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JP3118333U - 畜肉の肋骨除骨用補助具 - Google Patents

畜肉の肋骨除骨用補助具 Download PDF

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JP3118333U
JP3118333U JP2005009503U JP2005009503U JP3118333U JP 3118333 U JP3118333 U JP 3118333U JP 2005009503 U JP2005009503 U JP 2005009503U JP 2005009503 U JP2005009503 U JP 2005009503U JP 3118333 U JP3118333 U JP 3118333U
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JP
Japan
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knife
deboning
meat
auxiliary tool
rib
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Expired - Lifetime
Application number
JP2005009503U
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English (en)
Inventor
健 久野
Original Assignee
スターゼン株式会社
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Publication date
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Abstract

【課題】 除骨作業時に筋入れ行なって肋骨を除骨する際に一定の深さの筋入れを保障し深メスを防止して、肉生地を傷めることがなく商品価値を損なわない、畜肉の肋骨除骨用補助具を提供する。
【解決手段】 肋骨除骨用補助具1は、ナイフ刃身部3の背側4に跨乗して止着される取付部10と、取付部より延出し、ナイフによる除骨部位に沿った筋入れを案内するとともに深メスを防止するU字状部20を備えている。
【選択図】 図 3

Description

本考案は、豚・牛等の枝肉を正肉(部分肉)にする際に、肉切りナイフに取付けて筋入れを行なう際に用いる畜肉の肋骨除骨用補助具に関するものである。
豚・牛の部分肉の良否を判定する基準の一つに鮮度保持期間があり、鮮度保持期間は、特に、除骨作業の善し悪しに大きく左右される。
除骨作業時において、豚・牛に関係なく、品質管理上の問題として深メスの問題がある。
除骨作業時に骨に赤肉を付けることなく早く作業を終えても、肉に深メスが入ると商品価値は半減する。深メスを起こさないためには、作業員が各部位の骨格の形状を熟知するとともに、関節部のすじの接合具合も知識として習得していることが必要不可欠である。
従来より、我が国では、枝肉の除骨を行ない正肉を得るため、熟練した作業員が経験をたよりにナイフを用いて除骨作業を行なっており、肋骨について先端より基部に掛けての除骨を行なう際に、
(1)各肋骨51(図9参照)の両脇にナイフによる肋骨の厚みと同程度の深さの筋入れ を行なう;
(2)肋軟骨52(図9参照)側の端から補助具(ボーントリマー)のナイロン製の紐を 肋骨の下部に潜り込ませ、胸椎53側まで引っ張って除骨させる;
の手順により除骨を行なっている。
特開2001−58090公報
除骨には複雑なナイフ捌きを必要とし煩雑な手数と時間を要するものであり、ロース・ばら部(図9参照)の除骨の歩留を良好に保つためには熟練者による作業を求められ、熟練した作業員による筋入れ(各肋骨の両脇にナイフによる肋骨の厚みと同程度の深さの筋入れ)であっても、作業員が処理頭数を多くこなし、また、作業時間が長時間に亘ることもあり、筋入れ部位への深メスが完全に無くならない実情にある。
除骨作業時に枝肉の除骨部位へ深メスが発生すると、
イ) その部位の筋繊維が切断されて保水性が低下し、肉中にある水分(ドリップ)が 切断面より流失する;
ロ) 切断面は大気中に触れるため肉温が上昇し、高温多湿を好む微生物の増殖が活発 化し、腐敗が始まる;
等の事態を招き商品価値が半減し、ひいては最終歩留りの良否を左右することになる。
本考案は、上記不利益な点を除去するために鋭意研究を重ねた結果、除骨作業時に筋入れを行なって肋骨を除骨する際に、ナイフ刃身部の先端による筋入れを誘導する補助具をナイフ刃身部に跨乗し止着することにより深メスを阻止しきれいに骨抜きができることを見い出し、この知見に基いて本考案をなすに至った。
従って本考案の目的は、除骨作業時に筋入れ行なって肋骨を除骨する際に一定の深さの筋入れを保障し深メスを防止して、肉生地を傷めることがなく商品価値を損なわない、畜肉の肋骨除骨用補助具を提供することにある。
本考案の他の目的は、骨に付着している赤肉を残すことなくきれいに骨抜きができて正肉が多く取れ、正肉歩留(骨抜き加工作業時の歩留)が安定する、畜肉の肋骨除骨用補助具を提供することにある。
本考案のもう一つ他の目的は、熟練を要することなく畜肉の肋骨の除骨が行なえる、畜肉の肋骨除骨用補助具を提供することにある。
本願の畜肉の肋骨除骨用補助具は、肉切りナイフに取付けて使用するものであり、こののため、ナイフ刃身部の背側に跨乗して止着される取付部と、取付部より延出し、ナイフによる除骨部位に沿った一定の深さの筋入れを案内し深メスを阻止するU字状部を備えている。
以上のような本考案によれば次の効果を奏する。
(1) 筋入れを行なって肋骨を除骨する作業時に一定の深さの筋入れを保障し深メス を阻止する、畜肉の肋骨除骨用補助具が得られる。
(2) 骨に付着している赤肉を残すことなくきれいに骨抜きができて正肉が多く取れ 、正肉歩留(骨抜き加工作業時の歩留)が安定する、畜肉の肋骨除骨用補助具が 得られる。
(3) 熟練を要することなく畜肉の肋骨の除骨が行なえる、畜肉の肋骨除骨用補助具 が得られる。
考案の実施するための最良の形態
肋骨除骨用補助具は、ナイフ刃身部の背側に跨乗して止着される取付部と、取付部より延出し、ナイフによる除骨部位に沿った筋入れを案内するとともに深メスを防止するU字状部を備えて構成される。
上記取付部は、ナイフ刃身部の背側への跨乗を案内する溝部と、ナイフ刃身部に止着するセット部より構成すると効果的である。
上記取付部は、断面形状をコ字状に形成することができる。
上記U字状部は、U字状リングとして形成するとよい。
上記U字状部の先端がナイフによる除骨部位に沿った筋入れを案内するとともに、U字状部の先端とナイフ刃身部の先端との距離を調整し、ナイフ刃身部の先端による筋入れ部位の深メスを阻止する。
以下は、実施例の説明である。
図1は、本考案に係る畜肉の肋骨除骨用補助具を示し、補助具本体とセットスクリューを分離した状態を示す斜視図、
図2は、畜肉の肋骨除骨用補助具を示し、補助具本体とセットスクリューを分離した状態を示す側面図、
図3は、畜肉の肋骨除骨用補助具をナイフに取付けた状態を示す正面図である。
これらの図において、肋骨除骨用補助具1は、洗浄が容易で安全衛生が保持されるようステンレスにより形成され、肉切りナイフ2に取付けて使用する。
このため、肋骨除骨用補助具1は、ナイフ刃身部3の背側4に跨乗して止着される取付部10と、この取付部10より延出し、ナイフによる除骨部位に沿った筋入れ60を案内するとともに深メスを防止するU字状部20を備えている。
このうち、前記取付部10は、ナイフ刃身部3の背側4への跨乗を案内する溝部11を凹設して断面形状にコ字状に形成され、ナイフ刃身部3に当接し止着するセット部15を備えて構成される。
前記セット部15は、前記取付部10に穿設され前記溝部11に達するねじ穴16,17と、このねじ穴16,17に螺合し、先端が前記溝部11内のナイフ刃身部3を止着するセットスクリュー18,19より構成される。したがって、除骨作業に臨む前に前記U字状部20の先端とナイフ刃身部3の先端との距離D(図3参照:ロース側肋骨の厚さ11.5mm、ばら側肋骨の厚さ13.5mm、肋骨中程の厚さ10.5mmである場合D=8mm程度)をミリ単位で調整可能であり、また、筋入れ作業にともなうナイフ刃身部3の先端の研磨減耗によるサイズ変化にも簡単に対応できる。
前記U字状部20は、除骨作業を円滑に行なうため、空所21を有するU字状リングとして形成され軽量化が図られている。前記U字状部20の先端は、作業時の滑りをよくするため円形形状に形成され、また、肋骨除骨用補助具1をナイフ2に取付けた状態では、前記U字状部20がナイフ刃身部3の片面側からのみ露出するように形成され、ナイフ刃身部3の刃先の動きを広く確保できるように構成してあるため、作業員は前記U字状部20が見えない方向からナイフ刃身部3の刃先を目視にて誘導しながらスムーズな筋入れ行なうことが可能となる。
かくして、ナイフ刃身部3の先端によりロース肉部70、ばら肉部80の肋骨の除骨部位への筋入れ60を行なう場合、前記U字状部20の先端を肋骨の骨部の両脇に載置し当接することにより、ナイフ2による除骨部位に沿った筋入れが的確に案内される。また、前記U字状部20の先端とナイフ刃身部3の先端との距離D(図3参照)は、前記セット部15により調整可能であるため、所望の筋入れの深さDを選択することができ、しかも、深さDの筋入れが担保され、ナイフ刃身部3の先端による深さD以上の深メスが阻止される。
本考案に係る畜肉の肋骨除骨用補助具を示し、補助具本体とセットスクリューを分離した状態を示す斜視図である。 畜肉の肋骨除骨用補助具を示し、補助具本体とセットスクリューを分離した状態を示す側面図である。 畜肉の肋骨除骨用補助具をナイフに取付けた状態を示す正面図である。 肋骨除骨用補助具を用て肋骨の除骨部位に筋入れを開始した状態の豚枝肉のロース・ばら部を示す斜視略図である。 肋骨除骨用補助具を用て肋骨の除骨部位に筋入れを行なっている途中の状態の豚枝肉のロース・ばら部を示す斜視略図である。 肋骨除骨用補助具を用て肋骨の除骨部位に筋入れを終えた状態の豚枝肉のロース・ばら部を示す斜視略図である。 肋骨除骨用補助具を用て肋骨の除骨部位に筋入れを終えボーントリマーで肋骨を起こした状態の豚枝肉のロース・ばら部を示す斜視略図である。 肋骨を除去した状態の豚枝肉のロース・ばら部を示す斜視略図である。 豚の骨格略図である。
符号の説明
1 肋骨除骨用補助具
2 肉切りナイフ
3 ナイフ刃身部
10 取付部
11 溝部
15 セット部
16 ねじ穴
17 ねじ穴
18 セットスクリュー
19 セットスクリュー
20 U字状部
21 空所

Claims (4)

  1. 肉切りナイフに取付けて使用する畜肉の肋骨除骨用補助具において、
    ナイフ刃身部の背側に跨乗して止着される取付部10と、
    該取付部10より延出し、ナイフによる除骨部位に沿った筋入れを案内するとともに深メスを防止するU字状部20を備えてなる畜肉の肋骨除骨用補助具。
  2. 肉切りナイフに取付けて使用する畜肉の肋骨除骨用補助具であって、
    ナイフ刃身部の背側に跨乗して止着される取付部10と、
    該取付部10より延出し、ナイフによる除骨部位に沿った筋入れを案内するとともに深メスを防止するU字状部20を備え、
    前記取付部10を、ナイフ刃身部の背側への跨乗を案内する溝部11と、ナイフ刃身部に止着するセット部15より構成し、
    前記U字状部の先端がナイフによる除骨部位に沿った筋入れを案内するとともに、前記U字状部の先端とナイフ刃身部の先端との距離を調整とし、ナイフ刃身部の先端による筋入れ部位の深メスを阻止する畜肉の肋骨除骨用補助具。
  3. 前記取付部が、断面形状にコ字状に形成されている、請求項1または2記載の畜肉の肋骨除骨用補助具。
  4. 前記U字状部が、U字状リングとして形成されている請求項1乃至3いずれか一項に記載の畜肉の肋骨除骨用補助具。
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