[go: up one dir, main page]
More Web Proxy on the site http://driver.im/

JP3131215B2 - 新規インスリン誘導体 - Google Patents

新規インスリン誘導体

Info

Publication number
JP3131215B2
JP3131215B2 JP02297376A JP29737690A JP3131215B2 JP 3131215 B2 JP3131215 B2 JP 3131215B2 JP 02297376 A JP02297376 A JP 02297376A JP 29737690 A JP29737690 A JP 29737690A JP 3131215 B2 JP3131215 B2 JP 3131215B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
insulin
thr
arg
physiologically acceptable
formula iii
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP02297376A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH03169895A (ja
Inventor
ラスツロ・フエルテジ
カール・ガイゼン
リヒアルト・ビカー
Original Assignee
ヘキスト・アクチエンゲゼルシヤフト
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ヘキスト・アクチエンゲゼルシヤフト filed Critical ヘキスト・アクチエンゲゼルシヤフト
Publication of JPH03169895A publication Critical patent/JPH03169895A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3131215B2 publication Critical patent/JP3131215B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12NMICROORGANISMS OR ENZYMES; COMPOSITIONS THEREOF; PROPAGATING, PRESERVING, OR MAINTAINING MICROORGANISMS; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING; CULTURE MEDIA
    • C12N15/00Mutation or genetic engineering; DNA or RNA concerning genetic engineering, vectors, e.g. plasmids, or their isolation, preparation or purification; Use of hosts therefor
    • C12N15/09Recombinant DNA-technology
    • C12N15/11DNA or RNA fragments; Modified forms thereof; Non-coding nucleic acids having a biological activity
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07KPEPTIDES
    • C07K14/00Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof
    • C07K14/435Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof from animals; from humans
    • C07K14/575Hormones
    • C07K14/62Insulins
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P3/00Drugs for disorders of the metabolism
    • A61P3/08Drugs for disorders of the metabolism for glucose homeostasis
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P3/00Drugs for disorders of the metabolism
    • A61P3/08Drugs for disorders of the metabolism for glucose homeostasis
    • A61P3/10Drugs for disorders of the metabolism for glucose homeostasis for hyperglycaemia, e.g. antidiabetics

