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JP3273073B2 - コネクタ装置 - Google Patents

コネクタ装置

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Publication number
JP3273073B2
JP3273073B2 JP03580793A JP3580793A JP3273073B2 JP 3273073 B2 JP3273073 B2 JP 3273073B2 JP 03580793 A JP03580793 A JP 03580793A JP 3580793 A JP3580793 A JP 3580793A JP 3273073 B2 JP3273073 B2 JP 3273073B2
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JP
Japan
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connector
liquid
plug
circuit
socket
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JP03580793A
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Inventor
信吉 谷沢
厚 貴俵
一成 小林
忠義 原
雅博 萩原
裕 龍野
健二 大町
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optic Co Ltd
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Publication date
Application filed by Olympus Optic Co Ltd filed Critical Olympus Optic Co Ltd
Priority to JP03580793A priority Critical patent/JP3273073B2/ja
Priority to US08/141,731 priority patent/US5469841A/en
Publication of JPH06251829A publication Critical patent/JPH06251829A/ja
Priority to US08/863,077 priority patent/US5810620A/en
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  • Endoscopes (AREA)
  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
  • Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)
  • Instruments For Viewing The Inside Of Hollow Bodies (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、液密構造のコネクタを
有する各機器を接続する際に、コネクタに付着した液体
による電気接点の短絡を防止するコネクタ装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】互いのコネクタ同志を接続することによ
りこれらコネクタの電気接点同志を接触させ、互いの電
気的接続を行う機器を備えた装置いわゆるコネクタ装置
においては、前記機器が液体に触れる機会がある場合に
は、その機器のコネクタは、液体が機器の内部に侵入し
て不具合が発生することのないように、液密構造になっ
ている。
【0003】例えば、医療分野においては、細長の挿入
部を体腔内に挿入することにより、体腔内臓器等を観察
することのできる内視鏡が広く用いられているが、こう
した内視鏡には、接眼部から肉眼観察可能な光学内視鏡
と、挿入部先端の撮像部に電荷結合素子(CCD)等の
固体撮像素子を配設した電子内視鏡とがあり、通常、被
検体への照明光を発生する光源装置、前記電子内視鏡の
CCDあるいは前記光学内視鏡の接眼部に装着した外付
けカメラからの撮像信号を処理する画像処理装置、この
画像処理装置で処理された映像信号を映し出す観察モニ
タ等をコネクタを介して接続したコネクタ装置として構
