JP3125644B2 - 復調装置 - Google Patents
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- H04L—TRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
- H04L7/00—Arrangements for synchronising receiver with transmitter
- H04L7/04—Speed or phase control by synchronisation signals
- H04L7/041—Speed or phase control by synchronisation signals using special codes as synchronising signal
- H04L7/042—Detectors therefor, e.g. correlators, state machines
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- H—ELECTRICITY
- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
- H03J—TUNING RESONANT CIRCUITS; SELECTING RESONANT CIRCUITS
- H03J7/00—Automatic frequency control; Automatic scanning over a band of frequencies
- H03J7/02—Automatic frequency control
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- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04L—TRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
- H04L27/00—Modulated-carrier systems
- H04L27/18—Phase-modulated carrier systems, i.e. using phase-shift keying
- H04L27/22—Demodulator circuits; Receiver circuits
- H04L27/227—Demodulator circuits; Receiver circuits using coherent demodulation
- H04L27/2271—Demodulator circuits; Receiver circuits using coherent demodulation wherein the carrier recovery circuit uses only the demodulated signals
- H04L27/2273—Demodulator circuits; Receiver circuits using coherent demodulation wherein the carrier recovery circuit uses only the demodulated signals associated with quadrature demodulation, e.g. Costas loop
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- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04L—TRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
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- H04L7/02—Speed or phase control by the received code signals, the signals containing no special synchronisation information
- H04L7/033—Speed or phase control by the received code signals, the signals containing no special synchronisation information using the transitions of the received signal to control the phase of the synchronising-signal-generating means, e.g. using a phase-locked loop
- H04L7/0331—Speed or phase control by the received code signals, the signals containing no special synchronisation information using the transitions of the received signal to control the phase of the synchronising-signal-generating means, e.g. using a phase-locked loop with a digital phase-locked loop [PLL] processing binary samples, e.g. add/subtract logic for correction of receiver clock
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- H04L7/08—Speed or phase control by synchronisation signals the synchronisation signals recurring cyclically
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- Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)
- Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)
- Time-Division Multiplex Systems (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は時分割多重方式(以下、
TDMと略す)またはディジタル変調方式を用いたディ
ジタル無線通信システムの受信器に利用される復調装置
に関するものである。
TDMと略す)またはディジタル変調方式を用いたディ
ジタル無線通信システムの受信器に利用される復調装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、TDMを用いたディジタル移動体
通信システムの研究開発が盛んである。1つの周波数帯
を時分割して使用するTDMでは、送信側と受信側で信
号の周波数と位相を一致させるシンボル同期とフレーム
同期が必要である。送信側と受信側の同期をとる手段の
1つとして、既知のパイロットシンボルを送信し、受信
側で上記パイロットシンボルを検出して周波数と位相の
ずれを推定する方法がある。
通信システムの研究開発が盛んである。1つの周波数帯
を時分割して使用するTDMでは、送信側と受信側で信
号の周波数と位相を一致させるシンボル同期とフレーム
同期が必要である。送信側と受信側の同期をとる手段の
1つとして、既知のパイロットシンボルを送信し、受信
側で上記パイロットシンボルを検出して周波数と位相の
ずれを推定する方法がある。
【0003】以下に従来の復調装置について説明する。
図8は従来の復調装置の同期部のブロック構成を示すも
のである。
図8は従来の復調装置の同期部のブロック構成を示すも
のである。
【0004】図8において、801は受信した信号を非
同期直交検波した直交ベースバンド信号である。802
は受信信号中のパイロット信号を検出するパイロット信
号検出部で、803はその検出されたパイロット信号で
ある。804は位相検出部で、パイロット信号803と
既知パイロット信号805との位相誤差を求め、位相信
号806として出力する。807は周波数検出部で、位
相信号806の時間的な変化から周波数を検出する。8
08はその周波数情報、809は位相信号806と周波
数情報808を用いてフレーム同期信号810とシンボ
ル同期信号811を生成する同期信号生成部である。
同期直交検波した直交ベースバンド信号である。802
は受信信号中のパイロット信号を検出するパイロット信
号検出部で、803はその検出されたパイロット信号で
ある。804は位相検出部で、パイロット信号803と
既知パイロット信号805との位相誤差を求め、位相信
号806として出力する。807は周波数検出部で、位
相信号806の時間的な変化から周波数を検出する。8
08はその周波数情報、809は位相信号806と周波
数情報808を用いてフレーム同期信号810とシンボ
ル同期信号811を生成する同期信号生成部である。
【0005】以上のように構成された復調装置の同期部
について、以下その動作について説明する。
について、以下その動作について説明する。
【0006】まず、受信した信号を非同期直交検波した
直交ベースバンド信号801からパイロット信号803
がパイロット信号検出部802で検出される。つぎに、
検出されたパイロット信号803と既知パイロット信号
805との位相誤差が、位相検出部804で計算され、
位相信号806が出力される。周波数検出部807で、
位相信号806の時間的な変化から周波数が検出され周
波数情報808として出力される。同期信号生成部80
9で、位相信号806と周波数情報808を用いてフレ
ーム同期信号810とシンボル同期信号811が生成さ
れる。また、周波数情報808を用いて周波数オフセッ
ト補償を行うことも可能である。
直交ベースバンド信号801からパイロット信号803
がパイロット信号検出部802で検出される。つぎに、
検出されたパイロット信号803と既知パイロット信号
805との位相誤差が、位相検出部804で計算され、
位相信号806が出力される。周波数検出部807で、
位相信号806の時間的な変化から周波数が検出され周
波数情報808として出力される。同期信号生成部80
9で、位相信号806と周波数情報808を用いてフレ
ーム同期信号810とシンボル同期信号811が生成さ
れる。また、周波数情報808を用いて周波数オフセッ
ト補償を行うことも可能である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の従
来の構成では、マルチパス・フェージングなどで受信信
号が大きなひずみを含んでいる場合、パイロット信号の
検出速度と精度が低下し、受信信号の周波数ずれや位相
ずれを推定するときに、速度と精度の点で大きく性能が
劣化してしまうという課題を有していた。
来の構成では、マルチパス・フェージングなどで受信信
号が大きなひずみを含んでいる場合、パイロット信号の
検出速度と精度が低下し、受信信号の周波数ずれや位相
ずれを推定するときに、速度と精度の点で大きく性能が
劣化してしまうという課題を有していた。
【0008】本発明は上記従来の課題を解決するもの
で、TDMを用いたディジタル無線通信システムの受信
器において、大きな伝送路ひずみが存在するマルチパス
・フェージング環境下でも、引き込み時間が短く精度の
高いフレーム同期や周波数オフセット補償が可能な復調
装置を提供することを目的とする。
で、TDMを用いたディジタル無線通信システムの受信
器において、大きな伝送路ひずみが存在するマルチパス
・フェージング環境下でも、引き込み時間が短く精度の
高いフレーム同期や周波数オフセット補償が可能な復調
装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の復調装置は、受信変調波を非同期直交検波し
た直交ベースバンド信号から、間隔が受信変調波の1シ
ンボル分の信号の差分をとった差分ベクトルを、1シン
ボル当たり1つ以上連続的に生成し正規化する差分ベク
トル生成部と、正規化した差分ベクトルと既知差分ベク
トルとの間でベクトル系列相関をとりフレーム系列相関
信号を生成するベクトル相関部と、フレーム系列相関信
号の分散を計算する分散計算部と、分散基準値と上記分
散値を比較する比較部と、比較部からの信号を用いて相
関しきい値を制御する相関しきい値決定部と、フレーム
系列相関信号と相関しきい値を用いてフレーム同期信号
を生成するフレーム同期信号生成部を具備し、フレーム
系列相関信号の時間的分布が広いときには相関しきい値
を小さくし、フレーム系列相関信号の時間的分布が狭い
ときには相関しきい値を大きくする構成を有している。
に本発明の復調装置は、受信変調波を非同期直交検波し
た直交ベースバンド信号から、間隔が受信変調波の1シ
ンボル分の信号の差分をとった差分ベクトルを、1シン
ボル当たり1つ以上連続的に生成し正規化する差分ベク
トル生成部と、正規化した差分ベクトルと既知差分ベク
トルとの間でベクトル系列相関をとりフレーム系列相関
信号を生成するベクトル相関部と、フレーム系列相関信
号の分散を計算する分散計算部と、分散基準値と上記分
散値を比較する比較部と、比較部からの信号を用いて相
関しきい値を制御する相関しきい値決定部と、フレーム
系列相関信号と相関しきい値を用いてフレーム同期信号
を生成するフレーム同期信号生成部を具備し、フレーム
系列相関信号の時間的分布が広いときには相関しきい値
を小さくし、フレーム系列相関信号の時間的分布が狭い
ときには相関しきい値を大きくする構成を有している。
【0010】
【作用】この構成によって、受信信号に大きな伝送路ひ
ずみが存在するマルチパス・フェージング環境下におい
て、ベクトル相関の分散値が時間的に変動するような場
合でも、相関しきい値の値を適応的に最適化することに
よって、フレーム同期信号の推定速度と精度の劣化を最
小限に抑える同期部を備えた復調装置を実現することが
できる。
ずみが存在するマルチパス・フェージング環境下におい
て、ベクトル相関の分散値が時間的に変動するような場
合でも、相関しきい値の値を適応的に最適化することに
よって、フレーム同期信号の推定速度と精度の劣化を最
小限に抑える同期部を備えた復調装置を実現することが
できる。
【0011】
(実施例1)以下、本発明の第1の実施例について図面
を参照しながら説明する。図1は本発明の第1の実施例
における復調装置にブロック結線図である。
を参照しながら説明する。図1は本発明の第1の実施例
における復調装置にブロック結線図である。
【0012】図1において、101は受信変調波を非同
期直交検波した直交ベースバンド信号、102は直交ベ
ースバンド信号101から間隔が受信変調波の1シンボ
ル分の信号の差分をとった差分ベクトルを1シンボル当
たり1つ以上連続的に生成し正規化する差分ベクトル生
成部、103は差分ベクトル生成部102の出力である
差分ベクトル信号、104はその正規化した差分ベクト
ル信号103と既知差分ベクトル信号105との間でベ
クトル系列相関をとりフレーム系列相関信号106を生
成するベクトル相関部、107はフレーム系列相関信号
106から分散値108を計算する分散計算部、110
は分散値108と分散基準値109とを比較する比較
部、111は比較信号、112は比較部110の比較結
果である比較信号111から相関しきい値113を決定
する相関しきい値決定部、114はベクトル相関部10
4から出力されたベクトル相関信号106の大きさを相
関しきい値113と比較してフレーム同期信号115を
生成するフレーム同期信号生成部である。
期直交検波した直交ベースバンド信号、102は直交ベ
ースバンド信号101から間隔が受信変調波の1シンボ
ル分の信号の差分をとった差分ベクトルを1シンボル当
たり1つ以上連続的に生成し正規化する差分ベクトル生
成部、103は差分ベクトル生成部102の出力である
差分ベクトル信号、104はその正規化した差分ベクト
ル信号103と既知差分ベクトル信号105との間でベ
クトル系列相関をとりフレーム系列相関信号106を生
成するベクトル相関部、107はフレーム系列相関信号
106から分散値108を計算する分散計算部、110
は分散値108と分散基準値109とを比較する比較
部、111は比較信号、112は比較部110の比較結
果である比較信号111から相関しきい値113を決定
する相関しきい値決定部、114はベクトル相関部10
4から出力されたベクトル相関信号106の大きさを相
関しきい値113と比較してフレーム同期信号115を
生成するフレーム同期信号生成部である。
【0013】以上のように構成された復調装置につい
て、図1を用いてその動作について説明する。
て、図1を用いてその動作について説明する。
【0014】まず、受信信号を直交検波した直交ベース
バンド信号101を、差分ベクトル生成部102に入力
する。差分ベクトル生成部102では、1シンボル前の
直交ベースバンド信号の複素共役と現在の直交ベースバ
ンド信号101のベクトル積を正規化することによって
差分ベクトル信号103を生成し、直交ベースバンド信
号101のサンプリング時間毎に連続的に出力する。
バンド信号101を、差分ベクトル生成部102に入力
する。差分ベクトル生成部102では、1シンボル前の
直交ベースバンド信号の複素共役と現在の直交ベースバ
ンド信号101のベクトル積を正規化することによって
差分ベクトル信号103を生成し、直交ベースバンド信
号101のサンプリング時間毎に連続的に出力する。
【0015】次に、ベクトル相関部104では、差分ベ
クトル信号103と既知差分ベクトル105のベクトル
積を累積することにより、ベクトル相関信号106を計
算する。そしてフレーム同期信号生成部114では、ベ
クトル相関部104から出力されたベクトル相関信号1
06の大きさを相関しきい値113と比較して、フレー
ム同期信号115を生成する。
クトル信号103と既知差分ベクトル105のベクトル
積を累積することにより、ベクトル相関信号106を計
算する。そしてフレーム同期信号生成部114では、ベ
クトル相関部104から出力されたベクトル相関信号1
06の大きさを相関しきい値113と比較して、フレー
ム同期信号115を生成する。
【0016】なお一方、分散計算部107では、ベクト
ル相関信号106から分散値108を計算する。上記分
散値108と、あらかじめ設定した分散基準値109と
を比較部110で比較し、分散値108が分散基準値1
09より大きいときは「1」を、分散値108が分散基
準値109より小さいときには「0」を比較信号111
として出力する。そして、相関しきい値決定部112で
は、比較信号111が「1」のときには相関しきい値1
13をあらかじめ設定した割合だけ小さくし、比較信号
111が「0:」のときには相関しきい値113をあら
かじめ設定した割合だけ大きくする。ここで、相関しき
い値113を変化させる割合は、加減する量でも乗除す
る比率でもよい。
ル相関信号106から分散値108を計算する。上記分
散値108と、あらかじめ設定した分散基準値109と
を比較部110で比較し、分散値108が分散基準値1
09より大きいときは「1」を、分散値108が分散基
準値109より小さいときには「0」を比較信号111
として出力する。そして、相関しきい値決定部112で
は、比較信号111が「1」のときには相関しきい値1
13をあらかじめ設定した割合だけ小さくし、比較信号
111が「0:」のときには相関しきい値113をあら
かじめ設定した割合だけ大きくする。ここで、相関しき
