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JP3195052B2 - 電源切換え回路 - Google Patents

電源切換え回路

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JP3195052B2
JP3195052B2 JP16750292A JP16750292A JP3195052B2 JP 3195052 B2 JP3195052 B2 JP 3195052B2 JP 16750292 A JP16750292 A JP 16750292A JP 16750292 A JP16750292 A JP 16750292A JP 3195052 B2 JP3195052 B2 JP 3195052B2
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寿昌 田中
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Rohm Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は負荷回路に主電源とバッ
クアップ電源を切り換えて供給する電源切換え回路に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】例えばスタティック・ランダム・アクセ
ス・メモリ(以下「SRAM」という)から成る負荷回
路を動作させるために所定の駆動電圧を発生する主電源
が用意される。尚、この主電源は例えば前記負荷回路を
搭載した機器内で商用交流電圧から所定の直流電圧(負
荷回路)を生成するように構成することにより実現でき
る。
【0003】ところで、主電源を切った場合に、そのま
ま何らかの手当を施さないと、負荷回路としてのSRA
Mに記憶されているデータが消えてしまうことになるの
で、一般にはそのデータの記憶保持を図るべくバックア
ップ電源を用意し、バックアップ電圧を主電源電圧に代
えて負荷回路に与えるようにしている。
【0004】このような主電源とバックアップ電源の切
換え回路の従来例を図7に示す。同図において、1は主
電源電圧VCCを与える主電源、2はバックアップ電源電
圧VBATを与えるバックアップ電源である。
【0005】D1は主電源1と出力端子3との間に接続
された第1スイッチングダイオードであり、D2はバッ
クアップ電源2と出力端子3との間に接続された第2ス
イッチングダイオードである。4は出力端子3に負荷回
路として接続されたSRAMである。今、第1、第2ス
イッチングダイオードD1、D2が同一の特性をもつダ
イオードであって、その順方向導通電圧がVFであると
したとき、負電源1が正常に動作しているときは、主電
源電圧VCCがバックアップ電源電圧VBATよりも高いの
で、第1スイッチングダイオードD1がON(第2スイ
ッチングダイオードD2はOFF)して出力電圧V
Oは、 VO=VCC−VF となる。しかし、例えばメインスイッチ(図示せず)の
OFFによって電源電圧VCCがバックアップ電圧VBAT
よりも低くなると、第2ダイオードD2がON(第1ス
イッチングダイオードD1はOFF)して出力電圧VO
は、 VO=VBAT−VF となる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の回路におい
て、SRAM4の動作電圧の最小値が4.5Vで、デー
タを保持するために必要なバックアップ電圧の最小値が
2Vであるとすると、VCC、VBATはそれぞれ次の式で
示される電圧を有することが必要となる。 VCC=4.5+VF・・・(1) VBAT=2+VF ・・・(2) これは、VCCやVBATとして4.5Vや2Vよりもスイッ
チングダイオードのVF分だけ高い値がVCCやVBATの許
容最小値になるということを意味している。一方、SR
AM4はバックアップ時に印加されている電圧が2V位
になると、保持状態がぎりぎりとなり、0.2Vぐらい
の電圧の揺れが一瞬でも生じたりすると、SRAM4に
記憶しているデータが消去されてしまう。また、主電源