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Diabetes (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Genetics & Genomics (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Zoology (AREA)
  • Endocrinology (AREA)
  • Biophysics (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Proteomics, Peptides & Aminoacids (AREA)
  • Pharmacology & Pharmacy (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Toxicology (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Gastroenterology & Hepatology (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Obesity (AREA)
  • Hematology (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • Emergency Medicine (AREA)
  • Wood Science & Technology (AREA)
  • Biotechnology (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Plant Pathology (AREA)
  • Microbiology (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)
  • Peptides Or Proteins (AREA)
  • Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
  • Heterocyclic Carbon Compounds Containing A Hetero Ring Having Nitrogen And Oxygen As The Only Ring Hetero Atoms (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 知られているように糖尿病(disease diabetes melli
tus)の治療には相当量のインスリンおよびインスリン
誘導体が必要であり、またそれらの一部は大規模に生産
されている。様々な作用プロフィールをもった相当数の
既存のインスリン製剤および修飾物が存在するにも拘ら
ず、個体相互間のおよび個体自体内の変動を伴う生物間
の相違の故に、さらにその他の性質および作用特徴を有
する別のインスリン生成物が依然として必要とされてい
る。
持効性作用を有するインスリン誘導体は、例えばEP−
B 132,769号およびEP−B 132,770号明細書に記載されて
いる。これらは次の式I: (ここで式中、 R1はHまたはH−Pheを表わし、 R30は中性で、遺伝子的にコード化可能なL−アミノ
酸の基であり、そして R31は塩基性であって50個までの炭素原子を有し、そ
の合成には0〜3個のα−アミノ酸が関与し、そして任
意の末端カルボキシル官能が遊離状態で、エステル官能
として、アミド官能として、ラクトンとして存在する
か、またはCH2OHに還元されていてもよい、生理学的に
許容し得る有機基を表わす) で示される、インスリンB鎖のB31位が特に基本的に修
飾された誘導体である。
これらインスリン誘導体の特徴は5.8〜8.5の等電点
(等電フォーカシングにより測定)である。該等電点
(これは未修飾天然インスリンまたはプロインスリン等
電点(pH=5.4)と比較すると中性域にシフトしてい
る)は、塩基性修飾の結果分子表面に局在する付加的な
陽性荷電による。これによって塩基性修飾を伴うこれら
インスリン誘導体は、例えば中性域では通常溶解状態に
ある天然インスリンまたはプロインスリンよりも、生理
学的に重要な中性域における溶解性が低下する。
式Iで示される塩基性修飾を伴うインスリン誘導体の
持効性またはデポー作用は、等電点における難溶性に由
来している。前記二つの刊行物によれば、誘導体に応じ
てトリプシンまたはトリプシン様および/またはカルボ
キシペプチダーゼBまたはカルボキシペプチターゼB様
および/またはエステラーゼ活性により生じる付加的塩
基性基の除去によって、生理学的条件下におけるインス
トリン誘導体の再溶解が達成されるはずである。各場合
に除去される基は純生理学的代謝物であるか、または易
代謝性の生理学的に許容し得る物質である。
インスリンを塩基性修飾した結果としての前述のデポ
ー原理は、その後、更に、主としてAおよびB鎖内を塩
基性修飾した他のインスリン誘導体(例えばEP−A 0,19
4,864およびEP−A 0,254,516参照)の製造および相当す
る市販により利用されている。
A1位を超えたA鎖延長部に塩基性修飾を有するいくつ
かの塩基性修飾されたインスリン誘導体と知られている
(P.Rsen et al.,Biochem.J.(1980),186,945〜952
参照)。修飾成分として塩基性アミノ酸を有するかかる
インスリン誘導体として、前記文献には特定的に、 Lys−Arg−GlyA1−ウシインスリン、 Arg−GlyA1−ウシインスリン、 Arg−Arg−GlyA1−ウシインスリンおよび Arg−Arg−Arg−GlyA1−ウシインスリン が記載されている。これらのインスリン誘導体は未修飾
インスリンに比べかなり減少された生物活性を有するも
のとされている(特に前記文献記事中の第947頁の第1
表参照)。該化合物のデポー作用の可能性については前
記参考文献中に全く記述されていない。
デポー作用を有する特に有利な、塩基性修飾されたイ
ンスリン誘導体は、ドイツ特許出願P3844211.6号明細書
に記載の塩基性修飾されたインスリン誘導体である。そ
れらはAO位に塩基性アミノ酸アルギニンが存在する次の
式IIで示されるインスリン誘導体である: (ここで式中、 a) R30+R31=OHまたは b) R30=中性の、遺伝子的にコード化可能な、L−
