JP3248972U - 扁平な接続対象物用のコネクタ - Google Patents
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Landscapes
- Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)
- Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
- Multi-Conductor Connections (AREA)
Abstract
【課題】ロックを解除する押圧位置を触覚的に知覚可能な、扁平な接続対象物用のコネクタを提供する。【解決手段】コネクタ10は、絶縁ハウジング16と、絶縁ハウジングに保持された複数のコンタクトと、絶縁ハウジングに固定された上部導電シェル12及び下部導電シェルと、を備える。下部導電シェルは、常にロック位置に弾性付勢され、押圧部を含む一対のロック部を有する。上部導電シェルは、押圧部の上に位置する作動部を含む一対のロック解除部122を有する。作動部が押されると、ロック部がロック位置から離れるように移動することで、扁平な接続対象物へのロックが解除される。各ロック解除部には、触覚指示部1221が設けられている。視覺指示部がない場合、ユーザは、指が扁平な接続対象物へのロックを解除するための押圧位置に位置するかどうかを、触覚指示部で確認することができる。【選択図】図1
Description
本考案は、フレキシブルフラットケーブル(Flexible Flat Cable、FFC)やフレキシブルフラット回路基板(Flexible Flat Circuit、FPC)等の扁平な接続対象物用のコネクタに関し、特に、金属シェルに形成された作動部を押圧することによって扁平な接続対象物へのロックを解除するコネクタに関する。
日本特許公開第2018-097979A号公報(特許文献1)には、板状の配線部材(例えば、フレキシブルフラットケーブルやフレキシブルフラット回路基板)用のコネクタが開示されている。特許文献1のコネクタは、回動操作可能な作動部を有する。作動部を回動させることにより、板状の配線部材のロックおよびロック解除が行われる。しかし、この作動部は一定の厚みがあるため、このタイプのコネクタは薄型化に向かない。また、このタイプのコネクタは、作動部を操作するためのスペースが必要であり、スペースが限られている場所への設置には適していない。
米国特許公開第2022/0149565A1号明細書(特許文献2)には、プッシュ・トゥ・アンロック構造のイージーロックコネクタが開示されている。特許文献2は、本件出願人が出願した先行出願である。特許文献2では、プッシュ・トゥ・アンロック構造は、コネクタの金属シェルと一体的に形成されている。プッシュ・トゥ・アンロック機能によりコネクタ部品の増加がない。しかし、特許文献2のコネクタの構造を狭ピッチの精密小型コネクタに適用した場合、押圧部の面積は2.2x1.6mm2以下となる。この場合、リブ状の突起部が押圧部の一部を占めることになるため、視覺指示部を設置するために押圧部に十分な面積を確保することは難しい。押圧部やコネクタの他の位置に視覺指示部が設けられていても、例えば、照度が不足する場合や、コネクタの真上から押圧部を見ることができない場合等には、視覺指示部を認識することが困難であったり、視認不可能であったりすることがある。また、押圧部の大きさは非常に小さいため、ユーザが指先を正確に押圧部の上に移動させる前に、この視覺指示部は完全に指で覆われてしまう。視覺指示部が指で完全に覆われているが、ユーザの指先がまだ押圧部の上に正確に位置していない場合、ユーザは指先が押圧部の上に正確に位置しているかどうかを視覚的に認識することができない。この場合、ユーザは正しい位置に到達するまで、異なる位置を繰り返し押すしかない。
視覺指示部の不足を補うために、視覺指示部以外の表示、例えば触覚表示を、簡単で、信頼性が高く、低コストの方法でコネクタに提供できることが望まれている。
本考案の目的は、作動部を押圧することによって扁平な接続対象物へのロックを解除できる、扁平な接続対象物用のコネクタを提供することである。
本考案の他の目的は、扁平な接続対象物へのロックを解除する押圧位置を触覚的に知覚可能な方法で示す、扁平な接続対象物用のコネクタを提供することである。
