JP3272146B2 - 氷蓄熱システム - Google Patents
氷蓄熱システムInfo
- Publication number
- JP3272146B2 JP3272146B2 JP08784494A JP8784494A JP3272146B2 JP 3272146 B2 JP3272146 B2 JP 3272146B2 JP 08784494 A JP08784494 A JP 08784494A JP 8784494 A JP8784494 A JP 8784494A JP 3272146 B2 JP3272146 B2 JP 3272146B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ice
- storage tank
- heat
- heat storage
- brine
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Other Air-Conditioning Systems (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、冷房装置や冷凍庫など
の冷熱の熱源として利用するために、冷却したブライン
を氷蓄熱槽に供給し、氷蓄熱槽内に蓄えられた水を凍ら
せて氷を生成し、その蓄えられた氷による冷熱を熱交換
器に供給して取り出すようにした氷蓄熱システムに関す
る。
の冷熱の熱源として利用するために、冷却したブライン
を氷蓄熱槽に供給し、氷蓄熱槽内に蓄えられた水を凍ら
せて氷を生成し、その蓄えられた氷による冷熱を熱交換
器に供給して取り出すようにした氷蓄熱システムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】上述のような氷蓄熱システムは、氷蓄熱
槽内に蓄えられた水を凍らせて氷を生成するいわゆるス
タティック型氷蓄熱システムと称されるもので、氷蓄熱
槽内に蓄える氷を得るのに、従来、冷凍機によってブラ
インを冷却し、その低温のブラインを氷蓄熱槽に供給
し、氷蓄熱槽内に蓄えられた水を凍らせて氷を生成して
いた。
槽内に蓄えられた水を凍らせて氷を生成するいわゆるス
タティック型氷蓄熱システムと称されるもので、氷蓄熱
槽内に蓄える氷を得るのに、従来、冷凍機によってブラ
インを冷却し、その低温のブラインを氷蓄熱槽に供給
し、氷蓄熱槽内に蓄えられた水を凍らせて氷を生成して
いた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
スタティック型氷蓄熱システムでは、低温のブラインの
顕熱により氷を生成するものであり、氷蓄熱槽にブライ
ンを供給する入口よりもブラインを取り出す出口側の方
が温度が低くなる。
スタティック型氷蓄熱システムでは、低温のブラインの
顕熱により氷を生成するものであり、氷蓄熱槽にブライ
ンを供給する入口よりもブラインを取り出す出口側の方
が温度が低くなる。
【0004】そのため、例えば、ブラインを熱交換用配
管01内を通し、その熱交換用配管01の外周面に氷を
生成する場合で考えれば、図6の(a)の概念図に示す
ように、ブラインの供給側では、排出側よりも生成され
る氷Aの厚みが大になり、氷蓄熱槽全体に均一に氷を作
れず、氷蓄熱槽の容量の割に蓄える氷量が少なくなり、
必要以上に氷蓄熱槽が大型化する欠点があった。
管01内を通し、その熱交換用配管01の外周面に氷を
生成する場合で考えれば、図6の(a)の概念図に示す
ように、ブラインの供給側では、排出側よりも生成され
る氷Aの厚みが大になり、氷蓄熱槽全体に均一に氷を作
れず、氷蓄熱槽の容量の割に蓄える氷量が少なくなり、
必要以上に氷蓄熱槽が大型化する欠点があった。
【0005】また、熱交換用配管01の外周面の入口側
温度tI1と出口側温度tI2の温度変化、および、熱交換
用配管01内でのブラインの入口側温度tB1と出口側温
度tB2の温度変化それぞれについて考えれば、図6の
(b)のグラフに示すように、氷の温度t0 が0℃と一
定であるのに対して、例えば、入口側温度tI1が−5
℃、出口側温度tI2が−4℃と変化し、更に、ブライン
の入口側温度tB1が−13℃、出口側温度tB2が−10℃と
変化する。このため、出口側温度で−10℃以下になるよ
うにするためには、その入口側温度で−13℃以下の低温
ブラインを供給する必要があり、冷凍機における蒸発温
度が−18℃以下と低温になって成績係数が低下する欠点
があった。
温度tI1と出口側温度tI2の温度変化、および、熱交換
用配管01内でのブラインの入口側温度tB1と出口側温
度tB2の温度変化それぞれについて考えれば、図6の
(b)のグラフに示すように、氷の温度t0 が0℃と一
定であるのに対して、例えば、入口側温度tI1が−5
℃、出口側温度tI2が−4℃と変化し、更に、ブライン
の入口側温度tB1が−13℃、出口側温度tB2が−10℃と
変化する。このため、出口側温度で−10℃以下になるよ
うにするためには、その入口側温度で−13℃以下の低温
ブラインを供給する必要があり、冷凍機における蒸発温
度が−18℃以下と低温になって成績係数が低下する欠点
があった。
【0006】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであって、請求項1に係る発明の氷蓄熱システム
は、氷蓄熱槽のブラインの入口側から出口側まで均一に
氷を生成して蓄えるとともに氷−ブライン混合流体を生
成する製氷装置の成績係数を向上し、かつ、負荷の急激
な増大に良好に対応できるようにすることを目的とし、
そして、請求項2に係る発明の氷蓄熱システムは、氷蓄
熱槽の構成を簡単にできるようにすることを目的とす
る。
たものであって、請求項1に係る発明の氷蓄熱システム
は、氷蓄熱槽のブラインの入口側から出口側まで均一に
氷を生成して蓄えるとともに氷−ブライン混合流体を生
成する製氷装置の成績係数を向上し、かつ、負荷の急激
な増大に良好に対応できるようにすることを目的とし、
そして、請求項2に係る発明の氷蓄熱システムは、氷蓄
熱槽の構成を簡単にできるようにすることを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明の氷
蓄熱システムは、上述のような目的を達成するために、
ブラインを供給してブラインと氷とが混合した氷−ブラ
イン混合流体を生成する製氷装置と、製氷装置から供給
される氷−ブライン混合流体の氷と間接的に熱交換して
生成される氷を蓄える氷蓄熱槽とを接続するとともに、
氷蓄熱槽と製氷装置との間に、氷蓄熱槽内を通過した氷
−ブライン混合流体を供給して氷を蓄える第2の氷蓄熱
槽を介装し、冷熱取り出し用の熱交換器と氷蓄熱槽とを
接続するとともに、第2の氷蓄熱槽と熱交換器とをその
熱交換器からの戻り流体を蓄えられた氷と熱交換する状
態で接続し、製氷装置からの氷−ブライン混合流体を氷
蓄熱槽に供給して生成した氷を蓄えるとともに第2の氷
蓄熱槽に供給してその第2の氷蓄熱槽内に氷を蓄える蓄
熱運転状態と、製氷装置を停止して氷蓄熱槽に蓄えられ