アミノ酸の基、および R31=OHまたは塩基性であって50個までの炭素原子を
有し、その合成に0〜3個のα−アミノ酸が関与しそし
て任意の末端カルボキシル官能が遊離状態で、エステル
官能として、アミド官能として、ラクトンとして存在す
るかまたはCH2OHに還元され得る、生理学的に許容し得
る有機基。
ただし、同時にR30=Ala、R31=OHであってA−およ
びB−鎖がウシインスリンの配列である場合〔すなわ
ち、AO−Arg−ウシインスリン〕を除く)。
これらのインスリン誘導体の生理学的に許容し得る塩
(例えばアルカリ金属またはアンモニウム塩)もその遊
離インスリン誘導体と同等である。
これらのインスリン誘導体は、AO位が塩基性修飾され
る結果(前記の塩基性修飾を有するインスリン誘導体と
同様)持効性作用プロフィール、および(前記の塩基性
修飾を有するインスリン誘導体と比較した場合)体内許
容性に関し、際立った長所を有している。すなわち、そ
れらの生物活性は天然インスリンのそれに対応する。
さらにこれらのインスリン誘導体を発展させる試みに
おいて、今や本発明によるこの目的はAO−Arg位を超え
たA鎖延長によって達成されることが見出された。
すなわち、本発明は次の式III (ここで式中、 a) R30+R31=OHまたは b) R30=中性の、遺伝子的にコード化可能なL−ア
ミノ酸の基および R31=OHまたは その合成には0〜3個のα−アミノ酸が関与しそして
任意の末端カルボキシル官能が遊離形態で、エステル官
能として、アミド官能として、ラクトンとして存在する
かまたはCH2OHに還元されていてもよい、50個までの炭
素原子を有する塩基性の生理学的に許容し得る有機基、
および c) RA-1=遺伝子的にコード化可能なL−アミノ酸の
基または50個までの炭素原子を有する生理学的に許容し
得る有機基、 ただし、同時にR30=Ala、R31=OH、RA-1=Lysまたは
ArgでありそしてA鎖およびB鎖がウシインスリンの配
列である場合を除く)で示される新規インスリン誘導体
およびその生理学的に許容し得る塩に関する。
a) R30+R31=OHである式IIIの化合物は対応するR
A-1−AO−Arg−Des−B30インスリンである。これらの化
合物は特に好ましい。
b) あるいはまた、式IIIにおいてR30は中性の、遺伝
子的にコード化可能なL−アミノ酸の基でありそしてR
31はOHであるかまたは塩基性であって50個までの炭素原
子を有する相当する生理学的に許容し得る有機基である
こともできる。これらの化合物は対応するRA-1−AO−Ar
gインスリン誘導体である。
R30およびR31は前記のより早い特許出願による化合物
についての式IIの場合と同じ意味を有する。
中性の、遺伝子的にコード化可能なL−アミノ酸(R
30について)は、Gly、Ala、Ser、Thr、Val、Leu、Il
e、Asn、Gln、Cys、Met、Try、PheおよびProであり、そ
してAla、ThrおよびSerが好ましく、特にThrが好まし
い。
R31=OHである場合には、対応するインスリンとは
(A−1)およびAO位が修飾されている点のみ異なるイ
ンスリン誘導体が生成する。
R31が塩基性であって、50個までの炭素原子を有する
相当する生理学的に許容し得る有機基である場合には、
同様に、導入部に記載の刊行物EP−B−132,769号およ
びEP−B−132,770号による塩基性修飾を有するインス
リン誘導体とは(A−1)およびAO位が修飾されている
点のみが異なるインスリン誘導体が生成する。
R31の合成においてα−アミノ酸が全く関与しない場
合、このラジカルに適した塩基性基の例は次のとおりで
ある:アミノ−(C2〜C6)−アルコキシ、(C1〜C4)−
アルキルアミノ−(C2〜C6)−アルコキシ、ジ−(C1
C4)−アルキルアミノ−(C2〜C6)−アルコキシ、トリ
−(C1〜C4)−アンモニオ−(C2〜C6)−アルコキシ、
アミノ−(C2〜C6)−アルキルアミノ、〔(C1〜C4)−
アルキルアミノ〕−(C2〜C6)−アルキルアミノ、ジ−
(C1〜C4)−アルキルアミノ−(C2〜C6)−アルキルア
ミノまたは〔トリ−(C1〜C4)−アルキルアミノ〕−
(C2〜C6)−アルキルアミノ、特に、−O−〔CH2
−NR2、−O−〔CH2−N R3、−NH−〔CH2−N
R2または−NH−〔CH2−N R3〔式中、p=2〜6
であり、そしてRは同一であるかまたは異なり、そして
水素または(C1〜C4)アルキルを表わす〕。
3個までのα−アミノ酸がR31の合成に関与する場
合、これらは主として中性または塩基性の天然L−アミ
ノ酸および/またはこれらに相当するD−アミノ酸であ
る。中性の天然アミノ酸は、特に、Gly、Ala、Ser、Th
r、Var、Leu、Ile、Asn、Gln、Cys、Met、Tyr、Phe、Pr
oおよびHypである。塩基性の天然アミノ酸は、特に、Ar
g、Lys、Hyl、Orn、CitおよびHisである。中性のα−ア
ミノ酸のみが関与する場合、(R31を塩基性とするため
には)それらの末端カルボキシル官能は遊離であっては
ならない。この場合にはそのカルボキシル官能はむしろ
塩基性基でエステル化またはアミド化されていなければ
ならず、またこの場合の適切な塩基性基は、例えば、α
−アミノ酸がR31の合成に全く関与しない場合について
既述した塩基性基である。もちろん、これらの塩基性エ
ステルまたはアミド基は塩基性α−アミノ酸のカルボキ
シル官能をブロックすることもできる。中性のエステル
またはアミド基、例えば(C1〜C6)−アルコキシ、(C3
〜C6)−シクロアルコキシ、NH2、(C1〜C6)−アルキ
ルアミノまたはジ−(C1〜C6)−アルキルアミノなど
も、ブロッキングが所望される場合、塩基性α−アミノ
酸がカルボキシル官能のブロッキングに適切であり得
る。
もちろん、末端カルボキシル官能は末端アミノ酸がヒ
ドロキシアミノ酸である場合にのみラクトン形態であり
得る。
末端カルボキシル官能をCH2OHに還元することも更に
可能である。
RA-1は(20個の)遺伝子的にコード化可能なアミノ酸
のいずれかの基であることができる。それらの遺伝子的
にコード化可能なアミノ酸はGly、Ala、Ser、Thr、Va
l、Leu、Ile、Asp、Asn、Glu、Gln、Cys、Met、Arg、Ly
s、His、Try、Phe、Proである。
さらに、RA-1は50個までの炭素原子を有する生理学的
に許容し得る有機基であることも可能である。このよう
な基としては例えば直鎖状または分枝鎖状のアルキル基
であるか、あるいはさらに場合によっては例えばヒドロ
キシル、アミノ、アルコキシ、カルボキシル、カルボア
ルコキシおよび/またはカルボキサミド基によって置換
されていてもよいアリールまたはアラルキル基である。
好ましくは、RA-1はAla、Thr、Ser、LysまたはArgで
あり、特にThrが好ましい。
式IIIの好ましいインスリン誘導体は式中、 a) R30+R31=OHまたは b) R30=Ala、ThrまたはSer、特にThrのラジカルお
よび R31=OHおよび c) RA-1=Thr であるインスリン誘導体である。
これらのインスリン誘導体は(A−1)Thr−(AO)A
rg−Des(B30)インスリンおよび(A−1)Thr−(A
O)Argインスリンである。
ここでのA1−A21およびB1〜B29配列がヒト、ブタまた
はウサギインスリンの(同一)配列であるかまたはウシ
インスリンの(この点では僅かに異なる)配列である場
合、これらは(A−1)Thr−(AO)Arg−Des(B30)ヒ
ト、ブタ、ウサギまたはウシインスリンおよび(A−
1)Thr−(AO)Argヒトインスリン〔(B30)Thrを伴
う〕(A−1)Thr−(AO)Argブタインスリン〔(B3
0)Alaを伴う〕、(A−1)Thr−(AO)Argウサギイン
スリン〔(B30)Serを伴う〕および(A−1)Thr−(A
O)Argウシインスリン〔(B30)Alaを伴う〕である。
特に好ましい式IIIのインスリン誘導体は式中、 a) R30+R31=OHおよび b) RA-1=Thr である該誘導体すなわち、(A−1)Thr−(AO)Arg−
Des(B30)インスリン、特に(A−1)Thr−(AO)Arg
−Des(B30)ヒトインスリンである。
式IIIのA鎖およびB1〜B29鎖は基本的にあらゆる可能
なインスリンの配列であってよい。しかしながら、それ
らは、好ましくは、ヒト、ブタ、ウサギまたはウシイン
スリンの配列、特にヒトインスリンの配列(これはブタ
およびウサギインスリンのA1〜A21およびB1〜B29配列に
一致する)である。
式IIIのインスリン誘導体の等電点は5.5〜9.0である
(等電フォーカシングにより測定)。
式IIIのインスリン誘導体の製造は下記の手法で実施
され得る。
a) 次の式IV 〔ここで式中、 AS=遺伝子的にコード化可能なアミノ酸、 x、z=互いに独立して0または1〜50の整数(ただ
しxが0でない場合はzも0ではない)、 R=50個までの炭素原子を有する有機基、好ましくは
遺伝子的にコード化可能なアミノ酸の基または2個以上
の同一または相異なる遺伝子的にコード化可能なアミノ
酸から生成されるペプチド基、 Y=LysまたはArg、 そしてAおよびB(1〜29)鎖は好ましくはヒト、ブ
タ、ウサギまたはウシインスリンの、特にヒト、ブタま
たはウサギインスリンの配列を有する〕で示されるイン
スリン誘導体をリジルエンドペプチターゼと接触させ、
リジル基のC−末端の結合を開裂させ、そしてY=Lys
である場合にはR30+R31=OHおよびRA-1=遺伝子的にコ
ード化可能なアミノ酸である式IIIの化合物を得るか、
またはY=Argである場合にはトリプシンまたはトリプ
シン様エンドペプチターゼをさらに加えてプレ−アミノ
酸配列R−ArgをB鎖から開裂させそして同様にR30+R
31=OHおよびRA-1=遺伝子的にコード化可能なアミノ酸
である式IIIの化合物を得るかまたは b) 次の式V (式中、R30およびR31は式IIIの場合と同じ意味を有す
る)で示される場合により保護されたインスリン生成物
を(AO)アルギニンのN−末端においてそれ自体知られ
た方法で場合により保護されたおよび/または活性化さ
れた遺伝子的にコード化可能なL−アミノ酸、または50
個までの炭素原子を有する生理学的に許容し得る有機基
の供与体好ましくは場合により置換されたアルキル、ア
リールまたはアルカリール基と反応させ、次に存在する
保護基を知られた方法で除去する ことより成る手法によって実施され得る。
変法a)の出発物質、すなわち式IVのインスリン前駆
体は、好ましくは例えば既述した各ドイツ特許出願P 38
21159.9号(1988年6月23日付出願)、P 3837273.8号
(1988年11月3日付出願)およびP 3844211.6号(1988
年11月29日付出願)に記載の遺伝子工学的手法によって
得られる。
式IVのインスリン前駆体においてY=Lysの場合、リ
ジルエンドペプチターゼによる酵素開裂が直接的に進行
して式III(式中R30+R31=OHおよびRA-1=遺伝子的に
コード化可能なアミノ酸)を有する対応するDes−B30目
的生成物が得られる。Y=Argである場合には基R−Y
はリジルエンドペプチダーゼによる開裂では依然として
B鎖のN−末端に保持される(それはリジルエンドペプ
チターゼがLysのカルボキシル側のペプチド鎖のみを開
裂することによる)。次にこの基は好ましくはさらに、
基質/酵素の割合を約(100〜100,000):1特に好ましく
は約(1000〜10,000):1にしてトリプシンを用いること
により除去される。Y=Lysである出発物質の場合と同
一の目的生成物が生成する。別法としてこれらの酵素開
裂はそれ自体知られた方法でかつ好ましくは室温におい
て実施される。
変法b)の出発物質、すなわち式Vのインスリン生成
物は前述のドイツ特許出願P 3844211.6号に記載のAO−A
rgインスリン誘導体である。それらはさらに変法b)で
使用するにはアミノおよび/またはカルボキシル基に対
してペプチド化学で慣用の保護基を備えることができ、
その場合には勿論、AOアルギニンのN−末端は未保護の
ままでなければならない(それは基RA-1のカップリング
がそこで行われなければならないからである)。次に場
合により適当に保護された式Vのインスリン生成物を、
同様に場合により保護されたおよび/または活性化され
た遺伝子的にコード化可能なアミノ酸と、または50個ま
での炭素原子を有する生理学的に許容し得る有機基の供
与体、好ましくは場合により置換された50個までの炭素
原子を有するアルキル、アリールまたはアラルキル基
(例えばアルキルハライド、アリールハライドまたはア
ラルキルハライド)と、このタイプの反応に慣用の手法
で反応させる。アルキル、アリールおよびアラルキル基
に対して適当ないくつかの置換基は基RA-1の説明で前述
した基である。
次に存在し得る保護基はそれ自体知られた方法で再び
除去される。
変法a)によれば式IIIにおいてR30+R31=OH(Des−
B30インスリン誘導体)およびRA-1=遺伝子的にコード
化可能なアミノ酸であるインスリン誘導体のみを得るこ
とができるけれども、式IIIにおいてR30およびR31が式I
II b)に対する説明で記載された基、およびまたRA-1
50個までの炭素原子を有する生理学的に許容し得る有機
基を有するインスリン誘導体の製造もまた変法b)によ
り可能である。
式IIIのインスリン誘導体はin vivoで十分に活性であ
り、このことは前述のP.Rsen et alによる参考文献に
関して極めて驚くべきことである。それらは前述の特許
出願P 3844211.6号に記載のAO−Argインスリン誘導体と
非常によく類似した作用を有する。従って、それらはそ
の生理学的に許容し得る塩(例えばNa塩またはNH4塩)
と同様に、主として糖尿病治療用製剤のための活性化合
物として使用される。
従って、本発明の少なくとも1種の式IIIのインスリ
ンおよび/または少なくとも1種のその生理学的に許容
し得る塩を、溶解された、無定形のおよび/または結晶
の形、好ましくは無定形のおよび/または結晶の形で含
む製剤にも関する。
この製剤の好ましい式IIIのインスリン誘導体は (A−1)Thr−AO−Argヒトインスリン、 (A−1)Thr−AO−Argブタインスリン、 (A−1)Thr−AO−Argウサギインスリン、 (A−1)Thr−AO−Argウシインスリンおよび (A−1)Thr−AO−Arg−Des−B30ヒトインスリン 好ましくは(A−1)Thr−AO−Arg−Des−B30ヒトイ
ンスリン、 およびそれらの生理学的に許容され得る塩である。
この製剤は好ましくは、 適当な張度調節剤、 適当な保存剤および所望により適当な緩衝剤、 および所望により、ある亜鉛イオン濃度または他のデ
ポー主剤(principle)例えば硫酸プロタミン、 をもちろんすべての滅菌水性溶液または懸濁液中に含有
する約3.0〜9.0、好ましくは約5.0〜8.5のpHを有する注
射用溶液または懸濁液である。活性化合物以外の製剤成
分全体が製剤の賦形剤を形成する。
適当な張度調節剤の例はグリセロール、グルコース、
マンニトール、NaCl、カルシウムまたはマグネシウム化
合物、例えばCaCl2、MgCl2などである。
適当な保存剤の例はフェノール、m−クレゾール、ベ
ンジルアルコールおよび/またはp−ヒドロキシ安息香
酸エステルである。
特に約5.0〜8.5にpHを調節するのに用いることができ
る緩衝物質の例は、酢酸ナトリウム、クエン酸ナトリウ
ム、燐酸ナトリウムなどである。その他、pH調節に適し
ているのは生理学的に許容し得る希酸(典型的にはHC
l)またはアルカリ(典型的にはNaOH)である。
製剤が亜鉛を含有する場合、約1μg〜2mg、特に約
5μg〜200μgの亜鉛(1mlあたり)という含有量が好
ましい。
本発明の製剤の作用プロフィールを変えるために他の
修飾された(EP−B 132,769号、EP−B 132,770号および
ドイツ特許出願P 3844211.6号参照)および/または未
修飾のインスリン、好ましくはウシ、ブタ、ウサギまた
はヒトインスリン、特にヒトインスリンを混合すること
も可能である。
活性化合物の好ましい濃度は、約1〜15,000、好まし
くは約5〜1000、特に好ましくは約40〜400国際単位/ml
に相当する濃度である。
製剤は、少なくとも1種の式IIIのインスリン誘導体
および/または少なくとも1種のその生理学的に許容し
得る塩を、所望により他の修飾されたおよび/または未
修飾のインスリンまたはそれらの誘導体と共に、生理学
的に許容し得る賦形剤を用いて、所望により適当な添加
剤および助剤と共に、適当な剤形に変えることにより製
造される。
本発明を以下の実施例により詳細に説明する。
変法a)による(A−1)Thr−(AO)Arg−Des−B30ヒ
トインスリンの製造 ドイツ特許出願P 3821159.9号による方法で製造され
た次の式 を有する組換えタンパク質、すなわちAS=Thr、x、z
=0、Y=ArgおよびR=H−Ile−Glu−Gly−である式
Vの化合物200mgを20mMホスフェートバッファー(pH8.
4)50ml中に溶解しついで20℃で30分間リジルエンドペ
プチダーゼ100mcgで消化した。次にトリプシン100mcgを
用いてペプチド配列Ile−Glu−Gly−Argを除去した。室
温での2時間の反応時間経過後に、バッチの反応をトリ
フルオロ酢酸の添加により停止し、反応生成物を0.1%
トリフルオロ酢酸/アセトニトリル系中の逆相上で精製
した。次の式 を有する(A−1)Thr−(AO)Arg−(B30)Des−Thr
ヒトインスリンの51mgが得られた。
低血糖作用 無水(A−1)Thr−(AO)Arg−(B30)Des−Thrヒ
トインスリン2.2mgを0.9%NaCl溶液1.5ml中に取り入れ
た。また生理学的塩水溶液1.5ml中に溶解したヒトイン
スリン2.2mgも比較および標準物質として使用した。平
均体重3.1kgを有する絶食させた雄ウサギ5匹に、生体
重1kg当たり試料溶液6.25μを各場合に静脈内投与し
た。同様にその他の動物5匹に1kg当たり標準液6.25μ
を静脈内投与した。種々の時間の経過後に、血液試料
を採取し、血中の糖濃度を調べた。誤差の限界内で、検
出された測定結果は下記のとおりであった。
上記数値から、新規インスリン誘導体の低血糖作用は
(未修飾の)ヒトインスリン該作用と同程度の大きさで
あることが分かる。
結晶懸濁液の皮下投与において、新規インスリン誘導
体は持効的に作用する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 リヒアルト・ビカー ドイツ連邦共和国デー‐6237 リーデル バハ.ブルネンシユトラーセ40 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C07K 14/62 C12P 21/00 - 21/06 CA(STN) REGISTRY(STN) WPI(DIALOG) BIOSIS(DIALOG)

