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JP3197190B2 - ガスタービン - Google Patents

ガスタービン

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Publication number
JP3197190B2
JP3197190B2 JP21735395A JP21735395A JP3197190B2 JP 3197190 B2 JP3197190 B2 JP 3197190B2 JP 21735395 A JP21735395 A JP 21735395A JP 21735395 A JP21735395 A JP 21735395A JP 3197190 B2 JP3197190 B2 JP 3197190B2
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JP
Japan
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cooling air
cooling
cooled
gas turbine
combustor plenum
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JP21735395A
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English (en)
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JPH0960531A (ja
Inventor
一郎 福江
栄司 秋田
康意 富田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
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  • Turbine Rotor Nozzle Sealing (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【本発明の属する技術分野】本発明は、コンバインドサ
イクルなどに適用されるガスタービンに関する。
【0002】
【従来の技術】図3は本出願人が特願平7−90580
号により出願中のガスタービンの説明図である。図にお
いて、静翼を冷却する冷却用空気は冷却空気管1からガ
スタービンの車室内に供給され、一段、二段、三段の各
静翼を矢印方向に順次冷却した後、管2を通って車室外
に取り出される。車室外に取り出された高温の冷却用空
気は空気冷却器3に導入されて蒸気、或いはその他の流
体によって冷却された後、ブースターポンプ4によって
昇圧されて再び循環する。
【0003】また、動翼の冷却用空気は管5および二重
管6の一方側に導びかれ、車室内を矢印の方向に導入さ
れる。そして、中間軸カバー7内に入り、中間軸カバー
7とエアセパレータ8との間を通ってディスク9の細穴
から動翼内に入り動翼を冷却する。冷却した後、再びデ
ィスク9の細穴から出て次段、次々段の動翼を冷却した
後、矢印で示す方向にディスク9の内径を通り二重管6
の他方側を通って車室外に導びかれ、管10を通って空
気冷却器3に入り冷却され、同様に循環する。
【0004】このように、冷却用空気の流れは完全な閉
回路の中で行われるので、冷却用空気の消耗がなく、メ
イキャップ時にメイキャップライン11から冷却用空気
を満たすのみでよい。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のようなガスター
ビンにおいては、冷却用空気が完全な閉回路の中を循環
することにより冷却用空気の消耗がなくガスタービン翼
を冷却することができるが、さらに無駄なくガスタービ
ン翼の冷却効果も上げる必要がある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係るガスタービ
ンは上記課題の解決を目的にしており、燃焼器プレナム
から抽気されて冷却された冷却用空気を静翼内を順次通
して冷却した後に回収して上記燃焼器プレナムへ戻す第
一の閉回路と、上記燃焼器プレナムから抽気されて冷却
された冷却用空気を二重管の一方側に導いて車室内に導
入し、動翼内を順次通して冷却した後に回収して上記二
重管の他方側を通って車室外に導き、上記燃焼器プレナ
ムへ戻す第二の閉回路とを備えた構成を特徴とする。即
ち、本発明に係るガスタービンにおいては、燃焼器プレ
