JP3255983B2 - 使い捨てカイロの剥離部の構造および使い捨てカイロ - Google Patents
使い捨てカイロの剥離部の構造および使い捨てカイロInfo
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- JP3255983B2 JP3255983B2 JP24752992A JP24752992A JP3255983B2 JP 3255983 B2 JP3255983 B2 JP 3255983B2 JP 24752992 A JP24752992 A JP 24752992A JP 24752992 A JP24752992 A JP 24752992A JP 3255983 B2 JP3255983 B2 JP 3255983B2
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- Japan
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- pressure
- release agent
- sensitive adhesive
- adhesive layer
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、必ずしもセパレーター
を必要としない使い捨てカイロの剥離部の構造および使
い捨てカイロに関するものである。
を必要としない使い捨てカイロの剥離部の構造および使
い捨てカイロに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば使い捨てカイロ等の使い捨
て物品を、衣服等の被着体に固定する場合、両面テープ
が用いられたり、ホットメルト型接着剤を塗工して、そ
れらの上に設けられたセパレーターを除去して使用して
いた。
て物品を、衣服等の被着体に固定する場合、両面テープ
が用いられたり、ホットメルト型接着剤を塗工して、そ
れらの上に設けられたセパレーターを除去して使用して
いた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この方法で
は、セパレーターを剥がしたり捨てたりすることが必要
で、使い方が煩雑となる。また地球環境の保護の点から
も、捨てるものは極力抑える必要性が高まっており、セ
パレーターを必要としない使い捨てカイロが強く要望さ
れている。
は、セパレーターを剥がしたり捨てたりすることが必要
で、使い方が煩雑となる。また地球環境の保護の点から
も、捨てるものは極力抑える必要性が高まっており、セ
パレーターを必要としない使い捨てカイロが強く要望さ
れている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の問題点
を改良するためになされたもので、後述の実例で詳細に
説明するが、特定構造の粘着シートとすることにより、
従来不可欠であったセパレーターを省略することができ
る。
を改良するためになされたもので、後述の実例で詳細に
説明するが、特定構造の粘着シートとすることにより、
従来不可欠であったセパレーターを省略することができ
る。
【0005】即ち、本発明の第1は、支持基材の片面
に、第1の粘着剤層と離型剤層が支持基材平面方向にと
なり合うように設けられ、かつ他面の全面もしくは全面
に渡る部分面に第2の粘着剤層が設けられた(離型剤層
は設けられていない)粘着シートを、上記他面の第2の
粘着剤層により使い捨てカイロに接着し上記片面の第1
の粘着剤層と離型剤層が対向するように折り曲げて重ね
合わされ、粘着剤層と離型剤層の間で剥離自在とするこ
とができる構成である使い捨てカイロの剥離部の構造を
提供する。
に、第1の粘着剤層と離型剤層が支持基材平面方向にと
なり合うように設けられ、かつ他面の全面もしくは全面
に渡る部分面に第2の粘着剤層が設けられた(離型剤層
は設けられていない)粘着シートを、上記他面の第2の
粘着剤層により使い捨てカイロに接着し上記片面の第1
の粘着剤層と離型剤層が対向するように折り曲げて重ね
合わされ、粘着剤層と離型剤層の間で剥離自在とするこ
とができる構成である使い捨てカイロの剥離部の構造を
提供する。
【0006】また、本発明の第2は、支持基材の片面
に、第1の粘着剤層と離型剤層が支持基材平面方向にと
なり合うように設けられ、かつ他面の全面もしくは全面
に渡る部分面に第2の粘着剤層が設けられた(離型剤層
は設けられていない)粘着シートを、上記他面の第2の
粘着剤層により使い捨てカイロに接着し上記片面の第1
の粘着剤層と離型剤層が対向するよう折り曲げて重ね合
わされ、粘着剤層と離型剤層の間で剥離自在とすること
ができる構成である使い捨てカイロを提供する。
に、第1の粘着剤層と離型剤層が支持基材平面方向にと
なり合うように設けられ、かつ他面の全面もしくは全面
に渡る部分面に第2の粘着剤層が設けられた(離型剤層
