JP3248695B2 - ワークの加工方法及び加工装置 - Google Patents
ワークの加工方法及び加工装置Info
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- JP3248695B2 JP3248695B2 JP24697291A JP24697291A JP3248695B2 JP 3248695 B2 JP3248695 B2 JP 3248695B2 JP 24697291 A JP24697291 A JP 24697291A JP 24697291 A JP24697291 A JP 24697291A JP 3248695 B2 JP3248695 B2 JP 3248695B2
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- Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)
- Manipulator (AREA)
- Coating Apparatus (AREA)
- Grinding And Polishing Of Tertiary Curved Surfaces And Surfaces With Complex Shapes (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】 本発明はワークの加工方法及び
加工装置に関し、特にワークの欠陥部位の検出と加工ツ
ールによる欠陥部位の加工を自動的に行うためのワーク
の加工方法及び加工装置に関する。
加工装置に関し、特にワークの欠陥部位の検出と加工ツ
ールによる欠陥部位の加工を自動的に行うためのワーク
の加工方法及び加工装置に関する。
【0002】
【従来の技術】 従来より、自動車製造工場の水研加工
ラインにおける作業の省力化を図るための水研加工方法
及び水研加工装置が種々提案されている。例えば、特開
昭58−64517号公報には、水研加工ラインに車体
の塗装欠陥部位を検出するための欠陥検出ステーション
と塗装欠陥部位を研磨するための研磨ステ−ションとを
設け、欠陥検出ステーションにおいて作業者が車体の塗
装欠陥部位を検出するとともにその位置データを指示装
置に入力し、研磨ステーションにおいて研磨ツールを有
する研磨ロボットが指示装置からの塗装欠陥部位の位置
データに基いて塗装欠陥部位を研磨する水研加工方法と
水研加工装置が記載されている。しかしながら、前記公
報に記載の水研加工方法においては、作業者により塗装
欠陥部位の検出を行いその位置データを指示装置に入力
しなければならず、省力化が十分に達成されていないと
いう問題がある。
ラインにおける作業の省力化を図るための水研加工方法
及び水研加工装置が種々提案されている。例えば、特開
昭58−64517号公報には、水研加工ラインに車体
の塗装欠陥部位を検出するための欠陥検出ステーション
と塗装欠陥部位を研磨するための研磨ステ−ションとを
設け、欠陥検出ステーションにおいて作業者が車体の塗
装欠陥部位を検出するとともにその位置データを指示装
置に入力し、研磨ステーションにおいて研磨ツールを有
する研磨ロボットが指示装置からの塗装欠陥部位の位置
データに基いて塗装欠陥部位を研磨する水研加工方法と
水研加工装置が記載されている。しかしながら、前記公
報に記載の水研加工方法においては、作業者により塗装
欠陥部位の検出を行いその位置データを指示装置に入力
しなければならず、省力化が十分に達成されていないと
いう問題がある。
【0003】そこで、本願出願人は先の出願(特願平3
−93040号)において、欠陥検出ステーションに撮
像装置を備えた欠陥検出ロボットを配設し、欠陥検出ロ
ボットを介して撮像装置を車体の撮像領域毎に移動させ
て撮像し、その画像信号を画像処理装置により処理して
得られた画像データから塗装欠陥部位の有無やその位置
などを検出してこれら塗装欠陥部位に関するデータを研
磨ステーションに転送し、研磨ステーションにおいて塗
装欠陥部位の位置データに基いて研磨ロボットにより塗
装欠陥部位を研磨する水研加工方法を提案した。
−93040号)において、欠陥検出ステーションに撮
像装置を備えた欠陥検出ロボットを配設し、欠陥検出ロ
ボットを介して撮像装置を車体の撮像領域毎に移動させ
て撮像し、その画像信号を画像処理装置により処理して
得られた画像データから塗装欠陥部位の有無やその位置
などを検出してこれら塗装欠陥部位に関するデータを研
磨ステーションに転送し、研磨ステーションにおいて塗
装欠陥部位の位置データに基いて研磨ロボットにより塗
装欠陥部位を研磨する水研加工方法を提案した。
【0004】この水研加工方法によれば、欠陥検出ロボ
ットにより塗装欠陥部位を自動的に検出するため、大幅
な省力化を図ることが可能になるが、欠陥検出ステーシ
ョンと研磨ステーションの2つのステーションを設ける
ため設備コストが増大すること、欠陥検出と研磨とが2
工程に分割されているため研磨処理のスピード化を図る
には限界があることなどの問題がある。
ットにより塗装欠陥部位を自動的に検出するため、大幅
な省力化を図ることが可能になるが、欠陥検出ステーシ
ョンと研磨ステーションの2つのステーションを設ける
ため設備コストが増大すること、欠陥検出と研磨とが2
工程に分割されているため研磨処理のスピード化を図る
には限界があることなどの問題がある。
【0005】そこで、本願出願人は、前記水研加工技術
を一層発展させた技術として、欠陥検出ステーションと
研磨ステーションとを1つの欠陥検出・研磨ステーショ
ンとして統合し、このステーションに1台又は複数台の
ロボットを配設するとともにロボットにヘッド支持部材
を設け、このヘッド支持部材に撮像装置の撮像ヘッドと
研磨ツールとを予め共通に装着し、塗装欠陥部位を検出
後塗装欠陥部位を研磨する水研加工方法を目下開発中で
ある。
を一層発展させた技術として、欠陥検出ステーションと
研磨ステーションとを1つの欠陥検出・研磨ステーショ
ンとして統合し、このステーションに1台又は複数台の
ロボットを配設するとともにロボットにヘッド支持部材
を設け、このヘッド支持部材に撮像装置の撮像ヘッドと
研磨ツールとを予め共通に装着し、塗装欠陥部位を検出
後塗装欠陥部位を研磨する水研加工方法を目下開発中で
ある。
【0006】即ち、この水研加工方法においては、車体
の撮像領域を撮像する際には、撮像ヘッドの撮像中心軸
は、撮像領域の中心に設定された2次元座標系の原点を
通る法線に一致させて設定され、撮像領域の画像信号を
処理して得られた画像データから塗装欠陥部位が検出さ
れると、2次元座標系における塗装欠陥部位の座標値が
演算され、次に、この塗装欠陥部位の座標値と撮像中心
軸に対する研磨ツールの位置データとに基いて、研磨ツ
ールを塗装欠陥部位の位置における撮像領域の法線上の
加工位置に位置決めするための移動方向と移動距離が演
算され、次に、この演算結果に基いてヘッド支持部材が
移動駆動されて研磨ツールが加工位置に位置決めされ、
次に、ヘッド支持部材が塗装欠陥部位側に移動駆動され
て研磨ツールにより塗装欠陥部位が研磨される。
の撮像領域を撮像する際には、撮像ヘッドの撮像中心軸
は、撮像領域の中心に設定された2次元座標系の原点を
通る法線に一致させて設定され、撮像領域の画像信号を
処理して得られた画像データから塗装欠陥部位が検出さ
れると、2次元座標系における塗装欠陥部位の座標値が
演算され、次に、この塗装欠陥部位の座標値と撮像中心
軸に対する研磨ツールの位置データとに基いて、研磨ツ
ールを塗装欠陥部位の位置における撮像領域の法線上の
加工位置に位置決めするための移動方向と移動距離が演
算され、次に、この演算結果に基いてヘッド支持部材が
移動駆動されて研磨ツールが加工位置に位置決めされ、
次に、ヘッド支持部材が塗装欠陥部位側に移動駆動され
て研磨ツールにより塗装欠陥部位が研磨される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】 前記本願出願人が開
発中の水研加工方法においては、研磨ツールを加工位置
に位置決めするために、塗装欠陥部位の座標値を演算し
た後に、この座標値と撮像領域の中心を通る撮像中心軸
に対する研磨ツールの位置データとに基いて研磨ツール
の移動方向と移動距離を演算しなければならず、加工ヘ
ッドの位置決めに要する時間長くなり研磨処理速度が低
下し、塗装欠陥部位に対するスピーディな研磨処理がで
きなかったり、研磨ツールの加工位置への位置決め精度
が低下し、塗装欠陥部位に対する研磨加工精度が低下す
るという問題がある。また、研磨ツールを加工位置にス
ピーディに位置決めするには、撮像装置に近接して研磨
ツールを設けることが望ましいが、その場合、研磨時に
発生する磨耗粉などにより撮像装置が汚染されて塗装欠
陥部位の検出に支障をきたすという問題がある。
発中の水研加工方法においては、研磨ツールを加工位置
に位置決めするために、塗装欠陥部位の座標値を演算し
た後に、この座標値と撮像領域の中心を通る撮像中心軸
に対する研磨ツールの位置データとに基いて研磨ツール
の移動方向と移動距離を演算しなければならず、加工ヘ
ッドの位置決めに要する時間長くなり研磨処理速度が低
下し、塗装欠陥部位に対するスピーディな研磨処理がで
きなかったり、研磨ツールの加工位置への位置決め精度
が低下し、塗装欠陥部位に対する研磨加工精度が低下す
るという問題がある。また、研磨ツールを加工位置にス
ピーディに位置決めするには、撮像装置に近接して研磨
ツールを設けることが望ましいが、その場合、研磨時に
発生する磨耗粉などにより撮像装置が汚染されて塗装欠
陥部位の検出に支障をきたすという問題がある。
【0008】本発明の目的は、加工ツールを欠陥部位に
対応した加工位置にスピーディに且つ高精度に位置決め
することが出来、また簡単な構成で欠陥部位の加工時に
発生する摩耗粉などによる撮像ヘッドの汚染を防止出来
るようなワークの加工方法及び加工装置を提供すること
である。
対応した加工位置にスピーディに且つ高精度に位置決め
することが出来、また簡単な構成で欠陥部位の加工時に
発生する摩耗粉などによる撮像ヘッドの汚染を防止出来
るようなワークの加工方法及び加工装置を提供すること
である。
【0009】
【課題を解決するための手段】 請求項1に係るワーク
の加工方法は、所定速度で搬送されるワークの表面を複
数の撮像領域に分割してその撮像領域毎に、ワーク表面
を撮像手段により撮像し、その画像信号を画像処理手段
により処理して得られる画像データからワーク表面の欠
陥部位と欠陥部位の位置を検出し、欠陥部位の位置情報
に基いて加工手段により欠陥部位を加工するワークの加
工方法であって、前記撮像手段の撮像ヘッドとそれに対
応する加工手段の加工工具とを予め共通のヘッド支持部
材に装着するとともに、加工工具をその軸心が撮像ヘッ
ドの撮像領域の中心を通る撮像中心軸から所定距離側方
へ離隔し且つ撮像領域外へ退いた退避位置と前記軸心が
撮像ヘッドの撮像中心軸に略一致した基準位置とに切り
換える切換機構を予め設け、前記ヘッド支持部材をワー
クと逆方向へ移動させながら、前記撮像と、欠陥部位と
欠陥部位位置の検出を行うと共に、欠陥部位が検出され
た際にはヘッド支持部材をワークの搬送に同期して同方
向へ移動させながら欠陥部位の加工を行い、前記撮像手
段による撮像時には切換機構を介して加工工具を退避位
置に保持し、この撮像手段で撮像した撮像領域の欠陥部
位を加工する際には、切換機構を介して加工ヘッドをそ
の撮像領域の撮像中心軸上の基準位置に切り換えてか
ら、欠陥部位の位置情報に基いて加工ヘッドを基準位置
から欠陥部位の位置における撮像領域の法線上の加工位
置に位置決めするものである。
の加工方法は、所定速度で搬送されるワークの表面を複
数の撮像領域に分割してその撮像領域毎に、ワーク表面
を撮像手段により撮像し、その画像信号を画像処理手段
により処理して得られる画像データからワーク表面の欠
陥部位と欠陥部位の位置を検出し、欠陥部位の位置情報
に基いて加工手段により欠陥部位を加工するワークの加
工方法であって、前記撮像手段の撮像ヘッドとそれに対
応する加工手段の加工工具とを予め共通のヘッド支持部
材に装着するとともに、加工工具をその軸心が撮像ヘッ
ドの撮像領域の中心を通る撮像中心軸から所定距離側方
へ離隔し且つ撮像領域外へ退いた退避位置と前記軸心が
撮像ヘッドの撮像中心軸に略一致した基準位置とに切り
換える切換機構を予め設け、前記ヘッド支持部材をワー
クと逆方向へ移動させながら、前記撮像と、欠陥部位と
欠陥部位位置の検出を行うと共に、欠陥部位が検出され
た際にはヘッド支持部材をワークの搬送に同期して同方
向へ移動させながら欠陥部位の加工を行い、前記撮像手
段による撮像時には切換機構を介して加工工具を退避位
置に保持し、この撮像手段で撮像した撮像領域の欠陥部
位を加工する際には、切換機構を介して加工ヘッドをそ
の撮像領域の撮像中心軸上の基準位置に切り換えてか
ら、欠陥部位の位置情報に基いて加工ヘッドを基準位置
から欠陥部位の位置における撮像領域の法線上の加工位
置に位置決めするものである。
【0010】請求項2に係るワークの加工装置は、所定
速度で搬送されるワークの表面を複数の撮像領域に分割
してその撮像領域毎に、ワーク表面を撮像手段により撮
像し、その画像信号を画像処理手段により処理して得ら
れる画像データからワーク表面の欠陥部位と欠陥部位の
位置を検出し、欠陥部位の位置情報に基いて加工手段に
より欠陥部位を加工するワークの加工装置であって、前
記撮像手段の撮像ヘッドとそれに対応する加工手段の加
工工具とを支持する共通のヘッド支持部材と、前記ヘッ
ド支持部材を3次元的に移動駆動する移動駆動手段と、
前記撮像と、欠陥部位と欠陥部位位置の検出を行う際に
前記ヘッド支持部材をワークと逆方向へ移動させると共
に、検出された欠陥部位の加工を行う際には前記ヘッド
支持部材をワークの搬送に同期して同方向へ移動させる
ように前記移動駆動手段を制御する移動駆動制御手段
と、前記加工工具をその軸心が撮像ヘッドの撮像領域の
中心を通る撮像中心軸から所定距離側方へ離隔し且つ撮
像領域外へ退いた退避位置と前記軸心が撮像ヘッドの撮
像中心軸に略一致した基準位置とに切り換える切換機構
と、前記撮像手段による撮像時には加工工具を退避位置
に保持し且つこの撮像手段で撮像した撮像領域の欠陥部
位を検出後加工ヘッドをその撮像領域の撮像中心軸上の
基準位置に切り換えるように切換機構を制御する第1制
御手段と、前記撮像領域の欠陥部位の位置情報に基いて
加工ヘッドを基準位置から欠陥部位の位置における撮像
領域の法線上の加工位置に移動させるように移動駆動手
段を制御する第2制御手段とを設けたものである。
速度で搬送されるワークの表面を複数の撮像領域に分割
してその撮像領域毎に、ワーク表面を撮像手段により撮
像し、その画像信号を画像処理手段により処理して得ら
れる画像データからワーク表面の欠陥部位と欠陥部位の
位置を検出し、欠陥部位の位置情報に基いて加工手段に
より欠陥部位を加工するワークの加工装置であって、前
記撮像手段の撮像ヘッドとそれに対応する加工手段の加
工工具とを支持する共通のヘッド支持部材と、前記ヘッ
ド支持部材を3次元的に移動駆動する移動駆動手段と、
前記撮像と、欠陥部位と欠陥部位位置の検出を行う際に
前記ヘッド支持部材をワークと逆方向へ移動させると共
に、検出された欠陥部位の加工を行う際には前記ヘッド
支持部材をワークの搬送に同期して同方向へ移動させる
ように前記移動駆動手段を制御する移動駆動制御手段
と、前記加工工具をその軸心が撮像ヘッドの撮像領域の
中心を通る撮像中心軸から所定距離側方へ離隔し且つ撮
像領域外へ退いた退避位置と前記軸心が撮像ヘッドの撮
像中心軸に略一致した基準位置とに切り換える切換機構
と、前記撮像手段による撮像時には加工工具を退避位置
に保持し且つこの撮像手段で撮像した撮像領域の欠陥部
位を検出後加工ヘッドをその撮像領域の撮像中心軸上の
基準位置に切り換えるように切換機構を制御する第1制
御手段と、前記撮像領域の欠陥部位の位置情報に基いて
加工ヘッドを基準位置から欠陥部位の位置における撮像
領域の法線上の加工位置に移動させるように移動駆動手
段を制御する第2制御手段とを設けたものである。
【0011】請求項3に係るワークの加工装置は、請求
項2のワークの加工装置において、前記加工工具は、撮
像手段の撮像ヘッドよりもワーク表面に近い位置に配設
され、前記切換機構は、加工工具を平行移動により位置
切り換えするように構成されたものである。
項2のワークの加工装置において、前記加工工具は、撮
像手段の撮像ヘッドよりもワーク表面に近い位置に配設
され、前記切換機構は、加工工具を平行移動により位置
切り換えするように構成されたものである。
【0012】請求項4に係るワークの加工装置は、請求
項2に係るワークの加工装置において、前記加工工具
は、ワーク表面に対して撮像ヘッドと略同距離の位置に
配設され、前記切換機構は、撮像ヘッドを撮像位置と所
定角度揺動させた揺動位置とに揺動駆動する揺動手段を
含むものである。
項2に係るワークの加工装置において、前記加工工具
は、ワーク表面に対して撮像ヘッドと略同距離の位置に
配設され、前記切換機構は、撮像ヘッドを撮像位置と所
定角度揺動させた揺動位置とに揺動駆動する揺動手段を
含むものである。
【0013】請求項5に係るワークの加工装置は、請求
項3のワークの加工装置において、前記移動駆動手段
が、直交座標型ロボットで構成されたものである。請求
項6に係るワークの加工装置は、請求項4のワークの加
工装置において、前記移動駆動手段が、多関節型ロボッ
トで構成されたものである。
項3のワークの加工装置において、前記移動駆動手段
が、直交座標型ロボットで構成されたものである。請求
項6に係るワークの加工装置は、請求項4のワークの加
工装置において、前記移動駆動手段が、多関節型ロボッ
トで構成されたものである。
【0014】請求項7に係るワークの加工装置は、請求
項5のワークの加工装置において、前記加工工具は、研
磨ツールであるものである。請求項8に係るワークの加
工装置は、請求項6のワークの加工装置において、前記
加工工具は、研磨ツールであるものである。
項5のワークの加工装置において、前記加工工具は、研
磨ツールであるものである。請求項8に係るワークの加
工装置は、請求項6のワークの加工装置において、前記
加工工具は、研磨ツールであるものである。
【0015】
【作用】 請求項1に係るワークの加工方法において
は、所定速度で搬送されるワークの表面を複数の撮像領
域に分割してその撮像領域毎に、ワーク表面を撮像手段
により撮像し、その画像信号を画像処理手段により処理
して得られる画像データからワーク表面の欠陥部位と欠
陥部位の位置を検出し、欠陥部位の位置情報に基いて加
工手段により欠陥部位を加工する。
は、所定速度で搬送されるワークの表面を複数の撮像領
域に分割してその撮像領域毎に、ワーク表面を撮像手段
により撮像し、その画像信号を画像処理手段により処理
して得られる画像データからワーク表面の欠陥部位と欠
陥部位の位置を検出し、欠陥部位の位置情報に基いて加
工手段により欠陥部位を加工する。
【0016】撮像手段の撮像ヘッドとそれに対応する加
工手段の加工工具とを予め共通のヘッド支持部材に装着
するとともに、加工工具をその軸心が撮像ヘッドの撮像
領域の中心を通る撮像中心軸から所定距離側方へ離隔し
且つ撮像領域外へ退いた退避位置と前記軸心が撮像ヘッ
ドの撮像中心軸に略一致した基準位置とに切り換える切
換機構を予め設ける。前記ヘッド支持部材をワークと逆
方向へ移動させながら、前記撮像と、欠陥部位と欠陥部
位の位置の検出と、欠陥部位の加工を行うと共に、欠陥
部位が検出された際にはヘッド支持部材をワークの搬送
に同期して同方向へ移動させながら欠陥部位の加工を行
う。
工手段の加工工具とを予め共通のヘッド支持部材に装着
するとともに、加工工具をその軸心が撮像ヘッドの撮像
領域の中心を通る撮像中心軸から所定距離側方へ離隔し
且つ撮像領域外へ退いた退避位置と前記軸心が撮像ヘッ
ドの撮像中心軸に略一致した基準位置とに切り換える切
換機構を予め設ける。前記ヘッド支持部材をワークと逆
方向へ移動させながら、前記撮像と、欠陥部位と欠陥部
位の位置の検出と、欠陥部位の加工を行うと共に、欠陥
部位が検出された際にはヘッド支持部材をワークの搬送
に同期して同方向へ移動させながら欠陥部位の加工を行
う。
【0017】撮像手段により撮像領域を撮像する際に
は、切換機構を介して加工工具を退避位置に保持した状
態で撮像する。次に撮像領域の欠陥部位を加工する際に
は、切換機構を介して加工ヘッドをその撮像領域の撮像
中心軸上の基準位置に切り換え、次に欠陥部位の位置情
報に基いて加工ヘッドを基準位置から欠陥部位の位置に
おける撮像領域の法線上の加工位置に位置決めし、その
後加工ヘッドで欠陥部位に加工を施す。
は、切換機構を介して加工工具を退避位置に保持した状
態で撮像する。次に撮像領域の欠陥部位を加工する際に
は、切換機構を介して加工ヘッドをその撮像領域の撮像
中心軸上の基準位置に切り換え、次に欠陥部位の位置情
報に基いて加工ヘッドを基準位置から欠陥部位の位置に
おける撮像領域の法線上の加工位置に位置決めし、その
後加工ヘッドで欠陥部位に加工を施す。
【0018】請求項2に係るワークの加工装置において
は、所定速度で搬送されるワークの表面を複数の撮像領
域に分割してその撮像領域毎に、ワーク表面を撮像手段
により撮像し、その画像信号を画像処理手段により処理
して得られる画像データからワーク表面の欠陥部位と欠
陥部位の位置を検出し、欠陥部位の位置情報に基いて加
工手段により欠陥部位を加工する。そして、移動駆動制
御手段で移動駆動手段を制御することにより、前記撮像
と、欠陥部位と欠陥部位位置の検出を行う際にヘッド支
持部材をワークと逆方向へ移動させると共に、検出され
た欠陥部位の加工を行う際にはヘッド支持部材をワーク
の搬送に同期して同方向へ移動させる。
は、所定速度で搬送されるワークの表面を複数の撮像領
域に分割してその撮像領域毎に、ワーク表面を撮像手段
により撮像し、その画像信号を画像処理手段により処理
して得られる画像データからワーク表面の欠陥部位と欠
陥部位の位置を検出し、欠陥部位の位置情報に基いて加
工手段により欠陥部位を加工する。そして、移動駆動制
御手段で移動駆動手段を制御することにより、前記撮像
と、欠陥部位と欠陥部位位置の検出を行う際にヘッド支
持部材をワークと逆方向へ移動させると共に、検出され
た欠陥部位の加工を行う際にはヘッド支持部材をワーク
の搬送に同期して同方向へ移動させる。
【0019】撮像手段により撮像領域を撮像する際に
は、第1制御手段により切換機構を制御して加工ヘッド
を退避位置に保持するとともに、第2制御手段により移
動駆動手段を制御し、ヘッド支持部材を介して撮像ヘッ
ドをその撮像中心軸が撮像領域の中心を通る法線に一致
した所定の撮像位置に設定し、その状態で撮像領域を撮
像する。撮像領域の欠陥部位を加工する際には、第1制
御手段により切換機構を制御して加工ヘッドをその撮像
領域の撮像中心軸上の基準位置に切り換え、次に欠陥部
位の位置情報に基いて第2制御手段により移動駆動手段
を制御し、ヘッド支持部材を介して加工ヘッドを基準位
置から欠陥部位の位置における撮像領域の法線上の加工
位置に位置決めし、その後加工ヘッドで欠陥部位に加工
を施す。
は、第1制御手段により切換機構を制御して加工ヘッド
を退避位置に保持するとともに、第2制御手段により移
動駆動手段を制御し、ヘッド支持部材を介して撮像ヘッ
ドをその撮像中心軸が撮像領域の中心を通る法線に一致
した所定の撮像位置に設定し、その状態で撮像領域を撮
像する。撮像領域の欠陥部位を加工する際には、第1制
御手段により切換機構を制御して加工ヘッドをその撮像
領域の撮像中心軸上の基準位置に切り換え、次に欠陥部
位の位置情報に基いて第2制御手段により移動駆動手段
を制御し、ヘッド支持部材を介して加工ヘッドを基準位
置から欠陥部位の位置における撮像領域の法線上の加工
位置に位置決めし、その後加工ヘッドで欠陥部位に加工
を施す。
【0020】請求項3に係るワークの加工装置において
は、加工工具は、撮像手段の撮像ヘッドよりもワーク表
面に近い位置に配設されているので、欠陥部位の加工時
に発生する摩耗粉などにより撮像ヘッドが汚染されにく
く、撮像ヘッドによる撮像精度を維持しやすい。切換機
構は、加工工具を平行移動により高精度で位置切り換え
できる。
は、加工工具は、撮像手段の撮像ヘッドよりもワーク表
面に近い位置に配設されているので、欠陥部位の加工時
に発生する摩耗粉などにより撮像ヘッドが汚染されにく
く、撮像ヘッドによる撮像精度を維持しやすい。切換機
構は、加工工具を平行移動により高精度で位置切り換え
できる。
【0021】請求項4に係るワークの加工装置において
は、加工工具は、ワーク表面に対して撮像ヘッドと略同
距離の位置に配設されているので、加工工具の加工位置
への位置決め精度を更に高めることが出来る。また、切
換機構は、撮像ヘッドを撮像位置と所定角度揺動させた
揺動位置とに揺動駆動する揺動手段を含むので、欠陥部
位の加工時に、撮像ヘッドを揺動位置に切り換えること
により、摩耗粉などで撮像ヘッドが汚染されるのを防止
することが出来、撮像ヘッドによる撮像精度を維持する
ことが出来る。
は、加工工具は、ワーク表面に対して撮像ヘッドと略同
距離の位置に配設されているので、加工工具の加工位置
への位置決め精度を更に高めることが出来る。また、切
換機構は、撮像ヘッドを撮像位置と所定角度揺動させた
揺動位置とに揺動駆動する揺動手段を含むので、欠陥部
位の加工時に、撮像ヘッドを揺動位置に切り換えること
により、摩耗粉などで撮像ヘッドが汚染されるのを防止
することが出来、撮像ヘッドによる撮像精度を維持する
ことが出来る。
【0022】請求項5に係るワークの加工装置において
は、移動駆動手段は直交座標型ロボットで構成されてい
るので、移動駆動手段を比較的安価に製作出来るととも
に、第2制御手段の制御を簡単化出来且つその製作コス
トを低減することが出来る。請求項6に係るワークの加
工装置においては、移動駆動手段は多関節型ロボットで
構成されているので、ヘッド支持部材の移動駆動の自由
