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JP3105731B2 - テールゲートディフレクタの取付構造 - Google Patents

テールゲートディフレクタの取付構造

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Publication number
JP3105731B2
JP3105731B2 JP06055315A JP5531594A JP3105731B2 JP 3105731 B2 JP3105731 B2 JP 3105731B2 JP 06055315 A JP06055315 A JP 06055315A JP 5531594 A JP5531594 A JP 5531594A JP 3105731 B2 JP3105731 B2 JP 3105731B2
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JP
Japan
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tailgate
stopper
deflector
stopper plate
mounting
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JP06055315A
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JPH07237562A (ja
Inventor
孝雄 岩井
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Honda Access Corp
Original Assignee
Honda Access Corp
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はワゴン車等のテールゲ
ートへ後付けされ、主として、テールゲート周囲におけ
る走行風の整流作用を行うテールゲートディフレクタの
取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】テールゲートへテールゲートディフレク
タを取付ける場合、一部がテールゲートの外表面側へ出
るブラケットの一部を車室内側へ回り込ませて、テール
ゲート側取付脚とし、この部分をテールゲートフレーム
に後加工で設けたネジ穴等へネジ止めすることが普通で
ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、外表面側が
ガラス面となっている部分へ取付る場合には、テールゲ
ートフレームに穴を開けるとネジの先端が外部から見え
てしまうため、このような取付方ができない。したがっ
て、このような場合でも、体裁がよく、かつ確実に固定
できる取付構造が望まれている。本発明は係る要請を満
足するものである。
【0004】
【上記課題を解決するための手段】上記課題を解決する
ため本発明は、テールゲート上へブラケットを介してテ
ールゲートディフレクタを取付ける構造において、外側
をガラスで覆われたテールゲートフレームへストッパー
プレートを取付け、一方、サイドブラケットの一部をテ
ールゲートの外表面側から車室内側へ回り込ませ、その
先端部をナットが設けられた取付脚とし、この取付脚を
ストッパープレートに設けられたストッパー部のテール
ゲートフレーム側へ重ね、車室内側からストッパー部へ
通したネジ部材を取付脚のナットへ係合させるととも
に、ネジ部材の先端をテールゲートフレーム又はストッ
パープレートへ当接させたことを特徴とする。
【0005】このとき、ストッパープレートに断面略コ
字状部を設け、この車室内側部分をストッパー部にする
とともに、断面略コ字状部の空間内へ取付脚の先端部を
挿入することもでき、さらに、断面略コ字状部のテール
ゲート側部分にネジ部材の先端を収容する位置決め凹部
を形成することができる。
【0006】また、ストッパープレートをテールゲート
フレームへ接着で固定することができ、そのうえ、スト
ッパープレートの一部にテールゲートと干渉してテール
ゲート端部方向への抜け出しを規制するためのサイドス
トッパー部を設けることができる。
【0007】
【作用】取付脚をストッパー部のテールゲート側に重
ね、ネジ部材を車室内側からストッパー部に通して取付
脚のナットに係合させ、さらにねじ込むとネジ部材の先
端がテールゲート側へ当接して前進を阻止されることに
より、取付脚がネジ込み方向と逆方向へ抜け出てくる。
しかし取付脚がストッパープレートへ当接するとそれ以
上の抜け出しが規制されるため、サイドブラケットはス
トッパープレートを介してテールゲートへ固定される。
【0008】その結果、サイドブラケットを取付けるテ
ールゲート部分が外表面側をガラスで覆われている形式
のものであっても、テールゲートに穴開け加工を必要と
せず、外部からこのナットを見えないようにでき、体裁
よく、かつ簡単にテールゲートディフレクタを後付けで
きる。
【0009】また、ストッパープレートに断面略コ字状
部を設ければ、ネジ部材の先端をこの断面略コ字状部の
テールゲート側部分へ当接させることができ、テールゲ
ート側を傷つけないようにできる。
【0010】このとき、ネジ部材の先端を収容する位置
決め凹部を形成すれば、断面略コ字状部に対するネジ部
材の先端位置を正確にでき、ネジ部材の倒れや外れを防
止できる。
【0011】さらに、ストッパープレートを接着剤によ
りテールゲートへ取付ければ、ストッパープレート並び
にサイドブラケットの後付けに際して何らテールゲート
を機械加工する必要がないので、テールゲートを傷つけ
ずにかつ簡単な取付が可能になる。
【0012】そのうえ、ストッパープレートの一部にサ
イドストッパー部を設ければ、ストッパープレートがテ
ールゲートの端部方向へ向かう外力を受けても、サイド
ストッパー部とテールゲートディフレクタの干渉により
ストッパープレートの抜け出しが規制され、テールゲー
トディフレクタの強固な取付を確保できる。
【0013】
【実施例】図1乃至図8に基づいて一実施例を説明す
る。図2はワゴン車のテールゲート10の上部へテール
ゲートディフレクタ20を取付けた状態を示す図、図1
は図2の1−1線断面図、図3はテールゲートディフレ
クタ20の分解取付図、図4はサイドブラケットとスト
ッパープレートの取付方を示す図、図5は本発明の対象
外である他のテールゲートディフレクタ取付用ブラケッ
トの取付状態断面図である。
【0014】まず、図2において、テールゲート10
は、ルーフ2とリヤピラー4及びバンパ6で囲まれたリ
ヤ開口部へヒンジ機構12(図4)を介して開閉自在に
設けられ、その上半部側外表面は大型のガラス14で覆
われている。
【0015】テールゲート10の上部における走行風の
整流作用と、日除けを兼ねるテールゲートディフレクタ
20は、車幅方向へ長く延び、左右の低段部22に対し
て中央が隆起部24をなし、上取付部26と側方取付部
28でテールゲート10の上部へ取付けられている。
【0016】図1に示すように、テールゲートフレーム
16の上をガラス14が覆い、さらに図1及び図4に明
らかなように、テールゲートフレーム16のフランジ1
7にストッパープレート30の一端側に設けられている
断面略コ字状部32の一部が、接着剤31によって取付
けられている。
【0017】断面略コ字状部32は、車室内側となるス
トッパー部34とフランジ17側の接着部36とが略平
行に設けられている。ストッパー部34にはビス、ボル
トなど適宜なネジ部材40の通し穴35が設けられ、接
着部36のこれと対抗する位置にはネジ部材40の先端
42を収容する位置決め凹部37が形成されている。符
号44はロックナットである。
【0018】図3に明らかなように、テールゲート10
の上部左右でガラス14上にはテールゲートディフレク
タ20の側方取付部28を取付けるためのサイドブラケ
ット50が取付けられ、かつルーフ2との境界に近いテ
ールゲート上端部19にはセンターブラケット60が取
付けられている。
【0019】図1及び図4に明らかなように、サイドブ
ラケット50はガラス14の外表面から立ち上がって側
方取付部28の内面に当接する支持部52と、ガラス1
4の表面に接着剤53によって取付けられる接着部54
と、ガラスモール18を回って車室内側へ回り込み、先
端が断面略コ字状部32の空間部へ入る取付脚56を有
している。符号21は側方取付部28先端に取付けられ
たモールである。
【0020】取付脚56にはネジ部材40と係合するよ
うにネジ切りされた取付座であるナット58が形成され
ている。また、支持部52には側方取付部28に形成さ
れたボルト通し穴29と一致するボルト通し穴51が形
成され、これらのボルト通し穴29、51に通したボル
ト70とこれに係合するウェルドナット72で側方取付
部28が支持部52へ取付けられる。本実施例でウェル
ドナット72は予め支持部52へ溶接されているが、別
体であってもよい。
【0021】なお、図4中の拡大部4aはテールゲート
10へ取付けた状態のブラケット5のB矢示方向図、同
4bは同じくC矢示方向におけるストッパープレート3
0の斜視図である。
【0022】図3及び図5に明らかなように、センター
ブラケット60は、テールゲート上端部19の左右上に
接着剤61で取付けられる略帯状の本体部62と、その
中間に取付けられた略L字状のステー64とを備えて、
ステー64の先端部にはウエルドナット66が設けられ
ている。また、本体部62の上端部は略U字状に曲がる
係止部68をなし、テールゲート上端部19先端のフラ
ンジ部19aに係合している。
【0023】図3に明らかなように、ウエルドナット6
6はテールゲートディフレクタ20の上取付部26に設
けられたボルト通し穴27と一致し、ボルト74により
テールゲートディフレクタ20をステー64へ取付ける
ようになっている。
【0024】図6及び図7はそれぞれ図2の6−6線断
面及び7−7線断面である。また、図8は走行風の流れ
を示す模式図であり、図中の拡大部8aには低段部22
における流れを、図8bには隆起部24における流れを
示している。
【0025】これらの図に明らかなように、隆起部24
は、ルーフ2の面よりも上部に突き出し、その前端部に
は空気取入口23が開口している。低段部22はルーフ
2と略面一になっている。
【0026】さらに、テールゲートディフレクタ20の
後端部25は隆起部24の内側に形成されている連続曲
面からなる整流面24aに連続して下方へ湾曲してい
る。したがって、走行風は左右の低段部22部分ではそ
の上面を通ってそのまま後方へ流れる(図8中の点線で
示す流れ)。
【0027】隆起部24部分では、空気取入口23から
テールゲートディフレクタ20の内側へ入り、整流面2
4aに沿って下方へ曲げられ、テールゲート10のガラ
ス14上を降下する流れと、隆起部24の外表面に沿っ
て後方へ向かう流れとに別れる。このガラス14に沿っ
て降下する気流が発生することにより、ガラス14の表
面に着く埃や雪を吹き飛ばして、ガラス14の汚れを防
止できる。
【0028】次に、本実施例の作用を説明する。サイド
ブラケット50を取付けるには、図1及び図4に示すよ
うに、まず、ストッパープレート30のサイドストッパ
ー部38をガラスモール18とテールゲートフレーム1
6の間に差し込み、断面略コ字状部32の接着部36を
接着剤31でフランジ7へ固定する。
【0029】続いて、サイドブラケット50をテールゲ
ート10の側方から接着部54とネジ止め部56でガラ
スモール18を挟み付けるように取付け、取付脚56の
先端を断面略コ字状部32の空間内へ入れ、ナット58
をストッパー部34のボルト通し穴35と一致させ、ネ
ジ部材40を車室内側からストッパー部34のボルト通
し穴35に通し、先端42をナット58にネジ込む。
【0030】やがて、ネジ部材40の先端42が位置決
め凹部37へ当接し、この状態でさらにネジ部材40を
回すと、ナット58がネジ部材40と係合しているた
め、取付脚56の先端は図の下方すなわちA矢示方向へ
開き始める。しかし、この開きはストッパー部34の存
在により一定限度内に規制され、図中に仮想線で示すよ
うに大きく開かない。
【0031】したがって、サイドサイドブラケット50
が必要以上に大きく開かないので、サイドブラケット5
0の脱落を防止できる。このため、ネジ部材40の先端
42をフランジ17側に穴開けして取付けずに、位置が
規制されるような取付場所でもサイドブラケット50の
取付けを確実にできる。
【0032】しかも、先端42を位置決め凹部37へ収
容させることにより、先端42の位置を決めることがで
き、ネジ部材40が倒れた状態で取付けられることを防
止でき、かつ外力によっても外れにくくなるので、より
強固な取付けができる。そのうえ、フランジ17へ直接
接触しないため、フランジ17側を傷つけることもな
い。
【0033】また、フランジ17に穴開け加工してネジ
部材40を取付ける必要もなくなるので、この部分へ穴
開け加工することにより、ガラス14を通して外部から
取付部分が見えてしまうような事態を避けて外観を良好
に保つことができる。したがって、ガラス14で覆われ
たテールゲートフレーム16部分に後付で取付ける場合
でも、車体側に何の機械加工も施さず、かつ体裁よく簡
単、迅速に取付けできる。
【0034】さらに、サイドブラケット50にテールゲ
ート10の端部から抜け出す方向(図1の左方)へ引く
ような外力が加わっても、サイドストッパー部38がガ
ラスモール18と干渉するため、サイドブラケット50
の脱落を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2の1−1線断面図
【図2】実施例の斜視図
【図3】テールゲートディフレクタの取付方法を示す分
解斜視図
【図4】ブラケット及びストッパープレートの取付方法
を示す分解斜視図
【図5】図3の5−5線断面図
【図6】図2の6−6線断面図
【図7】図2の7−7線断面図
【図8】走行風流れを示す模式図
【符号の説明】
2:ルーフ、10:テールゲート、14:ガラス、1
6:テールゲートフレーム、18:ガラスモール、2
0:テールゲートディフレクタ、30:ストッパープレ
ート、31:接着剤、32:断面略コ字状部、34:ス
トッパー部、35:ボルト通し穴、36:接着部、3
7:位置決め凹部、38:サイドストッパー部、40:
ネジ部材、50:サイドブラケット、52:支持部、5
4:接着部、56:取付脚、58:ナット

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】テールゲート上へサイドブラケットを介し
    てテールゲートディフレクタを取付けるための構造にお
    いて、外側をガラスで覆われたテールゲートフレームへ
    ストッパープレートを取付け、一方、サイドブラケット
    の一部をテールゲートの外表面側から車室内側へ回り込
    ませ、その先端部をナットが設けられた取付脚とし、こ
    の取付脚をストッパープレートに設けられたストッパー
    部のテールゲートフレーム側へ重ね、車室内側からスト
    ッパー部へ通したネジ部材を取付脚のナットへ係合させ
    るとともに、ネジ部材の先端をテールゲートフレーム又
    はストッパープレートへ当接させたことを特徴とするテ
    ールゲートディフレクタの取付構造。
  2. 【請求項2】ストッパープレートに断面略コ字状部を設
    け、この車室内側部分をストッパー部にするとともに、
    断面略コ字状部の空間内へ取付脚の先端部を挿入するこ
    とを特徴とする特許請求項1記載のテールゲートディフ
    レクタの取付構造。
  3. 【請求項3】断面略コ字状部のテールゲート側部分にネ
    ジ部材の先端を収容する位置決め凹部を形成したことを
    特徴とする特許請求項2記載のテールゲートディフレク
    タの取付構造。
  4. 【請求項4】ストッパープレートをテールゲートフレー
    ムへ接着して固定することを特徴とする特許請求項1及
    至3のいずれかに記載したテールゲートディフレクタの
    取付構造。
  5. 【請求項5】ストッパープレートの一部にテールゲート
    と干渉してテールゲート端部方向への抜け出しを規制す
    るためのサイドストッパー部を設けたことを特徴とする
    特許請求項1及至4のいずれかに記載したテールゲート
    ディフレクタの取付構造。
JP06055315A 1994-02-28 1994-02-28 テールゲートディフレクタの取付構造 Expired - Fee Related JP3105731B2 (ja)

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