ナムから抽気されて冷却された冷却用空気を第一の閉回
静翼内を順次通して冷却した後に回収して燃焼器プ
レナムへ戻すとともに燃焼器プレナムから抽気されて冷
却された冷却用空気を二重管の一方側又は他方側を通っ
て車室内又は車室外に導く第二の閉回路動翼内を順次
通して冷却した後に回収して燃焼器プレナムへ戻すよう
になっており、冷却用空気を燃焼器プレナムから抽気し
循環させ再び燃焼器プレナムへ戻すことによりガスタ
ービン翼の冷却効果が向上するとともに、冷却用空気は
閉回路内を循環するだけで冷却を終えた後に総て回収さ
れて燃焼器プレナムへ戻され僅かの消耗もない。また、
閉回路内に冷却用媒体をメイキャップする必要もない。
【0007】また、本発明に係るガスタービンは、燃焼
器プレナムから抽気されて冷却された冷却用空気を静翼
内を順次通して冷却した後に回収して上記燃焼器プレナ
ム上流の圧縮機へ戻す第一の閉回路と、上記燃焼器プレ
ナムから抽気されて冷却された冷却用空気を二重管の一
方側に導いて車室内に導入し、動翼内を順次通して冷却
した後に回収して上記二重管の他方側を通って車室外に
導き、上記圧縮機へ戻す第二の閉回路とを備えた構成を
特徴とする。即ち、本発明に係るガスタービンにおいて
は、燃焼器プレナムから抽気されて冷却された冷却用空
気を第一の閉回路静翼内を順次通して冷却した後に回
収して燃焼器プレナム上流の圧縮機へ戻すとともに燃焼
器プレナムから抽気されて冷却された冷却用空気を二重
管の一方側又は他方側を通って車室内又は車室外に導く
第二の閉回路動翼内を順次通して冷却した後に回収し
て圧縮機へ戻すようになっており、冷却用空気を燃焼器
プレナムから抽気して循環させ再び燃焼器プレナム上流
の圧縮機へ戻すことによりガスタービン翼の冷却効果が
向上するとともに、冷却用空気は閉回路内を循環するだ
けで冷却を終えた後に総て回収されて圧縮機へ戻され僅
かの消耗もない。また、閉回路内に冷却用媒体をメイキ
ャップする必要もない。
【0008】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施の一形態に係
るガスタービン翼の説明図、図2は本発明の実施の他の
形態に係るガスタービン翼の説明図である。図におい
て、これらガスタービン翼はコンバインドサイクルに使
用されるガスタービンにおけるガスタービン翼で、冷却
用空気が供給されて内部を冷却した後に回収されて循環
するようになっている。
【0009】図1において、本実施の形態に係るガスタ
ービン翼は図に示すように動翼および静翼を冷却する冷
却用空気が燃焼器プレナム1から冷却空気管2によって
機外に取り出され、空気冷却器3に導入されて蒸気、或
いはその他の流体によって冷却されるようになってい
る。
【0010】静翼を冷却する冷却用空気は、冷却空気管
4からガスタービン車室内に供給され、一段、二段、三
段の各静翼内の閉回路を矢印で示す方向に順次通って冷
却した後、管5を通って車室外に取り出される。そし
て、車室外に取り出された高温の冷却用空気はブースタ
ー6で加圧された後、再び燃焼器プレナム1へ戻され
る。
【0011】動翼を冷却する冷却用空気は、冷却空気管
7および二重管8の一方側に導びかれ、車室内に矢印で
示す方向に導入される。そして、中間軸カバー9の内側
を通ってディスク10の細穴から動翼内の閉回路に入り
動翼を冷却する。ここで、一部の冷却用空気はディスク
穴11をバイパスして次段、次々段の冷却効果を上げる
ために供せられる。そして、冷却後にディスク10の内
径を通り、さらに二重管8の他方側を通って車室外に導
かれ、管12を通ってブースター6で加圧された後、再
び燃焼器プレナム1へ戻される。
【0012】このように、本ガスタービン翼においては
動翼および静翼内の冷却用空気の通路を翼内を循環する
閉回路とし、燃焼器プレナム1から抽出した圧縮空気を
冷却器により蒸気タービンから抽出した蒸気を媒体とし
て冷却し、この圧縮空気で動翼および静翼を冷却した
後、冷却を終えた冷却用空気をブースター6で加圧して
再び燃焼器プレナム1へ戻すようにしており、冷却用空
気は完全な閉回路の中を循環するので冷却を終えた冷却
用空気が総て回収されて少しの消耗もない。また、閉回
路内に冷却媒体をメイキャップする必要もない。これら
により、コンバインドサイクルにおける熱効率および性
能が向上する。
【0013】図2において、本実施の形態に係るガスタ
ービン翼は図に示すように動翼および静翼を冷却する冷
却用空気が燃焼器プレナム1から冷却空気管2によって
機外に取り出され、空気冷却器3に導入されて蒸気、或
いはその他の流体によって冷却されるようになってい
る。
【0014】静翼を冷却する冷却用空気は、冷却空気管