度が高くなり、種々の形状のワークに対するワーク加工
装置の汎用性を高めることが出来る。
は、移動駆動手段は直交座標型ロボットで構成されてい
るので、移動駆動手段を比較的安価に製作出来るととも
に、第2制御手段の制御を簡単化出来且つその製作コス
トを低減することが出来る。請求項6に係るワークの加
工装置においては、移動駆動手段は多関節型ロボットで
構成されているので、ヘッド支持部材の移動駆動の自由
度が高くなり、種々の形状のワークに対するワーク加工
装置の汎用性を高めることが出来る。
【0023】請求項7に係るワークの加工装置において
は、加工工具は研磨ツールであるので、ワークの欠陥部
位に対する研磨加工の処理速度と加工精度とを高めるこ
とが出来る。請求項8に係るワークの加工装置において
は、加工工具は研磨ツールであるので、ワークの欠陥部
位に対する研磨加工の処理速度と加工精度とを高めるこ
とが出来る。
は、加工工具は研磨ツールであるので、ワークの欠陥部
位に対する研磨加工の処理速度と加工精度とを高めるこ
とが出来る。請求項8に係るワークの加工装置において
は、加工工具は研磨ツールであるので、ワークの欠陥部
位に対する研磨加工の処理速度と加工精度とを高めるこ
とが出来る。
【0024】
【発明の効果】 請求項1の発明(ワークの加工方法)
によれば、撮像領域を撮像する際には、加工工具を退避
位置に保持させるので、撮像ヘッドにより支障なく撮像
領域を撮像することが出来る。一方、欠陥部位を加工す
る際には、撮像領域に設定された2次元座標系に対する
欠陥部位の座標値を演算する演算時間を有効利用して加
工ヘッドを基準位置に切り換えるとともに、このように
加工ヘッドを基準位置に切り換えることにより、欠陥部
位の座標値をそのまま用いて加工ヘッドを加工位置に位
置決めすることが出来、その分加工ヘッドを位置決めに
要する時間を短縮することが出来るので、加工処理速度
を早めることが出来る。また、加工ヘッドを予め基準位
置に切り換えるので、その分誤差要因がなくなり、加工
ヘッドを精度良く加工位置に位置決めすることが出来、
欠陥部位に対する加工精度を高めることが出来る。
によれば、撮像領域を撮像する際には、加工工具を退避
位置に保持させるので、撮像ヘッドにより支障なく撮像
領域を撮像することが出来る。一方、欠陥部位を加工す
る際には、撮像領域に設定された2次元座標系に対する
欠陥部位の座標値を演算する演算時間を有効利用して加
工ヘッドを基準位置に切り換えるとともに、このように
加工ヘッドを基準位置に切り換えることにより、欠陥部
位の座標値をそのまま用いて加工ヘッドを加工位置に位
置決めすることが出来、その分加工ヘッドを位置決めに
要する時間を短縮することが出来るので、加工処理速度
を早めることが出来る。また、加工ヘッドを予め基準位
置に切り換えるので、その分誤差要因がなくなり、加工
ヘッドを精度良く加工位置に位置決めすることが出来、
欠陥部位に対する加工精度を高めることが出来る。
【0025】請求項2の発明(ワークの加工装置)によ
れば、撮像領域を撮像する際には、加工工具を切換機構
を介して退避位置に保持させるので、撮像ヘッドにより
支障なく撮像領域を撮像することが出来る。一方、欠陥
部位を加工する際には、撮像領域に設定された2次元座
標系に対する欠陥部位の座標値を演算する演算時間を有
効利用して切換機構を介して加工ヘッドを基準位置に切
り換えるとともに、このように加工ヘッドを基準位置に
切り換えることにより、欠陥部位の座標値をそのまま用
いて加工ヘッドを加工位置に位置決めすることが出来、
その分加工ヘッドの位置決めに要する時間を短縮するこ
とが出来るので、加工処理速度を早めることが出来る。
また、加工ヘッドを予め基準位置に切り換えるので、そ
の分誤差要因がなくなり、加工ヘッドを精度良く加工位
置に位置決めすることが出来、欠陥部位に対する加工精
度を高めることが出来る。
れば、撮像領域を撮像する際には、加工工具を切換機構
を介して退避位置に保持させるので、撮像ヘッドにより
支障なく撮像領域を撮像することが出来る。一方、欠陥
部位を加工する際には、撮像領域に設定された2次元座
標系に対する欠陥部位の座標値を演算する演算時間を有
効利用して切換機構を介して加工ヘッドを基準位置に切
り換えるとともに、このように加工ヘッドを基準位置に
切り換えることにより、欠陥部位の座標値をそのまま用
いて加工ヘッドを加工位置に位置決めすることが出来、
その分加工ヘッドの位置決めに要する時間を短縮するこ
とが出来るので、加工処理速度を早めることが出来る。
また、加工ヘッドを予め基準位置に切り換えるので、そ
の分誤差要因がなくなり、加工ヘッドを精度良く加工位
置に位置決めすることが出来、欠陥部位に対する加工精
度を高めることが出来る。
【0026】請求項3の発明によれば、基本的に請求項
2と同様の効果が得られる。加えて、加工工具は、撮像
手段の撮像ヘッドよりもワーク表面に近い位置に配設さ
れているので、欠陥部位の加工時に発生する摩耗粉など
により撮像ヘッドが汚染されるのを防止することが出
来、撮像ヘッドによる撮像精度を維持することが出来
る。更に、切換機構は、加工工具を平行移動により位置
切り換えするように構成されているので、加工工具の位
置切り換えを高精度に行うことが出来るとともに、切換
機構を簡単化出来且つ安価に製作することが出来る。
2と同様の効果が得られる。加えて、加工工具は、撮像
手段の撮像ヘッドよりもワーク表面に近い位置に配設さ
れているので、欠陥部位の加工時に発生する摩耗粉など
により撮像ヘッドが汚染されるのを防止することが出
来、撮像ヘッドによる撮像精度を維持することが出来
る。更に、切換機構は、加工工具を平行移動により位置
切り換えするように構成されているので、加工工具の位
置切り換えを高精度に行うことが出来るとともに、切換
機構を簡単化出来且つ安価に製作することが出来る。
【0027】請求項4の発明によれば、基本的に請求項
2と同様の効果が得られる。加えて、加工工具は、ワー
ク表面に対して撮像ヘッドと略同距離の位置に配設され
ているので、加工工具の加工位置への位置決め精度を更
に高めることが出来る。更に、切換機構は、撮像ヘッド
を撮像位置と所定角度揺動させた揺動位置とに揺動駆動
する揺動手段を含むので、欠陥部位の加工時に撮像ヘッ
ドを揺動位置に切り換えることにより、摩耗粉などによ
り撮像ヘッドが汚染されるのを防止することが出来、撮
像ヘッドによる撮像精度を維持することが出来る。
2と同様の効果が得られる。加えて、加工工具は、ワー
ク表面に対して撮像ヘッドと略同距離の位置に配設され
ているので、加工工具の加工位置への位置決め精度を更
に高めることが出来る。更に、切換機構は、撮像ヘッド
を撮像位置と所定角度揺動させた揺動位置とに揺動駆動
する揺動手段を含むので、欠陥部位の加工時に撮像ヘッ
ドを揺動位置に切り換えることにより、摩耗粉などによ
り撮像ヘッドが汚染されるのを防止することが出来、撮
像ヘッドによる撮像精度を維持することが出来る。
【0028】請求項5の発明によれば、基本的に請求項
3と同様の効果が得られる。加えて、移動駆動手段は直
交座標型ロボットで構成されているので、移動駆動手段
を比較的安価に製作出来るとともに、第2制御手段の制
御を簡単化出来且つその製作コストを低減することが出
来る。
3と同様の効果が得られる。加えて、移動駆動手段は直
交座標型ロボットで構成されているので、移動駆動手段
を比較的安価に製作出来るとともに、第2制御手段の制
御を簡単化出来且つその製作コストを低減することが出
来る。
【0029】請求項6の発明によれば、基本的に請求項
4と同様の効果が得られる。加えて、移動駆動手段は多
関節型ロボットで構成されているので、ヘッド支持部材
の移動駆動の自由度が高くなり、種々の形状のワークに
対するワーク加工装置の汎用性を高めることが出来る。
4と同様の効果が得られる。加えて、移動駆動手段は多
関節型ロボットで構成されているので、ヘッド支持部材
の移動駆動の自由度が高くなり、種々の形状のワークに
対するワーク加工装置の汎用性を高めることが出来る。
【0030】請求項7の発明によれば、基本的に請求項
5と同様の効果が得られる。加えて、加工工具は研磨ツ
ールであるので、ワークの欠陥部位に対する研磨加工の
処理速度と加工精度とを高めることが出来る。請求項8
の発明によれば、基本的に請求項6と同様の効果が得ら
れる。加えて、加工工具は研磨ツールであるので、ワー
クの欠陥部位に対する研磨加工の処理速度と加工精度と
を高めることが出来る。
5と同様の効果が得られる。加えて、加工工具は研磨ツ
ールであるので、ワークの欠陥部位に対する研磨加工の
処理速度と加工精度とを高めることが出来る。請求項8
の発明によれば、基本的に請求項6と同様の効果が得ら
れる。加えて、加工工具は研磨ツールであるので、ワー
クの欠陥部位に対する研磨加工の処理速度と加工精度と
を高めることが出来る。
【0031】
【実施例】 以下、本発明の実施例について図面に基い
て説明する。本実施例は、自動車製造工場の水研加工ラ
インにおける車体の水研加工方法及び水研加工装置に本
発明を適用したものである。尚、車体の前後左右を基準
に前後左右を定義して説明する。
て説明する。本実施例は、自動車製造工場の水研加工ラ
インにおける車体の水研加工方法及び水研加工装置に本
発明を適用したものである。尚、車体の前後左右を基準
に前後左右を定義して説明する。
【0032】先ず、水研加工ラインLについて説明す
る。図1に示すように、中塗塗装ライン(図示略)の下
流側に設けられた水研加工ラインLには、上流側から車
種検出ステーションL1、欠陥検出・研磨ステーション
L2、補修ステーションL3及び水洗ステーションL4
が設けられ、中塗りされて搬送されてきた車体Bは、水
研加工ラインLに設けられたチェーンコンベア1に移送
され、チェーンコンベア1により所定の搬送速度で搬送
されるようになっている。
る。図1に示すように、中塗塗装ライン(図示略)の下
流側に設けられた水研加工ラインLには、上流側から車
種検出ステーションL1、欠陥検出・研磨ステーション
L2、補修ステーションL3及び水洗ステーションL4
が設けられ、中塗りされて搬送されてきた車体Bは、水
研加工ラインLに設けられたチェーンコンベア1に移送
され、チェーンコンベア1により所定の搬送速度で搬送
されるようになっている。
【0033】車種検出ステーションL1には、車体Bの
車種を検出するための発光部2と受光部3からなる複数
の車種検出センサ4が設けられ、欠陥検出・研磨ステー
ションL2には、左右1対の走行用ベース5が設けら
れ、左側の走行用ベース5には直交座標型の第1・第2
ロボットR1・R2が配設され、右側の走行用ベース5
には直交座標型の第3ロボットR3が配設され、後述す
るように、第1ロボットR1には、車体Bのボンネッ
ト、ルーフ及びトランクリッドに設定された複数の撮像
領域Sを撮像するための撮像装置30と撮像領域Sの塗
装欠陥部位D(図6・図7参照)を研磨するための研磨
ツール40とが設けられ、第2・第3ロボットR2・R
3には、車体Bの左右のフロントフェンダ、ドア及びリ
ヤフェンダに設定された複数の撮像領域Sを撮像するた
めの撮像装置30Aと撮像領域Sの塗装欠陥部位Dを研
磨するための研磨ツール40Aとが設けられている。
車種を検出するための発光部2と受光部3からなる複数
の車種検出センサ4が設けられ、欠陥検出・研磨ステー
ションL2には、左右1対の走行用ベース5が設けら
れ、左側の走行用ベース5には直交座標型の第1・第2
ロボットR1・R2が配設され、右側の走行用ベース5
には直交座標型の第3ロボットR3が配設され、後述す
るように、第1ロボットR1には、車体Bのボンネッ
ト、ルーフ及びトランクリッドに設定された複数の撮像
領域Sを撮像するための撮像装置30と撮像領域Sの塗
装欠陥部位D(図6・図7参照)を研磨するための研磨
ツール40とが設けられ、第2・第3ロボットR2・R
3には、車体Bの左右のフロントフェンダ、ドア及びリ
ヤフェンダに設定された複数の撮像領域Sを撮像するた
めの撮像装置30Aと撮像領域Sの塗装欠陥部位Dを研
磨するための研磨ツール40Aとが設けられている。
【0034】撮像領域Sを撮像するときには、第1〜第
3ロボットR1〜R3を車体Bの搬送方向と逆方向に所
定速度で走行させながら、第1〜第3ロボットR1〜R
3の撮像装置30により撮像領域Sを所定のタイミング
毎に撮像し、撮像した画像信号を処理して得られる画像
データから塗装欠陥部位Dが検出されると、直ちに塗装
欠陥部位Dが検出された撮像領域Sに対応するロボット
を車体Bの搬送方向に車体Bと同期移動させながら研磨
ツール40で塗装欠陥部位Dを研磨するようになってい
る。尚、第1〜第3ロボットR1〜R3の初期位置は、
左右の走行用ベース5の略中央部に設定されている。
3ロボットR1〜R3を車体Bの搬送方向と逆方向に所
定速度で走行させながら、第1〜第3ロボットR1〜R
3の撮像装置30により撮像領域Sを所定のタイミング
毎に撮像し、撮像した画像信号を処理して得られる画像
データから塗装欠陥部位Dが検出されると、直ちに塗装
欠陥部位Dが検出された撮像領域Sに対応するロボット