成されて使用される。そして、この場合、前記コネクタ
装置を構成する機器のうち、前記内視鏡や外付けカメラ
等のように洗浄・消毒等により液体に浸漬される機器で
は、液体が内部に侵入して不具合が発生することのない
よう、コネクタも液密構造としている。
【0004】実開昭60−184501号公報にはコネ
クタの液密構造に関する先行例が開示されている。すな
わち、図3に示すように、内視鏡のコネクタプラグ本体
200の外周部に、外周面から突出する方向に付勢され
た出没自在な電極端子ピン201を設けるとともに、こ
の電極端子ピン201の前後にシール部材202,20
3を介装し、軸方向に付勢された移動可能なスリーブ2
04によって覆うことにより液密に構成した先行例が開
示されており、この先行例のコネクタでは、内視鏡のプ
ラグが制御装置のソケットに挿入されると、前記スリー
ブ204が軸方向に移動して前記電極端子ピン201が
開放され、相手側の電極部材に接触することで電気的な
接続がなされるようになっている。
【0005】また、特開昭61−248017号公報に
は、ピン接点を設けたインシュレータの裏側に、前記ピ
ン接点の基端に空間を臨ませて防水室を設けることによ
り、ピン接点〜インシュレータ間の隙間を通じて内部に
水が入っても防水室内にとどまるようにし、それ以上内
部に水が侵入することを防止した内視鏡用コネクタが開
示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、洗浄・
消毒等で機器を水等の液体に浸漬した後には、その機器
のコネクタには水分がかたまりとなって付着しており、
布等で拭いただけでは水分が僅かに残ってしまう。
【0007】したがって、前述した先行例のように、電
気接点がスリーブに覆われているコネクタあるいはピン
接点の基端に防水室を設けた液密構造のコネクタを有す
る機器であっても、洗浄・消毒等により水等の液体に浸
漬した後に、布等で拭いただけで直ちに他の機器に接続
すると、残った水分がうすく電気接点に残留し、電気接
点同士が導通して短絡する虞がある。
【0008】本発明は上記事情に着目してなされたもの
であり、その目的とするところは、液体と接触した機器
側のコネクタに液体分が残っていても、他の機器と接触
する際にコネクタの電気接点が短絡することのないコネ
クタ装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明のコネクタ装置は、第1の電気接点を設けて
液密に構成された第1のコネクタを有する第1の機器
と、前記第1の電気接点に電気的に接続される第2の電
気接点を設けて前記第1のコネクタに接続可能に構成さ
れた第2のコネクタを有する第2の機器と、前記第2の
コネクタに設けられて、前記第1のコネクタに付着した
液体を除去するための液体除去手段と、前記液体除去手
段を駆動させる駆動電源を出力する電源手段と、前記第
2の電気接点と電気的に接続され、前記第2の機器に予
め備えられた所定の主機能を動作するための主機能動作
手段と、前記第1のコネクタに付着した液体が除去され
た状態で、前記主機能動作手段に駆動電源の供給を開始
する制御を行なう制御手段と、を具備することを特徴と
する。
【0010】
【作用】上記構成のコネクタ装置では、コネクタに液体
が付着して電気接点同士が短絡していたとしても、まず
最初に液体除去手段が作動して電気接点間を短絡させる
前記液体を除去し、その後はじめて主機能動作手段が動
作する。
【0011】
【実施例】以下、図面を参照しつつ本発明の実施例を説
明する。図1は本発明の第1の実施例を示すものであ
る。図1の(b)に示すように本実施例のコネクタ装置
1は、細長で硬性の挿入部を有する硬性鏡11、この硬
性鏡11に装着され内部に図示しない電荷結合素子(C
CD)等の固体撮像素子を配設した外付けカメラ2、硬
性鏡1に照明光を供給する光源装置3、外付けカメラ2
および光源装置3を制御する中央コントロールユニット
4(以下、CCU4という。)、このCCU4で処理さ
れた映像信号を映し出す観察モニタ5などの複数の機器
から構成されている。
【0012】硬性鏡11は、照明光を伝送するファイバ
束からなるライトガイドが挿通されたケーブル6を介し
て光源装置3に接続されている。また、外付けカメラ2
は、前記CCDの駆動信号を伝送する信号線や前記CC
Dからの撮像信号を伝送する信号線等が挿通されたケー
ブル7の端部に設けられたコネクタであるプラグ8を介
してCCU4に接続されている。さらに、CCU4は、
映像信号を伝送する信号線が挿通されたケーブル9を介
