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JP3121502B2 - パネル開口部の通線用カバープレート - Google Patents

パネル開口部の通線用カバープレート

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Publication number
JP3121502B2
JP3121502B2 JP06249742A JP24974294A JP3121502B2 JP 3121502 B2 JP3121502 B2 JP 3121502B2 JP 06249742 A JP06249742 A JP 06249742A JP 24974294 A JP24974294 A JP 24974294A JP 3121502 B2 JP3121502 B2 JP 3121502B2
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JP
Japan
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plate
panel opening
chip
hole
cover plate
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Expired - Lifetime
Application number
JP06249742A
Other languages
English (en)
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JPH08116611A (ja
Inventor
真之 米野
康利 久保田
広光 藤山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
Priority to JP06249742A priority Critical patent/JP3121502B2/ja
Publication of JPH08116611A publication Critical patent/JPH08116611A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3121502B2 publication Critical patent/JP3121502B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パネル開口部の通線用
カバープレートに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば図9に示すように、二
重床システムにおけるフリーアクセス用のフロアパネル
1の側縁に、床下空間を這わせる配線18をフロアパネ
ル1上のOA機器に接続するためのコンセント(図示せ
ず)を取付けるパネル開口部2を形成し、このパネル開
口部2にコンセントを取付けない場合には、パネル開口
部2を通線用カバープレート5′にて閉塞することが行
なわれている。この通線用カバープレート5′は、パネ
ル開口部2の周縁に設けられたフランジ部3に載置して
使用されるものであり、その裏面5a′側にはパネル開
口部2のフランジ部3の下面に横方向Cから係止する弾
性変形自在の係止爪61と、パネル開口部2のフランジ
部3に穿孔した位置決め用孔30に上方から嵌合する嵌
合凸部62とが夫々突設され、嵌合凸部62により通線
用カバープレート5′の水平方向の抜けを防止すると共
に、係止爪61により通線用カバープレート5′の上下
方向Bの抜けを防止できるものである。そして、コンセ
ントを取付けない場合は、図9(c)に示す床下配線1
8だけをフロアパネル1上に引き出す通線方式を用いて
おり、この場合、通線用カバープレート5′に切り取り
可能なチップ部7′が予め設けられ、チップ部7′を剥
ぎ取った後の通線用カバープレート5′をパネル開口部
2に取付け、チップ部7′を剥ぎ取ることで形成された
通線口13から床下配線18を取り出すようにしてい
