JP3268700B2 - 光合分岐モジュール - Google Patents
光合分岐モジュールInfo
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Description
ムに利用される光合分岐モジュールに関するものであ
る。
電話通信がある。各電話加入者の設備は光線路として機
能する光ファイバ等により電話局側と接続されており、
その光ファイバ等を通して電話通信が行われている。し
かしながら、電話局側と電話加入者側を接続する光ファ
イバ等の光線路に断線等の何らかの支障が生じると、電
話通信を行うことができないため、電話局側ではこの光
線路の管理を行っており、オーロラと呼ばれる光線路監
視システムが用いられている。
が示されている。同図において、光信号の送受信を行う
電話局側の送受信装置1には、それぞれ光ファイバ心線
9bが接続されており、光ファイバ心線9bには単心コ
ネクタ2が接続されており、各単心コネクタ2には光フ
ァイバ心線9cが接続されている。光ファイバ心線9c
は、4心光ファイバ心線引き留め部3により保持固定さ
れており、例えば、波長λ1 の光は透過し、波長λ2 の
光は透過しないといったような透過光選択型の4心一括
光フィルタ4に接続されている。光フィルタ4には光フ
ァイバ心線9dが接続されており、光ファイバ心線9d
には、光の合流および分岐を行うファイバ型光分岐結合
器5が接続されている。
バ心線9fが接続されており、光ファイバ心線9fは光
ファイバ配設部として機能する4心光コネクタ6に配列
固定されている。光コネクタ6は電話加入者側の光線路
側の光コネクタ(図示せず)と着脱自在に接続されるも
のであり、従来の電話回線においては、電話加入者の光
線路側の光コネクタが4心光コネクタを用いていること
が多いために、その光コネクタに対応させて4本の光フ
ァイバ心線9fを配列した4心光コネクタ6が光線路監
視システム用に用いられている。光ファイバ心線9f
は、前記光送受信装置1からの光信号が、単心コネクタ
2、光ファイバ心線引き留め部3、フィルタ4、ファイ
バ型光結合器5へと順番に送信されたときに、その信号
を受けて光信号を電話加入者側の光線路へと中継送信す
る役割を果たすものである。
イバ心線9e,9hが接続されており、光ファイバ心線
9e,9hは8心光コネクタ17に接続されており、8心
光コネクタ17は、例えば、OTDR(Optical Time Dom
ain Reflectmeter)等の光監視装置20に接続されてい
る。
等を介して前記光コネクタ6側に監視光を加え、光コネ
クタ6側で反射して戻ってくる光のレベル等を検出する
ことにより、光コネクタ6側の電話加入者の光線路等の
光ファイバや装置等の異常の有無を検出するものであ
り、例えば、光コネクタ6側に監視光を加えたときに、
その光は、光コネクタ6に接続されている各電話加入者
の各光線路に入射して、4本の各光線路側で反射して戻
ってくるが、そのうちの1本の光線路側で反射して戻っ
てきた戻り光だけが予め正常状態で試験を行ったときの
戻り光に比べて光のレベルが極めて小さかったときに
は、その光線路側に何らかの異常があったのではないか
と判断するといったようにして、光コネクタ6側の光線
路等を監視する装置である。
監視も行うようになっており、光送受信装置1側の監視
を行うときには、光ファイバ9h等を介して、前記光送
受信装置1側に信号光と同じ波長の光を加え、光送受信
装置1側で反射して戻ってくる光のレベル等を検出する
ことにより、光送受信装置1側の監視が行えるようにな
っている。なお、光送受信装置1側の監視を行うため
に、光監視装置20から信号光と同じ波長の光を送信する
ときには、一旦、光送受信装置1側と電話加入者の光線
路側との信号光の送受信を停止して行われる。
信装置1から送信された信号光が、単心コネクタ2、光
ファイバ心線引き留め部3、フィルタ4を介して光ファ
イバ心線9dを通り、ファイバ型光分岐結合器5に入射
したときには、図8の(a)に示すように、その信号光
を図の矢印Aのように、光ファイバ心線9f側に送って
光コネクタ6側に送る働きをしており、また、光監視装
置20から送信された監視光が、光コネクタ17を介して光
ファイバ心線9eを通ってファイバ型光分岐結合器5に
入射したときには、その監視光を図の矢印Bのように、
光ファイバ心線9f側に送って光コネクタ6側に送る働
