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JP3247983U - 定規及び筆記セット - Google Patents

定規及び筆記セット Download PDF

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JP3247983U
JP3247983U JP2024001966U JP2024001966U JP3247983U JP 3247983 U JP3247983 U JP 3247983U JP 2024001966 U JP2024001966 U JP 2024001966U JP 2024001966 U JP2024001966 U JP 2024001966U JP 3247983 U JP3247983 U JP 3247983U
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翔一 佐々木
由菜 水野
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Abstract

【課題】簡単な構成で、適切に保持できる定規を提供する。【解決手段】長手方向dLと、長手方向dLと直交する幅方向dWと、長手方向dLに延びる一対の長手方向端縁22と、を備えた定規20であって、長手方向dLの一端部20aに設けられ、長手方向端縁22から幅方向dWに突出する突出部30を有する。突出部30は、幅方向dWに互いに対向する2つの突出片32を含む。【選択図】図1

Description

実用新案法第11条において準用する特許法第30条第2項適用申請有り 刊行物1 1.展示日 令和6年4月3日 2.展示会名 PILOT EXPO 2024 SPRING 3.開催場所 東京都中央区京橋2丁目6-21 株式会社パイロットコーポレーション本社 4.公開者 株式会社パイロットコーポレーション 刊行物2 1.展示日 令和6年4月5日 2.展示会名 PILOT EXPO 2024 SPRING 3.開催場所 大阪府大阪市西淀川区御幣島2丁目4-26 株式会社パイロットコーポレーション西部事業所 4.公開者 株式会社パイロットコーポレーション
本考案は、定規及び筆記セットに関する。
定規を用いて線を描く際には、通常、一方の手で定規を保持し、もう一方の手で定規に沿って線を描く。
実開昭63-121591号公報
定規を用いて線を描く際に、定規が適切に保持されていない場合、線を描く途中で定規の位置がずれてしまい、適切に線を描くことができなくなるおそれがある。
本考案は、このような点を考慮してなされたものであり、簡単な構成で定規を適切に保持できるようにすることを目的とする。
本考案の定規は、
[1]
長手方向と、
前記長手方向と直交する幅方向と、
前記長手方向に延びる一対の長手方向端縁と、を備えた定規であって、
前記長手方向の一端部に設けられ、前記長手方向端縁から前記幅方向に突出する突出部を有する、定規、である。
本考案の定規は、
[2]
前記突出部は、
前記突出部は、前記幅方向に互いに対向する2つの突出片を含む、[1]に記載の定規、である。
本考案の定規は、
[3]
前記一対の長手方向端縁のそれぞれに沿って設けられた目盛りを有する、[2]に記載の定規、である。
本考案の定規は、
[4]
平面視における前記突出部の輪郭は外側に凸となる曲線部を含む、[1]~[3]のいずれか1つに記載の定規、である。
本考案の定規は、
[5]
少なくとも前記長手方向端縁及び前記突出部は面取部を有する、[1]~[4]のいずれか1つに記載の定規、である。
本考案の定規は、
[6]
前記長手方向端縁の延長線上に位置する、指示マークを有する、[1]~[5]のいずれか1つに記載の定規、である。
本考案の定規は、
[7]
前記指示マークの少なくとも一部は、前記突出部内に位置する、[6]に記載の定規、である。
本考案の筆記セットは、
[8]
[1]~[7]のいずれか1つに記載の定規と、
筆記具と、を備える、筆記セット、である。
本考案の筆記セットは、
[9]
前記筆記具は、
2つの支持片と、