る。尚、図9(a)(b)中の10′は補強リブであ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、フロアパネ
ル1は上面パネルと下面パネルとの中空部に例えば無機
質系の充填剤を充填して構成される場合が多く、このよ
うなパネル構造にあっては、従来のようにパネル開口部
2のフランジ部3に位置決め用孔30を形成する場合、
位置決め用孔30の形成工程が別途必要になり、フロア
パネル1のコストアップを招くばかりか、フロアパネル
1内に充填された充填剤が位置決め用孔30から外部に
漏出してフロアパネル1の外観が低下したり、錆などが
発生して品質トラブルの原因になったりするという問題
があった。しかも、通線用カバープレート5′を支える
フランジ部3は、強度確保の観点から、あまり幅広に形
成できず、このためフランジ部3の位置決め用孔30の
孔径及び通線用カバープレート5′の嵌合凸部62は夫
々小さな径となり、これに伴い通線用カバープレート
5′の取付け時に、通線用カバープレート5′のパネル
開口部2への位置合わせが困難になり、通線用カバープ
レート5′の着脱が困難になる上に、水平方向へのずれ
が生じ易くなり、図10(a)に示す正規の位置ではな
く、図10(b)のような誤った取付状態で通線用カバ
ープレート5′を取付けてしまい易くなり、この場合、
そこに人の踏み付け等による荷重や衝撃等が上方から作
用すると、通線用カバープレート5′の嵌合凸部62が
変形したり、或いは破壊して、位置決め機能が低下する
という問題もあった。
【0004】本発明は、上記従来の課題に鑑みてなされ
たもので、その目的とするところは、パネル開口部に対
して施工性及び使用性に優れ、高品質でしかも安価に作
製することができるパネル開口部の通線用カバープレー
トを提供するにあり、他の目的とするところは、必要に
応じて通線口を容易に形成できると共に、通線口から剥
ぎ取られたチップ部を再使用することができるパネル開
口部の通線用カバープレートを提供するにあり、さらに
他の目的とするところは、パネル開口部での床下配線の
屈曲部分を保護することができるパネル開口部の通線用
カバープレートを提供するにあり、さらに他の目的とす
るところは、レイアウト変更において通線箇所の変更時
にフレキシブルに対応できるパネル開口部の通線用カバ
ープレートを提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、フロアパネル1の一部に周縁にフランジ
部3が設けられたパネル開口部2が形成され、該フラン
ジ部3のコーナー部分にパネル開口部2から離れる方向
Aに向かって窪んだ窪み部4が形成され、パネル開口部
2を塞ぐ大きさの面積を有するプレート部6の外周部6
cが該フランジ部3上に載置されると共にプレート部6
の表面6aはフロアパネル1の表面1aと略同じ高さに
形成され、プレート部6の裏面6b側にはフランジ部3
の下面側に横方向Cから係止する係止凸部9と、上記窪
み部4に対して上下方向Bに嵌合する嵌合凸部8とが設
けられて成るものである。
【0006】上記プレート部6における係止凸部9寄り
の位置で且つ嵌合凸部8から離間した位置に、パネル開
口部2からプレート部6を取外すための指掛け穴11を
設けるのが好ましい。上記プレート部6の裏面6b側に
補強リブ10を突設し、この補強リブ10に略球面形の
係止凸部9を設けるのが好ましい。
【0007】上記プレート部6の一部に床下配線18を
フロアパネル1の表面1a側に取り出すための通線口1
3を形成し、通線口13を閉塞するチップ部7をプレー
ト部6に一体形成すると共に、チップ部7の外周縁に沿
ってプレート部6の天面側及び裏面側に切り離し用の溝
20を夫々設け、天面側の溝20aを裏面側の溝20b
よりもプレート部6の外周部6c側にずれた位置に設け
るのが好ましい。
【0008】上記プレート部6から切り離されたチップ
部7の一端縁に凸部12を突設し、チップ部7除去後に
形成されるプレート部6の通線口13側の一辺6cに該
凸部12を受ける第1の受け部14を設け、チップ部7
の裏面側に先端に凹み部16を有する側板7bを突出さ
せ、プレート部6の通線口13側の一辺6cと対向する
