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JP3133809B2 - 形鋼の矯正装置 - Google Patents

形鋼の矯正装置

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Publication number
JP3133809B2
JP3133809B2 JP04025275A JP2527592A JP3133809B2 JP 3133809 B2 JP3133809 B2 JP 3133809B2 JP 04025275 A JP04025275 A JP 04025275A JP 2527592 A JP2527592 A JP 2527592A JP 3133809 B2 JP3133809 B2 JP 3133809B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
flange
roll
web
corrected
shaped steel
Prior art date
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Expired - Fee Related
Application number
JP04025275A
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English (en)
Other versions
JPH05220515A (ja
Inventor
啓徳 三浦
和郎 大森
実 福田
進 片山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Steel Corp
Original Assignee
JFE Steel Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by JFE Steel Corp filed Critical JFE Steel Corp
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  • Metal Rolling (AREA)
  • Straightening Metal Sheet-Like Bodies (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、H形鋼のようなウエ
ブおよびフランジを有する形鋼の矯正に用いて好適な矯
正装置に関し、とくに該形鋼の矯正時に発生する形状不
良を効果的に回避しようとするものである。
【0002】
【従来の技術】熱間あるいは冷間圧延にて得られたH形
鋼等は、その断面形状を整えるため、ローラストレート
ナーやギャグ式のプレス矯正機によって形状を修正する
のが一般的であるが、かかる矯正手段は形鋼の長手方向
における曲がりや反りの矯正を主目的としたものであ
り、とくに、フランジのウエブに対する直角度を修正す
るには必ずしも充分な機能を有するものとはいえず、こ
のためフランジ部については、それ専用の矯正機が用い
られていた。これに関する文献としては、例えば特開昭
63-72428号公報あるいは特開昭63-192517 号公報などが
参照される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のフランジ修正用
の矯正機は、形鋼のウエブを水平ロールにて拘束した状
態で、フランジを拘束する竪ロールをフランジの外面よ
り押しつけ、フランジのウエブに対する角度を強制的に
修正しようとするものであり、これによればかかる矯正
作業における能率を著しく改善することができた。しか
しながら、該矯正機は、形鋼のフランジを拘束するロー
ルの押圧状況によっては、竪ロールおよび水平ロールの
噛み込み位置のずれに起因して矯正を施すべき形鋼(以
下、単に被矯正材と記す。)が上下に次第にずれていっ
たり、矯正時の塑性変形によって反りが発生し、ウエブ
中心が偏る不具合があった。このような不都合を解消す
るには、水平ロールによるウエブの拘束力および竪ロー
ルによるフランジの押圧力を小さくすればよいが、これ
では、被矯正材の形状修正を充分なものとすることはで
きず、その解決策が望まれていた。
【0004】被矯正材の、とくにフランジにおける局部
的な矯正を施すのに適した矯正装置を用いた場合に発生
する上述のような不具合を効果的に解消することがこの
発明の目的である。
【0005】被圧延材の矯正時に生じる形状不良、とく
に、ウエブ中心の偏りを回避すべく種々実験と検討を重
ねた結果、被矯正材のフランジの中心と矯正装置に配置
される竪ロールのロール胴の中心とを合致させつつ該矯
正材を矯正装置に誘導することが極めて有効であること
を突き止めた。この発明は上記の知見に立脚するもので
ある。すなわち、この発明は、熱間又は冷間圧延を施し
て得たウエブおよびフランジを有する形鋼を矯正する装
置であって、形鋼のウエブをその表裏面で挟んで転動す
る無駆動式の水平ロール対と、形鋼のフランジに接して
該フランジのウエブに対する角度を修正するロール接触
角の変更可能な回転駆動機構を有する竪ロールとを備
え、この竪ロールの入側に形鋼の各フランジ幅端部に向
けて近接・離隔可能で、かつ該形鋼のフランジの中心と
竪ロールのロール胴の中心とを合致させつつ該形鋼を誘
導する、かみ込み位置制御用のガイドを配置してなる、
ことを特徴とする形鋼の矯正装置である。
【0006】さて、図1,図2にこの発明に従う矯正装
置の構成を、とくにH形鋼に適用する場合を例として、
その側面並びに正面の要部について示し、図における番
号1はウエブwおよびフランジfを有するH形鋼(以
下、単に被矯正材と記す)、2は被矯正材1のウエブw
をその表裏面で挟んで転動する無駆動式の水平ロール対
であって、この水平ロール対2a,2bのうちの少なく
とも1つのロール、たとえばロール2aはシリンダSの
作動にて上下に昇降移動可能で、サイズの異なる被矯正
材の矯正にも対応できるようになっている。また、3は
被矯正材1のフランジfの外面に接して該フランジfの
ウエブwに対する角度を修正する竪ロールであって、こ
の竪ロール3はこれを駆動するための駆動源3aおよび
竪ロール3をそれを保持するチョック3bとともに傾動
させロールの接触角を変更するジャッキ3cを有する。
4a,4bは竪ロール3をチョック3bとともに載置す