2つの前記支持片の間に位置するチップ部材と、を備え、
前記突出部の前記長手方向端縁からの前記幅方向の突出量は、少なくとも一方の前記支持片の径方向の厚さの0.8倍以上1.2倍以下である、[8]に記載の筆記セット、である。
本考案によれば、簡単な構成で定規を適切に保持できるようにすることができる。
図1は、本考案の一実施形態を示す図であって、定規の一例を示す平面図である。 図2は、図1の定規を示す斜視図である。 図3は、図1の定規を長手方向に沿って見た図である。 図4は、本考案の一実施形態における筆記具の一例を示す外観図である。 図5は、本考案の一実施形態における筆記セットの一例における筆記方法について説明するための図である。
以下、図面を参照して本考案の一実施の形態について説明する。なお、本明細書に添付する図面においては、図示と理解のしやすさの便宜上、適宜縮尺および縦横の寸法比等を、実物のそれらから変更し誇張してある。
また、本明細書において用いる、形状や幾何学的条件ならびにそれらの程度を特定する、例えば、「平行」、「直交」、「同一」等の用語や長さや角度の値等については、厳密な意味に縛られることなく、同様の機能を期待し得る程度の範囲を含めて解釈することとする。
図1は、本考案の一実施形態を示す図であって、定規20の一例を示す平面図である。図2は、定規20を示す斜視図である。図3は、定規20を長手方向dに沿って見た図である。なお、図2では、目盛り26及び指示マーク46の図示が省略されている。
本明細書では、定規20が延びる方向を長手方向dとし、長手方向dと直交する方向を幅方向dとし、長手方向d及び幅方向dと直交する方向を厚さ方向dとする。長手方向dに沿った定規20の寸法、幅方向dに沿った定規20の寸法及び厚さ方向dに沿った定規20の寸法のうち、長手方向dに沿った定規20の寸法が最も大きく、厚さ方向dに沿った定規20の寸法が最も小さい。なお、本明細書において、「平面視」とは、定規20を厚さ方向dに沿って見ることを意味する。
本実施形態の定規20は、長手方向dに沿って延びている。定規20は、長手方向dに延びる一対の長手方向端縁22と、幅方向dに延びる一対の幅方向端縁24と、を有している。各長手方向端縁22は、長手方向dに沿って直線状に延びている。各幅方向端縁24は、幅方向dに沿って直線状に延びている。一対の長手方向端縁22は、互いに平行に延びている。一対の幅方向端縁24は、互いに平行に延びている。一対の長手方向端縁22は、幅方向dに互いに対向している。一対の幅方向端縁24は、長手方向dに互いに対向している。したがって、図1に示された定規20は、平面視において、全体として略矩形の輪郭を有している。
長手方向端縁22は、定規20を用いて線を描く際に、筆記具のペン先のガイドとなることが意図されている。したがって、定規20を用いて線を描く際には、使用者は、長手方向端縁22にペン先を接触させたまま、長手方向端縁22に沿ってペン先を移動させる。長手方向端縁22が直線状に延びている場合、長手方向端縁22に沿ってペン先を移動させることにより、定規20を用いて直線を描くことができる。
定規20は、長手方向端縁22に沿って設けられた目盛り26を有している。目盛り26は、長手方向端縁22に沿った長さを表示する機能を有する。とりわけ、図1に示された例では、定規20は、一対の長手方向端縁22のそれぞれに沿って設けられた目盛り26を有する。これにより、一対の長手方向端縁22のそれぞれにおいて長さを測定することができる。一方の長手方向端縁22に沿って設けられた目盛り26と、他方の長手方向端縁22に沿って設けられた目盛り26とは、互いに同一であってもよいし、互いに異なってもよい。なお、本実施形態では、目盛り26は、後述する突出片32の端部を始点として配置されている。
定規20の長手方向dの一端部20aには、突出部30が設けられている。突出部30は、長手方向端縁22から幅方向dに突出する。突出部30は、突出片32を含んでいる。とりわけ、図1~図3に示された例では、突出部30は、幅方向dに互いに対向する2つの突出片32を含んでいる。
定規20を用いて線を描く際には、一方の手で定規20を保持し、もう一方の手で長手方向端縁22に沿って線を描く。このとき、定規が適切に保持されていないと、線を描く途中で定規の位置がずれてしまい、適切に線を描くことができなくなるおそれがある。本実施形態では、定規20が、長手方向dの一端部20aに設けられた突出部30を有していることにより、定規20の一端部20aにおいて使用者が保持可能な領域の面積が大きくなっている。したがって、使用者は、定規20を用いて線を描く際に、一方の手で定規20の突出部30を含む領域を保持することにより、定規20を適切に保持することができる。
図1に示された例では、突出部30(突出片32)は、平面視において丸みを有した輪郭を有している。具体的には、平面視における突出部30(突出片32)の輪郭は、外側に凸となる曲線部34を含んでいる。曲線部34は、平面視において円弧形状を有した部分を含んでもよい。
突出部30が曲線部34を有していることにより、使用者の指が突出部30に接触した際に、使用者の指に痛みや傷を生じることを抑制することができる。なお、図1に示された例では、定規20における長手方向dの他端部20bの角部にも曲線部34が設けられている。すなわち、図示された例では、定規20における外側に凸となる全ての角部に曲線部34が設けられている。この場合、定規20の使用者の指に痛みや傷を生じることを、より効果的に抑制することができる。
突出部30を使用者から見て左側に配置することにより、右利きの使用者が定規20を用いて線を描きやすくなる。本実施形態では、突出部30が、幅方向dに互いに対向する2つの突出片32を含んでいるので、定規20を平面内で180度回転させると、突出部30を使用者から見て右側に配置することができる。これにより、左利きの使用者が定規20を用いて線を描きやすくなる利点がある。
図3は、長手方向dに沿って、定規20を他端部20b側から見た図である。本実施形態では、少なくとも長手方向端縁22及び突出部30は、面取部44を有している。図示された例では、長手方向端縁22及び突出部30に面取部44が設けられており、幅方向端縁24には面取部44が設けられていない。なお、これに限られず、幅方向端縁24にも面取部44が設けられてもよい。
面取部44により、定規20を筆記面に押し付けた際に使用者が指で触れる面における輪郭部が面取りされている。これにより、定規20を筆記面に押し付けた際に、使用者の指に痛みや傷を生じることを抑制することができる。
また、長手方向端縁22において、面取部44は、幅方向d及び厚さ方向dの両方に対して傾斜する平面で面取りされている。この場合、筆記具を筆記面に対して傾けた状態で、ペン先が面取部44により適切にガイドされる。とりわけ、筆記具が後述する筆記具50である場合、筆記具50の支持片56が面取部44により適切にガイドされる。したがって、定規20を用いて安定して線を描くことができる。
図1に示された例では、定規20は、指示マーク46を有している。指示マーク46は、使用者の視線を、描くべき線の始点の位置に誘導する機能を有する。このため、指示マーク46は、長手方向端縁22の延長線上に配置されている。したがって、図示された例では、長手方向端縁22の位置をより認識しやすくなっている。図示された例では、指示マーク46は平面視において三角形の輪郭を有しており、この三角形の1つの頂点が長手方向端縁22の一端部20a側の端縁に向けられている。なお、指示マーク46の具体的な形状及び配置は、これに限られない。
指示マーク46は、定規20の一端部20aに設けられている。図1に示された例では、定規20は、2つの指示マーク46を有している。一方の指示マーク46は、一方の長手方向端縁22に対応して設けられ、他方の指示マーク46は、他方の長手方向端縁22に対応して設けられている。
指示マーク46の少なくとも一部は、突出部30内に位置してもよい。この場合、突出部30内のスペースを有効に活用して指示マーク46を配置することができる。
定規20を構成する材料は、軟質の材料であることが好ましい。この場合、定規20が可撓性を有することにより、開いた本の紙面のような湾曲した面にも定規20を適切に沿わせることができる。定規20を構成する材料は、例えば、軟質の樹脂であってもよい。このような樹脂としては、例えば、フタル酸非含有の軟質塩化ビニルが用いられてもよい。定規20を構成する材料の平均重合度は、例えば1000程度であってもよい。
定規20の硬度は、JIS K 7215に規定されるデュロメータ硬さ試験方法において、タイプA圧子を用いて測定された硬度(ショアA硬度)で、A80以上A90以下であることが好ましい。定規20の硬度がA80以上であることにより、定規20の成形時にゲート部近傍の形状が湾曲してしまうことを抑制することができる。また、定規20の表面にフローマークや曇りが発生することを抑制することができる。すなわち、定規20の硬度がA80以上であることにより、定規20を良好に成形することができる。また、定規20の硬度がA90以下であることにより、開いたときに紙面が大きく湾曲するような分厚い本の紙面に対しても、定規20を適切にフィットさせることができる。
次に、図4及び図5を参照して、本実施形態の筆記セット10及び筆記具50について説明する。本実施形態の筆記セット10は、上述した定規20と、筆記具50とを含んでいる。図4は、筆記具50の一例を示す外観図である。図5は、筆記セット10の一例における筆記方法について説明するための図である。
本明細書では、筆記具50の中心軸線Aが延びる方向(長手方向)を軸方向da、軸方向daと直交する方向を径方向、中心軸線A周りの円周に沿った方向を周方向とする。また、軸方向daに沿って、筆記する際に紙面等の筆記面に近づく側を前方とし、筆記面から遠ざかる側を後方とする。また、径方向に沿って、中心軸線Aに近づく側を内側又は内方、中心軸線Aから遠ざかる側を外側又は外方とする。
筆記具50は、例えば、マーキングペン(マーカー)、サインペン等の筆記具である。本実施形態では、筆記具50がマーキングペンである例について説明する。筆記具50は、軸筒52と、保持部材54と、チップ部材58とを備える。
軸筒52は、筆記具50の中心軸線Aに沿って軸方向daに延びている。したがって、軸筒52の中心軸線は、筆記具50の中心軸線Aと一致する。軸筒52は、略筒状の形状を有している。軸筒52は、使用者が筆記具50で筆記を行う際に、指で保持することが意図されている。軸筒52は、複数の部材を組み合わせて構成されてもよい。軸筒52又は保持部材54には、チップ部材58を覆ってチップ部材58におけるインキの乾燥を抑制するキャップ部材が取り付けられてもよい。軸筒52内には、インキを貯蔵するための、図示しないインキ貯蔵体が収容されている。
チップ部材58は、紙面等の筆記面に筆跡を形成する部材である。チップ部材58は、内部をインキが軸方向daに流れることができる材料で形成される。例えば、チップ部材58は、連続気泡を有する多孔質体で構成されてもよい。他にも、チップ部材58は、繊維束、毛束、フェルト、軸方向daに延びる毛細管通路を有する樹脂等で構成されてもよい。
保持部材54は、チップ部材58を保持する部材である。保持部材54は、軸筒52の前端部に取り付けられている。保持部材54は、略筒状の形状を有している。保持部材54の中心軸線は、筆記具50の中心軸線Aと一致する。保持部材54は、例えば合成樹脂の射出成形により形成される。保持部材54を形成する合成樹脂としては、ポリプロピレン、ポリカーボネイト、ポリエチレン、ポリアセタール、ポリエチレンテレフタレート、エラストマー、アクリロニトリル-ブタジエン-スチレン(ABS)樹脂などが挙げられる。
保持部材54は、支持片56を有している。支持片56は、保持部材54の本体部から前方へ突出して形成されている。本実施形態では、保持部材54は2つの支持片56を有しており、2つの支持片56の間にチップ部材58の先端部が配置される。支持片56は、筆記具50による筆記時に、紙面等の筆記面に接触することが意図されている。支持片56の前端は、チップ部材58の前端よりも後方に位置している。本実施の形態では、チップ部材58の先端部は、筆圧により、横方向(中心軸線Aと交差する方向)に撓み変形可能な可撓性を有している。筆記の際に、支持片56が筆記面に接触することにより、チップ部材58の先端部の撓み量を所定の範囲内に制御することができる。また、2つの支持片56が筆記面に接触したまま筆記具50を移動させることにより、チップ部材58が一定の撓み量を有して筆跡を形成することができる。したがって、安定した筆跡を形成することが可能になる。
本実施形態の筆記セット10を用いて線を描く際には、筆記具50の一方の支持片56を定規20の長手方向端縁22に接触させたまま、筆記具50を長手方向端縁22に沿って移動させる。これにより、筆記具50を用いて長手方向端縁22に沿った線を描くことができる。
本実施形態では、定規20の突出部30の長手方向端縁22からの幅方向dの突出量Bは、筆記具50の少なくとも一方の支持片56の径方向の厚さCと略同等となっている。具体的には、定規20の突出部30の長手方向端縁22からの幅方向dの突出量Bは、筆記具50の少なくとも一方の支持片56の径方向の厚さCの0.8倍以上1.2倍以下になっている。
支持片56を有する筆記具50を用いて定規20の長手方向端縁22に沿って線を描くと、図5に示されているように、筆記面に形成された線は、支持片56の厚さの分だけ長手方向端縁22から離間した位置に位置する。このとき、定規20の突出部30の突出量Bが、筆記具50の支持片56の厚さCと略同等となっていると、筆記された線の下端の長手方向端縁22からの高さが、突出部30の頂部の長手方向端縁22からの高さと概ね一致する。したがって、使用者が、線を引きたい箇所の下端に突出部30の頂部を位置合わせして定規20を保持し、筆記具50を用いて長手方向端縁22に沿って線を描くことにより、所望の箇所に精度良く線を描くことが可能になる。
本実施形態の筆記セット10では、筆記具50に収容されるインキの色と、定規20の色とが互いに補色の関係にあってもよい。例えば、筆記具50に収容されるインキの色が緑系統の色であり、定規20の色が赤系統の有色透明であってもよい。また、筆記具50に収容されるインキの色が赤系統の色であり、定規20の色が緑系統の有色透明であってもよい。また、筆記具50に収容されるインキの色と定規20の色との関係は、互いに補色関係にあればよく、前記の緑系統と赤系統との組み合わせに限らない。
このような筆記セット10によれば、筆記具50による筆跡上に定規20を載置すると、筆記具50による筆跡が黒く視認される。この場合、筆記面上の文字列に筆記具50で筆跡を形成しておき、この筆跡上に定規20を載置すると、筆記面上の文字列が黒く塗り潰されたように視認され、観察者は筆記面上の文字列を判別することが困難になる。定規20をこのように使用することで、本実施形態の定規20が、学習を行う際の暗記作業を補助するためのシート部材としての機能を発揮することができる。
筆記具50に収容されるインキの色と、定規20の色とが互いに補色の関係にあり、且つ定規20を構成する材料が軟質の材料である場合、定規20が可撓性を有することにより、開いた本の紙面のような湾曲した面にも定規20を適切に沿わせることができるだけでなく、学習に際しての暗記作業を行う際の着色シートとして利用することができる。これにより、本実施形態の定規20は、定規としての機能と暗記作業用の着色シートとしての機能を共に有する。
本実施形態の定規20は、長手方向dと、長手方向dと直交する幅方向dと、長手方向dに延びる一対の長手方向端縁22と、を備えた定規20であって、長手方向dの一端部20aに設けられ、長手方向端縁22から幅方向dに突出する突出部30を有する。
このような定規20によれば、長手方向dの一端部20aに突出部30が設けられていることにより、定規20の一端部20aにおいて使用者が保持可能な領域の面積が大きくなっている。したがって、使用者が、定規20を用いて線を描く際に、一方の手で定規20の突出部30を含む領域を保持することにより、定規20を適切に保持することができる。
本実施形態の定規20では、突出部30は、幅方向dに互いに対向する2つの突出片32を含む。
このような定規20によれば、2つの突出片32が設けられていることにより、使用者がより適切に定規20を保持することができる。また、突出部30が、幅方向dに互いに対向する2つの突出片32を含んでいるので、定規20を平面内で180度回転させると、突出部30を使用者から見て右側に配置することができる。これにより、左利きの使用者が定規20を用いて線を描きやすくなる利点がある。