た冷熱のみを熱交換器に供給する第1の放冷運転状態
と、製氷装置を停止して第2の氷蓄熱槽に蓄えられた冷
熱のみを熱交換器に供給する第2の放冷運転状態と、第
2の放冷運転状態において、第2の氷蓄熱槽内での氷含
有率が設定値以下になったことを検出して製氷装置を駆
動し、製氷装置からの氷−ブライン混合流体を第2の氷
蓄熱槽に供給する第3の放冷運転状態とに切換える切換
手段を備えて構成する。
蓄熱システムは、上述のような目的を達成するために、
ブラインを供給してブラインと氷とが混合した氷−ブラ
イン混合流体を生成する製氷装置と、製氷装置から供給
される氷−ブライン混合流体の氷と間接的に熱交換して
生成される氷を蓄える氷蓄熱槽とを接続するとともに、
氷蓄熱槽と製氷装置との間に、氷蓄熱槽内を通過した氷
−ブライン混合流体を供給して氷を蓄える第2の氷蓄熱
槽を介装し、冷熱取り出し用の熱交換器と氷蓄熱槽とを
接続するとともに、第2の氷蓄熱槽と熱交換器とをその
熱交換器からの戻り流体を蓄えられた氷と熱交換する状
態で接続し、製氷装置からの氷−ブライン混合流体を氷
蓄熱槽に供給して生成した氷を蓄えるとともに第2の氷
蓄熱槽に供給してその第2の氷蓄熱槽内に氷を蓄える蓄
熱運転状態と、製氷装置を停止して氷蓄熱槽に蓄えられ
た冷熱のみを熱交換器に供給する第1の放冷運転状態
と、製氷装置を停止して第2の氷蓄熱槽に蓄えられた冷
熱のみを熱交換器に供給する第2の放冷運転状態と、第
2の放冷運転状態において、第2の氷蓄熱槽内での氷含
有率が設定値以下になったことを検出して製氷装置を駆
動し、製氷装置からの氷−ブライン混合流体を第2の氷
蓄熱槽に供給する第3の放冷運転状態とに切換える切換
手段を備えて構成する。
【0008】また、請求項2に係る発明の氷蓄熱システ
ムは、上述のような目的を達成するために、請求項1に
係る発明の氷蓄熱システムにおいて、 氷蓄熱槽を、水を
蓄えた水槽内に、氷−ブライン混合流体を通す熱交換用
配管を設け、その熱交換用配管の外周面に氷を生成する
ように構成する。
ムは、上述のような目的を達成するために、請求項1に
係る発明の氷蓄熱システムにおいて、 氷蓄熱槽を、水を
蓄えた水槽内に、氷−ブライン混合流体を通す熱交換用
配管を設け、その熱交換用配管の外周面に氷を生成する
ように構成する。
【0009】(削除)
【0010】
【作用】請求項1に係る発明の氷蓄熱システムの構成に
よれば、氷蓄熱槽内に氷−ブライン混合流体を供給し、
その氷と間接的に熱交換し、氷の融解潜熱を利用するこ
とにより氷蓄熱槽内に氷を生成して蓄え、更に、氷−ブ
ライン混合流体の氷を第2の氷蓄熱槽に蓄え、冷熱取り
出し側からの負荷が急激に増大したときには、第2の放
冷運転状態に切換え、第2の氷蓄熱槽に蓄えられた冷熱
を熱交換器に供給するとともに、その熱交換器からの戻
り流体を第2の氷蓄熱槽内の氷と熱交換するように供給
し、追従性の良い状態で冷熱を熱交換器に供給できる。
更に、冷熱が不足したときには、第3の放冷運転状態に
切換え、製氷装置を駆動して氷−ブライン混合流体を第
2の氷蓄熱槽に供給して対応することができる。
よれば、氷蓄熱槽内に氷−ブライン混合流体を供給し、
その氷と間接的に熱交換し、氷の融解潜熱を利用するこ
とにより氷蓄熱槽内に氷を生成して蓄え、更に、氷−ブ
ライン混合流体の氷を第2の氷蓄熱槽に蓄え、冷熱取り
出し側からの負荷が急激に増大したときには、第2の放
冷運転状態に切換え、第2の氷蓄熱槽に蓄えられた冷熱
を熱交換器に供給するとともに、その熱交換器からの戻
り流体を第2の氷蓄熱槽内の氷と熱交換するように供給
し、追従性の良い状態で冷熱を熱交換器に供給できる。
更に、冷熱が不足したときには、第3の放冷運転状態に
切換え、製氷装置を駆動して氷−ブライン混合流体を第
2の氷蓄熱槽に供給して対応することができる。
【0011】また、請求項2に係る発明の氷蓄熱システ
ムの構成によれば、水槽内に、氷−ブライン混合流体を
通す熱交換用配管を設置することによって氷蓄熱槽を構
成することができる。
ムの構成によれば、水槽内に、氷−ブライン混合流体を
通す熱交換用配管を設置することによって氷蓄熱槽を構
成することができる。
【0012】(削除)
【0013】
【実施例】次に、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。
に説明する。
【0014】(第1実施例) 図1は、本発明に係る氷蓄熱システムの第1実施例の基
本構成を示す全体システム構成図であり、1は、ブライ
ンを供給してブラインと氷とが混合した氷−ブライン混
合流体を生成する製氷装置を示し、その製氷装置1と氷
蓄熱槽2とが第1の逆止弁3を介装した第1の配管4
と、第2の逆止弁5および第1のポンプ6を介装した第
2の配管7を介して接続されている。
本構成を示す全体システム構成図であり、1は、ブライ
ンを供給してブラインと氷とが混合した氷−ブライン混
合流体を生成する製氷装置を示し、その製氷装置1と氷
蓄熱槽2とが第1の逆止弁3を介装した第1の配管4
と、第2の逆止弁5および第1のポンプ6を介装した第
2の配管7を介して接続されている。
【0015】氷蓄熱槽2内には、水を封入した球状の蓄
熱材8…が充填され、製氷装置1から氷蓄熱槽2内に氷
−ブライン混合流体を供給し、その氷と間接的に熱交換
させ、氷の融解潜熱を利用することによって蓄熱材8…
内の水を凍らせて氷を生成し、氷蓄熱槽2内に氷を蓄え
るように構成されている。
熱材8…が充填され、製氷装置1から氷蓄熱槽2内に氷
−ブライン混合流体を供給し、その氷と間接的に熱交換
させ、氷の融解潜熱を利用することによって蓄熱材8…
内の水を凍らせて氷を生成し、氷蓄熱槽2内に氷を蓄え
るように構成されている。
【0016】前記氷蓄熱槽2に、第2のポンプ9を介装
した第3の配管10と第3の逆止弁11を介装した第4
の配管12とを介して、製氷装置1と並列に冷熱取り出
し用の熱交換器13が接続されている。
した第3の配管10と第3の逆止弁11を介装した第4
の配管12とを介して、製氷装置1と並列に冷熱取り出
し用の熱交換器13が接続されている。
【0017】熱交換器13には、往ヘッダー14と第3
のポンプ15を介装した第5の配管16と、還ヘッダー
17と流量調整弁Vと第4のポンプ18を介装した第6
の配管19とを介して冷房装置20が接続され、氷蓄熱
槽2内に蓄えた冷熱により冷房を行うように構成されて
いる。図中21はリリーフ弁を示している。
のポンプ15を介装した第5の配管16と、還ヘッダー
17と流量調整弁Vと第4のポンプ18を介装した第6
の配管19とを介して冷房装置20が接続され、氷蓄熱
槽2内に蓄えた冷熱により冷房を行うように構成されて
いる。図中21はリリーフ弁を示している。
【0018】以上の構成により、前記第1および第2の
ポンプ6,9それぞれを切換えて、蓄熱運転状態および
放冷運転状態が得られるように構成されており、次に詳
述する。
ポンプ6,9それぞれを切換えて、蓄熱運転状態および
放冷運転状態が得られるように構成されており、次に詳
述する。
【0019】蓄熱運転状態では、夜間などに深夜電力を
