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JP3195623B2 - スイッチ - Google Patents

スイッチ

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Publication number
JP3195623B2
JP3195623B2 JP28022291A JP28022291A JP3195623B2 JP 3195623 B2 JP3195623 B2 JP 3195623B2 JP 28022291 A JP28022291 A JP 28022291A JP 28022291 A JP28022291 A JP 28022291A JP 3195623 B2 JP3195623 B2 JP 3195623B2
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JP
Japan
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JP28022291A
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JPH05120958A (ja
Inventor
哲 上野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
Priority to JP28022291A priority Critical patent/JP3195623B2/ja
Publication of JPH05120958A publication Critical patent/JPH05120958A/ja
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  • Rotary Switch, Piano Key Switch, And Lever Switch (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、操作ハンドル部分をピ
アノハンドル式としたスイッチに関するものである。
【0002】
【従来の技術】まず、従来のピアノハンドル式のスイッ
チ全体の構成について説明する。図5〜図8に示す押釦
スイッチ5は合成樹脂製のボディ5aと、合成樹脂製の
カバー5bとで器体が形成され、カバー5bの対向する
一対の側面から垂下したボディ係止脚10に設けたボデ
ィ係止孔10aをボディ5aの係止突起9に係止させて
結合するようになっている。
【0003】カバー5bには更に両側面に、図9に示す
取付枠2の両側片2b, 2bの縦辺に穿設してある一対
の係止孔8に夫々対応した係止爪11a, 11bを夫々
一体に突設し、一方の係止爪11bの背部にはカバー5
bの外壁を上下に貫通した孔よりなるたわみ代を得るた
めの空間12を形成して、係止爪11bが内側へ弾性的
にたわむことができるようになっている。
【0004】また、ボディ5aの両側に接続端子収納部
13, 14を形成し、一方の接続端子収納部13には共
通端子板15、鎖錠ばね16、解除釦17からなる速結
端子を収納し、他方の接続端子収納部14には第1の接
続端子部を構成する端子板18、鎖錠ばね19と、第2
の接続端子部を構成する端子板20、鎖錠ばね21とを
収納し、また第1、第2の接続端子部に共通の解除釦2
2を収納している。
【0005】共通端子板15の端部から延出した支持板
15aの上には開閉体24が接触接続されて、配置され
ている。端子板18には延設片18aが設けてあって、
この延設片18aは隔壁14aを乗り越えて中央収納部
23内に延出してあり、更に隔壁14a側に近接してお
り、この延設片18aには固定接点25aを設けてい
る。
【0006】また端子板20はボディ5aの内壁に沿わ
せて中央収納部23内に延設し、その先端を接続端子収
納部13の隔壁に沿うように折り曲げ、その折り曲げ片
20aの先端に上記固定接点25aに対応する固定接点
25bを設けている。上記開閉体24は導電板により形
成してあり、中央収納部23内に入れられ、両端下部に
設けた突部28を中央収納部23の側壁に設けたV状凹
部27にはめ込んで下端縁が上記支持板15aに接した
状態でV状凹部27の下部を中心に回動自在となってい
る。
【0007】そして、開閉体24の上部両面に設けてあ
る可動接点29を回動に応じて固定接点25a, 25b
に接触、開離して、共通接続端子部と、第1, 又は第2
の接続端子部との間をオン、オフするようになってい
る。この開閉体24を反転駆動するのがコイルスプリン
グ30と、反転ハンドル31と、図8に示す押釦ハンド