にノイズが乗ってそのノイズによるVCCの電圧低下が生
じると、SRAM4の動作時に誤動作が生じたりする。
【0007】従って、主電源電圧VCC、及びVBATはこ
れらの電圧の揺れやノイズの影響を考慮して或る程度高
めに設定するが、それは許容範囲(マージン)を狭める
ことになる。その上に前記従来例の構成によればダイオ
ードのVFの分だけ更に余計に許容値が狭くなってしま
う。例えば、バックアップ電源2が電池である場合には
BATは時間とともに下がっていくので、VFを0.5V
とすると、(2)式よりVBATとして2.5V(実際には
電圧の揺れの分の0.2V考慮して2.7V)まで下がっ
た点が許容値となり、VFの分だけ余計にマージンが小
さくなってしまうという欠点があった。
【0008】本発明はこのような点に鑑み、スイッチ素
子による電圧ロスを生じないようにした新規な電源切換
え回路を提供することを目的とする。また、本発明はそ
のような電圧ロスを生じない電源切換え回路において適
切な切換え制御がなされるようにすることを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め本発明では、負荷回路に主電源とバックアップ電源を
切り換えて供給するために、主電源と出力端子間に接続
されたMOSトランジスタより成る第1スイッチ手段
と、バックアップ電源と前記出力端子間に接続されたM
OSトランジスタより成る第2スイッチ手段と、前記第
1、第2スイッチ手段をそれぞれ構成する各MOSトラ
ンジスタにスイッチング電圧を与えるスイッチ制御手段
を備え、前記スイッチ制御手段は主電源電圧が基準電
圧以下に下がるのを検出する検出手段を有しており、該
検出手段の出力は前記主電源電圧の前記基準電圧以下へ
の低下が検出されたとき前記第1スイッチ手段をOF
F、第2スイッチ手段をONとするように働くようにな
っている電源切換え回路において、前記検出手段がコン
パレータと、主電源の電圧を前記コンパレータに印加す
る手段と、前記コンパレータに基準電圧を印加する基準
電圧回路とを有し、該基準電圧回路は、前記主電源によ
り充電されるコンデンサを含んでおり、そのコンデンサ
の出力を基準電圧としているあるいは、該基準電圧回
路は上記バックアップ電源からの電圧を入力するMOS
トランジスタのバッファ増幅器を含んでおり、このバッ
ファ増幅器の出力電圧を上記基準電圧としている
【0010】
【0011】更に前記スイッチ制御回路は、主電源の電
圧が予め定めた所定電圧より下がるのを検出する第1の
検出手段と、主電源の電圧が予め定めた所定電圧より下
がるのを検出する第2の検出手段を接続できる端子と、
前記第1の検出手段の出力と前記端子からの電圧を受け
るとともに前記第1検出手段の出力と前記端子からの電
圧がいずれも主電源の電圧がそれぞれの所定電圧より下
がったのを検出した出力であるときに前記第1スイッチ
手段をOFF、第2スイッチ手段をONとなす出力を発
生する論理回路とから構成することができる。
【0012】
【作用】上記のように、電源切換え回路を、主電源と出
力端子間に接続されたMOSトランジスタより成る第1
スイッチ手段と、バックアップ電源と前記出力端子間に
接続されたMOSトランジスタより成る第2スイッチ手
段と、前記第1、第2スイッチ手段をそれぞれ構成する
各MOSトランジスタにスイッチング電圧を与えるスイ
ッチ制御手段とを設けた構成とすると、第1、第2スイ
ッチ手段がMOSトランジスタで構成されているためス
イッチ手段による電圧ロスが発生せず、従って、その
分、電源電圧低下の許容範囲(マージン)及びバックア
ップ電圧低下の許容範囲(マージン)が広くなる。
【0013】また、スイッチ制御回路を、検出手段によ
って主電源が予め定めた所定電圧より下がるのを検出し
て第1スイッチ手段をOFF、第2スイッチ手段をON
とするように構成すると、主電源電圧が所定電圧より下
がる前にバックアップ電源に切り換えるので、例えば負
荷回路がSRAMのような場合に主電源電圧低下時にデ
ータの確実な保持が可能となる。
【0014】尚、このような所定電圧は基準電圧として
作ってやらなければならないが、この基準電圧をバック
アップ電源を利用して形成する場合、バックアップ電源