きをするものであり、このように、光送受信装置1から
の信号光と光監視装置20からの監視光とを共に光コネク
タ6側へ送る働きをするものである。
コネクタ6側に送られた監視光が光コネクタ6側より遠
方の光導波路で反射し、その光が光ファイバ心線9fを
通ってファイバ型光分岐結合器5に戻ってきたときに
は、その戻り光の殆どを図の矢印のように、光ファイバ
心線9e側に送って光監視装置20側へ送る働きをする。
図の(c)に示されるように、電話加入者の光線路側か
らの信号光が、光コネクタ6を介して光ファイバ心線9
fを通ってファイバ型光分岐結合器5に入射したときに
は、その光を図の矢印Aのように、光ファイバ心線9d
側に送って光送受信装置1側に送る働きをしており、ま
た、光監視装置20から送信された光が光コネクタを介
し、光ファイバ心線9hを通ってファイバ型光分岐結合
器5に入射したときには、その光を図の矢印Bのよう
に、光ファイバ心線9d側に送って光送受信装置1側に
送る働きをするものであり、このように、光コネクタ6
側からの信号光や光監視装置20からの光を共に各光送受
信装置1側に送る働きをするものである。
送受信装置1側に送られた光が光送受信装置1側で反射
して戻ってきたときには、その戻り光の殆どを図の矢印
のように、光ファイバ心線9h側に送って、光監視装置
20側へ送る働きをするようになっている。
心線引き留め部3、フィルタ4、ファイバ型光分岐結合
器5により、光合分岐モジュール8が構成されている。
に構成されており、光送受信装置1から波長λ1 の信号
光が送信されて光合分岐モジュール8に入射すると、そ
の光が、図8の(a)の矢印Aに示したようにして、フ
ァイバ型光分岐結合器5により光コネクタ6側に送ら
れ、電話加入者の光線路に送られ、その逆に、電話加入
者の光線路側から波長λ1 の信号光が送信されたときに
は、その光が、図8の(c)の矢印Aに示したようにし
て、ファイバ型光分岐結合器5により光送受信装置1側
に送られ、このように、信号光が光合分岐モジュール8
を介して電話局側の光送受信装置1と電話加入者との間
で送受信されることにより電話通信が行われる。
の監視光を光合分岐モジュール8に入射させると、図8
の(a)の矢印Bで示したように、その光はファイバ型
光分岐結合器5により光コネクタ6側に送られ、電話加
入者の光線路側に送られ、さらに、電話加入者側に送ら
れた監視光は、光線路側で反射し、図8の(b)のよう
に、ファイバ型光分岐結合器5を通って光監視装置20側
に戻ってくる。そこで、その戻り光を光監視装置20が検
出することにより、電話加入者の光線路側の異常の有無
を判断することができる。なお、たとえ、波長λ2 の戻
り光がファイバ型光分岐結合器5を通るときに、その光
の一部がファイバ型光分岐結合器5内で漏れて光ファイ
バ心線9d側に入射したとしても、その光は、波長λ2
の光を透過しないフィルタ4により遮断されるために、
光送受信装置1側に送られることはなく、前記光送受信
装置1と電話加入者との間で行われる信号光の送受信等
が妨げられることはない。
は、一旦、光送受信装置1や電話加入者の光線路側から
信号光を送信するのを停止し、光監視装置20から信号
光と同じ波長λ1の光を光合分岐モジュール8に入射さ
せると、その光は図8の(c)の矢印Bのようにして、
ファイバ型光分岐結合器5により光送受信装置1側へ送
られ、光送受信装置1側で反射して、図8の(d)のよ
うに、ファイバ型光分岐結合器5を通って光監視装置2
0側に戻ってくる。そこで、その戻り光を光監視装置2
0により検出することにより、光送受信装置1側の異常
の有無を判断することができる。なお、光ファイバ9d
の監視のみを行うときには、波長λ2の光を光合分岐モ
ジュール8に入射させて、同様にその戻り光の検出を行
うこともできる。
光線路監視システムにおいては、図7で示したように、
光合分岐モジュール8により、4個の光送受信装置1と
4心光コネクタ6を媒介するためには、モジュール8内
に4個のファイバ型光分岐結合器5を設ける必要があ
り、このように、光コネクタ6に配設されている光ファ
イバ数と同じ数だけファイバ型分岐結合器5を複数作製
し、光合分岐モジュール8内に配設すると、その分手間
もかかり、光合分岐モジュール8のコストが高くなって
しまうといった問題があった。
のファイバ型光分岐結合器5を一括した光部品を作製し
ようとしても、そのような多心ファイバ一括タイプのフ
ァイバ型光分岐結合器を作製することは技術的に非常に
難しく、製造困難である。そこで、本出願人は、図5に
示すように、ファイバ型光分岐結合器5の代わりに、フ
ァイバ型分岐結合器と同様に機能する4つの分岐結合器
導波路7のパターンをモノリシックに一括形成した光合
分岐結合導波路チップ10を設けた光合分岐モジュール8
を試作して、光線路監視システムに用いようとした。
モジュール8を用いた光線路監視システムの場合にも、
1つの光コネクタ6と1つの光合分岐モジュール8とが
接続されるために、例えば、2個の光コネクタ6と図5
の光合分岐モジュール8とを接続するときには、図6に
示すように、光合分岐モジュール8を2個作製して2個
の光コネクタ6と接続しなければならない。そして、実
際には、電話局側と電話加入者側とを接続する電話回線
は非常に多く、数多くの光コネクタ6を用いており、そ
のように沢山の光コネクタ6数と同じ数だけ光合分岐モ
ジュール8を個々に作製して大回路網を形成した電話回
線に適用させるのは大変であった。
れたものであり、その目的は、電話回線のような大回路
網の光ファイバ通信システムに適した光合分岐モジュー
ルを提供することにある。
に、本発明は次のように構成されている。すなわち、本
発明は、光信号の送受信を行う複数の光送受信装置と;
該光送受信装置からの光信号を受けてこれを中継送信す
る複数の光ファイバを配設した多心の光ファイバ配設部
と;前記光ファイバ配設部側と前記光送受信装置側とに
個別に監視光を加えて光ファイバ配設部側と光送受信装
置側の異常の有無を検出する光監視装置と;に接続され
る光分岐モジュールにおいて、該光分岐モジュールは光
送受信装置からの信号光と光監視装置から光ファイバ配
設部側への監視光は光ファイバ配設部側へ送り、また、
光ファイバ配設部側からの信号光と光監視装置から光送
受信装置側への監視光は光送受信装置側へ送り、さら
に、前記光ファイバ配設部側で反射して戻ってくる光フ
ァイバ配設部側の監視光の戻り光と前記光送受信装置側
で反射して戻ってくる光送受信装置側の戻り光は光監視
装置側へ送る光分岐結合導波路パターンを備え、その一
方で該光合分岐モジュールは2つ以上の光ファイバ配設
部と接続されており、前記光分岐結合導波路パターンは
全光ファイバ配設部の合計の光ファイバ配設数と同じ数
の複数パターンを一括形成した導波路チップにより構成
されていることを特徴として構成されている。
置との接続側に光送受信装置側への監視光は透過し光フ
ァイバ配設部側への監視光は透過しないフィルタが設け
られていることも本発明の特徴的な構成とされている。
ルは2つ以上の光ファイバ配設部と接続されており、光
分岐結合導波路パターンは、その光ファイバ配列部の光
ファイバ配設数と同じ数の複数パターンを一括形成した
導波路チップにより構成されているために、1つの光合
分岐モジュールの導波路チップにより、2つ以上の光フ
ァイバ配設部に配設した複数の光ファイバを、光送受信
装置や光監視装置と接続することが可能となる。そのた
め、例えば、電話加入者の光線路と接続される1本の光
ファイバ毎に、ファイバ型の光分岐結合器を光合分岐モ
ジュール内に複数設けたり、個々の光ファイバ配設部毎
に光合分岐導波路を有する光分岐モジュールを設けたり
して、1つの光合分岐モジュールを1つの光ファイバ配
設部と接続する場合に比べて、1つの光ファイバ配設
部、または1本の光ファイバあたりの光合分岐モジュー
ル作製コスト等を低くすることが可能となり、電話回線
等の大回路網の光ファイバ通信システムにおけるシステ
ム全体の構築コストが安くなる。
する。なお、本実施例の説明において、従来例と同一名
称部分には同一符号を付し、その詳細説明は省略する。
図1には、本発明に係る光合分岐モジュールの第1の実
施例を備えた光線路監視システムが示されている。本実
施例が従来例や図5,6に示した光線路監視システムと
異なる主要な点は、1つの光合分岐モジュール8が2つ
の光コネクタ6と接続されており、光合分岐モジュール
8内に、光コネクタ6に配設されている光ファイバ心線
9fの総数と同じ数、すなわち、8個の光分岐結合導波
路7のパターンを一括形成した導波路チップ10を設けた
ことである。
は、従来例のファイバ型光分岐結合器5と同様に機能す
るものであり、光ファイバ心線9dや、フィルタ4等を
介して光送受信装置1側と接続されている。また、各光
分岐結合導波路7は光ファイバ心線9fにより光コネク
