JP3128249U - 短下肢装具 - Google Patents
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Abstract
【課題】 足のサイズが異なる着用者にも容易に対応でき、かつ、歩行時に取付部に力が掛かり脹脛に痛みや肌ずれ等が生じることを防止した短下肢装具を提供すること。
【解決手段】 着用者の足のサイズに合わせて形成した足板1と、当該足板1を収納し、踝の上部まで延びる耳部を有する中敷2と、当該中敷2を配置でき、踝の上部及び足の甲に取付部31,35を有するフレーム3とから構成した短下肢装具である。
【選択図】 図4
【解決手段】 着用者の足のサイズに合わせて形成した足板1と、当該足板1を収納し、踝の上部まで延びる耳部を有する中敷2と、当該中敷2を配置でき、踝の上部及び足の甲に取付部31,35を有するフレーム3とから構成した短下肢装具である。
【選択図】 図4
Description
本考案は、下肢全体の麻痺や靭帯損傷等で足の機能を失った者の歩行補助(矯正器具)として用いる短下肢装具の改良に関するものである。
下肢全体の麻痺や靭帯損傷等で足の機能を失った場合には、足を持ち上げてもつま先を持ち上げる筋肉が麻痺等しているため、つま先が垂れ下がり歩行が困難となる。このような場合に、踵からつま先までを下肢と一体化させ、歩行補助または矯正する装具として、短下肢装具が提案されている。
この短下肢装具は、一般に、脹脛等に固定するための面ファスナを有する取付部から下方に延在させたフレームに、着用者の足のサイズに合わせて形成した足板がフレームと一体に設けられて構成されている。
特開2001−510377
特開2006−505344
しかしながら、フレームに対して一体的に設けられる足板は、上述のように、着用者の足のサイズに合わせて装具全体が形成されるものであるため、1つ1つの短下肢装具の製造コストが高くなるという問題があり、また、足板が足のサイズに合致しなくなってしまった場合には、歩行時の踵からつま先への体重移動の際に脹脛に位置した固定部に力が掛かり、脹脛等に痛みや肌ずれ等が生じる問題もあった。
本考案は前記した問題点を解決せんとするもので、その目的とするところは、既定の大きさのフレームで、足板のサイズのみを調整することで着用者の足のサイズに容易に対応でき、足板が足のサイズに合致することから歩行時に脹脛に位置する固定部に力が掛かり脹脛に痛みや肌ずれ等が生じることを防止した短下肢装具を提供せんとするものである。
本考案の短下肢装具は前記した目的を達成せんとするもので、請求項1の手段は、着用者の足のサイズに合わせて形成した足板と、該足板を収納し踝の上部まで延びる耳部を有する中敷と、該中敷を配置できる足底部を有しかつ踝の上部および足の甲を固定するための固定部を有するフレームとから構成したものである。
請求項2の手段は、前記した請求項1において、前記足板が、硬質樹脂または厚紙で形成されていることが好ましく、請求項3の手段は、前記した請求項1において、前記中敷が、タオル地で形成され、内部にウレタンまたはスポンジが挿入されて形成されていることが好ましいものである。
請求項4の手段は、前記した請求項1において、前記フレームの足底部が、大人用の場合には踵から最長縁端部まで14センチメートルの長さで形成され、また、請求項5の手段は、前記した請求項1において、前記フレームの足底部が、子供用の場合には踵から最長縁端部まで8cmの長さで形成され、請求項6の手段は、前記した請求項1ないし5において、前記踝の固定部および足底部には、面ファスナが設けられている。
以上のような構成からなる本考案に係る短下肢装具によれば、足のサイズが異なる着用者にも足板のサイズを選択するだけで容易に対応でき、かつ、足のサイズにあった足板となるので歩行時に脹脛に位置する固定部に力が掛かり痛みや肌ずれ等が生じることを防止することができる。
本考案は、着用者の足のサイズに合わせて形成した足板と、当該足板を収納し、踝の上部まで延びる耳部を有する中敷と、当該中敷を装着でき踝の上部及び足の甲に固定部を有するフレームとから構成した。