からの電圧を入力するバッファ増幅器を設け、このバッ
ファ増幅器の出力電圧を利用して上記基準電圧とするよ
うに構成すると、増幅器(該増幅器がMOSトランジス
タで構成され、そのゲートにバックアップ電源からの電
圧を印加する場合を想定すれば分かりやすいように)に
対しバックアップ電源から電流が流れず、電圧だけが印
加されるので、バックアップ電源のパワーを殆ど消費し
なくてすむ。
【0015】前記スイッチ制御回路を、主電源の電圧が
予め定めた所定電圧より下がるのを検出する第1の検出
手段と、主電源の電圧が予め定めた所定電圧より下がる
のを検出する第2の検出手段を接続できる端子と、前記
第1の検出手段の出力と前記端子からの電圧を受けると
ともに前記第1検出手段の出力と前記端子からの電圧が
いずれも主電源の電圧がそれぞれの所定電圧より下がっ
たのを検出した出力であるときに前記第1スイッチ手段
をOFF、第2スイッチ手段をONとなす出力を発生す
る論理回路とから構成した場合には、第1検出手段を例
えばMOSトランジスタを用いて構成したことにより、
検出電圧のバラツキが生じても、第2検出手段によっ
て、その検出の不正確さを補償することが可能となる。
【0016】
【実施例】以下、本発明を図面に示す実施例に従って説
明する。本発明を実施した図1において、図7の従来例
と同一の部分には同一の符号を付してある。本実施例で
は主電源1と出力端子3との間、及びバックアップ電源
2と出力端子3の間に接続するスイッチ手段としてそれ
ぞれP型のMOSトランジスタP1、P2を使用してい
る。5はこれらのMOSトランジスタP1、P2の切換
えを行なうための制御電圧を各MOSトランジスタP
1、P2のゲートに与えるスイッチ制御回路である。
【0017】SRAM4を動作させる場合は、スイッチ
制御回路5からMOSトランジスタP1のゲートにロー
レベル電圧を与えて該MOSトランジスタP1をON状
態にするとともにMOSトランジスタP2のゲートにハ
イレベル電圧を与えて該MOSトランジスタP2をOF
Fになす。SRAM4をバックアップ状態とするときに
は、スイッチ制御回路5はMOSトランジスタP1のゲ
ートにハイレベル電圧、MOSトランジスタP2のゲー
トにローレベル電圧をそれぞれ与えてMOSトランジス
タP1をOFF状態、MOSトランジスタP2をON状
態になす。
【0018】このように本実施例では主電源1とバック
アップ電源2を切換えるスイッチ手段としてMOSトラ
ンジスタP1、P2を用いているので、その電圧ロスは
殆ど零であり、SRAM4に対しVCCとしては最小4.
5V、VBATとしては最小2V(電圧の揺れやノイズの
影響を考慮する場合は4.5V、2Vよりやや高めにす
る)まで許容範囲が広がることになる。従って、例えば
バックアップ電源2として電池を用いた場合、電池の使
用できる寿命が従来例に比し延びることになる。
【0019】図2は前記スイッチ制御回路5の詳細を示
している。このスイッチ制御回路5は主電源電圧VCC
抵抗R1、R2で分圧した(イ)点の電圧をコンパレー
タ6で基準電圧Vrefと比較し、(イ)点の電位が基準
電圧Vrefよりも低くなると、コンパレータ6の出力は
ハイレベルからローレベルとなる。
【0020】この出力は第1インバータG1で反転され
てMOSトランジスタP1のゲートにハイレベル電圧と
して印加され、MOSトランジスタP1をOFFにな
す。また、第1インバータG1の出力を更に第2インバ
ータG2で反転することによりMOSトランジスタP2
のゲートにはローレベルとして加わり、該MOSトラン
ジスタP2をONさせる。これによって出力端子3には
バックアップ電圧VBATが導出される。出力端子3に接
続されるSRAM4が主電源VCCの低下によってデータ
が消えてしまう前に上記の切換えが行なわれなければな
らない。そのため、基準電圧Vrefは、SRAM4のデ
ータが消えない値に選ばれるものとする。
【0021】このようにすることによって機器のメイン
スイッチがOFFとなって主電源電圧VCCが下がると
き、該VCCがSRAM4のデータを消去しない電圧値で
あるうちにバックアップ電源2からの電圧VBATを出力
端子3に出力するように切換えが行なわれる。
【0022】基準電圧Vrefを与える基準電圧源7の構