本実施形態の定規20は、一対の長手方向端縁22のそれぞれに沿って設けられた目盛り26を有する。
このような定規20によれば、定規20を平面内で180度回転させたときにも、上側に目盛り26が位置するようになる。したがって、左利きの使用者が定規20を用いて線を描きやすくなる。
本実施形態の定規20は、平面視における突出部30の輪郭は外側に凸となる曲線部34を含む。
このような定規20によれば、使用者の指が突出部30に接触した際に、使用者の指に痛みや傷を生じることを抑制することができる。
本実施形態の定規20では、少なくとも長手方向端縁22及び突出部30は面取部44を有する。
このような定規20によれば、定規20を筆記面に押し付けた際に、使用者の指に痛みや傷を生じることを抑制することができる。
本実施形態の定規20は、長手方向端縁22の延長線上に位置する、指示マーク46を有する。
このような定規20によれば、使用者が長手方向端縁22の位置をより認識しやすくなる。これにより、使用者の視線を、描くべき線の始点の位置に誘導することができる。
本実施形態の定規20では、指示マーク46の少なくとも一部は、突出部30内に位置する。
このような定規20によれば、突出部30内のスペースを有効に活用して指示マーク46を配置することができる。
本実施形態の筆記セット10は、請求項1~7のいずれか一項に記載の定規20と、
筆記具50と、を備える。
このような筆記セット10によれば、筆記具50を用いて定規20に沿って線を描くことができる。
本実施形態の筆記セット10では、筆記具50は、2つの支持片56と、2つの支持片56の間に位置するチップ部材58と、を備え、突出部30の長手方向端縁22からの幅方向dの突出量Bは、少なくとも一方の支持片56の径方向の厚さCの0.8倍以上1.2倍以下である。
このような筆記セット10によれば、筆記された線の下端の長手方向端縁22からの高さが、突出部30の頂部の長手方向端縁22からの高さと概ね一致する。したがって、使用者が、線を引きたい箇所の下端に突出部30の頂部を位置合わせして定規20を保持し、筆記具50を用いて長手方向端縁22に沿って線を描くことにより、所望の箇所に精度良く線を描くことが可能になる。
10 筆記セット
20 定規
20a 一端部
20b 他端部
22 長手方向端縁
24 幅方向端縁
26 目盛り
30 突出部
32 突出片
34 曲線部
44 面取部
46 指示マーク
50 筆記具
52 軸筒
54 保持部材
56 支持片
58 チップ部材

Claims (9)

  1. 長手方向と、
    前記長手方向と直交する幅方向と、
    前記長手方向に延びる一対の長手方向端縁と、を備えた定規であって、
    前記長手方向の一端部に設けられ、前記長手方向端縁から前記幅方向に突出する突出部を有する、定規。
  2. 前記突出部は、前記幅方向に互いに対向する2つの突出片を含む、請求項1に記載の定規。
  3. 前記一対の長手方向端縁のそれぞれに沿って設けられた目盛りを有する、請求項2に記載の定規。
  4. 平面視における前記突出部の輪郭は外側に凸となる曲線部を含む、請求項1に記載の定規。
  5. 少なくとも前記長手方向端縁及び前記突出部は面取部を有する、請求項1に記載の定規。
  6. 前記長手方向端縁の延長線上に位置する、指示マークを有する、請求項1に記載の定規。
  7. 前記指示マークの少なくとも一部は、前記突出部内に位置する、請求項6に記載の定規。
  8. 請求項1~7のいずれか一項に記載の定規と、
    筆記具と、を備える、筆記セット。
  9. 前記筆記具は、
    2つの支持片と、
    2つの前記支持片の間に位置するチップ部材と、を備え、
    前記突出部の前記長手方向端縁からの前記幅方向の突出量は、少なくとも一方の前記支持片の径方向の厚さの0.8倍以上1.2倍以下である、請求項8に記載の筆記セット。
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