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JP3247281B2 - モータ駆動回路 - Google Patents

モータ駆動回路

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Publication number
JP3247281B2
JP3247281B2 JP25054195A JP25054195A JP3247281B2 JP 3247281 B2 JP3247281 B2 JP 3247281B2 JP 25054195 A JP25054195 A JP 25054195A JP 25054195 A JP25054195 A JP 25054195A JP 3247281 B2 JP3247281 B2 JP 3247281B2
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Japan
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rotor
energization
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output
rotation
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寿一 宇野
毅 鈴木
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Sanyo Electric Co Ltd
Victor Company of Japan Ltd
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Sanyo Electric Co Ltd
Victor Company of Japan Ltd
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  • Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ステータに設けた
複数のステータコイルに駆動電流を選択的に供給し、複
数極のロータマグネットを設けたロータを回転させるモ
ータ駆動回路、特にその起動の改善に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、各種機器の駆動源としてブラ
シレスモータが利用されている。このブラシレスモータ
は、ステータに設けた複数のステータコイルに駆動電流
を選択的に供給し、回転磁界を発生させ、複数極のロー
タマグネットを設けたロータを回転させる。
【0003】そして、ロータを回転させるためには、ス
テータコイルによる回転磁界はロータの位置に応じて決
定しなければならない。そこで、磁界検出素子であるホ
ール素子によって、ロータ位置(回転位相)を検出し、
モータ駆動電流を制御することが行われている。
【0004】すなわち、3相のモータであれば、各相の
ロータの回転位相の検出を行うため、3つのホール素子
を設け、この3つのホール素子の出力を利用して、ステ
ータコイルへの駆動電流を切り換える。
【0005】なお、フロッピーディスクドライブ(FD
D)に用いられるモータでは、フロッピーディスクの絶
対的位置の検出も必要である。通常の場合、ロータの所
定点にインデックス用の磁化を施し、これをインデック
ス用のホール素子で、検出している。従って、3相のモ
ータにおいて、4つのホール素子が必要である。このよ
うな、n相のモータにn+1個のホール素子(センサ)
を設ける形式をフルセンサ式と呼んでいる。
【0006】フルセンサ式では、各ホール素子からの回
転位相信号を利用して、ステータコイルに供給するモー
タ駆動電流を制御する(出力トランジスタのスイッチン
グを制御する)ことによって、モータ駆動電流の制御を
確実に行うことができる。また、ロータの位置を常に検
出できるため、確実な起動も行える。
【0007】しかし、モータ駆動回路も含めたモータの
軽量化、小型化、低価格のためには、ホール素子(セン
サ)の数を減少したいという要求がある。
【0008】そこで、センサを設けない形式(0センサ
式)のモータ駆動装置も知られている。この0センサ式
では、ロータの回転に伴って発生する逆起電力を検出
し、これに応じてステータコイルへの通電切り換えを行
う。また、ロータの回転によって生じる磁界の変化を周
波数発生器(FG)で検出し、これによってステータコ
イルへの通電切り換えを行うタイプもある。
【0009】しかし、これらの回転検出手段は、回転数
が大きいときには、問題がないが、回転数が小さいと
き、特に起動時には、回転の検出が行えない。そこで、
確実な起動制御が行えないという問題点があった。
【0010】そこで、0センサ式の場合、次にような制
御によって起動を達成している。
【0011】(i)起動時にステータコイルに所定のパ
ルス電圧を印加し、ステータコイルのインピーダンスを
