JP3259658B2 - パワースイッチおよびそれを用いた電圧制御方法 - Google Patents
パワースイッチおよびそれを用いた電圧制御方法Info
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電源制御回路等に
おけるスイッチング素子としてNチャネルMOSFET
(Metal Oxide Semiconductor 形電界効果トランジス
タ)を応用したパワートランジスタに係り、特にチャー
ジポンプ内蔵型のパワースイッチおよびそれを用いた電
圧制御方法に関する。
おけるスイッチング素子としてNチャネルMOSFET
(Metal Oxide Semiconductor 形電界効果トランジス
タ)を応用したパワートランジスタに係り、特にチャー
ジポンプ内蔵型のパワースイッチおよびそれを用いた電
圧制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種チャージポンプ内蔵型パワ
ースイッチとして知られる一般的構造は、NチャネルM
OSFETのゲート電極に印加されるゲート電圧VG の
値は、NチャネルMOSFETのゲート電圧・ソースド
レイン間オン抵抗特性(以下V G −RON特性という)の
飽和点よりも十分大きな値に設定され、NチャネルMO
SFETのソース・ドレイン間オン抵抗を一定値として
いる。
ースイッチとして知られる一般的構造は、NチャネルM
OSFETのゲート電極に印加されるゲート電圧VG の
値は、NチャネルMOSFETのゲート電圧・ソースド
レイン間オン抵抗特性(以下V G −RON特性という)の
飽和点よりも十分大きな値に設定され、NチャネルMO
SFETのソース・ドレイン間オン抵抗を一定値として
いる。
【0003】そのため、NチャネルMOSFETのソー
ス・ドレイン間を流れる電流が増すと、ソース・ドレイ
ン間の電圧降下が増大して、パワースイッチの出力電圧
を低下させるといった不具合がある。
ス・ドレイン間を流れる電流が増すと、ソース・ドレイ
ン間の電圧降下が増大して、パワースイッチの出力電圧
を低下させるといった不具合がある。
【0004】図12は、係るチャージポンプ内蔵型パワ
ースイッチの従来例を示している。NチャネルMOSF
ETをオン抵抗の非常に小さな領域で使用するために
は、ゲート電極とソース電極の両端子間にNチャネルM
OSFETの閾値電圧以上の電圧を印加する必要があ
る。電源電圧より閾値電圧が高い場合など、ゲート電圧
を外部から供給できない場合は、チャージポンプで昇圧
された信号をゲート端子に接続し、NチャネルMOSF
ETを動作させる方法が採られる。
ースイッチの従来例を示している。NチャネルMOSF
ETをオン抵抗の非常に小さな領域で使用するために
は、ゲート電極とソース電極の両端子間にNチャネルM
OSFETの閾値電圧以上の電圧を印加する必要があ
る。電源電圧より閾値電圧が高い場合など、ゲート電圧
を外部から供給できない場合は、チャージポンプで昇圧
された信号をゲート端子に接続し、NチャネルMOSF
ETを動作させる方法が採られる。
【0005】すなわち、図12に示すように、入力端子
1と出力端子6の間に挿入されたNチャネルMOSFE
T4がスイッチング素子として、それら入出力端子1,
6間のスイッチの役割を果たしている。NチャネルMO
SFET4がオン動作を行う際、ゲート端子7に対し
て、チャージポンプ8から電源電圧より高い電圧のゲー
ト電圧VG を印加する必要がある。
1と出力端子6の間に挿入されたNチャネルMOSFE
T4がスイッチング素子として、それら入出力端子1,
6間のスイッチの役割を果たしている。NチャネルMO
SFET4がオン動作を行う際、ゲート端子7に対し
て、チャージポンプ8から電源電圧より高い電圧のゲー
ト電圧VG を印加する必要がある。
【0006】そのようなスイッチ動作を行うために、制
御端子10がチャージポンプ8に接続されている。した
がって、制御端子10に入力される信号がアクティブレ
ベルの場合、チャージポンプ8が動作してNチャネルM
OSFET4の閾値電圧以上のゲート電圧VG をゲート
端子7に印加する。それにより、ドレイン端子3とソー
ス端子5との間の抵抗値が小さくなり、NチャネルMO
SFET4がスイッチ作用して導通状態となる。
御端子10がチャージポンプ8に接続されている。した
がって、制御端子10に入力される信号がアクティブレ
ベルの場合、チャージポンプ8が動作してNチャネルM
OSFET4の閾値電圧以上のゲート電圧VG をゲート
端子7に印加する。それにより、ドレイン端子3とソー
ス端子5との間の抵抗値が小さくなり、NチャネルMO
SFET4がスイッチ作用して導通状態となる。
【0007】また、OSC19はチャージポンプ8に一
定周波数の昇圧動作用クロック信号を供給している。チ
ャージポンプ8は、この一定周波数のクロック信号に基
づいて一定値のゲート電圧をNチャネルMOSFET4
に供給している。
定周波数の昇圧動作用クロック信号を供給している。チ
ャージポンプ8は、この一定周波数のクロック信号に基
づいて一定値のゲート電圧をNチャネルMOSFET4
に供給している。
【0008】電流リミッタ13は、電流検出用の固定抵
抗器11の両端電圧から電流値を検出し、過電流が流れ
た際にチャージポンプ8の動作を止め、過剰な電流が流
れた際、回路を遮断する働きをしている。
抗器11の両端電圧から電流値を検出し、過電流が流れ
た際にチャージポンプ8の動作を止め、過剰な電流が流
れた際、回路を遮断する働きをしている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、係る従来の
チャージポンプ内蔵型パワースイッチにあっては、解決
すべき次の問題が残されている。
チャージポンプ内蔵型パワースイッチにあっては、解決
すべき次の問題が残されている。
【0010】図12で示されたように、NチャネルMO
SFET4のソース・ドレイン間オン抵抗を、ソース・
ドレイン間の電流量に関係なく一定の値に設定してい
る。そのため、ソース・ドレイン間電流が増大すると、
ソース・ドレイン間の電圧降下が大きくなり、パワース
イッチの出力電圧が低下する。
SFET4のソース・ドレイン間オン抵抗を、ソース・
ドレイン間の電流量に関係なく一定の値に設定してい
る。そのため、ソース・ドレイン間電流が増大すると、
ソース・ドレイン間の電圧降下が大きくなり、パワース
イッチの出力電圧が低下する。
【0011】このような特性をもつ従来のパワースイッ
チを機器の電源制御回路等に使用すると、機器内の各デ
バイスの消費電流が増大した場合、それら各デバイスに