タ6に接続されており、さらに、光ファイバ心線9e,
9hにより、16心光コネクタ17に接続され、光コネ
クタ17を介して光監視装置20に接続されている。
さ1mmのシリコン基板19上に火炎堆積法とドライエッチ
ングにより、コア23とクラッド21,22を形成した石英系
導波路チップであり、厚さ25μmのSiO2 (石英)の
下部クラッド21の上方に、ドーパントとしてTiO
2 (酸化チタン)を用いた厚さ8μmのコア23を堆積さ
せ、ドライエッチングにより、図1に示したような、2
×2光分岐結合導波路7のパターンを8μm角で8個一
括形成し、図2に示すように、コア23の上方に下部クラ
ッド21と同様の上部クラッド22を形成したものである。
コア23はクラッド21,22よりも屈折率が0.25%高くなっ
ており、導波路チップ10の長さは25mm、幅は6mmであ
る。
光監視システムも従来例と同様に動作し、それにより、
光送受信装置1からの、例えば、波長λ1 の信号光が、
光合分岐モジュール8の導波路チップ10の光分岐結合導
波路7を介して、光コネクタ6側から各電話加入者側に
送られ、同様に、電話加入者側からの信号光が、導波路
チップ10を介して光送受信装置1側に送られ、電話通信
が行われる。
に送信された、例えば、波長λ2 の監視光は、それぞれ
光合分岐モジュール8の導波路チップ10の光分岐結合導
波路7を介して、光コネクタ6側から各電話加入者側に
送られ、電話加入者の光線路側で反射した光が、導波路
チップ10の光分岐結合導波路7を介して光監視装置20側
に戻り、その戻り光が光監視装置20により検出されて光
線路の監視が行われる。
認するために、一旦、光送受信装置1側と電話加入者の
光線路側との間で行われる信号光の送受信を停止させ、
信号光と同じ波長λ1 の光を光監視装置20から光ファイ
バ9h側に送信した場合には、その光は導波路チップ10
の光分岐結合導波路7を介して各光送受信装置1側に送
られ、光送受信装置1側で反射した光が、導波路チップ
10の光分岐結合導波路7を介して光監視装置20側に戻
り、その戻り光が光監視装置20により検出されて、光送
受信装置1側の監視が行われる。
は、2個の光コネクタ6と接続されており、光合分岐モ
ジュール8の導波路チップ10には、8個の光分岐結合導
波路7パターンが設けられていて、2個の光コネクタ6
に配設されている8本の光ファイバ心線9fを介して8
本の電話加入者側の光線路と接続され、その一方で、8
個の光送受信装置1と接続されているために、1つの光
合分岐モジュール8で、従来例の2倍の電話加入者の光
線路と2倍の光送受信装置1とをまとめて媒介すること
ができるし、同様に、1個の光合分岐モジュール8によ
り、従来例の2倍の電話加入者や光送受信装置1側の光
線路等の監視も行うことが可能となる。
線に、図1のシステムを適用させるときには、従来例の
システムを適用させるときの半分の数の光合分岐モジュ
ール8を設ければよく、1つの光コネクタ6、または、
1本の光ファイバあたりの光合分岐モジュール8の作製
コストを低くすることが可能となり、光ファイバ通信シ
ステムにおけるシステム全体の構築コストを安くするこ
とができる。
第2の実施例を用いた光線路監視システムが示されてい
る。第2の実施例が第1の実施例と違う主要な点は、例
えば、波長λ2 の監視光を透過しないフィルタ4を、導
波路チップ10内の光送受信装置1との接続側、すなわ
ち、光合分岐結合導波路7の光ファイバ心線9cに接続
される側13に設けたことである。このフィルタ4は、図
4に示すように、厚さ8μmの誘電体多層膜により形成
されており、厚さ12μmのガラス板14上に間隔を介して
配設固定されている。フィルタ4は、従来例および第1
の実施例のフィルタ4と同様に機能するものであり、ガ
ラス板14とフィルタ4によって構成されるフィルタ板15
の長さは、4.5 mm、幅は200 μmである。第2の実施例
も第1の実施例と同様に動作し、同様の効果を奏するこ
とができる。
ないフィルタ4が導波路チップ10内の光送受信装置1と
の接続側に設けられているために、たとえ、電話加入者
の光線路側で反射した波長λ2 の戻り光の一部が、光分
岐結合導波路7の中央側で漏れて、光ファイバ心線9c
に接続される側13に送られたとしても、その光がフィル
タ4により遮断されて、導波路チップ10の外側の光ファ
イバ心線9cに送られることは全くない。
チップ10内に設けることにより、光合分岐モジュール8