測定することで、ロータ位置を検出する。そして、検出
したロータ位置に基づいて、ステータコイルへの通電を
制御して、起動を行う。
【0012】(ii)自動時のロータ位置は検出せず、
所定の通電シーケンスによって、ロータを徐々に回転さ
せ起動を行う。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述の(i)
の方式では、インピーダンス測定のために特別の回路が
必要であり、回路規模がかなり大きくなってしまうとい
う問題点があった。また、インピーダンスを確実に測定
するために、ステータコイルの製造上の制約が多くなっ
てしまうという問題点もあった。
【0014】また、上述の(ii)の方式では、モータ
の負荷が変動すると、所望の起動が行えない場合があ
り、幅広い負荷範囲で確実な起動を行うのが難しいとい
う問題点があった。
【0015】本発明は、上記問題点を解決することを課
題としてなされたものであり、少ないセンサ数で確実な
起動が行えるモータ駆動回路を提供することを目的とす
る。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は、ステータに設
けた複数のステータコイルに駆動電流を選択的に供給
し、複数極のロータマグネットを設けたロータを回転さ
せるモータ駆動回路において、ロータの位置を検出する
ロータ位置検出器と、ロータの回転により、ロータの回
転に応じた周波数信号を発生する周波数発生器と、ステ
ータコイルへの通電を制御する通電手段と、を有するこ
とを特徴とする。
【0017】そして、通電手段は、起動の際に、まずス
テータコイルに所定の方向の通電を行いロータを安定点
に停止させる。次に、予め定めた通電パターンで、複数
のステータコイルに順次通電し安定点にあるロータを所
定方向に回転させる。このようにして、所定方向にロー
タが回転し始めた場合には、周波数信号として、正しい
ものが得られるため、ロータ位置及び周波数信号に基づ
いて複数のステータコイルへの駆動電流を制御する。こ
のようにして、ロータ位置検出器と、周波数発生器を1
つずつ設けるだけで、確実な起動を達成できる。
【0018】また、起動の際の最初の通電では、ロータ
位置検出器により検出したロータ位置に応じて、ステー
タコイルへの通電方向を所定の一方向に決定し、その通
電を所定時間保持する。これによって、ロータの初期位
置から、所定方向への回転を確実に行える。特に、ロー
タの回転をロータ位置検出器による位相の変化として容
易に検出でき、制御が容易になる。
【0019】また、本発明は、少なくとも1つのステー
タコイルの両端電圧が所定範囲内にあるかを検出する電
圧検出手段をさらに有し、定常時通電手段による通電時
において検出したステータコイルの両端電圧が所定範囲
内にないことで逆転を検出し、逆転時に上記通電手段に
より、起動前通電、起動時通電を行った後、定常時通電
を行うように制御する制御手段を有することを特徴とす
る。これにより、逆転したときの再起動を自動的に行う
ことができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明に好適な実施の形態
について、図面に基づいて説明する。図1は、実施形態
の回路の全体構成を示すブロック図、図2は各部の波形
図である。
【0021】モータ10は、3相のステータコイル10
U,10V,10Wを有しており、これらステータコイ
ル10U,10V,10Wに出力回路12から所定の電
流を選択的に流すことによって複数極のロータマグネッ
トを有するロータ10Rが回転する。
【0022】ロータ10Rに対向する位置には、周波数
発生器14が設けられており、ロータ10Rの回転に同
期した交流信号FG0を発生する。そして、このFG0
は、シュミットコンパレータ16によって、矩形波に波
形整形される。
【0023】また、U相のホール素子18は駆動磁極の
磁束を検出できる位置に設けられ、ロータ10Rの位置
に応じた交流信号HU0を出力する。そして、このHU
0は、シュミットコンパレータ20により、矩形波に波
形整形される。
【0024】シュミットコンパレータ16の出力である
FG1は、第1クロック切替回路22及び第2クロック
切替回路24に供給される。この第1、第2クロック切
替回路22、24は、定常回転時には、FG1を反転し
て出力する。第1クロック切替回路22の出力は、U相
波形整形回路26に供給される。このU相波形整形回路
26は、FG1をクロックとして、シュミットコンパレ
ータ20の出力であるHU1を取り込み、信号HU2を
出力する。この例では、FG1は、第1クロック切替回
路22で反転されているため、U相波形整形回路26
は、FG1の立ち下がりで、HU1を取り込む。このた
め、HU2は、HU1に比べ、FG1の半周期分遅れた
ものになっている。
【0025】一方、第2クロック切替回路24の出力
は、012カウンタ28に供給される。この012カウ
ンタは、「0」「1」「2」の3種類の出力を繰り返す
カウンタである。なお、第2クロック切替回路24もF
G1を反転するため、FG1の立ち下がりで、012カ
