JP3275190B2 - 地図情報再生装置 - Google Patents
地図情報再生装置Info
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- JP3275190B2 JP3275190B2 JP33873393A JP33873393A JP3275190B2 JP 3275190 B2 JP3275190 B2 JP 3275190B2 JP 33873393 A JP33873393 A JP 33873393A JP 33873393 A JP33873393 A JP 33873393A JP 3275190 B2 JP3275190 B2 JP 3275190B2
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- Japan
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- map
- road
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- G—PHYSICS
- G09—EDUCATION; CRYPTOGRAPHY; DISPLAY; ADVERTISING; SEALS
- G09B—EDUCATIONAL OR DEMONSTRATION APPLIANCES; APPLIANCES FOR TEACHING, OR COMMUNICATING WITH, THE BLIND, DEAF OR MUTE; MODELS; PLANETARIA; GLOBES; MAPS; DIAGRAMS
- G09B29/00—Maps; Plans; Charts; Diagrams, e.g. route diagram
- G09B29/10—Map spot or coordinate position indicators; Map reading aids
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- G—PHYSICS
- G08—SIGNALLING
- G08G—TRAFFIC CONTROL SYSTEMS
- G08G1/00—Traffic control systems for road vehicles
- G08G1/09—Arrangements for giving variable traffic instructions
- G08G1/0962—Arrangements for giving variable traffic instructions having an indicator mounted inside the vehicle, e.g. giving voice messages
- G08G1/0968—Systems involving transmission of navigation instructions to the vehicle
- G08G1/0969—Systems involving transmission of navigation instructions to the vehicle having a display in the form of a map
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- Mathematical Physics (AREA)
- Radar, Positioning & Navigation (AREA)
- Business, Economics & Management (AREA)
- Educational Administration (AREA)
- Educational Technology (AREA)
- Navigation (AREA)
- Traffic Control Systems (AREA)
- Instructional Devices (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、地図情報記憶媒体に記
憶されている地図情報を再生する地図情報再生装置に関
する。
憶されている地図情報を再生する地図情報再生装置に関
する。
【０００２】
【従来の技術】最近、自車の走行距離および進行方向を
検出しながら二次元座標上の位置を累積的な演算処理に
よって逐次求めながら、地図情報記憶媒体から所定地域
における地図情報が読み出されて画面に写し出された地
図上に自車の現在位置を表示する車両用走行案内装置に
あって、累積誤差などの要因により地図上の道路から外
れて表示されている現在位置の修正を行わせるべく、自
車の現在位置に至るまでの走行軌跡のパターンと地図情
報にもとづいて抽出した地図上における道路のパターン
とのマッチングをとって、そのマッチングがとられた道
路上に走行軌跡を合せ込んで現在位置の修正を行わせる
ようにしたものが開発されている（特開平４−５０７１
８号公報参照）。
検出しながら二次元座標上の位置を累積的な演算処理に