本考案によれば、扁平な接続対象物用のコネクタが提供される。前記扁平な接続対象物は、一対の切欠きと、前記扁平な接続対象物の挿入端に形成された複数の電極部とを有する。前記切欠きは、前記扁平な接続対象物の対向する両側にそれぞれ形成されて前記挿入端に隣接する。前記コネクタは、前記扁平な接続対象物が挿入される開口を有する絶縁ハウジングと、各々が前記絶縁ハウジングに保持され、前記開口内に延びて前記複数の電極部のそれぞれの1つに接触する接触部、及び前記接触部に対向して前記絶縁ハウジングの外へ延びる接続端部を有する複数のコンタクトと、前記絶縁ハウジングに固定されている上部導電シェル及び下部導電シェルと、を備える。前記下部導電シェルは、下部シェル本体と、前記下部シェル本体の両端にそれぞれ位置する一対のロック部とを有する。前記ロック部は、常にロック位置に弾性付勢される。前記ロック部は、押圧部、第1延伸部、及び係止部を有する。前記第1延伸部は、前記押圧部から前記開口内に延在する。前記係止部は、前記第1延伸部の遠位端に形成される。前記扁平な接続対象物が前記開口に挿入されると、前記一対のロック部の係止部が前記一対の切欠きに係合し、前記扁平な接続対象物が前記コネクタから外れるのを防止する。前記上部導電シェルは、上部シェル本体と、前記上部シェル本体の両端にそれぞれ位置する一対のロック解除部とを有する。前記ロック解除部は、弾性アームと、前記弾性アームの遠位端に形成されて前記押圧部の上に位置する作動部とを有する。前記作動部が押されると、前記押圧部が下に押し下げられ、前記ロック部が前記ロック位置から離れるように移動することで、前記扁平な接続対象物へのロックが解除される。前記ロック解除部には、前記作動部の上方に配置された触覚指示部が設けられている。前記触覚指示部の上面は、前記触覚指示部による凹凸が触覚的に知覚でき(tactually perceptible)、前記扁平な接続対象物へのロックを解除するための押圧位置を示すように、前記上部シェル本体の上面よりも高くなっている。
本考案のコネクタにおいて、前記触覚指示部は前記作動部と一体的に形成されている。
本考案のコネクタにおいて、前記触覚指示部は、前記上部導電シェルとは別体に形成され、粘着剤、接着剤、またははんだによって前記作動部に固定される。
本考案のコネクタにおいて、前記触覚指示部の上面にはテクスチャが形成されている。
本考案のコネクタにおいて、前記触覚指示部の上面には、凸状または凹状のパターン、文字または記号が形成されている。
本考案のコネクタにおいて、前記触覚指示部の上面には、印刷されたパターン、文字または記号が形成されている。
本考案のコネクタにおいて、前記触覚指示部の上面は着色されている。
本考案のコネクタにおいて、各前記ロック部はU字型湾曲部及び第2延伸部を有し、前記第2延伸部は下部シェル本体から延在し、前記押圧部は前記U字型湾曲部を介して前記第2延伸部に接続される。
本考案のコネクタにおいて、前記作動部には、前記押圧部に向かって突出する突起部が形成されている。
本考案のコネクタにおいて、前記係止部の前縁は、前記扁平な接続対象物の挿入方向に傾斜しており、前記扁平な接続対象物が前記開口に挿入されると、前記扁平な接続対象物の前記挿入端が前記係止部の前縁に当接し、前記扁平な接続対象物の挿入方向へのさらなる移動により、前記係止部が下方に偏向され、前記ロック部が前記ロック位置から離れるように偏向される。
本考案のコネクタでは、ユーザは扁平な接続対象物を簡単で、信頼性が高く、使いやすい方法で素早くロックまたはロック解除することができる。なお、本考案は、触覚指示部によりロック解除部の操作位置を見つけやすくする。
本考案が属する技術分野における通常の知識を有する者であれば、本考案の明細書および添付図面を参照することにより、本考案の技術的特徴、その他の目的および利点をよく理解できるであろう。
以下、本考案の実施例に係る扁平な接続対象物用のコネクタ(以下、単に「コネクタ」ということがある)について、図面を参照しながら説明する。各図面において、同様の構成要素または同じ機能を持つ構成要素には同じ符号が付けられている。図面は実際の寸法関係で描かれたものではない。