を光ファイバ心線引き留め部3と導波路チップ10の2つ
の光部品により構成することができ、光ファイバ9cと
導波路チップ10とを直接接続することができるために、
光合分岐モジュール8内の光部品同士の接続点数を少く
することが可能となり、光合分岐モジュール8の作製を
より簡単なものとすることができる。そして、その分だ
け光合分岐モジュール8のコストをさらに安くすること
ができる。
とはなく、様々な実施の態様を採り得る。例えば、上記
実施例では、光ファイバ心線引き留め部3は、8本の光
ファイバ心線9cを固定する8心光ファイバ心線引き留
め部としたが、例えば、4本の光ファイバ心線9cを固
定する4心光ファイバ心線引き留め部を2個設けても構
わないし、同様に、フィルタ4も上記実施例のように、
8心一括フィルタとするとは限らず、4心一括フィルタ
を2個設けても構わない。また、同様に、光合分岐モジ
ュール8に接続される光監視装置20接続用の光コネクタ
17も、上記実施例のように、16心対応光コネクタとする
とは限らず、8心対応の光コネクタを2個設けても構わ
ない。
3、フィルタ4、光コネクタ17は、必ずしも図1,3で
示したような光監視システムの1つの構成部分に1つず
つ設けられるとは限らず、2個以上設けても構わない。
は、2個の4心光コネクタ6と接続され、8個の光分岐
結合導波路7パターンを一括形成した導波路チップ10を
設けて光合分岐モジュールを構成したが、必ずしも光合
分岐モジュール8は2個の4心光コネクタ6に接続され
るとは限らず、接続されるコネクタ6の数は2個以上で
あればよい。例えば、光合分岐モジュール8を4個の4
心光コネクタ6に接続してもよく、その場合には、導波
路チップ10に16個の光分岐結合導波路7パターンを一括
形成することになる。
に適用しやすいように、電話加入者の光線路と接続する
ための光コネクタ6を4心光コネクタとしたが、必ずし
も4心光コネクタとするとは限らず、8心光コネクタで
も構わず、それ以外の本数の光ファイバを配列する光コ
ネクタでも構わない。
4とガラス板14によりフィルタ板15を構成し、フィルタ
板15を導波路チップ10内に組み込んだが、必ずしもフィ
ルタ板15を設けるとは限らず、フィルタ4のみを、光分
岐結合導波路7の光ファイバ9cに接続される側に設け
ても構わない。但し、フィルタ板15を形成して導波路チ
ップ10内に組み込むようにすると、フィルタ4のみを間
隔を介して導波路チップ10内に配設するよりも、導波路
チップ10にフィルタ4を設ける操作はしやすくなる。
モジュール8内にフィルタ4を設けて構成したが、必ず
しも光合分岐モジュール8内にフィルタ4を設けるとは
限らず、フィルタ4は光合分岐モジュール8の外側の光
送受信装置1側に設けても構わないし、フィルタ4を設
けないで光線路監視システムを構成することもできる。
は、上記実施例のように、電話回線内で用いられるとは
限らず、他の光ファイバ通信システムにも適用されるも
のである。
は、2つ以上の光ファイバ配設部と接続されており、光
分岐結合導波路パターンが全光ファイバ配設部の合計の
光ファイバ配設数と同じ数の複数のパターンを一括形成
した導波路チップにより構成されているために、従来の
ように、1つの光ファイバ配設部に配設した光ファイバ
と同じ数だけファイバ型光分岐結合器を個々に作製し、
複数の光分岐結合器を光合分岐モジュールに設けたり、
1つの光ファイバ配設部と1つの光合分岐モジュールを
接続する場合よりも、1つの光ファイバ配設部、また
は、1本の光ファイバあたりの光合分岐モジュール作製
コスト等を低くすることが可能となる。
電話回線等の大回路網の光ファイバ通信システムに用い
た場合には、従来の光合分岐モジュールを用いた場合よ
りも、システム全体の構築コストを安くすることができ
る。
側のみでなく光送受信装置側にも監視光を送って監視を
行う構成としたので、光送受信装置側と光ファイバ配接
部側の両側を個別に監視できるという画期的な効果を奏
することができる。さらに、導波路チップの光送受信装
置との接続側に、光送受信装置側への監視光は透過し光
ファイバ配設部側への監視光は透過しないフィルタを設
けた光合分岐モジュールによれば、光監視装置から光フ
ァイバ配設部側への監視光がフィルタにより遮断されて
光送受信装置側に届くことが完全に防止されるために、
光送受信装置側と、例えば、電話加入者の光線路といっ
た光ファイバ配設部側との間の信号光の伝達が、監視光
