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JP3245585B2 - 頭部装着式表示装置 - Google Patents

頭部装着式表示装置

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Publication number
JP3245585B2
JP3245585B2 JP2000118017A JP2000118017A JP3245585B2 JP 3245585 B2 JP3245585 B2 JP 3245585B2 JP 2000118017 A JP2000118017 A JP 2000118017A JP 2000118017 A JP2000118017 A JP 2000118017A JP 3245585 B2 JP3245585 B2 JP 3245585B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical system
display device
prism
prism member
head
Prior art date
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Application number
JP2000118017A
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English (en)
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JP2000352692A (ja
Inventor
修 小沼
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
Priority to JP2000118017A priority Critical patent/JP3245585B2/ja
Publication of JP2000352692A publication Critical patent/JP2000352692A/ja
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Publication of JP3245585B2 publication Critical patent/JP3245585B2/ja
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  • Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)
  • Lenses (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、頭部装着式表示装
置に関し、特に、使用者の頭部もしくは顔面に保持する
ことが可能なポータブル型の頭部又は顔面装着式視覚表
示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、バーチャルリアリティー用、ある
いは、個人的に大画面の映像を楽しむことを目的とし
て、ヘルメット型、ゴーグル型の頭部又は顔面に保持す
る視覚表示装置が開発されている。
【0003】例えば、特開平3−191389号におい
ては、図8に示すように、情報の内容を表示する2次元
表示素子1と、その表示内容を眼球に拡大投影するため
に表示素子1と対向して設けられた凹面鏡2と、両者の
間に配置された半透鏡3とを備えることにより、小型の
表示装置で大画面の画像が得られるものである。さら
に、上記半透鏡3に外界像をも透過する作用を持たせれ
ば、表示素子1上の像と外界像を同時に重ね合わせて見
ることができる。眼球と接眼光学系との間の作動距離を
かせぐためには、この半透鏡3は、図9に示すように、
半透過面を有するビームスプリッタプリズム4としても
よい。その場合、凹面鏡2の代わりに裏面鏡5を用い
る。これらの接眼光学系は、観察画角が水平方向すなわ
ちxz平面で約30°程度を想定している。画角30°
は、1mの位置で26インチのテレビを鑑賞する画角に
相当するものである。図9の構成の水平画角30°の接
眼光学系の球面収差、非点収差、歪曲収差、横収差を表
す収差図を図10に示した。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】頭部装着式表示装置の
臨場感をさらに増加させるには、眼球に拡大投影する映
像の水平方向画角を30°よりもさらに大きくとること