利用して製氷装置1と第1のポンプ6とを駆動し、製氷
装置1において氷−ブライン混合流体を生成し、その氷
−ブライン混合流体を、矢印A1で示すように、製氷装
置1→第1の配管4→氷蓄熱槽2→第2の配管7→製氷
装置1と循環流動させ、氷蓄熱槽2内で氷と間接的に熱
交換させ、氷の融解潜熱を利用することによって蓄熱材
8…内の水を凍らせて氷を生成し、その氷を氷蓄熱槽2
内に蓄える。
利用して製氷装置1と第1のポンプ6とを駆動し、製氷
装置1において氷−ブライン混合流体を生成し、その氷
−ブライン混合流体を、矢印A1で示すように、製氷装
置1→第1の配管4→氷蓄熱槽2→第2の配管7→製氷
装置1と循環流動させ、氷蓄熱槽2内で氷と間接的に熱
交換させ、氷の融解潜熱を利用することによって蓄熱材
8…内の水を凍らせて氷を生成し、その氷を氷蓄熱槽2
内に蓄える。
【0020】放冷運転状態では、製氷装置1を停止した
状態で、日中などに第2のポンプ9のみを駆動し、蓄熱
材8…内の氷との間接的な熱交換に伴う融解潜熱により
冷却される低温のブラインを、矢印A2で示すように、
氷蓄熱槽2→第3の配管10→熱交換器13→第4の配
管12→氷蓄熱槽2と循環流動させる。一方、第3およ
び第4のポンプ15,18を駆動して水などの熱媒を熱
交換器13から冷房装置20…に供給し、氷蓄熱槽2に
蓄えられた冷熱により冷房を行う。
状態で、日中などに第2のポンプ9のみを駆動し、蓄熱
材8…内の氷との間接的な熱交換に伴う融解潜熱により
冷却される低温のブラインを、矢印A2で示すように、
氷蓄熱槽2→第3の配管10→熱交換器13→第4の配
管12→氷蓄熱槽2と循環流動させる。一方、第3およ
び第4のポンプ15,18を駆動して水などの熱媒を熱
交換器13から冷房装置20…に供給し、氷蓄熱槽2に
蓄えられた冷熱により冷房を行う。
【0021】上述の蓄熱運転状態と放冷運転状態とに切
換える第1のポンプ6と第2のポンプ9とから成る構成
をして切換手段と称する。
換える第1のポンプ6と第2のポンプ9とから成る構成
をして切換手段と称する。
【0022】(第2実施例) 図2は、第2実施例の基本構成を示す全体システム構成
図であり、第1実施例の基本構成と異なるところは次の
通りである。
図であり、第1実施例の基本構成と異なるところは次の
通りである。
【0023】すなわち、氷蓄熱槽2が、水槽22内に、
コイル状に熱交換用配管23を設置して構成され、その
熱交換用配管23と製氷装置1とが第5のポンプ24を
介して密閉状態で接続されている。一方、熱交換器13
と水槽22とが第6のポンプ25を介装した第7の配管
26と第8の配管27とを介して接続されている。他の
構成は第1実施例と同じであり、同一図番を付すことに
よりその説明は省略する。
コイル状に熱交換用配管23を設置して構成され、その
熱交換用配管23と製氷装置1とが第5のポンプ24を
介して密閉状態で接続されている。一方、熱交換器13
と水槽22とが第6のポンプ25を介装した第7の配管
26と第8の配管27とを介して接続されている。他の
構成は第1実施例と同じであり、同一図番を付すことに
よりその説明は省略する。
【0024】上記構成により、蓄熱運転状態では、夜間
などに深夜電力を利用して製氷装置1と第5のポンプ2
4とを駆動し、製氷装置1において氷−ブライン混合流
体を生成し、その氷−ブライン混合流体を、矢印B1で
示すように、製氷装置1→熱交換用配管23→製氷装置
1と循環流動させ、氷と間接的に熱交換することによ
り、その氷の融解潜熱を利用することによって氷蓄熱槽
2内の水を凍らせて氷を生成し、その氷を氷蓄熱槽2内
に蓄える。
などに深夜電力を利用して製氷装置1と第5のポンプ2
4とを駆動し、製氷装置1において氷−ブライン混合流
体を生成し、その氷−ブライン混合流体を、矢印B1で
示すように、製氷装置1→熱交換用配管23→製氷装置
1と循環流動させ、氷と間接的に熱交換することによ
り、その氷の融解潜熱を利用することによって氷蓄熱槽
2内の水を凍らせて氷を生成し、その氷を氷蓄熱槽2内
に蓄える。
【0025】放冷運転状態では、製氷装置1を停止した
状態で、日中などに第6のポンプ25のみを駆動し、氷
蓄熱槽2内の氷との熱交換に伴う氷の融解潜熱により冷
却される低温の水を、矢印B2で示すように、氷蓄熱槽
2→第7の配管26→熱交換器13→第8の配管27→
氷蓄熱槽2と循環流動させる。一方、第3および第4の
ポンプ15,18を駆動して水などの熱媒を熱交換器1
3から冷房装置20…に供給し、氷蓄熱槽2に蓄えられ
た冷熱により冷房を行う。
状態で、日中などに第6のポンプ25のみを駆動し、氷
蓄熱槽2内の氷との熱交換に伴う氷の融解潜熱により冷
却される低温の水を、矢印B2で示すように、氷蓄熱槽
2→第7の配管26→熱交換器13→第8の配管27→
氷蓄熱槽2と循環流動させる。一方、第3および第4の
ポンプ15,18を駆動して水などの熱媒を熱交換器1
3から冷房装置20…に供給し、氷蓄熱槽2に蓄えられ
た冷熱により冷房を行う。
【0026】また、冷房負荷が増大したときには、放冷
運転状態において、製氷装置1と第5のポンプ24とを
駆動することにより、製氷と放冷とを同時に行う、いわ
ゆる追いかけ運転を行うこともできる。
運転状態において、製氷装置1と第5のポンプ24とを
駆動することにより、製氷と放冷とを同時に行う、いわ
ゆる追いかけ運転を行うこともできる。
【0027】この第2実施例の基本構成によれば、製氷
装置1と熱交換用配管23とによる密閉空間内で氷−ブ
ライン混合流体を流動させることにより、水槽22内の
水を凍らせてその氷を蓄え、一方、熱交換器13には、
水槽22内の氷との熱交換に伴う氷の融解潜熱によって
冷却された水を供給することができる。そのため、水槽
22内にはブラインが無くて水が貯留されるだけである
ために、そのシール構成を簡単にできる。また、水槽2
2内に熱交換用配管23を設置するだけで氷蓄熱槽2を
構成できる利点を有している。
装置1と熱交換用配管23とによる密閉空間内で氷−ブ
ライン混合流体を流動させることにより、水槽22内の
水を凍らせてその氷を蓄え、一方、熱交換器13には、
水槽22内の氷との熱交換に伴う氷の融解潜熱によって
冷却された水を供給することができる。そのため、水槽
22内にはブラインが無くて水が貯留されるだけである
ために、そのシール構成を簡単にできる。また、水槽2
2内に熱交換用配管23を設置するだけで氷蓄熱槽2を
構成できる利点を有している。
【0028】(第1実施例の詳細) 図3は、第1実施例の詳細構成を示す全体システム構成
図であり、前述した基本構成と異なるところは次の通り
である。
図であり、前述した基本構成と異なるところは次の通り
である。
【0029】すなわち、製氷装置1と氷蓄熱槽2とが、
第1の開閉弁28を介装した第9の配管29を介して接
続され、更に、氷蓄熱槽2と第2の氷蓄熱槽30とが、
第2の開閉弁31を介装した第10の配管32を介して
接続されるとともに、第2の氷蓄熱槽30と製氷装置1
とが、第7のポンプ33を介装した第11の配管34を