により乱れることを完全に防ぐことができる。
例を用いた光線路監視システムを示す構成図である。
用いた光線路監視システムを示す構成図である。
フィルタ板15を示す説明図である。
分岐モジュールを用いた光線路監視システムの例を示す
説明図である。
タ6に1つずつ接続した光線路監視システムを示す説明
図である。
システムを示す説明図である。
明図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 光信号の送受信を行う複数の光送受信装
置と;該光送受信装置からの光信号を受けてこれを中継
送信する複数の光ファイバを配設した多心の光ファイバ
配設部と;前記光ファイバ配設部側と前記光送受信装置
側とに個別に監視光を加えて光ファイバ配設部側と光送
受信装置側の異常の有無を検出する光監視装置と;に接
続される光分岐モジュールにおいて、該光分岐モジュー
ルは光送受信装置からの信号光と光監視装置から光ファ
イバ配設部側への監視光は光ファイバ配設部側へ送り、
また、光ファイバ配設部側からの信号光と光監視装置か
ら光送受信装置側への監視光は光送受信装置側へ送り、
さらに、前記光ファイバ配設部側で反射して戻ってくる
光ファイバ配設部側の監視光の戻り光と前記光送受信装
置側で反射して戻ってくる光送受信装置側の戻り光は光
監視装置側へ送る光分岐結合導波路パターンを備え、そ
の一方で該光合分岐モジュールは2つ以上の光ファイバ
配設部と接続されており、前記光分岐結合導波路パター
ンは全光ファイバ配設部の合計の光ファイバ配設数と同
じ数の複数パターンを一括形成した導波路チップにより
構成されていることを特徴とする光合分岐モジュール。 - 【請求項2】 導波路チップには、光送受信装置との接
続側に光送受信装置側への監視光は透過し光ファイバ配
設部側への監視光は透過しないフィルタが設けられてい
ることを特徴とする請求項1記載の光合分岐モジュー
ル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35419793A JP3268700B2 (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | 光合分岐モジュール |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35419793A JP3268700B2 (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | 光合分岐モジュール |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07202800A JPH07202800A (ja) | 1995-08-04 |
JP3268700B2 true JP3268700B2 (ja) | 2002-03-25 |
Family
ID=18435943
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35419793A Expired - Lifetime JP3268700B2 (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | 光合分岐モジュール |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3268700B2 (ja) |
-
1993
- 1993-12-28 JP JP35419793A patent/JP3268700B2/ja not_active Expired - Lifetime
Non-Patent Citations (2)
Title |
---|
富田信夫,光線路網の試験・管理業務を支援するAURORA,NTT技術ジャーナル,日本,1991年10月1日,第3巻第10号,p.18−20 |
小口泰介,フィルタ内蔵導波路形カップラ,電子情報通信学会大会講演論文集,日本,電子情報通信学会,VOL.1993、NO.Shuki,PAGE.4−241 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07202800A (ja) | 1995-08-04 |
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