が必要である。前記した従来の接眼光学系は、コンパク
トでありながら、図10の収差図に示したように、良好
に収差が補正できるという、頭部装着式表示装置として
非常に重要な特徴があるので、この特徴を有効に生かし
ながら、いかにして水平方向の画角を30°以上に大き
くとるかが重要になってくる。実際には、このような構
成の接眼光学系では、画角を大きくするに従いプリズム
形状が大きくなるのは自明である。こうなると、接眼光
学系が大きく重くなり、頭部装着式表示装置としては致
命的な欠点となる。そこで、眼球とプリズムの間に正レ
ンズを設け、光線を屈曲させてなるべくプリズムをコン
パクトにしようとする設計は可能であるのだが、この光
学系では、最軸外の歪曲収差が10%以上発生し、周辺
の画像の歪みが大きくなって、逆に、臨場感に欠けた映
像を提供してしまうこととなる。本出願人が実際に観察
した結果、歪曲収差は5%程度もしくはそれ以下であれ
ば、臨場感を損なうことなく映像が鑑賞できることが分
かっており、画角が30°以上であっても、歪曲収差を
5%程度に補正することが必要不可欠である。
【0005】本発明はこのような状況に鑑みてなされた
ものであり、その目的は、水平画角が30°以上の広画
角でありながら、最軸外の歪曲収差の発生を5%程度に
補正できるコンパクトな拡大光学系を備えた頭部装着式
表示装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、本発明の頭部装着式表示装置は、少なくとも、情
報の内容を表示する表示素子と、その表示内容を光路中
で結像することなく眼球に虚像として拡大投影する光学
系とを含んだ頭部装着式表示装置において、前記光学系
が、少なくともプリズム部材を有し、前記プリズム部材
が、前記表示素子側に配置された入射面と、プリズム媒
質側に凹面を向け光束にパワーを与える反射面と、光束
の透過作用と反射作用とを兼用しかつ前記反射面との間
でコンパクト化のために光路を折り返す位置に配置され
た透過反射兼用面とを含んで構成され、前記プリズム部
材の前記入射面が非球面で構成され、前記入射面の非球
面形状が、光軸から離れる方向に向かって、相対的に正
パワーから負パワーに変換する形状を含んで構成されて
いることを特徴とするものである。本発明のもう1つの
頭部装着式表示装置は、少なくとも、情報の内容を表示
する表示素子と、その表示内容を光路中で結像すること
なく眼球に虚像として拡大投影する光学系とを含んだ頭
部装着式表示装置において、前記光学系が、少なくとも
プリズム部材を有し、前記プリズム部材が、前記表示素
子側に配置された入射面と、プリズム媒質側に凹面を向
け光束にパワーを与える反射面と、光束の透過作用と反
射作用とを兼用しかつ前記反射面との間でコンパクト化
のために光路を折り返す位置に配置された透過反射兼用
面とを含んで構成され、前記プリズム部材の前記入射面
が非球面で構成され、前記入射面の非球面が、前記表示
素子から射出される軸外光束径が小さい状態の内に収差
補正作用を与えるよう構成されていることを特徴とする
ものである。本発明のさらにもう1つの頭部装着式表示
装置は、少なくとも、情報の内容を表示する表示素子
と、その表示内容を光路中で結像することなく眼球に虚
像として拡大投影する光学系とを含んだ頭部装着式表示
装置において、前記光学系が、少なくともプリズム部材
を有し、前記プリズム部材が、前記表示素子側に配置さ
れた入射面と、プリズム媒質側に凹面を向け光束にパワ
ーを与える反射面と、光束の透過作用と反射作用とを兼
用しかつ前記反射面との間でコンパクト化のために光路
を折り返す位置に配置された透過反射兼用面とを含んで
構成され、前記プリズム部材の前記入射面が非球面で構
成され、前記入射面の非球面が、コマ収差や非点収差を
悪化させることなく、歪曲収差を効果的に補正するよう
に構成されていることを特徴とするものである。本発明
の別のもう1つの頭部装着式表示装置は、少なくとも、
情報の内容を表示する表示素子と、その表示内容を光路
中で結像することなく眼球に虚像として拡大投影する光
学系とを含んだ頭部装着式表示装置において、前記光学
系が、少なくともプリズム部材を有し、前記プリズム部
材が、前記表示素子側に配置された入射面と、プリズム
媒質側に凹面を向け光束にパワーを与える反射面と、光
束の透過作用と反射作用とを兼用しかつ前記反射面との
間でコンパクト化のために光路を折り返す位置に配置さ
れた透過反射兼用面とを含んで構成され、前記プリズム
部材の前記入射面が非球面で構成され、前記プリズム部
材は、少なくとも前記入射面が前記非球面形状にて構成
されることによって、歪曲収差を5%以下となるように
構成されていることを特徴とするものである。
【0007】以下、上記構成を採用する理由とその作用
について詳細に説明する。
【0008】説明の都合上、ここでは、光線追跡は、眼
球側を物点側とし表示素子を像点側とした逆追跡を用い
ることとする。
【0009】図9のような構成の表示装置において、光
軸屈曲手段はビームスプリッタプリズム4であるが、こ
れは、プリズムにより光路長を増して、半透鏡の場合に
不足する眼と光学系間の作動距離を大きくするために必
要な構成要素である。
【0010】図7は、凹面反射鏡による歪曲収差の発生
を説明するための図であり、図の(i)は、図8又は図
9の光学系を薄肉系として扱った歪曲収差のない理想
系、図の(ii)は凹面反射鏡による実際の光線追跡を
した系である。光学系の焦点距離をf、半画角をθとす
ると、焦点位置に眼球を配置していることから、その像
高y、y’は、(i)の場合、 y=f tanθ …(3) (ii)の場合、 y’=f sinθ …(4) となる。したがって、歪曲収差は、パーセントで表示す
れば、 〔(f sinθ−f tanθ)/f tanθ〕×100 =〔( sinθ− tanθ)/ tanθ〕×100 =〔 cosθ−1〕×100 …(5) となる。0<θ<90°の範囲では、( cosθ−1)<
0 であるから、凹面反射鏡を用いる本光学系の歪曲収
差はマイナスの値をとる。また、θが大きくなる程、
(5)式はマイナスに大きな値をとる。すなわち、画角
を大きくする程、マイナスの歪曲収差が大きくなる。
【0011】実際、(5)式で画角2θ=30°をとる
と、−4%の歪曲収差が発生するが、この程度であれば
問題なく画像を鑑賞できる。しかし、2θが30°を超
えると、さらに大きなマイナスの歪曲収差が発生する。
さらに、画角を大きくしながらも、プリズムの大きさを
大きくしないようにしようとするには、瞳孔とプリズム
の間に正レンズを設けるのが好ましいが、この場合も、
正レンズの瞳孔側の面でさらにマイナスの歪曲収差が発
生する。本発明は、この歪曲収差を−5%程度まで小さ
くすることに成功したものである。
【0012】本発明では、この歪曲収差の補正のため
に、非球面を用いた。収差補正のために非球面を用いる
ことはよく行われる方法であるが、本発明では、表示素
子側のプリズム面を非球面とすることを特徴とするもの
である。非球面を採用する面は他にもあるが、本発明の
接眼光学系は光路途中で結像することなく虚像を投影す
るものであるので、例えば軸外の光束径が大きい面で歪
曲収差を補正する、すなわち、主光線を操作する非球面
を採用すると、その上側従属光線と下側従属光線がその
非球面に入射する角度が大きく異なり、コマ収差が大き
く発生し、また、子午面と球欠面の曲率が異なってくる
ため、非点収差が大きく発生してしまう。そこで、表示
素子に近い面、すなわち、逆追跡においては像面に近い
面においては、軸外主光線高が高い上に軸外光束径が小
さいので、この面に非球面を採用することにより、コマ
収差、非点収差を悪化させることなく、主光線を操作で
き、歪曲収差だけを効果的に補正することができる。本
発明の光学系では、表示素子側のプリズム面のみがそれ
を達成できる面である。
【0013】さらに、本発明においては、その非球面は
光軸から離れるに従い、相対的に正パワーから負のパワ
ーに変換する形状にするのが好ましいが、これは、前述
のマイナスの歪曲収差を補正するのに必要な形状であ
る。マイナスの歪曲収差を発生させる軸外主光線は、表
示素子側プリズム面における歪曲収差ゼロの光線高に比
べて、低くなっている。歪曲収差を小さくするには、こ
の低い軸外主光線の光線高を高くするように、プリズム
面の光軸から離れた面に軸上のパワーに対して相対的に
負のパワーを設ければよい。なお、光軸近傍を正のパワ
ーにすると、他の光学面で発生する正の球面収差を打ち
消す作用が生じる。以上から、非球面形状は光軸から離
れるに従い、正パワーから負のパワーに変化する形状と
なるようにするのが好ましい。
【0014】さらに、本発明においては、全光学系の焦
点距離をf(mm)としたとき、 20<f<60 〔mm〕 …(1) を満足することが好ましいが、これはコンパクトな構成
の接眼光学系を達成するのに必要な条件である。この条
件の下限の20を超えると、画角は大きくとれるが、焦
点距離が短くなりすぎて、少なくとも10mm必要な光
学系と眼球の作動距離がとれなくなり、両者が干渉して
しまい、その上限の60を超えると、焦点距離が長くな
って作動距離はとれるが、光学系が大型化してしまい、
上記条件を満足しない限りは、コンパクトな頭部装着式
の表示装置は達成できない。
【0015】また、上記の焦点距離の限定とは別に、本
発明では、眼球と眼球側プリズム面の間に正レンズを設
けるのが好ましいが、これはコンパクトなビームスプリ
ッタプリズムを達成するのに必要なことである。画角を
大きくするに従ってプリズム形状は大きくなるのは自明
であり、接眼光学系の軽量化のためには、これを解決し
なければならない。そのために、正のパワーを持ったレ
ンズを眼球とプリズムの間に入れて、逆追跡において、
眼球瞳孔からの広画角をもった光束をこの正レンズで内
側に曲げてプリズムを小型化するのである。
【0016】さらに、本発明においては、この正レンズ
のパワーをφ1 、全光学系のパワーをφとするとき、 0.2<|φ1 /φ|<0.5 …(2) を満足することが好ましいが、その下限の0.2を超え
ると、正レンズのパワーが弱すぎてプリズムが大型化
し、逆に、その上限の0.5を超えると、パワーが強す
ぎて正レンズを構成する面の曲率が強くなって、その面
で収差の発生が大きくなってしまう。上記条件を満足し
ない限りは、コンパクトで収差の少ない接眼光学系は達
成できない。曲率を緩め、設計の自由度を増すために、
より望ましくは、上記の上限を0.4に抑えるとよい。
【0017】また、本発明の非球面は、その形状を、 Z=(y2 /r)/〔1+{1−(1+k)(y2 /r2 )}1/2 〕 +Ay4 +By6 +Cy8 +Dy10 …(6) で表したときに、 0.5×10-4<|A|<0.4×10-3 …(7) 0.05<|dZ/dyc |<0.5 …(8) の何れかを満足することが好ましい。ただし、Zは非球
面頂点から光軸方向に測った距離、yは頂点より光軸と
垂直な方向に測った距離、rは頂点の曲率半径、kは円
錐定数、A、B、C、Dはそれぞれ4次、6次、8次、
10次の非球面係数である。
【0018】上記条件(7)は非球面の4次の係数を規
定したものであり、その上限の0.4×10-3を超える
と、非球面量が大きくなりすぎてしまい、軸外の収差が
悪化してしまい、下限の0.5×10-4を超えると、非
球面量が小さすぎてしまい、収差の補正が充分なされな
く、好ましくない。
【0019】また、条件(8)のdZ/dyc は最も軸
外の主光線高におけるこの非球面の傾きを限定したもの
であり(サフィックスの“c ”は主光線を表す。)、こ
の条件の下限の0.05を超えると、主光線と面のなす
角度が大きく、主光線がそこで大きく屈折して歪曲収差
が大きくなり、上限の0.5を超えると、主光線と面の
なす角度が小さい代わりに、最軸外での非球面が大きく
なるので、光軸近傍の球面からの面の変化が大きく、中
間の軸外での収差を乱すことになって、どちらの場合も
好ましくない。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照にして本発明の
頭部装着式表示装置の光学系の実施例1〜5について説
明する。
【0021】図1に実施例1の観察垂直方向の断面図を
示すが、実施例2〜5の構成は実施例1とほぼ同じであ
ので、図示は省く。
【0022】図1において、観察者眼球から表示素子へ
の逆追跡の順に、符号Eは観察者眼球の瞳孔位置、Lは
両凸レンズ、Pはビームスプリッタプリズム、Rは凹面
反射面(裏面鏡)、Dは表示素子の表示面である。
【0023】画角は、実施例1から5までは、観察水平
方向35°の例(2ω=35°)である。瞳孔径は全実
施例とも、φ8mmである。
【0024】以下、上記実施例1〜5の逆追跡のレンズ
データを示すが、記号は、上記の外、r0 は瞳孔Eを、
0 はアイポイントを、r1 、r2 …は各レンズ面又は
反射面の曲率半径を、d1 、d2 …は各面間の間隔を、
d1、nd2…は各硝材のd線の屈折率、νd1、νd2…は
各硝材のアッベ数を表し、d19はビームスプリッタプリ
ズムPの表示素子D側プリズム面と表示素子Dの間の間
隔を、r20は表示素子Dを表す。また、非球面形状は、