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】次の式III 【化1】 (ここで式中、 a) R30+R31=OHまたは b) R30=Ala、ThrもしくはSerの基、およびR31=O
    H、並びに c) RA-1=ThrまたはSerの基 で示されるインスリン誘導体およびその生理学的に許容
    し得る塩。
  2. 【請求項2】式IIIにおいて、 a) R30+R31=OHまたは b) R30=Thrの基およびR31=OH、並びに c) RA-1=Thr である請求項1記載のインスリン誘導体およびその生理
    学的に許容し得る塩。
  3. 【請求項3】式IIIにおいて、 a) R30+R30=OHおよび c) RA-1=Thr である請求項1または2記載のインスリン誘導体および
    その生理学的に許容し得る塩。
  4. 【請求項4】式IIIのA鎖およびB鎖(B1〜B29)がヒ
    ト、ブタ、ウサギまたはウシインスリン、好ましくはヒ
    ト、ブタまたはウサギインスリンの配列である請求項1
    〜3のいずれかに記載のインスリン誘導体およびその生
    理学的に許容し得る塩。
  5. 【請求項5】5.5〜9.0に等電点を有する請求項1〜4の
    いずれかに記載のインスリン誘導体。
  6. 【請求項6】請求項1〜5のいずれかに記載の少なくと
    も1種の式IIIのインスリン誘導体および/または少な
    くとも1種のその生理学的に許容し得る塩を、溶解され
    る無定形および/または結晶形態で含有する糖尿病治療
    用製剤。
  7. 【請求項7】式IIIに包含される以下のインスリン誘導
    体 (A−1)Thr−AO−Argヒトインスリン、 (A−1)Thr−AO−Argブタインスリン、 (A−1)Thr−AO−Argウサギインスリン、 (A−1)Thr−AO−Argウシインスリンおよび (A−1)Thr−AO−Arg−Des−B30ヒトインスリン、 好ましくは(A−1)Thr−AO−Arg−Des−B30ヒトイン
    スリン、およびそれらの生理学的に許容し得る塩のうち
    の少なくとも1種を含有する請求項6記載の製剤。
  8. 【請求項8】3.0〜9.0のpHを有する注射用溶液または懸
    濁液としての請求項6または7記載の製剤。
  9. 【請求項9】少なくとも1種の式IIIのインスリン誘導
    体および/または少なくとも1種のその生理学的に許容
    し得る塩を、所望によりその他の修飾されたおよび/ま
    たは未修飾のインスリンまたはインスリン誘導体と共
    に、生理学的に許容し得る賦形剤および所望により適当
    な添加剤および/または助剤を用いて適当な製剤にする
    ことより成る請求項6〜8のいずれかに記載の製剤の製
    造方法。
JP02297376A 1989-11-06 1990-11-05 新規インスリン誘導体 Expired - Lifetime JP3131215B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE3936876A DE3936876A1 (de) 1989-11-06 1989-11-06 Neue insulinderivate, verfahren zu deren herstellung, ihre verwendung und eine sie enthaltende pharmazeutische zubereitung
DE3936876.9 1989-11-06