ル32及びスライドカム33等とから構成される反転機
構である。
【0008】コイルスプリング30は上記開閉体24の
横片の上縁に設けたばね座24aに下部を係止させ、上
部を反転ハンドル31の下部に一体に突設させている筒
部31a内に挿入させて反転ハンドル31の両側方向へ
の動きに応じて開閉体24を反転駆動するようになって
いる。反転ハンドル31はカバー5bの凹部51の底部
に開口した孔52に下方から凹部51内に挿入しされ、
反転ハンドル31の下部の筒部31aの両側に設けた逆
三角形状の軸31cをカバー5bの内壁の軸受け50に
回動自在に枢支してあり、反転ハンドル31の上部の直
方体部31bの両側上部には上記スライドカム33に掛
合する掛合突起34, 34を突設している。
【0009】押釦ハンドル32は上記カバー5bの凹部
51の両側内壁面に形成された上下方向の係止溝35に
係止突起36, 36を係止して上下動自在に凹部51内
に収納されており、平片37bから下向きに開拡した2
つの復帰ばね片37a,37aを下方に向けて一体延設
して構成した復帰ばね37を平片37bに穿設した孔3
7dに押釦ハンドル32の下面に突設した突起(図示せ
ず) を挿入することにより、押釦ハンドル32下面に取
り付け、この復帰ばね37の復帰ばね片37a、37a
先端を凹部51の底面に弾接することにより上方に常時
付勢されている。
【0010】スライドカム33は図8に示すようにポリ
アセタールのような弾性に富む熱可塑性樹脂により略ロ
状に成形されたもので、対向する側辺部の下面に上記反
転ハンドル31の掛合突起34に対応する掛合カム体3
8を突設し、更に別の側辺部の中央部にはハ状に一体突
設した一対のばね片33a, 33aを備え、このばね片
33a, 33aの先端間に押釦ハンドル32の下面に形
成している突起32A(図10(a))を挿入して押釦
ハンドル32の下面においてスライドカム33を摺動自
在に装着し且つばね片33a, 33aの弾性によって反
摺動方向への復帰力を与えるようになっている。
【0011】このように構成した押釦スイッチ5は図9
に示す金属製の取付枠2の窓孔6に下方からカバー5b
を嵌めるようにして、取付枠2の一方の側片2bの縦辺
下端をカバー5bの周辺上面に当接した状態でこの当接
点を支点として回動させれば支点側の係止爪11aが係
止孔8に係入し、他方の側片2bの縦辺の下端は係止爪
11bを空間12のたわみ代と、カバー5bの材質の弾
性力によって内方向に押圧させて係止爪11bを乗り越
え、係止爪11bを係止孔8に係入させる。係止爪11
a, 11bを係止孔8, 8に夫々係入させて係止固定さ
れた押釦スイッチ5は押釦ハンドル32を取付枠2の窓
孔6より突出させる。
【0012】このようにして取付枠2に取り付けた押釦
スイッチ5にはピアノハンドル43が付設される。この
ピアノハンドル43は図8に示すように一側縁に設けた
支点リブ43aをカバー5aの一側部の凹部54に回動
自在に係止し、また、ピアノハンドル43の他側縁に形
成した係止足43bをカバー5aの他側部の係止空間4
7に上下動自在に係止して装着されている。
【0013】このピアノハンドル43の他側部を押操作
することで、支点リブ43aの部分を支点として回動自
在となっており、該ピアノハンドル43を押し回動させ
ることにより押釦ハンドル32を押し駆動できるように
なっている。次に、図5、図6、図10〜図13に基づ
いてピアノハンドル式スイッチの動作を説明する。
【0014】まず、図5の状態からピアノハンドル43
を押し下げると、図10から図12に示すように、押釦
ハンドル32を復帰ばね片37aに抗して押し下げ、押
釦ハンドル32の押し下げによりスライドカム33が下
降してスライドカム33の一方(図11(b)において
左側) の端部の掛合カム体38の内側傾斜面の基部付近
が傾いた状態にある反転ハンドル31の上側(図11
(b)において左側) の掛合突起34に当たり、更に押
釦ハンドル32を押すと掛合カム体38の内側傾斜面に
沿うように掛合突起34が押し下げられて反転ハンドル
31が反転回動する。
【0015】この場合、押釦ハンドル32の押し下げに
よる反転ハンドル31の反転に伴い掛合突起34が図1
1と図12の(b)のように反時計回りに回動し、この
回動に伴って掛合突起34により掛合カム体38がばね
片33aに抗して図12(b)に示すように左側にスラ
イドし、反転ハンドル32の反転の途中で反転ハンドル
32が水平を越える位置以上に回動して他方の掛合突起
34が上昇してもスライドカム33が左側にスライドし
ていることで他方の端部(図13(b)において右側)
の掛合カム体38が右側の掛合突起34よりも左側に位
置することとなって反転ハンドル31の反転回動の支障
とならないようになっている。
【0016】ここで、反転ハンドル31の掛合突起34
の内側に内側傾斜面を形成しておくと、掛合突起34が
上昇回動する際に内側に位置する掛合カム体38が干渉
しないように内側傾斜面で逃げることができる。また、
上記のように押釦ハンドル32の押し下げにより反転ハ
ンドル31を反転回動するに当たり、スライドカム33
のばね片33aに抗してスライドカム33をスライドし
ながら反転ハンドル31を反転することで反転ハンドル
31とスライドカム33とが摺動摩擦抵抗を受けずスム
ーズに反転ハンドル31を反転回動させることができ
る。
【0017】上記のようにして反転ハンドル31を反転
回動させるとコイルスプリング30が反転揺動して開閉
体24が反転し、可動接点29が接触している一方の固
定接点25aから開離して、他方の固定接点25bに接
触するのである。この反転後ピアノハンドル43の押し
下げ力を解除すると、復帰ばね37の復帰ばね片37a
で押釦ハンドル32が押し上げられて、ピアノハンドル
43も元の状態に戻ることになる。同時にスライドカム
33もばね片33aのばね力で中央部位に摺動復帰して
図13に示すようになる。この状態でピアノハンドル4
3を押し下げれば上述と同様な操作によって開閉体24
を反転することができるのである。この反転後において
ピアノハンドル43の押し下げ力を解除すれば図10の
状態に戻ることになる。
【0018】すなわち、図14はピアノハンドル43を
操作する前の状態を示し、開閉体24の可動接点29は
固定接点25b側に傾いて接触している。そして、ピア
ノハンドル43を押操作して開閉体24が中立の位置に
ある図15を通り過ぎて、図16に示すように、開閉体
24が反転して固定接点25aと接触する。次に、ピア
ノハンドル43への押操作を解除すると上述のようにピ
アノハンドル43は図17に示すように復帰することに
なる。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】ところで、最近はイン
バータ式の照明器具が多くなってきたが、インバータ式
の照明器具は、その回路にコンデンサを有しているた
め、スイッチをオンした時の突入電流が15Aのフル定
格の場合、500Aを越える場合がある。従来の白熱灯
で15Aの場合、突入電流は、200A程度であったた
め、白熱灯の開閉性能を満足しているスイッチの場合に
おいても、インバータ式の照明器具に使用できない場合
がある。
【0020】また、インバータ式の照明器具の場合、突
入電流のピークは、0.2msec前後であり、スイッ
チのバウンシングのタイミングに合っていてアークが発
生しやすいという問題があった。図18は上述の状態を
示し、(a)はスイッチのバウンスを示し、(b)はそ
の場合の突入電流を示している。
【0021】図19〜図21は、接点におけるバウンス
発生のメカニズムを示すものであり、上述の図17の接
点25a,29が閉成した場合の状態が図21のaの部
分であり、図19に示すように、開閉体24が反転した
時に、開閉体24の突入の衝撃で跳ね返り、接点25
a,29が浮く。この状態が図21のbの状態である。
そして、再び開閉体24が戻って接点25a,29がオ
ンする。この状態が図21のcの部分である。
【0022】図22は端子板18を示し、この端子板1
8はレイアウトの関係で他方の端子板20より短く形成
されている。この端子板18は、端子板20よりばね定
数が大きいために、バウンス時間が長くなっている。他
方の端子板20は、スイッチ内部のレイアウト上、端子
部から接点部までのツナギ部が長く、ばね定数が小さく
なっている。
【0023】そこで、端子板18を端子板20と同レベ
ルまでばね定数を下げることにより、スイッチオン時の
可動接点側の動きに固定接点側の追従性を向上させ、バ
ウンスを短くする必要がある。本発明は上述の点に鑑み
て提供したものであって、一方の端子板のばね定数を下
げることにより、接点オン時の接点バウンスをできるだ
け短くし、アークによる接点の消耗を低減することを目
的としたスイッチを提供するものである。
【0024】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、ハン
ドルの操作により反転動作を行って接点を切り換える開
閉体と、この開閉体に取着された可動接点と相対する固
定接点を一端部に取着し長さの異なる一対の端子板とを
備え、長さが短い方の端子板は、電線が接続される押さ
え片、押さえ片に対向する対向片、押さえ片と対向片と
を連結する連結片とが一体に形成された端子部と、一端
部に固定接点が取着され対向片における押さえ片とは反
対側で対向片に対向する接点保持片と、対向片の一側縁
と接点保持片の他端部の一側縁とを繋ぐツナギ部とを有