図1は、本考案の実施例に係る扁平な接続対象物用のコネクタを示す斜視図である。図2は、本考案の実施例に係る扁平な接続対象物用のコネクタを示す別の斜視図である。コネクタの内部詳細をさらに示すため、上部導電シェルの一部は図2に示されていない。図3は、本考案の実施例に係る扁平な接続対象物用のコネクタを示す分解斜視図である。扁平な接続対象物用のコネクタ全体には、符号10が付されている。図1から図3を参照して、本考案の実施例に係るコネクタ10の構成要素を説明する。コネクタ10は、絶縁ハウジング16と、上部導電シェル12と、下部導電シェル14(図2及び図3参照)と、複数のコンタクト18(図2及び図3参照)と、を備える。
絶縁ハウジング16は、絶縁性の合成樹脂または高分子材料で作られている。絶縁ハウジング16には、扁平な接続対象物20(図4に示す)が挿入される開口部162が形成されている。上部導電シェル12と下部導電シェル14はともに金属または合金材料で作られている。上部導電シェル12及び下部導電シェル14は、絶縁ハウジング16に固定されている。絶縁ハウジング16の一部は、上部導電シェル12と下部導電シェル14によって覆われている。複数のコンタクト18は絶縁ハウジング16によって保持されている。各コンタクト18は銅または銅合金からなる。各コンタクト18は、接触部182と、接触部182に対向する接続端部184とを有する。接触部182は、開口部162内に延びている。接続端部184は、絶縁ハウジング16から延びている。接続端部184は、プリント回路基板(図示せず)上に形成されたはんだパッドに表面実装技術(SMT)によってはんだ付けされる。
本考案の実施例では、コネクタ10は、挿入された扁平な接続対象物20を自動的にロックし、扁平な接続対象物20がコネクタ10から離脱するのを防止することができる。上部導電シェル12に一体形成された一対のロック解除部122を押圧することにより、扁平な接続対象物20へのロックが解除され、扁平な接続対象物20をコネクタ10から抜くことができる。
ロック解除部122の各々には、扁平な接続対象物20へのロックを解除するための押圧位置を示す触覚指示部1221が設けられている。これにより、ユーザは指で押圧位置を確認することができる。
図4は、コネクタ10に扁平な接続対象物20が挿入された状態を概略的に示す模式図である。扁平な接続対象物20は、フレキシブルフラットケーブル(FFC)やフレキシブルフラット回路基板(FPC)であるが、これに限定されるものではない。
図5は、下部導電シェルを示す斜視図である。図5を参照して下部導電シェル14の詳細について説明する。
下部導電シェル14は、金属板のプレス加工と曲げ加工によって製造される。下部導電シェル14は一体型の金属部品であるが、これに限定されるものではない。下部導電シェル14は、複数の部品から構成されてもよい。
下部導電シェル14は、下部シェル本体140と、下部シェル本体140の両端にそれぞれ位置する一対のロック部142とを有する。各ロック部142はロック位置とロック解除位置の間を移動する。各ロック部142は、常にロック位置に弾性付勢される。ロック部142は、係止部1421と、第1延伸部1422と、押圧部1423と、U字型湾曲部1424と、第2延伸部1425と、を有する。第2延伸部1425は、下部シェル本体140の側面から外側に延びている。押圧部1423は、U字型湾曲部1424を介して第2延伸部1425に接続される。押圧部1423は、上部導電シェル12に近接又は接触するように配置されている。第1延伸部1422は、押圧部1423から絶縁ハウジング16の開口162内に延在する。係止部1421は、第1延伸部1422の遠位端に形成されている。扁平な接続対象物20が絶縁ハウジング16の開口162に挿入されると、係止部1421は、扁平な接続対象物20の側面に形成された切欠き(図6に示す)に係合し、それにより、扁平な接続対象物20がコネクタ20から抜かれたり外れたりするのを防止する。
係止部1421は、扁平な接続対象物20の挿入を妨げないように構成されている。具体的には、係止部1421の前縁は、扁平な接続対象物20の挿入方向に傾斜している。扁平な接続対象物20が絶縁ハウジング16の開口162に挿入されると、扁平な接続対象物20の挿入端が係止部1421の前縁に当接する。扁平な接続対象物20の挿入方向へのさらなる移動は、係止部1421を下方に偏向させ、ロック部をロック位置からロック解除位置に偏向させる。従って、係止部1421は扁平な接続対象物20の挿入を妨げない。扁平な接続対象物20を絶縁ハウジング16の開口162に挿入するだけで、他の部品を追加操作することなく扁平な接続対象物20をロックすることができる。