前記(6)式にて表される。 実施例1 r0 = ∞ d0 = 20.000000 r1 = 77.43753 d1 = 3.000000 nd1 =1.51633 νd1 =64.1 r2 = -77.43753 d2 = 0.500000 r3 = ∞ d3 = 26.000000 nd2 =1.51633 νd2 =64.1 r4 = -81.57246(反射面) d4 = -24.000000 nd3 =1.51633 νd3 =64.1 r5 = 63.91929(非球面) d19= -2.383824 r20= ∞ 非球面係数 第5面 k = -1.000000 A = -0.608643×10-4 B =C =D =0 。 実施例2 r0 = ∞ d0 = 20.000000 r1 = 79.36857 d1 = 3.000000 nd1 =1.51633 νd1 =64.1 r2 = -79.36857 d2 = 0.500000 r3 = ∞ d3 = 26.000000 nd2 =1.51633 νd2 =64.1 r4 = -81.23816(反射面) d4 = -24.000000 nd3 =1.51633 νd3 =64.1 r5 = 33.78031(非球面) d19= -2.470484 r20= ∞ 非球面係数 第5面 k = -1.000000 A = -0.147534×10-3 B = 0.366295×10-6 C =D =0 。 実施例3 r0 = ∞ d0 = 20.000000 r1 = 74.25602 d1 = 3.000000 nd1 =1.51633 νd1 =64.1 r2 = -74.25602 d2 = 0.500000 r3 = ∞ d3 = 26.000000 nd2 =1.51633 νd2 =64.1 r4 = -80.08536(反射面) d4 = -24.000000 nd3 =1.51633 νd3 =64.1 r5 = 4142.92319(非球面) d19= -1.880994 r20= ∞ 非球面係数 第5面 k = -1.000000 A = -0.106968×10-3 B =C =D =0 。 実施例4 r0 = ∞ d0 = 20.000000 r1 = 73.93257 d1 = 3.000000 nd1 =1.51633 νd1 =64.1 r2 = -73.93257 d2 = 0.500000 r3 = ∞ d3 = 26.000000 nd2 =1.51633 νd2 =64.1 r4 = -80.43616(反射面) d4 = -24.000000 nd3 =1.51633 νd3 =64.1 r5 = 179.78039(非球面) d19= -1.888758 r20= ∞ 非球面係数 第5面 k = -1.000000 A = -0.165504×10-3 B = 0.458241×10-6 C =D =0 。 実施例5 r0 = ∞ d0 = 20.000000 r1 = 72.48992 d1 = 3.000000 nd1 =1.51633 νd1 =64.1 r2 = -72.48992 d2 = 0.500000 r3 = ∞ d3 = 26.000000 nd2 =1.51633 νd2 =64.1 r4 = -81.01813(反射面) d4 = -24.000000 nd3 =1.51633 νd3 =64.1 r5 = 168.60494(非球面) d19= -1.816503 r20= ∞ 非球面係数 第5面 k = -1.000000 A = -0.349756×10-3 B = 0.163775×10-5 C =D =0 。
【0025】次に、上記実施例1〜5の球面収差、非点
収差、歪曲収差、横収差を表す収差図をそれぞれ図2〜
図6に示す。
【0026】なお、実施例1〜5の前記条件式(1)、
(2)、(7)、(8)に対応する値は次の表1の通り
である。
【0027】
【0028】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明の構成に
よれば、水平画角が30°以上で、歪曲収差が5%程度
以下となり得るので、広画角でありながら、歪曲収差が
発生しない、コンパクトな光学系を備えた頭部装着式表
示装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の頭部装着式表示装置の光学系の実施例
1の断面図である。
【図2】実施例1の球面収差、非点収差、歪曲収差、横
収差を表す収差図である。
【図3】実施例2の球面収差、非点収差、歪曲収差、横
収差を表す収差図である。
【図4】実施例3の球面収差、非点収差、歪曲収差、横
収差を表す収差図である。
【図5】実施例4の球面収差、非点収差、歪曲収差、横
収差を表す収差図である。
【図6】実施例5の球面収差、非点収差、歪曲収差、横
収差を表す収差図である。
【図7】凹面反射鏡による歪曲収差の発生を説明するた
めの図である。
【図8】従来の頭部装着式表示装置の構成を示す図であ
る。
【図9】従来のもう1つの頭部装着式表示装置の構成を
示す図である。
【図10】図9の装置の球面収差、非点収差、歪曲収
差、横収差を表す収差図である。
【符号の説明】