4からガスタービン車室内に供給され、一段、二段、三
段の各静翼内の閉回路を矢印で示す方向に順次通って冷
却した後、管5を通って車室外に取り出される。そし
て、車室外に取り出された高温の冷却用空気はブースタ
ー6で加圧された後、圧縮機13の中間段へ戻される。
【0015】動翼を冷却する冷却空気は、冷却空気管7
および二重管8の一方側に導びかれ、車室内を矢印で示
す方向に導入される。そして、中間軸カバー9の内側を
通ってディスク10の細穴から動翼内の閉回路に入り動
翼を冷却する。ここで、一部の冷却用空気はディスク穴
11をバイパスして次段、次々段の冷却効果を上げるた
めに供せられる。そして、冷却後にディスク10の内径
を通り、さらに二重管8の他方側を通って車室外に導び
かれ、管12を通ってブースター6で加圧された後、圧
縮機13の中間段へ戻される。
【0016】このように、動翼および静翼の冷却用空気
は燃焼器プレナム1から機外に取り出されて空気冷却器
3で冷却され、動翼および静翼を冷却して再び機外に取
り出される過程は上記の実施の形態に係るガスタービン
翼と同じであるが、本ガスタービン翼においては機外に
取り出された動翼および静翼を冷却後の高温空気はブー
スター6によって加圧された後、圧縮機13の中間段へ
返されて圧縮機13によって昇圧され、燃焼器プレナム
1へ導入されるようにしており、これにより上記の実施
の形態に係るガスタービン翼と同様の作用および効果を
得ることができる。
【0017】特願平7−90580号により出願中のガ
スタービンにおいては、冷却用空気が完全な閉回路の中
を循環することにより冷却用空気の消耗がなくガスター
ビン翼を冷却することができるが、さらに無駄なくガス
タービン翼の冷却効果も上げる必要がある。これに対
し、上述の各ガスタービン翼においては静翼および動翼
内に空気冷却を行う閉回路が形成されており、冷却用空
気はこの閉回路内を循環して静翼および動翼を冷却する
だけで回収され、燃焼器プレナム1、或いは圧縮機13
の中間段へ戻されるために消耗しない。従って、コンバ
インドサイクルにおける熱効率および性能が向上する。
【0018】
【発明の効果】本発明に係るガスタービンは前記のよう
に構成されており、冷却用空気は冷却を終えた後に総て
回収されて燃焼器プレナムまたは圧縮機へ戻され僅かの
消耗もないので、コンバインドサイクルにおける熱効率
および性能が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の実施の一形態に係るガスタービ
ン翼の断面図である。
【図2】図2は本発明の実施の他の形態に係るガスター
ビン翼の断面図である。
【図3】図3は出願中のガスタービン翼の断面図であ
る。
【符号の説明】
1 燃焼器プレナム 2 冷却空気管 3 空気冷却器 4 冷却空気管 5 管 6 ブースター 7 冷却空気管 8 二重管 9 中間軸カバー 10 ディスク 11 ディスク穴 12 管 13 圧縮機
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−189738(JP,A) 特開 昭61−187538(JP,A) 特開 平7−189736(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F02C 7/18

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃焼器プレナムから抽気されて冷却され
    た冷却用空気を静翼内を順次通して冷却した後に回収し
    て上記燃焼器プレナムへ戻す第一の閉回路と、上記燃焼
    器プレナムから抽気されて冷却された冷却用空気を二重
    管の一方側に導いて車室内に導入し、動翼内を順次通し
    て冷却した後に回収して上記二重管の他方側を通って車
    室外に導き、上記燃焼器プレナムへ戻す第二の閉回路と
    を備えたことを特徴とするガスタービン。
  2. 【請求項2】 燃焼器プレナムから抽気されて冷却され
    た冷却用空気を静翼内を順次通して冷却した後に回収し
    て上記燃焼器プレナム上流の圧縮機へ戻す第一の閉回路
    と、上記燃焼器プレナムから抽気されて冷却された冷却
    用空気を二重管の一方側に導いて車室内に導入し、動翼
    内を順次通して冷却した後に回収して上記二重管の他方
    側を通って車室外に導き、上記圧縮機へ戻す第二の閉回
    路とを備えたことを特徴とするガスタービン。
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