下部導電シェル14を絶縁ハウジング16に固定するために、下部導電シェル14の前縁には複数の被保持部146A、146B、146Cが形成され、下部導電シェル14の後縁には複数の係合部148が形成されている。各被保持部にはバーブがある。各被保持部は、絶縁ハウジング16に形成された保持孔に干渉嵌合方式で挿入される。各係合部148は、絶縁ハウジング16の背面側に形成された突出ポストに係合している。そうすることにより、下部導電シェル14は絶縁ハウジング16に固定される。
下部導電シェル14は、2つの固定部144を有する。固定部144は、はんだ付けによりプリント基板に固定される。状況に応じて、下部導電シェル14を接地してもよい。
図6は、扁平な接続対象物20がロック部142によってロックされた状態を概略的に示す模式図である。図6を参照して、扁平な接続対象物20の構成、及び扁平な接続対象物20とロック部142との連結関係を説明する。
扁平な接続対象物20は、一対の切欠き24と、扁平な接続対象物20の挿入端に形成された複数の電極部22とを有する。一対の切欠き24は、扁平な接続対象物20の対向する両側にそれぞれ形成されて挿入端に隣接する。扁平な接続対象物20が絶縁ハウジング16の開口162に挿入されると、複数のコンタクト18の接触部182は、それぞれ複数の電極部22と電気的に接触する。一方、一対のロック部142の係止部1421は、一対の切欠き24に係合し、扁平な接続対象物20がコネクタ10から抜かれたり外れたりするのを防止する。
押圧部1423が下方に押されると、係止部1421は切欠き24から外れる。この場合、扁平な接続対象物20へのロックが解除され、扁平な接続対象物20をコネクタ10から抜くことができるようになる。
図7は、上部導電シェルを示す斜視図である。図8は、上部導電シェルを示す側面図である。図9は、上部導電シェル及び下部導電シェルの一部を示す模式図である。図7、図8、及び図9を参照して、上部導電シェル12の詳細、及び上部導電シェル12と下部導電シェル14との連結関係について説明する。
下部導電シェル14と同様に、上部導電シェル12は、金属板のプレス加工と曲げ加工によって製造される。本考案の実施例において、上部導電シェル12は一体型の金属部品であるが、これに限定されるものではない。上部導電シェル12は、複数の部品から構成されてもよい。
上部導電シェル12は、上部シェル本体120と、上部シェル本体120の両端にそれぞれ位置する一対のロック解除部122とを有する。ロック解除部122は、弾性アーム1223と、弾性アーム1223の遠位端に形成された作動部1222とを有する。作動部1222は、ロック部142の押圧部1423の上に位置する。作動部1222には、押圧部1423に向かって突出する突起部12220が形成されている。ロック解除部122の作動部1222が押されると、ロック部142の押圧部1423が下に押し下げられ、ロック部142がロック位置から離れるように移動することで、扁平な接続対象物20へのロックが解除される。作動部1222が押圧されていない状態では、突起部12220は、ロック部142の押圧部1423に接触または近接する。
各ロック解除部122には、作動部1222の上方に配置された触覚指示部1221が設けられている。触覚指示部1221は、扁平な接続対象物20へのロックを解除するための押圧位置を示している。図8に示すように、触覚指示部1221の上面は、上部シェル本体120の上面よりも高く設定されている。触覚指示部1221の上面と上部シェル本体120の上面との段差hは、触覚的に知覚できる。一般的には、数百マイクロメートの段差は、ユーザの指の皮膚が知覚できる。従って、ユーザは、扁平な接続対象物へのロックを解除するための押圧位置を指で確認し、その押圧位置に指を正確に位置決めして押圧力を加えることができる。これにより、ユーザは扁平な接続対象物へのロックを素早く解除することができる。本考案は、ユーザが間違った位置で押圧力を加えるのを防ぐ。