よって逐次求めながら、地図情報記憶媒体から所定地域
における地図情報が読み出されて画面に写し出された地
図上に自車の現在位置を表示する車両用走行案内装置に
あって、累積誤差などの要因により地図上の道路から外
れて表示されている現在位置の修正を行わせるべく、自
車の現在位置に至るまでの走行軌跡のパターンと地図情
報にもとづいて抽出した地図上における道路のパターン
とのマッチングをとって、そのマッチングがとられた道
路上に走行軌跡を合せ込んで現在位置の修正を行わせる
ようにしたものが開発されている（特開平４−５０７１
８号公報参照）。
【０００３】また、最近、地図情報記憶媒体から所定地
域における地図情報が読み出されて画面に写し出された
地図上に出発点および目的地を任意に設定して、地図情
報にもとづいて、その設定された出発点から目的地に到
るまでの例えば所定距離が最小となるような最適経路を
探索して、その探索された経路にしたがって車両の走行
誘導を行わせるようにしたものが開発されている（特開
昭６２−１３３６００号公報参照）。
域における地図情報が読み出されて画面に写し出された
地図上に出発点および目的地を任意に設定して、地図情
報にもとづいて、その設定された出発点から目的地に到
るまでの例えば所定距離が最小となるような最適経路を
探索して、その探索された経路にしたがって車両の走行
誘導を行わせるようにしたものが開発されている（特開
昭６２−１３３６００号公報参照）。
【０００４】従来、このようなものに用いられる地図情
報としては、それがデジタルデータとしてＣＤ−ＲＯＭ
などの読出し専用の記憶媒体に記憶されており、道路の
新設などの地図の改変に対処するためには、その改変の
程度によらず、地図情報の記憶媒体自体を地図情報が改
変された新たなものに交換しなければならないものにな
っている。
報としては、それがデジタルデータとしてＣＤ−ＲＯＭ
などの読出し専用の記憶媒体に記憶されており、道路の
新設などの地図の改変に対処するためには、その改変の
程度によらず、地図情報の記憶媒体自体を地図情報が改
変された新たなものに交換しなければならないものにな
っている。
【０００５】また、地図の改変に対処するべく、新設さ
れた道路などの地図の改変データを記憶させたＩＣカー
ドメモリなどによるＲＯＭを補助的に設けて、その地図
改変用のＲＯＭから読み出した地図の改変データにもと
づいて、新設された道路などを、データベースとしての
地図情報記憶媒体から読み出された地図情報にしたがっ
て画面に写し出されている地図に重ねて表示させるよう
にすることが考えられる。
れた道路などの地図の改変データを記憶させたＩＣカー
ドメモリなどによるＲＯＭを補助的に設けて、その地図
改変用のＲＯＭから読み出した地図の改変データにもと
づいて、新設された道路などを、データベースとしての
地図情報記憶媒体から読み出された地図情報にしたがっ
て画面に写し出されている地図に重ねて表示させるよう
にすることが考えられる。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】解決しようとする問題
点は、地図の一部が頻繁に改変されるたびに地図情報記
憶媒体を新たなものに交換するのでは不経済になってし
まうことである。
点は、地図の一部が頻繁に改変されるたびに地図情報記
憶媒体を新たなものに交換するのでは不経済になってし
まうことである。
【０００７】また、地図改変用のＲＯＭを補助的に設け
て、それから読み出した地図の改変データにもとづい
て、データベースとしての地図情報記憶媒体から読み出
された地図情報にしたがって画面に写し出されている地
図に改変部分を重ねて表示させるのでは、新設道路など
の追加はできても、その地図上における道路の変更、削
除を行わせることができないものになってしまう。
て、それから読み出した地図の改変データにもとづい
て、データベースとしての地図情報記憶媒体から読み出
された地図情報にしたがって画面に写し出されている地
図に改変部分を重ねて表示させるのでは、新設道路など
の追加はできても、その地図上における道路の変更、削
除を行わせることができないものになってしまう。
【０００８】そして、特に、新設された道路などをデー
タベースから読み出された主たる地図に重ねて表示させ
るのでは、それが単なる画像上の合成でしかなく、その
補正用ＲＯＭから読み出される地図の改変データは、主
たる地図上における道路との接続関係が何らとられてい
ないために、新たに追加された道路が主たる地図上にお
ける道路と交差していて通行可能なのか、または立体交
差していて通行不能なのかを判断することができず、ま
た、地図情報にもとづいて、前述のパターンマッチング
の処理や最適経路の探索などの処理を行わせることがで
きないという問題がある。
タベースから読み出された主たる地図に重ねて表示させ
るのでは、それが単なる画像上の合成でしかなく、その
補正用ＲＯＭから読み出される地図の改変データは、主
たる地図上における道路との接続関係が何らとられてい
ないために、新たに追加された道路が主たる地図上にお
ける道路と交差していて通行可能なのか、または立体交