供給される電源電圧が低下するといった不都合がある。
チを機器の電源制御回路等に使用すると、機器内の各デ
バイスの消費電流が増大した場合、それら各デバイスに
供給される電源電圧が低下するといった不都合がある。
【0012】なお、NチャネルMOSFETのソース・
ドレイン間オン抵抗を一定値に設定した点は、次の理由
による。
ドレイン間オン抵抗を一定値に設定した点は、次の理由
による。
【0013】NチャネルMOSFETをオン動作させる
際、ゲート端子に印加するゲート電圧VG の値が、Nチ
ャネルMOSFETのVG −RON特性の「オン状態」に
相当する一定値(例えば図5中のVG1)であることに対
応させている。
際、ゲート端子に印加するゲート電圧VG の値が、Nチ
ャネルMOSFETのVG −RON特性の「オン状態」に
相当する一定値(例えば図5中のVG1)であることに対
応させている。
【0014】したがって、本発明の目的は、パワースイ
ッチの出力電流が増大した場合でも、出力電圧の変化を
小さく抑え、また機器の消費電流が増大して電源電圧が
低下したような場合でも、誤動作の発生などを防止でき
る所要のスイッチング素子機能を備えた特にチャージポ
ンプ内蔵型のパワースイッチと、これを用いた電圧制御
方法を提供することにある。
ッチの出力電流が増大した場合でも、出力電圧の変化を
小さく抑え、また機器の消費電流が増大して電源電圧が
低下したような場合でも、誤動作の発生などを防止でき
る所要のスイッチング素子機能を備えた特にチャージポ
ンプ内蔵型のパワースイッチと、これを用いた電圧制御
方法を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、入力端子と出
力端子間に、直列に、ソース端子とドレイン端子を接続
して挿入された電界効果トランジスタのゲート電圧を、
制御端子に入力されたスイッチ信号に応じて制御し、前
記電界効果トランジスタのソース・ドレイン間電流をオ
ン/オフすることによりスイッチ動作を行うパワースイ
ッチにおいて、前記電界効果トランジスタとして、ソー
ス・ドレイン間電圧よりも高いゲート電圧が印加された
ときにスイッチオン動作を行うオン抵抗の極めて小さい
電界効果トランジスタを用い、前記入力端子と出力端子
間を流れる電流値を検出し、検出した電流値に比例する
制御電圧を出力する電流検出回路と、前記電流検出回路
から制御電圧を供給され、この制御電圧に正の相関を持
つ周波数の矩形波信号を生成して出力する電圧制御発振
回路と、前記電圧制御発振回路からの矩形波信号が入力
され、前記入力端子と出力端子間を流れる電流に正の相
関を持ち、前記電界効果トランジスタのしきい値電圧以
上で、電界効果トランジスタのオン抵抗が十分小さくか
つゲート電圧の増加と共に緩やかに減少する状態の電圧
範囲の電圧を、前記電界効果トランジスタのゲート端子
に出力するチャージポンプと、を備えている。
力端子間に、直列に、ソース端子とドレイン端子を接続
して挿入された電界効果トランジスタのゲート電圧を、
制御端子に入力されたスイッチ信号に応じて制御し、前
記電界効果トランジスタのソース・ドレイン間電流をオ
ン/オフすることによりスイッチ動作を行うパワースイ
ッチにおいて、前記電界効果トランジスタとして、ソー
ス・ドレイン間電圧よりも高いゲート電圧が印加された
ときにスイッチオン動作を行うオン抵抗の極めて小さい
電界効果トランジスタを用い、前記入力端子と出力端子
間を流れる電流値を検出し、検出した電流値に比例する
制御電圧を出力する電流検出回路と、前記電流検出回路
から制御電圧を供給され、この制御電圧に正の相関を持
つ周波数の矩形波信号を生成して出力する電圧制御発振
回路と、前記電圧制御発振回路からの矩形波信号が入力
され、前記入力端子と出力端子間を流れる電流に正の相
関を持ち、前記電界効果トランジスタのしきい値電圧以
上で、電界効果トランジスタのオン抵抗が十分小さくか
つゲート電圧の増加と共に緩やかに減少する状態の電圧
範囲の電圧を、前記電界効果トランジスタのゲート端子
に出力するチャージポンプと、を備えている。
【0016】この場合、前記電流検出回路を電圧検出手
段に代えて、入力端子および出力端子間の電圧すなわち
前記電界効果トランジスタの両端間の電圧を検出し、増
幅して出力するように構成することも可能である。
段に代えて、入力端子および出力端子間の電圧すなわち
前記電界効果トランジスタの両端間の電圧を検出し、増
幅して出力するように構成することも可能である。
【0017】また、本発明は、入力端子と出力端子間
に、直列に、ソース端子とドレイン端子を接続して挿入
された電界効果トランジスタのゲート電圧を、制御端子
に入力されたスイッチ信号に応じて制御し、前記電界効
果トランジスタのソース・ドレイン間電流をオン/オフ
することによりスイッチ動作を行うパワースイッチを用
いた電圧制御方法において、前記電界効果トランジスタ
として、ソース・ドレイン間電圧よりも高いゲート電圧
が印加されたときにスイッチオン動作を行うオン抵抗値
の極めて小さい電界効果トランジスタをスイッチング素
子として用い、電流検出回路を用いて、前記入力端子と
出力端子間を流れる電流値を検出し、検出した電流値に
比例する制御電圧を出力し、前記電流検出回路から制御
電圧を供給され、この制御電圧に正の相関を持つ周波数
の矩形波信号を生成して出力する電圧制御発振回路と、
前記電圧制御発振回路からの矩形波信号を受け取るチャ
ージポンプを用いて、前記入力端子と出力端子間を流れ
る電流に正の相関を持ち、前記電界効果トランジスタの
しきい値電圧以上で、電界効果トランジスタのオン抵抗
が十分小さくかつゲート電圧の増加と共に緩やかに減少
する状態の電圧範囲の電圧を、前記電界効果トランジス
タのゲート端子に印加することにより前記電界効果トラ
ンジスタのソース・ドレイン間の電圧降下を抑制する。
に、直列に、ソース端子とドレイン端子を接続して挿入
された電界効果トランジスタのゲート電圧を、制御端子
に入力されたスイッチ信号に応じて制御し、前記電界効
果トランジスタのソース・ドレイン間電流をオン/オフ
することによりスイッチ動作を行うパワースイッチを用
いた電圧制御方法において、前記電界効果トランジスタ
として、ソース・ドレイン間電圧よりも高いゲート電圧
が印加されたときにスイッチオン動作を行うオン抵抗値
の極めて小さい電界効果トランジスタをスイッチング素
子として用い、電流検出回路を用いて、前記入力端子と
出力端子間を流れる電流値を検出し、検出した電流値に
比例する制御電圧を出力し、前記電流検出回路から制御
電圧を供給され、この制御電圧に正の相関を持つ周波数
の矩形波信号を生成して出力する電圧制御発振回路と、