介して接続され、かつ、第9の配管29と第10の配管
32とが、第3の開閉弁35を介装した第12の配管3
6を介して接続されている。
第1の開閉弁28を介装した第9の配管29を介して接
続され、更に、氷蓄熱槽2と第2の氷蓄熱槽30とが、
第2の開閉弁31を介装した第10の配管32を介して
接続されるとともに、第2の氷蓄熱槽30と製氷装置1
とが、第7のポンプ33を介装した第11の配管34を
介して接続され、かつ、第9の配管29と第10の配管
32とが、第3の開閉弁35を介装した第12の配管3
6を介して接続されている。
【0030】一方、熱交換器13と氷蓄熱槽2とが、第
4の開閉弁37を介装した第13の配管38と、第5の
開閉弁39および第8のポンプ40を介装した第14の
配管41とを介して接続され、第13の配管38の第4
の開閉弁37より上流側箇所と第2の氷蓄熱槽30と
が、第6の開閉弁42を介装した第15の配管43を介
して接続されるとともに、第14の配管41の第8のポ
ンプ40と第5の開閉弁39との中間箇所と第2の氷蓄
熱槽30とが、第7の開閉弁44を介装した第16の配
管45を介して接続されている。
4の開閉弁37を介装した第13の配管38と、第5の
開閉弁39および第8のポンプ40を介装した第14の
配管41とを介して接続され、第13の配管38の第4
の開閉弁37より上流側箇所と第2の氷蓄熱槽30と
が、第6の開閉弁42を介装した第15の配管43を介
して接続されるとともに、第14の配管41の第8のポ
ンプ40と第5の開閉弁39との中間箇所と第2の氷蓄
熱槽30とが、第7の開閉弁44を介装した第16の配
管45を介して接続されている。
【0031】第2の氷蓄熱槽30は、槽内の上部に第1
5の配管43から戻される流体を氷の上方から供給する
ノズル46が設けられ、追従性良く冷水を取り出すこと
ができるように構成されている。他の構成は基本構成と
同じであり、同一図番を付すことにより、その説明は省
略する。
5の配管43から戻される流体を氷の上方から供給する
ノズル46が設けられ、追従性良く冷水を取り出すこと
ができるように構成されている。他の構成は基本構成と
同じであり、同一図番を付すことにより、その説明は省
略する。
【0032】以上の構成により、前記第7および第8の
ポンプ33,40、第1ないし第7の開閉弁28,3
1,35,37,39,42,44それぞれを切換え
て、蓄熱運転状態、第1、第2および第3の放冷運転状
態が得られるように構成されており、次に詳述する。
ポンプ33,40、第1ないし第7の開閉弁28,3
1,35,37,39,42,44それぞれを切換え
て、蓄熱運転状態、第1、第2および第3の放冷運転状
態が得られるように構成されており、次に詳述する。
【0033】蓄熱運転状態では、第1および第2の開閉
弁28,31のみを開き、夜間などに深夜電力を利用し
て製氷装置1と第7のポンプ33とを駆動し、製氷装置
1において氷−ブライン混合流体を生成し、その氷−ブ
ライン混合流体を、矢印C1で示すように、製氷装置1
→第9の配管29→氷蓄熱槽2→第10の配管32→第
2の氷蓄熱槽30→第11の配管34→製氷装置1と循
環流動させ、氷蓄熱槽2内で氷と間接的に熱交換するこ
とにより、氷の融解潜熱を利用することによって蓄熱材
8…内の水を凍らせて氷を生成し、その氷を氷蓄熱槽2
内に蓄えるとともに、氷蓄熱槽2を通過した氷−ブライ
ン混合流体の氷を第2の氷蓄熱槽30に蓄える。
弁28,31のみを開き、夜間などに深夜電力を利用し
て製氷装置1と第7のポンプ33とを駆動し、製氷装置
1において氷−ブライン混合流体を生成し、その氷−ブ
ライン混合流体を、矢印C1で示すように、製氷装置1
→第9の配管29→氷蓄熱槽2→第10の配管32→第
2の氷蓄熱槽30→第11の配管34→製氷装置1と循
環流動させ、氷蓄熱槽2内で氷と間接的に熱交換するこ
とにより、氷の融解潜熱を利用することによって蓄熱材
8…内の水を凍らせて氷を生成し、その氷を氷蓄熱槽2
内に蓄えるとともに、氷蓄熱槽2を通過した氷−ブライ
ン混合流体の氷を第2の氷蓄熱槽30に蓄える。
【0034】このとき、第2の氷蓄熱槽30内に設けら
れた導電率計47で氷蓄熱槽30内のブラインの濃度が
検出され、その濃度が設定値以上になったことを検出し
て第7のポンプ33を自動的に停止するように構成され
ている。すなわち、氷蓄熱槽2内に設定量の氷が蓄えら
れ、更に、第2の氷蓄熱槽30内にも設定量の氷が蓄え
られるに伴い、ブラインの濃度が高くなって導電率が高
くなることを利用し、蓄熱状態を検出し、所定の蓄熱が
完了したことを検出して蓄熱運転を自動的に停止できる
ようになっている。
れた導電率計47で氷蓄熱槽30内のブラインの濃度が
検出され、その濃度が設定値以上になったことを検出し
て第7のポンプ33を自動的に停止するように構成され
ている。すなわち、氷蓄熱槽2内に設定量の氷が蓄えら
れ、更に、第2の氷蓄熱槽30内にも設定量の氷が蓄え
られるに伴い、ブラインの濃度が高くなって導電率が高
くなることを利用し、蓄熱状態を検出し、所定の蓄熱が
完了したことを検出して蓄熱運転を自動的に停止できる
ようになっている。
【0035】第1の放冷運転状態では、第4および第5
の開閉弁37,39のみを開き、製氷装置1を停止した
状態で、日中などに第8のポンプ40のみを駆動し、蓄
熱材8…内の氷との間接的な熱交換に伴う氷の融解潜熱
により冷却される低温のブラインを、矢印C2で示すよ
うに、氷蓄熱槽2→第14の配管41→熱交換器13→
第13の配管38→氷蓄熱槽2と循環流動させる。一
方、第3および第4のポンプ15,18を駆動して水な
どの熱媒を熱交換器13から冷房装置20…に供給し、
氷蓄熱槽2に蓄えられた冷熱により冷房を行う。
の開閉弁37,39のみを開き、製氷装置1を停止した
状態で、日中などに第8のポンプ40のみを駆動し、蓄
熱材8…内の氷との間接的な熱交換に伴う氷の融解潜熱
により冷却される低温のブラインを、矢印C2で示すよ
うに、氷蓄熱槽2→第14の配管41→熱交換器13→
第13の配管38→氷蓄熱槽2と循環流動させる。一
方、第3および第4のポンプ15,18を駆動して水な
どの熱媒を熱交換器13から冷房装置20…に供給し、
氷蓄熱槽2に蓄えられた冷熱により冷房を行う。
【0036】第2の放冷運転状態では、第6および第7
の開閉弁42,44のみを開き、製氷装置1を停止した
状態で、日中などに第8のポンプ40のみを駆動し、第
2の氷蓄熱槽30内の氷との熱交換に伴う氷の融解潜熱
により冷却される低温のブラインを、矢印C3で示すよ
うに、第2の氷蓄熱槽30→第14の配管41→熱交換
器13→第13の配管38→第2の氷蓄熱槽30と循環
流動させる。一方、第3および第4のポンプ15,18
を駆動して水などの熱媒を熱交換器13から冷房装置2
0…に供給し、氷蓄熱槽2に蓄えられた冷熱により冷房
を行う。
の開閉弁42,44のみを開き、製氷装置1を停止した
状態で、日中などに第8のポンプ40のみを駆動し、第
2の氷蓄熱槽30内の氷との熱交換に伴う氷の融解潜熱
により冷却される低温のブラインを、矢印C3で示すよ