ウンタ28が順次カウントアップする。
【0026】そして、U相波形整形回路26及び012
カウンタ28の出力が、出力回路12に供給される。す
なわち、出力回路12には、FG0,HU0に基づい
て、H0,H1,H2,L0,L1,L2の6種類の信
号が順に供給される。そして、出力回路12は、内蔵す
るスイッチングトランジスタのオンオフが切り換えて、
ステータコイル10U,10V,10Wに流す電流を順
次切替、120゜位相の異なる駆動電流を流し、所定の
回転磁界を生起する。
【0027】この例における電流は、図3に示すよう
に、H0(V→U),H1(W→U),H2(W→
V),L0(U→V),L1(U→W),L2(V→
W)のようにステータコイルに通電する。
【0028】ここで、出力回路12は、電源・グランド
間に設けたソース側トランジスタとシンク側トランジス
タの直列接続が3本で構成され、この中点が各ステータ
コイル10U,10V,10Wにそれぞれ接続されてい
る。このため、これらトランジスタを順次オンすること
によって、上述の通電を行うことができる。
【0029】また、シュミットコンパレータ20の出力
であるHU1は、極性判定ラッチ30に供給される。こ
の極性判定ラッチ30は、システムリセット回路32か
ら供給されるパルスのタイミングでシュミットコンパレ
ータ20から送られてくる「H」「L」の信号HU1を
ラッチする。ここで、システムリセット回路32は、起
動時の電源立ち上がりなどでリセットパルスを発生し、
極性判定ラッチ30は、その時点の信号HU1をラッチ
する。
【0030】この極性判定ラッチ30の出力及び信号H
U1は、エクスクルーシブオア34に入力され、両者が
異なった時点で、ここから「H」が出力される。すなわ
ち、極性判定ラッチ30におけるラッチの後、ロータ1
0Rが回転して、信号HU1の「H」「L」が切り替わ
ったときに、エクスクルーシブオア34から「H」が出
力される。図2から分かるように、HU1が「H」であ
った場合にはH2の通電、「L」であった場合にはL2
の通電によって、ロータ10Rが回転し、エクスクルー
シブオア34から「H」が出力される。
【0031】エクスクルーシブオア34の出力はエッジ
抜き回路36に入力され、ここで立ち上がり及び立ち下
がりが検出され所定長さのワンショットパルスに変換さ
れる。エッジ抜き回路36の出力は、オアゲート37を
介し、起動タイマ38のリセット端に入力される。オア
ゲート37には、システムリセット回路32からのリセ
ット信号も供給されており、起動タイマ38は、エッジ
抜き回路36の出力パルス及びリセット信号によって、
リセットされる。そして、起動タイマ38は、クロック
発生器40からのクロックをカウントし、所定時間の計
測を行う。
【0032】また、極性判定ラッチ30の出力は、U相
波形整形回路26にも供給されており、HU1の「H」
「L」がそのままU相波形整形回路26に取り込まれ
る。
【0033】起動タイマ38は停止判定時間T0と、通
電切替時間T1の2種類の時間計測を行い、第2通電切
替クロックと、第3,4通電切替クロックを出力する。
【0034】そして、第2通電切替クロックは、マスク
判定回路42に供給される。このマスク判定回路42に
は、エクスクルーシブオア34の出力及びシュミットコ
ンパレータ16の出力であるFG1も供給されている。
そして、マスク判定回路42は、入力されてくる信号か
ら、起動時における通電パターンのタイミングを制御す
る3つ信号M1,M2,M3を形成する。
【0035】M1はロジック固定回路44に供給され、
このロジック固定回路44は、M1が「L」の時に出力
回路12におけるロジックを所定のものに固定する。
【0036】M1=Hの定常モード時には、HGのエッ
ジ抜き信号は回転数に応じた周期で発生し、起動タイマ
38は、エッジ抜き信号によりリセットされるために、
T0までカウントアップできない。しかし、何らかの異
常でモータ回転数が低下した場合は、第2通電切り替え
クロックが出力され、システムがリセットされ、再スタ
ートとなる。
【0037】さらに、起動タイマ38は、そのカウント
値に応じて、第3,4通電クロックを発生し、これを第
2クロック切替回路24に供給する。第2クロック切替
回路24には、マスク判定回路42からのM2,M3も
供給されており、第2切替回路24は供給されてくるF
G1をそのまま出力するか、第3,第4切替クロックを
出力するかまたは独自にパルスを発生するかをM2、M
3によって制御する。第1クロック切替回路22は、マ
スク判定回路42からのM2を受け、FG1を出力する
か否かを切り換える。
【0038】次に、この回路の起動時の動作について、
図4に基づいて説明する。まず、起動指令によって、信
号S/Sが立ち下がる。このS/Sは、システムリセッ
ト回路32に入力されており、システムリセット回路3
2は、信号S/Sの立ち下がりにより、リセットパルス
を発生する。
【0039】これによって第1通電期間が開始される。
この第1通電期間では、まずリセットパルスによって、
極性判定ラッチ30がその時にHU1を取り込む。図の