して観察モニタ5に接続されるとともに、照明光の調光
信号を伝送する信号線が挿通されたケーブル10を介し
て光源装置3に接続されている。
【0013】そして、CCU4からの調光信号に基づい
て調光された光源装置3からの照明光を、硬性鏡1の先
端から被検体20の観察部位に照射すると、この観察部
位の光学像が外付けカメラ2のCCDで撮像信号に変換
されてCCU4に送られ、CCU4で映像信号に変換さ
れて、観察モニタ5に観察部位の像が映し出される。図
1の(a)に示すように、CCU4は、外付けカメラ2
と接続するケーブル7のプラグ8が嵌め込まれるコネク
タとしてのソケット21を有している。ソケット21に
は、プラグ8がソケット21内に嵌合された状態でプラ
グ8の電気接点17と接触できる位置に、電気接点18
が設けられている。
【0014】また、CCU4の内部には、電源回路12
と、切換制御回路13と、液体除去装置15と、映像信
号を処理する処理回路を含めたCCU4の主機能を動作
させる主回路14とが設けられている。さらに、CCU
4の例えば外面には前記電源回路12を動作させる電源
スイッチ16が設けられている。
【0015】CCU4の上記構成において、電源回路1
2は電源スイッチ16と切換制御回路13とに電気的に
接続されており、電源スイッチ16を入れることによっ
て電源回路12が動作して切換制御回路13が駆動され
るようになっている。
【0016】また、切換制御回路13は、電源回路12
に対する主回路14と液体除去装置15との電気的な接
続を切換え制御する。すなわち、切換制御回路13は、
まず、電源回路12の動作開始時には電源回路12と液
体除去装置15とを電気的に接続することにより電源回
路12からの電源を液体除去装置15に供給して液体除
去装置15を駆動させる。また、この際、電源回路12
が動作されると同時に切換制御回路13内に設けられた
タイマー(図示せず)が作動する。そして、その後、前
記タイマーにセットされた所定の時間が経過すると、切
換制御回路13は、液体除去装置15と電源回路12と
の電気的な接続を解除して、電気接点18に電気的に接
続する主回路14と電源回路12とを電気的に接続す
る。
【0017】なお、電源スイッチ16が入れられた場合
であっても、プラグ8とソケット21とが完全に接続さ
れたことがセンサ等によって認識されない限り、液体除
去装置15が駆動しないような構成にすることが望まし
い。これによって、プラグ8とソケット2とを接続する
前に誤って電源スイッチ16を入れてしまい、その後に
プラグ8とソケット2とを接続した時にはすでに液体除
去装置15の駆動が停止して主回路14が動作してしま
っているといった事態を未然に回避できる。
【0018】また、液体除去装置15としては、例え
ば、電気接点18を加熱するなどして電気接点17に付
着した液体を蒸発させたり(後述する図5、図6と略同
様の手段)、ソケット21内に気体を送気することによ
って電気接点17に付着した液体を乾燥除去したり(後
述する図7、図9、図12と略同様の手段)することが
できる構成のものであり、電気接点17に付着した液体
を確実に除去できるものであれば良い。
【0019】次に、上記構成のコネクタ装置1の動作に
ついて説明する。まず、CCU4のソケット21にプラ
グ8を挿入した後、電源スイッチ16を入れる。これに
よって、電源回路12からの電源が切換制御回路13を
介して液体除去装置15に供給され、液体除去装置15
が駆動されるとともに切換制御回路13内に設けられた
タイマーが作動する。タイマーでセットされた所定時間
の間だけ液体除去装置15の駆動によってプラグ8に付
着した液体が除去される。この場合、タイマーのセット
時間はプラグ8に付着した液体を完全に除去し得るだけ
の時間でなければならない。したがって、タイマーのセ
ット時間を適宜変更できるようにしておくと良い。
【0020】タイマーでセットされた所定時間が経過す
ると、切換制御回路13は、液体除去装置15と電源回
路12との電気的な接続を解除して、電気接点18に電
気的に接続する主回路14と電源回路12とを電気的に
接続する。これによって、ケーブル7を介して伝送され
た外付けカメラ2からの撮像信号は電気接点17,18
を通じて主回路14の側に送られて処理される。
【0021】このように、本実施例のコネクタ装置1で
は、プラグ8に液体が付着して接点17間が短絡してい
たとしても、電源スイッチ16を入れることによってま
ず最初に液体除去装置15が作動して接点17間を短絡
させる液体を除去し、一定時間経過後にはじめて主回路