うに、第2の氷蓄熱槽30→第14の配管41→熱交換
器13→第13の配管38→第2の氷蓄熱槽30と循環
流動させる。一方、第3および第4のポンプ15,18
を駆動して水などの熱媒を熱交換器13から冷房装置2
0…に供給し、氷蓄熱槽2に蓄えられた冷熱により冷房
を行う。
【0037】第3の放冷運転状態では、第3、第6およ
び第7の開閉弁35,42,44のみを開き、製氷装置
1を駆動した状態で、日中などに第7および第8のポン
プ33,40を駆動し、第2の氷蓄熱槽30内の氷との
熱交換に伴う氷の融解潜熱により冷却される低温のブラ
インを、矢印C3で示すように、第2の氷蓄熱槽30→
第14の配管41→熱交換器13→第13の配管38→
第2の氷蓄熱槽30と循環流動させるとともに、製氷装
置1で生成した氷−ブライン混合流体を、矢印C4で示
すように、製氷装置1→第12の配管36→第2の氷蓄
熱槽30→第11の配管34→製氷装置1と循環流動さ
せ、氷−ブライン混合流体の氷を第2の氷蓄熱槽30に
蓄え、いわゆる追いかけ運転を行う。一方、第3および
第4のポンプ15,18を駆動して水などの熱媒を熱交
換器13から冷房装置20…に供給し、氷蓄熱槽2に蓄
えられた冷熱により冷房を行う。
び第7の開閉弁35,42,44のみを開き、製氷装置
1を駆動した状態で、日中などに第7および第8のポン
プ33,40を駆動し、第2の氷蓄熱槽30内の氷との
熱交換に伴う氷の融解潜熱により冷却される低温のブラ
インを、矢印C3で示すように、第2の氷蓄熱槽30→
第14の配管41→熱交換器13→第13の配管38→
第2の氷蓄熱槽30と循環流動させるとともに、製氷装
置1で生成した氷−ブライン混合流体を、矢印C4で示
すように、製氷装置1→第12の配管36→第2の氷蓄
熱槽30→第11の配管34→製氷装置1と循環流動さ
せ、氷−ブライン混合流体の氷を第2の氷蓄熱槽30に
蓄え、いわゆる追いかけ運転を行う。一方、第3および
第4のポンプ15,18を駆動して水などの熱媒を熱交
換器13から冷房装置20…に供給し、氷蓄熱槽2に蓄
えられた冷熱により冷房を行う。
【0038】上述の蓄熱運転状態と第1、第2および第
3の放冷運転状態とに切換える第7のポンプ33と第8
のポンプ40と、第1ないし第7の開閉弁28,31,
35,37,39,42,44それぞれから成る構成を
して切換手段と称する。
3の放冷運転状態とに切換える第7のポンプ33と第8
のポンプ40と、第1ないし第7の開閉弁28,31,
35,37,39,42,44それぞれから成る構成を
して切換手段と称する。
【0039】(第2実施例の詳細) 図4は、第2実施例の詳細構成を示す全体システム構成
図であり、前述した基本構成と異なるところは、次の通
りである。
図であり、前述した基本構成と異なるところは、次の通
りである。
【0040】製氷装置1と氷蓄熱槽2の熱交換用配管2
3とが、第8の開閉弁48を介装した第17の配管49
を介して接続され、更に、氷蓄熱槽2の熱交換用配管2
3と第2の氷蓄熱槽50(この構成は、第3実施例の第
2の氷蓄熱槽30と同じである)とが、第9の開閉弁5
1を介装した第18の配管52を介して接続されるとと
もに、第2の氷蓄熱槽50と製氷装置1とが、第9のポ
ンプ53を介装した第19の配管54を介して接続さ
れ、かつ、第17の配管49と第18の配管52とが、
第10の開閉弁55を介装した第20の配管56を介し
て接続されている。
3とが、第8の開閉弁48を介装した第17の配管49
を介して接続され、更に、氷蓄熱槽2の熱交換用配管2
3と第2の氷蓄熱槽50(この構成は、第3実施例の第
2の氷蓄熱槽30と同じである)とが、第9の開閉弁5
1を介装した第18の配管52を介して接続されるとと
もに、第2の氷蓄熱槽50と製氷装置1とが、第9のポ
ンプ53を介装した第19の配管54を介して接続さ
れ、かつ、第17の配管49と第18の配管52とが、
第10の開閉弁55を介装した第20の配管56を介し
て接続されている。
【0041】一方、熱交換器13と氷蓄熱槽2とが、第
11の開閉弁57を介装した第21の配管58と、第1
2の開閉弁59および第10のポンプ60を介装した第
22の配管61とを介して接続され、第21の配管58
の第11の開閉弁57より上流側箇所と第22の配管6
1の第10のポンプ60と第12の開閉弁59との中間
箇所とが、第13の開閉弁62と冷熱取り出し用の第2
の熱交換器63とを介装した第23の配管64を介して
接続されるとともに、第2の熱交換器63と第2の氷蓄
熱槽50とが第11のポンプ65を介装した第24の配
管66および第25の配管67を介して接続されてい
る。他の構成は第1実施例と同じであり、同一図番を付
すことにより、その説明は省略する。
11の開閉弁57を介装した第21の配管58と、第1
2の開閉弁59および第10のポンプ60を介装した第
22の配管61とを介して接続され、第21の配管58
の第11の開閉弁57より上流側箇所と第22の配管6
1の第10のポンプ60と第12の開閉弁59との中間
箇所とが、第13の開閉弁62と冷熱取り出し用の第2
の熱交換器63とを介装した第23の配管64を介して
接続されるとともに、第2の熱交換器63と第2の氷蓄
熱槽50とが第11のポンプ65を介装した第24の配
管66および第25の配管67を介して接続されてい
る。他の構成は第1実施例と同じであり、同一図番を付
すことにより、その説明は省略する。
【0042】以上の構成により、前記第9,10および
第11のポンプ53,60,65、第8ないし第13の
開閉弁48,51,55,57,59,62それぞれを
切換えて、蓄熱運転状態、第1、第2および第3の放冷
運転状態が得られるように構成されており、次に詳述す
る。
第11のポンプ53,60,65、第8ないし第13の
開閉弁48,51,55,57,59,62それぞれを
切換えて、蓄熱運転状態、第1、第2および第3の放冷
運転状態が得られるように構成されており、次に詳述す
る。
【0043】蓄熱運転状態では、第8および第9の開閉
弁48,51のみを開き、夜間などに深夜電力を利用し
て製氷装置1と第9のポンプ53とを駆動し、製氷装置
1において氷−ブライン混合流体を生成し、その氷−ブ
ライン混合流体を、矢印D1で示すように、製氷装置1
→第17の配管49→氷蓄熱槽2→第18の配管52→
第2の氷蓄熱槽50→第19の配管54→製氷装置1と
循環流動させ、氷蓄熱槽2内で氷と間接的に熱交換する
ことにより、氷の融解潜熱を利用することによって氷を
生成し、その氷を氷蓄熱槽2内に蓄えるとともに、氷蓄
熱槽2を通過した氷−ブライン混合流体の氷を第2の氷
蓄熱槽50に蓄える。
弁48,51のみを開き、夜間などに深夜電力を利用し
て製氷装置1と第9のポンプ53とを駆動し、製氷装置
1において氷−ブライン混合流体を生成し、その氷−ブ
ライン混合流体を、矢印D1で示すように、製氷装置1
→第17の配管49→氷蓄熱槽2→第18の配管52→
第2の氷蓄熱槽50→第19の配管54→製氷装置1と
循環流動させ、氷蓄熱槽2内で氷と間接的に熱交換する
ことにより、氷の融解潜熱を利用することによって氷を
生成し、その氷を氷蓄熱槽2内に蓄えるとともに、氷蓄
熱槽2を通過した氷−ブライン混合流体の氷を第2の氷
蓄熱槽50に蓄える。
【0044】このとき、第1実施例と同様に、氷蓄熱槽
50内に設けられた導電率計68で蓄熱状態を検出し、
所定の蓄熱が完了したことを検出して蓄熱運転を自動的
に停止できるようになっている。
50内に設けられた導電率計68で蓄熱状態を検出し、
所定の蓄熱が完了したことを検出して蓄熱運転を自動的
に停止できるようになっている。
【0045】第1の放冷運転状態では、第11および第
12の開閉弁57,59のみを開き、製氷装置1を停止
した状態で、日中などに第10のポンプ60のみを駆動
し、氷蓄熱槽2内の氷との熱交換に伴う氷の融解潜熱に
より冷却される低温の水を、矢印D2で示すように、氷
蓄熱槽2→第22の配管61→熱交換器13→第21の
配管58→氷蓄熱槽2と循環流動させる。一方、第3お
よび第4のポンプ15,18を駆動して水などの熱媒を
熱交換器13から冷房装置20…に供給し、氷蓄熱槽2
に蓄えられた冷熱により冷房を行う。
12の開閉弁57,59のみを開き、製氷装置1を停止
した状態で、日中などに第10のポンプ60のみを駆動
し、氷蓄熱槽2内の氷との熱交換に伴う氷の融解潜熱に
より冷却される低温の水を、矢印D2で示すように、氷
蓄熱槽2→第22の配管61→熱交換器13→第21の
配管58→氷蓄熱槽2と循環流動させる。一方、第3お
よび第4のポンプ15,18を駆動して水などの熱媒を
熱交換器13から冷房装置20…に供給し、氷蓄熱槽2
に蓄えられた冷熱により冷房を行う。
【0046】第2の放冷運転状態では、第13の開閉弁
62のみを開き、製氷装置1を停止した状態で、日中な
どに第10および第11のポンプ60,65を駆動し、
第2の氷蓄熱槽50内の氷との熱交換に伴う氷の融解潜
熱により冷却される低温のブラインを、矢印D3で示す
ように、第2の氷蓄熱槽50→第24の配管66→第2
の熱交換器63→第25の配管67→第2の氷蓄熱槽5
0と循環流動させるとともに、水を第2の熱交換器63
→第22の配管61→熱交換器13→第21の配管58
→第2の熱交換器63と循環流動させ、第2の熱交換器
63を介して第2の氷蓄熱槽50内に蓄えられた冷熱を
熱交換器13に取り出す。一方、第3および第4のポン
プ15,18を駆動して水などの熱媒を熱交換器13か
ら冷房装置20…に供給し、氷蓄熱槽2に蓄えられた冷
熱により冷房を行う。
62のみを開き、製氷装置1を停止した状態で、日中な
どに第10および第11のポンプ60,65を駆動し、
第2の氷蓄熱槽50内の氷との熱交換に伴う氷の融解潜
熱により冷却される低温のブラインを、矢印D3で示す
ように、第2の氷蓄熱槽50→第24の配管66→第2
の熱交換器63→第25の配管67→第2の氷蓄熱槽5
0と循環流動させるとともに、水を第2の熱交換器63
→第22の配管61→熱交換器13→第21の配管58
→第2の熱交換器63と循環流動させ、第2の熱交換器
63を介して第2の氷蓄熱槽50内に蓄えられた冷熱を
熱交換器13に取り出す。一方、第3および第4のポン
プ15,18を駆動して水などの熱媒を熱交換器13か
ら冷房装置20…に供給し、氷蓄熱槽2に蓄えられた冷
熱により冷房を行う。
【0047】第3の放冷運転状態では、第10および第
13の開閉弁55,62のみを開き、製氷装置1を駆動
した状態で、日中などに第9、第10および第11のポ
ンプ53,60,65を駆動し、第2の氷蓄熱槽50内
の氷との熱交換に伴う氷の融解潜熱により冷却される低
温のブラインを、矢印D3で示すように、第2の氷蓄熱
槽50→第24の配管66→第2の熱交換器63→第2
5の配管67→第2の氷蓄熱槽50と循環流動させると
ともに、水を第2の熱交換器63→第22の配管61→
熱交換器13→第21の配管58→第2の熱交換器63
と循環流動させ、更に、製氷装置1で生成した氷−ブラ
イン混合流体を、矢印D4で示すように、製氷装置1→
第20の配管56→第2の氷蓄熱槽50→第19の配管
54→製氷装置1と循環流動させ、氷−ブライン混合流
体の氷を第2の氷蓄熱槽50に蓄え、いわゆる追いかけ
運転を行う。一方、第3および第4のポンプ15,18
を駆動して水などの熱媒を熱交換器13から冷房装置2
0…に供給し、氷蓄熱槽2に蓄えられた冷熱により冷房
を行う。
13の開閉弁55,62のみを開き、製氷装置1を駆動
した状態で、日中などに第9、第10および第11のポ
ンプ53,60,65を駆動し、第2の氷蓄熱槽50内
の氷との熱交換に伴う氷の融解潜熱により冷却される低
温のブラインを、矢印D3で示すように、第2の氷蓄熱
槽50→第24の配管66→第2の熱交換器63→第2
5の配管67→第2の氷蓄熱槽50と循環流動させると
ともに、水を第2の熱交換器63→第22の配管61→
熱交換器13→第21の配管58→第2の熱交換器63
と循環流動させ、更に、製氷装置1で生成した氷−ブラ
イン混合流体を、矢印D4で示すように、製氷装置1→
第20の配管56→第2の氷蓄熱槽50→第19の配管
54→製氷装置1と循環流動させ、氷−ブライン混合流
体の氷を第2の氷蓄熱槽50に蓄え、いわゆる追いかけ
運転を行う。一方、第3および第4のポンプ15,18
を駆動して水などの熱媒を熱交換器13から冷房装置2
0…に供給し、氷蓄熱槽2に蓄えられた冷熱により冷房
を行う。
【0048】上述の蓄熱運転状態と第1、第2および第
3の放冷運転状態とに切換える第9,10および第11
のポンプ53,60,65、第8ないし第13の開閉弁
48,51,55,57,59,62それぞれから成る
構成をして切換手段と称する。
3の放冷運転状態とに切換える第9,10および第11
のポンプ53,60,65、第8ないし第13の開閉弁
48,51,55,57,59,62それぞれから成る
構成をして切換手段と称する。
【0049】上記実施例では、冷熱取り出し用の熱交換
器13と冷房装置20とにわたり、熱媒として水を供給
することにより、冷熱を冷房装置20に供給するように
構成しているが、氷蓄熱システムの全体を建物の屋上な
どに設置し、その熱交換器13と冷房装置20…とにわ
たり、気体と液体とに相変換される、例えば、塩素の無
い無害なフロンガスR134Aなどの熱媒を自然循環流
動させ、動力費を低減できるように構成しても良い。
器13と冷房装置20とにわたり、熱媒として水を供給
することにより、冷熱を冷房装置20に供給するように
構成しているが、氷蓄熱システムの全体を建物の屋上な
どに設置し、その熱交換器13と冷房装置20…とにわ
たり、気体と液体とに相変換される、例えば、塩素の無
い無害なフロンガスR134Aなどの熱媒を自然循環流
動させ、動力費を低減できるように構成しても良い。
【0050】本発明としては、冷熱取り出し用の熱交換
器13を介さずに、冷熱を冷房装置20に直接供給する
ようにしても良く、熱交換器13や第2の熱交換器63
や冷房装置20…などをして冷熱取り出し用の熱交換器
と総称する。
器13を介さずに、冷熱を冷房装置20に直接供給する