例では、このときのHU1が「L」であった場合を示し
ている。極性判定ラッチ30の値は、U相波形整形回路
26に取り込まれ、ここから「L」が出力される。一
方、マスク判定回路42は、システムリセットに応じ
て、M1,M2,M3をすべて「L」にセットする。ロ
ジック固定回路44は、M1の「L」又、極性判定ラッ
チ30の値に基づき、出力回路12の出力をH2に固定
する。なお、U相波形整形回路26が取り込んだ値が
「H」であった場合には、L2に固定する。
【0040】出力回路12の出力がH2のロジック、す
なわちステータコイルの電流がW→Uの電流に固定され
る。このようなロジックH2におけるモータの出力トル
クは、HUの出力で決定されるロータ位置に対し、図2
に示すような値になる。図において、正の領域が正転方
向、負の領域が逆転方向であり、図におけるP点、すな
わちHUが最低になる点にロータ10Rが移動する。
【0041】このように、ロータ10Rの位置に応じて
一定のロジックの通電によって、ロータ位置が所定の点
に向けて移動する。なお、ロータ10Rが振動すること
によって、エクスクルーシブオア34からの出力が変化
し、エッジ抜き回路36から複数のパルスが出力される
場合もあるが、その度に起動タイマ38がリセットされ
るだけである。
【0042】そして、起動タイマ38は、エクスクルー
シブオア34の出力により、リセットされた後カウント
を行い、T0を計測したときに第2通電切替クロックと
してパルスを出力する。これにより、第2通電切り替え
時のロータ位置はほぼP地点近傍にいる。第2通電時の
逆転を防止できる第2通電切替クロックにより、マスク
判定回路42がM1を立ち上げる。これによって、ロジ
ック固定回路44によるロジックの固定が解除される。
【0043】また、012カウンタ28は、信号M1が
「H」でリセットされ0になっており、ロジック固定回
路44によるロジックの固定が解除された段階でも
「0」の出力を継続する。従って、この第2通電期間で
は、通電ロジックは、L0に設定される。
【0044】起動タイマ38は、時間T1をカウント
し、第3通電切替クロックを出力する。
【0045】なお、この第3,4通電切替クロックは、
第2クロック切替回路24に供給され、ここから012
カウンタ28に入力される。そこで、012カウンタ2
8のカウント値が第3通電期間は「1」、第4通電期間
は「2」に設定される。従って、第1通電期間H2に固
定された通電ロジックが、第2通電切替クロックによっ
て第2通電期間はL0に設定され、次に第3通電切替ク
ロックによって第3通電期間はL1に設定される。そし
て、第4通電切替クロックによって第4通電期間はL2
になる。なお、時間T1は、ロータ10Rを電気角60
゜回転させるのに十分な時間を設定してある。
【0046】第4通電期間において、マスク判定回路4
2は、エクスクルーシブオア34の出力を見る。この段
階で、極性判定ラッチ30の出力は「L」であるが、ロ
ータ10Rの回転によって、HU1がHになり、この段
階でエクスクルーシブオア34の出力がHになる。マス
ク判定回路42は、このHU1の「H」に応じてM2を
立ち上げる。
【0047】一方、このようなロータの回転駆動によっ
て、ロータは、FG0が十分発生される回転速度になっ
ている。そこで、M2の立ち上がりによって、第1クロ
ック切替回路22は、FG1をそのまま出力するように
切り換えられる。そこで、次のFG1の立ち下がりで、
U相波形整形回路26が、FG1の立ち下がり毎に、H
U1を取り込む定常回転に移る。この例では、M2の立
ち上がり後のFG1の立ち上がりでU相波形整形回路2
6は「H」を読み込む。
【0048】一方、マスク判定回路42は、FG1の立
ち下がりで、M3を立ち上げる。そして、第2クロック
切替回路24は、このM3により、012カウンタ28
を0にセットするとともに、FG1を012カウンタ2
8に供給し始め、定常回転モードになる。こうしてM2
の立ち上がり後のFG1の立ち下がりで通電は「L2」
から「H0」に切り替わり以降は、定常通電パターン
「H1」から「H2」と続いていく。
【0049】ここで、負荷が軽い場合、第2通電期間
や、第3通電期間中にロータが、十分回転し、図2にお
けるQ点にまで達する場合もある。この場合、マスク判
定回路42がM2を立ち上げるため、第2クロック切替
回路は、このM2の立ち上がりを優先し、最初のFG1
の立ち下がりでM3を立ち上げ、012カウンタ28の
値を0にセットする。なお、U相波形整形回路26は、
M2の立ち上げ後のFG1の立ち下がりでHを取り込ん
でいるため、通電ロジックはH0になる。
【0050】ここで、このような制御により、ロータが
正転するが、何らかの条件によって逆転する場合も考え
られる。そこで、本実施形態では、逆転検出部48を有
している。そして、この逆転検出部48は、M3のタイ
ミング以降において駆動時におけるステータコイル10
U,10V,10Wの電圧、すなわち出力回路12の出
力端における電圧を検出し、この電圧値が所定範囲にな
いことで、逆転を検出する。すなわち、逆転時は、トル