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH03169895A JPH03169895A (ja) 1991-07-23
JP3131215B2 true JP3131215B2 (ja) 2001-01-31

Family

ID=6392948

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP02297376A Expired - Lifetime JP3131215B2 (ja) 1989-11-06 1990-11-05 新規インスリン誘導体

Country Status (18)

Country Link
US (1) US5149716A (ja)
EP (1) EP0427162B1 (ja)
JP (1) JP3131215B2 (ja)
KR (1) KR910009930A (ja)
AT (1) ATE137765T1 (ja)
AU (1) AU6577290A (ja)
CA (1) CA2029289A1 (ja)
DE (2) DE3936876A1 (ja)
DK (1) DK0427162T3 (ja)
ES (1) ES2087879T3 (ja)
FI (1) FI905439A7 (ja)
GR (1) GR3020095T3 (ja)
HU (1) HU205773B (ja)
IE (1) IE903978A1 (ja)
IL (1) IL96239A0 (ja)
NO (1) NO904808L (ja)
PT (1) PT95788A (ja)
ZA (1) ZA908842B (ja)

Families Citing this family (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6875589B1 (en) * 1988-06-23 2005-04-05 Hoechst Aktiengesellschaft Mini-proinsulin, its preparation and use
TW224471B (ja) * 1991-11-26 1994-06-01 Lilly Co Eli
JP3406244B2 (ja) 1999-04-30 2003-05-12 伊藤ハム株式会社 新規な融合蛋白質からの組み換えインスリンの製造方法
CA2468100A1 (en) * 2001-12-20 2003-07-03 Eli Lilly And Company Insulin molecule having protracted time action
WO2004096854A2 (en) * 2003-04-29 2004-11-11 Eli Lilly And Company Insulin analogs having protracted time action
US7833513B2 (en) 2004-12-03 2010-11-16 Rhode Island Hospital Treatment of Alzheimer's Disease
US8343914B2 (en) * 2006-01-06 2013-01-01 Case Western Reserve University Fibrillation resistant proteins
EP2074140B8 (en) 2006-10-04 2015-10-28 Case Western Reserve University Fibrillation-resistant insulin and insulin analogues
WO2009129250A2 (en) * 2008-04-14 2009-10-22 Case Western Reserve University Meal-time insulin analogues of enhanced stability
EP2296692A4 (en) * 2008-04-22 2012-06-06 Univ Case Western Reserve ISOFORM-SPECIFIC INSULIN ANALOG
KR20120129875A (ko) 2008-07-31 2012-11-28 케이스 웨스턴 리저브 유니버시티 염소화 아미노산을 갖는 인슐린 유사체
US9200053B2 (en) 2008-07-31 2015-12-01 Case Western Reserve University Insulin analogues containing penta-fluoro-Phenylalanine at position B24
US8399407B2 (en) * 2009-09-17 2013-03-19 Case Western Reserve University Non-standard insulin analogues
EA201200717A1 (ru) 2009-12-11 2013-03-29 Кейз Вестерн Ризев Юнивесити Аналоги инсулина, содержащие хлорированные аминокислоты
RU2447149C1 (ru) * 2011-03-24 2012-04-10 Винсорт Менеджемент Инк РЕКОМБИНАНТНАЯ ПЛАЗМИДНАЯ ДНК pMSIN4, КОДИРУЮЩАЯ ГИБРИДНЫЙ ПОЛИПЕПТИД - ПРЕДШЕСТВЕННИК ИНСУЛИНА ЧЕЛОВЕКА, ШТАММ BL21(DE3)/pMSIN4-ПРОДУЦЕНТ РЕКОМБИНАНТНОГО ИНСУЛИНА ЧЕЛОВЕКА, СПОСОБ ПОЛУЧЕНИЯ РЕКОМБИНАНТНОГО ИНСУЛИНА ЧЕЛОВЕКА
HUE042381T2 (hu) 2013-04-03 2019-06-28 Sanofi Sa Cukorbetegség kezelése hosszan ható inzulinkészítményekkel
WO2016057529A2 (en) 2014-10-06 2016-04-14 Case Western Reserve University Biphasic single-chain insulin analogues

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3326472A1 (de) * 1983-07-22 1985-02-14 Hoechst Ag, 6230 Frankfurt Neue insulin-derivate, verfahren zu deren herstellung und deren verwendung sowie pharmazeutische mittel zur behandlung des diabetes mellitus
DE3326473A1 (de) * 1983-07-22 1985-01-31 Hoechst Ag, 6230 Frankfurt Pharmazeutisches mittel zur behandlung des diabetes mellitus
DE3327928A1 (de) * 1983-08-03 1985-02-21 Hoechst Ag, 6230 Frankfurt Verfahren zur herstellung von insulin-derivaten
DE3333640A1 (de) * 1983-09-17 1985-04-25 Hoechst Ag, 6230 Frankfurt Verfahren zur herstellung von insulin-derivaten, deren b-kette c-terminal verlaengert ist, neue basisch modifizierte insulin-derivate diese enthaltende mittel und ihre verwendung
DK347086D0 (da) * 1986-07-21 1986-07-21 Novo Industri As Novel peptides
DK113585D0 (da) * 1985-03-12 1985-03-12 Novo Industri As Nye peptider
DE3714866A1 (de) * 1987-05-05 1988-11-24 Hoechst Ag Verfahren zur herstellung von fremdproteinen in streptomyceten
DE3837273A1 (de) * 1987-05-05 1990-05-10 Hoechst Ag Verfahren zur herstellung eines insulin-vorprodukts in streptomyceten
DE3844211A1 (de) * 1988-12-29 1990-07-05 Hoechst Ag Neue insulinderivate, verfahren zu deren herstellung, ihre verwendung und eine sie enthaltende pharmazeutische zubereitung

Also Published As

Publication number Publication date
EP0427162B1 (de) 1996-05-08
IE903978A1 (en) 1991-05-08
DE59010316D1 (de) 1996-06-13
HU205773B (en) 1992-06-29
AU6577290A (en) 1991-05-09
FI905439A7 (fi) 1991-05-07
HU907026D0 (en) 1991-05-28
US5149716A (en) 1992-09-22
FI905439A0 (fi) 1990-11-02
JPH03169895A (ja) 1991-07-23
IL96239A0 (en) 1991-08-16
GR3020095T3 (en) 1996-08-31
DE3936876A1 (de) 1991-05-23
KR910009930A (ko) 1991-06-28
EP0427162A1 (de) 1991-05-15
ZA908842B (en) 1991-08-28
DK0427162T3 (da) 1996-09-16
PT95788A (pt) 1991-09-13
CA2029289A1 (en) 1991-05-07
NO904808D0 (no) 1990-11-05
NO904808L (no) 1991-05-07
ES2087879T3 (es) 1996-08-01
HUT55804A (en) 1991-06-28
ATE137765T1 (de) 1996-05-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4701440A (en) Insulin derivatives, processes for their preparation and their use, and pharmaceutical agents for the treatment of diabetes mellitus
JP3131215B2 (ja) 新規インスリン誘導体
US4608364A (en) Pharmaceutical agent for the treatment of diabetes mellitus
EP0254516B1 (en) Novel Peptides
US5008241A (en) Novel insulin peptides
CA1339416C (en) Insulin derivatives
EP0194864B1 (en) Novel peptides
US4946828A (en) Novel insulin peptides
US5177058A (en) Pharmaceutical formulation for the treatment of diabetes mellitus
JP2680145B2 (ja) 新規インシュリン誘導体、それらの使用およびそれらを含む医薬組成物
CA1246478A (en) Process for the preparation of insulin derivatives, the b chain of which is lengthened c-terminally, novel insulin derivatives modified by bases, agents containing these derivatives and their use
EP0536245A1 (en) Novel, protracted insulin analogues
JP2000504732A (ja) インスリン誘導体類とその使用
JP2003525864A (ja) 共有結合で架橋されたインスリンダイマー
DK172632B1 (da) Lægemiddel til behandling af diabetes mellitus og anvendelse af insulinderivater til fremstilling af et sådant lægemiddel
KR920005659B1 (ko) 인슐린 유도체의 제조방법

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071117

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081117

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091117

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091117

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101117

Year of fee payment: 10

EXPY Cancellation because of completion of term