前記電圧制御発振回路からの矩形波信号を受け取るチャ
ージポンプを用いて、前記入力端子と出力端子間を流れ
る電流に正の相関を持ち、前記電界効果トランジスタの
しきい値電圧以上で、電界効果トランジスタのオン抵抗
が十分小さくかつゲート電圧の増加と共に緩やかに減少
する状態の電圧範囲の電圧を、前記電界効果トランジス
タのゲート端子に印加することにより前記電界効果トラ
ンジスタのソース・ドレイン間の電圧降下を抑制する。
【0018】したがって、以上から、本発明のパワース
イッチを流れる電流は、電流検出回路によって検出され
る。この電流検出回路では、入力端子から入って出力端
子から流出する電流を電圧に変換する。その際、出力端
子以外への漏れ電流は極めて小さいために無視できる。
イッチを流れる電流は、電流検出回路によって検出され
る。この電流検出回路では、入力端子から入って出力端
子から流出する電流を電圧に変換する。その際、出力端
子以外への漏れ電流は極めて小さいために無視できる。
【0019】また、この電流検出回路内においては、検
出した電流値に比例した電圧値を適当な大きさに増幅
し、パワースイッチの入出力間電流すなわちスイッチン
グ素子のNチャネルMOSFETのソース・ドレイン間
電流に比例した電圧を生成する。この生成電圧は、電流
検出回路内の電圧出力端子から出力され、電圧制御発振
回路に供給される。この電圧制御発振回路は、電圧出力
端子からの出力電圧に正の相関をもつ周波数の矩形波信
号を生成してチャージポンプ回路に供給する。
出した電流値に比例した電圧値を適当な大きさに増幅
し、パワースイッチの入出力間電流すなわちスイッチン
グ素子のNチャネルMOSFETのソース・ドレイン間
電流に比例した電圧を生成する。この生成電圧は、電流
検出回路内の電圧出力端子から出力され、電圧制御発振
回路に供給される。この電圧制御発振回路は、電圧出力
端子からの出力電圧に正の相関をもつ周波数の矩形波信
号を生成してチャージポンプ回路に供給する。
【0020】チャージポンプ回路では、入力される矩形
波の周波数に対応した出力電圧特性を有しており、ソー
ス・ドレイン間電流が増大して電圧制御発振回路からの
出力周波数が増加するに伴い、チャージポンプ出力電圧
すなわちNチャネルMOSFETのゲート電圧が増大す
る。
波の周波数に対応した出力電圧特性を有しており、ソー
ス・ドレイン間電流が増大して電圧制御発振回路からの
出力周波数が増加するに伴い、チャージポンプ出力電圧
すなわちNチャネルMOSFETのゲート電圧が増大す
る。
【0021】NチャネルMOSFETとしては、保有す
るオン抵抗特性によって、ソース・ドレイン間電流の増
大に伴って、NチャネルMOSFETのオン抵抗は低く
なり、ソース・ドレイン間の電圧降下すなわちパワース
イッチの出力電圧が低下するのを抑えることができる。
るオン抵抗特性によって、ソース・ドレイン間電流の増
大に伴って、NチャネルMOSFETのオン抵抗は低く
なり、ソース・ドレイン間の電圧降下すなわちパワース
イッチの出力電圧が低下するのを抑えることができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明によるパワースイッ
チおよびこれを用いた電源電圧制御方法の実施の形態に
ついて、図面を参照して詳細に説明する。
チおよびこれを用いた電源電圧制御方法の実施の形態に
ついて、図面を参照して詳細に説明する。
【0023】図1のブロック図に示すように、本発明に
よるパワースイッチの最良の実施の形態は、次の各部よ
りなっている。
よるパワースイッチの最良の実施の形態は、次の各部よ
りなっている。
【0024】電流検出回路2を有し、ここではパワース
イッチとしての入出力端子1,6間を流れる電流値を電
圧値に変換する。また、スイッチング素子として働くパ
ワートランジスタであるNチャネルMOSFET4を有
し、これはパワースイッチ内でスイッチ動作するオン抵
抗値の極めて小さいものであり、ソース・ドレイン電極
の各端子3,5とゲート電極の端子7よりなっている。
また、電圧制御発振回路(以下、VCOという)9を有
し、ここでは入力電圧の上昇に伴い、周波数の増加する
矩形波信号を出力するようになっている。さらに、VC
O9から供給される矩形波信号の周波数増加に伴って出
力電圧が上昇する特性をもつチャージポンプ8が備わっ
ている。
イッチとしての入出力端子1,6間を流れる電流値を電
圧値に変換する。また、スイッチング素子として働くパ
ワートランジスタであるNチャネルMOSFET4を有
し、これはパワースイッチ内でスイッチ動作するオン抵
抗値の極めて小さいものであり、ソース・ドレイン電極
の各端子3,5とゲート電極の端子7よりなっている。
また、電圧制御発振回路(以下、VCOという)9を有
し、ここでは入力電圧の上昇に伴い、周波数の増加する
矩形波信号を出力するようになっている。さらに、VC
O9から供給される矩形波信号の周波数増加に伴って出
力電圧が上昇する特性をもつチャージポンプ8が備わっ
ている。
【0025】入力端子1は電流検出回路2の入力端子I
IN に接続され、出力端子I O とNチャネルMOSFET
4のドレイン端子3が接続されている。NチャネルMO
SFET4のソース端子5はパワースイッチの出力端子
6に接続されている。電流検出回路2の電圧出力端子V
O はVCO9の制御端子に接続されている。VCO9の
出力端子はチャージポンプ8の昇圧動作用クロック入力
端子に接続され、チャージポンプ8の電圧出力端子はN
チャネルMOSFET4のゲート端子7に接続されてい
る。パワースイッチの制御端子10はチャージポンプ8
の制御入力端子に接続されている。また、電流検出回路
2の過電流検出信号端子Limitから出力される過電流検
出信号は、チャージポンプ8の過電流検出信号入力端子
に接続されている。
IN に接続され、出力端子I O とNチャネルMOSFET
4のドレイン端子3が接続されている。NチャネルMO
SFET4のソース端子5はパワースイッチの出力端子
6に接続されている。電流検出回路2の電圧出力端子V
O はVCO9の制御端子に接続されている。VCO9の
出力端子はチャージポンプ8の昇圧動作用クロック入力
端子に接続され、チャージポンプ8の電圧出力端子はN
チャネルMOSFET4のゲート端子7に接続されてい
る。パワースイッチの制御端子10はチャージポンプ8
の制御入力端子に接続されている。また、電流検出回路
2の過電流検出信号端子Limitから出力される過電流検
出信号は、チャージポンプ8の過電流検出信号入力端子
に接続されている。
【0026】以上の構成により、次のように動作および