E…観察者眼球の瞳孔位置 L…両凸レンズ P…ビームスプリッタプリズム R…凹面反射面(裏面鏡) D…表示素子の表示面

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも、情報の内容を表示する表示
    素子と、その表示内容を光路中で結像することなく眼球
    に虚像として拡大投影する光学系とを含んだ頭部装着式
    表示装置において、 前記光学系が、少なくともプリズム部材を有し、 前記プリズム部材が、前記表示素子側に配置された入射
    面と、プリズム媒質側に凹面を向け光束にパワーを与え
    る反射面と、光束の透過作用と反射作用とを兼用しかつ
    前記反射面との間でコンパクト化のために光路を折り返
    す位置に配置された透過反射兼用面とを含んで構成さ
    れ、 前記プリズム部材の前記入射面が非球面で構成され、 前記入射面の非球面形状が、光軸から離れる方向に向か
    って、相対的に正パワーから負パワーに変換する形状を
    含んで構成されていることを特徴とする頭部装着式表示
    装置。
  2. 【請求項2】 少なくとも、情報の内容を表示する表示
    素子と、その表示内容を光路中で結像することなく眼球
    に虚像として拡大投影する光学系とを含んだ頭部装着式
    表示装置において、 前記光学系が、少なくともプリズム部材を有し、 前記プリズム部材が、前記表示素子側に配置された入射
    面と、プリズム媒質側に凹面を向け光束にパワーを与え
    る反射面と、光束の透過作用と反射作用とを兼用しかつ
    前記反射面との間でコンパクト化のために光路を折り返
    す位置に配置された透過反射兼用面とを含んで構成さ
    れ、 前記プリズム部材の前記入射面が非球面で構成され、 前記入射面の非球面が、前記表示素子から射出される軸
    外光束径が小さい状態の内に収差補正作用を与えるよう
    構成されていることを特徴とする頭部装着式表示装置。
  3. 【請求項3】 少なくとも、情報の内容を表示する表示
    素子と、その表示内容を光路中で結像することなく眼球
    に虚像として拡大投影する光学系とを含んだ頭部装着式
    表示装置において、 前記光学系が、少なくともプリズム部材を有し、 前記プリズム部材が、前記表示素子側に配置された入射
    面と、プリズム媒質側に凹面を向け光束にパワーを与え
    る反射面と、光束の透過作用と反射作用とを兼用しかつ
    前記反射面との間でコンパクト化のために光路を折り返
    す位置に配置された透過反射兼用面とを含んで構成さ
    れ、 前記プリズム部材の前記入射面が非球面で構成され、 前記入射面の非球面が、コマ収差や非点収差を悪化させ
    ることなく、歪曲収差を効果的に補正するように構成さ
    れていることを特徴とする頭部装着式表示装置。
  4. 【請求項4】 少なくとも、情報の内容を表示する表示
    素子と、その表示内容を光路中で結像することなく眼球
    に虚像として拡大投影する光学系とを含んだ頭部装着式
    表示装置において、 前記光学系が、少なくともプリズム部材を有し、 前記プリズム部材が、前記表示素子側に配置された入射
    面と、プリズム媒質側に凹面を向け光束にパワーを与え
    る反射面と、光束の透過作用と反射作用とを兼用しかつ
    前記反射面との間でコンパクト化のために光路を折り返
    す位置に配置された透過反射兼用面とを含んで構成さ
    れ、 前記プリズム部材の前記入射面が非球面で構成され、 前記プリズム部材は、少なくとも前記入射面が前記非球
    面形状にて構成されることによって、歪曲収差を5%以
    下となるように構成されていることを特徴とする頭部装
    着式表示装置。
  5. 【請求項5】 前記光学系の焦点距離をf(mm)とし
    たとき、以下の条件(1)を満足することを特徴とする
    請求項1から4の何れか1項記載の頭部装着式表示装
    置。 20<f<60 〔mm〕 …(1)
  6. 【請求項6】 前記光学系が正のパワーを持ったレンズ
    を有し、前記レンズがプリズム部材と観察者の眼球位置
    との間に配置されていることを特徴とする請求項記載
    の頭部装着式表示装置。
  7. 【請求項7】 前記レンズのパワーをφ1 、前記光学系
    のパワーをφとしたとき、以下の条件(2)を満足する
    ことを特徴とする請求項記載の頭部装着式表示装置。 0.2<|φ1 /φ|<0.5 …(2)
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