成は種々考えられるが、例えば1つの構成として図3の
ようにVCCを電源電圧とし、抵抗R4、R5とそのR5
に並列なコンデンサC1とから構成し、C1の電圧を基
準電圧とすることによって実現できる。
【0023】前記図3の基準電源7は主電源電圧VCC
利用した形態であるが、次の図4は基準電圧Vrefをバ
ックアップ電源2から得ている。図4において、バック
アップ電源2の電圧(バックアップ電源電圧)VBAT
バッファ増幅器8に印加されている。バックアップ電源
電圧VBATが3Vであるとすると、バッファ増幅器8の
出力も3Vとなる。この電圧は抵抗R6、R7によって
分圧され、(ロ)点の電圧がコンパレータ6の(−)端
子に印加される。この場合、バッファ増幅器8をMOS
トランジスタで構成すると、そのゲートにはバックアッ
プ電源2から電圧が印加されるだけであって、電流は流
れないので、バックアップ電源2のパワーが消費されな
いという利点を享受できる。
【0024】図5はスイッチ制御回路5に関し、他の構
成を採っている。即ち、ここでは主電源電圧VCCと基準
電圧Vrefとの比較を行なうコンパレータ6aの出力を
NORゲート9の入力とし、NORゲート9の他の入力
は端子10より得るように構成されている。線路11及
び端子10はいずれも抵抗R8、R9を介して接地電位
に接続されている。NORゲート9の出力はMOSトラ
ンジスタP1のゲートに与えられるとともにインバータ
G2を介してMOSトランジスタP2のゲートに与えら
れる。
【0025】端子10には外部回路として主電源VCC
基準電圧Vrefと比較する他のコンパレータ6bが接続
できる。今、コンパレータ6aをNORゲート9、イン
バータG2等とともにMOSトランジスタで同一のIC
チップに形成したとき、このMOSトランジスタで構成
されたコンパレータ6aはその特性のバラツキが生じ易
く、VCCの低下を正確に検出できない(従って、主電源
電圧VCCがSRAM4のデータ保持範囲を超えて下がっ
たところで動作する)場合が生じる。
【0026】このような不具合を避け、主電源電圧VCC
が所定電圧に下がったところで確実に電源の切換えが行
なわれるようにするべく、端子10に精度のよい例えば
バイポーラトランジスタを能動素子とするコンパレータ
6bを接続し、それらのコンパレータ6a、6bがいず
れも検出動作をして、それらの出力がローレベルとなっ
たとき電源の切換えが遂行されるようになすとよい。
尚、これらのコンパレータ6a、6bの出力はVCCの上
記低下検出が行なわれない状態ではハイレベル電圧であ
る。
【0027】このようにすると、精度のよい電源切換え
が実現できるが、予めコンパレータ6aの検出点(従っ
て、基準電圧)を高めにとっておく(その分マージンは
狭くなる)ことにより上記バラツキを吸収した場合に
は、端子10に前記コンパレータ6bを接続する必要は
なくなるが、このようにコンパレータ6bを接続しなく
ても、端子10が抵抗R9で接地点に接続されているた
めNORゲート9はコンパレータ6aの動作だけにも対
応できる。
【0028】最後に、図6は本発明に係る電源切換え回
路の具体的な適用例を示している。同図において、20
は1つのICチップであり、主電源電圧VCCの入力用の
端子21、バックアップ電源電圧入力用の端子22、電
源電圧出力端子23、信号入力端子25、信号出力端子
24を備えている。
【0029】26は入力端子25から入力された信号を
デコードするデコーダであり、27はそのデコーダ26
からの出力データを受けて出力端子24へ供給するバッ
ファ回路である。一方、28は検出回路、29はゲート
回路である。これらの検出回路28とゲート回路29は
先に説明したスイッチ制御回路5を構成する。
【0030】ここで、デコーダ26と検出回路28は主
電源電圧VCCを動作電圧とし、バッファ回路27とゲー
ト回路29は出力電圧VOを動作電圧としているものと
する。そして、端子23及び24にはSRAM4が接続
されるものとする。
【0031】図6において、今、主電源電圧VCCが出力
端子23に導出されている状態において、そのVCCが下
がると、検出回路28及びゲート回路29によりMOS