ようにしても良く、熱交換器13や第2の熱交換器63
や冷房装置20…などをして冷熱取り出し用の熱交換器
と総称する。
【0051】上記第1および第2実施例において、熱交
換器13や第2の熱交換器63からの戻り流体を第2の
氷蓄熱槽30,50内に供給するときに、そこに蓄えら
れた氷の上方から供給するように構成し、そこから確実
に低温のブラインを取り出せるように構成しているが、
本発明としては、例えば、戻り流体の戻し位置と取り出
し位置とを離すなど、要するに、戻り流体が短絡して取
り出されることが無いように構成するものであれば良
い。
換器13や第2の熱交換器63からの戻り流体を第2の
氷蓄熱槽30,50内に供給するときに、そこに蓄えら
れた氷の上方から供給するように構成し、そこから確実
に低温のブラインを取り出せるように構成しているが、
本発明としては、例えば、戻り流体の戻し位置と取り出
し位置とを離すなど、要するに、戻り流体が短絡して取
り出されることが無いように構成するものであれば良
い。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係る発
明の氷蓄熱システムによれば、氷蓄熱槽内に供給する氷
−ブライン混合流体の氷と間接的に熱交換することによ
り、氷の融解潜熱を利用することによって氷蓄熱槽内に
氷を生成して蓄え、その氷蓄熱槽に蓄えられた冷熱を利
用して冷房などを行うから、氷蓄熱槽を通過する間、氷
が溶けるだけで氷−ブライン混合流体の温度変化を抑え
ることができ、例えば、ブラインを熱交換用配管01内
を通し、その熱交換用配管01の外周面に氷を生成する
場合で考えれば、図5の(a)の概念図に示すように、
氷蓄熱槽のブラインの入口側から出口側まで均一な厚み
で氷Aを生成でき、ブラインの供給側では、排出側より
も生成される氷Aの厚みが大になり、氷蓄熱槽全体に均
一に氷を作ることができて氷蓄熱槽の容量を十分に活用
でき、氷蓄熱槽を小型化できる。
明の氷蓄熱システムによれば、氷蓄熱槽内に供給する氷
−ブライン混合流体の氷と間接的に熱交換することによ
り、氷の融解潜熱を利用することによって氷蓄熱槽内に
氷を生成して蓄え、その氷蓄熱槽に蓄えられた冷熱を利
用して冷房などを行うから、氷蓄熱槽を通過する間、氷
が溶けるだけで氷−ブライン混合流体の温度変化を抑え
ることができ、例えば、ブラインを熱交換用配管01内
を通し、その熱交換用配管01の外周面に氷を生成する
場合で考えれば、図5の(a)の概念図に示すように、
氷蓄熱槽のブラインの入口側から出口側まで均一な厚み
で氷Aを生成でき、ブラインの供給側では、排出側より
も生成される氷Aの厚みが大になり、氷蓄熱槽全体に均
一に氷を作ることができて氷蓄熱槽の容量を十分に活用
でき、氷蓄熱槽を小型化できる。
【0053】また、熱交換用配管01の外周面の入口側
温度tI1と出口側温度tI2の温度変化、および、熱交換
用配管01内でのブラインの入口側温度tB1と出口側温
度tB2の温度変化それぞれについて考えれば、図5の
(b)のグラフに示すように、氷の温度t0 が0℃、例
えば、入口側温度tI1および出口側温度tI2のいずれも
が−5℃、ブラインの入口側温度tB1および出口側温度
tB2のいずれもが−10℃と、いずれの温度も一定であ
り、製氷装置における蒸発温度を−15℃以下と従来に比
べて高くでき、成績係数が向上できるようになった。し
かも、冷熱取り出し側からの負荷が急激に増大したとき
には、第2の放冷運転状態に切換え、第2の氷蓄熱槽に
蓄えられた冷熱を熱交換器に供給するとともに、その熱
交換器からの戻り流体を第2の氷蓄熱槽内の氷と熱交換
するように供給し、追従性の良い状態で冷熱を熱交換器
に供給でき、更に、冷熱が不足したときには、第3の放
冷運転状態に切換え、製氷装置を駆動して氷−ブライン
混合流体を第2の氷蓄熱槽に供給して対応することがで
きるから、負荷の急激な増大に良好に対応できる。
温度tI1と出口側温度tI2の温度変化、および、熱交換
用配管01内でのブラインの入口側温度tB1と出口側温
度tB2の温度変化それぞれについて考えれば、図5の
(b)のグラフに示すように、氷の温度t0 が0℃、例
えば、入口側温度tI1および出口側温度tI2のいずれも
が−5℃、ブラインの入口側温度tB1および出口側温度
tB2のいずれもが−10℃と、いずれの温度も一定であ
り、製氷装置における蒸発温度を−15℃以下と従来に比
べて高くでき、成績係数が向上できるようになった。し
かも、冷熱取り出し側からの負荷が急激に増大したとき
には、第2の放冷運転状態に切換え、第2の氷蓄熱槽に
蓄えられた冷熱を熱交換器に供給するとともに、その熱
交換器からの戻り流体を第2の氷蓄熱槽内の氷と熱交換
するように供給し、追従性の良い状態で冷熱を熱交換器
に供給でき、更に、冷熱が不足したときには、第3の放
冷運転状態に切換え、製氷装置を駆動して氷−ブライン
混合流体を第2の氷蓄熱槽に供給して対応することがで
きるから、負荷の急激な増大に良好に対応できる。
【0054】また、請求項2に係る発明の氷蓄熱システ
ムによれば、水槽内に、氷−ブライン混合流体を通す熱
交換用配管を設置することによって氷蓄熱槽を構成でき
るから、既製の水蓄熱槽を利用することができ、また、
ブラインを水槽内に直接的に供給しないから、ブライン
の洩れ防止のためのシール構成に配慮せずに済み、氷蓄
熱槽の構成を簡単にできるようなった。
ムによれば、水槽内に、氷−ブライン混合流体を通す熱
交換用配管を設置することによって氷蓄熱槽を構成でき
るから、既製の水蓄熱槽を利用することができ、また、
ブラインを水槽内に直接的に供給しないから、ブライン
の洩れ防止のためのシール構成に配慮せずに済み、氷蓄
熱槽の構成を簡単にできるようなった。
【0055】(削除)
【図1】本発明に係る氷蓄熱システムの第1実施例の基
本構成を示す全体システム構成図である。
本構成を示す全体システム構成図である。
【図2】第2実施例の基本構成を示す全体システム構成
図である。
図である。
【図3】第1実施例の詳細構成を示す全体システム構成
図である。
図である。
【図4】第2実施例の詳細構成を示す全体システム構成
図である。
図である。
【図5】本発明の現象説明に供する図であり、(a)は
概念図、(b)は温度変化を示すグラフである。
概念図、(b)は温度変化を示すグラフである。
【図6】従来例の現象説明に供する図であり、(a)は
概念図、(b)は温度変化を示すグラフである。
概念図、(b)は温度変化を示すグラフである。
1…製氷装置 2…氷蓄熱槽 13…熱交換器 20…冷房装置 22…水槽 23…熱交換用配管 30,50…第2の氷蓄熱槽 63…第2の熱交換器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 明石 徳之 大阪市中央区本町四丁目1番13号 株式 会社 竹中工務店 大阪本店内 (56)参考文献 特開 平4−55673(JP,A) 特開 平2−219959(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F24F 5/00 F25C 1/00