は設けられていない)粘着シートを、上記他面の第2の
粘着剤層により使い捨てカイロに接着し上記片面の第1
の粘着剤層と離型剤層が対向するよう折り曲げて重ね合
わされ、粘着剤層と離型剤層の間で剥離自在とすること
ができる構成である使い捨てカイロを提供する。
【0007】以下、本発明の実例を図面にもとづいて説
明する。図1は、本発明の使い捨てカイロに用いられる
粘着シートの実例を示す斜視図であり、支持基材1の片
面に、第1の粘着剤層2と離型剤層3が支持基材平面方
向にとなり合うように交互に設けられ、かつ他面の全面
に、第2の粘着剤層4が設けられてなる。なおこの粘着
シートを、セパレーター(図示せず)とともにロール状
に巻いて巻回体とすることもできる。
明する。図1は、本発明の使い捨てカイロに用いられる
粘着シートの実例を示す斜視図であり、支持基材1の片
面に、第1の粘着剤層2と離型剤層3が支持基材平面方
向にとなり合うように交互に設けられ、かつ他面の全面
に、第2の粘着剤層4が設けられてなる。なおこの粘着
シートを、セパレーター(図示せず)とともにロール状
に巻いて巻回体とすることもできる。
【0008】図2は、本発明の使い捨てカイロに用いら
れる粘着シートの他例を示す断面図であり、支持基材1
の片面に、第1の粘着剤層2と離型剤層3が支持基材平
面方向にとなり合うように設けられ、かつ他面の全面に
渡る部分面に、第2の粘着剤層4が設けられてなる(離
型剤層は設けられていない)。
れる粘着シートの他例を示す断面図であり、支持基材1
の片面に、第1の粘着剤層2と離型剤層3が支持基材平
面方向にとなり合うように設けられ、かつ他面の全面に
渡る部分面に、第2の粘着剤層4が設けられてなる(離
型剤層は設けられていない)。
【0009】図3(a)は、図2の使い捨てカイロ用粘
着シートを用いた本発明の使い捨てカイロの実例を示す
斜視図、図3(b)はその断面図であり、第2の粘着剤
層4により使い捨てカイロTに接着され、第1の粘着剤
層2と離型剤層3が対向するように折り曲げて重ね合わ
されて、両層間で剥離自在とすることができる。
着シートを用いた本発明の使い捨てカイロの実例を示す
斜視図、図3(b)はその断面図であり、第2の粘着剤
層4により使い捨てカイロTに接着され、第1の粘着剤
層2と離型剤層3が対向するように折り曲げて重ね合わ
されて、両層間で剥離自在とすることができる。
【0010】本発明の使い捨てカイロに用いられる粘着
シートは、上記の如く構造に特徴を有するものであっ
て、各構成部材の材質等は何ら限定されるものではな
い。しかし本発明においては、例えば支持基材として
は、例えば不織布やプラスチックフィルムなどが用いら
れ、特に柔らかくかつ腰のある材料から適宜選択するの
が好ましい。また粘着剤としては、好ましくはスチレン
系粘着剤が用いられ、特にSEBS(スチレン−エチレ
ン−ブタジエン−スチレン共重合体)からなる粘着剤が
好適であり、その他アクリル系、ゴム系、オレフィン系
などが用いられる。また離型剤としては、通常シリコー
ン系、長鎖アクリル系などの離型剤が用いられる。
シートは、上記の如く構造に特徴を有するものであっ
て、各構成部材の材質等は何ら限定されるものではな
い。しかし本発明においては、例えば支持基材として
は、例えば不織布やプラスチックフィルムなどが用いら
れ、特に柔らかくかつ腰のある材料から適宜選択するの
が好ましい。また粘着剤としては、好ましくはスチレン
系粘着剤が用いられ、特にSEBS(スチレン−エチレ
ン−ブタジエン−スチレン共重合体)からなる粘着剤が
好適であり、その他アクリル系、ゴム系、オレフィン系
などが用いられる。また離型剤としては、通常シリコー
ン系、長鎖アクリル系などの離型剤が用いられる。
【0011】また本発明においては、図1〜図3に示す
如く、粘着テープの両端もしくは片端を、ドライエッジ
6とすることにより、使用の際に端部をめくりやすくす
ることもできる。
如く、粘着テープの両端もしくは片端を、ドライエッジ
6とすることにより、使用の際に端部をめくりやすくす
ることもできる。
【0012】
【発明の効果】本発明の使い捨てカイロの剥離部の構造
および使い捨てカイロは、特定構造とすることにより、
従来不可欠であったセパレーターを省略することがで
き、使用時の煩雑さや環境問題、コスト問題を解決する
という利点があり、使い捨てカイロとして好適に用いら
れるものである。
および使い捨てカイロは、特定構造とすることにより、
従来不可欠であったセパレーターを省略することがで
き、使用時の煩雑さや環境問題、コスト問題を解決する
という利点があり、使い捨てカイロとして好適に用いら
れるものである。
【図1】本発明の使い捨てカイロに用いられる粘着シー
トの実例を示す斜視図である。
トの実例を示す斜視図である。
【図2】本発明の使い捨てカイロに用いられる粘着シー
トの他例を示す断面図である。
トの他例を示す断面図である。
【図3】図3(a)は、図2の使い捨てカイロ用粘着シ
ートを用いた本発明の使い捨てカイロの実例を示す斜視
図、図3(b)はその断面図である。
ートを用いた本発明の使い捨てカイロの実例を示す斜視
図、図3(b)はその断面図である。
1 支持基材 2 第1の粘着剤層 3 離型剤層 4 第2の粘着剤層 6 ドライエッジ T 使い捨てカイロ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61F 7/08 C09J 7/00 - 7/04
Claims (2)
- 【請求項1】支持基材の片面に、第1の粘着剤層と離型
剤層が支持基材平面方向にとなり合うように設けられ、
かつ他面の全面もしくは全面に渡る部分面に第2の粘着
剤層が設けられた(離型剤層は設けられていない)粘着
シートを、上記他面の第2の粘着剤層により使い捨てカ
イロに接着し上記片面の第1の粘着剤層と離型剤層が対
向するように折り曲げて重ね合わされ、粘着剤層と離型
剤層の間で剥離自在とすることができる構成である使い
捨てカイロの剥離部の構造。 - 【請求項2】支持基材の片面に、第1の粘着剤層と離型
剤層が支持基材平面方向にとなり合うように設けられ、
かつ他面の全面もしくは全面に渡る部分面に第2の粘着
剤層が設けられた(離型剤層は設けられていない)粘着
シートを、上記他面の第2の粘着剤層により使い捨てカ
イロに接着し上記片面の第1の粘着剤層と離型剤層が対
向するよう折り曲げて重ね合わされ、粘着剤層と離型剤
層の間で剥離自在とすることができる構成である使い捨
てカイロ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24752992A JP3255983B2 (ja) | 1992-09-17 | 1992-09-17 | 使い捨てカイロの剥離部の構造および使い捨てカイロ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24752992A JP3255983B2 (ja) | 1992-09-17 | 1992-09-17 | 使い捨てカイロの剥離部の構造および使い捨てカイロ |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000397121A Division JP3502606B2 (ja) | 2000-12-27 | 2000-12-27 | 衛生用品の剥離部の構造および衛生用品 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06100843A JPH06100843A (ja) | 1994-04-12 |
JP3255983B2 true JP3255983B2 (ja) | 2002-02-12 |
Family
ID=17164856
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24752992A Expired - Lifetime JP3255983B2 (ja) | 1992-09-17 | 1992-09-17 | 使い捨てカイロの剥離部の構造および使い捨てカイロ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3255983B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4736154B2 (ja) * | 1999-12-27 | 2011-07-27 | 大日本印刷株式会社 | 両面接着テープ |
JP4622495B2 (ja) * | 2004-12-08 | 2011-02-02 | 凸版印刷株式会社 | 使い捨てカイロ包装材 |
JP2008188356A (ja) * | 2007-02-07 | 2008-08-21 | Okamoto Ind Inc | 使い捨てカイロ |
JP5087315B2 (ja) * | 2007-05-21 | 2012-12-05 | 日東ライフテック株式会社 | 使い捨てカイロ |
-
1992
- 1992-09-17 JP JP24752992A patent/JP3255983B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06100843A (ja) | 1994-04-12 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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EXPY | Cancellation because of completion of term | ||
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