し、ツナギ部は、対向片における連結片側の部分の一側
縁を除いて対向片から切り離すスリットが形成されてな
るものである。
【0025】また、請求項2では、開閉体は、厚み方向
に貫通した穴が形成されている
【0026】
【作用】而して、請求項1の発明は、長さが短い方の端
子板は、電線が接続される押さえ片、押さえ片に対向す
る対向片、押さえ片と対向片とを連結する連結片とが一
体に形成された端子部と、一端部に固定接点が取着され
対向片における押さえ片とは反対側で対向片に対向する
接点保持片と、対向片の一側縁と接点保持片の他端部の
一側縁とを繋ぐツナギ部とを有し、ツナギ部は、対向片
における連結片側の部分の一側縁を除いて対向片から切
り離すスリットが形成されていることにより、端子部と
固定接点との位置関係を変更することなしに該端子板の
ばね定数を従来よりも下げて、接点オン時の接点バウン
スをできるだけ短くし、アークによる接点の消耗を低減
することができる。また、請求項2の発明は、請求項1
の発明において、開閉体は、厚み方向に貫通した穴が形
成されているので、開閉体の剛性と質量とを下げること
ができ、接点オン時の衝撃力を吸収して反発力を下げ
て、接点オン時の接点バウンスをできるだけ短くし、ア
ークによる接点の消耗を低減することができる。
【0027】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。尚、スイッチ全体の構成は従来例と同じなので、
本発明の要旨の部分について詳述する。図1は全体の断
面図を示し、図2は端子板18を示している。端子板1
8は、図2に示すように、電線が接続される押さえ片
(図2(b)における左側の片)、押さえ片に対向する
対向片(図2(b)の左右方向において左側の片に対向
する片)、押さえ片と対向片とを連結する連結片とが一
体に形成された端子部と、一端部に固定接点25aが取
着され対向片における押さえ片とは反対側で対向片に対
向する接点保持片と、対向片の一側縁と接点保持片の他
端部の一側縁とを繋ぐツナギ部61とを有しており、対
向片における連結片側の部分の一側縁を除いて対向片か
ら切り離すスリット62が形成されている。要するに、
本実施例では、端子部と接点部つまり固定接点25aと
の間のツナギ部61の幅を従来より狭く形成すると共
に、図2(b)に示すようにスリット62を形成して、
端子板18のばね定数を小さくしている。
【0028】すなわち、端子板18はレイアウトの関係
から端子板20のように長く形成することができないた
め、ツナギ部61にスリット62を形成すると共に、幅
を狭く形成することにより、ツナギの部分を長くしたの
と同様の効果を出して、ばね定数を小さくしたものであ
る。従って、接点オン時の接点バウンスをできるだけ短
くし、アークによる接点25a,29の消耗を低減する
ことができる。
【0029】また、スイッチそのものの変更はせずに、
一方の端子板18の金型を一部修正するだけで、改善が
行えるものである。 (実施例2)ところで、スイッチ接点をオンした時、開
閉体24は端子板18の固定接点25aに当たるが、そ
の時の衝撃の反発力により開閉体24が跳ね返り、固定
接点25aと僅かに離れてバウンスが生じることにな
る。
【0030】この衝撃力を吸収すれば、反発力を下げる
ことができる。その反発力を下げる手段として、 開閉体24の剛性を下げる(ばね定数を下げる)。 開閉体24の質量を下げる。 があり、本実施例では、両者を組み合わせて使用し、衝
撃力の吸収性を上げて、衝撃力の発生を抑えるようにし
ている。
【0031】図3は開閉体24の具体的な実施例を示
し、開閉体24の中央部分に穴63,64をあけ、一方
の穴64にはスリット65を形成した一端を開口したも
のである。また、図4は開閉体24の端部に切欠部66
を設けたものである。このように開閉体24に穴63,
64、スリット65、切欠部66等を設けることで、開
閉体24の剛性と質量を下げることができる。また、開
閉体24の板厚を薄くすることで、剛性と質量を下げる
ようにしてもよい。更に、穴やスリット、板厚とを組み
合わせて開閉体24を形成してもよい。尚、固定接点側
の端子板は、先の実施例の場合でも、また、従来のもの
でも良い。
【0032】このようにして開閉体24に厚み方向に貫
通する穴を形成して開閉体24の剛性と質量を下げるこ
とにより、接点オン時の衝撃力を吸収して反発力を下げ
て、接点オン時の接点バウンスをできるだけ短くし、ア
ークによる接点の消耗を低減することができる。また、
スイッチ本体の変更をせずに、開閉体24の変更のみ
で、スイッチの開閉性能を向上させることができるもの
である。
【0033】
【発明の効果】請求項1の発明は上述のように、ハンド
