JP3197135B2 - スタッド固定具 - Google Patents
スタッド固定具Info
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- 239000000446 fuel Substances 0.000 description 2
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- 238000005553 drilling Methods 0.000 description 1
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16L—PIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16L3/00—Supports for pipes, cables or protective tubing, e.g. hangers, holders, clamps, cleats, clips, brackets
- F16L3/22—Supports for pipes, cables or protective tubing, e.g. hangers, holders, clamps, cleats, clips, brackets specially adapted for supporting a number of parallel pipes at intervals
- F16L3/237—Supports for pipes, cables or protective tubing, e.g. hangers, holders, clamps, cleats, clips, brackets specially adapted for supporting a number of parallel pipes at intervals for two pipes
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16B—DEVICES FOR FASTENING OR SECURING CONSTRUCTIONAL ELEMENTS OR MACHINE PARTS TOGETHER, e.g. NAILS, BOLTS, CIRCLIPS, CLAMPS, CLIPS OR WEDGES; JOINTS OR JOINTING
- F16B37/00—Nuts or like thread-engaging members
- F16B37/08—Quickly-detachable or mountable nuts, e.g. consisting of two or more parts; Nuts movable along the bolt after tilting the nut
- F16B37/0807—Nuts engaged from the end of the bolt, e.g. axially slidable nuts
- F16B37/0842—Nuts engaged from the end of the bolt, e.g. axially slidable nuts fastened to the threaded bolt with snap-on-action, e.g. push-on nuts for stud bolts
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16B—DEVICES FOR FASTENING OR SECURING CONSTRUCTIONAL ELEMENTS OR MACHINE PARTS TOGETHER, e.g. NAILS, BOLTS, CIRCLIPS, CLAMPS, CLIPS OR WEDGES; JOINTS OR JOINTING
- F16B2200/00—Constructional details of connections not covered for in other groups of this subclass
