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JP3125353B2 - 半導体記憶装置およびその製造方法 - Google Patents

半導体記憶装置およびその製造方法

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JP3125353B2
JP3125353B2 JP03245549A JP24554991A JP3125353B2 JP 3125353 B2 JP3125353 B2 JP 3125353B2 JP 03245549 A JP03245549 A JP 03245549A JP 24554991 A JP24554991 A JP 24554991A JP 3125353 B2 JP3125353 B2 JP 3125353B2
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JP03245549A
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千秋 工藤
彰人 宇野
幹夫 西尾
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Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
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Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はスタック型のダイナミッ
ク・ランダムアクセス・メモリ(DRAM)等の半導体
記憶装置およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】現在DRAMは高集積化の一途を辿り、
容量形成部を3次元的に形成する方法が提案されてい
る.このうち容量形成部を基板の上部に積み上げ記憶ノ
ードとするスタック型のDRAMは容量を増加するた
め、参考文献T.Ema et al."3-Dimensional Stacked Cap
acitor Cell for 16M and 64M DRAMs"IEEE Internation
al Electron Device MeetingTechical Digest,p592-59
5,Dec.1988等に各種の構造が提案されている。
【0003】図5に従来の記憶ノ−ドを有する半導体装
置およびその製造方法の工程断面図を示す。図5(a)
に示すように半導体基板1上に素子間分離絶縁膜2およ
びスイッチングトランジスタのゲートであるワ−ド線3
を形成しスイッチングトランジスタの活性領域4を形成
した後、同図(b)に示すように層間絶縁膜5−A、5
−BとしてSiN膜、第1の酸化膜6−A、第1の導電
性膜7−Aとしてポリシリコン膜、第2の酸化膜6−B
を順次堆積し、その後にスイッチングトランジスタの活
性領域に達するコンタクト窓8を異方性エッチングによ
り開口する。その上に同図(c)に示すように第2の導
電性膜7−Bとしてポリシリコンを堆積し、レジストパ
タ−ン9を形成する。このレジストパタ−ン9をマスク
として、同図(d)に示すようにRIE(Reactive Ion
Etching)法を用いて第2の導電性膜7−B、第2の酸
化膜6−B、第1の導電性膜7−A、第1の酸化膜6−
Aを順次エッチングした後、HF系のエッチング液で第
1の酸化膜6−A並びに第2の酸化膜6−Bをエッチン
グし、記憶ノ−ド10を形成する。次に同図(e)に示
すように、記憶ノ−ド10の表面にSiO2 とSiNの
多層膜よりなる誘電体膜11を形成し、この誘電体を介
して第3の導電性膜12を堆積しセル・プレ−トを形成
し、続いてビット線13を形成する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の半導
体装置およびその製造方法では、記憶ノ−ドを形成する
際にRIE法を用いているため図6(a)に示すように
記憶ノ−ド10の端部に急峻な角ができた。この記憶ノ
−ドの端部の急峻な角では図6(b)のように電界が集
中し誘電体膜11の絶縁破壊が発生し易くなるという問
題があった。さらにこの急峻な角では誘電体膜を形成す
る際に850℃程度で酸化を行うと、参考文献Extended
Abstructs of the 16th (1984 International)Confere
nce on Solid State Devices and Materials,Kobe,198
4,pp.475-478に示すようなホーン現象のためより急峻な
角が発生することになる。更に多重フィン型のスタック
DRAM以外の構造においても急峻な角は存在し、製造
が困難であった。
【0005】図6(b)には急峻な角として角度θが90
°の図を示した。誘電体膜への電界は急峻な角の角度に
より異なる。この角度と角へ集中する電界強度の関係を
図7に示す。図7では平坦な部分の電界強度を1として
計算している。図7に示すように電界は角度が小さくな
るに従い集中し、誘電体膜の絶縁膜破壊が発生し易くな
ることがわかる。さらに図8に同じ構造のDRAMを微
細化したときの断面図を示す。図8から明らかなよう
に、微細化を進めるに伴いストレージノード10の角度
は小さくなり(θ1>θ2>θ3)、図7の関係から誘電
体膜の絶縁破壊が発生し易くなる。また微細化を進める
とセルの容量が小さくなるため、これを補うためより表
面積の大きいストレージノードを形成する必要がある
が、多重フィン型をはじめとして急峻な角は増える。従
ってこの意味からも誘電体膜の絶縁破壊は発生しやすく
なる。
【0006】本発明は上記課題を解決するもので、記憶
ノ−ドの端部に急峻な角を有せず、誘電体膜の絶縁破壊
が発生し難い半導体記憶装置およびその製造方法を提供
することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体記憶装置
は、多重フィン型の記憶ノードと、前記記憶ノードの表
面に形成された容量絶縁膜と、前記容量絶縁膜上に形成
されたプレート電極とで構成された蓄積容量を有する半
導体記憶装置であって、前記記憶ノードが、角部が角ば
った形状である第1の導電性膜と、前記第1の導電性膜
の角部を覆う第2の導電性膜から構成され、前記第2の
導電性膜により前記記憶ノードの多重フィン内に存在す
る全角部が丸味を持つ形状であることを特徴とする。
【0008】
【0009】本発明の第1、第2及び第3の半導体記憶
装置の製造方法は、多重フィン型の記憶ノードと、前記
記憶ノード上に形成された容量絶縁膜と、前記容量絶縁
膜上に形成されたプレート電極とで構成された蓄積容量
を有する半導体記憶装置の製造方法であって、前記蓄積
容量を形成する方法が、半導体基板上に第1の導電性膜
からなる前記多重フィン型の記憶ノードを形成する工程
と、前記記憶ノードの多重フィン内に存在する全角部に
丸味を形成する工程と、前記角部に丸味の形成された前
記記憶ノードの多重フィンの表面に前記容量絶縁膜を形
成する工程と、前記容量絶縁膜上にプレート電極を形成
する工程とを備えている
【0010】本発明の第1の半導体記憶装置の製造方法
は、前記半導体記憶装置の製造方法において、前記第1
の導電性膜が、不純物を含むポリシリコン膜からなり、
前記記憶ノードの多重フィン内に存在する全角部に丸味
を形成する工程が、前記不純物を含むポリシリコン膜を
フッ素もしくは臭素もしくは塩素のいずれかを含むガス
を用いた等方性エッチングによって行われることを特徴
とする。
【0011】本発明の第2の半導体記憶装置の製造方法
は、前記半導体記憶装置の製造方法において、前記記憶
ノードの多重フィン内に存在する全角部に丸味を形成す
る工程が、前記第1の導電性膜の角部を覆う第2の導電
性膜を形成することによって行われることを特徴とす
る。
【0012】本発明の第3の半導体記憶装置の製造方法
は、前記半導体記憶装置の製造方法において、前記記憶
ノードの多重フィン内に存在する全角部に丸味を形成す
る工程が、前記第1の導電性膜の表面を1000℃以上
の酸化温度で酸化膜を形成した後、前記酸化膜を除去す
ることによって行われることを特徴とする。
【0013】
【作用】本発明は上記した構成により、全ての角が丸め
られた記憶ノードを有することとにより、誘電体膜に電
界が集中しなくなることにより、誘電体膜が絶縁破壊を
起こすことを防ぐことができる。
【0014】
【実施例】(実施例1)図1は第1の実施例の半導体装
置の製造方法の工程断面図である。図1(a)から図1
(d)までは従来例の図5(a)〜図5(d)と基本的
に同じであるが、さらに詳しく説明する。
【0015】図1(a)では、半導体基板1としてp型
シリコン基板上に素子間分離絶縁膜2として約400nmの
酸化膜をLOCOS法で形成し、スイッチングトランジスタ
のゲートであるワ−ド線3としてPを拡散したポリシリ
コン配線を形成し、スイッチングトランジスタの活性領
域4としてPおよびAsをイオン注入しn層を形成した
後、同図(b)に示すように層間絶縁膜5−Aとして40
0nmのBPSG(BorondopedPhospho-Silicate Glass)を
常圧CVD法により堆積し熱処理により平坦化した後に
層間絶縁膜5−Bとして約20nmのSiN膜をCVD法によ
り堆積した後、第1の酸化膜6−AとしてP(燐)を含
む酸化膜、第1の導電性膜7−AとしてPを含むポリシ
リコン膜、第2の酸化膜6−BとしてPを含む酸化膜を
順次CVD法により堆積し、その後に通常のフォトリソ
グラフィ法によりレジストパタ−ンを形成し、スイッチ
ングトランジスタの活性領域4に達するコンタクト窓8
を異方性エッチング、例えばRIE法により開口する。
本実施例では第1の酸化膜6−Aと第2の酸化膜6−B
はCHF3とO2の混合ガス、第1の導電性材料7−Aは
HBrとHClの混合ガスによりエッチングした。
【0016】その上に同図(c)では、第2の導電性膜
7−BとしてPを含むポリシリコンを堆積し、レジスト
パタ−ン9を形成する。このレジストパタ−ン9をマス
クとして、同図(d)に示すようにRIE法を用いて第
1回目の異方性エッチング、例えばHBrガスを主成分
としたRIE法を用いて第2の導電性膜7−Bと第1の
導電性膜7−Aを、CHF3+O2系のガスを用いたRI
E法により第2の酸化膜6−Bと第1の酸化膜6−Aを
順次エッチングした後、HF系のエッチング液で第1の
酸化膜6−A並びに第2の酸化膜6−Bをエッチング
し、記憶ノ−ド10を形成する。本実施例では第1の導
電性膜7−A、第2の導電性膜7−BとしてそれぞれP
を含むポリシリコンを約200nm堆積した。ここでP
等の不純物を含むポリシリコンを用いた理由は不純物を
含むポリシリコンは減圧CVD法等により容易にコンタク
ト窓8を充填するように堆積でき、しかもF(フッ素)
もしくはBr(臭素)もしくはCl(塩素)のいずれか
を少なくとも含むガスにより容易にエッチングでき、従
来の技術と整合性が優れるためである。
【0017】次に同図(e)では、レジストパタ−ン9
を除去した後に、本発明の特徴とする記憶ノ−ド10を
等方性エッチングする。本実施例ではECR(Electron Cyc
lotron Resonance)法を用いSF6ガス流量:50sccm、圧
力:7Pa、マイクロ(μ)波:220mAにより約10nmエッチ
ングし記憶ノ−ド10の全ての急峻な角を除去した。本
実施例では多重フィン型の記憶ノードを用いたがn層の
フィン型や円筒型の記憶ノードを用いた場合などどのよ
うな構造の記憶ノードにおいても等方性エッチングとす
ることにより全ての急峻な角が除去できる。
【0018】次に従来例と同じように図1(f)では、
記憶ノ−ド10の表面に誘電体膜11としてSiO2
約2nmと減圧CVD法によりSiNを約5nmを形成し、こ
の誘電体膜11を介して第3の導電性膜12として減圧
CVD法にP等の不純物を含むポリシリコン膜を200nm
を形成しセル・プレートとし、続いてビット線13を形
成する。
【0019】このように全ての角が丸められた記憶ノー
ドの一番急峻な部分は、ストレージノードの形状が直方
体になった場合は3面が集まる角になる。しかし、一般
にフォトグラフィ技術の解像度限界等によりシリコン基
板上方から見たストレージノードの角の曲率半径は25
00Å以上ある。さらに通常用いられる容量絶縁膜は熱
酸化膜に換算した場合の100Å以下であるため、容量
絶縁膜に対して十分丸まっているといえる。従ってスト
レージノードの角の電界集中は図9のように2次元で考
えられる。この場合は角の部分においても電荷は均一に
分布すると考えると、角の部分の電界集中は容量絶縁膜
の外周と内周の比に反比例する。
【0020】図10に平坦部分の電界強度Eflatと角の
部分の電界強度Ecornerの比に対する容量絶縁膜膜厚T
oxと角の部分の曲率半径rの比の関係を示す。一般に平
坦な部分の1.25倍程度に電界集中を抑えることによ
り、容量絶縁膜の破壊を減少することができる。図10
の関係からこの場合、容量絶縁膜の膜厚の4倍の相対曲
率半径をもたせることが必要であることがわかる。さら
に平坦な部分の1.2倍以下にする場合には容量絶縁膜
の膜厚の5倍の相対曲率半径を、1.1倍以下にする場
合には容量絶縁膜の膜厚の10倍の相対曲率半径を持た
せることが必要となる。
【0021】なお、上記第1の実施例では等方性エッチ
ングとしてECR法でSF6ガスを用いたが、CF4,H
Br,HCl等のFもしくはBrもしくはClのいずれ
かを含むガスを少なくとも用いることにより同様の効果
が得られる。さらにはECR法以外のエッチング方法、
例えばトライオード法、ダウンフロー法もしくはサイド
エッチングのはいる条件でのRIE法等でも同様の効果
が得られる。またその等方性エッチングを弗硝酸を主成
分とする液で行うこともできる。
【0022】また図1(b)において第1の導電性膜7
−Aは一組の場合を示したが、さらに酸化膜を介して複
数組積み重ねてもよい。
【0023】(実施例2)図2は第2の実施例の半導体
装置の製造方法の工程断面図である。図2(a)は図1
(d)に相当し、その工程までは図1と全く同一である
ので省略する。すなわち第2の実施例の特徴は同図
(b)に示すように、レジストパタ−ン8を除去した後
に第2回目の異方性エッチングを行うことである。本実
施例ではRIE法を用いHBrガス流量:60sccm、HClガス流
量:20sccm、圧力:15Pa、RF電力:150Wにより約10nmエ
ッチングした。この際スパッタ効果により記憶ノ−ド1
0の急峻な角が除去されるようにエッチングされる傾向
を利用した。本実施例で上記のガス系を利用した理由は
ポリシリコンとガスの反応を利用することにより角を丸
める効果を強調するためである。次に図2(c)では、
記憶ノ−ド10の表面に誘電体膜11を形成し、この誘
電体膜11を介して第3の導電性膜12を形成し、続い
てビット線13を形成する。
【0024】なお、本実施例では第2回目の異方性エッ
チングとしてRIE法によりHBr,HClの混合ガスを用い
たが、CF4,HBr,HCl等のFもしくはBrもし
くはClのいずれかを含むガスを少なくとも用いること
により同様の効果が得られる。またAr等のスパッタガス
においても同様の効果が得ることができる。さらにはR
IE法以外のエッチング方法例えばRF(高周波)を印
加したECR法等でも可能である。
【0025】(実施例3)図3は第3の実施例の半導体
装置の製造方法の工程断面図である。すなわち図3
(a)は図1(d)に相当し、その工程までは図1と全
く同一であるので省略する。すなわち第3の実施例の特
徴とする工程について述べる。
【0026】同図(b)では、レジストパタ−ン9を除
去した後に第4の導電性膜14を堆積する。通常、記憶
ノ−ド10に第4の導電性膜14を堆積した際には記憶
ノ−ド10の角は凸部も凹部も丸く堆積される。第4の
導電性膜14のカバレッジが一様(表面と側面で1:
1)であれば、堆積膜厚が曲率半径となり、第4の導電
性膜14の膜厚を容量絶縁膜の4倍以上の膜厚に設定す
ればよい。本実施例では第4の導電性膜14として第2
の導電性膜7−Bと同様に、Pを含むポリシリコンを約
70nm堆積した。この第4の導電性膜14の膜厚は容
量絶縁膜の10倍の膜厚に相当する。ここで第4の導電
性膜14として第2の導電性膜7−Bと同様な膜を用い
た理由は、次の工程でのエッチング速度を第4の導電性
膜14と第2の導電性膜7−Bとで同じにすることによ
りオーバーエッチングによる急峻な角ができることを防
ぐためである。
【0027】次に同図(c)では、第4の導電性膜14
を異方性エッチングにより記憶ノード10以外の部分を
除去し、再度記憶ノ−ド10を形成する。この時、第4
の導電性膜14を堆積した際の記憶ノ−ド10の最上部
の丸い角はそのままの形が維持される。次に同図(d)
に示すように従来例と同じく記憶ノ−ド10の表面に誘
電体膜11を形成し、この誘電体膜11を介して第3の
導電性膜12を形成しセル・プレートとし、ビット線1
3を形成する。
【0028】なお、本実施例では第2の導電性膜7−B
と第4の導電性膜14として同様の材質を用いたが異な
る材質でもよい。
【0029】(実施例4)図4は第4の実施例の半導体
装置の製造方法の工程断面図である。すなわち図4
(a)は図1(d)に相当し、その工程までは図1と同
一であるので省略する。すなわち第4の実施例の特徴と
する工程について述べる。すなわち同図(b)に示すよ
うに、レジストパタ−ン9を除去した後に記憶ノ−ド1
0を酸化する。この際に900℃以下の温度で酸化する
とホーン現象のためより急峻な角が発生することにな
る。しかし酸化温度を1000℃以上とすることにより
急峻な角が丸められるように酸化され酸化膜15が形成
される。本実施例では1100℃で約50nm酸化した。
【0030】次に同図(c)では、酸化膜15をHF系
のエッチング液により除去した。この酸化膜の除去工程
は本実施例のようにウェットエッチング法を用いてもC
HF 3等のガスを用いた等方性のプラズマエッチング法
を用いても同様の効果が得られる。次に同図(d)に示
すように従来例同様記憶ノ−ド10の表面に誘電体膜1
1を形成し、この誘電体膜11を介して第3の導電性膜
12を形成しセル・プレートとし、続いてビット線13
を形成する。
【0031】なお、第1、第2、第3および第4の実施
例では、第1並びに第2の導電性膜として、不純物とし
てPを含むポリシリコンを用いたが、As等のn型不純
物であればよい。また、W等の他の導電性膜でもよい。
さらには第1と第2の導電性膜が異なる材質でもよい。
【0032】また各実施例では、2重のフィン構造のス
タック型DRAMを用いたが、n重のフィン型でもよ
く、また図11に示すような円筒型等他のスタック型の
DRAMでも同様の効果が得られる。また、半導体基板
1として、p型シリコン基板を用いたが、GaAs等の
他の半導体基板でもよい。また誘電体膜として、SiO2と
SiNの多層膜を用いたが、Si02,SiN,TaO等の他の誘電体
膜でもよい。さらに各実施例においてp型とn型をそれ
ぞれ逆に構成しても同様の効果が得られる。
【0033】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明に
よれば、記憶ノ−ドの角を丸めることができ、誘電体膜
の絶縁破壊の発生しない半導体装置およびその製造方法
を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の半導体装置の製造方法
の工程断面図
【図2】本発明の第2の実施例の半導体装置の製造方法
の工程断面図
【図3】本発明の第3の実施例の半導体装置の製造方法
の工程断面図
【図4】本発明の第4の実施例の半導体装置の製造方法
の工程断面図
【図5】従来の半導体装置の製造方法を示す工程断面図
【図6】従来の半導体装置における誘電体膜にかかる電
界を示す模式図
【図7】ストレージノードの角度と相対電界強度の特性
【図8】異なる設計ルールを用いたDRAMの断面図
【図9】ストレージノードの曲率半径と容量絶縁膜厚と
を示した模式図
【図10】平坦部分の電界強度Eflatと角の部分の電界
強度Ecornerの比に対する容量絶縁膜膜厚Toxと角の部
分の曲率半径rの比の関係図
【図11】円筒スタック型のDRAMの断面図
【符号の説明】
1 半導体基板 4 活性領域 7−A 第1の導電性膜 7−B 第2の導電性膜 10 記憶ノード 11 誘電体膜 12 第3の導電性膜
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−147857(JP,A) 特開 平1−96950(JP,A) 特開 昭62−185353(JP,A) 特開 平2−95421(JP,A) 特開 平2−291162(JP,A) 特開 平3−11629(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 27/108 H01L 21/822 H01L 21/8242 H01L 27/04

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多重フィン型の記憶ノードと、前記記憶
    ノードの表面に形成された容量絶縁膜と、前記容量絶縁
    膜上に形成されたプレート電極とで構成された蓄積容量
    を有する半導体記憶装置であって、前記記憶ノードが、角部が角ばった形状である第1の導
    電性膜と、前記第1の導電性膜の角部を覆う第2の導電
    性膜から構成され、前記第2の導電性膜により 前記記憶
    ノードの多重フィン内に存在する全角部が丸味を持つ形
    状であることを特徴とする半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】 多重フィン型の記憶ノードと、前記記憶
    ノード上に形成された容量絶縁膜と、前記容量絶縁膜上
    に形成されたプレート電極とで構成された蓄積容量を有
    する半導体記憶装置の製造方法であって、 前記蓄積容量を形成する方法が、半導体基板上に第1の
    導電性膜からなる前記多重フィン型の記憶ノードを形成
    する工程と、前記記憶ノードの多重フィン内に存在する
    全角部に丸味を形成する工程と、前記角部に丸味の形成
    された前記記憶ノードの多重フィンの表面に前記容量絶
    縁膜を形成する工程と、前記容量絶縁膜上にプレート電
    極を形成する工程とを備え、 前記第1の導電性膜が、不純物を含むポリシリコン膜か
    らなり、 前記記憶ノードの多重フィン内に存在する全角部に丸味
    を形成する工程が、前記不純物を含むポリシリコン膜を
    フッ素もしくは臭素もしくは塩素のいずれかを含むガス
    を用いた等方性エッチングによって行われることを特徴
    とする半導体記憶装置の製造方法。
  3. 【請求項3】 多重フィン型の記憶ノードと、前記記憶
    ノード上に形成された容量絶縁膜と、前記容量絶縁膜上
    に形成されたプレート電極とで構成された蓄積容量を有
    する半導体記憶装置の製造方法であって、 前記蓄積容量を形成する方法が、半導体基板上に第1の
    導電性膜からなる前記多重フィン型の記憶ノードを形成
    する工程と、前記記憶ノードの多重フィン内に存在する
    全角部に丸味を形成する工程と、前記角部に丸味の形成
    された前記記憶ノードの多重フィンの表面に前記容量絶
    縁膜を形成する工程と、前記容量絶縁膜上にプレート電
    極を形成する工程とを備え、 前記記憶ノードの多重フィン内に存在する全角部に丸味
    を形成する工程が、前記第1の導電性膜の角部を覆う第
    2の導電性膜を形成することによって行われることを特
    徴とする半導体記憶装置の製造方法。
  4. 【請求項4】 多重フィン型の記憶ノードと、前記記憶
    ノード上に形成された容量絶縁膜と、前記容量絶縁膜上
    に形成されたプレート電極とで構成された蓄積容量を有
    する半導体記憶装置の製造方法であって、 前記蓄積容量を形成する方法が、半導体基板上に第1の
    導電性膜からなる前記多重フィン型の記憶ノードを形成
    する工程と、前記記憶ノードの多重フィン内に存在する
    全角部に丸味を形成する工程と、前記角部に丸味の形成
    された前記記憶ノードの多重フィンの表面に前記容量絶
    縁膜を形成する工程と、前記容量絶縁膜上にプレート電
    極を形成する工程とを備え、 前記記憶ノードの多重フィン内に存在する全角部に丸味
    を形成する工程が、前記第1の導電性膜の表面を100
    0℃以上の酸化温度で酸化膜を形成した後、前記酸化膜
    を除去することによって行われることを特徴とする半導
    体記憶装置の製造方法。
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