以下では、本考案にかかる短下肢装具を図面に基づいて具体的に説明する。
ここで、図1は足板の平面図であり、図2は中敷への足板の装着状態を示す説明図であり、図3はフレームの斜視図であり、図4は本考案にかかる短下肢装具の斜視図である。
ここで、図1は足板の平面図であり、図2は中敷への足板の装着状態を示す説明図であり、図3はフレームの斜視図であり、図4は本考案にかかる短下肢装具の斜視図である。
図1における符号1は、足板を示している。この足板1は、着用者の足のサイズに合わせて硬質樹脂又は厚紙にて形成されるものであって、着用者の下肢の症状や使用状況によって剛性及び靭性を有するものを適宜採用することができる。
足板1として柔らかい材質を採用した場合には、身に付けた具合が快適となり、ゆっくりとしたペースから標準的なペースで小さな歩幅の歩行に適している。また、硬い材質を採用した場合には、足首をしっかり固定することができ、骨折、足関節部の損傷又は変形の症状を有する着用者に適している。さらに、柔らかい材質・硬い材質の中間の材質を用いた場合には、早いペースの歩行や長時間の起立にも耐えられ、活発な着用者が屋内及び屋外で使用するのに適している。
図2における符号2は、中敷を示している。この中敷2は肌に直接触れるものであるため、タオル地等の生地で形成されると共に、内部にウレタン又はスポンジが収納されている。また、中敷2は足板1を収納する収納部21を内部に有すると共に、左右両側に踝上部まで延びる耳部22,23を有している。この耳部22,23を設けることにより、後述のフレームに装着する際に中敷が固定できると共に、この固定部が直接肌に触れることを防止することができる。
図3における符号3は、フレームを示している。このフレーム3は、プラスチック等の樹脂からなり、その上部に固定部31を有している。この固定部31には面ファスナ31aが設けられ、フレーム3を踝上部に固定できるようになっている。なお、面ファスナ31aには、直接下肢に接触することを防止するための保護布31bが設けられている。また、固定部31は、その下方に延在するサポート部32,33を介して足底部34に連結されている。
足底部34は、装着時に足の甲が位置する部分が固定部35となっており、この固定部35には面ファスナ35aが設けられ、フレーム3を足の甲で固定できるようになっている。なお、面ファスナ35aには、直接下肢に接触することを防止するための保護布(図示せず)が設けられていることが好ましい。
また、足底部34は、踵から最長縁端部まで14cmの長さで形成されている。これは足の大きさが24cmの比較的小さな足であって、装着時に踵から中足骨の先端部分(基節骨の手前)までに相当する。これは、足底部が基節骨まであると、その剛性から歩行時に脹脛に位置する固定部に力が掛かり痛みや肌ずれ等が生じることになる。
また、足底部が中足骨の後ろ(踵側の内側楔状骨)までしかないと、足を支える機能が働かない。したがって、中足骨に足底部34の縁端が位置することが条件となり、足底部34が、踵から最長縁端部まで14cmの長さで形成されている場合には足の大きさが28cmの比較的大きな足でもその条件を満たすことになる。
そこで、上述のサイズ調節可能な足板1と共に用いることにより、足のサイズの異なる装着者(本例では足の大きさが24cmから28cm)にも対応できると共に、歩行時の踵からつま先までの体重移動が無理なく行える。さらに、足底部34の両サイドにはせり上がり部34aが設けられ、装着時の横方向への足のズレを防止している。
次に、上述の各構成部材を用いて、本考案にかかる短下肢装具の組み立て状態について図4を用いて説明する。
まず、装着者の足のサイズに合わせて形成した足板1を用意し、この足板1を中敷2の収納部21に収納する。この際、足板1は、下肢の症状や使用状況に応じてその材質を適宜採用することができる。
まず、装着者の足のサイズに合わせて形成した足板1を用意し、この足板1を中敷2の収納部21に収納する。この際、足板1は、下肢の症状や使用状況に応じてその材質を適宜採用することができる。
そして、中敷2をフレーム3の足底部34上に載置すると共に、サポート部32,33に沿わせて中敷2の耳部22,23を配置することにより、短下肢装具の組み立てが完了する。なお、中敷2はフレーム3の足底部34とフレーム3のサポート部32,33と部分的に面ファスナによって貼着固定される。
次に、下肢への装着は、固定部31,35の面ファスナ31a,35aを外し、踵を中敷2の踵位置に合わせ、中敷2の耳部22,23(フレーム3のサポート部32,33)に足を沿わせる。そして、固定部31の面ファスナ31aにて踝上部に固定すると共に、固定部35の面ファスナ35aにて足の甲部分に固定する。これにより、短下肢装具の下肢への装着が完了する。なお、短下肢装具を下肢に装着した状態で通常の靴を履くことができる。
このように、足板1とフレーム3とを別構成とし、足板1を鋏などで裁断して装着者の足のサイズに合致させることができることから、歩行時の踵からつま先までの体重移動が無理なく行えると共に、固定部31の面ファスナ31aが下肢に当たって痛みや肌ずれが生ずることを防止することができる。
また、耳部22,23を設けることにより、フレーム3の固定部31が直接肌に触れることを防止することができる。さらに、足板1は、中敷2の収納部21に収納する構成であるため、着用者の下肢の症状や使用状況によって剛性及び靭性を有するものを適宜採用することができる。
また、本例は、足の大きさが24cmから28cm程度の男性を対象としたフレーム3を基本としたが、子供を対象とする場合には子供の足の大きさを基本として、例えばフレームの3の足底部34を踵から最長縁端部まで8cmの長さで形成し、足板および中敷を適宜構成すればよい。
1 足板
2 中敷
21 収納部
22 耳部
23 耳部
3 フレーム
31 固定部
31a 面ファスナ
31b 保護布
32 サポート部
33 サポート部
34 足底部
34a せり上がり部
35 固定部
35a 面ファスナ
2 中敷
21 収納部
22 耳部
23 耳部
3 フレーム
31 固定部
31a 面ファスナ
31b 保護布
32 サポート部
33 サポート部
34 足底部
34a せり上がり部
35 固定部
35a 面ファスナ
Claims (6)
- 着用者の足のサイズに合わせて形成した足板と、
該足板を収納し踝の上部まで延びる耳部を有する中敷と、
該中敷を載置する足底部を有しかつ踝の上部および足の甲を固定するための固定部を有するフレームと、
から構成したことを特徴とする短下肢装具。 - 前記足板は、硬質樹脂又は厚紙で形成されていることを特徴とする請求項1記載の短下肢装具。
- 前記中敷は、タオル地で形成され、内部にウレタン又はスポンジが挿入されて形成されていることを特徴とする請求項1記載の短下肢装具。
- 前記フレームの足底部が、踵から最長縁端部まで14cmの長さで形成されていることを特徴とする請求項1記載の短下肢装具。
- 前記フレームの足底部が、踵から最長縁端部まで8cmの長さで形成されていることを特徴とする請求項1記載の短下肢装具。
- 前記踝の固定部および足底部には、面ファスナが設けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか記載の短下肢装具。
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---|---|---|---|
JP2006008547U JP3128249U (ja) | 2006-10-20 | 2006-10-20 | 短下肢装具 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2020096776A (ja) * | 2018-12-17 | 2020-06-25 | 有限会社山形義肢研究所 | 短下肢装具 |
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2006
- 2006-10-20 JP JP2006008547U patent/JP3128249U/ja not_active Expired - Fee Related
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