るカートリッジであって、このカートリッジ4a,4b
はフレーム5内で走行できるようになっている。6はフ
レーム5に回転自在に保持されるスクリューロッドであ
って、このロッド6の一端は、少なくとも一方のカート
リッジ、例えばカートリッジ4aに連結されていて、こ
のロッド6を駆動手段(図示省略)にて回転駆動させる
ことにより該カートリッジ4aをフレーム5内で竪ロー
ル3とともに移動させてロール間隔を調整する。7はフ
レーム5に固定保持されその一端をカートリッジ4aに
連結したバランスシリンダ、8はフレーム5に固定保持
されその一端をカートリッジ4bに連結したバランスシ
リンダ、9はフレーム5とカートリッジ4bをつなぐ液
圧シリンダであって、このシリンダ9は、カートリッジ
4bに載置された竪ロール3を被矯正材のフランジfに
向けて一定の圧力で押しつけ、規定以上の圧力が作用し
た場合にカートリッジ4bをフランジfから離れる向き
に退避させ常に一定の押圧力が得られるような構造にな
っている。また、10はフレーム5を上下に移動させるた
めの昇降ジャッキであって、このジャッキ10によってサ
イズの異なる被矯正材を矯正するような場合においても
形鋼のフランジfの中心と竪ロール3のロール中心が一
致するようにその上下のレベルを調整する。11は竪ロー
ル3の入側に配置されたかみ込み位置制御用のガイドで
あって、このガイド11は、被矯正材1の誘導に際して過
大な負荷が加わったときの破損などを防止するのに役立
つ緩衝機構11a および水平ロールのロールチョックに設
けたスライドベース12に沿って昇降移動可能な昇降手段
(スクリュ式ジャッキなど) を備え、各フランジ幅端部
に向けて接近・離隔させることによって、被矯正材1の
フランジfの中心と竪ロール3のロール中心を一致させ
る機能を有する。
【0007】
【作用】被矯正材の矯正では、図3に示すごとく矯正装
置の入側において反りなどの変形があると、被矯正材1
のパスラインPからはずれたところでフランジfがまず
竪ロール3に拘束され、その後水平ロール対2によって
被矯正材1の該ウエブwがパスラインPに一致していく
ようになる。このとき、ウエブwが、竪ロール3のフラ
ンジfに対する押圧によって生じる摩擦力に打ち勝つだ
けの充分な強度を有していれば、フランジfをその中心
が竪ロール3のロール胴の中心に合致する位置まで移動
させることができるのでとくに問題はないが、一般にH
形鋼などの被矯正材はフランジ厚に比較しウエブ厚が小
さいため、フランジfは竪ロール3にて拘束された初期
状態を維持したまま図4に示すようにウエブwのフラン
ジfに対する接合位置が変動するのが避けられない。
【0008】また、図5に示すような断面形状になる被
矯正材1の矯正に当たって竪ロール3にてフランジfを
押圧するような場合には、被矯正材1のフランジfの下
端部のみが塑性変形してその長手方向へ伸び、しかも竪
ロール3とフランジfとの接触状況が線から面ではな
く、点から線そして面へと変化するため、被矯正材1が
簡単に上下にずれることになっていたのである。
【0009】この発明では、とくに被矯正材1のフラン
ジfが竪ロール3に噛み込まれる直前にそれを誘導する
ガイド11を設けたので、矯正前の被矯正材1に反りなど
の変形があっても常にフランジfの中心と竪ロール3の
ロール中心を一致させることができるので、矯正時にフ
ランジの中心が偏るようなことはなく、断面形状の良好
な矯正材を得ることができる。
【0010】なお、上掲図1,図2では、被圧延材1の
尾端部における下方への変形も考慮して、ガイド11を被
矯正材1のすべてのフランジ幅端部に配置した場合を例
として示したが、通常、被矯正材1は搬送用のテーブル
ローラrで搬送される。したがって、被矯正材1がテー
ブルローラrよりも下へ向けて変形するようなおそれが
ない場合には、被矯正材1の上部におけるフランジ幅端
部の位置にのみガイド11を設けるようにしてもよい。
【0011】
【発明の効果】かくしてこの発明によれば、たとえ被矯
正材に反りなどの変形があっても、フランジの中心と竪
ロールのロール胴の中心を合致させて矯正装置に導入す
ることができるので、その際にフランジ中心が偏るよう
なことはなく、フランジのウエブに対する角度を効果的
に修正できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に従う矯正装置の構成説明図である。
【図2】この発明に従う矯正装置の構成説明図である。
【図3】被矯正材の矯正状況を示し図である。
【図4】矯正後のH形鋼の断面形状を示した図である。
【図5】被圧延材の矯正要領の説明図である。
【符号の説明】
1 被矯正材 2 水平ロール対 3 竪ロール 4a カートリッジ 4b カートリッジ 5 フレーム 6 スクリューロッド 7 バランスシリンダ 8 バランスシリンダ 9 液圧シリンダ 10 昇降ジャッキ 11 かみ込み位置制御用ガイド 12 スライドベース w ウエブ f フランジ P パスライン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 片山 進 岡山県倉敷市水島川崎通1丁目(番地な し) 川崎製鉄株式会社 水島製鉄所内 (56)参考文献 特開 平3−169430(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B21D 3/05

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱間又は冷間圧延を施して得たウエブお
    よびフランジを有する形鋼を矯正する装置であって、形
    鋼のウエブをその表裏面で挟んで転動する無駆動式の水
    平ロール対と、形鋼のフランジに接して該フランジのウ
    エブに対する角度を修正するロール接触角の変更可能な
    回転駆動機構を有する竪ロールとを備え、この竪ロール
    の入側に形鋼の各フランジ幅端部に向けて接近・離隔可
    能で、かつ、該形鋼のフランジの中心と竪ロールのロー
    ル胴の中心とを合致させつつ該形鋼を誘導する、かみ込
    み位置制御用のガイドを配置してなる、ことを特徴とす
    る形鋼の矯正装置。
JP04025275A 1992-02-12 1992-02-12 形鋼の矯正装置 Expired - Fee Related JP3133809B2 (ja)

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