作用する。図1〜図6の各図において、パワースイッチ
は、制御端子10に入力される制御信号が「オフ状態」
であれば、チャージポンプ8が昇圧動作を行わない。そ
のため、NチャネルMOSFET4のゲート電圧(ゲー
ト端子7の電圧)がMOSFETの閾値電圧未満とな
り、NチャネルMOSFET4のソース・ドレイン抵抗
が大きい状態(「オフ状態」)になる。その結果として
スイッチもまた「オフ状態」となる。
作用する。図1〜図6の各図において、パワースイッチ
は、制御端子10に入力される制御信号が「オフ状態」
であれば、チャージポンプ8が昇圧動作を行わない。そ
のため、NチャネルMOSFET4のゲート電圧(ゲー
ト端子7の電圧)がMOSFETの閾値電圧未満とな
り、NチャネルMOSFET4のソース・ドレイン抵抗
が大きい状態(「オフ状態」)になる。その結果として
スイッチもまた「オフ状態」となる。
【0027】制御信号10に入力される制御信号が「オ
ン状態」になると、チャージポンプ8が昇圧動作を行
い、電源電圧より高く、NチャネルMOSFET4に対
してこれが概略オン状態になるゲート電圧を供給する。
それにより、NチャネルMOSFET4のソース・ドレ
イン抵抗値が100ミリオーム程度まで抵下し、パワー
スイッチとして「オン動作」を行う。
ン状態」になると、チャージポンプ8が昇圧動作を行
い、電源電圧より高く、NチャネルMOSFET4に対
してこれが概略オン状態になるゲート電圧を供給する。
それにより、NチャネルMOSFET4のソース・ドレ
イン抵抗値が100ミリオーム程度まで抵下し、パワー
スイッチとして「オン動作」を行う。
【0028】パワースイッチの入出力端子1,6間を流
れる電流は、電流検出回路2によって検出される。電流
検出回路2では、入力端子IINから流入し、出力端子I
O から流出する電流を電圧に変換する。この際、出力端
子IO 以外への漏れ電流は極めて小さいため無視するこ
とができる。
れる電流は、電流検出回路2によって検出される。電流
検出回路2では、入力端子IINから流入し、出力端子I
O から流出する電流を電圧に変換する。この際、出力端
子IO 以外への漏れ電流は極めて小さいため無視するこ
とができる。
【0029】また、この電流検出回路2内では、検出し
た電流量に比例した電圧を適当な大きさに増幅し、パワ
ースイッチの入出力間電流、つまりNチャネルMOSF
ET4のソース・ドレイン間に比例した電圧を生成して
いる。この電圧は、電流検出回路2の電圧出力端子VO
から出力され、VCO9に供給される。
た電流量に比例した電圧を適当な大きさに増幅し、パワ
ースイッチの入出力間電流、つまりNチャネルMOSF
ET4のソース・ドレイン間に比例した電圧を生成して
いる。この電圧は、電流検出回路2の電圧出力端子VO
から出力され、VCO9に供給される。
【0030】図3中、符号14で示す特性のように、V
CO9は、その電圧に正の相関をもつ周波数の矩形波信
号を生成してチャージポンプ回路8に供給する。
CO9は、その電圧に正の相関をもつ周波数の矩形波信
号を生成してチャージポンプ回路8に供給する。
【0031】また、図4中の符号15で示すように、チ
ャージポンプ回路8は、入力される矩形波の周波数に対
し出力電圧特性を有している。したがって、ソース・ド
レイン間電流が増加し、VCO9の出力周波数が増加す
るに伴い、チャージポンプ回路8の出力電圧すなわちN
チャネルMOSFET4のゲート電圧VG が増加する。
ャージポンプ回路8は、入力される矩形波の周波数に対
し出力電圧特性を有している。したがって、ソース・ド
レイン間電流が増加し、VCO9の出力周波数が増加す
るに伴い、チャージポンプ回路8の出力電圧すなわちN
チャネルMOSFET4のゲート電圧VG が増加する。
【0032】図5中の符号16で示すように、Nチャネ
ルMOSFET4がオン抵抗特性をもっているため、ソ
ースドレイン間の電流が増加するに伴い、NチャネルM
OSFET4のオン抵抗が低くなる。そのため、ソース
ドレイン間の電圧降下すなわちパワースイッチの出力電
圧の低下を抑えることができる。
ルMOSFET4がオン抵抗特性をもっているため、ソ
ースドレイン間の電流が増加するに伴い、NチャネルM
OSFET4のオン抵抗が低くなる。そのため、ソース
ドレイン間の電圧降下すなわちパワースイッチの出力電
圧の低下を抑えることができる。
【0033】その結果、図6に示すように、本実施の形
態のパワースイッチの電流電圧特性18は、従来例の電
流電圧特性17に比べて、ソース・ドレイン間電流が増
加しても出力電圧の低下が少なくなる。
態のパワースイッチの電流電圧特性18は、従来例の電
流電圧特性17に比べて、ソース・ドレイン間電流が増
加しても出力電圧の低下が少なくなる。
【0034】なお、電流検出回路2が過電流を検出した
場合は、出力信号Limitをアクティブにしてチャージポ
ンプ回路8の動作を停止させ、パワースイッチに過電流
が流れるのを防止することができる。
場合は、出力信号Limitをアクティブにしてチャージポ
ンプ回路8の動作を停止させ、パワースイッチに過電流
が流れるのを防止することができる。
【0035】
【実施例】図2を参照すると、本実施例は、ゲートカッ
トオフ電圧が5Vで、ソースゲート間電圧が8Vの場
合、約50ミリオーム、ソースゲート間電圧が12Vの
場合約30ミリオームのオン抵抗値を有するパワースイ
ッチ内においてスイッチの役割をするNチャネルMOS
FET4を有し、パワースイッチの入出力端子1,6間
を流れる電流値を電圧値に変換する抵抗値約10ミリオ
ームの固定抵抗器11を有し、増幅率100程度の入力
端子が高インピーダンスな演算増幅器12を有し、入力
電圧の上昇とともに周波数の増加する矩形波信号を出力
する電圧制御発振回路(VCO)9を有し、そして入力
矩形波信号の周波数増加とともに出力電圧が上昇する特
性を有するチャージポンプ回路8を有している。
トオフ電圧が5Vで、ソースゲート間電圧が8Vの場
合、約50ミリオーム、ソースゲート間電圧が12Vの
場合約30ミリオームのオン抵抗値を有するパワースイ
ッチ内においてスイッチの役割をするNチャネルMOS
FET4を有し、パワースイッチの入出力端子1,6間
を流れる電流値を電圧値に変換する抵抗値約10ミリオ
ームの固定抵抗器11を有し、増幅率100程度の入力
端子が高インピーダンスな演算増幅器12を有し、入力
電圧の上昇とともに周波数の増加する矩形波信号を出力
する電圧制御発振回路(VCO)9を有し、そして入力
矩形波信号の周波数増加とともに出力電圧が上昇する特
性を有するチャージポンプ回路8を有している。
【0036】入力端子1は電流検出用の固定抵抗器11