14が動作するため、電気接点17の短絡によってCC
U4の主機能が破壊されてしまうような事態を回避する
ことができる。
【0022】図2は本発明の第2の実施例を示すもので
ある。本実施例では第1実施例のCCU4の構成にさら
に濡れ検知回路30を設けたものである。濡れ検知回路
30は、センサ等によって、プラグ8に液体が付着して
いるか否かを検知することができるようになっており、
その検知情報を切換制御回路13に伝えることができる
ようになっている。
【0023】上記構成では、電源スイッチ16が入れら
れると、まず、濡れ検知回路30によってプラグ8の接
点17間の濡れが検知され、その情報により、濡れが検
知されれば液体除去手段15が作動し、濡れが検知され
なければ、切換制御回路13によってそのまま主回路1
4が作動することになる。なお、この濡れ検知回路30
は、プラグ8の接点17間の短絡検知回路であっても良
い。このように濡れ検知回路30を設けることにより、
確実にCCU4を保護することができ、また、プラグ8
に液体が付着していない場合には即座に主回路14を動
作させることができる利点がある。
【0024】ところで、電気信号の送受信や、電力供給
の手段として用いられる電気的コネクタは、一般に、カ
ードエッジコネクタまたはプリント基板コネクタなどと
呼称される。図4に示すコネクタは、プリント基板を使
用したものであり、プリント基板側(プラグ側)34と
レセプタクル側(ソケット側)31より構成され、プリ
ント基板側34は、一般的に板状部材で形成されてお
り、その表面および裏面には導電性部材で形成された電
気接点33が露出している。
【0025】また、図4の(b)に示すように、レセプ
タクル側31は、プリント基板側34が挿入可能な形状
に形成されており、プリント基板側34を挿入した際、
前記電気接点33と当接する位置に電気コンタクト35
を有している。電気コンタクト35は、レセプタクル側
31に設けられた外部接点32と電気的に導通してお
り、かつ、図中の矢印方向に向けて付勢されている。そ
して、このような構成により、プリント基板側34をレ
セプタクル側31へ挿入すると、電気接点33と電気コ
ンタクト35とが接触し、プリント基板側34とレセプ
タクル側31とが電気的に接続される。また、水切れを
良くするために、プリント基板側34は溌水性の高い部
材で形成され、あるいは、プリント基板側34の表面に
溌水性の高い部材がコーティングされている。
【0026】上記構成のコネクタは、構造が簡単で組み
立て性に優れているとともに形状が単純で水切れが良い
ため、液体が付着した場合でもこれを拭く等の措置によ
り簡単に除去できるといった利点を有している。しかし
ながら、布等で拭いただけで液体を完全に除去すること
は難しく、液体が薄く電気接点に残留して電気接点33
同士が導通して短絡する虞がある。そこで、電気接点3
3と電気コンタクト35すなわちプラグとソケットとの
両者の電気接点を乾燥させる方法が知られているが、部
品点数が多くなり、大きなスペースを必要とするという
欠点がある。
【0027】そこで、以下、このような欠点を解消でき
るコネクタ構造を前述したCCU4とプラグ8との接続
を例にとって説明する。
【0028】図5は、こうしたコネクタ構造を示すもの
である。図5に示すように、CCU4にはCCU4を起
動させる電源回路46が設けられている。CCU4は外
付けカメラ2とケーブル7を介して接続されている。こ
の接続は、CCU4のソケット21にケーブル7の先端
に設けられたプラグ8(カードエッジコネクタ)を着脱
自在に接続させることによって行なわれる。プラグ8の
電気接点17とソケット21の電気接点18は互いに異
種の金属例えば銅とコンスタンタンで形成されている。
さらに、CCU4の内部には電源回路46とは別の電源
回路51が設けられており、電源回路51はソケット2
1の電気接点18と接続されている。また、ソケット2
1内の電気接点18付近には、液体の有無を検知するセ
ンサ50が設けられており、このセンサ50からの検知
信号によって電源回路46に電流が流れる仕組みとなっ
ている。
【0029】上記構成では、ソケット21の電気接点1
8とプラグ8の電気接点17間に起電力が生じペルチェ
効果により熱が発生するため、プラグ8に液体が付着し
ている状態でプラグ8をソケット21内に挿入しても、
熱によって電気接点17に付着している液体は全て蒸発
する。そして、その後、センサ50によって液体が無い
ことが検知されると、電源回路46に電流が流れ、CC
U4が起動する。
【0030】したがって、図4に示す構成と異なり、簡
単かつ小型な構成によって、人手による煩雑な作業を必
要とすることなく電気接点17同志の短絡を防止でき
る。なお、本構成と前述した第1、第2の実施例とを組
み合わせれば、さらに、電気的安全性が向上する。
【0031】図6は図5と略同様の構成であり、電源回
路51と直列に接続された電熱線52をソケット21の
電気接点18に接触させたものである。この構成では、
電熱線52で発生した熱が電気接点18を介して電気接
点17に伝達され、電気接点17に付着した液体が蒸発
除去される。
【0032】図7に示すコネクタ構成では、CCU4の
ソケット21の入口部62付近にセンサ60が設けられ
ており、ソケット21内へのプラグ8の挿入を検知でき
るようになっている。センサー60は、エアーポンプコ
ントローラ55と電気的に接続されており、プラグ8の
挿入を検知してその検知信号をエアーポンプコントロー
ラ55に送信する。
【0033】エアーポンプコントローラ55はエアーポ
ンプ56と電気的に接続されている。また、エアーポン
プ56の吐出孔はCCU4内に配設されたパイプ57に
接続されている。パイプ57の他端はソケット21の入
口部62近傍で開口しており、その開口部61はセンサ
ー60よりも内側に位置している。
【0034】上記構成では、微量ながらも液体が付着し
たプラグ8をソケット21内に挿入すると、センサー6
0がプラグ8の進入を検知してその検知信号をエアーポ
ンプコントローラ55に伝える。これによって、エアー
ポンプコントローラ55がエアーポンプ56を作動さ
せ、エアーがエアーポンプ56の吐出孔からパイプ57
内に送り出される。パイプ57内に送り出されたエアー
は、ソケット21の入口部62の近傍に設けられた開口
部61からエアーシャワーとなって噴射され、電気接点
17をはじめとするプラグ8の表面に付着した残存液体
を除去する。なお、エアーポンプ56の駆動時間すなわ
ちエアーの送風時間は図示しないタイマー等で任意に設
定すれば良い。このように、本構成は、汎用パーツによ
って構成できるため安価であるとともに、微量の残存液
滴を確実に除去して電気的短絡を防止できる。
【0035】また、図9のコネクタ構成も図7のそれと
略同じであるが、エアーの供給機構が図7の構成と異な
る。すなわち、図9に示すように、CCU4内では、種
々の回路基板67と、センサ60と電気的に接続されて
いるファン駆動ユニット65と、ヒートシンク64と、
ヒートシンク64の近傍に設けられたファン63とが伝
熱部材からなる同一の土台66にビス等(図示せず)に
よって固定されている。ソケット21の入口部62に設
けられたセンサ60の内側に開口部12を有するパイプ
57の他端は、ファン63と対向した導入孔58となっ
ている。また、ファン63はファン駆動ユニット65と
電気的に接続されている。
【0036】上記構成では、微量ながらも液体が付着し
たプラグ8をソケット21内に挿入すると、センサー6
0がプラグ8の進入を検知してその検知信号をファン駆
動ユニット65に伝え、ファン駆動ユニット65がファ
ン63を作動させる。この場合、回路基板67等から発
生する熱が土台66を伝わってヒートシンク64から放
熱されるので、ヒートシンク64近傍に設けられたファ
ン63は熱風をパイプ57の導入孔58に送出すること
ができる。そして、パイプ57内に送入された熱風は、
ソケット21の入口部62の近傍に設けられた開口部6
1からエアーシャワーとなって噴射され、電気接点17
をはじめとするプラグ8の表面に付着した残存液体を乾
燥除去する。このように、本構成は、CCU4内で発生
する熱を利用して電気接点17を乾燥させるため、効率
良く電気接点17の残存液滴を除去して電気的短絡を防
止できる。
【0037】また、図10に示すコネクタ構成は、プラ
グ8側に液体除去機構を設けた例である。図示のよう
に、外付けカメラ2内に設けられたCCD85にはケー
ブル7の内部を挿通された信号線82が電気的に接続し
ている。外付けカメラ2には硬性鏡11(図1の(b)
参照))と接続するためのアダプタ84が設けられてい
る。プラグ8の基板の先端には電気接点17が設けられ
ており、電気接点17は信号線82と電気的に接続する
電気接点79と電気的に導通している。
【0038】プラグ8内にはエアーチャンネル80が配
設されている。エアーチャンネル80の一端はプラグ8
の露出した電気接点17に向けて開口した吐出孔77を
形成し、エアーチャンネル80の他端はプラグ8の外面
に設けられたノズル81に接続している。そして、ノズ
ル81とエアーポンプ86とをゴムホース83によって
接続すればエアーチャンネル80内にエアーポンプ86
からのエアーを供給できるようになっている。
【0039】上記構成において、微量ながらも液体がプ
ラグ8に付着している場合には、まず、エアーポンプ8
6に接続されたゴムホース83をプラグ8のノズル81
に接続する。そして、エアーポンプ86の図示しないス
イッチをONすると、エアーポンプ86からのエアーが
ゴムホース83とエアーチャンネル80とを通過して吐
出孔77から電気接点17に向けて吐出される。これに
よって、電気接点17に付着した残存液体が乾燥除去さ
れる。
【0040】また、プラグ8を図8のように構成しても
良い。すなわち、プラグ8の先端基板64の基部には先
端基板64と略同一の幅を有する吐出孔62をもつエア
ーチャンネル61が配設されている。エアーチャンネル
61の一端はプラグ8の側部に設けられたエアー導入筒
67に開口している。エアー導入筒67の開口部には市
販の風船65が接続できるようになっている。エアー導
入筒67は未使用時には先端基板64の側部に設けられ
た溝63に収納できるようになっている。
【0041】上記構成において、微量ながらも液体がプ
ラグ8に付着している場合には、まず、エアー導入筒6
7を溝63から起こし、既知の方法で膨らませた風船6
5をエアー導入筒67に接続する。これによって、風船
65内のエアーは、エアー導入筒67を通じてエアーチ
ャンネル61内に送られ、吐出孔62から勢いよくプラ
グ8の電気接点17に向けて吐出される。これによっ
て、電気接点17に付着した残存液体が乾燥除去され
る。本構成は、極めて簡単かつ安価な手段によって確実
に電気接点17に付着した液体を乾燥させて電気接点1
7同志の電気的短絡を防ぐことができる点が最大の利点
である。
【0042】図11のコネクタ構成は、プラグ8の濡れ
を検知する濡れ検知部111と濡れを警告する警告装置
112とを有している。図11の(a)に示すコネクタ
装置の構成は図1の(b)に示すそれと同一であるため
説明を省略する。
【0043】外付けカメラ2は、防水性を有し、このま
ま消毒液等に浸漬できる。プラグ8がCCU4のソケッ
ト21内に挿入されると、プラグ8の電気接点17とソ
ケット21の電気接点18とが接触し、外付けカメラ2
とCCU4との電気的な接続がなされる。電気接点18
は濡れ検知部111に接続されており、プラグ8の濡れ
の有無を検知できる。濡れ検知部111にはブザーや発
光素子等からなる警告装置が電気的に接続されており、
濡れ検知部111でプラグ8の濡れが検知されると、警
告装置112が作動して警告を発するとともに、メイン
機能制御部ON/OFF部113がOFF側に切り換わ
る。この場合、メイン機能制御部114の駆動は行なわ
れず、観察モニタ5による観察は不可能となる。
【0044】また、濡れ検知部111でプラグ8の濡れ
が検知されなかった場合には、メイン機能制御部ON/
OFF部113がON側に切り換わって、メイン機能制
御部114が動作する。これによって、観察モニタ5に
よる観察が可能となる。
【0045】また、図12に示す構成では、濡れ検知部
111がプラグ8の濡れを検知すると、濡れ検知部11
1と電気的に接続するファン制御部115が駆動してフ
ァン116を動作させる。これにより、ファン116に
よって送られた空気が電気接点18を乾燥させる。乾燥
中は警告装置112が警告を続けている。電気接点18
が乾燥すると濡れ検知部111がそれを検知し、メイン
機能制御部ON/OFF部113を介してメイン機能制
御部114が動作される。なお、電気接点18を乾燥さ
せる手段は前記ファン116に限らず、電熱手段や吸水
部材等であっても良い。
【0046】また、図13には、CCU4側に濡れ検知
用ソケット21aと主機能ソケット21bとが別々に設
けられた例が示されている。まず、濡れ検知用ソケット
21aでプラグ8の濡れの有無を確認した後、プラグ8
を主機能ソケット21bに挿入して外付けカメラ2とC
CU4との通常の電気的接続を行なおうとするものであ
る。つまり、はじめにプラグ8を濡れ検知用ソケット2
1aに挿入し、この時、濡れが検知された場合には、ソ
ケット21aからプラグ8を抜去して、プラグ8の水分
を十分に拭きとった後、プラグ8を主機能ソケット21
bに挿入する。これによって、主機能ソケット18側で
は直ちに主機能が動作する。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のコネクタ