上部導電シェル12を絶縁ハウジング16に固定するために、上部導電シェル12の両端及び前縁には複数の被保持部126A、126Bが形成されている。各被保持部にはバーブがある。各被保持部は、絶縁ハウジング16に形成された保持孔に干渉嵌合方式で挿入される。そうすることにより、上部導電シェル12は絶縁ハウジング16に固定される。
上部導電シェル12は、2つの固定部124を有する。固定部124は、はんだ付けによりプリント基板に固定される。状況に応じて、上部導電シェル12は、固定部124を介して接地してもよい。
この実施例では、触覚指示部1221は作動部1222と一体的に形成されている。しかしながら、本考案の変形例では、触覚指示部は、上部導電シェルとは別個に形成された付加的な部材であってもよい。このような付加的な部材は、粘着剤、接着剤、またははんだによって作動部に固定される。
触覚指示部は作動部の面積より大きく構成されている。触覚指示部はアスペクト比3:2~1:1の矩形形状に構成されている。これにより、触覚指示部は、視覺指示部を設けるのに十分な面積を有する。
触覚指示部の触覚的または視覚的認識をさらに高めるために、触覚指示部の上面にテクスチャを形成したり、プレスまたはインプリント加工によって凸状または凹状のパターン、文字または記号を形成したりすることもできる。または、印刷技術によって触覚指示部の上面に印刷されたパターン、文字または記号を形成してもよい。印刷技術には、例えば凸版印刷、凹版印刷、リソグラフィー、スクリーン印刷、パッド印刷、転写印刷、インクジェット印刷などがある。触覚指示部の上面は、必要に応じて着色してもよい。
本考案は、好ましい実施例を参照して説明されているが、本考案が属する技術分野における通常の知識を有する者であれば、本考案の趣旨を逸脱しない範囲内で、適宜、種々の改変を行うことが可能である。したがって、本考案は、前記の実施例に限定されるものではなく、登録請求の範囲に従うものである。すなわち、本考案の請求の範囲から逸脱しない均等な変更および修正は、本考案の範囲内にとどまるものとする。
10 コネクタ
12 上部導電シェル
120 上部シェル本体
122 ロック解除部
1221 触覚指示部
1222 作動部
1223 弾性アーム
12220 突起部
124 固定部
126A 被保持部
126B 被保持部
14 下部導電シェル
140 下部シェル本体
142 ロック部
1421 係止部
1422 第1延伸部
1423 押圧部
1424 U字型湾曲部
1425 第2延伸部
144 固定部
146A 被保持部
146B 被保持部
146C 被保持部
148 係合部
16 絶縁ハウジング
162 開口
18 コンタクト
182 接触部
184 接続端部
20 扁平な接続対象物
22 電極部
24 切欠き
h 段差
12 上部導電シェル
120 上部シェル本体
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1425 第2延伸部
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182 接触部
184 接続端部
20 扁平な接続対象物
22 電極部
24 切欠き
h 段差
Claims (10)
- 扁平な接続対象物用のコネクタであって、前記扁平な接続対象物は、一対の切欠きと、前記扁平な接続対象物の挿入端に形成された複数の電極部とを有し、前記切欠きは、前記扁平な接続対象物の対向する両側にそれぞれ形成されて前記挿入端に隣接し、
前記コネクタは、
前記扁平な接続対象物が挿入される開口を有する絶縁ハウジングと、
各々が前記絶縁ハウジングに保持され、前記開口内に延びて前記複数の電極部のそれぞれの1つに接触する接触部、及び前記接触部に対向して前記絶縁ハウジングの外へ延びる接続端部を有する複数のコンタクトと、
前記絶縁ハウジングに固定されている上部導電シェル及び下部導電シェルと、を備え、
前記下部導電シェルは、下部シェル本体と、前記下部シェル本体の両端にそれぞれ位置し、常にロック位置に弾性付勢される一対のロック部とを有し、前記ロック部は、押圧部、第1延伸部、及び係止部を有し、前記第1延伸部は、前記押圧部から前記開口内に延在し、前記係止部は、前記第1延伸部の遠位端に形成され、前記扁平な接続対象物が前記開口に挿入されると、前記一対のロック部の前記係止部が前記一対の切欠きに係合し、前記扁平な接続対象物が前記コネクタから外れるのを防止し、