い値113を変化させる割合は、加減する量でも乗除す
る比率でもよい。
【0017】以上本実施例によれば、分散計算部10
7、比較部110、相関しきい値決定部112を設け、
ベクトル相関部104から出力されるベクトル相関信号
106の分散値108が、あらかじめ設定した分散基準
値109を越えたときに、相関しきい値113を小さく
し、越えないときには大きくすることによって、受信信
号に大きな伝送路ひずみが存在するマルチパス・フェー
ジング環境下において、ベクトル相関の絶対値が大きく
変動するような場合でも、適応的に相関しきい値を設定
し、高速で安定したフレーム同期の捕捉を行うことがで
きる。
7、比較部110、相関しきい値決定部112を設け、
ベクトル相関部104から出力されるベクトル相関信号
106の分散値108が、あらかじめ設定した分散基準
値109を越えたときに、相関しきい値113を小さく
し、越えないときには大きくすることによって、受信信
号に大きな伝送路ひずみが存在するマルチパス・フェー
ジング環境下において、ベクトル相関の絶対値が大きく
変動するような場合でも、適応的に相関しきい値を設定
し、高速で安定したフレーム同期の捕捉を行うことがで
きる。
【0018】(実施例2)以下、本発明の第2の実施例
について図面を参照しながら説明する。図2は本発明の
第2の実施例における復調装置にブロック結線図であ
る。
について図面を参照しながら説明する。図2は本発明の
第2の実施例における復調装置にブロック結線図であ
る。
【0019】図2において、201は受信変調波を非同
期直交検波した直交ベースバンド信号、202は差分ベ
クトル生成部、203は差分ベクトル信号、204はベ
クトル相関部、205は既知差分ベクトル系列信号、2
06はベクトル相関信号、207は最大値検出部、10
8は検出した最大値、209は比較部、210は比較信
号、211は相関しきい値決定部、212は相関しきい
値、213はフレーム同期信号生成部、214は生成し
たフレーム同期信号で、図1に示した基本構成と概略同
一である。図2において、図1の構成と異なる点は、第
1に、図1においてはベクトル相関部104の出力であ
るベクトル相関信号106から分散値108を分散計算
部107で計算していた構成に代えて、図2ではベクト
ル相関部204の出力であるベクトル相関信号206か
ら最大値208を最大値検出部207で検出するように
した点である。また、第2には、図1においては比較部
110の一方の入力として分散基準値109を入力とし
ていた構成に代えて、図2の構成では比較部209の一
方の入力として相関しきい値決定部211が出力する相
関しきい値212を、最大値検出部207が検出した最
大値208と比較するように構成した点である。
期直交検波した直交ベースバンド信号、202は差分ベ
クトル生成部、203は差分ベクトル信号、204はベ
クトル相関部、205は既知差分ベクトル系列信号、2
06はベクトル相関信号、207は最大値検出部、10
8は検出した最大値、209は比較部、210は比較信
号、211は相関しきい値決定部、212は相関しきい
値、213はフレーム同期信号生成部、214は生成し
たフレーム同期信号で、図1に示した基本構成と概略同
一である。図2において、図1の構成と異なる点は、第
1に、図1においてはベクトル相関部104の出力であ
るベクトル相関信号106から分散値108を分散計算
部107で計算していた構成に代えて、図2ではベクト
ル相関部204の出力であるベクトル相関信号206か
ら最大値208を最大値検出部207で検出するように
した点である。また、第2には、図1においては比較部
110の一方の入力として分散基準値109を入力とし
ていた構成に代えて、図2の構成では比較部209の一
方の入力として相関しきい値決定部211が出力する相
関しきい値212を、最大値検出部207が検出した最
大値208と比較するように構成した点である。
【0020】以上のように構成された復調装置につい
て、図2を用いてその動作について説明する。
て、図2を用いてその動作について説明する。
【0021】まず、受信信号を直交検波した直交ベース
バンド信号201を、差分ベクトル生成部202に入力
する。差分ベクトル生成部202では、1シンボル前の
直交ベースバンド信号の複素共役と現在の直交ベースバ
ンド信号201のベクトル積を正規化することによって
差分ベクトル信号203を生成し、直交ベースバンド信
号201のサンプリング時間毎に連続的に出力する。
バンド信号201を、差分ベクトル生成部202に入力
する。差分ベクトル生成部202では、1シンボル前の
直交ベースバンド信号の複素共役と現在の直交ベースバ
ンド信号201のベクトル積を正規化することによって
差分ベクトル信号203を生成し、直交ベースバンド信
号201のサンプリング時間毎に連続的に出力する。
【0022】次に、ベクトル相関部204では、上記差
分ベクトル信号203と既知差分ベクトル205のベク
トル積を累積することにより、ベクトル相関信号206
を計算する。フレーム同期信号生成部213では、ベク
トル相関部204から出力されたベクトル相関信号20
6の大きさを相関しきい値212と比較して、フレーム
同期信号214を生成する。
分ベクトル信号203と既知差分ベクトル205のベク
トル積を累積することにより、ベクトル相関信号206
を計算する。フレーム同期信号生成部213では、ベク
トル相関部204から出力されたベクトル相関信号20
6の大きさを相関しきい値212と比較して、フレーム
同期信号214を生成する。
【0023】なお一方、ベクトル相関信号206の中
で、1フレーム期間で一番絶対値が大きいものを最大値
検出部207で検出し、最大値208としてその情報を
出力する。上記最大値208と、相関しきい値212を
比較部209で比較し、最大値208が相関しきい値2
12より大きいときは「1」を、最大値208が相関し
きい値212より小さいときには「0」を比較信号21
0として出力する。相関しきい値決定部211では、比
較信号210が「1」のときには相関しきい値212を
あらかじめ設定した割合だけ大きくし、比較信号210
が「0」のときには相関しきい値212をあらかじめ設
定した割合だけ小さくする。ここで、相関しきい値21
2を変化させる割合は、加減する量でも、乗除する比率
でも、最大値208と相関しきい値212の差に一定の
割合を乗じたものでもよい。
で、1フレーム期間で一番絶対値が大きいものを最大値
検出部207で検出し、最大値208としてその情報を
出力する。上記最大値208と、相関しきい値212を
比較部209で比較し、最大値208が相関しきい値2
12より大きいときは「1」を、最大値208が相関し
きい値212より小さいときには「0」を比較信号21
0として出力する。相関しきい値決定部211では、比
較信号210が「1」のときには相関しきい値212を
あらかじめ設定した割合だけ大きくし、比較信号210
が「0」のときには相関しきい値212をあらかじめ設
定した割合だけ小さくする。ここで、相関しきい値21
2を変化させる割合は、加減する量でも、乗除する比率
でも、最大値208と相関しきい値212の差に一定の
割合を乗じたものでもよい。
【0024】以上本実施例によれば、最大値検出部20
7、比較部209、相関しきい値決定部211を設け、
ベクトル相関部204から出力されるベクトル相関信号
206の1フレーム期間中の最大値208が、現在の相
関しきい値212を越えたときに、相関しきい値212
を大きくし、越えないときには小さくすることによっ
て、受信信号に大きな伝送路ひずみが存在するマルチパ
ス・フェージング環境下において、ベクトル相関の絶対
値が大きく変動するような場合でも、適応的に相関しき
い値を設定し、高速で安定したフレーム同期の捕捉を行
うことができる。
7、比較部209、相関しきい値決定部211を設け、
ベクトル相関部204から出力されるベクトル相関信号
206の1フレーム期間中の最大値208が、現在の相
関しきい値212を越えたときに、相関しきい値212
を大きくし、越えないときには小さくすることによっ
て、受信信号に大きな伝送路ひずみが存在するマルチパ
ス・フェージング環境下において、ベクトル相関の絶対
値が大きく変動するような場合でも、適応的に相関しき
い値を設定し、高速で安定したフレーム同期の捕捉を行
うことができる。
【0025】(実施例3)以下、本発明の第3の実施例
について、図面を参照しながら説明する。図3は本発明
の第3の実施例における復調装置にブロック結線図であ
る。
について、図面を参照しながら説明する。図3は本発明
の第3の実施例における復調装置にブロック結線図であ
る。
【0026】図3において、301は受信変調波を非同
期直交検波した直交ベースバンド信号、302は差分ベ
クトル生成部、303は差分ベクトル信号、304はベ
クトル相関部、305は既知差分ベクトル系列信号、3
06はベクトル相関信号、307は分散計算部、308
は計算した分散値、309は分散基準値、310は比較
部、311は比較信号、312は波形等化部、313は
波形等化された直交ベースバンド信号である。図3にお
いて、図1の構成と異なる点は、相関しきい値決定部1
12及びフレーム同期信号生成部114の代わりに等化
器312を設けて等化信号313を出力するように構成
した点である。
期直交検波した直交ベースバンド信号、302は差分ベ
クトル生成部、303は差分ベクトル信号、304はベ
クトル相関部、305は既知差分ベクトル系列信号、3
06はベクトル相関信号、307は分散計算部、308
は計算した分散値、309は分散基準値、310は比較
部、311は比較信号、312は波形等化部、313は
波形等化された直交ベースバンド信号である。図3にお
いて、図1の構成と異なる点は、相関しきい値決定部1
12及びフレーム同期信号生成部114の代わりに等化
器312を設けて等化信号313を出力するように構成
した点である。
【0027】以上のように構成された復調装置につい
て、図3を用いてその動作について説明する。
て、図3を用いてその動作について説明する。
【0028】まず、受信信号を直交検波した直交ベース
バンド信号301を、差分ベクトル生成部302に入力
する。差分ベクトル生成部302では、1シンボル前の
直交ベースバンド信号の複素共役と現在の直交ベースバ
ンド信号301のベクトル積を正規化することによって
差分ベクトル信号303を生成し、直交ベースバンド信
号301のサンプリング時間毎に連続的に出力する。
バンド信号301を、差分ベクトル生成部302に入力
する。差分ベクトル生成部302では、1シンボル前の
直交ベースバンド信号の複素共役と現在の直交ベースバ
ンド信号301のベクトル積を正規化することによって
差分ベクトル信号303を生成し、直交ベースバンド信
号301のサンプリング時間毎に連続的に出力する。
【0029】次に、ベクトル相関部304で、上記差分
ベクトル信号303と既知差分ベクトル305のベクト
ル積を累積することにより、ベクトル相関信号306を
計算する。さらに、ベクトル相関信号306から分散計
算部307で分散値308を計算する。上記分散値30
8と、あらかじめ設定した分散基準値309を比較部3
10で比較し、分散値308が分散基準値309より大
きいときは「1」を、分散値308が分散基準値309
より小さいときには「0」を比較信号311として出力
する。
ベクトル信号303と既知差分ベクトル305のベクト
ル積を累積することにより、ベクトル相関信号306を
計算する。さらに、ベクトル相関信号306から分散計
算部307で分散値308を計算する。上記分散値30
8と、あらかじめ設定した分散基準値309を比較部3
10で比較し、分散値308が分散基準値309より大
きいときは「1」を、分散値308が分散基準値309
より小さいときには「0」を比較信号311として出力
する。
【0030】波形等化部312では、比較信号311が
「1」のときには直交ベースバンド信号301を用いて
波形等化を行い、比較信号311が「0」のときには波
形等化を行わず直交ベースバンド信号301をそのまま
出力する。
「1」のときには直交ベースバンド信号301を用いて
波形等化を行い、比較信号311が「0」のときには波
形等化を行わず直交ベースバンド信号301をそのまま
出力する。
【0031】以上本実施例によれば、分散計算部30
7、比較部310、波形等化部312を設け、ベクトル
相関部304から出力されるベクトル相関信号306の
分散値308が、あらかじめ設定した分散基準値309
を越えたときに、波形等化部312を動作して波形等化
を行い、越えないときには波形等化を行わずに直交ベー
スバンド信号301をそのまま通過させることによっ
て、受信信号の遅延分散が時間とともに変動するマルチ
パス・フェージング環境下において、受信信号の遅延分
散が小さいときの波形等化部による誤り率特性の劣化を
回避することが出来る。
7、比較部310、波形等化部312を設け、ベクトル
相関部304から出力されるベクトル相関信号306の
分散値308が、あらかじめ設定した分散基準値309
を越えたときに、波形等化部312を動作して波形等化
を行い、越えないときには波形等化を行わずに直交ベー
スバンド信号301をそのまま通過させることによっ
て、受信信号の遅延分散が時間とともに変動するマルチ
パス・フェージング環境下において、受信信号の遅延分
散が小さいときの波形等化部による誤り率特性の劣化を
回避することが出来る。
【0032】(実施例4)以下、本発明の第4の実施例
について、図面を参照しながら説明する。図4は本発明
の第4の実施例における復調装置にブロック結線図であ
る。
について、図面を参照しながら説明する。図4は本発明
の第4の実施例における復調装置にブロック結線図であ
る。
【0033】図4において、401は受信変調波を非同
期直交検波した直交ベースバンド信号、402は直交ベ
ースバンド信号401から間隔が受信変調波の1シンボ
ル分の信号の差分をとった差分ベクトルを1シンボル当
たり1つ以上連続的に生成し正規化する差分ベクトル生
成部、403はその差分ベクトル生成部402の出力で
ある差分ベクトル信号、404は正規化した差分ベクト
ル信号403と既知差分ベクトル系列信号405との間
でベクトル系列相関をとりフレーム系列相関信号406
を生成するベクトル相関部、407はフレーム系列相関
信号406及び414からフレーム同期信号408を生
成するとともに当該フレーム同期信号408の位相補正
を行うフレーム同期信号生成部、409はフレーム同期
信号408に基づき直交ベースバンド信号401の波形
等化制御を行なう波形等化部、410は波形等化された
直交ベースバンド信号、411は1シンボル前の波形等
化した直交ベースバンド信号の複素共役と現在の波形等
化した直交ベースバンド信号410のベクトル積を正規
化することによって差分ベクトル信号412を生成する
差分ベクトル生成部、412は差分ベクトル信号、41
3は正規化した差分ベクトル信号412と既知差分ベク
トル系列信号405との間でベクトル系列相関をとりフ
レーム系列相関信号414を生成するベクトル相関部で
ある。
期直交検波した直交ベースバンド信号、402は直交ベ
ースバンド信号401から間隔が受信変調波の1シンボ
ル分の信号の差分をとった差分ベクトルを1シンボル当
たり1つ以上連続的に生成し正規化する差分ベクトル生
成部、403はその差分ベクトル生成部402の出力で
ある差分ベクトル信号、404は正規化した差分ベクト
ル信号403と既知差分ベクトル系列信号405との間
でベクトル系列相関をとりフレーム系列相関信号406
を生成するベクトル相関部、407はフレーム系列相関
信号406及び414からフレーム同期信号408を生
成するとともに当該フレーム同期信号408の位相補正
を行うフレーム同期信号生成部、409はフレーム同期
信号408に基づき直交ベースバンド信号401の波形
等化制御を行なう波形等化部、410は波形等化された
直交ベースバンド信号、411は1シンボル前の波形等
化した直交ベースバンド信号の複素共役と現在の波形等
化した直交ベースバンド信号410のベクトル積を正規
化することによって差分ベクトル信号412を生成する
差分ベクトル生成部、412は差分ベクトル信号、41
3は正規化した差分ベクトル信号412と既知差分ベク
トル系列信号405との間でベクトル系列相関をとりフ
レーム系列相関信号414を生成するベクトル相関部で
ある。
【0034】以上のように構成された復調装置につい
て、図4を用いてその動作について説明する。
て、図4を用いてその動作について説明する。
【0035】まず、受信信号を直交検波した直交ベース
バンド信号401を、差分ベクトル生成部402に入力
する。差分ベクトル生成部402では、1シンボル前の
直交ベースバンド信号の複素共役と現在の直交ベースバ
ンド信号401のベクトル積を正規化することによって
差分ベクトル信号403を生成し、直交ベースバンド信
号401のサンプリング時間毎に連続的に出力する。
バンド信号401を、差分ベクトル生成部402に入力
する。差分ベクトル生成部402では、1シンボル前の
直交ベースバンド信号の複素共役と現在の直交ベースバ
ンド信号401のベクトル積を正規化することによって
差分ベクトル信号403を生成し、直交ベースバンド信
号401のサンプリング時間毎に連続的に出力する。
【0036】次に、ベクトル相関部404では、上記差
分ベクトル信号403と既知差分ベクトル系列信号40
5のベクトル積を累積することにより、ベクトル相関信
号406を計算する。そして、フレーム同期信号生成部
407ではベクトル相関信号406を用いてフレーム同
期信号408を生成する。
分ベクトル信号403と既知差分ベクトル系列信号40
5のベクトル積を累積することにより、ベクトル相関信
号406を計算する。そして、フレーム同期信号生成部
407ではベクトル相関信号406を用いてフレーム同
期信号408を生成する。
【0037】波形等化部409では、そのフレーム同期
信号408のタイミングで直交ベースバンド信号401
を用いて波形等化を行い、波形等化した直交ベースバン
ド信号410を出力する。
信号408のタイミングで直交ベースバンド信号401
を用いて波形等化を行い、波形等化した直交ベースバン
ド信号410を出力する。
【0038】次に、差分ベクトル生成部411では、1
シンボル前の波形等化した直交ベースバンド信号の複素
共役と現在の波形等化した直交ベースバンド信号410
のベクトル積を正規化することによって差分ベクトル信
号412を生成し、波形等化部409のトレーニング期
間中、連続的に出力する。そして、ベクトル相関部41
3では、差分ベクトル信号412と既知差分ベクトル系
列信号405のベクトル積を累積することにより、ベク
トル相関信号414を計算する。フレーム同期信号生成
部407では、上記ベクトル相関信号414を用いてフ
レーム同期信号の位相補正を行う。
シンボル前の波形等化した直交ベースバンド信号の複素
共役と現在の波形等化した直交ベースバンド信号410
のベクトル積を正規化することによって差分ベクトル信
号412を生成し、波形等化部409のトレーニング期
間中、連続的に出力する。そして、ベクトル相関部41
3では、差分ベクトル信号412と既知差分ベクトル系
列信号405のベクトル積を累積することにより、ベク
トル相関信号414を計算する。フレーム同期信号生成
部407では、上記ベクトル相関信号414を用いてフ
レーム同期信号の位相補正を行う。
【0039】以上本実施例によれば、フレーム同期信号
生成部407、波形等化部409、差分ベクトル生成部
411、ベクトル相関部413を設け、波形等化部40
9で波形等化した直交ベースバンド信号410からベク
トル相関信号414を生成し、フレーム同期信号生成部
407でフレーム同期信号408の位相を微調整するこ
とによって、受信信号の遅延分散が時間とともに変動す
るマルチパス・フェージング環境下において、波形等化
部を動作させるフレーム同期信号の位相を適応的に最適
化することが出来る。
生成部407、波形等化部409、差分ベクトル生成部
411、ベクトル相関部413を設け、波形等化部40
9で波形等化した直交ベースバンド信号410からベク
トル相関信号414を生成し、フレーム同期信号生成部
407でフレーム同期信号408の位相を微調整するこ
とによって、受信信号の遅延分散が時間とともに変動す
るマルチパス・フェージング環境下において、波形等化
部を動作させるフレーム同期信号の位相を適応的に最適
化することが出来る。
【0040】なお、本実施例では差分ベクトル生成部4
11とベクトル相関部413を、差分ベクトル生成部4
02とベクトル相関部404とは別に設ける構成とした
が、動作内容は同じであるため、1つにまとめる構成も
可能である。
11とベクトル相関部413を、差分ベクトル生成部4
02とベクトル相関部404とは別に設ける構成とした
が、動作内容は同じであるため、1つにまとめる構成も
可能である。
【0041】(参考例1) 以下、本発明の第1の参考例について、図面を参照しな
がら説明する。図5は本発明の第1の参考例における復
調装置にブロック結線図である。
がら説明する。図5は本発明の第1の参考例における復
調装置にブロック結線図である。
【0042】図5において、501は受信変調波、50
2は受信変調波501を直交検波してフィルタを通して
不要な信号を取り除いてベースバンド信号503を出力
する直交復調部、504はベースバンド信号503をサ
ンプリングしサンプリングベースバンド信号505を出
力する標本部、506は標本部504に標本タイミング
制御信号507を供給する標本タイミング制御部、50
8はサンプリングベースバンド信号505を用いてオフ
セット周波数を推定してそのオフセット周波数を標本タ
イミング制御部506のカウンタ値として換算した値を
周波数調整信号509として出力する周波数オフセット
推定部である。
2は受信変調波501を直交検波してフィルタを通して
不要な信号を取り除いてベースバンド信号503を出力
する直交復調部、504はベースバンド信号503をサ
ンプリングしサンプリングベースバンド信号505を出
力する標本部、506は標本部504に標本タイミング
制御信号507を供給する標本タイミング制御部、50
8はサンプリングベースバンド信号505を用いてオフ
セット周波数を推定してそのオフセット周波数を標本タ
イミング制御部506のカウンタ値として換算した値を
周波数調整信号509として出力する周波数オフセット
推定部である。
【0043】以上のように構成された復調装置につい
て、図5を用いてその動作を説明する。まず、受信変調
波501は直交復調部502で直交検波されフィルタ等
(図示せず)を通して不要な信号を取り除かれベースバ
ンド信号503となる。標本部504では標本タイミン
グ制御部506から出力される標本タイミング制御信号
507がたとえばLからHへの変化の時点で、ベースバ
ンド信号503をサンプリングしサンプリングベースバ
ンド信号505を出力する。この際、標本タイミング制
御部506では周波数オフセット推定部508から出力
される周波数調整信号509が、たとえばnであれば動
作カウンタ506Aにセットする値にnを加えたり、あ
るいは減じたりすることで、動作カウンタ506Aの周
期を調整する。動作カウンタ506Aの状態がたとえば
0になると標本タイミング制御部506は標本タイミン
グ制御信号507をLからHへと変化させ、一定時間後
にまたLへと戻す。
て、図5を用いてその動作を説明する。まず、受信変調
波501は直交復調部502で直交検波されフィルタ等
(図示せず)を通して不要な信号を取り除かれベースバ
ンド信号503となる。標本部504では標本タイミン
グ制御部506から出力される標本タイミング制御信号
507がたとえばLからHへの変化の時点で、ベースバ
ンド信号503をサンプリングしサンプリングベースバ
ンド信号505を出力する。この際、標本タイミング制
御部506では周波数オフセット推定部508から出力
される周波数調整信号509が、たとえばnであれば動
作カウンタ506Aにセットする値にnを加えたり、あ
るいは減じたりすることで、動作カウンタ506Aの周
期を調整する。動作カウンタ506Aの状態がたとえば
0になると標本タイミング制御部506は標本タイミン
グ制御信号507をLからHへと変化させ、一定時間後
にまたLへと戻す。
【0044】周波数オフセット推定部508ではサンプ
リングベースバンド信号505を用いてオフセット周波
数を推定し、そのオフセット周波数を標本タイミング制
御部506のカウンタ値として換算した値を周波数調整
信号509として出力し、動作カウンタ506Aの周期
を制御するため当該周波数調整信号509に応じた値を
更新値格納部506Bに更新・格納する。
リングベースバンド信号505を用いてオフセット周波
数を推定し、そのオフセット周波数を標本タイミング制
御部506のカウンタ値として換算した値を周波数調整
信号509として出力し、動作カウンタ506Aの周期
を制御するため当該周波数調整信号509に応じた値を
更新値格納部506Bに更新・格納する。
【0045】ここで、周波数調整信号509はオフセッ
ト周波数を標本タイミング制御部506のカウンタ値と
して換算した値として動作説明を行ったが、オフセット
周波数の推定値が+である時は+1、−である時は−1
として動作させてもよく、この場合は調整に時間がかか
るが、推定値が大幅に間違った場合でも安定して動作す
るなどの特徴がある。
ト周波数を標本タイミング制御部506のカウンタ値と
して換算した値として動作説明を行ったが、オフセット
周波数の推定値が+である時は+1、−である時は−1
として動作させてもよく、この場合は調整に時間がかか
るが、推定値が大幅に間違った場合でも安定して動作す
るなどの特徴がある。
【0046】また、初期動作時には、周波数調整信号5
09にオフセット周波数の推定値を標本タイミング制御
部506のカウンタ値として換算した値を用い、予め設
定した期間が過ぎたら、あるいはオフセット周波数の推
定値が一定値以下の値になっったら前述のように+1と
−1の制御に移すことも可能である。この場合、収束が
早く、且つ安定度の高い装置としての動作が期待でき
る。このように周波数調整信号509はオフセット周波
数の推定値が+であれば標本タイミング制御部506の
動作カウンタ周期が長くなるような値、−であれば動作
カウンタ周期が短くなるような値を用いることで正常な
動作が可能である。ここで、オフセット周波数の推定値
はサンプリング周波数が目標周波数よりも高いときが
+、低いときが−として説明している。
09にオフセット周波数の推定値を標本タイミング制御
部506のカウンタ値として換算した値を用い、予め設
定した期間が過ぎたら、あるいはオフセット周波数の推
定値が一定値以下の値になっったら前述のように+1と
−1の制御に移すことも可能である。この場合、収束が
早く、且つ安定度の高い装置としての動作が期待でき
る。このように周波数調整信号509はオフセット周波
数の推定値が+であれば標本タイミング制御部506の
動作カウンタ周期が長くなるような値、−であれば動作
カウンタ周期が短くなるような値を用いることで正常な
動作が可能である。ここで、オフセット周波数の推定値
はサンプリング周波数が目標周波数よりも高いときが
+、低いときが−として説明している。
【0047】以上、本実施例によれば推定したオフセッ
ト周波数によりサンプリングタイミングをコントロール
することで、サンプリングしたベースバンド信号のオフ
セット分を調整することが可能となる。このことにより
サンプリングしたベースバンド信号からオフセット周波
数成分を取り除くための積算部分が必要なくなるため、
装置の小型化をはかることが可能となる。また、電圧制
御発振器(VCO)などのアナログ部を持たない構造で
あるため、無調整で行うことが可能となる。また、系全
体としてディジタルの技術のみで行うことが可能であ
り、1チップにまとめるなど、従来より簡単に受信装置
を構成する事が可能となる。 (参考例2) 以下、本発明の第2の参考例について、図面を参照しな
がら説明する。図6は本発明の第2の参考例における復
調装置にブロック結線図である。
ト周波数によりサンプリングタイミングをコントロール
することで、サンプリングしたベースバンド信号のオフ
セット分を調整することが可能となる。このことにより
サンプリングしたベースバンド信号からオフセット周波
数成分を取り除くための積算部分が必要なくなるため、
装置の小型化をはかることが可能となる。また、電圧制
御発振器(VCO)などのアナログ部を持たない構造で
あるため、無調整で行うことが可能となる。また、系全
体としてディジタルの技術のみで行うことが可能であ
り、1チップにまとめるなど、従来より簡単に受信装置
を構成する事が可能となる。 (参考例2) 以下、本発明の第2の参考例について、図面を参照しな
がら説明する。図6は本発明の第2の参考例における復
調装置にブロック結線図である。
【0048】図6において、601は受信変調波、60
2は標本部、603はサンプリング受信変調波、604
は直交復調部、605はベースバンド信号、606は標
本タイミング制御部、606Aは動作カウンタ、606
Bは更新値格納部、607は標本タイミング制御信号、
608は周波数オフセット推定部、609は周波数調整
信号である。図6において、図5の構成と異なる点は、
図5においては直交復調部502を標本部504の前段
に設けていたものを、図6では直交復調部604を標本
部502の前段に設けた点である。
2は標本部、603はサンプリング受信変調波、604
は直交復調部、605はベースバンド信号、606は標
本タイミング制御部、606Aは動作カウンタ、606
Bは更新値格納部、607は標本タイミング制御信号、
608は周波数オフセット推定部、609は周波数調整
信号である。図6において、図5の構成と異なる点は、
図5においては直交復調部502を標本部504の前段
に設けていたものを、図6では直交復調部604を標本
部502の前段に設けた点である。
【0049】以上のように構成された復調装置につい
て、図6を用いてその動作について説明する。
て、図6を用いてその動作について説明する。
【0050】まず、標本部602は標本タイミング制御
部606から出力される標本タイミング制御信号607
がたとえばLからHに変化した時点で、受信変調波60
1をサンプリングしサンプリング受信変調信号603を
出力する。サンプリング受信変調波603は直交復調部
604で直交復調されフィルタ等(図示せず)を通して
不要な信号を取り除かれベースバンド信号605とな
る。
部606から出力される標本タイミング制御信号607
がたとえばLからHに変化した時点で、受信変調波60
1をサンプリングしサンプリング受信変調信号603を
出力する。サンプリング受信変調波603は直交復調部
604で直交復調されフィルタ等(図示せず)を通して
不要な信号を取り除かれベースバンド信号605とな
る。
【0051】標本タイミング制御部606では周波数オ
フセット推定部608から出力される周波数調整信号6
09が、たとえばnであれば動作カウンタ606Aにセ
ットする値にnを加えたり、あるいは減じたりすること
で、動作カウンタ606Aの周期を調整する。動作カウ
ンタ606Aは一定周期で状態を変化させており、その
状態がたとえば0になると標本タイミング制御部606
は標本タイミング制御信号607をLからHへと変化さ
せ、一定時間後にまたLへと戻す。
フセット推定部608から出力される周波数調整信号6
09が、たとえばnであれば動作カウンタ606Aにセ
ットする値にnを加えたり、あるいは減じたりすること
で、動作カウンタ606Aの周期を調整する。動作カウ
ンタ606Aは一定周期で状態を変化させており、その
状態がたとえば0になると標本タイミング制御部606
は標本タイミング制御信号607をLからHへと変化さ
せ、一定時間後にまたLへと戻す。
【0052】周波数オフセット推定部608ではベース
バンド信号605を用いてオフセット周波数を推定し、
そのオフセット周波数を標本タイミング制御部606の
カウンタ値として換算した値を周波数調整信号609と
して出力し、動作カウンタ606Aの周期を制御するた
め当該周波数調整信号609に応じた値を更新値格納部
506Bに更新・格納する。
バンド信号605を用いてオフセット周波数を推定し、
そのオフセット周波数を標本タイミング制御部606の
カウンタ値として換算した値を周波数調整信号609と
して出力し、動作カウンタ606Aの周期を制御するた
め当該周波数調整信号609に応じた値を更新値格納部
506Bに更新・格納する。
【0053】ここで、周波数調整信号609はオフセッ
ト周波数を標本タイミング制御部606のカウンタ値と
して換算した値として動作説明を行ったが、オフセット
周波数の推定値が+である時は+1、−である時は−1
として動作させてもよく、この場合は調整に時間がかか
るが、推定値が大幅に間違った場合でも安定して動作す
るなどの特徴がある。
ト周波数を標本タイミング制御部606のカウンタ値と
して換算した値として動作説明を行ったが、オフセット
周波数の推定値が+である時は+1、−である時は−1
として動作させてもよく、この場合は調整に時間がかか
るが、推定値が大幅に間違った場合でも安定して動作す
るなどの特徴がある。
【0054】また、初期動作時には、周波数調整信号6
09にオフセット周波数の推定値を標本タイミング制御
部606のカウンタ値として換算した値を用い、予め設
定した期間が過ぎたら、あるいはオフセット周波数の推
定値が一定値以下の値になっったら前述のように+1と
−1の制御に移すことも可能である。この場合、収束が
早く、且つ安定度の高い装置としての動作が期待でき
る。このように周波数調整信号609はオフセット周波
数の推定値が+であれば標本タイミング制御部606の
動作カウンタ周期が長くなるような値、−であれば動作
カウンタ周期が短くなるような値を用いることで正常な
動作が可能である。ここで、オフセット周波数の推定値
は現状のサンプリング周波数が目標周波数よりも高いと
きが+、低いときが−となるものとして説明している。
09にオフセット周波数の推定値を標本タイミング制御
部606のカウンタ値として換算した値を用い、予め設
定した期間が過ぎたら、あるいはオフセット周波数の推
定値が一定値以下の値になっったら前述のように+1と
−1の制御に移すことも可能である。この場合、収束が
早く、且つ安定度の高い装置としての動作が期待でき
る。このように周波数調整信号609はオフセット周波
数の推定値が+であれば標本タイミング制御部606の
動作カウンタ周期が長くなるような値、−であれば動作
カウンタ周期が短くなるような値を用いることで正常な
動作が可能である。ここで、オフセット周波数の推定値
は現状のサンプリング周波数が目標周波数よりも高いと
きが+、低いときが−となるものとして説明している。
【0055】以上、本実施例によれば推定したオフセッ
ト周波数によりサンプリングタイミングをコントロール
することで、サンプリングしたベースバンド信号のオフ
セット分を調整することが可能となる。このことにより
サンプリングしたベースバンド信号からオフセット周波
数成分を取り除くための積算部分が必要なくなるため、
装置の小型化をはかることが可能となる。また、電圧制
御発振器(VCO)などのアナログ部を持たない構造で
あるため、無調整で行うことが可能となる。また、系全
体としてディジタルの技術のみで行うことが可能であ
り、1チップにまとめるなど、従来より簡単に受信装置
を構成する事が可能となる。 (参考例3) 以下、本発明の第3の参考例について、図面を参照しな
がら説明する。図7は本発明の第3の参考例における復
調装置にブロック結線図である。
ト周波数によりサンプリングタイミングをコントロール
することで、サンプリングしたベースバンド信号のオフ
セット分を調整することが可能となる。このことにより
サンプリングしたベースバンド信号からオフセット周波
数成分を取り除くための積算部分が必要なくなるため、
装置の小型化をはかることが可能となる。また、電圧制
御発振器(VCO)などのアナログ部を持たない構造で
あるため、無調整で行うことが可能となる。また、系全
体としてディジタルの技術のみで行うことが可能であ
り、1チップにまとめるなど、従来より簡単に受信装置
を構成する事が可能となる。 (参考例3) 以下、本発明の第3の参考例について、図面を参照しな
がら説明する。図7は本発明の第3の参考例における復
調装置にブロック結線図である。
【0056】図7において、702は標本部で、一定周
期ごとに、受信変調波701をサンプリングしサンプリ
ング受信変調波703を出力する。704は直交復調部
で、オフセット周波数により直交復調の周波数をコント
ロールする。当該直交復調部704は、後述する周波数
調整信号に基づいた補正値と初期値とにより位相更新さ
れる位相更新部704A、この位相更新部704Aから
の位相情報に対応する余弦値と正弦値とを生成する直交
回転子704B、この直交回転子704Bが出力する余
弦値と正弦値とをサンプリング受信変調波703に乗算
する乗算器704C,Dよりなる。706は直交復調部
704が出力するベースバンド信号705により周波数
オフセット周波数を推定する周波数オフセット推定部
で、直交復調部704に周波数調整信号707を出力す
る。
期ごとに、受信変調波701をサンプリングしサンプリ
ング受信変調波703を出力する。704は直交復調部
で、オフセット周波数により直交復調の周波数をコント
ロールする。当該直交復調部704は、後述する周波数
調整信号に基づいた補正値と初期値とにより位相更新さ
れる位相更新部704A、この位相更新部704Aから
の位相情報に対応する余弦値と正弦値とを生成する直交
回転子704B、この直交回転子704Bが出力する余
弦値と正弦値とをサンプリング受信変調波703に乗算
する乗算器704C,Dよりなる。706は直交復調部
704が出力するベースバンド信号705により周波数
オフセット周波数を推定する周波数オフセット推定部
で、直交復調部704に周波数調整信号707を出力す
る。
【0057】以上のように構成された復調装置につい
て、図7を用いてその動作について説明する。
て、図7を用いてその動作について説明する。
【0058】まず、標本部702は一定周期ごとに、受
信変調波701をサンプリングしサンプリング受信変調
波703を出力する。次に、直交復調部704ではあら
かじめ設定されてある各サンプリングタイミング毎の位
相更新値に周波数オフセット推定部706から出力され
た周波数調整信号707の値を加算、あるいは減算して
位相を更新する。すなわち、直交回転子704Bでは位
相更新部704Aから得られた位相情報に対応する余弦
(以下cosと略す)値と、正弦(以下sinと略す)
値とを生成する。そして、標本部702から出力された
サンプリング受信変調信号703に前述のcos値とs
in値を乗算器704C,Dで掛け合わせたものをそれ
ぞれフィルタ等(図示せず)により不要な信号を取り除
いた後、ベースバンド信号705として出力する。
信変調波701をサンプリングしサンプリング受信変調
波703を出力する。次に、直交復調部704ではあら
かじめ設定されてある各サンプリングタイミング毎の位
相更新値に周波数オフセット推定部706から出力され
た周波数調整信号707の値を加算、あるいは減算して
位相を更新する。すなわち、直交回転子704Bでは位
相更新部704Aから得られた位相情報に対応する余弦
(以下cosと略す)値と、正弦(以下sinと略す)
値とを生成する。そして、標本部702から出力された
サンプリング受信変調信号703に前述のcos値とs
in値を乗算器704C,Dで掛け合わせたものをそれ
ぞれフィルタ等(図示せず)により不要な信号を取り除
いた後、ベースバンド信号705として出力する。
【0059】次に、周波数オフセット推定部706では
ベースバンド信号705を用いてオフセット周波数を推
定し、そのオフセット周波数を直交復調部704の位相
更新部704Aの位相更新値として換算し周波数調整信
号707として出力する。
ベースバンド信号705を用いてオフセット周波数を推
定し、そのオフセット周波数を直交復調部704の位相
更新部704Aの位相更新値として換算し周波数調整信
号707として出力する。
【0060】ここで、周波数調整信号707はオフセッ
ト周波数を直交復調部704の位相更新値に換算した値
として動作説明を行ったが、オフセット周波数の推定値
が+である時は+1、−である時は−1として動作させ
てもよく、この場合は調整に時間がかかるが、推定値が
大幅に間違った場合でも安定して動作するなどの特徴が
ある。
ト周波数を直交復調部704の位相更新値に換算した値
として動作説明を行ったが、オフセット周波数の推定値
が+である時は+1、−である時は−1として動作させ
てもよく、この場合は調整に時間がかかるが、推定値が
大幅に間違った場合でも安定して動作するなどの特徴が
ある。
【0061】また、初期動作時には、周波数調整信号7
07にオフセット周波数の推定値を直交復調部704の
位相更新値として換算した値を用い、予め設定した期間
が過ぎたら、あるいはオフセット周波数の推定値が一定
値以下の値になったら前述のように+1と−1の制御に
移すことも可能である。この場合、収束が早く、且つ安
定度の高い装置としての動作が期待できる。このように
周波数調整信号707はオフセット周波数の推定値が+
であれば直交復調部704の位相更新が小さくなるよう
な値、−であれば位相更新が大きくなるような値を用い
ることで正常な動作が可能である。
07にオフセット周波数の推定値を直交復調部704の
位相更新値として換算した値を用い、予め設定した期間
が過ぎたら、あるいはオフセット周波数の推定値が一定
値以下の値になったら前述のように+1と−1の制御に
移すことも可能である。この場合、収束が早く、且つ安
定度の高い装置としての動作が期待できる。このように
周波数調整信号707はオフセット周波数の推定値が+
であれば直交復調部704の位相更新が小さくなるよう
な値、−であれば位相更新が大きくなるような値を用い
ることで正常な動作が可能である。
【0062】ここで、オフセット周波数の推定値は現状
のサンプリングした信号の周波数が目標周波数よりも高
いときが+、低いときが−となるものとして説明してい
る。
のサンプリングした信号の周波数が目標周波数よりも高
いときが+、低いときが−となるものとして説明してい
る。
【0063】以上、本実施例によれば推定したオフセッ
ト周波数により直交復調の周波数をコントロールするこ
とで、ベースバンド信号の周波数オフセット分を調整す
ることが可能となる。この周波数オフセット分の調整は
周波数調整を位相情報で行っているため細かい制御が可
能となる。また、中間周波(IF)サンプリング周波数
をシンボル周波数の8倍以上行った場合、直交復調部で
の積算部分が必要になるため、周波数補正も兼用させる
ことで回路の増加は事実上ない。また、電圧制御発振器
(VCO)などのアナログ部を持たない構造であるた
め、無調整で行うことが可能となる。系全体としてディ
ジタルの技術のみで行うことが可能であり、1チップに
まとめられるなど、従来より簡単に受信装置を構成する
事が可能となる。
ト周波数により直交復調の周波数をコントロールするこ
とで、ベースバンド信号の周波数オフセット分を調整す
ることが可能となる。この周波数オフセット分の調整は
周波数調整を位相情報で行っているため細かい制御が可
能となる。また、中間周波(IF)サンプリング周波数
をシンボル周波数の8倍以上行った場合、直交復調部で
の積算部分が必要になるため、周波数補正も兼用させる
ことで回路の増加は事実上ない。また、電圧制御発振器
(VCO)などのアナログ部を持たない構造であるた
め、無調整で行うことが可能となる。系全体としてディ
ジタルの技術のみで行うことが可能であり、1チップに
まとめられるなど、従来より簡単に受信装置を構成する
事が可能となる。
【0064】
【発明の効果】以上のように本発明は、受信変調波を非
同期直交検波した直交ベースバンド信号から、間隔が受
信変調波の1シンボル分の信号の差分をとった差分ベク
トルを、1シンボル当たり1つ以上連続的に生成し正規
化する差分ベクトル生成部と、正規化した差分ベクトル
と既知差分ベクトルとの間でベクトル系列相関をとりフ
レーム系列相関信号を生成するベクトル相関部と、フレ
ーム系列相関信号の分散を計算する分散計算部と、分散
基準値と上記分散値を比較する比較部と、比較部からの
信号を用いて相関しきい値を制御する相関しきい値決定
部と、フレーム系列相関信号と相関しきい値を用いてフ
レーム同期信号を生成するフレーム同期信号生成部を具
備し、フレーム系列相関信号の時間的分布が広いときに
は相関しきい値を小さくし、フレーム系列相関信号の時
間的分布が狭いときには相関しきい値を大きくする構成
を有している。
同期直交検波した直交ベースバンド信号から、間隔が受
信変調波の1シンボル分の信号の差分をとった差分ベク
トルを、1シンボル当たり1つ以上連続的に生成し正規
化する差分ベクトル生成部と、正規化した差分ベクトル
と既知差分ベクトルとの間でベクトル系列相関をとりフ
レーム系列相関信号を生成するベクトル相関部と、フレ
ーム系列相関信号の分散を計算する分散計算部と、分散
基準値と上記分散値を比較する比較部と、比較部からの
信号を用いて相関しきい値を制御する相関しきい値決定
部と、フレーム系列相関信号と相関しきい値を用いてフ
レーム同期信号を生成するフレーム同期信号生成部を具
備し、フレーム系列相関信号の時間的分布が広いときに
は相関しきい値を小さくし、フレーム系列相関信号の時
間的分布が狭いときには相関しきい値を大きくする構成
を有している。
【0065】この構成によって、受信信号に大きな伝送
路ひずみが存在するマルチパス・フェージング環境下に
おいて、ベクトル相関の分散値が時間的に変動するよう
な場合でも、相関しきい値の値を適応的に最適化するこ
とによって、フレーム同期信号の推定速度と精度の劣化
を最小限に抑える同期部を備えた優れた復調装置を実現
するものである。
路ひずみが存在するマルチパス・フェージング環境下に
おいて、ベクトル相関の分散値が時間的に変動するよう
な場合でも、相関しきい値の値を適応的に最適化するこ
とによって、フレーム同期信号の推定速度と精度の劣化
を最小限に抑える同期部を備えた優れた復調装置を実現
するものである。
【図1】本発明の第1の実施例における復調装置のブロ
ック結線図
ック結線図
【図2】本発明の第2の実施例における復調装置のブロ
ック結線図
ック結線図
【図3】本発明の第3の実施例における復調装置のブロ
ック結線図
ック結線図
【図4】本発明の第4の実施例における復調装置のブロ
ック結線図
ック結線図
【図5】本発明の第1の参考例における復調装置のブロ
ック結線図
ック結線図
【図6】本発明の第2の参考例における復調装置のブロ
ック結線図
ック結線図
【図7】本発明の第3の参考例における復調装置のブロ
ック結線図
ック結線図
【図8】従来の復調装置のブロック結線図
102、202、302、402、411 差分ベクト
ル生成部 104、204、304、404、413 ベクトル相
関部 107、307 分散計算部 110、209、310 比較部 112、211、302 相関しきい値決定部 114、213、407 フレーム同期信号生成部 207 最大値検出部 312、409 波形等化部 502、604、704 直交復調部 504、602、702 標本部 506、606 標本タイミング制御部 508、608、706 周波数オフセット推定部 802 パイロット信号検出部 804 位相検出部 807 周波数検出部 809 同期信号生成部
ル生成部 104、204、304、404、413 ベクトル相
関部 107、307 分散計算部 110、209、310 比較部 112、211、302 相関しきい値決定部 114、213、407 フレーム同期信号生成部 207 最大値検出部 312、409 波形等化部 502、604、704 直交復調部 504、602、702 標本部 506、606 標本タイミング制御部 508、608、706 周波数オフセット推定部 802 パイロット信号検出部 804 位相検出部 807 周波数検出部 809 同期信号生成部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−252966(JP,A) 特開 平4−72932(JP,A) 特開 平7−250120(JP,A) 特開 平5−191208(JP,A) 特開 平3−173236(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 27/22 H04J 3/00 H04L 7/00
Claims (8)
- 【請求項1】 受信変調波を非同期直交検波した直交ベ
ースバンド信号から、間隔が受信変調波の1シンボル分
の信号の差分をとった差分ベクトルを、1シンボル当た
り1つ以上連続的に生成し正規化する差分ベクトル生成
部と、前記差分ベクトル生成部が正規化した差分ベクト
ルと既知の時分割多重方式用フレーム同期信号の1シン
ボル間隔での既知差分ベクトルとの間でベクトル系列相
関を行いフレーム系列相関信号を生成するベクトル相関
部と、前記ベクトル相関部が生成したフレーム系列相関
信号の分散を計算する分散計算部と、あらかじめ設定さ
れたしきい値である分散基準値と前記分散計算部が計算
した分散値を比較する比較部と、前記比較部からの信号
を用いて相関しきい値を制御する相関しきい値決定部
と、前記フレーム系列相関信号と相関しきい値を用いて
フレーム同期信号を生成するフレーム同期信号生成部と
を具備した復調装置。 - 【請求項2】 相関しきい値決定部は、フレーム系列相
関信号の時間的分布が広いときには相関しきい値を小さ
くし、フレーム系列相関信号の時間的分布が狭いときに
は相関しきい値を大きくすることによって、フレーム同
期信号生成部で受信信号の遅延分散によるフレーム同期
信号の変動を最小限にすることを特徴とする請求項1記
載の復調装置。 - 【請求項3】 受信変調波を非同期直交検波した直交ベ
ースバンド信号から、間隔が受信変調波の1シンボル分
の信号の差分をとった差分ベクトルを、1シンボル当た
り1つ以上連続的に生成し正規化する差分ベクトル生成
部と、前記差分ベクトル生成部が正規化した差分ベクト
ルと既知差分ベクトルとの間でベクトル系列相関を行い
フレーム系列相関信号を生成するベクトル相関部と、前
記ベクトル相関部が生成したフレーム系列相関信号の1
フレーム内での最大値を検出する最大値検出部と、現在
の相関しきい値と前記最大値検出部が検出した最大値を
比較する比較部と、前記比較部からの信号を用いて相関
しきい値を制御する相関しきい値決定部と、前記フレー
ム系列相関信号と相関しきい値を用いてフレーム同期信
号を生成するフレーム同期信号生成部とを具備した復調
装置。 - 【請求項4】 相関しきい値決定部は、1フレーム中の
フレーム系列相関信号の最大値が相関しきい値より大き
いときには相関しきい値を大きくし、1フレーム中のフ
レーム系列相関信号の最大値が相関しきい値より小さい
ときには相関しきい値を小さくすることにより、フレー
ム同期信号生成部で受信信号の信号対雑音比に応じた最
適な相関しきい値を適応的に設定することを特徴とする
請求項3記載の復調装置。 - 【請求項5】 受信変調波を非同期直交検波した直交ベ
ースバンド信号から、間隔が受信変調波の1シンボル分
の信号の差分をとった差分ベクトルを、1シンボル当た
り1つ以上連続的に生成し正規化する差分ベクトル生成
部と、前記差分ベクトル生成部が正規化した差分ベクト
ルと既知差分ベクトルとの間でベクトル系列相関を行い
フレーム系列相関信号を生成するベクトル相関部と、前
記ベクトル相関部が生成したフレーム系列相関信号の分
散を計算する分散計算部と、あらかじめ設定された分散
基準値と前記分散計算部が計算した分散基準値とを比較
する比較部と、前記比較部の比較結果から直交復調され
た受信信号を用いて波形等化を行う等化部とを具備する
復調装置。 - 【請求項6】 等化部は、フレーム相関信号の時間的分
布があらかじめ定められた基準値より狭いときには波形
等化を行わないことによって、受信信号の遅延分散が小
さいときの誤り率の劣化を回避すことを特徴とする請求
項5記載の復調装置。 - 【請求項7】 受信変調波を非同期直交検波した直交ベ
ースバンド信号から、間隔が受信変調波の1シンボル分
の信号の差分をとった差分ベクトルを、1シンボル当た
り1つ以上連続的に生成し正規化する第1の差分ベクト
ル生成部と、前記第1の差分ベクトル生成部が正規化し
た差分ベクトルと既知差分ベクトルとの間でベクトル系
列相関を行いフレーム系列相関信号を生成するベクトル
相関部と、直交復調した受信信号を用いて波形等化を行
う等化部と、前記等化部が波形等化した等化信号から1
シンボル間隔の差分をとることにより等化差分ベクトル
を生成する第2の差分ベクトル生成部と、前記等化差分
ベクトルと既知差分ベクトルとの間でベクトル系列相関
を行い等化フレーム系列相関信号を生成するベクトル相
関部と、前記フレーム系列相関信号と等化フレーム系列
相関信号からフレーム同期信号を生成するフレーム同期
信号生成部とを具備した復調装置。 - 【請求項8】 フレーム同期信号生成部は、等化フレー
ム系列相関信号の最大値が得られる同期信号をフレーム
同期信号とすることによって、等化部で動作させたとき
の最適なフレーム同期を得ることを特徴とする請求項7
記載の復調装置。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07234907A JP3125644B2 (ja) | 1995-09-13 | 1995-09-13 | 復調装置 |
US08/710,194 US5809009A (en) | 1995-09-13 | 1996-09-13 | Demodulator apparatus for digital radio communication receiver providing pseudo-coherent quadrature demodulation based on periodic estimation of frequency offset |
JP2000215533A JP3465668B2 (ja) | 1995-09-13 | 2000-07-17 | 復調装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07234907A JP3125644B2 (ja) | 1995-09-13 | 1995-09-13 | 復調装置 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000215533A Division JP3465668B2 (ja) | 1995-09-13 | 2000-07-17 | 復調装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0983590A JPH0983590A (ja) | 1997-03-28 |
JP3125644B2 true JP3125644B2 (ja) | 2001-01-22 |
Family
ID=16978171
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP07234907A Expired - Fee Related JP3125644B2 (ja) | 1995-09-13 | 1995-09-13 | 復調装置 |
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Country | Link |
---|---|
US (1) | US5809009A (ja) |
JP (1) | JP3125644B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07277091A (ja) * | 1994-04-07 | 1995-10-24 | Yoshikoo:Kk | 乗物に撮影機又は表示器を取り付ける装置 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6463295B1 (en) | 1996-10-11 | 2002-10-08 | Arraycomm, Inc. | Power control with signal quality estimation for smart antenna communication systems |
US6275543B1 (en) | 1996-10-11 | 2001-08-14 | Arraycomm, Inc. | Method for reference signal generation in the presence of frequency offsets in a communications station with spatial processing |
US7035661B1 (en) | 1996-10-11 | 2006-04-25 | Arraycomm, Llc. | Power control with signal quality estimation for smart antenna communication systems |
JP2988398B2 (ja) * | 1996-11-27 | 1999-12-13 | 日本電気株式会社 | ユニークワード遅延検波方式および復調装置 |
EP0869644B1 (en) * | 1997-04-03 | 2005-06-15 | Sony Corporation | Synchronisation to an FCCH signal |
US6002728A (en) * | 1997-04-17 | 1999-12-14 | Itt Manufacturing Enterprises Inc. | Synchronization and tracking in a digital communication system |
JP3272273B2 (ja) * | 1997-07-07 | 2002-04-08 | 松下電器産業株式会社 | 間欠受信装置 |
US5909471A (en) * | 1997-08-08 | 1999-06-01 | Arraycomm, Inc. | Method and system for rapid initial control signal detection in a wireless communications system |
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JP3017983B2 (ja) * | 1997-11-19 | 2000-03-13 | 株式会社ケンウッド | 同期捕捉回路 |
JP3196828B2 (ja) | 1997-12-18 | 2001-08-06 | 日本電気株式会社 | 無線受信方法および装置 |
DE69838759T2 (de) * | 1997-12-29 | 2008-10-30 | Kabushiki Kaisha Kenwood | Schaltung zum fangen eines rahmensynchronisiersignals in einem empfänger |
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