ク発生が正転時より少なく、逆起電圧も正転時と異なっ
ている。そこで、ステータコイルの電圧値が正転時と異
なり、逆転検出部48は、この検出によって逆転を検出
する。また、検出する区間は、FGのエッジ等のタイミ
ングで短い時間で行うことで、逆転検知の誤動作もなく
検出できるようにしてある。
【0051】逆転検出回路48の出力は、システムリセ
ット回路32に供給され、起動時と同様の動作が繰り返
され、モータの正転が確保される。
【0052】図5は、本実施形態の動作を示すフローチ
ャートである。モータを起動するために、リセットを行
う(S11)。そして、このときのロータ10Rの位置
をホール素子18の出力状態によって、判定する(S1
2)。ホール素子18の出力がHであれば、通電ロジッ
クをT0時間H2に固定する(S13)。これによっ
て、ロータ10Rは、所定の位置に停止するため、この
状態からロータ10Rを正転させるために、ロジックを
T1時間L0にする(S14)。これによって、ロータ
10Rは60゜回転する。次に、ロータ10Rをさらに
60゜回転させるために、L1にT1時間保持する(S
15)。
【0053】次に、ロジックをL2とし(S16)、ホ
ール素子18の出力の極性が反転するまで、このロジッ
クを維持する(S17)。極性が反転すれば、さらにロ
ータが60゜回転したため、次にロジックをH0にする
(S18)。これによって、ロータ10Rは周波数発生
器14からFG信号が正常に出力できるような回転にな
っているはずであり、FGの反転を見て(S19)、通
常ロジックに移る(S21)。
【0054】S12において、極性がLであれば、L
2,L0,L1,L2,H0の順で通電制御し(S21
〜S26)、S19に移る。なお、通常ロジックに入っ
た後逆転であるかを判定し、逆転であれば、S11に戻
り起動をやり直すとよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施形態の全体構成を示すブロック図であ
る。
【図2】 各部の波形を示す波形図である。
【図3】 通電ロジックと通電方向を示す図である。
【図4】 起動時のタイミングを示すタイミングチャー
トである。
【図5】 動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 モータ、12 出力回路、14 周波数発生器、
18 ホール素子、22 第1クロック切替回路、24
第2クロック切替回路、26 U相波形整形回路、2
8 012カウンタ、30 極性判定ラッチ、32 シ
ステムリセット回路、38 起動タイマ、42 マスク
判定回路、44 ロジック固定回路。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−31184(JP,A) 特開 平7−87785(JP,A) 特開 平7−143790(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02P 6/20 H02P 6/14

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ステータに設けた複数のステータコイル
    に駆動電流を選択的に供給し、複数極のロータマグネッ
    トを設けたロータを回転させるモータ駆動回路におい
    て、 ロータの位置を検出するロータ位置検出器と、 ロータの回転により、ロータの回転に応じた周波数信号
    を発生する周波数発生器と、 ステータコイルに所定の方向の通電を行いロータを安定
    点に停止させる起動前通電と、予め定めた通電パターン
    で、複数のステータコイルに順次通電し安定点にあるロ
    ータを所定方向に回転させる起動時通電と、ロータ位置
    及び周波数信号に基づいて複数のステータコイルへの駆
    動電流を制御する定常時通電と、を行う通電手段と、 を有し、 起動前通電は、ロータ位置検出器により検出したロータ
    位置に応じて、ステータコイルへの通電方向を所定の一
    方向に決定し、その通電を所定時間保持する ことを特徴
    とするモータ駆動回路。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のモータ駆動回路におい
    て、 少なくとも1つのステータコイルの両端電圧が所定範囲
    内にあるかを検出する電圧検出手段をさらに有し、 定常時通電手段による通電時において検出したステータ
    コイルの両端電圧が所定範囲内にないことで逆転を検出
    し、 逆転時に上記通電手段により、起動前通電、起動時通電
    を行った後、定常時通電を行うように制御する制御手段
    を有することを特徴とするモータ駆動回路。
JP25054195A 1995-09-28 1995-09-28 モータ駆動回路 Expired - Fee Related JP3247281B2 (ja)

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