差していて通行不能なのかを判断することができず、ま
た、地図情報にもとづいて、前述のパターンマッチング
の処理や最適経路の探索などの処理を行わせることがで
きないという問題がある。
【０００９】
【課題を解決するための手段】本発明による地図情報再
生装置は、データベースとしての地図情報記憶媒体自体
に何ら手を加えることなく、地図上における道路の追
加、変更、削除などの改変を自在に行わせるとともに、
改変された地図情報にもとづいて、新たに追加された道
路が主たる地図上における道路と交差していて交互に通
行可能なのか、または立体交差していて通行不能なのか
などといった接続関係を判断して経路探索などの処理を
可能にするべく、道路を折線近似して、その道路の始点
または終点であるノード情報と、ノード間の線分である
リンク情報とを記憶する地図記憶手段と、その地図記憶
手段の情報に対して改変があった道路のノード情報とリ
ンク情報を、前記地図記憶手段のノード情報とリンク情
報に対する新たな道路の追加を含む改変の種類を表わす
データとともに記憶する改変情報記憶手段と、前記地図
記憶手段から所定の領域の地図情報を読み込むバッファ
メモリと、前記改変情報記憶手段の記憶情報に基いて、
前記バッファメモリに読み込まれた所定領域の地図情報
を改変する改変処理手段と、その改変処理手段によって
改変された地図を表示する表示手段とをとるようにして
いる。
生装置は、データベースとしての地図情報記憶媒体自体
に何ら手を加えることなく、地図上における道路の追
加、変更、削除などの改変を自在に行わせるとともに、
改変された地図情報にもとづいて、新たに追加された道
路が主たる地図上における道路と交差していて交互に通
行可能なのか、または立体交差していて通行不能なのか
などといった接続関係を判断して経路探索などの処理を
可能にするべく、道路を折線近似して、その道路の始点
または終点であるノード情報と、ノード間の線分である
リンク情報とを記憶する地図記憶手段と、その地図記憶
手段の情報に対して改変があった道路のノード情報とリ
ンク情報を、前記地図記憶手段のノード情報とリンク情
報に対する新たな道路の追加を含む改変の種類を表わす
データとともに記憶する改変情報記憶手段と、前記地図
記憶手段から所定の領域の地図情報を読み込むバッファ
メモリと、前記改変情報記憶手段の記憶情報に基いて、
前記バッファメモリに読み込まれた所定領域の地図情報
を改変する改変処理手段と、その改変処理手段によって
改変された地図を表示する表示手段とをとるようにして
いる。
【００１０】また、本発明による地図情報再生装置は、
道路を折線近似して、その道路の始点または終点である
ノード情報と、ノード間の線分であるリンク情報とを記
憶する地図記憶手段と、その地図記憶手段の情報に対し
て改変があった道路のノード情報とリンク情報を、前記
地図記憶手段のノード情報とリンク情報に対する新たな
道路の追加を含む改変の種類を表わすデータとともに送
信する送信手段と、その送信手段からの送信情報を受信
する受信手段と、前記地図記憶手段から所定の領域の地
図情報を読み込むバッファメモリと、前記受信手段の受
信情報に基いて、前記バッファメモリに読み込まれた所
定領域の地図記憶を改変する改変処理手段と、その改変
処理手段によって改変された地図を表示する表示手段と
をとるようにしている。
道路を折線近似して、その道路の始点または終点である
ノード情報と、ノード間の線分であるリンク情報とを記
憶する地図記憶手段と、その地図記憶手段の情報に対し
て改変があった道路のノード情報とリンク情報を、前記
地図記憶手段のノード情報とリンク情報に対する新たな
道路の追加を含む改変の種類を表わすデータとともに送
信する送信手段と、その送信手段からの送信情報を受信
する受信手段と、前記地図記憶手段から所定の領域の地
図情報を読み込むバッファメモリと、前記受信手段の受
信情報に基いて、前記バッファメモリに読み込まれた所
定領域の地図記憶を改変する改変処理手段と、その改変
処理手段によって改変された地図を表示する表示手段と
をとるようにしている。
【００１１】
【実施例】本発明による地図情報再生装置は、図１に示
すように、道路成分を折線近似したときの各線分による
リンクのノード位置および各ノードに対するリンクの接
続関係をもってデジタルデータ化された地図情報が予め
記憶されている読出し専用の地図情報記憶媒体としての
ＣＤ−ＲＯＭ１、そのＣＤ−ＲＯＭ１から選択的に読み
出された所定地域における地図情報を蓄積するバッファ
メモリ２と、地図の改変情報が記憶された読出し専用の
地図改変情報記憶媒体としてのＩＣカードメモリ３と、
予め設定されている地図情報改変処理のプログラムによ
り、ＩＣカードメモリ３から読み出された地図の改変情
報にしたがう所定の手順によってバッファメモリ２に蓄
積されている地図情報の改変処理を実行する地図情報改
変処理部４と、予め設定された制御プログラムにしたが
って各部の制御を行う制御部５とからなっている。
すように、道路成分を折線近似したときの各線分による
リンクのノード位置および各ノードに対するリンクの接
続関係をもってデジタルデータ化された地図情報が予め
記憶されている読出し専用の地図情報記憶媒体としての
ＣＤ−ＲＯＭ１、そのＣＤ−ＲＯＭ１から選択的に読み
出された所定地域における地図情報を蓄積するバッファ
メモリ２と、地図の改変情報が記憶された読出し専用の
地図改変情報記憶媒体としてのＩＣカードメモリ３と、
予め設定されている地図情報改変処理のプログラムによ
り、ＩＣカードメモリ３から読み出された地図の改変情
報にしたがう所定の手順によってバッファメモリ２に蓄
積されている地図情報の改変処理を実行する地図情報改
変処理部４と、予め設定された制御プログラムにしたが
って各部の制御を行う制御部５とからなっている。
【００１２】図中６は、地図情報を必要とするアプリケ
ーション機器の一例としての一般的な車両用走行案内装
置であり、例えば、自車の走行距離および進行方向を検
出しながらＸ−Ｙ座標上の位置を累積的な演算処理によ
って逐次求めて、あるいはまたＧＰＳなどによる電波航
法によって自車の位置を測定しながら、バッファメモリ
２から与えられる地図情報にもとづいて画面に写し出さ
れた所定地域の地図上における自車の位置をわり出し
て、その地図上に自車の現在位置を表示するものが用い
られる。
ーション機器の一例としての一般的な車両用走行案内装
置であり、例えば、自車の走行距離および進行方向を検
出しながらＸ−Ｙ座標上の位置を累積的な演算処理によ
って逐次求めて、あるいはまたＧＰＳなどによる電波航
法によって自車の位置を測定しながら、バッファメモリ
２から与えられる地図情報にもとづいて画面に写し出さ
れた所定地域の地図上における自車の位置をわり出し
て、その地図上に自車の現在位置を表示するものが用い
られる。
【００１３】そして、その車両用走行案内装置６は、自
車の走行距離および進行方向を検出しながらＸ−Ｙ座標
上の位置を算出していく際の累積誤差などの要因により
地図上の道路から外れて表示されている現在位置の修正
を行わせるべく、自車の現在位置のデータを記憶保持さ
せることによって得られる走行軌跡のパターンと地図情
報にもとづいて抽出した地図上における道路のパターン
とのマッチングをとって、そのマッチングがとられた道
路上に走行軌跡を合せ込んで現在位置の修正を行わせる
ことができるようになっている。
車の走行距離および進行方向を検出しながらＸ−Ｙ座標
上の位置を算出していく際の累積誤差などの要因により
地図上の道路から外れて表示されている現在位置の修正
を行わせるべく、自車の現在位置のデータを記憶保持さ
せることによって得られる走行軌跡のパターンと地図情
報にもとづいて抽出した地図上における道路のパターン
とのマッチングをとって、そのマッチングがとられた道
路上に走行軌跡を合せ込んで現在位置の修正を行わせる
ことができるようになっている。
【００１４】また、その車両用走行案内装置６は、地図
情報にもとづいて、入力操作によって画面に写し出され
た地図上に設定された出発点から目的地に到るまでの、
例えば所定距離が最小となるような最適経路を探索し
て、その探索された経路にしたがって車両の走行誘導を
行わせることができるようになっている。
情報にもとづいて、入力操作によって画面に写し出され
た地図上に設定された出発点から目的地に到るまでの、
例えば所定距離が最小となるような最適経路を探索し
て、その探索された経路にしたがって車両の走行誘導を
行わせることができるようになっている。
【００１５】このように構成された地図情報再生装置の
動作について、以下説明する。
動作について、以下説明する。
【００１６】いま、入力操作などによる所定地域の地図
情報の要求に応じて、車両用走行案内装置６から制御部
５に必要な地図情報のアクセス指令が与えられると、そ
れに応じて制御部５はＣＤ−ＲＯＭ１から所定地域にお
ける地図情報を読み出してバッファメモリ２に蓄積させ
る。
情報の要求に応じて、車両用走行案内装置６から制御部
５に必要な地図情報のアクセス指令が与えられると、そ
れに応じて制御部５はＣＤ−ＲＯＭ１から所定地域にお
ける地図情報を読み出してバッファメモリ２に蓄積させ
る。
【００１７】次いで、制御部５は、そのＣＤ−ＲＯＭ１
から読み出した地図情報のエリアに対応する地図の改変
情報がＩＣカードメモリ３に記憶されているか否かを確
認したうえで、そのエリアにおける改変情報が存在する
場合には、その所要の地図の改変情報をＩＣカードメモ
リ３から読み出して地図情報改変処理部４に与えるとと
もに、その改変処理プログラムを始動させる。
から読み出した地図情報のエリアに対応する地図の改変
情報がＩＣカードメモリ３に記憶されているか否かを確
認したうえで、そのエリアにおける改変情報が存在する
場合には、その所要の地図の改変情報をＩＣカードメモ
リ３から読み出して地図情報改変処理部４に与えるとと
もに、その改変処理プログラムを始動させる。
【００１８】それにより、地図情報改変処理部４は、バ
ッファメモリ２に蓄積されている地図情報を読み込ん
で、改変情報にしたがう所定の手順によって改変処理を
実行し、その処理された地図情報をバッファメモリ２に
戻す。
ッファメモリ２に蓄積されている地図情報を読み込ん
で、改変情報にしたがう所定の手順によって改変処理を
実行し、その処理された地図情報をバッファメモリ２に
戻す。
【００１９】そして、制御部５は、要求された地図情報
がバッファメモリ２に準備できたことを車両用走行案内
装置６に知らせたうえで、バッファメモリ２に蓄積され
ている改変処理された地図情報を車両用走行案内装置６
に送出する。
がバッファメモリ２に準備できたことを車両用走行案内
装置６に知らせたうえで、バッファメモリ２に蓄積され
ている改変処理された地図情報を車両用走行案内装置６
に送出する。
【００２０】なお、制御部５は、車両用走行案内装置６
からの要求にもとづいてＣＤ−ＲＯＭ１から選択的に読
み出した地図情報のエリアに対応する地図の改変情報が
ＩＣカードメモリ３に記憶されていないときには、地図
情報改変処理部４を何ら始動させることなく、要求され
た地図情報がバッファメモリ２に準備できたことを車両
用走行案内装置６に知らせたうえで、バッファメモリ２
に蓄積されている地図情報を送出する。
からの要求にもとづいてＣＤ−ＲＯＭ１から選択的に読
み出した地図情報のエリアに対応する地図の改変情報が
ＩＣカードメモリ３に記憶されていないときには、地図
情報改変処理部４を何ら始動させることなく、要求され
た地図情報がバッファメモリ２に準備できたことを車両
用走行案内装置６に知らせたうえで、バッファメモリ２
に蓄積されている地図情報を送出する。
【００２１】図２は、道路成分を折線近似したときの各
線分によるリンクのノード位置および各ノードに対する
リンクの接続関係をもってデジタルデータ化された地図
情報の一例を示すもので、各リンク（Ｌ１，Ｌ２，Ｌ３
…）のそれぞれの両端におけるノード（Ｎ１，Ｎ２，Ｎ
３…）のＸ−Ｙ座標上における位置のデータからなるノ
ードテーブルと、各リンクにおける両端のノードの番号
を示すリンクテーブルと、各交差点（Ｃ１，Ｃ２，Ｃ
３，…）におけるノードの番号および各交差点に接続さ
れているリンクの番号を示す交差点テーブルとによって
構成されている。
線分によるリンクのノード位置および各ノードに対する
リンクの接続関係をもってデジタルデータ化された地図
情報の一例を示すもので、各リンク（Ｌ１，Ｌ２，Ｌ３
…）のそれぞれの両端におけるノード（Ｎ１，Ｎ２，Ｎ
３…）のＸ−Ｙ座標上における位置のデータからなるノ
ードテーブルと、各リンクにおける両端のノードの番号
を示すリンクテーブルと、各交差点（Ｃ１，Ｃ２，Ｃ
３，…）におけるノードの番号および各交差点に接続さ
れているリンクの番号を示す交差点テーブルとによって
構成されている。
【００２２】下記表１に、図２に示す地図情報における
ノードテーブル、リンクテーブルおよび交差点テーブル
の内容を示す。
ノードテーブル、リンクテーブルおよび交差点テーブル
の内容を示す。
【００２３】
【００２４】いま、ＣＤ−ＲＯＭ１から読み出された図
２に示すエリアの地図情報にあって、図中点線で示す新
設道路のデータを追加する処理を行わせる場合につい
て、以下説明する。
２に示すエリアの地図情報にあって、図中点線で示す新
設道路のデータを追加する処理を行わせる場合につい
て、以下説明する。
【００２５】この場合、ＩＣカードメモリ３には、下記
のような地図の改変情報が書き込まれる。
のような地図の改変情報が書き込まれる。
【００２６】 ＡＤＤ［Ｎ１７＋１］，３，Ｎ１′
（ｘ１′，ｙ１′），Ｎ２′（ｘ２′，ｙ２′），Ｎ
３′（ｘ３′，ｙ３′） ＭＯＤ［Ｌ１］，Ｎ２′−Ｎ８ ＡＤＤ［Ｌ１２＋１］，３，Ｌ１′Ｎ１−Ｎ２′，
Ｌ２′Ｎ２′−Ｎ３′，Ｌ３′Ｎ１′−Ｎ２′ ＡＤＤ［Ｃ４＋１］，１，Ｃ１′Ｎ２′Ｌ１−Ｌ
１′−Ｌ２′−Ｌ３′
（ｘ１′，ｙ１′），Ｎ２′（ｘ２′，ｙ２′），Ｎ
３′（ｘ３′，ｙ３′） ＭＯＤ［Ｌ１］，Ｎ２′−Ｎ８ ＡＤＤ［Ｌ１２＋１］，３，Ｌ１′Ｎ１−Ｎ２′，
Ｌ２′Ｎ２′−Ｎ３′，Ｌ３′Ｎ１′−Ｎ２′ ＡＤＤ［Ｃ４＋１］，１，Ｃ１′Ｎ２′Ｌ１−Ｌ
１′−Ｌ２′−Ｌ３′
【００２７】ここで、は、ノードテーブルにおけるノ
ードＮ１７の後に、新たな３つのノードＮ１′，Ｎ
２′，Ｎ３′のデータを追加することを意味している。
は、リンクテーブルにおけるリンクＬ１２の両端のノ
ードをＮ２′とＮ８とに変更することを意味している。
は、リンクテーブルにおけるリンクＬ１２の後に、新
たな３つのリンクＬ１′，Ｌ２′，Ｌ３′のデータを追
加することを意味している。また、は、交差点テーブ
ルにおける交差点Ｃ４の後に、新たな１つの交差点Ｃ
１′のデータを追加することを意味している。
ードＮ１７の後に、新たな３つのノードＮ１′，Ｎ
２′，Ｎ３′のデータを追加することを意味している。
は、リンクテーブルにおけるリンクＬ１２の両端のノ
ードをＮ２′とＮ８とに変更することを意味している。
は、リンクテーブルにおけるリンクＬ１２の後に、新
たな３つのリンクＬ１′，Ｌ２′，Ｌ３′のデータを追
加することを意味している。また、は、交差点テーブ
ルにおける交差点Ｃ４の後に、新たな１つの交差点Ｃ
１′のデータを追加することを意味している。
【００２８】地図情報改変処理部４は、そのＩＣカード
メモリ３に書き込まれている地図の改変情報を読み込ん
で、所定の処理手順〜にしたがって、バッファメモ
リ２に蓄積されている図２に示す地図情報のテーブルの
内容を改変する。
メモリ３に書き込まれている地図の改変情報を読み込ん
で、所定の処理手順〜にしたがって、バッファメモ
リ２に蓄積されている図２に示す地図情報のテーブルの
内容を改変する。
【００２９】下記表２に、その改変された地図情報のテ
ーブルを示す。
ーブルを示す。
【００３０】
【００３１】なお、ここではデータの追加ＡＤＤと変更
ＭＯＤの命令を実行するだけの地図の改変情報となって
いるが、その他に、データの削除ＤＥＬ［Ｘ］、移動Ｍ
ＯＶ［Ｘ１］，ｎ，［Ｘ２］などの命令を実行する基本
的な手順による改変情報が考えられる。
ＭＯＤの命令を実行するだけの地図の改変情報となって
いるが、その他に、データの削除ＤＥＬ［Ｘ］、移動Ｍ
ＯＶ［Ｘ１］，ｎ，［Ｘ２］などの命令を実行する基本
的な手順による改変情報が考えられる。
【００３２】このように、本発明によれば、ＩＣカード
メモリ３における地図の改変情報として、ノード、リン
クおよび交差点に関する各データの追加、変更、削除、
移動などの各改変の処理手順を組み合せることによっ
て、ＣＤ−ＲＯＭ１に記憶されている地図情報の複雑な
改変を容易に行わせることができる。
メモリ３における地図の改変情報として、ノード、リン
クおよび交差点に関する各データの追加、変更、削除、
移動などの各改変の処理手順を組み合せることによっ
て、ＣＤ−ＲＯＭ１に記憶されている地図情報の複雑な
改変を容易に行わせることができる。
【００３３】そして、本発明によれば、単なる画像上の
合成処理などによるのではなく、デジタル地図情報のデ
ータテーブルの内容自体を書き換えることによって地図
の改変を行わせるようにしているので、例えば、新たに
追加された道路が主たる地図上における道路と交差して
いるか否かをデータによって判断することができ、車両
用走行案内装置６がその改変された地図情報にもとづい
て、前述したパターンマッチングによる現在位置の修正
や最適経路の探索などのデータ処理を行わせることが可
能となる。
合成処理などによるのではなく、デジタル地図情報のデ
ータテーブルの内容自体を書き換えることによって地図
の改変を行わせるようにしているので、例えば、新たに
追加された道路が主たる地図上における道路と交差して
いるか否かをデータによって判断することができ、車両
用走行案内装置６がその改変された地図情報にもとづい
て、前述したパターンマッチングによる現在位置の修正
や最適経路の探索などのデータ処理を行わせることが可
能となる。
【００３４】また、図３は本発明の他の実施例を示すも
ので、この場合は、車両側において、前述のＩＣカード
メモリのような地図改変情報記憶媒体といったものをも
たずに、放送局または路上設備などの送信装置７から電
波（または光信号）によって送信される地図の改変情報
を受信する受信装置８をそなえ、制御部５の制御下にお
いて、受信装置８により受信した地図の改変情報をバッ
ファメモリ９に蓄積し、その蓄積された地図の改変情報
にもとづいて、前述と同様に、ＣＤ−ＲＯＭ１から読み
出された地図情報の改変を行わせるようにしている。
ので、この場合は、車両側において、前述のＩＣカード
メモリのような地図改変情報記憶媒体といったものをも
たずに、放送局または路上設備などの送信装置７から電
波（または光信号）によって送信される地図の改変情報
を受信する受信装置８をそなえ、制御部５の制御下にお
いて、受信装置８により受信した地図の改変情報をバッ
ファメモリ９に蓄積し、その蓄積された地図の改変情報
にもとづいて、前述と同様に、ＣＤ−ＲＯＭ１から読み
出された地図情報の改変を行わせるようにしている。
【００３５】このような構成をとることにより、車両側
において、地図が改変されるたびにＩＣメモリカードな
どによる改変情報を用意することなく、常に最新の地図
の改変情報を入手することができるようになる。
において、地図が改変されるたびにＩＣメモリカードな
どによる改変情報を用意することなく、常に最新の地図
の改変情報を入手することができるようになる。
【００３６】なお、送信装置７からの送信情報に、例え
ば、図２の地図情報におけるノードＮ８とノードＮ２′
との区間を通過する平均車速，走行所要時間などの交通
情報をリアルタイムで加えることができ、車両用走行案
内装置６の画面に写し出される地図上にそのときの交通
情報に即した経路誘導表示などを適切に行わせることが
できるようになる。
ば、図２の地図情報におけるノードＮ８とノードＮ２′
との区間を通過する平均車速，走行所要時間などの交通
情報をリアルタイムで加えることができ、車両用走行案
内装置６の画面に写し出される地図上にそのときの交通
情報に即した経路誘導表示などを適切に行わせることが
できるようになる。
【００３７】
【発明の効果】以上、本発明による地図情報再生装置に
あっては、道路を折線近似して、その道路の始点または
終点であるノード情報と、ノード間の線分であるリンク
情報とを記憶する地図記憶手段と、その地図記憶手段の
情報に対して改変があった道路のノード情報とリンク情
報を、前記地図記憶手段のノード情報とリンク情報に対
する新たな道路の追加を含む改変の種類を表わすデータ
とともに記憶する改変情報記憶手段と、前記地図記憶手
段から所定の領域の地図情報を読み込むバッファメモリ
と、前記改変情報記憶手段の記憶情報に基いて、前記バ
ッファメモリに読み込まれた所定領域の地図情報を改変
する改変処理手段と、その改変処理手段によって改変さ
れた地図を表示する表示手段とをとるようにしているの
で、データベースに何ら手を加えることなく、地図情報
の改変処理を自在に行わせることができ、また、その改
変された地図情報にもとづいて、新たに追加された道路
が主たる地図上における道路と交差していて交互に通行
可能なのか、または立体交差していて通行不能なのかと
いった接続関係を判断することなどができ、経路探索な
どの処理が可能になる。
あっては、道路を折線近似して、その道路の始点または
終点であるノード情報と、ノード間の線分であるリンク
情報とを記憶する地図記憶手段と、その地図記憶手段の
情報に対して改変があった道路のノード情報とリンク情
報を、前記地図記憶手段のノード情報とリンク情報に対
する新たな道路の追加を含む改変の種類を表わすデータ
とともに記憶する改変情報記憶手段と、前記地図記憶手
段から所定の領域の地図情報を読み込むバッファメモリ
と、前記改変情報記憶手段の記憶情報に基いて、前記バ
ッファメモリに読み込まれた所定領域の地図情報を改変
する改変処理手段と、その改変処理手段によって改変さ
れた地図を表示する表示手段とをとるようにしているの
で、データベースに何ら手を加えることなく、地図情報
の改変処理を自在に行わせることができ、また、その改
変された地図情報にもとづいて、新たに追加された道路
が主たる地図上における道路と交差していて交互に通行
可能なのか、または立体交差していて通行不能なのかと
いった接続関係を判断することなどができ、経路探索な
どの処理が可能になる。
【００３８】また、本発明による地図情報再生装置にあ
っては、道路を折線近似して、その道路の始点または終
点であるノード情報と、ノード間の線分であるリンク情
報とを記憶する地図記憶手段と、その地図記憶手段の情
報に対して改変があった道路のノード情報とリンク情報
を、前記地図記憶手段のノード情報とリンク情報に対す
る新たな道路の追加を含む改変の種類を表わすデータと
ともに送信する送信手段と、その送信手段からの送信情
報を受信する受信手段と、前記地図記憶手段から所定の
領域の地図情報を読み込むバッファメモリと、前記受信
手段の受信情報に基いて、前記バッファメモリに読み込
まれた所定領域の地図記憶を改変する改変処理手段と、
その改変処理手段によって改変された地図を表示する表
示手段とをとるようにしているので、この場合は特に、
地図が改変されるたびに地図改変用の記憶媒体を交換す
るようなことなく、移動体側において常に最新の地図の
改変情報を入手することができるようになる。
っては、道路を折線近似して、その道路の始点または終
点であるノード情報と、ノード間の線分であるリンク情
報とを記憶する地図記憶手段と、その地図記憶手段の情
報に対して改変があった道路のノード情報とリンク情報
を、前記地図記憶手段のノード情報とリンク情報に対す
る新たな道路の追加を含む改変の種類を表わすデータと
ともに送信する送信手段と、その送信手段からの送信情
報を受信する受信手段と、前記地図記憶手段から所定の
領域の地図情報を読み込むバッファメモリと、前記受信
手段の受信情報に基いて、前記バッファメモリに読み込
まれた所定領域の地図記憶を改変する改変処理手段と、
その改変処理手段によって改変された地図を表示する表
示手段とをとるようにしているので、この場合は特に、
地図が改変されるたびに地図改変用の記憶媒体を交換す
るようなことなく、移動体側において常に最新の地図の
改変情報を入手することができるようになる。
【図１】本発明による地図情報再生装置の一実施例を示
すブロック構成図である。
すブロック構成図である。
【図２】デジタルデータ化された地図情報の一例を示す
図である。
図である。
【図３】本発明による地図情報再生装置の他の実施例を
示すブロック構成図である。
示すブロック構成図である。
１ ＣＤ−ＲＯＭ ２ バッファメモリ ３ ＩＣカードメモリ ４ 地図情報改変処理部 ５ 制御部 ６ 車両用走行案内装置 ７ 送信装置 ８ 受信装置 ９ バッファメモリ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 今井 武 埼玉県和光市中央１丁目４番１号 株式 会社本田技術研究所内 (56)参考文献 特開 平３−255309（ＪＰ，Ａ) 特開 平５−67151（ＪＰ，Ａ) 特開 平４−95816（ＪＰ，Ａ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) G01C 1/00 - 25/00 G08G 1/00 - 9/02 G09B 1/00 - 29/14
Claims (2)
- 【請求項１】 道路を折線近似して、その道路の始点ま
たは終点であるノード情報と、ノード間の線分であるリ
ンク情報とを記憶する地図記憶手段と、その地図記憶手
段の情報に対して改変があった道路のノード情報とリン
ク情報を、前記地図記憶手段のノード情報とリンク情報
に対する新たな道路の追加を含む改変の種類を表わすデ
ータとともに記憶する改変情報記憶手段と、前記地図記
憶手段から所定の領域の地図情報を読み込むバッファメ
モリと、前記改変情報記憶手段の記憶情報に基いて、前
記バッファメモリに読み込まれた所定領域の地図情報を
改変する改変処理手段と、その改変処理手段によって改
変された地図を表示する表示手段とからなる地図情報再
生装置。 - 【請求項２】 道路を折線近似して、その道路の始点ま
たは終点であるノード情報と、ノード間の線分であるリ
ンク情報とを記憶する地図記憶手段と、その地図記憶手
段の情報に対して改変があった道路のノード情報とリン
ク情報を、前記地図記憶手段のノード情報とリンク情報
に対する新たな道路の追加を含む改変の種類を表わすデ
ータとともに送信する送信手段と、その送信手段からの
送信情報を受信する受信手段と、前記地図記憶手段から
所定の領域の地図情報を読み込むバッファメモリと、前
記受信手段の受信情報に基いて、前記バッファメモリに
読み込まれた所定領域の地図記憶を改変する改変処理手
段と、その改変処理手段によって改変された地図を表示
する表示手段とからなる地図情報再生装置。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33873393A JP3275190B2 (ja) | 1993-11-19 | 1993-11-19 | 地図情報再生装置 |
| DE69427388T DE69427388T2 (de) | 1993-11-19 | 1994-11-04 | Vorrichtung zur Regenerierung von Karteninformationen |
| EP94117448A EP0654775B1 (en) | 1993-11-19 | 1994-11-04 | Map information regenerating device |
| US08/337,156 US5614895A (en) | 1993-11-19 | 1994-11-09 | Map information regenerating device |
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| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33873393A JP3275190B2 (ja) | 1993-11-19 | 1993-11-19 | 地図情報再生装置 |
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|---|---|
| JPH07146155A JPH07146155A (ja) | 1995-06-06 |
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Family
ID=18320954
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP33873393A Expired - Lifetime JP3275190B2 (ja) | 1993-11-19 | 1993-11-19 | 地図情報再生装置 |
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| Country | Link |
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| EP (1) | EP0654775B1 (ja) |
| JP (1) | JP3275190B2 (ja) |
| DE (1) | DE69427388T2 (ja) |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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- 1993-11-19 JP JP33873393A patent/JP3275190B2/ja not_active Expired - Lifetime
-
1994
- 1994-11-04 DE DE69427388T patent/DE69427388T2/de not_active Expired - Lifetime
- 1994-11-04 EP EP94117448A patent/EP0654775B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1994-11-09 US US08/337,156 patent/US5614895A/en not_active Expired - Lifetime
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