のマイナス端子に接続され、他方の端子はNチャネルM
OSFET4のドレイン端子3に接続されている。Nチ
ャネルMOSFET4のソース端子5はパワースイッチ
の出力端子6に接続されている。固定抵抗器11の両端
は、演算増幅器12の2つの入力端子にそれぞれ接続さ
れている。演算増幅器12の出力端子はVCO9の制御
端子に接続されている。VCO9の出力端子はチャージ
ポンプ8の昇圧動作用クロック入力端子に接続され、チ
ャージポンプ8の電圧出力端子はNチャネルMOSFE
T4のゲート端子7に接続されている。パワースイッチ
の制御端子10はチャージポンプ8の制御入力端子に接
続されている。また、固定抵抗器11の両端は電流リミ
ツタ13の2カ所の入力端子に接続されており、電流リ
ミツタ13の過電流検出信号端子から出力される過電流
検出信号は、チャージポンプ8の過電流検出信号入力端
子に接続されている。
のマイナス端子に接続され、他方の端子はNチャネルM
OSFET4のドレイン端子3に接続されている。Nチ
ャネルMOSFET4のソース端子5はパワースイッチ
の出力端子6に接続されている。固定抵抗器11の両端
は、演算増幅器12の2つの入力端子にそれぞれ接続さ
れている。演算増幅器12の出力端子はVCO9の制御
端子に接続されている。VCO9の出力端子はチャージ
ポンプ8の昇圧動作用クロック入力端子に接続され、チ
ャージポンプ8の電圧出力端子はNチャネルMOSFE
T4のゲート端子7に接続されている。パワースイッチ
の制御端子10はチャージポンプ8の制御入力端子に接
続されている。また、固定抵抗器11の両端は電流リミ
ツタ13の2カ所の入力端子に接続されており、電流リ
ミツタ13の過電流検出信号端子から出力される過電流
検出信号は、チャージポンプ8の過電流検出信号入力端
子に接続されている。
【0037】以上の構成により、本実施例では次のよう
に動作および作用する。図2に示すパワースイッチは、
制御端子10に入力される制御信号がTTLレベルの
“L”状態(「オフ状態」)の場合は、チャージポンプ
8が昇圧動作を行わないため、NチャネルMOSFET
4のゲート電圧(ゲート端子7の電圧)がほとんどゼロ
ボルトとなり、NチャネルMOSFET4のカットオフ
電圧(5V)以下となるため、NチャネルMOSFET
4のソースドレイン抵抗は、100キロオーム以上とな
り、パワースイッチとしても「オフ状態」となる。
に動作および作用する。図2に示すパワースイッチは、
制御端子10に入力される制御信号がTTLレベルの
“L”状態(「オフ状態」)の場合は、チャージポンプ
8が昇圧動作を行わないため、NチャネルMOSFET
4のゲート電圧(ゲート端子7の電圧)がほとんどゼロ
ボルトとなり、NチャネルMOSFET4のカットオフ
電圧(5V)以下となるため、NチャネルMOSFET
4のソースドレイン抵抗は、100キロオーム以上とな
り、パワースイッチとしても「オフ状態」となる。
【0038】制御信号10に入力される制御信号がTT
Lレベルの“H”状態(「オン状態」)になると、チャ
ージポンプ8が昇圧動作を行い、概略10Vという、電
源電圧5Vより高い、ゲート電圧をNチャネルMOSF
ET4のゲート端子7に供給するため、NチャネルMO
SFET4のソースドレイン抵抗値が50ミリオーム程
度まで低下し、パワースイッチとして「オン動作」を行
う。
Lレベルの“H”状態(「オン状態」)になると、チャ
ージポンプ8が昇圧動作を行い、概略10Vという、電
源電圧5Vより高い、ゲート電圧をNチャネルMOSF
ET4のゲート端子7に供給するため、NチャネルMO
SFET4のソースドレイン抵抗値が50ミリオーム程
度まで低下し、パワースイッチとして「オン動作」を行
う。
【0039】パワースイッチの入出力端子1,6間を流
れる電流は、NチャネルMOSFET4と直列に接続し
た固定抵抗11での電圧降下として検出される。本実施
例での抵抗値は10ミリオームのため、1アンペアの電
流が流れると10ミリボルトの電圧降下が発生する。
れる電流は、NチャネルMOSFET4と直列に接続し
た固定抵抗11での電圧降下として検出される。本実施
例での抵抗値は10ミリオームのため、1アンペアの電
流が流れると10ミリボルトの電圧降下が発生する。
【0040】なお、この場合、電流リミツタ13や演算
増幅器12の入力端子は高インピーダンスであるため、
これらに流れる電流は無視できる。
増幅器12の入力端子は高インピーダンスであるため、
これらに流れる電流は無視できる。
【0041】次に、固定抵抗11の電圧降下として検出
されたNチャネルMOSFET4のソースドレイン電流
に比例した電圧は、演算増幅器12で約100倍に増幅
される。本発明のパワースイッチに1アンペアの電流が
流れると約1Vの電圧がVCO9に供給される。
されたNチャネルMOSFET4のソースドレイン電流
に比例した電圧は、演算増幅器12で約100倍に増幅
される。本発明のパワースイッチに1アンペアの電流が
流れると約1Vの電圧がVCO9に供給される。
【0042】図8の特性図において、本実施例のVCO
9は符号20のように入力電圧に対し指数関数的に増加
する周波数fの矩形波信号を発振し、例えば、パワース
イッチに1Aの電流が流れた場合VCO出力周波数は約
40KHzとなる。次に、VCO9から発振された該矩
形波信号はチャージポンプ8の昇圧動作用クロック入力
端子に供給される。チャージポンプ8は、入力される矩
形波の周波数fに対して、図10の21のような出力電
圧特性を有している。したがって、パワースイッチに流
れる電流が0.1Aの場合、VCO9の入力電圧は0.
1V、VCO9の出力周波数は約10KHz、チャージ
ポンプ8の出力電圧は約8Vとなる。また、パワースイ
ッチに流れる電流が2Aの場合、VCO9の入力電圧は
2V、VCO9の出力周波数は約100KHz、チャー
ジポンプ8の出力電圧は約12Vとなる。このように本
実施例のパワースイッチでは、パワースイッチを流れる
電流が0.1Aから2Aへ増加するとNチャネルMOS
FET4のゲート電圧VGが8Vから12Vへと増加す
る。
9は符号20のように入力電圧に対し指数関数的に増加
する周波数fの矩形波信号を発振し、例えば、パワース
イッチに1Aの電流が流れた場合VCO出力周波数は約
40KHzとなる。次に、VCO9から発振された該矩
形波信号はチャージポンプ8の昇圧動作用クロック入力
端子に供給される。チャージポンプ8は、入力される矩
形波の周波数fに対して、図10の21のような出力電
圧特性を有している。したがって、パワースイッチに流
れる電流が0.1Aの場合、VCO9の入力電圧は0.