トランジスタP1がOFF、MOSトランジスタP2が
ONし、出力端子23にはVBATが出力され、これはS
RAM4に与えられるだけでなく、バッファ回路27及
びゲート回路29にも与えられる。従って、VCCがデコ
ーダ26、検出回路28の動作不能電位まで降下しても
バッファ回路27、ゲート回路29にはVBATが供給さ
れているためP1はOFF、P2はON、出力端子23
は出力状態を維持することが可能になる。
【0032】SRAM4のデータ保持不能はそれに加わ
る電源電圧の所定値を超える低下だけでなく、リード/
ライトの信号の電圧低下によってもデータが消えてしま
う場合があるが、図6の回路はその電源電圧と信号の双
方に関してデータ保持を図るように手当されている。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、電
源切換え回路を、主電源と出力端子間に接続されたMO
Sトランジスタより成る第1スイッチ手段と、バックア
ップ電源と前記出力端子間に接続されたMOSトランジ
スタより成る第2スイッチ手段と、前記第1、第2スイ
ッチ手段をそれぞれ構成する各MOSトランジスタにス
イッチング電圧を与えるスイッチ制御手段とを設けた構
成とすると、第1、第2スイッチ手段がMOSトランジ
スタで構成されているためスイッチ手段による電圧ロス
が発生せず、従って、その分、電源電圧の低下及びバッ
クアップ電圧の許容範囲(マージン)が広くなる。
【0034】また、スイッチ制御回路を、検出手段によ
って主電源が予め定めた所定電圧より下がるのを検出し
て第1スイッチ手段をOFF、第2スイッチ手段をON
とするように構成すると、主電源電圧が所定電圧より下
がる前にバックアップ電源に切り換えるので、例えば負
荷回路がSRAMのような場合にデータの確実な保持が
が可能となる。
【0035】尚、このような所定電圧は基準電圧として
作ってやらなければならないが、この基準電圧をバック
アップ電源を利用して形成する場合、バックアップ電源
からの電圧を入力するバッファ増幅器を設け、このバッ
ファ増幅器の出力電圧を上記基準電圧とするように構成
すると、増幅器(該増幅器MOSトランジスタで構成
され、そのゲートにバックアップ電源からの電圧が印加
される)に対しバックアップ電源から電流が流れず、電
圧だけが印加されるので、バックアップ電源のパワーを
殆ど消費しなくてすむ。
【0036】前記スイッチ制御回路を、主電源の電圧が
予め定めた所定電圧より下がるのを検出する第1の検出
手段と、主電源の電圧が予め定めた所定電圧より下がる
のを検出する第2の検出手段を接続できる端子と、前記
第1の検出手段の出力と前記端子からの電圧を受けると
ともに前記第1検出手段の出力と前記端子からの電圧が
いずれも主電源の電圧がそれぞれの所定電圧より下がっ
たのを検出した出力であるときに前記第1スイッチ手段
をOFF、第2スイッチ手段をONとなす出力を発生す
る論理回路とから構成した場合には、第1検出手段を例
えばMOSトランジスタを用いて構成したことにより、
検出電圧のバラツキが生じても、第2検出手段によっ
て、その検出の不正確さを補償することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施した電源切換え回路を示す回路
図。
【図2】本発明を実施した電源切換え回路のスイッチ制
御回路例を示す図。
【図3】図2の基準電圧源を示す図。
【図4】本発明を実施した電源切換え回路の他のスイッ
チ制御回路例を示す図。
【図5】本発明を実施した電源切換え回路の更に他のス
イッチ制御回路例を示す図。
【図6】本発明の具体的適用例を示す図。
【図7】従来例の電源切換え回路を示す図。
【符号の説明】
1 主電源 2 バックアップ電源 3 出力端子 4 SRAM 5 スイッチ制御回路 6 コンパレータ 7 基準電圧源 8 バッファ増幅器 9 NORゲート 10 端子 21 主電源電圧入力端子 22 バックアップ電源電圧入力端子 23 電源電圧出力端子 24 信号出力端子 25 信号入力端子 26 デコーダ 27 バッファ回路 28 検出回路 29 ゲート回路 P1、P2 MOSトランジスタ VCC 主電源電圧 VBAT バックアップ電源電圧 VO 出力電圧 G1、G2 インバータ