部分に、通線口13が開放されるようにチップ部7を傾
斜させた状態で側板7bの凹み部16を受ける第2の受
け部15を設けるのが好ましい。
【0009】上記通線口13の内周面は上部が拡開する
段差状に形成され、チップ部7の裏面側には通線口13
の内側に沿って垂下する側板7bが突設され、チップ部
7の表面側には通線口13の内周面の下部の開口幅L6
よりも僅かに大きい寸法L9の天板7aが設けられるの
が好ましい。
【0010】
【作用】本発明によれば、フランジ部3のコーナー部分
にパネル開口部2から離れる方向Aに窪んだ窪み部4を
形成し、この窪み部4にプレート部6の裏面6b側に設
けた嵌合凸部8を上下方向Bに嵌合させるようにしたか
ら、従来のようなフランジ部3に位置決め用孔を貫通さ
せる工程が不要となり、フロアパネル1のコストダウン
を図ることができると共に、位置決め用孔からの充填剤
の漏れによる錆や外観不良を防止できるようになる。し
かも、窪み部4はパネル開口部2から離れる方向Aに窪
んで形成されるので、フランジ部3が幅狭の場合であっ
ても窪み部4の内径を大きく設定でき、これに伴い窪み
部4に嵌合する嵌合凸部8を外径が大きいもので構成す
ることができ、通線用カバープレート5を正規の位置に
取付けるのが容易となり、通線用カバープレート5の着
脱に手間がかからなくなる上に、人の踏み付け等で上方
から作用する荷重や衝撃等による通線用カバープレート
5の嵌合凸部8の変形や破壊を防止できるので、通線用
カバープレート5の位置決め機能を向上させることがで
きる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。本実施例では、基礎床面上に二重床として敷設さ
れるフロアパネル1の側縁に、床下空間を這わせる配線
18をフロアパネル1上のOA機器に接続するためのコ
ンセント(図示せず)を取付けるための切欠状のパネル
開口部2が設けられ、パネル開口部2の周縁には、図1
(a)に示すように、フロアパネル1の表面1aよりも
段落ちしたフランジ部3が設けられている。このフラン
ジ部3の各コーナー部分にはパネル開口部2から離れる
方向Aに向かって平面視略半円状に窪んだ窪み部4が夫
々形成されており、各窪み部4の間の開口幅L1 がフラ
ンジ部3中央側の開口幅L2 よりも大きくなるように設
定されている。
【0012】一方、パネル開口部2を閉塞するための通
線用カバープレート5は、例えば合成樹脂材料で成形さ
れており、閉塞用のプレート部6と通線用のチップ部7
とで通線用カバープレート5が構成されている。先ずプ
レート部6は、パネル開口部2を塞ぐことができる大き
さの面積を有しており、プレート部6の外周部が該フラ
ンジ部3上に載置された状態でプレート部6の表面6a
はフロアパネル1の表面1aと略同じ高さとなるように
形成してある。このプレート部6の裏面6bには、フラ
ンジ部3の上記窪み部4に対して上下方向Bに嵌合する
嵌合凸部8と、フランジ部3の下面側に横方向Cから係
止する係止凸部9とが設けられている。
【0013】ここで、嵌合凸部8は、図1(b)に示す
ように、窪み部4の平面視半円状に沿う断面半円形状を
有しており、本実施例では、嵌合凸部8はプレート部6
の裏面6bの長さ方向Dの両端側の2箇所に夫々突設さ
れ、両嵌合凸部8が両窪み部4に上下方向Bに個別に嵌
合することで、プレート部6の水平方向への抜け防止が
図られ、一方、プレート部6の裏面6bには直方体状の
補強リブ10が垂直に立設されており、この補強リブ1
0の長さ方向Dの両側面に略球面形状の係止凸部9が夫
々突設されており、これら係止凸部9がフランジ部3中
央側の下面に対して横方向Cから夫々係止することで、
プレート部6の上下方向Bへの抜け防止が図られるもの
である。
【0014】また、プレート部6の幅方向Eの後端縁に
は、図1(a)に示すように、パネル開口部2からプレ
ート部6を取外すための指を掛けることができる大きさ
の指掛け穴11が切欠状に形成されており、この指掛け
穴11はプレート部6の係止凸部9寄りの位置で且つ嵌
合凸部8から離間した位置に設けられている。つまり、
プレート部6の幅方向Eの寸法L7 の略1/2の位置よ
りも係止凸部9のある側に指掛け穴11を片寄せ配設し
てあり、指掛け穴11に指を引掛けて上方へ引き上げた
場合に、てこの作用により嵌合凸部8よりも係止凸部9
の方に大きな引き上げ力が加わることとなり、通線用カ
バープレート5が取外し易い構造となっている。
【0015】また、プレート部6の前端縁には、2個の
矩形状のチップ部7がプレート部6と一体成形されてい
る。2個のチップ部7は同じ構造を有し、天板7aと側
板7bとで夫々構成されている。天板7aの後端縁に
は、図2に示すように、先端が鋭角となった凹凸嵌合用
の凸部12が突設され、チップ部7の除去後に形成され
るプレート部6の通線口13側の一辺6cには該凸部1
2を受ける断面く字状の第1の受け部14が形成されて
いる。また、天板7aの裏面側には先端に凹み部16を
有する一対の側板7bが垂直に立設されると共に、プレ
ート部6の通線口13側の一辺6cと対向するフランジ
部3の一辺には、天板7aを前上がりに傾斜させた状態
で側板7bの凹み部16を受ける凸状の第2の受け部1
5が設けられている。そして、天板7aの凸部12と側
板7bの凹み部16とを結ぶ距離は、天板7aの凸部1
2と天板7aの前端縁7bとを結ぶ距離、及びプレート
部6の第1の受け部14と第2の受け部15とを結ぶ距
離と略等しく設定されており、従って、チップ部7は天
板7aを前上がりに傾けて天板7aの凸部12を第1の
受け部14に乗せ且つ側板7bの凹み部16を第2の受
け部15に乗せて保持できる状態と、天板7aを水平に
して天板7aの凸部12を第1の受け部14に乗せ且つ
天板7aの前端縁7bを第2の受け部15に乗せて保持
できる状態のいずれかを選択して使用できるようになっ
ている。尚、図2(b)中の17は、凹み部16内に突
設された当たり部であり、この当たり部17が第2の受
け部15の下面に当接することにより、第2の受け部1
5に対する凹み部16の位置決め効果が発揮される。ま
た、各通線口13の開口幅は一般の電力ケーブルが1本
通線できる寸法とし、余計な穴、空間が開かず、弱電線
等との混線、接触を防止できるようにするのが望まし
い。
【0016】次に動作を説明する。先ず床下配線18を
フロアパネル1上に引き出す場合は、図4に示すよう
に、最初に床下配線18をパネル開口部2よりフロアパ
ネル1の表面1a側に引き上げた後に、チップ部7を剥
ぎ取って通線口13が形成されたプレート部6をパネル
開口部2に置き、床下配線18を通線口13に通した状
態でプレート部6をパネル開口部2に向けて押さえ込
む。これにより、図1に示すプレート部6の裏面6bの
嵌合凸部8がパネル開口部2のフランジ部3のコーナー
部分に形成された窪み部4に沿って上方から嵌め込まれ
て、パネル開口部2とプレート部6とが水平方向に位置
決めされ、プレート部6の水平方向への抜けが防がれる
と共に、球面形の係止凸部9がフランジ部3の下面側に
横方向Cから係止して、プレート部6は上下方向Bへの
抜けが防がれ、異音やがたつきが発生しない状態でプレ
ート部6をパネル開口部2に装着できる。その後、図4
の仮想線で示すようにチップ部7の天板7aを前上がり
に傾斜させた状態で、天板7aの鋭角となった凸部12
をプレート部6側の第1の受け部14に乗せ(図2
(c)の状態)、且つ側板7bの凹み部16をフランジ
部3側の第2の受け部15に乗せる(図2(b)の状
態)ことにより、パネル開口部2での床下配線18の屈
曲部分18a(図4)をチップ部7により保護できるよ
うになる。
【0017】一方、床下配線18を行なわずにパネル開
口部2全体を閉塞する場合には、図5に示すように、チ
ップ部7を通線口13から一旦取り去り、チップ部7の
天板7aを水平にして天板7aの凸部12を第1の受け
部14に乗せ且つ天板7aの前端縁7bを第2の受け部
15に乗せる。これにより、チップ部7が通線口13か
ら落ち込まないようにして通線口13を閉塞でき(図5
(c)の状態)、最後に図5(d)に示すように、チッ
プ部7の上から床仕上げ材70(タイルカーペット等)
を乗せることで、通線用カバープレート5を覆い隠すこ
とができる。
【0018】上記構成によれば、フランジ部3のコーナ
ー部分にパネル開口部2から離れる方向Aに窪んだ窪み
部4を形成し、この窪み部4にプレート部6の裏面6b
側に設けた嵌合凸部8を上下方向Bに嵌合させたことに
より、従来のようなフランジ部3に位置決め用孔30
(図9)を貫通させる工程が不要となり、フロアパネル
1のコストダウンを図ることができると共に、フロアパ
ネル1内の充填剤の漏れによる錆や外観不良を防止で
き、錆などの発生による品質トラブルの原因を招くとい
う事態を回避できるようになる。しかも、窪み部4はパ
ネル開口部2から離れる方向Aに窪んで形成されるの
で、フランジ部3が幅狭の場合であっても窪み部4の内
径を大きく設定でき、これに伴い窪み部4に嵌合する嵌
合凸部8を外径が大きいもので構成することができるの
で、通線用カバープレート5を正規の位置に取付けるの
が容易となり、人の踏み付け等で上方から作用する荷重
や衝撃等による通線用カバープレート5の嵌合凸部8の
変形や破壊を防止できるので、通線用カバープレート5
の着脱の容易化と位置決め機能の向上とを図ることがで
きる。
【0019】また、従来の通線方式では、一旦切り取っ
たチップ部7′(図9)は廃棄物となり、しかも通線口
13に例えば女性のハイヒールが落ち込む等の危険性が
あり、通線口13の面積をあまり大きく形成できず、そ
のうえ、床下配線18の通線口13での屈曲部分18a
に人の踏み付け等による荷重や衝撃等が上方から作用し
た場合、従来では電線を保護するものが存在しないた
め、電線の被覆の傷、破れ、断線等の原因となっていた
が、本発明では、前記のようにプレート部6から剥ぎ取
ったチップ部7を再利用して床下配線18の電線保護を
図ることができるので、かかる問題は生じなくなり、し
かもチップ部7を廃棄せずに再利用できるので、廃棄物
を出さなくて済むものである。
【0020】さらに、図1(b)に示すプレート部6の
上下方向Bへの抜けを防止するための係止凸部9は、プ
レート部6の裏面6b側に突設した補強リブ10の側面
に設けられると共に、形状が略球面形に形成されている
から、係止凸部9はある程度の着脱の自由さを持った構
造となり、通線用カバープレート5の着脱方向及び着脱
角度が限定されなくなり、通線用カバープレート5の着
脱が一層容易になる。しかも、従来ではプレート部6の
裏面6bから係止爪61(図9)を突出させているた
め、金型が複雑になるという問題があるが、本発明では
係止凸部9を球面形に形成しているため、複雑な金型を
要しなくなり、係止凸部9の形成が容易になるので、一
層のコストダウンを図ることができるという利点もあ
る。
【0021】一方、パネル開口部2にフロアパネル1上
のOA機器に接続されるコンセントを取付ける場合に
は、通線用カバープレート5全体をパネル開口部2から
取外す。このとき、プレート部6に設けた指掛け穴11
に指を掛けて引き上げることにより、図1(b)に示す
プレート部6の嵌合凸部8及び係止凸部9がフランジ部
3の窪み部4及びフランジ部3から簡単に外れ、通線用
カバープレート5を容易に取外すことができる。しか
も、プレート部6の係止凸部9寄りの位置に指掛け穴1
1を設けたから、指掛け穴11に指を引掛けて上方へ引
き上げる際に、てこの作用により嵌合凸部8よりも係止
凸部9の方に大きな引き上げ力が加わり、通線用カバー
プレート5が取外し易くなるので、ドライバー等の工具
を用いずに素手で取外すことができ、通線用カバープレ
ート5の着脱が容易となる。
【0022】また、上記実施例では、指掛け穴11をプ
レート部6の後端縁に切欠形成したが、これに限定され
るものではなく、例えば図6に示すように、プレート部
6の両側縁の2箇所に指掛け穴11を切欠状に形成して
もよい。この場合においても、図1の実施例のように通
線用カバープレート5を素手で着脱できるようにするた
めに、2つの指掛け穴11を図1に示すプレート部6の
係止凸部9寄りの位置に設けるのが望ましい。
【0023】また、チップ部7をプレート部6から剥ぎ
取る構造において、図7に示すように、プレート部6の
前端縁に通線用のチップ部7を一体形成すると共に、チ
ップ部7の外周縁に沿ってプレート部6の天面側及び裏
面側に切り離し用の溝20を夫々設け、天面側の溝20
aを裏面側の溝20bよりもプレート部6の外周部側に
ずれた位置に設けるようにしてもよい。この切り離し用
の溝20は、例えばプレート部6からチップ部7を切り
取るためのガイドとなる細溝で形成され、ペンチ等の工
具を用いて溝20で囲まれた部分(チップ部7)を剥ぎ
取ることによって、通線口13を必要に応じて形成でき
るようになっている。また、図7(c)に示すように、
両溝20a,20bの横方向Cのずれ幅をδ、天面側の
溝20aの幅をαとしたとき、α<δとすれば、チップ
部7を剥ぎ取った場合、天面側の溝20aが裏面側の溝
20bよりも外周側に位置することとなり、これにより
通線口13の内周面は上部の方が開口幅が広くなった段
差状となり、剥ぎ取ったチップ部7を再度通線口13に
乗せる場合において、通線口13内へのチップ部7の落
ち込みや傾きを容易に防止できるので、チップ部7を通
線口13に乗せやすくなり、使用性が一層向上する。
【0024】さらに、チップ部7を通線口13に乗せる
にあたり、図8に示すように、通線口13の内周面を上
部が拡開する段差状に形成し、一対の側板7bを通線口
13の内側に位置できる間隔L8 で突設し、且つチップ
部7の天板7aを通線口13の下部の開口幅L6 よりも
僅かに大きい寸法L9 に設定するようにしてもよい。こ
れにより、チップ部7が通線口13から落ち込んだり、
或いは通線口13に対して傾いた状態で保持されたりす
るのを両側の側板7bで防止でき、チップ部7により通
線口13を確実に閉塞できるようになり、例えばレイア
ウト変更において通線箇所の変更時にフレキシブルに対
応できるものとなる。
【0025】尚、上記実施例では、フロアパネル1の側
縁にパネル開口部2を切欠状に形成する場合が示されて
いるが、フロアパネル1の中央部側にパネル開口部2を
形成する場合にも同様に適用できるものである。また、
通線用カバープレート5に2個の通線口13を設けた構
造が示されているが、1個或いは3個以上の通線口13
を設けることも可能である。
【0026】
【発明の効果】上述のように請求項1記載の発明によれ
ば、フロアパネルの一部に周縁にフランジ部が設けられ
たパネル開口部が形成され、該フランジ部のコーナー部
分にパネル開口部から離れる方向に向かって窪んだ窪み
部が形成され、パネル開口部を塞ぐ大きさの面積を有す
るプレート部の外周部が該フランジ部上に載置されると
共にプレート部の表面はフロアパネルの表面と略同じ高
さに形成され、プレート部の裏面側にはフランジ部の下
面側に横方向から係止する係止凸部と、上記窪み部に対
して上下方向に嵌合する嵌合凸部とが設けられて成るか
ら、従来のようなフランジ部に位置決め用孔を貫通させ
る工程が不要になるので、フロアパネルのコストダウン
を図ることができると共に位置決め用孔からの充填剤の
漏れによる錆や外観不良を防止でき、錆などの発生によ
る品質トラブルの原因を招くという事態を回避すること
ができる。また、フランジ部が幅狭の場合であっても窪
み部の内径を大きく形成できるので、窪み部に嵌合する
嵌合凸部を外径が大きいもので構成することで、通線用
カバープレートを正規の位置に取付けるのが容易とな
り、通線用カバープレートの着脱に手間がかからなくな
る。さらに、人の踏み付け等で上方から作用する荷重や
衝撃等による通線用カバープレートの嵌合凸部の変形や
破壊を防止できるので、通線用カバープレートの位置決
め機能を向上させることができ、その結果、パネル開口
部に対して施工性及び使用性に優れた高品質の通線用カ
バープレートを安価に作製できるという効果を奏する。
【0027】また請求項2記載の発明よれば、請求項1
記載のプレート部における係止凸部寄りの位置で且つ嵌
合凸部から離間した位置に、パネル開口部からプレート
部を取外すための指掛け穴を設けたから、請求項1記載
の効果に加えて、指掛け穴に指を引掛けて上方へ引き上
げる場合に、てこの作用により嵌合凸部よりも係止凸部
の方に大きな引き上げ力が加わり、通線用カバープレー
トを素手で取外すことができ、ドライバー等の工具を用
いなくてよいので、通線用カバープレートの着脱が容易
となる。
【0028】また請求項3記載の発明によれば、請求項
1記載のプレート部の裏面側に補強リブを突設し、この
補強リブに略球面形の係止凸部を設けたから、請求項1
記載の効果に加えて、フランジ部の下面側に横方向から
係止する係止凸部が球面形であるため、係止凸部はある
程度の着脱の自由さを持った構造となり、通線用カバー
プレートの着脱方向及び着脱角度が限定されなくなり、
通線用カバープレートの着脱が一層容易になると共に、
係止凸部を球面形に形成したから、従来のような弾性変
形自在の係止爪を突設させる場合と比較して、複雑な金
型を要しなくなり、通線用カバープレートをより安価に
作製できるものである。
【0029】また請求項4記載の発明によれば、請求項
1乃至請求項3のいずれかに記載のプレート部の一部に
床下配線をフロアパネルの表面側に取り出すための通線
口を形成し、通線口を閉塞するチップ部をプレート部に
一体形成すると共に、チップ部の外周縁に沿ってプレー
ト部の天面側及び裏面側に切り離し用の溝を夫々設け、
天面側の溝を裏面側の溝よりもプレート部の外周部側に
ずれた位置に設けたから、請求項1乃至請求項3のいず
れかに記載の効果に加えて、ペンチ等の工具でチップ部
を剥ぎ取るだけでチップ部をプレート部から容易に切り
離すことができ、必要に応じて通線口を容易に形成でき
ると共に、天面側の溝が裏面側の溝よりもプレート部の
外周部側にずれて位置しているので、チップ部を剥ぎ取
った場合に、天面側の溝部分が裏面側の溝部分よりも外
周側に位置するために剥ぎ取った部分の内周面が段差状
となり、チップ部を再利用する場合に、チップ部の外周
部を剥ぎ取った部分の上に乗せ易くなり、通線口内への
チップ部の落ち込みや傾きを容易に防止できるようにな
る。
【0030】また請求項5記載の発明によれば、請求項
4記載のプレート部から切り離されたチップ部の一端縁
に凸部を突設し、チップ部除去後に形成されるプレート
部の通線口側の一辺に該凸部を受ける第1の受け部を設
け、チップ部の裏面側に先端に凹み部を有する側板を突
出させ、プレート部の通線口側の一辺と対向する部分
に、通線口が開放されるようにチップ部を傾斜させた状
態で側板の凹み部を受ける第2の受け部を設けたから、
請求項4記載の効果に加えて、チップ部を角度を付けて
プレート部の通線口に取付けることができ、チップ部に
よりパネル開口部での床下配線の屈曲部分を上方より作
用する人の踏み付け等の荷重や衝撃等から確実に保護す
ることができるので、チップ部を廃棄しなくても済み、
廃棄物を出さないようにして環境保護に寄与できるよう
になる。
【0031】さらに請求項6記載の発明によれば、請求
項5記載の通線口の内周面は上部が拡開する段差状に形
成され、チップ部の裏面側には通線口の内側に沿って垂
下する側板が突設され、チップ部の表面側には通線口の
内周面の下部の開口幅よりも僅かに大きい寸法の天板が
設けられるから、請求項5記載の効果に加えて、通線口
を塞ぐ場合には、チップ部を水平にした状態で通線口に
乗せるだけでチップ部が通線口に落ち込んだり、傾いた
りするのを確実に防止でき、従って、チップ部を再利用
して通線口を容易に閉塞することができるので、例えば
レイアウト変更において通線箇所の変更時にフレキシブ
ルに対応できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の一実施例を示す分解斜視図、
(b)は通線用カバープレートを裏面側から見た斜視図
である。
【図2】(a)は同上のチップ部の再利用時の状態を説
明する断面図、(b)(c)は要部拡大断面図である。
【図3】(a)は同上のチップ部を剥ぎ取った後のプレ
ート部の斜視図、(b)は剥ぎ取られたチップ部の斜視
図である。
【図4】同上の床下配線の通線時の動作説明図である。
【図5】(a)〜(d)は同上の通線口の閉塞時の動作
説明図である。
【図6】同上の指掛け穴の位置を変更した場合の斜視図
である。
【図7】(a)〜(c)は同上のチップ部の切り離し用
溝を説明するための斜視図、要部斜視図及び要部断面図
である。
【図8】同上のチップ部を通線口に乗せた状態の断面図
である。
【図9】(a)〜(c)は従来の床下配線の通線時の動
作説明図である。
【図10】従来の通線用カバープレートの取付け状態を
示し、(a)は正しい取付け状態の断面図、(b)は誤
った取付け状態の断面図である。
【符号の説明】
1 フロアパネル 1a 表面 2 パネル開口部 3 フランジ部 4 窪み部 6 プレート部 6a 表面 6b 裏面 6c 通線口側の一辺 7 チップ部 7a 天板 7b 側板 8 嵌合凸部 9 係止凸部 10 補強リブ 11 指掛け穴 12 凸部 13 通線口 14 第1の受け部 15 第2の受け部 16 凹み部 20a 天面側の溝 20b 裏面側の溝 A パネル開口部から離れる方向 B 上下方向 C 横方向
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−8455(JP,A) 特開 平6−165350(JP,A) 特開 平6−165351(JP,A) 実開 平4−86844(JP,U) 実開 平4−118724(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02G 3/02 E04F 15/024

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フロアパネルの一部に周縁にフランジ部
    が設けられたパネル開口部が形成され、該フランジ部の
    コーナー部分にパネル開口部から離れる方向に向かって
    窪んだ窪み部が形成され、パネル開口部を塞ぐ大きさの
    面積を有するプレート部の外周部が該フランジ部上に載
    置されると共にプレート部の表面はフロアパネルの表面
    と略同じ高さに形成され、プレート部の裏面側にはフラ
    ンジ部の下面側に横方向から係止する係止凸部と、上記
    窪み部に対して上下方向に嵌合する嵌合凸部とが設けら
    れて成るパネル開口部の通線用カバープレート。
  2. 【請求項2】 プレート部における係止凸部寄りの位置
    で且つ嵌合凸部から離間した位置に、パネル開口部から
    プレート部を取外すための指掛け穴を設けて成ることを
    特徴とする請求項1記載のパネル開口部の通線用カバー
    プレート。
  3. 【請求項3】 プレート部の裏面側に補強リブを突設
    し、この補強リブに略球面形の係止凸部を設けて成るこ
    とを特徴とする請求項1記載のパネル開口部の通線用カ
    バープレート。
  4. 【請求項4】 プレート部の一部に床下配線をフロアパ
    ネルの表面側に取り出すための通線口を形成し、通線口
    を閉塞するチップ部をプレート部に一体形成すると共
    に、チップ部の外周縁に沿ってプレート部の天面側及び
    裏面側に切り離し用の溝を夫々設け、天面側の溝を裏面
    側の溝よりもプレート部の外周部側にずれた位置に設け
    て成ることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれ
    かに記載のパネル開口部の通線用カバープレート。
  5. 【請求項5】 プレート部から切り離されたチップ部の
    一端縁に凸部を突設し、チップ部除去後に形成されるプ
    レート部の通線口側の一辺に該凸部を受ける第1の受け
    部を設け、チップ部の裏面側に先端に凹み部を有する側
    板を突出させ、プレート部の通線口側の一辺と対向する
    部分に、通線口が開放されるようにチップ部を傾斜させ
    た状態で側板の凹み部を受ける第2の受け部を設けて成
    ることを特徴とする請求項4記載のパネル開口部の通線
    用カバープレート。
  6. 【請求項6】 通線口の内周面は上部が拡開する段差状
    に形成され、チップ部の裏面側には通線口の内側に沿っ
    て垂下する側板が突設され、チップ部の表面側には通線
    口の内周面の下部の開口幅よりも僅かに大きい寸法の天
    板が設けられて成ることを特徴とする請求項5記載のパ
    ネル開口部の通線用カバープレート。
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