JP3198912B2 - 3−5族化合物半導体の製造方法 - Google Patents
3−5族化合物半導体の製造方法Info
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Description
いた熱分解気相成長方法による3−5族化合物半導体の
製造方法に関する。
0≦x≦1、0≦y≦1、0≦z≦1、x+y+z=
1)で表される3−5族化合物半導体は、3族元素の組
成によって制御できるバンドギャップを有しているの
で、可視光領域から紫外線領域の発光を生じる発光素子
に用いることができる。さらに、該3−5族化合物半導
体は直接遷移型のバンド構造を有するので、該3−5族
化合物半導体を用いて高い発光効率の発光素子が得られ
る。とくに、Inの濃度が10%以上のものは、発光波
長が紫色およびそれより長波長の可視領域にすることが
できるため、表示用途への応用上特に重要である。
しては、分子線エピタキシー(以下、MBEと記すこと
がある。)法、有機金属気相成長(以下、「MOVP
E」と記すことがある。)法等がよく用いられている。
MOVPE法は、加熱された基板に原料ガスをキャリア
ガスとともに吹き付け、原料の熱分解により結晶を成長
させる方法であるが、広い面積にわたり均一に精度よく
結晶成長が可能なことから、工業的に重要な製造方法で
ある。MOVPE法では、キャリアガスとしては、安価
でかつ純度の高いガスとして水素がよく用いられてい
る。これは、水素はパラジウム膜を透過させることで比
較的簡便に高い純度のものが得られることによる。
で効率よく電流を注入するために、p型の半導体とn型
の半導体をそれぞれ正孔および電子の電流注入層として
用いるのが一般的である。しかし、該化合物半導体にお
いてはMOVPEで作製した場合、n型の伝導制御は比
較的容易であるのに対して、p型の伝導制御は困難であ
ることが知られている。つまり、該化合物半導体にp型
不純物をドープしても、そのままでは高抵抗となり、電
子線照射あるいは熱アニールなど、成長後に何らかの処
理を施して低抵抗なp型伝導性を実現しているのが一般
的である。したがって、電流注入特性の高い素子を作製
するためにはこのような後処理が必要不可決となるが、
このため後処理を施すことによる歩留まりの低下が避け
られなかった。また、このような後処理を効果があるも
のとするにはp型不純物を含む層は最表面になければな
らず、またその膜厚をあまり大きくすることができない
等の素子構造上の制約を受けていた。原料ガスをその供
給方向と90度の方向からの第2のキャリアガスにより
基板に押しつける方法(以下、TFMOCVDと記すこ
とがある。)により、特別な後処理を必要とせずにp型
GaNを成長できることが、特開平6−232451号
公報で報告されている。ただし、この方法は一旦InG
aNを成長し、この上にMgをドープしたGaNを成長
させるものであり、InGaN層を用いない場合、Mg
をドープしたGaNはp型電導を示さないことが報告さ
れている。
後の後処理を特に施さなくてもp型伝導を示す窒化物系
3−5族化合物半導体を成長させることができ、後処理
による発光素子の歩留まりの低下を避けることができる
3−5族化合物半導体の製造方法を提供することにあ
る。
をみて、キャリアガスを水素以外の不活性ガスを主体と
することにより、p型不純物を含む該化合物半導体が特
に後処理も施すことなくp型伝導を示すことを見出し本
発明に至った。すなわち、本発明は次に記す発明であ
る。 [1]有機金属原料ガスを用いた熱分解気相成長法によ
る、p型不純物を含む一般式Inx Gay Alz N(式
中、0≦x≦1、0≦y≦1、0≦z≦1、x+y+z
=1)で表される3−5族化合物半導体の製造方法にお
いて、水素濃度が0.5容量%以下である不活性ガスを
キャリアガスとして用いることを特徴とする3−5族化
合物半導体の製造方法。 [2]有機金属原料ガスを用いた熱分解気相成長法によ
る、p型不純物を含む一般式Inx Gay Alz N(式
中、0≦x≦1、0≦y≦1、0≦z≦1、x+y+z
=1)で表される3−5族化合物半導体の製造方法にお
いて、ハロゲン化水素、ハロゲン元素と5族元素の化合
物、及びハロゲン元素と水素と5族元素の化合物からな
る群から選ばれた少なくとも1つの化合物により反応炉
内をエッチングした後、水素濃度が0.5容量%以下で
ある不活性ガスをキャリアガスとして用いることを特徴
とする3−5族化合物半導体の製造方法。
料ガスの導入口が2つ以上ある場合、いずれかの2つの
導入口と基板上の任意の点とのなす角のうち最大の角が
80度以下であることを特徴とする〔1〕又は〔2〕記
載の3−5族化合物半導体の製造方法。 [4]3−5族化合物半導体の成長後の降温時における
雰囲気中の水素濃度を0.5容量%以下に保つことを特
徴とする請求項[1]、[2]又は[3]記載の3−5
族化合物半導体の製造方法。
発明においては、キャリアガス中に含まれる水素は0.