1V、VCO9の出力周波数は約10KHz、チャージ
ポンプ8の出力電圧は約8Vとなる。また、パワースイ
ッチに流れる電流が2Aの場合、VCO9の入力電圧は
2V、VCO9の出力周波数は約100KHz、チャー
ジポンプ8の出力電圧は約12Vとなる。このように本
実施例のパワースイッチでは、パワースイッチを流れる
電流が0.1Aから2Aへ増加するとNチャネルMOS
FET4のゲート電圧VGが8Vから12Vへと増加す
る。
【0043】ここで、NチャネルMOSFET4は、図
10中の符号22ようなオン抵抗特性を有してるため、
前述のようにパワースイッチに流れる電流が0.1Aか
ら2Aに増加し、ゲート電圧VG が8Vから12Vに上
昇するにつれて、NチャネルMOSFET4のオン抵抗
は、50ミリオームから30ミリオームまで低下する。
このNチャネルMOSFET4のオン抵抗の低下によ
り、NチャネルMOSFET4のソース・ドレイン間の
電圧降下は抑制され、パワースイッチ全体での電圧降下
も抑制される。
10中の符号22ようなオン抵抗特性を有してるため、
前述のようにパワースイッチに流れる電流が0.1Aか
ら2Aに増加し、ゲート電圧VG が8Vから12Vに上
昇するにつれて、NチャネルMOSFET4のオン抵抗
は、50ミリオームから30ミリオームまで低下する。
このNチャネルMOSFET4のオン抵抗の低下によ
り、NチャネルMOSFET4のソース・ドレイン間の
電圧降下は抑制され、パワースイッチ全体での電圧降下
も抑制される。
【0044】結果的に、本実施例のパワースイッチの出
力電流一出力電圧特性は図11中の符号23のようにな
る。NチャネルMOSFET4のオン抵抗値が一定の場
合の電流電圧特性24に比較して、本実施例の電流電圧
特性23は、パワースイッチを流れる電流が増加しても
出力電圧の低下が少ないことを表わしている。
力電流一出力電圧特性は図11中の符号23のようにな
る。NチャネルMOSFET4のオン抵抗値が一定の場
合の電流電圧特性24に比較して、本実施例の電流電圧
特性23は、パワースイッチを流れる電流が増加しても
出力電圧の低下が少ないことを表わしている。
【0045】なお、図2で示された電流リミッタ13
は、固定抵抗器11の両端の電位差を監視しており、パ
ワースイッチに流れる電流量が規定値(本実施例では
2.5A)を超過して過電流となった場合、出力信号を
アクティブにしてチャージポンプ8の動作を停止させ、
パワースイッチに過電流が流れるのを防止している。
は、固定抵抗器11の両端の電位差を監視しており、パ
ワースイッチに流れる電流量が規定値(本実施例では
2.5A)を超過して過電流となった場合、出力信号を
アクティブにしてチャージポンプ8の動作を停止させ、
パワースイッチに過電流が流れるのを防止している。
【0046】一方、図7は、第2の実施の形態を示して
いる。
いる。
【0047】この場合、パワースイッチ内のスイッチ動
作を行うオン抵抗値の極めて小さいNチャネルMOSF
ET4と、該NチャネルMOSFET4の両端の電圧を
検出する演算増幅器12と、入力電圧の上昇とともに周
波数の増加する矩形波信号を出力する電圧制御発振回路
(VCO)9と、入力矩形波信号の周波数増加とともに
出力電圧が上昇する特性を有するチャージポンプ8で構
成される。
作を行うオン抵抗値の極めて小さいNチャネルMOSF
ET4と、該NチャネルMOSFET4の両端の電圧を
検出する演算増幅器12と、入力電圧の上昇とともに周
波数の増加する矩形波信号を出力する電圧制御発振回路
(VCO)9と、入力矩形波信号の周波数増加とともに
出力電圧が上昇する特性を有するチャージポンプ8で構
成される。
【0048】入力端子1は電流リミッタ13の電流入力
端子に接続され、電流リミッタ13の電流出力端子はN
チャネルMOSFET4のドレイン端子3と接続されて
いる。NチャネルMOSFET4のソース端子5はパワ
ースイッチの出力端子6に接続されている。演算増幅器
12の入力端子の一方は入力端子1に接続され、他方
は、出力端子6に接続されている。演算増幅器12の出
力端子はVC09の制御電圧入力端子に接続されてい
る。VCO9の出力端子はチャージポンプ8の昇圧動作
用クロック入力端子に接続されている。チャージポンプ
8の電圧出力端子はNチャネルMOSFET4のゲート
端子7に接続されている。パワースイッチの制御端子1
0はチャージポンプ8の制御入力端子に接続されてい
る。また、電流リミッタ13の過電流検出信号端子Limi
t から出力される過電流検出信号は、チャージポンプ8
の過電流検出信号入力端子に接続されている。
端子に接続され、電流リミッタ13の電流出力端子はN
チャネルMOSFET4のドレイン端子3と接続されて
いる。NチャネルMOSFET4のソース端子5はパワ
ースイッチの出力端子6に接続されている。演算増幅器
12の入力端子の一方は入力端子1に接続され、他方
は、出力端子6に接続されている。演算増幅器12の出
力端子はVC09の制御電圧入力端子に接続されてい
る。VCO9の出力端子はチャージポンプ8の昇圧動作
用クロック入力端子に接続されている。チャージポンプ
8の電圧出力端子はNチャネルMOSFET4のゲート
端子7に接続されている。パワースイッチの制御端子1
0はチャージポンプ8の制御入力端子に接続されてい
る。また、電流リミッタ13の過電流検出信号端子Limi
t から出力される過電流検出信号は、チャージポンプ8
の過電流検出信号入力端子に接続されている。
【0049】以上の構成により、第2の実施の形態にお
いては、次のように動作および作用する。
いては、次のように動作および作用する。
【0050】図2のパワースイッチは、制御端子10に
入力される制御信号が「オフ状態」の場合は、チャージ
ポンプ8が昇圧動作を行わないため、NチャネルMOS
FET4のゲート電圧(ゲート端子7の電圧)がMOS
FETの閾値電圧未満となり、NチャネルMOSFET
4のソース・ドレイン抵抗が大きい状態(「オフ状
態」)になるため、スイッチとしても「オフ状態」とな
る。
入力される制御信号が「オフ状態」の場合は、チャージ
ポンプ8が昇圧動作を行わないため、NチャネルMOS
FET4のゲート電圧(ゲート端子7の電圧)がMOS
FETの閾値電圧未満となり、NチャネルMOSFET
4のソース・ドレイン抵抗が大きい状態(「オフ状
態」)になるため、スイッチとしても「オフ状態」とな
る。
【0051】制御信号10に入力される制御信号が「オ
ン状態」になると、チャージポンプ8が昇圧動作を行
い、電源電圧より高く、NチャネルMOSFET4にN
チャネルMOSFET4が概略オン状態になるゲート電
圧を供給するため、NチャネルMOSFET4のソース
・ドレイン抵抗値が100ミリオーム程度まで低下し、
パワースイッチとして「オン動作」を行う。
ン状態」になると、チャージポンプ8が昇圧動作を行
い、電源電圧より高く、NチャネルMOSFET4にN
チャネルMOSFET4が概略オン状態になるゲート電
圧を供給するため、NチャネルMOSFET4のソース
・ドレイン抵抗値が100ミリオーム程度まで低下し、
パワースイッチとして「オン動作」を行う。
【0052】入力端子1と出力端子6に接続された演算
増幅器12は、入力端子1と出力端子6の間の電位差を
検出している。この入出力端子間電圧VI −VO は、主
にNチャネルMOSFET4のオン抵抗による電圧降下
であり、電流リミッタ13は、その内部抵抗が非常に小
さく作られているため無視できる。演算増幅器13で検
出された入出力端子間電圧は、演算増幅器内で適当な大
きさに増幅され、VCO9に供給される。VCO9は、
図3中の符号14のように、該電圧に正の相関を持つ周
波数の矩形波信号を生成し、該矩形波信号をチャージポ
ンプ回路8に供給する。チャージポンプ回路8は、入力