装置は、コネクタに液体が付着して電気接点同士が短絡
していたとしても、まず最初に、液体除去手段が作動し
て電気接点間を短絡させる液体を除去し、その後に初め
て、主機能動作手段が動作するため、電気接点の短絡に
よって機器の主機能が破壊されてしまうような事態を回
避することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の第1の実施例を示すコネクタ
装置の要部構成図、(b)はコネクタ装置の全体構成図
である。
【図2】本発明の第2の実施例を示すコネクタ装置の要
部構成図である。
【図3】従来のコネクタの断面図である。
【図4】(a)はカードエッジコネクタの従来例を示す
斜視図、(b)は(a)のコネクタの接続状態を示す断
面図である。
【図5】(a)は液体除去手段の第1の例を示すコネク
タ装置の要部構成図、(b)は(a)のコネクタ装置の
コネクタであるプラグの斜視図である。
【図6】液体除去手段の第2の例を示すコネクタ装置の
要部構成図である。
【図7】液体除去手段の第3の例を示すコネクタ装置の
要部構成図である。
【図8】液体除去手段の第4の例を示すコネクタ装置の
要部構成図である。
【図9】液体除去手段の第5の例を示すコネクタ装置の
要部構成図である。
【図10】液体除去手段の第6の例を示すコネクタ装置
の要部構成図である。
【図11】(a)はコネクタ装置の全体構成図、(b)
は(a)のコネクタ装置の要部構成図であり、液体除去
手段の第7の例を示している。
【図12】液体除去手段の第8の例を示すコネクタ装置
の要部構成図である。
【図13】液体除去手段の第9の例を示すコネクタ装置
の要部構成図である。
【符号の説明】
1…コネクタ装置、2…外付けカメラ(第1の機器)、
4…CCU(第2の機器)、8…プラグ(第1のコネク
)、17…電気接点(第1の電気接点)、18…電気
接点(第2の電気接点)、21…ソケット(第2のコネ
クタ)、12…電源回路(電源手段)、16…電源スイ
ッチ、13…切換制御回路(制御手段)、14…主回路
主機能動作手段)、15…液体除去装置(液体除去手
)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 原 忠義 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オ リンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 萩原 雅博 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オ リンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 龍野 裕 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オ リンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 大町 健二 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オ リンパス光学工業株式会社内 (56)参考文献 特開 平2−286122(JP,A) 実開 昭62−175582(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01R 13/70 A61B 1/06 G02B 23/24 H01R 13/52

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の電気接点を設けて液密に構成され
    た第1のコネクタを有する第1の機器と、 前記第1の電気接点に電気的に接続される第2の電気接
    点を設けて前記第1のコネクタに接続可能に構成された
    第2のコネクタを有する第2の機器と、 前記第2のコネクタに設けられて、前記第1のコネクタ
    に付着した液体を除去するための液体除去手段と、 前記液体除去手段を駆動させる駆動電源を出力する電源
    手段と、 前記第2の電気接点と電気的に接続され、前記第2の機
    器に予め備えられた所定の主機能を動作するための主機
    能動作手段と、 前記第1のコネクタに付着した液体が除去された状態
    で、前記主機能動作手段に駆動電源の供給を開始する制
    御を行なう制御手段と、 を具備することを特徴とするコネクタ装置。
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