- F16B2200/99—Fasteners with means for avoiding incorrect assembly or positioning
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Supports For Pipes And Cables (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、外周面にねじまたは周
溝が形成されたスタッドに係止することによりスタッド
が固着されている部材に取付部品を取付けるスタッド固
定具に関し、特に、自動車の燃料パイプやブレーキパイ
プ等の長尺物を自動車の車体等のパネルに保持させるの
に適したスタッド固定具に関する。
溝が形成されたスタッドに係止することによりスタッド
が固着されている部材に取付部品を取付けるスタッド固
定具に関し、特に、自動車の燃料パイプやブレーキパイ
プ等の長尺物を自動車の車体等のパネルに保持させるの
に適したスタッド固定具に関する。
【0002】
【従来の技術】ねじスタッド等に係止することによりス
タッドが固着されている部材に取付部品を取付けるスタ
ッド固定具はよく知られており、例えば、自動車の燃料
パイプやブレーキパイプを車体等のパネルに保持させる
スタッド固定具は、パネルへの穴穿けを不要にするので
多用されている。代表的なスタッド固定具は、スタッド
を受入れてそのスタッドの先端が延び出るスタッド受入
穴が形状されたスタッド係止部と、このスタッド係止部
から側方に一体的に延び且つ押し込みによりパイプを保
持するパイプ保持部とを備えている。パイプ保持部にパ
イプを保持させた状態で、パネルに固着されたねじスタ
ッドに、スタッド係止部をスタッドの先端が突出するま
で押込んで、スタッド固定具をスタッドに係止させ、こ
れにより、パイプをパネルに取付ける。
タッドが固着されている部材に取付部品を取付けるスタ
ッド固定具はよく知られており、例えば、自動車の燃料
パイプやブレーキパイプを車体等のパネルに保持させる
スタッド固定具は、パネルへの穴穿けを不要にするので
多用されている。代表的なスタッド固定具は、スタッド
を受入れてそのスタッドの先端が延び出るスタッド受入
穴が形状されたスタッド係止部と、このスタッド係止部
から側方に一体的に延び且つ押し込みによりパイプを保
持するパイプ保持部とを備えている。パイプ保持部にパ
イプを保持させた状態で、パネルに固着されたねじスタ
ッドに、スタッド係止部をスタッドの先端が突出するま
で押込んで、スタッド固定具をスタッドに係止させ、こ
れにより、パイプをパネルに取付ける。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のスタッド固定具
において、スタッド係止部の押込みが十分であれば、ス
タッドへの係止は十分であるが、押込みが不十分である
とスタッドへの係止が不完全になり、パイプの取付けが
不完全になる。従って、スタッド係止部のスタッドへの
押込みが十分であることが確認できるのが望まれてい
る。
において、スタッド係止部の押込みが十分であれば、ス
タッドへの係止は十分であるが、押込みが不十分である
とスタッドへの係止が不完全になり、パイプの取付けが
不完全になる。従って、スタッド係止部のスタッドへの
押込みが十分であることが確認できるのが望まれてい
る。
【0004】従って、本発明の目的は、スタッドへの押
込み十分であることを確認できるスタッド固定具を提供
することにある。
込み十分であることを確認できるスタッド固定具を提供
することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
め、本発明によれば、外周面にねじまたは周溝が形成さ
れたスタッドに係止することによって、該スタッドが固
着されている部材に取付部品を取付けるスタッド固定具
であって、スタッドを受入れてそのスタッドの先端が延
び出るスタッド受入穴が形状されたスタッド係止部を有
し、スタッド受入穴のスタッドの出口部分には、該穴を
塞ぐように延びる細長い弾性片が設けられ、該弾性片
は、出口部分から突出するスタッドの先端によって押出
されて、スタッド受入穴を塞ぐ姿勢から起こされること
を特徴とするスタッド固定具が提供され、弾性片が起こ
された姿勢を目視することによってスタッドへの押込み
の程度を知ることができ、スタッドを十分な位置まで押
込むのを確実にできる。
め、本発明によれば、外周面にねじまたは周溝が形成さ
れたスタッドに係止することによって、該スタッドが固
着されている部材に取付部品を取付けるスタッド固定具
であって、スタッドを受入れてそのスタッドの先端が延
び出るスタッド受入穴が形状されたスタッド係止部を有
し、スタッド受入穴のスタッドの出口部分には、該穴を
塞ぐように延びる細長い弾性片が設けられ、該弾性片
は、出口部分から突出するスタッドの先端によって押出
されて、スタッド受入穴を塞ぐ姿勢から起こされること
を特徴とするスタッド固定具が提供され、弾性片が起こ
された姿勢を目視することによってスタッドへの押込み
の程度を知ることができ、スタッドを十分な位置まで押
込むのを確実にできる。
【0006】本発明において、弾性片を、スタッド受入
穴の直径方向に対向して一対形成して、各弾性片の起き
上がりの姿勢を見ることによって、スタッド受入穴のス
タッドの位置を知ることができる。また、一対の弾性片
を、スタッド先端によって押出されるとき破断する薄肉
部分で相互に連結すると、スタッドの突出以外では弾性
片の姿勢が起き上がらないので、弾性片の起き上がりが
スタッドの押込みによるものに限られ、スタッドの押込
みを更に確実に知ることができる。なお、スタッド係止
部から側方に一体的に延び且つ押し込みによりパイプを
保持するパイプ保持部を設けることによって、パイプを
取付けることができる。また、スタッド受入穴を長穴に
形成して、その穴の長軸方向の長さをスタッドの直径の
ほぼ2倍の長さに形成してスタッドへの取付位置の許容
範囲を大きくしてもよく、この場合に、弾性片を穴の長
軸方向に延びるように設けて、その長穴内でのスタッド
の位置を知ることもできる。
穴の直径方向に対向して一対形成して、各弾性片の起き
上がりの姿勢を見ることによって、スタッド受入穴のス
タッドの位置を知ることができる。また、一対の弾性片
を、スタッド先端によって押出されるとき破断する薄肉
部分で相互に連結すると、スタッドの突出以外では弾性
片の姿勢が起き上がらないので、弾性片の起き上がりが
スタッドの押込みによるものに限られ、スタッドの押込
みを更に確実に知ることができる。なお、スタッド係止
部から側方に一体的に延び且つ押し込みによりパイプを
保持するパイプ保持部を設けることによって、パイプを
取付けることができる。また、スタッド受入穴を長穴に
形成して、その穴の長軸方向の長さをスタッドの直径の
ほぼ2倍の長さに形成してスタッドへの取付位置の許容
範囲を大きくしてもよく、この場合に、弾性片を穴の長
軸方向に延びるように設けて、その長穴内でのスタッド
の位置を知ることもできる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
ながら説明する。図1〜図6において、本発明の第1の
実施例となるスタッド固定具1が示されており、以下、
図1〜図6を参照して、スタッド固定具1を説明する。
本発明に係るスタッド固定具1は、パネル2に固着され
たねじスタッド3を受入れるスタッド受入穴が形成され
たスタッド係止部4と、該スタッド係止部から側方に一
体的に延び且つ開口した部分への押し込みによりパイプ
を保持するパイプ保持部5、5とがプラスチックで一体
成形されている。
ながら説明する。図1〜図6において、本発明の第1の
実施例となるスタッド固定具1が示されており、以下、
図1〜図6を参照して、スタッド固定具1を説明する。
本発明に係るスタッド固定具1は、パネル2に固着され
たねじスタッド3を受入れるスタッド受入穴が形成され
たスタッド係止部4と、該スタッド係止部から側方に一
体的に延び且つ開口した部分への押し込みによりパイプ
を保持するパイプ保持部5、5とがプラスチックで一体
成形されている。
【0008】スタッド係止部4の両側に設けられたパイ
プ保持部5、5は、上方が開口したほぼU字形のトラフ
7で成り、その上部からは底面に斜めに延びる弾性ウィ
ング8が形成され、押し込まれたパイプを抜けないよう
にしている。なお、これらのパイプ保持部5には、種々
の直径のパイプを支持するように種々の大きさのトラフ
7が形成されている。また、パイプ保持部5、5の背面
(図1の下面)にはパイプ及びスタッド固定具1の保護
のためのプロテクタを係止する係止爪9が一対形成され
ている。
プ保持部5、5は、上方が開口したほぼU字形のトラフ
7で成り、その上部からは底面に斜めに延びる弾性ウィ
ング8が形成され、押し込まれたパイプを抜けないよう
にしている。なお、これらのパイプ保持部5には、種々
の直径のパイプを支持するように種々の大きさのトラフ
7が形成されている。また、パイプ保持部5、5の背面
(図1の下面)にはパイプ及びスタッド固定具1の保護
のためのプロテクタを係止する係止爪9が一対形成され
ている。
【0009】スタッド係止部4には、ねじスタッドを受
入れるスタッド受入穴10が形成されている。このスタ
ッド受入穴10は、パイプ保持部5に保持されたパイプ
の長手方向(図2の上下の方向)に平行な方向に長い長
穴に形成されている。スタッド受入穴10の入口部分
(図1の上部)には、受入れたスタッドのねじ部分に係
止する第1の係止爪12が形成されている。第1係止爪
12は、スタッド受入穴10の長軸方向に平行に延びる
板状体で形成され、この板状体は、スタッド受入穴10
の中央のスタッド受入空間を挟んで対向配置されて対を
なしている。スタッド受入穴10には、第1係止爪12
の下部に第2の係止爪13が一対形成されて、スタッド
への係止を強化している。また、各係止爪の先端を図1
に示すように多段に形成すれば、更にねじスタッドへの
係止力を強化できる。
入れるスタッド受入穴10が形成されている。このスタ
ッド受入穴10は、パイプ保持部5に保持されたパイプ
の長手方向(図2の上下の方向)に平行な方向に長い長
穴に形成されている。スタッド受入穴10の入口部分
(図1の上部)には、受入れたスタッドのねじ部分に係
止する第1の係止爪12が形成されている。第1係止爪
12は、スタッド受入穴10の長軸方向に平行に延びる
板状体で形成され、この板状体は、スタッド受入穴10
の中央のスタッド受入空間を挟んで対向配置されて対を
なしている。スタッド受入穴10には、第1係止爪12
の下部に第2の係止爪13が一対形成されて、スタッド
への係止を強化している。また、各係止爪の先端を図1
に示すように多段に形成すれば、更にねじスタッドへの
係止力を強化できる。
【0010】図2〜図4に示すように、スタッド係止部
4のスタッド受入穴10のスタッドの出口部分(図1の
下部)には、スタッド受入穴10を塞ぐように延びる細
長い弾性片14が設けられている。弾性片14は、図4
に最もよく示すように、根元部分が、スタッド受入穴1
0の出口部分のスタッド係止部4に支持され、先端部分
が、スタッド受入穴10の中心で終わっている。この弾
性片14は、通常時はスタッド受入穴10を塞ぐ姿勢に
あるが、スタッド受入穴10に入ったスタッドが出口部
分から突出することにより、そのスタッドの先端によっ
て押出されて、スタッド受入穴を塞ぐ姿勢から起こされ
る。この弾性片14が起こされた姿勢を見ることによっ
てスタッドへの押込みの程度を知ることができ、スタッ
ドを十分な位置まで押込むことを確保できる。この弾性
片14は1つでもよいが、図示のように、弾性片14
は、スタッド受入穴10の直径方向に対向して一対形成
されてもよい。弾性片14を、スタッド受入穴の直径方
向に対向して一対形成した場合、それぞれの弾性片14
の起き上がりの姿勢を見ることによって、スタッド受入
穴10におけるスタッドの位置を知ることができる。
4のスタッド受入穴10のスタッドの出口部分(図1の
下部)には、スタッド受入穴10を塞ぐように延びる細
長い弾性片14が設けられている。弾性片14は、図4
に最もよく示すように、根元部分が、スタッド受入穴1
0の出口部分のスタッド係止部4に支持され、先端部分
が、スタッド受入穴10の中心で終わっている。この弾
性片14は、通常時はスタッド受入穴10を塞ぐ姿勢に
あるが、スタッド受入穴10に入ったスタッドが出口部
分から突出することにより、そのスタッドの先端によっ
て押出されて、スタッド受入穴を塞ぐ姿勢から起こされ
る。この弾性片14が起こされた姿勢を見ることによっ
てスタッドへの押込みの程度を知ることができ、スタッ
ドを十分な位置まで押込むことを確保できる。この弾性
片14は1つでもよいが、図示のように、弾性片14
は、スタッド受入穴10の直径方向に対向して一対形成
されてもよい。弾性片14を、スタッド受入穴の直径方
向に対向して一対形成した場合、それぞれの弾性片14
の起き上がりの姿勢を見ることによって、スタッド受入
穴10におけるスタッドの位置を知ることができる。
【0011】かかる構成で成るスタッド固定具1を用い
てパイプをパネルに取付けるには、先ず多数のパイプ
を、所定の位置毎に、各スタッド固定具1のパイプ保持
部5のトラフ7に押込んで把持させる。次に、複数のパ
イプが、その所定の位置にスタッド固定具1が取付いた
状態で、複数のねじスタッドが所定の位置に固着された
車体等のパネルのある位置に持ち込まれる。図1は、パ
ネル2に固定された1つのねじスタッド3と1つのスタ
ッド固定具1との関係を、パイプを省略して示してい
る。各スタッド固定具1は、それぞれ対応するスタッド
3に対して図1の矢印16の方向に押込められる。この
押込みにより、第1係止爪12及び第2係止爪13がね
じスタッド3に係止する。また、必要に応じて、プロテ
クタ(図示せず)が取付けられる。
てパイプをパネルに取付けるには、先ず多数のパイプ
を、所定の位置毎に、各スタッド固定具1のパイプ保持
部5のトラフ7に押込んで把持させる。次に、複数のパ
イプが、その所定の位置にスタッド固定具1が取付いた
状態で、複数のねじスタッドが所定の位置に固着された
車体等のパネルのある位置に持ち込まれる。図1は、パ
ネル2に固定された1つのねじスタッド3と1つのスタ
ッド固定具1との関係を、パイプを省略して示してい
る。各スタッド固定具1は、それぞれ対応するスタッド
3に対して図1の矢印16の方向に押込められる。この
押込みにより、第1係止爪12及び第2係止爪13がね
じスタッド3に係止する。また、必要に応じて、プロテ
クタ(図示せず)が取付けられる。
【0012】この押込みは、スタッド受入穴10からス
タッド3の先端が突出するまで十分に行わなければなら
ない。押込みが不十分であると、スタッド固定具1のス
タッド3への係止が不完全になり、パイプの取付けが不
完全になる。押込みが十分になされて、スタッド受入穴
10からスタッド3の先端が突出すると、図5に示すよ
うに、スタッド受入穴10を塞ぐ姿勢にある弾性片14
がスタッドの先端によって押出されてスタッド受入穴を
塞ぐ姿勢から起こされる。従って、弾性片14が起こさ
れた姿勢を見ることによってスタッドへの押込みの程度
を知ることができる。弾性片14の姿勢から、押込みが
不十分であることを確認すれば、更に押込めばよく、こ
れにより、スタッドを十分な位置まで押込むことを確保
できる。なお、弾性片14が、図示のように、一対設け
られている場合には、それぞれの弾性片14の起き上が
りの姿勢を見ることによって、スタッド受入穴10にお
けるスタッドの位置を知ることができる。例えば、図5
の場合には、2つの弾性片14が同じ姿勢で起き上がっ
ており、スタッド3はスタッド受入穴10のほぼ中央に
あると分かりる。また、図6の場合には、片側(図の右
側)の弾性片14は起き上がっているが、もう1つの側
(図の左側)のスタッド受入穴10を塞ぐ姿勢のままに
なっているので、スタッド3は、スタッド受入穴10の
片側(図の右側)のほうにずれていることが分かる。こ
の場合には、必要であれば、スタッド固定具1を、スタ
ッド3がスタッド受入穴10の中央に位置するようにず
らすことができる。
タッド3の先端が突出するまで十分に行わなければなら
ない。押込みが不十分であると、スタッド固定具1のス
タッド3への係止が不完全になり、パイプの取付けが不
完全になる。押込みが十分になされて、スタッド受入穴
10からスタッド3の先端が突出すると、図5に示すよ
うに、スタッド受入穴10を塞ぐ姿勢にある弾性片14
がスタッドの先端によって押出されてスタッド受入穴を
塞ぐ姿勢から起こされる。従って、弾性片14が起こさ
れた姿勢を見ることによってスタッドへの押込みの程度
を知ることができる。弾性片14の姿勢から、押込みが
不十分であることを確認すれば、更に押込めばよく、こ
れにより、スタッドを十分な位置まで押込むことを確保
できる。なお、弾性片14が、図示のように、一対設け
られている場合には、それぞれの弾性片14の起き上が
りの姿勢を見ることによって、スタッド受入穴10にお
けるスタッドの位置を知ることができる。例えば、図5
の場合には、2つの弾性片14が同じ姿勢で起き上がっ
ており、スタッド3はスタッド受入穴10のほぼ中央に
あると分かりる。また、図6の場合には、片側(図の右
側)の弾性片14は起き上がっているが、もう1つの側
(図の左側)のスタッド受入穴10を塞ぐ姿勢のままに
なっているので、スタッド3は、スタッド受入穴10の
片側(図の右側)のほうにずれていることが分かる。こ
の場合には、必要であれば、スタッド固定具1を、スタ
ッド3がスタッド受入穴10の中央に位置するようにず
らすことができる。
【0013】図7は、本発明の第2の実施例に係るスタ
ッド固定具の一部を示している。この実施例において
は、一対の弾性片14、14が、スタッド先端によって
押出されるとき破断できる程度の薄肉部分17で相互に
連結されている。このように、両弾性片を相互に連結す
ると、スタッドへの押込み前には連結されたままである
ので、スタッド固定具が未使用であるか、使用後のもの
であるかを判断できる。また、両弾性片が離れている場
合には、スタッドの押込み時以外にも、スタッド受入穴
10を塞ぐ姿勢から起こされる惧れがあり、この場合に
は、スタッドへの押込みの程度を見誤る惧れがある。両
弾性片を相互に連結すると、スタッドの突出以外では弾
性片の姿勢が起き上がらないので、弾性片の起き上がり
がスタッドの押込みによるものに限られ、スタッドの押
込みの程度を更に確実に知ることができる。
ッド固定具の一部を示している。この実施例において
は、一対の弾性片14、14が、スタッド先端によって
押出されるとき破断できる程度の薄肉部分17で相互に
連結されている。このように、両弾性片を相互に連結す
ると、スタッドへの押込み前には連結されたままである
ので、スタッド固定具が未使用であるか、使用後のもの
であるかを判断できる。また、両弾性片が離れている場
合には、スタッドの押込み時以外にも、スタッド受入穴
10を塞ぐ姿勢から起こされる惧れがあり、この場合に
は、スタッドへの押込みの程度を見誤る惧れがある。両
弾性片を相互に連結すると、スタッドの突出以外では弾
性片の姿勢が起き上がらないので、弾性片の起き上がり
がスタッドの押込みによるものに限られ、スタッドの押
込みの程度を更に確実に知ることができる。
【0014】以上の実施例においては、スタッド固定具
は、パイプを取付ける固定具として例示したが、他の部
品を取付けるものでもよい。例として、クランプが、装
飾部品を保持して自動車の車体パネルに取付けるものが
あり、他には、クランプがパネルに対して他のパネルを
押さえ付けるように保持するものもある。また、実施例
では、スタッドは外周面にねじが形成されたねじスタッ
ドとして説明したが、周溝が形成されたスタッドでもよ
い。
は、パイプを取付ける固定具として例示したが、他の部
品を取付けるものでもよい。例として、クランプが、装
飾部品を保持して自動車の車体パネルに取付けるものが
あり、他には、クランプがパネルに対して他のパネルを
押さえ付けるように保持するものもある。また、実施例
では、スタッドは外周面にねじが形成されたねじスタッ
ドとして説明したが、周溝が形成されたスタッドでもよ
い。
【0015】
【発明の効果】本発明のスタッド固定具によれば、スタ
ッド係止部のスタッド受入穴のスタッドの出口部分に、
該穴を塞ぐように延びる細長い弾性片が設けられ、この
弾性片がスタッド受入穴から突出するスタッドの先端に
よって穴を塞ぐ姿勢から起こされるので、弾性片が起こ
された姿勢を目視することによってスタッドへの押込み
の程度を知ることができ、押込みが不十分であることを
確認すれば、更に押込むことにより、スタッドを十分な
位置まで押込むのを確実にできる。
ッド係止部のスタッド受入穴のスタッドの出口部分に、
該穴を塞ぐように延びる細長い弾性片が設けられ、この
弾性片がスタッド受入穴から突出するスタッドの先端に
よって穴を塞ぐ姿勢から起こされるので、弾性片が起こ
された姿勢を目視することによってスタッドへの押込み
の程度を知ることができ、押込みが不十分であることを
確認すれば、更に押込むことにより、スタッドを十分な
位置まで押込むのを確実にできる。
【0016】また、本発明において、弾性片がスタッド
受入穴の直径方向に対向して一対形成されているので、
各弾性片の起き上がりの姿勢を見ることによって、スタ
ッド受入穴内でのスタッドの位置を知ることができ、ス
タッドを中央に位置させるようにずらすこともできる。
また、一対の弾性片を、スタッド先端によって押出され
るとき破断する薄肉部分で相互に連結することによっ
て、スタッド固定具の未使用か使用後かを知ることがで
き、スタッドの突出以外では弾性片の姿勢が起き上がら
ないので、弾性片の起き上がりがスタッドの押込みによ
るものに限られ、スタッドの押込みの程度を更に確実に
知ることができる。
受入穴の直径方向に対向して一対形成されているので、
各弾性片の起き上がりの姿勢を見ることによって、スタ
ッド受入穴内でのスタッドの位置を知ることができ、ス
タッドを中央に位置させるようにずらすこともできる。
また、一対の弾性片を、スタッド先端によって押出され
るとき破断する薄肉部分で相互に連結することによっ
て、スタッド固定具の未使用か使用後かを知ることがで
き、スタッドの突出以外では弾性片の姿勢が起き上がら
ないので、弾性片の起き上がりがスタッドの押込みによ
るものに限られ、スタッドの押込みの程度を更に確実に
知ることができる。
【図1】スタッドへ取付けられる前の状態にある、本発
明の第1実施例に係るスタッド固定具の正面図である。
明の第1実施例に係るスタッド固定具の正面図である。
【図2】図1のスタッド固定具の底面図である。
【図3】図2のスタッド受入穴部分の拡大図である。
【図4】図1のA−A線断面図である。
【図5】スタッド固定具をスタッドへ取付けた状態の図
4と同様の図である。
4と同様の図である。
【図6】スタッドが受入穴の片側に位置した状態を示す
図5と同様の図である。
図5と同様の図である。
【図7】本発明の第2実施例に係るスタッド固定具の断
面図である。
面図である。
1 スタッド固定具 2 パネル 3 スタッド 4 スタッド係止部 5 パイプ保持部 9 プロテクタ用係止爪 10 スタッド受入穴 12、13 スタッド用係止爪 14 弾性片 17 薄肉部分
Claims (5)
- 【請求項1】 外周面にねじまたは周溝が形成されたス
タッドに係止することによって、該スタッドが固着され
ている部材に取付部品を取付けるスタッド固定具におい
て、 前記スタッドを受入れてそのスタッドの先端が延び出る
スタッド受入穴が形状されたスタッド係止部を有し、前
記スタッド受入穴のスタッドの出口部分には、該穴を塞
ぐように延びる細長い弾性片が設けられ、該弾性片は、
前記出口部分から突出するスタッドの先端によって押出
されて、スタッド受入穴を塞ぐ姿勢から起こされること
を特徴とするスタッド固定具。 - 【請求項2】 請求項1に記載のスタッド固定具におい
て、前記弾性片は、前記スタッド受入穴の直径方向に対
向して一対形成されていることを特徴とするスタッド固
定具。 - 【請求項3】 請求項2に記載のスタッド固定具におい
て、前記一対の弾性片は、スタッド先端によって押出さ
れるとき破断する薄肉部分で相互に連結されていること
を特徴とするスタッド固定具。 - 【請求項4】 請求項1に記載のスタッド固定具におい
て、前記スタッド係止部から側方に一体的に延び且つ押
し込みによりパイプを保持するパイプ保持部が設けられ
ていることを特徴とするスタッド固定具。 - 【請求項5】 請求項1に記載のスタッド固定具におい
て、前記スタッド受入穴は長穴として形成され、その穴
の長軸方向の長さがスタッドの直径のほぼ2倍の長さに
形成され、前記弾性片は前記穴の長軸方向に延びている
ことを特徴とするスタッド固定具。
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-
1995
- 1995-01-31 EP EP95300602A patent/EP0666428A1/en not_active Withdrawn
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