5容量%以下である。水素がキャリアガス中に0.5容
量%より多く含まれていると充分なp型電導を示さなく
なるので好ましくない。キャリアガス中の水素濃度が少
なくなるにつれてp型キャリア濃度が増大し、p型半導
体として良好な特性を示すようになる。好ましい水素濃
度は0.3%以下であり、さらに好ましくは0.1%以
下であり、特に好ましくは0.04%以下である。ま
た、成長時に水素を含まないキャリアガスを用いても、
降温時の雰囲気中に水素が含まれているとやはりp型電
導を示さなくなることがあるので、降温時の雰囲気中の
水素の濃度は低いことが好ましく、具体的には0.5容
量%以下が好ましい。雰囲気中の水素濃度が少なくなる
につれてp型キャリア濃度が増大し、p型半導体として
良好な特性を示すようになる。より好ましい水素濃度は
0.3%以下であり、さらに好ましくは0.1%以下で
あり、特に好ましくは0.04%以下である。一般的
に、該化合物半導体は800℃以上の高温で成長するた
め、成長終了後、温度がまだ充分下がっていない時期に
はアンモニアなどの5族原料をキャリアガス中に加え、
半導体の熱による分解を抑えることが望ましい。好まし
い5族原料の濃度範囲としては、0.1%以上95%以
下が挙げられる。
ガスは、化学的安定性からヘリウム、アルゴン、窒素又
はこれらの混合ガスが好ましい。特に、窒素は比較的容
易に高純度のものが得られるという点でさらに好まし
い。結晶成長のはじめから本発明によるキャリアガスを
用いた場合、結晶表面が鏡面でなくなるなど結晶性の低
下する場合がある。このような場合には、まず水素ガス
をキャリアガスとして高い結晶性の該化合物半導体を成
長し、その後キャリアガスを本発明によるものに変え、
p型層を成長することで結晶性の高い層を成長すること
ができる。
キャリアガスの供給口と原料ガスの供給口が反応炉内で
1つで共通の場合(例えば、図1に示す場合)はよい
が、キャリアガスの導入口及び/又は原料ガスの導入口
が2つ以上ある場合、いずれかの2つの導入口と基板上
の任意の点とのなす角のうち最大の角が80度以下であ
ることが好ましく、さらに好ましくは70度以下であ
る。例えば、図2においては、キャリアガスの導入口及
び原料ガスの導入口が5つの場合であるが、いずれかの
2つの導入口と基板上の任意の点とのなす角とは、αや
βなどが挙げられる。この場合はβ<αであり、いずれ
かの2つの導入口と基板上の任意の点とのなす角のうち
最大の角はαに該当し、これが80度以下であることが
好ましいことを意味する。キャリアガスの供給口の方向
と基板面との角は、3度以上が好ましく、10度以上が
さらに好ましい。反応炉内での原料ガスの供給方向は、
一般的には上から下に向かう場合、水平方向に供給する
場合などが挙げられるが、斜方向又は下方から上に向か
う方向で供給してもよい。
低い付加化合物を作る場合があり、この場合表面モフォ
ロジーが悪化するなど結晶性が低下する場合がある。こ
のような場合には、5族原料と3族原料を基板の直前ま
で異なる配管で導き、基板直前で混合することにより付
加化合物の生成を抑えることができる。
び基板の気相エッチングを行なうことが、再現性よく高
品質の結晶成長ができるので好ましい。エッチングガス
としてはハロゲン化水素、ハロゲン元素と5族元素の化
合物、ハロゲン元素と5族元素と水素の化合物が挙げら
れる。これらは単独又は混合して用いることができる。
これらの中ではハロゲン化水素が簡便に用いることがで
きるので好ましく、特に塩化水素が好ましい。エッチン
グガスが基板に対して反応性が低い場合には、反応炉の
エッチングに同時に基板をエッチングしてもよく、こう
することでエッチングに続けて成長を行なうことができ
るため、生産性をほとんど損なうことなく、再現性よく
該化合物半導体の成長ができる点で好ましい。
用いることができる。すなわち、3族原料としては、ト
リメチルガリウム〔Ga(CH3 )3 、以下「TMG」
と記すことがある。〕、トリエチルガリウム〔Ga(C
2 H5 )3 、以下「TEG」と記すことがある。〕等の
一般式R1 R2 R3 Ga〔ここで、R1 、R2 、R3は
アルキル基を示す。]で表されるれトリアルキルガリウ
ム;トリメチルアルミニウム〔Al(CH3 )3 〕、ト
リエチルアルミニウム〔Al(C2 H5 )3 、以下「T
EA」と記すことがある。〕、トリイソブチルアルミニ
ウム〔Al(i−C4 H9 )3 〕等の一般式R1 R2 R
3 Al〔ここで、R1 、R2 、R3 はアルキル基を示
す。〕で表されるトリアルキルアルミニウム;トリメチ
ルアミンアラン〔AlH3 N(CH3 )3 〕;トリメチ
ルインジウム〔In(CH3 )3 、以下「TMI」と記
す。〕トリエチルインジウム〔In(C2 H5 )3 〕等
の一般式R1 R2 R3 In〔ここで、R1 、R2 、R3
はアルキル基を示す。〕で表されるトリアルキルインジ
ウム等が挙げられる。これらは単独または混合して用い
られる。次に、5族元素としてはアンモニア、又はヒド
ラジン、メチルヒドラジン、1,1−ジメチルヒドラジ
ン、1,2−ジメチルヒドラジンなどのアルキルヒドラ
ジン等が挙げられる。これらは単独または混合して用い
られる。アルキルヒドラジンは結晶中の炭素汚染の原因
となることがあるので、アンモニア、ヒドラジン、又は
ヒドラジンとアンモニアを混合して用いることが好まし
い。
n、Cd、Hgなどを用いることができる。これらのド
ーパントのなかではMgが活性化率が高く特に好適であ
る。Zn原料としては、ジメチル亜鉛〔(CH3 )2 Z
n〕、ジエチル亜鉛〔(C 2 H5 )2 Zn〕等の一般式
R1 R2 Zn〔R1 、R2 はアルキル基〕で表されるア
ルキル亜鉛などが挙げられる。Mg原料としては、ビス
シクロペンタジエニルマグネシウム〔(C5 H5 )2M
g、以下「Cp2Mg」と記すことがある。〕、ビスメ
チルシクロペンタジエニルマグネシウム〔(CH3 C5
H4 )2 Mg、以下、「MCp2Mg」と記すことがあ
る〕、ビスイソプロピルシクロペンタジエニルマグネシ
ウム〔(i−C 3 H7 C5 H4 )2 Mg〕などが挙げら
れる。Cd用原料としては、ジメチルカドミウム〔(C
H3 )2 Cd〕等の一般式R 1 R2 Cd〔R1 、R2 は
アルキル基〕で表されるアルキルカドミウムなどが挙げ
られる。Be用原料としては、ジエチルベリリウム
〔(C2 H5 )2 Be〕、ビスメチルシクロペンタジエ
ニルベリリウム〔(CH3 C5 H4 )2 Be〕などが挙
げられる。Hg用原料としては、ジメチル水銀〔(CH
3 )2 Hg〕、ジエチル水銀〔(C2 H5 )2 Hg〕等
の一般式R1 R2 Hg〔R1 、R2 はアルキル基〕で表
されるアルキル水銀などが挙げられる。
さない程度の流速が得られるように低いことが好まし
い。また、Inは、成長圧力が低くなるにつれて取り込
まれにくくなる傾向があり、成長圧力はある程度高いこ
とが好ましい。具体的には、1気圧以下1Torr以上
の圧力が好ましく、さらに好ましくは1気圧以下10T
orr以上の圧力である。
板としては、サファイア、SiC、Si、GaAs、Z
nO等が挙げられる。特に、サファイアを用いた場合、
基板上にまずバッファ層を成長させる2段階成長法で、
非常に結晶性の高い該化合物半導体が得られることが知
られており、特に好ましい。本発明によればp型化のた
めに実質的に何の後処理も必要としないため、本発明に
よらない場合に比べてより少ない工程で素子作製が可能
であり、その結果歩留まりを向上させることができる。
さらに、本発明によらない場合、p型化処理の効率を上
げるため、p型不純物を含む層は最表面にあることが必
要であったが、本発明によればこのような処理が必要な
く、したがってp型不純物を含む層を活性層、及びn型
電流注入層よりも基板側に成長しても素子作製上何らの
問題もなく、素子構造上の制約が少ないという利点があ
る。
充分キャリア濃度の高いp型層を成長した後、活性層、
n型層を低い成長温度で成長できる。したがって、活性
層を成長中に劣化させることなく全成長を行なうことが
でき、素子特性の向上を図ることができる。なお、本発
明の発光素子において発光色は、活性層の3族元素の組
成により調整できる。また、活性層に不純物をドープす
ることによっても、発光色を調整することができる。ド
ープにより発光色を変化できる不純物としては、Be、
Cd、Mg、Zn等の2族元素が好適である。特に、Z
nは発光効率が高いのでさらに好ましい。
具体的に説明するが、本発明はこれらにより限定される
ものではない。 実施例1 成長に用いた反応炉の概略を図1に示す。原料は、反応
炉の導入される前に混合され、反応炉上部より、下部方
向の基板に向かって吹き付けられる。反応炉のエッチン
グに用いるHClガスは原料の供給管とは別の導入管
(図1には図示していない。)より供給される。基板4
は外部の高周波加熱コイル2により加熱されるSiCを
コートしたグラファイト製サセプタ3上に載置される。
晶のサファイア基板をMOVPE装置の反応室に載置さ
れたグラファイト製サセプタに装着した。次に、常圧で
水素を流量2SLMで反応室に流しながら高周波加熱に
よりサセプタを1100℃に加熱し、この状態で反応炉
にHClガスを10SCCM導入し、反応炉、サセプタ
および基板のエッチングを5分間行なった。ただし「S
LM」および「SCCM」は気体の流量の単位で、1S
LMは1分あたり0℃、1気圧で1リットルの体積を占
める気体が流れていることを示し、1SLMは1000
SCCMである。HClガスの供給を止めた後さらに5
分間サファイア基板を気相クリーニングした。
素を流量2SLM、アンモニアを流量2SLM、TMG
を6.7×10-6モル/分で供給して約500Åの厚さ
のGaNのバッファ層を形成した。次に、TMGのみ供
給を停止して、サファイア基板の温度を1100℃まで
昇温し、温度が安定したのち、水素流量を4SLM、ア
ンモニア流量を4SLMとし、TMGを9×10-5モル
/分で供給を開始した。こうして15分成長を行ない、
ノンドープのGaNを約3μm成長した。この時点で一
旦TMGの供給を止め、キャリアガスを水素から同じ流
量の窒素に変え、さらにTMGを窒素ガスをキャリアガ
スとして4.5×10-5モル/分で供給を開始した。同
時に、30℃に保ったCp2Mgバブラーに窒素ガスを
100SCCM供給し、これをMOVPE装置に導入し
た。この状態を30分保ち、MgをドープしたGaN層
を成長した。
同時に高周波による加熱を止めた。サセプタ温度が40
0℃まで下がった時点でNH3 の供給も止め、さらにサ
セプタ温度が100℃以下になった時点で基板を取り出
した。こうして得られたGaN膜の表面は鏡面状であっ
た。この膜を容量測定、および光起電力の測定により評
価したところ、キャリア濃度2×1018/cm3 のp型
伝導を示した。
びアンモニアの供給をサセプタ温度が600℃になった
時点で止めたことを除けば実施例1と同じ条件で試料を
作製した。これを実施例1と同様に評価しようとしたが
高抵抗であり伝導性の評価ができなかった。 比較例2 結晶成長後の降温時に水素を50SCCM加えたこと、
及びアンモニアの供給をサセプタ温度が600℃になっ
た時点で止めたことを除いては実施例1と同様にしてノ
ンドープのGaNとMgをドープしたGaNの積層構造
を作製した。これを実施例1と同様にして評価したとこ
ろ、キャリア濃度は3×1014cm-3であった。
ープGaNを3μm成長した後、TMGの供給を止め、
キャリアガスを窒素に変え、800℃まで基板の温度を
下げた。つぎにTEG、TMI、TEAを原料としてI
n0.15Ga0.85Nを50Å、Ga0.8 Al0.2 Nを30
0Å成長した。さらに、キャリアガスである窒素とアン
モニアのみを供給しながら基板温度を1100℃まで昇
温し、実施例1と同様にしてMgをドープしたGaNを
5000Å成長した。成長の終了後、アンモニアの供給
をサセプタ温度が600℃になった時点で止めたことを
除いては実施例1と同様にして基板の冷却、取り出しを
行ない、キャリア濃度を測定したところ、p型で1.5
×1018cm-3であった。
に水素を、それぞれ3、5及び10SCCM加えたこと
を除いては実施例2と同様にして試料を作製した。これ
らの試料を実施例1と同様にして評価したところ、キャ
リア濃度は、それぞれ1.5×1017cm-3、5.5×
1016cm-3、及び4×1016cm-3であった。図3に
実施例2および本実施例で得られた試料のキャリア濃度
と、窒素中の水素濃度との関係を示す。
施さなくてもp型伝導を示す窒化物系3−5族化合物半
導体の成長ができ、後処理による発光素子の歩留まりの
低下を避けることができる。さらに、p型層の上にさら
に成長温度の低い活性層を成長できる点で、発光素子の
構造上の制約が少なくなる。
法において用いた装置の概略図。
いて用いることができる装置の概略図。
と、キャリアガス中の水素の濃度との関係を示す図。
Claims (4)
- 【請求項1】有機金属原料ガスを用いた熱分解気相成長
法による、p型不純物を含む一般式InxGayAlzN
(式中、0≦x≦1、0≦y≦1、0≦z≦1、x+y
+z=1)で表されるp型3−5族化合物半導体の製造
方法において、基板上にバッファ層を成長させる工程
と、キャリアガスとして水素濃度が0.5容量%以下で
ある不活性ガスを用いて上記p型半導体を成長させる工
程とを有することを特徴とするp型3−5族化合物半導
体の製造方法。 - 【請求項2】有機金属原料ガスを用いた熱分解気相成長
法による、p型不純物を含む一般式InxGayAlzN
(式中、0≦x≦1、0≦y≦1、0≦z≦1、x+y
+z=1)で表されるp型3−5族化合物半導体の製造
方法において、ハロゲン化水素、ハロゲン元素と5族元
素の化合物、及びハロゲン元素と水素と5族元素の化合
物からなる群から選ばれた少なくとも1つの化合物によ
り反応炉内をエッチングした後、基板上にバッファ層を
成長させる工程と、キャリアガスとして水素濃度が0.
5容量%以下である不活性ガスを用いて上記p型半導体
を成長させる工程とを有することを特徴とするp型3−
5族化合物半導体の製造方法。 - 【請求項3】キャリアガスの導入口及び/又は原料ガス
の導入口が2つ以上ある場合であって、いずれかの2つ
の導入口と基板上の任意の点とのなす角のうち最大の角
が80度以下であることを特徴とする請求項1又は2記
載のp型3−5族化合物半導体の製造方法。 - 【請求項4】3−5族化合物半導体の成長後の降温時に
おける雰囲気中の水素濃度を0.5容量%以下に保つこ
とを特徴とする請求項1、2又は3記載のp型3−5族
化合物半導体の製造方法。
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1996
- 1996-03-22 JP JP6625496A patent/JP3198912B2/ja not_active Expired - Lifetime
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JPH08325094A (ja) | 1996-12-10 |
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