う必要があり、高圧のプレス成形圧
力にて行うと、半加硫ゴム5a、5bが基布6を通っ
て、予備成形型3に付着し、連続成形に悪影響を及ぼす
恐れがある。
して、予備成形型3を離脱させる。このとき、基布6が
載置された半加硫ゴム5aは下型2側に粘着し、前記基
布6はキャビティCの形状に合致した形状に形成され
る。
下型2との間を型締めして、キャビティC内で加硫成形
することにより積層ゴム製品7を製造することができ
る。
の予備成形をすることにより、基布6の露出がなくな
り、基布6がゴム材の中央に位置する積層ゴム製品7を
製造することができ、基布6の予備成形を別工程としな
いため、生産性が向上する。
ゴム5a、5bが粘着しにくい材質で形成されている
か、あるいは、半加硫ゴム5a、5bが粘着しにくい表
面処理が施されているため、成形サイクルにおいて予備
成形型3に付着した半加硫ゴム5a、5bの処理が不要
となり、工程が簡素化するため、生産性が向上し、半加
硫ゴムの粘着に起因するシワ不良が低減して品質が向上
する。
基布6を積層した積層ゴム製品の製造方法について説明
したが、基布6の代わりに樹脂フィルム等を用いても良
い。
層構造としたが、この積層ゴム製品の製造方法で多層構
造の積層ゴム製品を製造することもでき、上型4側に設
けられる半加硫ゴム5bと下型2側に設けられる半加硫
ゴム5aの材質を変えることにより、例えば、上型4側
を耐ガソリン性材、下型2側を耐候性材とすることによ
り高機能の積層ゴム製品を製造することができる。
形型との間を所定の予備成形圧力で型締めして、基布を
予備成形することとしたため、積層ゴム製品に基布の露
出がなくなり、基布がゴム材の中央に位置する積層ゴム
製品を製造することができる。また、基布の予備成形を
別工程としないため、生産性が向上するという効果を有
するものである。
例を説明するために用いる成形型を示す概略断面図であ
る。
る。
る。
子を示す概略断面図である。
に用いる成形型を示す概略断面図である。
型の上面に基布を載置した状態を示す概略断面図であ
る。
ある。
型の上面に予備成形した基布を載置した状態を示す概略
断面図である。
子を示す概略断面図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 下型(2)と予備成形型(3)との間、
および予備成形型(3)と上型(4)との間を型締めし
て、下型(2)と予備成形型(3)との間に形成したキ
ャビティAおよび予備成形型(3)と上型(4)との間
に形成したキャビティBに半加硫ゴム(5a、5b)を
充填し、下型(2)と予備成形型(3)との間、および
予備成形型(3)と上型(4)との間を型開きして、下
型(2)の上面に半加硫ゴム(5a)を、上型(4)の
下面に半加硫ゴム(5b)をそれぞれ設け、前記下型
(2)の上面に設けた半加硫ゴム(5a)の上面に基布
(6)を載置した後、下型(2)と予備成形型(3)と
の間を所定の予備成形圧力で型締めして、前記半加硫ゴ
ム(5a)に沿わせた状態に前記基布(6)を予備成形
し、下型(2)と予備成形型(3)との間を型開きした
後、予備成形型(3)を離脱させて、下型(2)と上型
(4)との間を型締めして、半加硫ゴム(5a、5b)
間に基布(6)を積層した状態で加硫成形することを特
徴とする積層ゴム製品の製造方法。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP15081092A JP3280700B2 (ja) | 1992-06-10 | 1992-06-10 | 積層ゴム製品の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15081092A JP3280700B2 (ja) | 1992-06-10 | 1992-06-10 | 積層ゴム製品の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05337971A JPH05337971A (ja) | 1993-12-21 |
JP3280700B2 true JP3280700B2 (ja) | 2002-05-13 |
Family
ID=15504920
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15081092A Expired - Fee Related JP3280700B2 (ja) | 1992-06-10 | 1992-06-10 | 積層ゴム製品の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3280700B2 (ja) |
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KR100689964B1 (ko) * | 2006-06-21 | 2007-03-08 | 박장원 | 발포체 제조방법 |
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JP5721182B2 (ja) | 2012-04-11 | 2015-05-20 | 国立大学法人長岡技術科学大学 | 加硫物及びその製造方法 |
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CN104162945B (zh) * | 2014-08-21 | 2016-08-24 | 宁国市海天力工业发展有限公司 | 气室橡胶隔膜二次硫化模具、模组及加工方法 |
CN113752437B (zh) * | 2021-08-24 | 2023-05-05 | 西安航空制动科技有限公司 | 一种用于成型弹簧内包式橡胶挡油环的模具 |
-
1992
- 1992-06-10 JP JP15081092A patent/JP3280700B2/ja not_active Expired - Fee Related
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