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】負荷回路に主電源とバックアップ電源を切
    り換えて供給するために、主電源と出力端子間に接続さ
    れたMOSトランジスタより成る第1スイッチ手段と、
    バックアップ電源と前記出力端子間に接続されたMOS
    トランジスタより成る第2スイッチ手段と、前記第1、
    第2スイッチ手段をそれぞれ構成する各MOSトランジ
    スタにスイッチング電圧を与えるスイッチ制御手段と
    備え、前記スイッチ制御手段は主電源電圧が基準電圧以
    下に下がるのを検出する検出手段を有しており、該検出
    手段の出力は前記主電源電圧の前記基準電圧以下への低
    下が検出されたとき前記第1スイッチ手段をOFF、第
    2スイッチ手段をONとするように働くようになってい
    る電源切換え回路において、 前記検出手段がコンパレータと、主電源の電圧を前記コ
    ンパレータに印加する手段と、前記コンパレータに基準
    電圧を印加する基準電圧回路とを有し、 該基準電圧回路は、前記主電源により充電されるコンデ
    ンサを含んでおり、そのコンデンサの出力を基準電圧と
    していることを特徴とする電源切換え回路。
  2. 【請求項2】負荷回路に主電源とバックアップ電源を切
    り換えて供給するために、主電源と出力端子間に接続さ
    れたMOSトランジスタより成る第1スイッチ手段と、
    バックアップ電源と前記出力端子間に接続されたMOS
    トランジスタより成る第2スイッチ手段と、前記第1、
    第2スイッチ手段をそれぞれ構成する各MOSトランジ
    スタにスイッチング電圧を与えるスイッチ制御手段とを
    備え、前記スイッチ制御手段は主電源電圧が基準電圧以
    下に下がるのを検出する検出手段を有しており、該検出
    手段の出力は前記主電源電圧の前記基準電圧以下への低
    下が検出されたとき前記第1スイッチ手段をOFF、第
    2スイッチ手段をONとするように働くようになってい
    る電源切換え回路において、 前記検出手段がコンパレータと、主電源の電圧を前記コ
    ンパレータに印加する手段と、前記コンパレータに基準
    電圧を印加する基準電圧回路とを有し、 該基準電圧回路は上記バックアップ電源からの電圧を入
    力するMOSトランジスタのバッファ増幅器を含んでお
    り、このバッファ増幅器の出力電圧を上記基準電圧とし
    ていることを特徴とする電源切換え回路。
  3. 【請求項3】前記スイッチ制御手段は、前記主電源の電
    圧が予め定めた所定電 圧より下がるのを検出する第1の
    検出手段と、前記主電源の電圧が予め定めた所定電圧よ
    り下がるのを検出する第2の検出手段を接続できる端子
    と、前記第1の検出手段の出力と前記端子からの電圧を
    受けるとともに前記第1の検出手段の出力と前記端子か
    らの電圧がいずれも前記主電源の電圧が所定電圧より下
    がったのを検出した出力であるときに前記第1スイッチ
    手段をOFF、第2スイッチ手段をONとなす出力を発
    生する論理回路とから成り、前記第1の検出手段はMO
    Sトランジスタでコンパレータが形成され、第2の検出
    手段はバイポーラトランジスタでコンパレータが形成さ
    れていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載
    の電源切換え回路。
  4. 【請求項4】前記出力端子の電圧は負荷回路だけでな
    く、前記スイッチ制御手段にも与えられるとともに負荷
    回路駆動用の信号供給回路にも与えられることを特徴と
    する請求項1又は請求項2に記載の電源切換え回路。
JP16750292A 1992-06-25 1992-06-25 電源切換え回路 Expired - Fee Related JP3195052B2 (ja)

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