を車体Bの搬送方向に車体Bと同期移動させながら研磨
ツール40で塗装欠陥部位Dを研磨するようになってい
る。尚、第1〜第3ロボットR1〜R3の初期位置は、
左右の走行用ベース5の略中央部に設定されている。
【0035】補修ステーションL3は、塗装欠陥部位D
の数が多く所定のラインタクト内で第1〜第3ロボット
R1〜R3が全ての塗装欠陥部位Dを研磨できない場合
に、作業者により残った塗装欠陥部位Dを研磨するため
に設けられている。水洗ステーションL4には、複数の
水洗シャワー6と水洗ブラシ7・8が設けられ、研磨後
の車体Bの水洗いをするようになっている。
の数が多く所定のラインタクト内で第1〜第3ロボット
R1〜R3が全ての塗装欠陥部位Dを研磨できない場合
に、作業者により残った塗装欠陥部位Dを研磨するため
に設けられている。水洗ステーションL4には、複数の
水洗シャワー6と水洗ブラシ7・8が設けられ、研磨後
の車体Bの水洗いをするようになっている。
【0036】次に、第1ロボットR1の機械的構造につ
いて説明する。図2に示すように、左側の走行用ベース
5には、可動コラム10が走行用ベース5に沿って前後
方向(X軸方向)に移動自在に設けられ、可動コラム1
0には、可動ビーム11が可動コラム10に沿って上下
方向(Z軸方向)に移動自在に設けられ、可動ビーム1
1には、3組の可動ブロック12が左右方向に所定間隔
おきに且つ可動ビーム11に沿って左右方向(Y軸方
向)に夫々移動自在に設けられている。
いて説明する。図2に示すように、左側の走行用ベース
5には、可動コラム10が走行用ベース5に沿って前後
方向(X軸方向)に移動自在に設けられ、可動コラム1
0には、可動ビーム11が可動コラム10に沿って上下
方向(Z軸方向)に移動自在に設けられ、可動ビーム1
1には、3組の可動ブロック12が左右方向に所定間隔
おきに且つ可動ビーム11に沿って左右方向(Y軸方
向)に夫々移動自在に設けられている。
【0037】走行用ベース5には略全長に亙ってラック
部材(図示略)が設けられ、可動コラム10の基端部に
はサーボモータ13とサーボモータ13で回転駆動され
且つラック部材に噛合したピニオン(図示略)が設けら
れ、サーボモータ13を回転駆動することにより、可動
コラム10は前後方向に移動駆動されるようになってい
る。
部材(図示略)が設けられ、可動コラム10の基端部に
はサーボモータ13とサーボモータ13で回転駆動され
且つラック部材に噛合したピニオン(図示略)が設けら
れ、サーボモータ13を回転駆動することにより、可動
コラム10は前後方向に移動駆動されるようになってい
る。
【0038】可動コラム10にはボールネジシャフト1
4が上下方向向きに設けられ、可動コラム10の上端に
はボールネジシャフト14を回転駆動するサーボモータ
15が設けられ、可動ビーム11の左端部にはボールネ
ジシャフト14に螺合したボールネジナット(図示略)
が設けられ、サーボモータ15を回転駆動することによ
り、可動ビーム11は上下方向に移動駆動されるように
なっている。可動ビーム11にはボールネジシャフト
(図示略)が左右方向向きに設けられ、可動ビーム11
の右端部にはボールネジシャフトを回転駆動するサーボ
モータ16が設けられ、3組の可動ブロック12にはボ
ールネジシャフトに螺合したボールネジナット(図示
略)が夫々設けられ、サーボモータ16を回転駆動する
ことにより、可動ブロック12は左右方向に同時に移動
駆動されるようになっており、可動ブロック12の下端
には、取付部17aを有するベース部材17が設けられ
ている。
4が上下方向向きに設けられ、可動コラム10の上端に
はボールネジシャフト14を回転駆動するサーボモータ
15が設けられ、可動ビーム11の左端部にはボールネ
ジシャフト14に螺合したボールネジナット(図示略)
が設けられ、サーボモータ15を回転駆動することによ
り、可動ビーム11は上下方向に移動駆動されるように
なっている。可動ビーム11にはボールネジシャフト
(図示略)が左右方向向きに設けられ、可動ビーム11
の右端部にはボールネジシャフトを回転駆動するサーボ
モータ16が設けられ、3組の可動ブロック12にはボ
ールネジシャフトに螺合したボールネジナット(図示
略)が夫々設けられ、サーボモータ16を回転駆動する
ことにより、可動ブロック12は左右方向に同時に移動
駆動されるようになっており、可動ブロック12の下端
には、取付部17aを有するベース部材17が設けられ
ている。
【0039】このように構成された第1ロボットR1の
3組のベース部材17の取付部17aには、撮像装置3
0とこれに対応する研磨ツール40とを共通に装着する
ためのヘッド支持部材20が夫々固着されている。尚、
3組の撮像装置30と研磨ツール40はヘッド支持部材
20に同様に設けられているので、右側のヘッド支持部
材20に設けられた撮像装置30と研磨ツール40につ
いて説明する。
3組のベース部材17の取付部17aには、撮像装置3
0とこれに対応する研磨ツール40とを共通に装着する
ためのヘッド支持部材20が夫々固着されている。尚、
3組の撮像装置30と研磨ツール40はヘッド支持部材
20に同様に設けられているので、右側のヘッド支持部
材20に設けられた撮像装置30と研磨ツール40につ
いて説明する。
【0040】先ず、撮像装置30について説明する。図
3・図4に示すように、ヘッド支持部材20の中段部に
は連結部材が設けられ、連結部材には軸部材23が前後
方向向きに且つ軸心回りに回転自在に設けられ、撮像装
置30は、軸部材23に固着のブラケット部材24を介
して軸部材23の後端側に設けられている。
3・図4に示すように、ヘッド支持部材20の中段部に
は連結部材が設けられ、連結部材には軸部材23が前後
方向向きに且つ軸心回りに回転自在に設けられ、撮像装
置30は、軸部材23に固着のブラケット部材24を介
して軸部材23の後端側に設けられている。
【0041】撮像装置30は、ブラケット部材24の下
端に固着され車体Bに照射光を投光する投光器31と、
投光器31の前壁部に固着の左右のケーシング部材32
に夫々上下方向向きに収容された左右1対のCCDカメ
ラ33などで構成されている。また、前記連結部材には
軸部材23を回転駆動するサーボモータ25が設けら
れ、サーボモータ25を回転駆動することにより、撮像
装置30は軸部材23の軸心回りに回転駆動され、車体
Bの撮像領域Sの曲面形状に対応した所定の撮像姿勢に
設定できるようになっている。
端に固着され車体Bに照射光を投光する投光器31と、
投光器31の前壁部に固着の左右のケーシング部材32
に夫々上下方向向きに収容された左右1対のCCDカメ
ラ33などで構成されている。また、前記連結部材には
軸部材23を回転駆動するサーボモータ25が設けら
れ、サーボモータ25を回転駆動することにより、撮像
装置30は軸部材23の軸心回りに回転駆動され、車体
Bの撮像領域Sの曲面形状に対応した所定の撮像姿勢に
設定できるようになっている。
【0042】左右のケーシング部材32の下端にはシャ
ッタ部材34が夫々設けられ、シャッタ部材34はエア
シリンダ35により開位置と閉位置とに位置切換可能に
なっており、シャッタ部材34が開位置に切換えられる
と、ケーシング部材32の下端が開放されてCCDカメ
ラ33が車体Bを撮像可能になり、シャッタ部材34が
閉位置に切換えられると、CCDカメラ33はケーシン
グ部材32内に密封されるようになっている。
ッタ部材34が夫々設けられ、シャッタ部材34はエア
シリンダ35により開位置と閉位置とに位置切換可能に
なっており、シャッタ部材34が開位置に切換えられる
と、ケーシング部材32の下端が開放されてCCDカメ
ラ33が車体Bを撮像可能になり、シャッタ部材34が
閉位置に切換えられると、CCDカメラ33はケーシン
グ部材32内に密封されるようになっている。
【0043】次に、研磨ツール40について説明する。
ヘッド支持部材20の下段部には連結部材26が設けら
れ、連結部材26には、切換機構50の駆動部をなす油
圧シリンダ51が前後方向向きに設けられ、油圧シリン
ダ51のロッド51aにはブラケット部材27が固着さ
れ、ブラケット部材27の下端には砥石41を有する研
磨ツール40が上下方向向きに設けられている。このよ
うに研磨ツール40をヘッド支持部材20に設けること
により、研磨ツール40は撮像装置30のCCDカメラ
33より車体Bに近い位置に配設されている。研磨ツー
ル40の内部には、砥石41を回転駆動するモータ42
と、塗装欠陥部位Dを研磨する際に砥石41の塗装欠陥
部位Dに対する押付力を検出するための力センサ43が
設けられている。
ヘッド支持部材20の下段部には連結部材26が設けら
れ、連結部材26には、切換機構50の駆動部をなす油
圧シリンダ51が前後方向向きに設けられ、油圧シリン
ダ51のロッド51aにはブラケット部材27が固着さ
れ、ブラケット部材27の下端には砥石41を有する研
磨ツール40が上下方向向きに設けられている。このよ
うに研磨ツール40をヘッド支持部材20に設けること
により、研磨ツール40は撮像装置30のCCDカメラ
33より車体Bに近い位置に配設されている。研磨ツー
ル40の内部には、砥石41を回転駆動するモータ42
と、塗装欠陥部位Dを研磨する際に砥石41の塗装欠陥
部位Dに対する押付力を検出するための力センサ43が
設けられている。
【0044】油圧シリンダ51を駆動することにより、
研磨ツール40は連結部材26側へ退いた退避位置(図
3に実線図示)と左右のCCDカメラ33の下方に位置
した基準位置(図3に2点鎖線図示)とに位置切換可能
になっている。また、連結部材26にはロッド51aを
介して研磨ツール40を前後方向向きの軸心回りに回転
駆動するサーボモータ28が設けられ、車体Bの曲面形
状に対応した所定の研磨姿勢にして研磨できるようにな
っている。
研磨ツール40は連結部材26側へ退いた退避位置(図
3に実線図示)と左右のCCDカメラ33の下方に位置
した基準位置(図3に2点鎖線図示)とに位置切換可能
になっている。また、連結部材26にはロッド51aを
介して研磨ツール40を前後方向向きの軸心回りに回転
駆動するサーボモータ28が設けられ、車体Bの曲面形
状に対応した所定の研磨姿勢にして研磨できるようにな
っている。
【0045】次に、第2・第3ロボットR2・R3の機
械的構造について説明する。尚、第2・第3ロボットR
2・R3は同様の構造なので第3ロボットR3について
説明し、第2ロボットR2の説明は省略する。また、第
2・第3ロボットR2・R3は、基本的に第1ロボット
R1と同様の部材を用いて構成されているので、同様の
部材には同様の符号を付して簡単に説明する。
械的構造について説明する。尚、第2・第3ロボットR
2・R3は同様の構造なので第3ロボットR3について
説明し、第2ロボットR2の説明は省略する。また、第
2・第3ロボットR2・R3は、基本的に第1ロボット
R1と同様の部材を用いて構成されているので、同様の
部材には同様の符号を付して簡単に説明する。
【0046】図5に示すように、右側の走行用ベース5
には、可動コラム10Aが走行用ベース5に沿って前後
方向に移動自在に設けられ、可動コラム10Aには、3
組の可動ブロック12Aが上下方向に所定間隔おきに且
つ可動コラム10Aに沿って上下方向に夫々移動自在に
設けられている。走行用ベース5には略全長に亙ってラ
ック部材(図示略)が設けられ、可動コラム10Aの基
端部にはサーボモータ13Aとサーボモータ13Aで回
転駆動され且つラック部材に噛合したピニオン(図示
略)が設けられ、サーボモータ13Aを回転駆動するこ
とにより、可動コラム10Aは前後方向に移動駆動され
るようになっている。
には、可動コラム10Aが走行用ベース5に沿って前後
方向に移動自在に設けられ、可動コラム10Aには、3
組の可動ブロック12Aが上下方向に所定間隔おきに且
つ可動コラム10Aに沿って上下方向に夫々移動自在に
設けられている。走行用ベース5には略全長に亙ってラ
ック部材(図示略)が設けられ、可動コラム10Aの基
端部にはサーボモータ13Aとサーボモータ13Aで回
転駆動され且つラック部材に噛合したピニオン(図示
略)が設けられ、サーボモータ13Aを回転駆動するこ
とにより、可動コラム10Aは前後方向に移動駆動され
るようになっている。
【0047】可動コラム10Aにはボールネジシャフト
(図示略)が上下方向向きに設けられ、可動コラム10
Aの上端にはボールネジシャフトを回転駆動するサーボ
モータ15Aが設けられ、可動ブロック12Aにはボー
ルネジシャフトに螺合したボールネジナット(図示略)
が設けられ、サーボモータ15Aを回転駆動することに
より、可動ブロック12Aは上下方向に同時に移動駆動
されるようになっている。可動ブロック12Aの左端に
はベース部材17Aが設けられ、ベース部材17A内に
はボールネジシャフトとボールネジシャフトに螺合した
ボールネジナットとボールネジナットを回転駆動するた
めのサーボモータ18などが設けられ、サーボモータ1
8を回転駆動することにより、ボールネジシャフトは左
右方向に移動駆動されるようになっている。
(図示略)が上下方向向きに設けられ、可動コラム10
Aの上端にはボールネジシャフトを回転駆動するサーボ
モータ15Aが設けられ、可動ブロック12Aにはボー
ルネジシャフトに螺合したボールネジナット(図示略)
が設けられ、サーボモータ15Aを回転駆動することに
より、可動ブロック12Aは上下方向に同時に移動駆動
されるようになっている。可動ブロック12Aの左端に
はベース部材17Aが設けられ、ベース部材17A内に
はボールネジシャフトとボールネジシャフトに螺合した
ボールネジナットとボールネジナットを回転駆動するた
めのサーボモータ18などが設けられ、サーボモータ1
8を回転駆動することにより、ボールネジシャフトは左
右方向に移動駆動されるようになっている。
【0048】このように構成された第3ロボットR3の
3組のベース部材17Aには、夫々撮像装置30Aと研
磨ツール40Aとを共通に装着するためのヘッド支持部
材20Aが左右方向向きに設けられ、ヘッド支持部材1
7Aの右端部はベース部材17A内のボールネジシャフ
トに連結されている。ヘッド支持部材20Aの右端近傍
部と左端部には連結部材22A・26Aが夫々設けら
れ、連結部材22A・26Aには、夫々軸部材23Aと
油圧シリンダ51Aのロッドを介して撮像装置30Aと
研磨ツール40Aとが左右方向向きに設けられている。
このように撮像装置30Aと研磨ツール40Aとを設け
ることにより、研磨ツール40Aは撮像装置30Aの上
下のCCDカメラ33より車体Bに近い位置に配設され
ている。
3組のベース部材17Aには、夫々撮像装置30Aと研
磨ツール40Aとを共通に装着するためのヘッド支持部
材20Aが左右方向向きに設けられ、ヘッド支持部材1
7Aの右端部はベース部材17A内のボールネジシャフ
トに連結されている。ヘッド支持部材20Aの右端近傍
部と左端部には連結部材22A・26Aが夫々設けら
れ、連結部材22A・26Aには、夫々軸部材23Aと
油圧シリンダ51Aのロッドを介して撮像装置30Aと
研磨ツール40Aとが左右方向向きに設けられている。
このように撮像装置30Aと研磨ツール40Aとを設け
ることにより、研磨ツール40Aは撮像装置30Aの上
下のCCDカメラ33より車体Bに近い位置に配設され
ている。
【0049】撮像装置30Aと研磨ツール40Aはサー
ボモータ25A・28Aにより夫々前後方向向きの軸心
回りに回転駆動されるようになっており、また、油圧シ
リンダ51Aを駆動することにより、研磨ツール40A
は連結部材26A側に位置した退避位置と撮像装置30
Aの上下のCCDカメラ33の左方に位置した基準位置
とに位置切り換えされるようになっている。尚、上下の
CCDカメラ33のケーシング部材32Aにはシャッタ
部材とシャッタ部材を開閉するエアシリンダ35が設け
られている。
ボモータ25A・28Aにより夫々前後方向向きの軸心
回りに回転駆動されるようになっており、また、油圧シ
リンダ51Aを駆動することにより、研磨ツール40A
は連結部材26A側に位置した退避位置と撮像装置30
Aの上下のCCDカメラ33の左方に位置した基準位置
とに位置切り換えされるようになっている。尚、上下の
CCDカメラ33のケーシング部材32Aにはシャッタ
部材とシャッタ部材を開閉するエアシリンダ35が設け
られている。
【0050】ここで、車体Bに予め設定された撮像領域
SについてボンネットBNを例に説明する。図6に示す
ように、ボンネットBNは12個の撮像領域Sに分割さ
れ、左右に並んだ3組の撮像領域Sは、第1ロボットR
1の対応する3組の撮像装置30により所定のタイミン
グ毎に同時に夫々撮像され、図7に示すように、撮像装
置30の左右のCCDカメラ33は、撮像領域Sの左右
の相互に重畳する部分を有する小撮像領域を夫々撮像す
るようになっている。
SについてボンネットBNを例に説明する。図6に示す
ように、ボンネットBNは12個の撮像領域Sに分割さ
れ、左右に並んだ3組の撮像領域Sは、第1ロボットR
1の対応する3組の撮像装置30により所定のタイミン
グ毎に同時に夫々撮像され、図7に示すように、撮像装
置30の左右のCCDカメラ33は、撮像領域Sの左右
の相互に重畳する部分を有する小撮像領域を夫々撮像す
るようになっている。
【0051】撮像領域Sの中心点は、撮像領域Sに設定
された2次元座標系の原点Oに設定され、撮像装置30
が撮像領域Sを撮像する際には、左右のCCDカメラ3
3は、第1ロボットR1及びサーボモータ25を制御す
ることにより、左右のCCDカメラ33の撮像中心軸C
(図3・図4参照)が撮像領域Sの原点Oを通る法線と
一致し且つ撮像領域Sから上方へ所定距離離隔した撮像
位置に設定されるようになっている。
された2次元座標系の原点Oに設定され、撮像装置30
が撮像領域Sを撮像する際には、左右のCCDカメラ3
3は、第1ロボットR1及びサーボモータ25を制御す
ることにより、左右のCCDカメラ33の撮像中心軸C
(図3・図4参照)が撮像領域Sの原点Oを通る法線と
一致し且つ撮像領域Sから上方へ所定距離離隔した撮像
位置に設定されるようになっている。
【0052】図7に示すように、研磨ツール40が退避
位置(1点鎖線図示)に切換えられているときには、研
磨ツール40は撮像領域S外に位置し、研磨ツール40
が基準位置(2点鎖線図示)に切換えられていて且つ撮
像領域Sに対して所定の研磨位置に設定されているとき
には、前記のように撮像位置に設定された左右のCCD
カメラ33の撮像中心軸Cと研磨ツール40の軸心とが
略一致するようになっている。尚、ボンネットBN以外
の車体Bのその他の部分も同様に撮像領域Sが予め設定
されている。
位置(1点鎖線図示)に切換えられているときには、研
磨ツール40は撮像領域S外に位置し、研磨ツール40
が基準位置(2点鎖線図示)に切換えられていて且つ撮
像領域Sに対して所定の研磨位置に設定されているとき
には、前記のように撮像位置に設定された左右のCCD
カメラ33の撮像中心軸Cと研磨ツール40の軸心とが
略一致するようになっている。尚、ボンネットBN以外
の車体Bのその他の部分も同様に撮像領域Sが予め設定
されている。
【0053】次に、水研加工ラインLに設けられた各種
制御装置について説明する。車種検出ステーションL1
の上流側にはチェーンコンベア1を制御するコンベア制
御装置61が配設され、車種検出ステーションL1には
複数の車種検出センサ4からの検出信号に基いて車種を
検出する車種検出装置62が配設され、欠陥検出・研磨
ステーションL2には第1〜第3ロボットR1〜R3な
どを制御する制御装置70が配設され、補修ステーショ
ンL3には欠陥表示装置などを備えた欠陥監視装置63
が配設されている。
制御装置について説明する。車種検出ステーションL1
の上流側にはチェーンコンベア1を制御するコンベア制
御装置61が配設され、車種検出ステーションL1には
複数の車種検出センサ4からの検出信号に基いて車種を
検出する車種検出装置62が配設され、欠陥検出・研磨
ステーションL2には第1〜第3ロボットR1〜R3な
どを制御する制御装置70が配設され、補修ステーショ
ンL3には欠陥表示装置などを備えた欠陥監視装置63
が配設されている。
【0054】図8に示すように、制御装置70は、第1
〜第3ロボットR1〜R3とこれらに夫々設けられたサ
ーボモータ25・25A・28・28Aと油圧シリンダ
51・51Aなどを制御する第1〜第3ロボット制御部
71〜73と、第1〜第3ロボットR1〜R3に夫々設
けられた3組の撮像装置30・30Aからの画像信号を
処理するするとともに投光器31とエアシリンダ35を
制御する第1〜第3画像処理部74〜76と、第1〜第
3ロボットR1〜R3に夫々設けられた3組の研磨ツー
ル40・40Aを制御する第1〜第3研磨ツール制御部
77〜79などで構成されている。
〜第3ロボットR1〜R3とこれらに夫々設けられたサ
ーボモータ25・25A・28・28Aと油圧シリンダ
51・51Aなどを制御する第1〜第3ロボット制御部
71〜73と、第1〜第3ロボットR1〜R3に夫々設
けられた3組の撮像装置30・30Aからの画像信号を
処理するするとともに投光器31とエアシリンダ35を
制御する第1〜第3画像処理部74〜76と、第1〜第
3ロボットR1〜R3に夫々設けられた3組の研磨ツー
ル40・40Aを制御する第1〜第3研磨ツール制御部
77〜79などで構成されている。
【0055】第1〜第3ロボット制御部71〜73と第
1〜第3画像処理部74〜76と第1〜第3研磨ツール
制御部77〜79とは夫々相互に制御データを転送可能
にバスで接続され、第1〜第3ロボット制御部71〜7
3とコンベア制御装置61及び車種検出装置62とは図
示のようにバスで接続され、チェ−ンコンベア1の搬送
パルス信号と車種データとが第1〜第3ロボット制御部
71〜73に入力されるとともに、第1〜第3ロボット
制御部71〜73から第1〜第3画像処理部74〜76
と第1〜第3研磨ツール制御部77〜79に入力される
ようになっている。また、第1〜第3ロボット制御部7
1〜73と欠陥監視装置63とは図示のように接続さ
れ、塗装欠陥数や研磨処理状況などの種々のデータが欠
陥監視装置63に入力されるようになっている。
1〜第3画像処理部74〜76と第1〜第3研磨ツール
制御部77〜79とは夫々相互に制御データを転送可能
にバスで接続され、第1〜第3ロボット制御部71〜7
3とコンベア制御装置61及び車種検出装置62とは図
示のようにバスで接続され、チェ−ンコンベア1の搬送
パルス信号と車種データとが第1〜第3ロボット制御部
71〜73に入力されるとともに、第1〜第3ロボット
制御部71〜73から第1〜第3画像処理部74〜76
と第1〜第3研磨ツール制御部77〜79に入力される
ようになっている。また、第1〜第3ロボット制御部7
1〜73と欠陥監視装置63とは図示のように接続さ
れ、塗装欠陥数や研磨処理状況などの種々のデータが欠
陥監視装置63に入力されるようになっている。
【0056】第1〜第3ロボット制御部71〜73、第
1〜第3画像データ処理部74〜76及び第1〜第3研
磨ツール制御部77〜79は、夫々CPUとROMとR
AMとを含むコンピュータと入出力インターフェイスと
ドライバなどを備え、第1〜第3ロボット制御部71〜
73のROMには、第1〜第3ロボットR1〜R3の走
行速度及び走行姿勢と撮像装置30・30Aの撮像位置
及び研磨ツール40・40Aの研磨位置とを制御する後
述の車種毎のロボット制御プログラムが夫々格納されて
いる。
1〜第3画像データ処理部74〜76及び第1〜第3研
磨ツール制御部77〜79は、夫々CPUとROMとR
AMとを含むコンピュータと入出力インターフェイスと
ドライバなどを備え、第1〜第3ロボット制御部71〜
73のROMには、第1〜第3ロボットR1〜R3の走
行速度及び走行姿勢と撮像装置30・30Aの撮像位置
及び研磨ツール40・40Aの研磨位置とを制御する後
述の車種毎のロボット制御プログラムが夫々格納されて
いる。
【0057】第1〜第3画像処理部74〜76のROM
には、撮像装置30・30Aからの画像信号に基いて塗
装欠陥部位Dとその位置とを検出する後述の画像処理制
御プログラムが夫々格納され、第1〜第3研磨ツール制
御部77〜79のROMには、第1〜第3ロボット制御
部71〜73及び第1〜第3画像処理部74〜76から
の制御データに基いて研磨条件などを設定する後述の研
磨制御プログラムが夫々格納されている。
には、撮像装置30・30Aからの画像信号に基いて塗
装欠陥部位Dとその位置とを検出する後述の画像処理制
御プログラムが夫々格納され、第1〜第3研磨ツール制
御部77〜79のROMには、第1〜第3ロボット制御
部71〜73及び第1〜第3画像処理部74〜76から
の制御データに基いて研磨条件などを設定する後述の研
磨制御プログラムが夫々格納されている。
【0058】次に、ロボット制御、画像処理制御及び研
磨制御について、図9〜図12のフローチャートに基い
て説明する。尚、第1〜第3ロボット制御部71〜73
で実行される制御、第1〜第3画像処理部74〜76で
実行される制御及び第1〜第3研磨ツール制御部77〜
79で実行される制御は夫々略同様なので、以下の説明
では、第1ロボット制御部71・第1画像処理部74及
び第1研磨ツール制御部77で実行される制御について
説明し、これら以外の制御については補足的に説明を加
える。
磨制御について、図9〜図12のフローチャートに基い
て説明する。尚、第1〜第3ロボット制御部71〜73
で実行される制御、第1〜第3画像処理部74〜76で
実行される制御及び第1〜第3研磨ツール制御部77〜
79で実行される制御は夫々略同様なので、以下の説明
では、第1ロボット制御部71・第1画像処理部74及
び第1研磨ツール制御部77で実行される制御について
説明し、これら以外の制御については補足的に説明を加
える。
【0059】尚、図9・図10はロボット制御のルーチ
ンを示し、図11・図12は、夫々ロボット制御と協働
している画像処理制御のルーチンと研磨制御ルーチンと
を示し、図中Si(i=1、2、・・・)は各ステップ
を示す。また、車種検出ステーションL1の所定位置に
車体Bが搬送されたときに、その車体Bの車種データが
制御装置70に入力されて、各ルーチンが起動するもの
とする。
ンを示し、図11・図12は、夫々ロボット制御と協働
している画像処理制御のルーチンと研磨制御ルーチンと
を示し、図中Si(i=1、2、・・・)は各ステップ
を示す。また、車種検出ステーションL1の所定位置に
車体Bが搬送されたときに、その車体Bの車種データが
制御装置70に入力されて、各ルーチンが起動するもの
とする。
【0060】車種データが入力されると、サーボモータ
15・16が駆動されて撮像装置30が最初の撮像領域
Sであるボンネットを撮像可能な高さ位置及び左右方向
の位置に設定されるとともに、撮像装置30の撮像位置
の設定タイミングを計時するソフトタイマや設定タイミ
ングの回数をカウントするカウンタのクリヤなどの初期
設定が行われる(S1)。尚、設定タイミング間間隔は
コンベア1の搬送速度とロボットR1〜R3の逆送速度
とに基いて決定され、設定タイミングはクロック信号を
カウントするソフトタイマにより計時される。この設定
タイミング回数は、各撮像装置30が車体Bの全長に亙
って撮像する撮像領域Sの数に等しい。
15・16が駆動されて撮像装置30が最初の撮像領域
Sであるボンネットを撮像可能な高さ位置及び左右方向
の位置に設定されるとともに、撮像装置30の撮像位置
の設定タイミングを計時するソフトタイマや設定タイミ
ングの回数をカウントするカウンタのクリヤなどの初期
設定が行われる(S1)。尚、設定タイミング間間隔は
コンベア1の搬送速度とロボットR1〜R3の逆送速度
とに基いて決定され、設定タイミングはクロック信号を
カウントするソフトタイマにより計時される。この設定
タイミング回数は、各撮像装置30が車体Bの全長に亙
って撮像する撮像領域Sの数に等しい。
【0061】次に車体Bが欠陥検出・研磨ステーション
L2の所定位置まで搬送されたか否かが判定され(S
2)、車体Bが所定位置に搬送されるまでは(S2:N
o)、第1ロボットR1は初期位置に待機している。こ
の所定位置は、図1に2点鎖線で示したように、車体B
の前端部が初期位置に位置している第1ロボットR1よ
り所定距離上流側まで搬送されてきた位置であり、この
位置に車体Bが搬送されたか否かは、車種データが入力
された時点以降の搬送パルス信号をカウントすることに
より判定される。
L2の所定位置まで搬送されたか否かが判定され(S
2)、車体Bが所定位置に搬送されるまでは(S2:N
o)、第1ロボットR1は初期位置に待機している。こ
の所定位置は、図1に2点鎖線で示したように、車体B
の前端部が初期位置に位置している第1ロボットR1よ
り所定距離上流側まで搬送されてきた位置であり、この
位置に車体Bが搬送されたか否かは、車種データが入力
された時点以降の搬送パルス信号をカウントすることに
より判定される。
【0062】車体Bが所定位置まで搬送されると(S
2:Yes)、サーボモータ13が回転駆動され、第1
ロボットR1は、車種データと車体Bの搬送速度に基い
て演算された所定の速度で車体Bの搬送方向と逆方向に
走行を開始する(S3)。尚、このとき第2・第3ロボ
ットR2・R3も同一速度で逆方向に走行を開始する。
次に、車体Bの前端部が第1ロボットR1の真下にさし
かかる直前から第1ロボットR1の走行姿勢制御が開始
され(S4)、各撮像装置30が車体Bの形状に応じて
所定の撮像高さ位置及び左右方向の所定位置に位置する
ようにサーボモータ15・16が制御される。
2:Yes)、サーボモータ13が回転駆動され、第1
ロボットR1は、車種データと車体Bの搬送速度に基い
て演算された所定の速度で車体Bの搬送方向と逆方向に
走行を開始する(S3)。尚、このとき第2・第3ロボ
ットR2・R3も同一速度で逆方向に走行を開始する。
次に、車体Bの前端部が第1ロボットR1の真下にさし
かかる直前から第1ロボットR1の走行姿勢制御が開始
され(S4)、各撮像装置30が車体Bの形状に応じて
所定の撮像高さ位置及び左右方向の所定位置に位置する
ようにサーボモータ15・16が制御される。
【0063】次に撮像位置設定タイミングか否かが判定
され(S5)、設定タイミングでないとき(S5:N
o)、即ち3組の撮像装置30がボンネットの前端部の
対応する撮像領域S近くに位置していないときには待機
し、設定タイミングになると(S5:Yes)、サーボ
モータ25が回転駆動されて撮像装置30の投光器31
とCCDカメラ33が所定の撮像位置に設定され(S
6)、次にカウンタがインクリメントされる(S7)、
次に塗装欠陥部位Dが検出された場合に第1画像処理部
74から停止指令信号が入力されているか否かが判定さ
れ(S8)、停止指令信号が入力されないときには(S
8:No)、次に撮像位置を所定回数設定したか否かが
判定され(S9)、この場合は所定回数設定していない
ので(S9:No)S5に移行し、S6〜S8が繰り返
される。
され(S5)、設定タイミングでないとき(S5:N
o)、即ち3組の撮像装置30がボンネットの前端部の
対応する撮像領域S近くに位置していないときには待機
し、設定タイミングになると(S5:Yes)、サーボ
モータ25が回転駆動されて撮像装置30の投光器31
とCCDカメラ33が所定の撮像位置に設定され(S
6)、次にカウンタがインクリメントされる(S7)、
次に塗装欠陥部位Dが検出された場合に第1画像処理部
74から停止指令信号が入力されているか否かが判定さ
れ(S8)、停止指令信号が入力されないときには(S
8:No)、次に撮像位置を所定回数設定したか否かが
判定され(S9)、この場合は所定回数設定していない
ので(S9:No)S5に移行し、S6〜S8が繰り返
される。
【0064】一方、画像処理ルーチンでは、車種データ
が入力されると、撮影タイミングを計時するカウンタや
撮像回数をカウントするカウンタのクリヤなどの初期設
定が行われる(S31)。この撮像回数は、各撮像装置
30が車体Bの全長に亙って撮像する撮像領域Sの数に
等しい。次に各撮像装置30の投光器31が点灯され
(S32)、次に各エアシリンダ35が駆動されてシャ
ッタ部材34が開位置に切換えられ(S33)、次にボ
ンネットの前端部の撮像領域Sを撮像する撮像タイミン
グになるまで待機し(S34:No)、撮像タイミング
になると(S34:Yes)、CCDカメラ33により
ボンネットの前端部の対応する撮像領域Sが撮像され
(S35)、次にカウンタがインクリメントされる(S
36)。
が入力されると、撮影タイミングを計時するカウンタや
撮像回数をカウントするカウンタのクリヤなどの初期設
定が行われる(S31)。この撮像回数は、各撮像装置
30が車体Bの全長に亙って撮像する撮像領域Sの数に
等しい。次に各撮像装置30の投光器31が点灯され
(S32)、次に各エアシリンダ35が駆動されてシャ
ッタ部材34が開位置に切換えられ(S33)、次にボ
ンネットの前端部の撮像領域Sを撮像する撮像タイミン
グになるまで待機し(S34:No)、撮像タイミング
になると(S34:Yes)、CCDカメラ33により
ボンネットの前端部の対応する撮像領域Sが撮像され
(S35)、次にカウンタがインクリメントされる(S
36)。
【0065】次にCCDカメラ33からの画像信号に2
値化処理及び2値化処理で得られた画像データを解析し
て塗装欠陥部位Dを検出する処理を含む画像データ処理
が施され(S37)、次に塗装欠陥部位Dの有無が判定
され(S38)、塗装欠陥部位Dが検出されないときに
は(S38:No)、所定回数撮像したか否かが判定さ
れ(S45)、この場合、所定回数撮像していないので
(S45:No)、S34に移行してS35〜S38が
繰り返される。一方、塗装欠陥部位Dが検出されたとき
には(S38:Yes)、第1ロボット制御部71に停
止指令信号が出力される(S39)。
値化処理及び2値化処理で得られた画像データを解析し
て塗装欠陥部位Dを検出する処理を含む画像データ処理
が施され(S37)、次に塗装欠陥部位Dの有無が判定
され(S38)、塗装欠陥部位Dが検出されないときに
は(S38:No)、所定回数撮像したか否かが判定さ
れ(S45)、この場合、所定回数撮像していないので
(S45:No)、S34に移行してS35〜S38が
繰り返される。一方、塗装欠陥部位Dが検出されたとき
には(S38:Yes)、第1ロボット制御部71に停
止指令信号が出力される(S39)。
【0066】研磨制御ルーチンにおいては、車種データ
が入力されると、1つの車体Bについて欠陥検出・研磨
作業が完了した場合に第1ロボット制御部71から入力
される作業完了信号が入力されているか否かが判定され
(S51)、この場合作業完了信号が入力されていない
ので(S51:No)、次に第1画像処理部74からの
欠陥発生撮像領域データ、即ち所定のタイミング毎に撮
像される3組の撮像領域Sのうちのどの撮像領域Sに塗
装欠陥部位Dが検出されたのかを示すデータと、研磨グ
レードデータ、即ち、塗装欠陥部位Dに施すべき研磨度
が重研磨か中研磨か軽研磨かの3段階の研磨グレードデ
ータが入力されているか否かが判定され(S52)、入
力されていない場合には(S52:No)、S51・S
52を繰り返す。
が入力されると、1つの車体Bについて欠陥検出・研磨
作業が完了した場合に第1ロボット制御部71から入力
される作業完了信号が入力されているか否かが判定され
(S51)、この場合作業完了信号が入力されていない
ので(S51:No)、次に第1画像処理部74からの
欠陥発生撮像領域データ、即ち所定のタイミング毎に撮
像される3組の撮像領域Sのうちのどの撮像領域Sに塗
装欠陥部位Dが検出されたのかを示すデータと、研磨グ
レードデータ、即ち、塗装欠陥部位Dに施すべき研磨度
が重研磨か中研磨か軽研磨かの3段階の研磨グレードデ
ータが入力されているか否かが判定され(S52)、入
力されていない場合には(S52:No)、S51・S
52を繰り返す。
【0067】このようにして所定タイミング毎に撮像領
域Sが順次撮像され、撮像時の画像信号の画像データか
ら塗装欠陥部位Dが検出されず、所定回数の撮像位置の
設定を完了すると(S9:Yes)、作業完了信号が第
1研磨ツール制御部77に出力され(S10)、その後
第1ロボットR1の逆方向の走行が停止されて車体Bの
搬送方向と同方向に走行して初期位置に戻る(S1
1)。尚、第2・第3ロボットR2・R3においても、
全撮像領域Sに塗装欠陥部位Dが検出されないときに
は、第1ロボットR1と同様に初期位置に戻る。
域Sが順次撮像され、撮像時の画像信号の画像データか
ら塗装欠陥部位Dが検出されず、所定回数の撮像位置の
設定を完了すると(S9:Yes)、作業完了信号が第
1研磨ツール制御部77に出力され(S10)、その後
第1ロボットR1の逆方向の走行が停止されて車体Bの
搬送方向と同方向に走行して初期位置に戻る(S1
1)。尚、第2・第3ロボットR2・R3においても、
全撮像領域Sに塗装欠陥部位Dが検出されないときに
は、第1ロボットR1と同様に初期位置に戻る。
【0068】これと並行して、画像処理ルーチンにおい
ては、所定回数の撮像が完了すると(S45:Ye
s)、投光器31が消灯され(S46)、その後シャッ
タ部材34が閉位置に切り換えられて(S47)ルーチ
ンを終了する。また、研磨ツール制御ルーチンにおいて
は、作業完了信号が入力されると(S51:Yes)、
ルーチンを終了する。
ては、所定回数の撮像が完了すると(S45:Ye
s)、投光器31が消灯され(S46)、その後シャッ
タ部材34が閉位置に切り換えられて(S47)ルーチ
ンを終了する。また、研磨ツール制御ルーチンにおいて
は、作業完了信号が入力されると(S51:Yes)、
ルーチンを終了する。
【0069】一方、撮像領域Sに塗装欠陥部位Dが検出
され停止指令信号が入力されたときには(S8:Ye
s)、第1ロボットR1の逆方向の走行が停止され(S
12)、次に撮像装置30が前回撮像した撮像領域Sの
撮像位置に位置するように第1ロボットR1が車体Bの
搬送方向と同方向に加速走行し(S13)、次に車体B
の搬送速度と同速度で同期走行を開始する(S14)。
尚、このとき、第2ロボットR1も逆方向の走行を停止
して同期走行を行い、第3ロボットR3は撮像領域Sに
塗装欠陥部位Dが検出されない場合には逆方向の走行を
継続し、塗装欠陥部位Dが検出された場合には、同様に
同期走行を行う。次に、油圧シリンダ51が駆動されて
各研磨ツール40が退避位置から基準位置へ移動し(S
15)、次に第1画像処理部74から欠陥発生撮像領域
データと欠陥位置データとが入力されるまで待機する
(S16:No)。
され停止指令信号が入力されたときには(S8:Ye
s)、第1ロボットR1の逆方向の走行が停止され(S
12)、次に撮像装置30が前回撮像した撮像領域Sの
撮像位置に位置するように第1ロボットR1が車体Bの
搬送方向と同方向に加速走行し(S13)、次に車体B
の搬送速度と同速度で同期走行を開始する(S14)。
尚、このとき、第2ロボットR1も逆方向の走行を停止
して同期走行を行い、第3ロボットR3は撮像領域Sに
塗装欠陥部位Dが検出されない場合には逆方向の走行を
継続し、塗装欠陥部位Dが検出された場合には、同様に
同期走行を行う。次に、油圧シリンダ51が駆動されて
各研磨ツール40が退避位置から基準位置へ移動し(S
15)、次に第1画像処理部74から欠陥発生撮像領域
データと欠陥位置データとが入力されるまで待機する
(S16:No)。
【0070】この間、画像処理ルーチンにおいては、投
光器31が消灯され(S40)、次にシャッタ部材34
が閉位置に切り換えられ(S41)、次に欠陥発生撮像
領域と撮像領域Sに設定された2次元座標系における塗
装欠陥部位Dの座標値と研磨グレードとが演算され(S
42)、次に、欠陥発生撮像領域データと欠陥位置デー
タとが第1ロボット制御部71に出力され(S43)、
次に、欠陥発生撮像領域データと研磨グレードデータと
が第1研磨ツール制御部77に出力される(S44)。
光器31が消灯され(S40)、次にシャッタ部材34
が閉位置に切り換えられ(S41)、次に欠陥発生撮像
領域と撮像領域Sに設定された2次元座標系における塗
装欠陥部位Dの座標値と研磨グレードとが演算され(S
42)、次に、欠陥発生撮像領域データと欠陥位置デー
タとが第1ロボット制御部71に出力され(S43)、
次に、欠陥発生撮像領域データと研磨グレードデータと
が第1研磨ツール制御部77に出力される(S44)。
【0071】欠陥発生撮像領域データと欠陥位置データ
とが入力されると(S16:Yes)、次に塗装欠陥部
位Dが検出されない撮像領域S及び最初に塗装欠陥部位
Dが研磨されない撮像領域Sに対応する研磨ツール40
は、それらの軸心が上下方向から左右方向に向くように
サーボモータ28が駆動されて約90°回転駆動される
(S17)。
とが入力されると(S16:Yes)、次に塗装欠陥部
位Dが検出されない撮像領域S及び最初に塗装欠陥部位
Dが研磨されない撮像領域Sに対応する研磨ツール40
は、それらの軸心が上下方向から左右方向に向くように
サーボモータ28が駆動されて約90°回転駆動される
(S17)。
【0072】即ち、図6のボンネットBNに設定された
撮像領域Sを例に説明すると、左右に並んだ3組の撮像
領域Sの研磨順序は、右部、中央部、左部の順番に設定
されており、図示のように右部と中央部の撮像領域Sに
塗装欠陥部位Dが検出された場合には、中央部と左部の
撮像領域Sに対応する研磨ツール40が約90°回転駆
動される。次に最初に研磨する塗装欠陥部位Dの位置デ
ータに基いてサーボモータ13・15・28が駆動され
て最初に使用する研磨ツール40がその撮像領域Sの基
準位置から塗装欠陥部位Dの位置における撮像領域Sの
法線上の加工位置に位置決めされる(S18)。
撮像領域Sを例に説明すると、左右に並んだ3組の撮像
領域Sの研磨順序は、右部、中央部、左部の順番に設定
されており、図示のように右部と中央部の撮像領域Sに
塗装欠陥部位Dが検出された場合には、中央部と左部の
撮像領域Sに対応する研磨ツール40が約90°回転駆
動される。次に最初に研磨する塗装欠陥部位Dの位置デ
ータに基いてサーボモータ13・15・28が駆動され
て最初に使用する研磨ツール40がその撮像領域Sの基
準位置から塗装欠陥部位Dの位置における撮像領域Sの
法線上の加工位置に位置決めされる(S18)。
【0073】一方、研磨制御ルーチンにおいては、第1
画像処理部74から欠陥発生領域データと研磨グレード
データが入力されると(S52:Yes)、これらデー
タに基いて欠陥発生撮像領域に対応する研磨ツール40
の研磨条件の設定が行われる(S53)。即ち、塗装欠
陥部位Dの研磨グレードに応じた砥石41の回転速度を
設定するためのモータ電流値や砥石41の塗装欠陥部位
Dに対する押付力などの研磨条件が研磨ツール40毎に
設定される。
画像処理部74から欠陥発生領域データと研磨グレード
データが入力されると(S52:Yes)、これらデー
タに基いて欠陥発生撮像領域に対応する研磨ツール40
の研磨条件の設定が行われる(S53)。即ち、塗装欠
陥部位Dの研磨グレードに応じた砥石41の回転速度を
設定するためのモータ電流値や砥石41の塗装欠陥部位
Dに対する押付力などの研磨条件が研磨ツール40毎に
設定される。
【0074】最初に研磨する研磨ツール40が加工位置
に位置決めされると、次にサーボモータ15が高速回転
されて研磨ツール40が塗装欠陥部位D側に所定ストロ
ーク高速移動し(S19)、次にサーボモータ15が低
速回転に切り換えられて研磨ツール40が塗装欠陥部位
D側に低速移動し(S20)、後述するように第1研磨
ツール制御部77から移動停止信号が入力されるまで
(S21:No)、S20・S21が繰り返され、この
間に研磨ツール40の砥石41が塗装欠陥部位Dに当接
して押付けられる。移動停止信号が入力されると(S2
1:Yes)、研磨ツール40の移動が停止され(S2
2)、次に第1研磨ツール制御部77から研磨完了信号
が入力されるまで待機状態にある(S23:No)。
に位置決めされると、次にサーボモータ15が高速回転
されて研磨ツール40が塗装欠陥部位D側に所定ストロ
ーク高速移動し(S19)、次にサーボモータ15が低
速回転に切り換えられて研磨ツール40が塗装欠陥部位
D側に低速移動し(S20)、後述するように第1研磨
ツール制御部77から移動停止信号が入力されるまで
(S21:No)、S20・S21が繰り返され、この
間に研磨ツール40の砥石41が塗装欠陥部位Dに当接
して押付けられる。移動停止信号が入力されると(S2
1:Yes)、研磨ツール40の移動が停止され(S2
2)、次に第1研磨ツール制御部77から研磨完了信号
が入力されるまで待機状態にある(S23:No)。
【0075】一方、研磨制御ルーチンにおいては、最初
に研磨する研磨ツール40の力センサ43により検出さ
れる砥石41の塗装欠陥部位Dに対する押付力が設定さ
れた押付力か否かが判定され(S54)、所定の押付力
が検出されると(S54:Yes)、第1ロボット制御
部71に移動停止信号が出力され(S55)、次に設定
された研磨条件で塗装欠陥部位Dに研磨が施され(S5
6)、研磨が完了すると研磨完了信号が第1ロボット制
御部71に出力される(S57)。その後、S51に移
行し、作業完了信号が入力されるまでS52〜S57が
繰り返される。
に研磨する研磨ツール40の力センサ43により検出さ
れる砥石41の塗装欠陥部位Dに対する押付力が設定さ
れた押付力か否かが判定され(S54)、所定の押付力
が検出されると(S54:Yes)、第1ロボット制御
部71に移動停止信号が出力され(S55)、次に設定
された研磨条件で塗装欠陥部位Dに研磨が施され(S5
6)、研磨が完了すると研磨完了信号が第1ロボット制
御部71に出力される(S57)。その後、S51に移
行し、作業完了信号が入力されるまでS52〜S57が
繰り返される。
【0076】研磨完了信号が入力されると(S23:Y
es)、最初に研磨した研磨ツール40が基準位置に戻
され(S24)、次に待機していた2つの研磨ツール4
0が回転駆動されて基準位置に戻され(S25)、次に
欠陥発生撮像領域データに基いて全塗装欠陥Dについて
研磨が完了したか否かが判定され(S26)、研磨が完
了していない場合には(S26:No)、S17に移行
しS18〜S27が繰り返される。即ち、例えばボンネ
ットBNの前端部については中央部の撮像領域Sの塗装
欠陥部位Dの研磨が行われていないので、前記同様の手
順で引き続き研磨が行われる。尚、研磨制御ルーチンで
も、S54〜S57が繰り返される。
es)、最初に研磨した研磨ツール40が基準位置に戻
され(S24)、次に待機していた2つの研磨ツール4
0が回転駆動されて基準位置に戻され(S25)、次に
欠陥発生撮像領域データに基いて全塗装欠陥Dについて
研磨が完了したか否かが判定され(S26)、研磨が完
了していない場合には(S26:No)、S17に移行
しS18〜S27が繰り返される。即ち、例えばボンネ
ットBNの前端部については中央部の撮像領域Sの塗装
欠陥部位Dの研磨が行われていないので、前記同様の手
順で引き続き研磨が行われる。尚、研磨制御ルーチンで
も、S54〜S57が繰り返される。
【0077】全塗装欠陥部位Dについて研磨が完了する
と(S26:Yes)、油圧シリンダ51が駆動されて
研磨ツール40が退避位置に切り換えられ(S27)、
次に所定回数撮像位置を設定したか否かが判定され(S
28)、この場合所定回数設定していなので(S28:
No)、S3に移行し、S4〜S9及びS12〜S28
が繰り返され、撮像位置を所定回数していたときには
(S28:Yes)、S10に移行し作業完了信号を第
1研磨ツール制御部77に出力して第1ロボットR1は
初期位置に移動する。
と(S26:Yes)、油圧シリンダ51が駆動されて
研磨ツール40が退避位置に切り換えられ(S27)、
次に所定回数撮像位置を設定したか否かが判定され(S
28)、この場合所定回数設定していなので(S28:
No)、S3に移行し、S4〜S9及びS12〜S28
が繰り返され、撮像位置を所定回数していたときには
(S28:Yes)、S10に移行し作業完了信号を第
1研磨ツール制御部77に出力して第1ロボットR1は
初期位置に移動する。
【0078】このように、撮像領域Sを撮像する際に
は、研磨ツール40・40Aを切換機構50・50Aを
介して退避位置に保持するので、CCDカメラ33によ
り支障なく撮像領域Sを撮像することが出来る。一方、
塗装欠陥部位Dを研磨する際には、撮像領域Sに設定さ
れた2次元座標系に対する塗装欠陥部位Dの座標値を演
算する演算時間を有効利用して切換機構50を介して研
磨ツール40・40Aを基準位置に切り換えるととも
に、このように研磨ツール40・40Aを基準位置に切
り換えることにより、塗装欠陥部位Dの座標値をそのま
ま用いて研磨ツール40・40Aを加工位置に位置決め
することが出来、その分研磨ツール40・40Aの位置
決めに要する時間を短縮することが出来るので、研磨処
理速度を早めることが出来、塗装欠陥部位Dをスピーデ
ィに研磨処理することが出来る。
は、研磨ツール40・40Aを切換機構50・50Aを
介して退避位置に保持するので、CCDカメラ33によ
り支障なく撮像領域Sを撮像することが出来る。一方、
塗装欠陥部位Dを研磨する際には、撮像領域Sに設定さ
れた2次元座標系に対する塗装欠陥部位Dの座標値を演
算する演算時間を有効利用して切換機構50を介して研
磨ツール40・40Aを基準位置に切り換えるととも
に、このように研磨ツール40・40Aを基準位置に切
り換えることにより、塗装欠陥部位Dの座標値をそのま
ま用いて研磨ツール40・40Aを加工位置に位置決め
することが出来、その分研磨ツール40・40Aの位置
決めに要する時間を短縮することが出来るので、研磨処
理速度を早めることが出来、塗装欠陥部位Dをスピーデ
ィに研磨処理することが出来る。
【0079】また、研磨ツール40・40Aを予め基準
位置に切り換えることにより、撮像中心軸Cに対する研
磨ツール40・40Aの位置データを加味して研磨ツー
ル40・40Aを加工位置に位置決めする必要がなくな
り、その分誤差要因がなくなり、研磨ツール40・40
Aを精度良く加工位置に位置決めすることが出来、塗装
欠陥部位Dに対する加工精度を高めることが出来る。
位置に切り換えることにより、撮像中心軸Cに対する研
磨ツール40・40Aの位置データを加味して研磨ツー
ル40・40Aを加工位置に位置決めする必要がなくな
り、その分誤差要因がなくなり、研磨ツール40・40
Aを精度良く加工位置に位置決めすることが出来、塗装
欠陥部位Dに対する加工精度を高めることが出来る。
【0080】更に、研磨ツール40・40Aは、対応す
る撮像装置30・30AのCCDカメラ33よりも車体
Bに近い位置に配設されているので、塗装欠陥部位Dの
研磨時に発生する摩耗粉などによりCCDカメラ33が
汚染されるのを防止することが出来、CCDカメラ33
による撮像精度を維持することが出来る。加えて、切換
機構50・50Aは、研磨ツール40・40Aを平行移
動により位置切り換えるように構成されているので、研
磨ツール40・40Aの位置切り換えを高精度に行うこ
とが出来るとともに、切換機構50・50Aを油圧シリ
ンダ51・51Aだけで簡単に構成出来、切換機構50
・50Aを安価に製作できる。
る撮像装置30・30AのCCDカメラ33よりも車体
Bに近い位置に配設されているので、塗装欠陥部位Dの
研磨時に発生する摩耗粉などによりCCDカメラ33が
汚染されるのを防止することが出来、CCDカメラ33
による撮像精度を維持することが出来る。加えて、切換
機構50・50Aは、研磨ツール40・40Aを平行移
動により位置切り換えるように構成されているので、研
磨ツール40・40Aの位置切り換えを高精度に行うこ
とが出来るとともに、切換機構50・50Aを油圧シリ
ンダ51・51Aだけで簡単に構成出来、切換機構50
・50Aを安価に製作できる。
【0081】また、第1〜第3ロボットR1〜R3は直
交座標型ロボットで構成されているので、第1〜第3ロ
ボットR1〜R3を比較的安価に製作出来るとともに、
第1〜第3ロボット制御部71〜73における制御を簡
単化出来且つその製作コストを低減することが出来る。
交座標型ロボットで構成されているので、第1〜第3ロ
ボットR1〜R3を比較的安価に製作出来るとともに、
第1〜第3ロボット制御部71〜73における制御を簡
単化出来且つその製作コストを低減することが出来る。
【0082】
【別実施例】 本実施例は、直交座標型ロボットに代え
て多関節型ロボットを用いて塗装欠陥部位Dの検出と塗
装欠陥部位Dの研磨を行うようにしたものである。尚、
欠陥検出・研磨ステーションL2には、多関節型ロボッ
トを複数台固定して配設し、欠陥検出・研磨ステーショ
ンL2に車体Bを停止させた状態で、ロボット毎に設定
された車体Bの部位について各ロボットが塗装欠陥部位
Dの検出と塗装欠陥部位の研磨を行うものとする。尚、
前記実施例と同様の部材には同一の符号を付して説明す
る。
て多関節型ロボットを用いて塗装欠陥部位Dの検出と塗
装欠陥部位Dの研磨を行うようにしたものである。尚、
欠陥検出・研磨ステーションL2には、多関節型ロボッ
トを複数台固定して配設し、欠陥検出・研磨ステーショ
ンL2に車体Bを停止させた状態で、ロボット毎に設定
された車体Bの部位について各ロボットが塗装欠陥部位
Dの検出と塗装欠陥部位の研磨を行うものとする。尚、
前記実施例と同様の部材には同一の符号を付して説明す
る。
【0083】図13・図14に示すように、例えば6軸
の自由度を有する多関節型ロボットR4の手首部80に
は、脚部81aを有するブロック部材81が固着され、
ブロック部材81には切換機構50Bを構成する油圧シ
リンダ51Bが装着され、ブロック部材81の脚部81
aには、T溝82aを有するヘッド支持部材82が脚部
81aにT溝82aを係合してブロック部材81に相対
移動自在に設けられ、油圧シリンダ51Bのロッド51
aはヘッド支持部材82に固着の板部材83に連結され
ている。 ヘッド支持部材82にはモータ84が設けら
れ、モータ84の出力軸84aにはブロック部材85が
連結され、ブロック部材85の下端に撮像装置30Bが
設けられ、ヘッド支持部材82の下端には研磨ツール4
0Bが設けられている。
の自由度を有する多関節型ロボットR4の手首部80に
は、脚部81aを有するブロック部材81が固着され、
ブロック部材81には切換機構50Bを構成する油圧シ
リンダ51Bが装着され、ブロック部材81の脚部81
aには、T溝82aを有するヘッド支持部材82が脚部
81aにT溝82aを係合してブロック部材81に相対
移動自在に設けられ、油圧シリンダ51Bのロッド51
aはヘッド支持部材82に固着の板部材83に連結され
ている。 ヘッド支持部材82にはモータ84が設けら
れ、モータ84の出力軸84aにはブロック部材85が
連結され、ブロック部材85の下端に撮像装置30Bが
設けられ、ヘッド支持部材82の下端には研磨ツール4
0Bが設けられている。
【0084】このようにヘッド支持部材82に撮像装置
30Bと研磨ツール40Bとを設けることにより、CC
Dカメラ33と研磨ツール40Bとは車体Bに対して略
同距離の位置に配設されている。また、油圧シリンダ5
0Bを駆動することにより、研磨ツール40Bは退避位
置(図14に実線図示)と基準位置(図14に2点鎖線
図示)とに位置切り換えされるとともに、モータ84を
回転駆動することにより、CCDカメラ33は撮像位置
(図14に実線図示)とモータ84の軸心回りに所定角
度揺動した揺動位置とに位置切り換え可能であり、塗装
欠陥部位Dを研磨するときには、CCDカメラ33を撮
像位置から揺動位置に切り換え、次に研磨ツール40B
を退避位置から基準位置に切り換えるようになってい
る。
30Bと研磨ツール40Bとを設けることにより、CC
Dカメラ33と研磨ツール40Bとは車体Bに対して略
同距離の位置に配設されている。また、油圧シリンダ5
0Bを駆動することにより、研磨ツール40Bは退避位
置(図14に実線図示)と基準位置(図14に2点鎖線
図示)とに位置切り換えされるとともに、モータ84を
回転駆動することにより、CCDカメラ33は撮像位置
(図14に実線図示)とモータ84の軸心回りに所定角
度揺動した揺動位置とに位置切り換え可能であり、塗装
欠陥部位Dを研磨するときには、CCDカメラ33を撮
像位置から揺動位置に切り換え、次に研磨ツール40B
を退避位置から基準位置に切り換えるようになってい
る。
【0085】このように、研磨ツール40Bは、車体B
に対してCCDカメラ33と略同距離の位置に配設され
ているので、研磨ツール40Bの加工位置への位置決め
精度を更に高めることが出来る。また、塗装欠陥部位D
の研磨時には、CCDカメラ33を揺動位置に揺動させ
ることにより、摩耗粉などでCCDカメラ33が汚染さ
れるのを防止することが出来、CCDカメラ33による
撮像精度を維持することが出来る。加えて、ロボットR
4は多関節型ロボットで構成されているので、ヘッド支
持部材82の移動駆動の自由度が高くなり、種々の形状
の車体Bに対する汎用性を高めることが出来る。
に対してCCDカメラ33と略同距離の位置に配設され
ているので、研磨ツール40Bの加工位置への位置決め
精度を更に高めることが出来る。また、塗装欠陥部位D
の研磨時には、CCDカメラ33を揺動位置に揺動させ
ることにより、摩耗粉などでCCDカメラ33が汚染さ
れるのを防止することが出来、CCDカメラ33による
撮像精度を維持することが出来る。加えて、ロボットR
4は多関節型ロボットで構成されているので、ヘッド支
持部材82の移動駆動の自由度が高くなり、種々の形状
の車体Bに対する汎用性を高めることが出来る。
【0086】尚、前記水研加工方法及び加工装置は車体
の研磨に限らず種々のワークの研磨に適用出来ることは
勿論である。また、前記第1〜第3ロボットR1〜R3
を1つの門型のロボットに構成することも有り得るし、
第1ロボットR1を天井走行レールに配設することも有
り得る。また、撮像装置30・30Aは3組に限らず、
3組以上設けることも有り得る。
の研磨に限らず種々のワークの研磨に適用出来ることは
勿論である。また、前記第1〜第3ロボットR1〜R3
を1つの門型のロボットに構成することも有り得るし、
第1ロボットR1を天井走行レールに配設することも有
り得る。また、撮像装置30・30Aは3組に限らず、
3組以上設けることも有り得る。
【図1】本発明の実施例に係る水研加工ラインの平面図
である。
である。
【図2】第1ロボットの斜視図である。
【図3】撮像装置と研磨ツールの側面図である。
【図4】図3の4−4線断面図である。
【図5】第3ロボットの斜視図である。
【図6】撮像領域の説明図である。
【図7】撮像領域に設定された2次元座標系の説明図で
ある。
ある。
【図8】第1〜第3ロボットの制御系の構成図である。
【図9】ロボット制御のルーチンの部分フローチャート
である。
である。
【図10】ロボット制御のルーチンの部分フローチャー
トである。
トである。
【図11】画像処理制御のルーチンのフローチャートで
ある。
ある。
【図12】研磨ツール制御のルーチンのフローチャート
である。
である。
【図13】別実施例のロボットの手首部部分の斜視図で
ある。
ある。
【図14】別実施例のロボットの手首部部分の正面図で
ある。
ある。
B 車体 C 撮像中心軸 D 塗装欠陥部位 O 原点 R1〜R3 第1〜第3ロボット R4 ロボット S 撮像領域 20・20A・82 ヘッド支持部材 30・30A・30B 撮像装置 33 CCDカメラ 40・40A・40B 研磨ツール 41 砥石 50・50A・50B 切換機構 51・51A・51B 油圧シリンダ 71〜73 第1〜第3ロボット制御部 74〜76 第1〜第3画像処理部 77〜79 第1〜第3研磨ツール制御部 84 モータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI // B23P 21/00 303 B23P 21/00 303A (72)発明者 弘中 和夫 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツ ダ株式会社内 (56)参考文献 特開 昭62−246465(JP,A) 特開 平1−306093(JP,A) 特開 昭62−236666(JP,A) 特開 平4−250969(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B24B 27/00 B25J 13/08 B05B 12/00 B05B 12/08 B05C 9/12 B23P 21/00 303
Claims (8)
- 【請求項1】 所定速度で搬送されるワークの表面を複
数の撮像領域に分割してその撮像領域毎に、ワーク表面
を撮像手段により撮像し、その画像信号を画像処理手段
により処理して得られる画像データからワーク表面の欠
陥部位と欠陥部位の位置を検出し、欠陥部位の位置情報
に基いて加工手段により欠陥部位を加工するワークの加
工方法であって、 前記撮像手段の撮像ヘッドとそれに対応する加工手段の
加工工具とを予め共通のヘッド支持部材に装着するとと
もに、加工工具をその軸心が撮像ヘッドの撮像領域の中
心を通る撮像中心軸から所定距離側方へ離隔し且つ撮像
領域外へ退いた退避位置と前記軸心が撮像ヘッドの撮像
中心軸に略一致した基準位置とに切り換える切換機構を
予め設け、前記ヘッド支持部材をワークと逆方向へ移動させなが
ら、前記撮像と、欠陥部位と欠陥部位位置の検出を行う
と共に、欠陥部位が検出された際にはヘッド支持部材を
ワークの搬送に同期して同方向へ移動させながら欠陥部
位の加工を行い、 前記撮像手段による撮像時には切換機構を介して加工工
具を退避位置に保持し、この撮像手段で撮像した撮像領
域の欠陥部位を加工する際には、切換機構を介して加工
ヘッドをその撮像領域の撮像中心軸上の基準位置に切り
換えてから、欠陥部位の位置情報に基いて加工ヘッドを
基準位置から欠陥部位の位置における撮像領域の法線上
の加工位置に位置決めすることを特徴とするワークの加
工方法。 - 【請求項2】 所定速度で搬送されるワークの表面を複
数の撮像領域に分割してその撮像領域毎に、ワーク表面
を撮像手段により撮像し、その画像信号を画像処理手段
により処理して得られる画像データからワーク表面の欠
陥部位と欠陥部位の位置を検出し、欠陥部位の位置情報
に基いて加工手段により欠陥部位を加工するワークの加
工装置であって、 前記撮像手段の撮像ヘッドとそれに対応する加工手段の
加工工具とを支持する共通のヘッド支持部材と、 前記ヘッド支持部材を3次元的に移動駆動する移動駆動
手段と、前記撮像と、欠陥部位と欠陥部位位置の検出を行う際に
前記ヘッド支持部材をワークと逆方向へ移動させると共
に、検出された欠陥部位の加工を行う際には前記ヘッド
支持部材をワークの搬送に同期して同方向へ移動させる
ように前記移動駆動手段を制御する移動駆動制御手段
と、 前記加工工具をその軸心が撮像ヘッドの撮像領域の中心
を通る撮像中心軸から所定距離側方へ離隔し且つ撮像領
域外へ退いた退避位置と前記軸心が撮像ヘッドの撮像中
心軸に略一致した基準位置とに切り換える切換機構と、 前記撮像手段による撮像時には加工工具を退避位置に保
持し且つこの撮像手段で撮像した撮像領域の欠陥部位を
検出後加工ヘッドをその撮像領域の撮像中心軸上の基準
位置に切り換えるように切換機構を制御する第1制御手
段と、 前記撮像領域の欠陥部位の位置情報に基いて加工ヘッド
を基準位置から欠陥部位の位置における撮像領域の法線
上の加工位置に移動させるように移動駆動手段を制御す
る第2制御手段とを設けたことを特徴とするワークの加
工装置。 - 【請求項3】 前記加工工具は、撮像手段の撮像ヘッド
よりもワーク表面に近い位置に配設され、前記切換機構
は、加工工具を平行移動により位置切り換えするように
構成されたことを特徴とする請求項2に記載のワークの
加工装置。 - 【請求項4】 前記加工工具は、ワーク表面に対して撮
像ヘッドと略同距離の位置に配設され、前記切換機構
は、撮像ヘッドを撮像位置と所定角度揺動させた揺動位
置とに揺動駆動する揺動手段を含むことを特徴とする請
求項2に記載のワーク加工装置。 - 【請求項5】 前記移動駆動手段が、直交座標型ロボッ
トで構成されたことを特徴とする請求項3に記載のワー
ク加工装置。 - 【請求項6】 前記移動駆動手段が、多関節型ロボット
で構成されたことを特徴とする請求項4に記載のワーク
の加工装置。 - 【請求項7】 前記加工工具は、研磨ツールであること
を特徴する請求項5に記載のワークの加工装置。 - 【請求項8】 前記加工工具は、研磨ツールであること
を特徴とする請求項6に記載のワークの加工装置。
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-
1991
- 1991-08-31 JP JP24697291A patent/JP3248695B2/ja not_active Expired - Fee Related
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