前記上部導電シェルは、上部シェル本体と、前記上部シェル本体の両端にそれぞれ位置する一対のロック解除部とを有し、前記ロック解除部は、弾性アームと、前記弾性アームの遠位端に形成されて前記押圧部の上に位置する作動部とを有し、前記作動部が押されると、前記押圧部が下に押し下げられ、前記ロック部が前記ロック位置から離れるように移動することで、前記扁平な接続対象物へのロックが解除され、
前記ロック解除部は、前記作動部の上に配置された触覚指示部を有し、前記触覚指示部の上面は、前記触覚指示部による凹凸が触覚的に知覚でき(tactually perceptible)、前記扁平な接続対象物へのロックを解除するための押圧位置を示すように、前記上部シェル本体の上面よりも高くなっている、コネクタ。 - 前記触覚指示部は前記作動部と一体的に形成されていることを特徴とする請求項1に記載のコネクタ。
- 前記触覚指示部は、前記上部導電シェルとは別体に形成され、粘着剤、接着剤、またははんだによって前記作動部に固定されることを特徴とする請求項1に記載のコネクタ。
- 前記触覚指示部の上面にはテクスチャが形成されていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のコネクタ。
- 前記触覚指示部の上面には、凸状または凹状のパターン、文字または記号が形成されていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のコネクタ。
- 前記触覚指示部の上面には、印刷されたパターン、文字または記号が形成されていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のコネクタ。
- 前記触覚指示部の上面は着色されていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のコネクタ。
- 各前記ロック部はU字型湾曲部及び第2延伸部を有し、前記第2延伸部は前記下部シェル本体から延在し、前記押圧部は前記U字型湾曲部を介して前記第2延伸部に接続されることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のコネクタ。
- 前記作動部には、前記押圧部に向かって突出する突起部が形成されていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のコネクタ。
- 前記係止部の前縁は、前記扁平な接続対象物の挿入方向に傾斜しており、前記扁平な接続対象物が前記開口に挿入されると、前記扁平な接続対象物の前記挿入端が前記係止部の前縁に当接し、前記扁平な接続対象物の前記挿入方向へのさらなる移動により、前記係止部が下方に偏向され、前記ロック部が前記ロック位置から離れるように偏向されることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のコネクタ。
Applications Claiming Priority (2)
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TW112212315 | 2023-11-14 | ||
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ID=91620183
Family Applications (1)
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JP2024002983U Active JP3248972U (ja) | 2023-11-14 | 2024-09-05 | 扁平な接続対象物用のコネクタ |
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- 2024-09-05 JP JP2024002983U patent/JP3248972U/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
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