ルの操作により反転動作を行って接点を切り換える開閉
体と、この開閉体に取着された可動接点と相対する固定
接点を一端部に取着し長さの異なる一対の端子板とを備
え、長さが短い方の端子板は、電線が接続される押さえ
片、押さえ片に対向する対向片、押さえ片と対向片とを
連結する連結片とが一体に形成された端子部と、一端部
に固定接点が取着され対向片における押さえ片とは反対
側で対向片に対向する接点保持片と、対向片の一側縁と
接点保持片の他端部の一側縁とを繋ぐツナギ部とを有
し、ツナギ部は、対向片における連結片側の部分の一側
縁を除いて対向片から切り離すスリットが形成されてな
るものであるから、長さが短い方の端子板は、電線が接
続される押さえ片、押さえ片に対向する対向片、押さえ
片と対向片とを連結する連結片とが一体に形成された端
子部と、一端部に固定接点が取着され対向片における押
さえ片とは反対側で対向片に対向する接点保持片と、対
向片の一側縁と接点保持片の他端部の一側縁とを繋ぐツ
ナギ部とを有し、ツナギ部は、対向片における連結片側
の部分の一側縁を除いて対向片から切り離すスリットが
形成されていることにより、端子部と固定接点との位置
関係を変更することなしに該端子板のばね定数を従来よ
りも下げて、接点オン時の接点バウンスをできるだけ短
くし、アークによる接点の消耗を低減することができ、
また、スイッチそのものの変更はせずに、一方の端子板
の金型を一部修正するだけで、改善が行える効果を奏す
るものである。
【0034】また、請求項2の発明は、請求項1の発明
において、開閉体は、厚み方向に貫通した穴が形成され
ているので、開閉体の剛性と質量とを下げることがで
き、接点オン時の衝撃力を吸収して反発力を下げて、接
点オン時の接点バウンスをできるだけ短くし、アークに
よる接点の消耗を低減することができ、また、スイッチ
本体の変更をせずに、開閉体の変更のみで、スイッチの
開閉性能を向上させることができる効果を奏するもので
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例のスイッチの全体の断面図であ
る。
【図2】(a)〜(c)は同上の端子板の平面図、正面
図及び側面図である。
【図3】(a)(b)は同上の実施例2の開閉体の正面
図及び側面図である。
【図4】(a)(b)は同上の実施例2の開閉体の他の
実施例の正面図及び側面図である。
【図5】従来例の押釦スイッチの断面図である。
【図6】従来例の押釦スイッチの断面図である。
【図7】従来例の分解斜視図である。
【図8】従来例の分解斜視図である。
【図9】取付枠の斜視図である。
【図10】従来例の動作説明図である。
【図11】従来例の動作説明図である。
【図12】従来例の動作説明図である。
【図13】従来例の動作説明図である。
【図14】従来例の説明図である。
【図15】従来例の説明図である。
【図16】従来例の説明図である。
【図17】従来例の説明図である。
【図18】従来例の接点バウンスの説明図である。
【図19】従来例の接点バウンスが生じる場合の説明図
である。
【図20】従来例の接点バウンスが生じる場合の説明図
である。
【図21】従来例の動作波形図である。
【図22】(a)〜(c)は同上の端子板の平面図、正
面図及び側面図である。
【符号の説明】
5 押釦スイッチ 18 端子板 24 開閉体 25a 固定接点 25b 固定接点 29 可動接点

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハンドルの操作により反転動作を行って
    接点を切り換える開閉体と、この開閉体に取着された可
    動接点と相対する固定接点を一端部に取着し長さの異な
    る一対の端子板とを備え、長さが短い方の端子板は、電
    線が接続される押さえ片、押さえ片に対向する対向片、
    押さえ片と対向片とを連結する連結片とが一体に形成さ
    れた端子部と、一端部に固定接点が取着され対向片にお
    ける押さえ片とは反対側で対向片に対向する接点保持片
    と、対向片の一側縁と接点保持片の他端部の一側縁とを
    繋ぐツナギ部とを有し、ツナギ部は、対向片における連
    結片側の部分の一側縁を除いて対向片から切り離すスリ
    ットが形成されてなることを特徴とするスイッチ。
  2. 【請求項2】 開閉体は、厚み方向に貫通した穴が形成
    されてなることを特徴とする請求項1記載のスイッチ。
JP28022291A 1991-10-28 1991-10-28 スイッチ Expired - Lifetime JP3195623B2 (ja)

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