される矩形波の周波数に対して図4中の符号15のよう
な出力電圧特性を有している。
増幅器12は、入力端子1と出力端子6の間の電位差を
検出している。この入出力端子間電圧VI −VO は、主
にNチャネルMOSFET4のオン抵抗による電圧降下
であり、電流リミッタ13は、その内部抵抗が非常に小
さく作られているため無視できる。演算増幅器13で検
出された入出力端子間電圧は、演算増幅器内で適当な大
きさに増幅され、VCO9に供給される。VCO9は、
図3中の符号14のように、該電圧に正の相関を持つ周
波数の矩形波信号を生成し、該矩形波信号をチャージポ
ンプ回路8に供給する。チャージポンプ回路8は、入力
される矩形波の周波数に対して図4中の符号15のよう
な出力電圧特性を有している。
【0053】したがって、パワースイッチの入出力間電
圧VI −VO が増加するにつれて、VCO9に入力され
る電圧が上昇し、チャージポンプ8に入力される矩形波
信号の周波数も増加する。すると、チャージポンプ8の
出力電圧、つまり、NチャネルMOSFET4のゲート
電圧VG も増加することとなる。
圧VI −VO が増加するにつれて、VCO9に入力され
る電圧が上昇し、チャージポンプ8に入力される矩形波
信号の周波数も増加する。すると、チャージポンプ8の
出力電圧、つまり、NチャネルMOSFET4のゲート
電圧VG も増加することとなる。
【0054】ここで、NチャネルMOSFET4は、図
5中の符号16のようなオン抵抗特性を有しているた
め、パワースイッチの入出力間電流が増加し、入出力電
圧VI−VO が増加するにつれてNチャネルMOSFE
Tのオン抵抗が低くなり、NチャネルMOSFET4の
ソース・ドレイン間の電圧降下がそれだけ抑制される。
5中の符号16のようなオン抵抗特性を有しているた
め、パワースイッチの入出力間電流が増加し、入出力電
圧VI−VO が増加するにつれてNチャネルMOSFE
Tのオン抵抗が低くなり、NチャネルMOSFET4の
ソース・ドレイン間の電圧降下がそれだけ抑制される。
【0055】結果的に、図6に示すように、本発明のパ
ワースイッチの電流−電圧特性18は、従来例の電流電
圧特性17に比べて、ソースドレイン間電流が増加して
も出力電圧の低下が少なくなる。
ワースイッチの電流−電圧特性18は、従来例の電流電
圧特性17に比べて、ソースドレイン間電流が増加して
も出力電圧の低下が少なくなる。
【0056】なお、電流リミッタ13は、過電流を検出
した場合、出力信号Limitをアクティブにしてチャージ
ポンプ回路8の動作を停止させ、パワースイッチに過電
流が流れるのを防止している。
した場合、出力信号Limitをアクティブにしてチャージ
ポンプ回路8の動作を停止させ、パワースイッチに過電
流が流れるのを防止している。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によるチャ
ージポンプ内蔵型パワースイッチは、パワースイッチに
流れる電流量が増加した場合の電圧降下を抑制できるこ
とである。これにより、本発明のパワースイッチを使用
した機器において、消費電流が大きく変動した場合に
も、該機器内のデバイスに供給される電源電圧の変動が
小さくする事ができ、電源電圧変動による誤動作を防止
することができる。
ージポンプ内蔵型パワースイッチは、パワースイッチに
流れる電流量が増加した場合の電圧降下を抑制できるこ
とである。これにより、本発明のパワースイッチを使用
した機器において、消費電流が大きく変動した場合に
も、該機器内のデバイスに供給される電源電圧の変動が
小さくする事ができ、電源電圧変動による誤動作を防止
することができる。
【0058】その理由は、本発明のパワースイッチは、
電圧降下の原因となっている内部NチャネルMOSFE
Tのオン抵抗を、パワースイッチに流れる電流の増加と
ともに、減少させることができる構造となっているため
である。
電圧降下の原因となっている内部NチャネルMOSFE
Tのオン抵抗を、パワースイッチに流れる電流の増加と
ともに、減少させることができる構造となっているため
である。
【図1】本発明によるチャージポンプ内蔵型パワースイ
ッチの第1の実施の形態を示すブロック図である
ッチの第1の実施の形態を示すブロック図である
【図2】第1の実施例を示すブロック図である。
【図3】第1の実施の形態のVCOのVCO発振周波数
特性を表すグラフである。
特性を表すグラフである。
【図4】第1の実施の形態のチャージポンプのチャージ
ポンプ出力電圧特性を示すグラフである。
ポンプ出力電圧特性を示すグラフである。
【図5】第1の実施の形態のNチャネルMOSFETの
オン抵抗特性を示すグラフである。
オン抵抗特性を示すグラフである。
【図6】第1の実施の形態のチャージポンプ内蔵型パワ
ースイッチの電流電圧特性を示すグラフである。
ースイッチの電流電圧特性を示すグラフである。
【図7】本発明による第2の実施の形態を示すブロック
図である。
図である。
【図8】第1の実施例のVCOのVCO発振周波数特性
を示すグラフである。
を示すグラフである。
【図9】第1の実施例のチャージポンプのチャージポン
プ出力電圧特性を示すすグラフである。
プ出力電圧特性を示すすグラフである。
【図10】第1の実施例のNチャネルMOSFETのオ
ン抵抗特性を示すグラフである。
ン抵抗特性を示すグラフである。
【図11】第1の実施例のチャージポンプ内蔵型パワー
スイッチの電流電圧特性を示すグラフである。
スイッチの電流電圧特性を示すグラフである。
【図12】従来のチャージポンプ内蔵型パワースイッチ
を示すブロック図である。
を示すブロック図である。
1 入力端子 2 電流検出回路 3 ドレイン端子 4 NチャネルMOSFET 5 ソース端子 6 出力端子 7 ゲート端子 8 チャージポンプ回路 9 VCO lO 制御端子 11 固定抵抗器 12 演算増幅器 13 電流リミツタ 14 VCO発振周波数特性 15 チャージポンプ出力電圧特性 16 NチャネルMOSFETオン抵抗特性 17 従来例の電流電圧特性 18 電流電圧特性 19 0SC 20 第1の実施例のVCO発振周波数特性 21 第1の実施例のチャージポンプ出力電圧特性 22 第1の実施例のNチャネルMOSFETオン抵抗
特性 23 第1の実施例の電流電圧特性 24 従来例の電流電圧特性
特性 23 第1の実施例の電流電圧特性 24 従来例の電流電圧特性
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G05F 1/445,1/56 G05F 1/613,1/618 H02M 1/00 - 1/30 H03K 17/00 - 17/70
Claims (11)
- 【請求項1】入力端子と出力端子間に、直列に、ソース
端子とドレイン端子を接続して挿入された電界効果トラ
ンジスタのゲート電圧を、制御端子に入力されたスイッ
チ信号に応じて制御し、前記電界効果トランジスタのソ
ース・ドレイン間電流をオン/オフすることによりスイ
ッチ動作を行うパワースイッチにおいて、前記電界効果トランジスタとして、 ソース・ドレイン間
電圧よりも高いゲート電圧が印加されたときにスイッチ
オン動作を行うオン抵抗の極めて小さい電界効果トラン
ジスタを用い、 前記入力端子と出力端子間を流れる電流値を検出し、検
出した電流値に比例する制御電圧を出力する電流検出回
路と、 前記電流検出回路から制御電圧を供給され、この制御電
圧に正の相関を持つ周波数の矩形波信号を生成して出力
する電圧制御発振回路と、 前記電圧制御発振回路からの矩形波信号が入力され、前
記入力端子と出力端子間を流れる電流に正の相関を持
ち、前記電界効果トランジスタのしきい値電圧以上で、
電界効果トランジスタのオン抵抗が十分小さくかつゲー
ト電圧の増加と共に緩やかに減少する状態の電圧範囲の
電圧を、前記電界効果トランジスタのゲート端子に出力
するチャージポンプと、 を備えることを特徴とするパワースイッチ。 - 【請求項2】前記電流検出回路は、前記回路電流値を電
圧値に変換する固定抵抗器と、その電圧値を所要の増幅
率で増幅する高インピーダンス特性の演算増幅器とから
なっていることを特徴とする請求項1に記載のパワース
イッチ。 - 【請求項3】前記固定抵抗器に並列に接続されて、この
固定抵抗器の入出力両端の電位差を監視して前記回路電
流値が規定値を超えて過電流となったとき、前記チャー
ジポンプ回路の動作をオフにするオフ信号を出力する過
電流防止用の電流リミッタを有していることを特徴とす
る請求項2に記載のパワースイッチ。 - 【請求項4】前記電界効果トランジスタが、Nチャネル
MOS形であることを特徴とする請求項1〜3のいずれ
かに記載のパワースイッチ。 - 【請求項5】入力端子と出力端子間に、直列に、ソース
端子とドレイン端子を接続して挿入された電界効果トラ
ンジスタのゲート電圧を、制御端子に入力されたスイッ
チ信号に応じて制御し、前記電界効果トランジスタのソ
ース・ドレイン間電流をオン/オフすることによりスイ
ッチ動作を行うパワースイッチにおいて、前記電界効果トランジスタとして、 ソース・ドレイン間
電圧よりも高いゲート電圧が印加されたときにスイッチ
オン動作を行うオン抵抗値の極めて小さい電界効果トラ
ンジスタを用い、 前記入力端子と出力端子間の電圧値を検出し、検出した
電圧値に比例する制御電圧を出力する電圧検出回路と、 前記電圧検出回路から制御電圧を供給され、この制御電
圧に正の相関を持つ周波数の矩形波信号を生成して出力
する電圧制御発振回路と、 前記電圧制御発振回路からの矩形波信号が入力され、前
記入力端子と出力端子間の電圧に正の相関を持ち、前記
電界効果トランジスタのしきい値電圧以上で、電界効果
トランジスタのオン抵抗が十分小さくかつゲート電圧の
増加と共に緩やかに減少する状態の電圧範囲の電圧を、
前記電界効果トランジスタのゲート端子に出力するチャ
ージポンプと、 を備えることを特徴とするパワースイッチ。 - 【請求項6】前記電圧検出手段が、所要の増幅率を有し
て入力端子が高インピーダンス特性の演算増幅器である
ことを特徴とする請求項5に記載のパワースイッチ。 - 【請求項7】前記電界効果トランジスタが、Nチャネル
MOS形であることを特徴とする請求項5または6に記
載のパワースイッチ。 - 【請求項8】入力端子と出力端子間に、直列に、ソース
端子とドレイン端子を接続して挿入された電界効果トラ
ンジスタのゲート電圧を、制御端子に入力されたスイッ
チ信号に応じて制御し、前記電界効果トランジスタのソ
ース・ドレイン間電流をオン/オフすることによりスイ
ッチ動作を行うパワースイッチを用いた電圧制御方法に
おいて、前記電界効果トランジスタとして、 ソース・ドレイン間
電圧よりも高いゲート電圧が印加されたときにスイッチ
オン動作を行うオン抵抗値の極めて小さい電界効果トラ
ンジスタをスイッチング素子として用い、 電流検出回路を用いて、前記入力端子と出力端子間を流
れる電流値を検出し、検出した電流値に比例する制御電
圧を出力し、 前記電流検出回路から制御電圧を供給され、この制御電
圧に正の相関を持つ周波数の矩形波信号を生成して出力
する電圧制御発振回路と、前記電圧制御発振回路からの
矩形波信号を受け取るチャージポンプを用いて、前記入
力端子と出力端子間を流れる電流に正の相関を持ち、前
記電界効果トランジスタのしきい値電圧以上で、電界効
果トランジスタのオン抵抗が十分小さくかつゲート電圧
の増加と共に緩やかに減少する状態の電圧範囲の電圧
を、前記電界効果トランジスタのゲート端子に印加する
ことにより前記電界効果トランジスタのソース・ドレイ
ン間の電圧降下を抑制する、ことを特徴とするパワース
イッチを用いた電圧制御方法。 - 【請求項9】前記回路電流値を固定抵抗器によって電圧
値に変換し、この電圧値を演算増幅器によって増幅する
ことを特徴とする請求項8に記載のパワースイッチを用
いた電圧制御方法。 - 【請求項10】入力端子と出力端子間に、直列に、ソー
ス端子とドレイン端子を接続して挿入された電界効果ト
ランジスタのゲート電圧を、制御端子に入力されたスイ
ッチ信号に応じて制御し、前記電界効果トランジスタの
ソース・ドレイン間電流がオン/オフすることによりス
イッチ動作を行うパワースイッチを用いた電圧制御方法
において、前記電界効果トランジスタとして、 ソース・ドレイン間
電圧よりも高いゲート電圧が印加されたときにスイッチ
オン動作を行うオン抵抗値の極めて小さい電界効果トラ
ンジスタをスイッチング素子として用い、 電圧検出回路を用いて、前記入力端子と出力端子間の電
圧値を検出し、検出した電圧値に比例する制御電圧を出
力し、 前記電圧検出回路から制御電圧を供給され、この制御電
圧に正の相関を持つ周波数の矩形波信号を生成して出力
する電圧制御発振回路と、前記電圧制御発振回路からの
矩形波信号を受け取るチャージポンプを用いて、前記入
力端子と出力端子間の電圧に正の相関を持ち、前記電界
効果トランジスタのしきい値電圧以上で、電界効果トラ
ンジスタのオン抵抗が十分小さくかつゲート電圧の増加
と共に緩やかに減少する状態の電圧範囲の電圧を、前記
電界効果トランジスタのゲート端子に印加することによ
り、前記電界効果トランジスタのソース・ドレイン間の
電圧降下を抑制する、ことを特徴とするパワースイッチ
を用いた電圧制御方法。 - 【請求項11】前記電界効果トランジスタが、Nチャネ
ルMOS形であることを特徴とする請求項8〜10のい
ずれかに記載のパワースイッチを用いた電圧制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13310197A JP3259658B2 (ja) | 1997-05-23 | 1997-05-23 | パワースイッチおよびそれを用いた電圧制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13310197A JP3259658B2 (ja) | 1997-05-23 | 1997-05-23 | パワースイッチおよびそれを用いた電圧制御方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10326117A JPH10326117A (ja) | 1998-12-08 |
JP3259658B2 true JP3259658B2 (ja) | 2002-02-25 |
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ID=15096853
Family Applications (1)
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---|---|---|---|---|
CN117439013B (zh) * | 2023-11-29 | 2024-10-01 | 无锡力芯微电子股份有限公司 | 一种快速过压响应的负载开关芯片 |
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- 1997-05-23 JP JP13310197A patent/JP3259658B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
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JPH10326117A (ja) | 1998-12-08 |
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