Claims (2)
- 【請求項1】 ブラインを供給してブラインと氷とが混
合した氷−ブライン混合流体を生成する製氷装置と、前
記製氷装置から供給される氷−ブライン混合流体の氷と
間接的に熱交換して生成される氷を蓄える氷蓄熱槽とを
接続するとともに、前記氷蓄熱槽と前記製氷装置との間
に、前記氷蓄熱槽内を通過した氷−ブライン混合流体を
供給して氷を蓄える第2の氷蓄熱槽を介装し、冷熱取り
出し用の熱交換器と前記氷蓄熱槽とを接続するととも
に、前記第2の氷蓄熱槽と前記熱交換器とを前記熱交換
器からの戻り流体を蓄えられた氷と熱交換する状態で接
続し、前記製氷装置からの氷−ブライン混合流体を前記
氷蓄熱槽に供給して生成した氷を蓄えるとともに前記第
2の氷蓄熱槽に供給してその第2の氷蓄熱槽内に氷を蓄
える蓄熱運転状態と、前記製氷装置を停止して前記氷蓄
熱槽に蓄えられた冷熱のみを前記熱交換器に供給する第
1の放冷運転状態と、前記製氷装置を停止して前記第2
の氷蓄熱槽に蓄えられた冷熱のみを前記熱交換器に供給
する第2の放冷運転状態と、前記第2の放冷運転状態に
おいて、前記第2の氷蓄熱槽内での氷含有率が設定値以
下になったことを検出して前記製氷装置を駆動し、前記
製氷装置からの氷−ブライン混合流体を前記第2の氷蓄
熱槽に供給する第3の放冷運転状態とに切換える切換手
段を備えたことを特徴とする氷蓄熱システム。 - 【請求項2】 請求項1に記載の氷蓄熱システムにおい
て、 氷蓄熱槽が、水を蓄えた水槽内に、氷−ブライン混
合流体を通す熱交換用配管を設け、その熱交換用配管の
外周面に氷を生成するものである氷蓄熱システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08784494A JP3272146B2 (ja) | 1994-03-31 | 1994-03-31 | 氷蓄熱システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08784494A JP3272146B2 (ja) | 1994-03-31 | 1994-03-31 | 氷蓄熱システム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07269913A JPH07269913A (ja) | 1995-10-20 |
JP3272146B2 true JP3272146B2 (ja) | 2002-04-08 |
Family
ID=13926210
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP08784494A Expired - Fee Related JP3272146B2 (ja) | 1994-03-31 | 1994-03-31 | 氷蓄熱システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3272146B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4618529B2 (ja) * | 2001-09-28 | 2011-01-26 | 日立アプライアンス株式会社 | 氷蓄熱式空気調和装置 |
CN107062482B (zh) * | 2017-04-18 | 2019-08-09 | 深圳佩尔优科技有限公司 | 一种空调系统及其控制方法 |
-
1994
- 1994-03-31 JP JP08784494A patent/JP3272146B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07269913A (ja) | 1995-10-20 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
AU2019202337A1 (en) | A system and method for cooling a space utilizing thermal energy storage | |
EP0586536A1 (en) | Air conditioning apparatus comprising a negative energy storage system | |
JP2003279079A (ja) | 氷蓄熱システムおよび氷蓄熱システムによる暖房方法 | |
JP3272146B2 (ja) | 氷蓄熱システム | |
JP2004361053A (ja) | 氷蓄熱装置及び氷蓄熱方法 | |
JPS61153360A (ja) | 氷蓄熱式岩盤内低温貯蔵庫 | |
JP4964439B2 (ja) | 冷却コイルによる蓄熱量増強システムの運転方法 | |
JP3303899B2 (ja) | 氷蓄熱式冷凍機ユニット | |
JP2911710B2 (ja) | 過冷却製氷法における氷蓄熱用製氷熱交換器の凍結防止法 | |
JP4399309B2 (ja) | 氷蓄熱装置 | |
JPH08270989A (ja) | 蓄熱装置及びその運転方法 | |
JP4156296B2 (ja) | 氷蓄熱装置 | |
JPH10238828A (ja) | 氷蓄熱システムおよび該システムを使用した氷蓄熱冷却方法 | |
KR102196868B1 (ko) | 결빙용기 내 물 온도와 브라인 온도 간의 온도 차 설정을 통한 빙축열조 운전방법 | |
JPH07269911A (ja) | 氷蓄熱式熱源装置、及び、その凍結防止制御方法 | |
JP3276013B2 (ja) | 蓄熱システム | |
JP3831924B2 (ja) | カプセル式潜熱蓄熱システム | |
JP3053975B2 (ja) | 氷蓄熱装置 | |
JP2000130899A (ja) | 冷熱システム | |
JP3788391B2 (ja) | 氷蓄熱装置 | |
JPH10325572A (ja) | 蓄熱式冷却装置 | |
JPS62294882A (ja) | 潜熱蓄冷システムの制御方法 | |
JP2006010256A (ja) | 蓄熱装置とその運転方法 | |
JP3639422B2 (ja) | 氷蓄熱ユニットを備えた空気調和装置 | |
JP3492062B2 (ja) | 氷−水熱交換システム |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090125 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090125 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100125 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110125 Year of fee payment: 9 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |