[go: up one dir, main page]
More Web Proxy on the site http://driver.im/

JP3197198B2 - 内視鏡連結部構造 - Google Patents

内視鏡連結部構造

Info

Publication number
JP3197198B2
JP3197198B2 JP32364395A JP32364395A JP3197198B2 JP 3197198 B2 JP3197198 B2 JP 3197198B2 JP 32364395 A JP32364395 A JP 32364395A JP 32364395 A JP32364395 A JP 32364395A JP 3197198 B2 JP3197198 B2 JP 3197198B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
angle
connection
ring
endoscope
flexible
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP32364395A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH09135807A (ja
Inventor
修二 小見
Original Assignee
富士写真光機株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 富士写真光機株式会社 filed Critical 富士写真光機株式会社
Priority to JP32364395A priority Critical patent/JP3197198B2/ja
Publication of JPH09135807A publication Critical patent/JPH09135807A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3197198B2 publication Critical patent/JP3197198B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Instruments For Viewing The Inside Of Hollow Bodies (AREA)
  • Endoscopes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は内視鏡連結部構造、
特にアングル部と軟性部の連結部、アングル部と先端部
の連結部の接続構造に関する。
【0002】
【従来の技術】内視鏡は、細く形成された挿入部を被観
察体内に挿入して、体腔内等の状態を観察するものであ
り、この挿入部は、対物光学系部材や撮像部等が配置さ
れた先端部と、この先端部を所定角度、上下、左右に屈
曲させるためのアングル部と、このアングル部ほどでは
ないが、ある程度撓むようにされた軟性部とが連結して
形成されている。
【0003】図6には、アングル部と軟性部との連結部
の構成が示されており、アングル部1に接続管2が設け
られ、軟性部3にはこの接続管2を内側に嵌合させる接
続管4が設けられる。これらの接続管2,4のそれぞれ
には、半田固定のための固定孔5A,5Bが複数個ずつ
形成されている。そして、このようなアングル部1及び
軟性部3の内部には、先端部(或いは起立台)を曲げ駆
動するための駆動ワイヤ6A,6B、照射光を供給する
ためのライトガイド7、電子内視鏡においてビデオ信号
等を伝送するための信号ケーブル8、鉗子等の処置具を
先端部へ導くための処置具挿通チャンネル9等が配設さ
れる。
【0004】従って、上記のような連結部は、まず内容
物である駆動ワイヤ6A,6B、ライトガイド7、信号
ケーブル8、処置具挿通チャンネル9等を上記接続管
2,4内に挿入配置した後に、この接続管2と接続管4
を嵌合させ、固定孔5A,5Bを合せた状態で、半田を
流し込むことにより固定・連結される。ここで、上記の
固定孔5A,5Bは孔構造とすることにより、軸方向だ
けでなく、回転方向の固定強度も高められることにな
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の内視鏡連結部構造では、上述した半田の接続に不具
合が生じることがあった。即ち、上述した駆動ワイヤ6
A,6B、ライトガイド7、信号ケーブル8、処置具挿
通チャンネル9等の内容物を挿入する際の滑りを良好と
するために、モリブデンの潤滑剤を各部材の表面に塗布
しており、このモリブデン潤滑剤が上記接続管2,4の
内側或いは固定孔5A,5Bに付着する。そこで、半田
による固定は、該当部分に付着した潤滑剤を拭き取った
上で行うようにしているが、接続管2,4の内側や固定
孔5A,5Bにはこの潤滑剤が残りやすく、この場合に
は半田付けが不十分となり、連結部の固定が確実に行え
ないことになる。
【0006】本発明は上記問題点に鑑みてなされたもの
であり、その目的は、潤滑剤の影響を受けずに、連結部
の固定を確実に行うことができる内視鏡連結部構造を提
供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る内視鏡連結部構造は、軟性部又は先端
部をアングル部と連結する内視鏡において、撓みを確保
するための切込みを円管の両端部から交互に中央線を超
えた位置まで設けると共に、この円管両端部にその内
周に沿って凸状体又は凹状体からなる係合部を形成した
連結リングを備え、上記の軟性部又は先端部及びアング
ル部には、上記連結リングの両端の係合部にそれぞれが
係合するための凸状体又は凹状体からなる係合部を形成
し、上記連結リングにより上記アングル部を上記の軟性
部又は先端部に連結し、かつこの連結部分を上記切込み
を介して半田付け固定することを特徴とする。
【0008】上記の構成によれば、連結リングの係合部
と各部の係合部との係合により、アングル部と軟性部又
はアングル部と先端部が確実に固定される。また、上記
の連結リングでは、切込みの存在により両端部が撓み、
これによって係合部の接続が容易となる。しかも、この
切込みの部分に半田を流し込むことにより、回転方向の
固定強度を高めることが可能となる。更に、上記の切込
みは、前後端でその位置を交互にずらし、かつ切込み先
端をリングの中央線を超える位置まで配置する構成と
る。これによって、連結リングの幅を短くすることがで
き、挿入部の曲げと撓みの作用を妨げるということもな
い。
【0009】
【発明の実施の形態】図1には、実施形態の1例である
内視鏡(側視型)連結部、即ちアングル部と軟性部との
連結部の構造が示され、図2には挿入部の構成が示され
ている。まず、図2において、挿入部は先端部11、ア
ングル部12、軟性部13から構成されており、上記の
先端部11には、図示のように起立台15が鉗子口16
に配置され、この起立台15は駆動ワイヤ17で駆動さ
れる。また、先端部11には、観察のための対物光学系
部材、照射窓等が配置されており、この照射窓にはライ
トガイドが連結され、電子内視鏡では上記対物光学系部
材にCCD(Charge Coupled Device)が接続される。
【0010】このような先端部11を曲げ駆動するため
に、上記アングル部12が配置されており、このアング
ル部12は多数のアングルリング18を上下と左右で交
互に接続位置を変えながら連結し、この連結体にアング
ルゴム19を被せた構成とされる。また、先端部11を
曲げ駆動するための駆動ワイヤ20A,20B(これは
上下用であり、左右用を合せると4本となる)が配置さ
れる。また、このアングル部12に連結される軟性部1
3は、図示していないが、ある程度の撓みを得るための
可撓管等から構成される。
【0011】そして、上記アングル部12,軟性部13
内には、上述した駆動ワイヤ17,20A,20Bやラ
イトガイド以外に、電子内視鏡ではCCDに接続される
信号ケーブル、上記鉗子口16に連通する処置具挿通チ
ャンネル等が挿入配置される。
【0012】図1において、アングル部12側の端部
(アングルゴム19を外した状態)では、上記アングル
リング18を支持する接続管21が配置されており、こ
の接続管21の外周に段差部22から所定の間隔をおい
て係合部としての凸状(爪状)体23が環状に形成され
る。一方、軟性部13側の端部では、外被の内側に上記
可撓管を支持するように接続管24が配置されており、
この接続管24の端部に係合部としての凸状(爪状)体
25が環状に形成される。
【0013】そして、上記の接続管24の連結部材とし
て、円管の連結リング27が設けられており、この連結
リング27の内側には、前後の両端に係合部としての凸
状(爪状)体28,29が形成される。これらの凸状体
28,29は、上記の各接続管21,24に配置した凸
状体25と係合して軸方向の固定ができる形状及び大き
さに設定される。
【0014】図3には、上記連結リング27の斜視図が
示されており、図示のように、連結リング27には、上
記の凸状体28,29が形成されると共に、長方形の切
込み30,31がレーザーカット等で設けられる。即
ち、一方の切込み30は前側(図の左側)端に均等に4
個、他方の切込み31は後側(図の右側)端に4個形成
されるが、この切込み30と切込み31は、図示のよう
に円周方向に交互に配置すると共に、リング中央線10
0を超えた位置まで配置している。即ち、内視鏡の挿入
部では連結リング27であっても、その幅が大きいとア
ングル部12の曲げ作用及び軟性部13の撓み作用を阻
害することになる。しかし、当該例のように切込み3
0,31を交互に配置し、かつ中央線100を超えた位
置まで設ければ、連結リング27の幅を小さくすること
ができ、上記の曲げ作用及び撓み作用を良好に確保する
ことが可能となる。
【0015】図4には、この連結リング27で各部材を
連結した状態が示され、図5には、連結リング27の係
合状態が示されている。上記のアングル部12と軟性部
13の連結では、まず図4に示されるように、アングル
部12の接続管21の外周に連結リング27が押し込ま
れる。そうすると、連結リング27は切込み30の存在
によりその外周が少し拡がり、図5にも示されるよう
に、凸状体28が接続管21の凸状体23を乗り越え、
この凸状体23と段差部22との間に配置された状態で
凸状体23と係合する。
【0016】次に、軟性部13の接続管24を上記接続
管21の外周に嵌合させながら、上記連結リング27の
内側へ押し込むと、このときにも切込み31の存在によ
りリング外周が少し拡張して、接続管24の凸状体25
が連結リング27の凸状体29を乗り越えてこの凸状体
29と係合することになる。このようにして、アングル
部12と軟性部13の軸方向の強固な連結が連結リング
27によって行われる。
【0017】そうした後、当該例では、図4に示される
ように、切込み部30,31を含んだ状態で連結リング
27と接続管21及び接続管24との間に、半田33を
図示のように流している。この切込み部30,31を利
用した半田付けによれば、接続管21と接続管24の回
転方向の固定ができると共に、軸方向の固定も確実とな
るという利点がある。
【0018】しかも、本発明は従来の場合と比較する
と、半田付けの効果が十分に発揮できるという利点もあ
る。即ち、内視鏡の内容物を挿入する際にモリブデン潤
滑剤を使用したとき、この例では潤滑剤が付着する可能
性が小さい接続管21,24の外周で半田付けをしてお
り、仮に潤滑剤が付着したとしても拭き取ることが容易
となるからである。
【0019】上記実施形態の例では、接続管21,24
及び連結リング27の係合部として、凸状体23,2
5,28,29を形成したが、これらの係合部として、
一方側に凸状体を設け、他方側にはこの凸状体に嵌合す
る溝を形成するようにしてもよい。また、上記の例で
は、アングル部12と軟性部13との連結部に適用した
ものを説明したが、アングル部12と先端部11の連結
部に本発明を応用することが可能である。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
撓みを確保するための切込みを円管の両端部から交互に
中央線を超えた位置まで設けると共に、この円管両端部
その内周に沿って凸状体又は凹状体からなる係合部
を形成した連結リングを備え、軟性部又は先端部及びア
ングル部にも凸状体又は凹状体からなる係合部を形成
し、上記連結リングにより上記アングル部を上記の軟性
部又は先端部に連結するようにしたので、潤滑剤を使用
する場合でも、連結部の固定が確実に行われることにな
り、たとえ半田付けに不具合が生じても、連結が外れる
ことがないという利点がある。しかも、アングル部の曲
げ作用及び軟性部の撓み作用を良好に確保することがで
きる。また、この連結リングでは、両端部の切込みを利
用して半田付け固定を行うので、回転方向の固定強度を
高めることができる。
【0021】
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態の1例に係る内視鏡におけるアングル
部と軟性部の連結部構造を示す一部断面(連結リング及
び軟性部側部材は上側半分を断面した)図である。
【図2】実施形態例の内視鏡挿入部の構成を示す断面図
である。
【図3】連結リングの構成を示す斜視図である。
【図4】図1のアングル部と軟性部が連結した状態を示
す一部断面図である。
【図5】図4の連結リングと各部の接続部分の拡大断面
図である。
【図6】従来の内視鏡におけるアングル部と軟性部との
連結部の構造を示す斜視図である。
【符号の説明】
11 … 先端部、 12 … アングル部、 13 … 軟性部、 21,24 … 接続管、 23,25,28,29 … 凸状体、 27 … 連結リング、 31 … 切込み。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軟性部又は先端部をアングル部と連結す
    る内視鏡において、撓みを確保するための切込みを円管の両端部から交互に
    中央線を超えた位置まで設けると共に、この 円管両端部
    その内周に沿って凸状体又は凹状体からなる係合部
    を形成した連結リングを備え、 上記の軟性部又は先端部及びアングル部には、上記連結
    リングの両端の係合部にそれぞれが係合するための凸状
    体又は凹状体からなる係合部を形成し、 上記連結リングにより上記アングル部を上記の軟性部又
    は先端部に連結し、かつこの連結部分を上記切込みを介
    して半田付け固定することを特徴とする内視鏡連結部構
    造。
JP32364395A 1995-11-17 1995-11-17 内視鏡連結部構造 Expired - Fee Related JP3197198B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32364395A JP3197198B2 (ja) 1995-11-17 1995-11-17 内視鏡連結部構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32364395A JP3197198B2 (ja) 1995-11-17 1995-11-17 内視鏡連結部構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09135807A JPH09135807A (ja) 1997-05-27
JP3197198B2 true JP3197198B2 (ja) 2001-08-13

Family

ID=18157019

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP32364395A Expired - Fee Related JP3197198B2 (ja) 1995-11-17 1995-11-17 内視鏡連結部構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3197198B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3496504B2 (ja) * 1998-02-18 2004-02-16 富士写真光機株式会社 内視鏡の操作ワイヤガイド装置
JP5490838B2 (ja) * 2012-03-14 2014-05-14 富士フイルム株式会社 内視鏡挿入部及びその接合方法
JP6140542B2 (ja) * 2013-06-18 2017-05-31 Hoya株式会社 内視鏡挿入部の接続部構造

Also Published As

Publication number Publication date
JPH09135807A (ja) 1997-05-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6447445B1 (en) Endoscopic insertion instrument
US5733244A (en) Distal end part of endoscope
JP3392920B2 (ja) 内視鏡の先端部
JPH0446141B2 (ja)
JP2008259634A (ja) 内視鏡用可撓管と環状連結部材との連結構造
EP2047789A1 (en) Endoscope
JP3579646B2 (ja) 超音波内視鏡
JP3197198B2 (ja) 内視鏡連結部構造
JP3776484B2 (ja) 内視鏡
CN107788934A (zh) 内窥镜
JP3181707B2 (ja) 内視鏡
JP4017925B2 (ja) 超音波内視鏡
JPH1156760A (ja) 内視鏡
JP4652843B2 (ja) 内視鏡
WO2017122399A1 (ja) 内視鏡
JP2001149306A (ja) 内視鏡
JP4047062B2 (ja) 超音波内視鏡の先端部
JPH0410327B2 (ja)
JP3653908B2 (ja) 内視鏡の処置具挿通チャンネル
JP3579650B2 (ja) 超音波内視鏡
JP3579647B2 (ja) 超音波内視鏡
JP2001037708A (ja) 内視鏡挿入補助具
JPH11276423A (ja) 電子内視鏡の観察手段固定構造
JP2000279372A (ja) 内視鏡のアングル部及びその外皮チューブ装着方法
JP3579648B2 (ja) 超音波内視鏡

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees