JP3191078B2 - 自動原稿搬送装置 - Google Patents
自動原稿搬送装置Info
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- JP3191078B2 JP3191078B2 JP20876094A JP20876094A JP3191078B2 JP 3191078 B2 JP3191078 B2 JP 3191078B2 JP 20876094 A JP20876094 A JP 20876094A JP 20876094 A JP20876094 A JP 20876094A JP 3191078 B2 JP3191078 B2 JP 3191078B2
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-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
- G03G15/00—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
- G03G15/00—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
- G03G15/60—Apparatus which relate to the handling of originals
- G03G15/602—Apparatus which relate to the handling of originals for transporting
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- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Exposure Or Original Feeding In Electrophotography (AREA)
- Sheets, Magazines, And Separation Thereof (AREA)
- Controlling Sheets Or Webs (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、静電複写機或いは画像
読取機等の原稿処理機に装備される自動原稿搬送装置に
関する。
読取機等の原稿処理機に装備される自動原稿搬送装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】近年、複写機は複写処理の高速化および
自動化に伴い、複数枚の原稿を順次自動的に透明板上面
の原稿セット位置に供給する自動原稿給送装置を用いる
ようになってきている。この種自動原稿搬送装置は、原
稿を載置する原稿載置手段と、該原稿載置手段に載置さ
れた原稿を送出する前送りローラと該前送りローラによ
る原稿送出時に原稿を押圧する加圧機構とを備えた前送
り手段と、該前送り手段の下流側に配設され搬送方向に
回転せしめられる給紙ローラと該給紙ローラと対向して
配設され搬送方向と反対方向に作動せしめられる分離機
構とを備えた原稿分離手段と、該原稿分離手段の下流側
に配設され前記給紙ローラによって搬送された原稿を一
時停止するとともに該停止した原稿を原稿処理機の透明
板に向けて搬送するレジストローラ対と、該レジストロ
ーラ対によって搬送された原稿を前記透明板上の所定位
置に搬送するとともに前記透明板上に搬送された原稿を
排出する原稿搬送手段とを具備している。そして、複写
開始信号に基づき前記前送り手段の前記加圧機構を付勢
し前送りローラを作動するとともに、前記原稿分離手段
を作動して前記原稿載置手段に載置された原稿の前端を
前記レジストローラ対まで搬送する。
自動化に伴い、複数枚の原稿を順次自動的に透明板上面
の原稿セット位置に供給する自動原稿給送装置を用いる
ようになってきている。この種自動原稿搬送装置は、原
稿を載置する原稿載置手段と、該原稿載置手段に載置さ
れた原稿を送出する前送りローラと該前送りローラによ
る原稿送出時に原稿を押圧する加圧機構とを備えた前送
り手段と、該前送り手段の下流側に配設され搬送方向に
回転せしめられる給紙ローラと該給紙ローラと対向して
配設され搬送方向と反対方向に作動せしめられる分離機
構とを備えた原稿分離手段と、該原稿分離手段の下流側
に配設され前記給紙ローラによって搬送された原稿を一
時停止するとともに該停止した原稿を原稿処理機の透明
板に向けて搬送するレジストローラ対と、該レジストロ
ーラ対によって搬送された原稿を前記透明板上の所定位
置に搬送するとともに前記透明板上に搬送された原稿を
排出する原稿搬送手段とを具備している。そして、複写
開始信号に基づき前記前送り手段の前記加圧機構を付勢
し前送りローラを作動するとともに、前記原稿分離手段
を作動して前記原稿載置手段に載置された原稿の前端を
前記レジストローラ対まで搬送する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】而して、前記前送り手
段の前記加圧機構は複写動作開始と同時に付勢され、原
稿の前端が前記レジストローラ対に達するまでの所謂一
時給紙期間の間付勢されている。このため、原稿載置手
段上に載置された原稿が2枚以上の場合、2枚以降の原
稿は原稿分離手段によって止められているが、前送り手
段においては前送りローラによって搬送される下の原稿
との摩擦力によって原稿分離手段側に搬送されようとす
る。このとき、原稿載置手段上に載置された原稿が普通
よりも厚手で所謂こしが強いものにおいては搬送される
下の原稿とスリップ状態となり問題は生じないが、薄手
の原稿は下の原稿との摩擦力によって搬送されてしま
い、原稿分離手段との間でたわみが発生し、このたわみ
が皺となって原稿を損傷するとともに、ジャム発生の原
因となる。
段の前記加圧機構は複写動作開始と同時に付勢され、原
稿の前端が前記レジストローラ対に達するまでの所謂一
時給紙期間の間付勢されている。このため、原稿載置手
段上に載置された原稿が2枚以上の場合、2枚以降の原
稿は原稿分離手段によって止められているが、前送り手
段においては前送りローラによって搬送される下の原稿
との摩擦力によって原稿分離手段側に搬送されようとす
る。このとき、原稿載置手段上に載置された原稿が普通
よりも厚手で所謂こしが強いものにおいては搬送される
下の原稿とスリップ状態となり問題は生じないが、薄手
の原稿は下の原稿との摩擦力によって搬送されてしま
い、原稿分離手段との間でたわみが発生し、このたわみ
が皺となって原稿を損傷するとともに、ジャム発生の原
因となる。
【0004】本発明は前記事実に基づいてなされたもの
であり、その主たる技術的課題は、原稿載置手段上に載
置された複数枚の原稿を1枚づつ搬送するに際し、搬送
中以外の原稿の皺の発生を防止するとともに、原稿の皺
発生に基づくジャムの発生を未然に防止することができ
る自動原稿搬送装置を提供することである。
であり、その主たる技術的課題は、原稿載置手段上に載
置された複数枚の原稿を1枚づつ搬送するに際し、搬送
中以外の原稿の皺の発生を防止するとともに、原稿の皺
発生に基づくジャムの発生を未然に防止することができ
る自動原稿搬送装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、前記技
術的課題を達成するために、原稿を載置する原稿載置手
段と、該原稿載置手段に載置された原稿を送出する前送
りローラと該前送りローラによる原稿送出時に原稿を押
圧する加圧機構とを備えた前送り手段と、該前送り手段
の下流側に配設され搬送方向に回転せしめられる給紙ロ
ーラと該給紙ローラと対向して配設され搬送方向と反対
方向に作動せしめられる分離機構とを備えた原稿分離手
段と、該原稿分離手段の下流側に配設され前記給紙ロー
ラによって搬送された原稿を一時停止するとともに該停
止した原稿を原稿処理機の透明板に向けて搬送するレジ
ストローラ対と、該レジストローラ対によって搬送され
た原稿を前記透明板上の所定位置に搬送するとともに前
記透明板上に搬送された原稿を排出する原稿搬送手段
と、を有する自動原稿搬送装置において、前記前送り手
段、前記原稿分離手段、前記レジストローラ対および原
稿搬送手段を作動制御する制御手段を具備し、前記制御
手段は、複写開始信号に基づき前記前送り手段の前記加
圧機構を付勢し且つ前記前送りローラを作動するととも
に、前記原稿分離手段を作動して前記原稿載置手段に載
置された原稿を搬送し、該原稿の前端を前記レジストロ
ーラ対まで搬送する間において、原稿の前端が前記原稿
分離手段の給紙ローラと分離機構とのニップ部を通過し
たら前記前送り手段の前記加圧機構を所定時間除勢して
前記原稿載置手段に載置された原稿への押圧力を開放
し、該所定時間経過後に前記加圧機構を付勢して前記前
送りローラによる搬送力を復活せしめ、その後原稿の前
端が前記レジストローラ対の直前に達した時点で前記加
圧機構を再度除勢して前記原稿載置手段に載置された原
稿への押圧力を再度開放する、ことを特徴とする自動原
稿搬送装置が提供される。
術的課題を達成するために、原稿を載置する原稿載置手
段と、該原稿載置手段に載置された原稿を送出する前送
りローラと該前送りローラによる原稿送出時に原稿を押
圧する加圧機構とを備えた前送り手段と、該前送り手段
の下流側に配設され搬送方向に回転せしめられる給紙ロ
ーラと該給紙ローラと対向して配設され搬送方向と反対
方向に作動せしめられる分離機構とを備えた原稿分離手
段と、該原稿分離手段の下流側に配設され前記給紙ロー
ラによって搬送された原稿を一時停止するとともに該停
止した原稿を原稿処理機の透明板に向けて搬送するレジ
ストローラ対と、該レジストローラ対によって搬送され
た原稿を前記透明板上の所定位置に搬送するとともに前
記透明板上に搬送された原稿を排出する原稿搬送手段
と、を有する自動原稿搬送装置において、前記前送り手
段、前記原稿分離手段、前記レジストローラ対および原
稿搬送手段を作動制御する制御手段を具備し、前記制御
手段は、複写開始信号に基づき前記前送り手段の前記加
圧機構を付勢し且つ前記前送りローラを作動するととも
に、前記原稿分離手段を作動して前記原稿載置手段に載
置された原稿を搬送し、該原稿の前端を前記レジストロ
ーラ対まで搬送する間において、原稿の前端が前記原稿
分離手段の給紙ローラと分離機構とのニップ部を通過し
たら前記前送り手段の前記加圧機構を所定時間除勢して
前記原稿載置手段に載置された原稿への押圧力を開放
し、該所定時間経過後に前記加圧機構を付勢して前記前
送りローラによる搬送力を復活せしめ、その後原稿の前
端が前記レジストローラ対の直前に達した時点で前記加
圧機構を再度除勢して前記原稿載置手段に載置された原
稿への押圧力を再度開放する、ことを特徴とする自動原
稿搬送装置が提供される。
【0006】
【作用】本発明に従って構成された自動原稿搬送装置
は、複写開始信号に基づき制御手段が前送り手段の加圧
機構を付勢し且つ前送りローラを作動するとともに、原
稿分離手段を作動せしめる。加圧機構が付勢されると原
稿載置手段に載置された原稿が押圧されるため前送りロ
ーラの作動によって原稿が原稿分離手段へ送出されされ
る。原稿分離手段に送給された原稿はここで分離され1
枚だけがレジストローラ対に向けて搬送される。このよ
うにして搬送される原稿の前端がレジストローラ対まで
達する間に、制御手段は原稿の前端が原稿分離手段に達
してから前送り手段の加圧機構を少なくとも1回所定時
間除勢して原稿載置手段に載置された原稿への押圧力を
開放する。従って、1枚目の原稿が搬送されている間に
この搬送されている原稿との摩擦力により引きずられて
2枚目以降の原稿にたわみが生じていた場合には、上記
摩擦力が除去されるため、2枚目以降の原稿は皺になる
前にその弾性力によって元に戻る。
は、複写開始信号に基づき制御手段が前送り手段の加圧
機構を付勢し且つ前送りローラを作動するとともに、原
稿分離手段を作動せしめる。加圧機構が付勢されると原
稿載置手段に載置された原稿が押圧されるため前送りロ
ーラの作動によって原稿が原稿分離手段へ送出されされ
る。原稿分離手段に送給された原稿はここで分離され1
枚だけがレジストローラ対に向けて搬送される。このよ
うにして搬送される原稿の前端がレジストローラ対まで
達する間に、制御手段は原稿の前端が原稿分離手段に達
してから前送り手段の加圧機構を少なくとも1回所定時
間除勢して原稿載置手段に載置された原稿への押圧力を
開放する。従って、1枚目の原稿が搬送されている間に
この搬送されている原稿との摩擦力により引きずられて
2枚目以降の原稿にたわみが生じていた場合には、上記
摩擦力が除去されるため、2枚目以降の原稿は皺になる
前にその弾性力によって元に戻る。
【0007】
【実施例】以下、本発明に従って構成された自動原稿搬
送装置の好適実施例について、添付図面を参照して詳細
に説明する。
送装置の好適実施例について、添付図面を参照して詳細
に説明する。
【0008】図1及び図2には、静電複写機2の上端部
とこれに装備された自動原稿搬送装置4とが図示されて
いる。静電複写機2はハウジング6を有し、このハウジ
ング6の上面にはガラス板でよい透明板8(図2)が配
設されている。この透明板8の片側(図2において左
側)には原稿セット基準位置Gを定める原稿規制部材1
0が配設され、他側(図2において右側)には静止取付
け部材12が配設されている。本発明に従って構成され
た自動原稿搬送装置4は、静電複写機2のハウジング6
の上面に、透明板8の後側縁に沿って延びる旋回軸線を
中心として図1に実線で示す閉位置と2点鎖線で示す開
位置との間を旋回自在に装着されている。静電複写機2
の透明板8上に手動で原稿を載置する場合には、自動原
稿搬送装置4を開位置にして透明板8を露呈させ、透明
板8上の所要位置に原稿を載置し、そして自動原稿搬送
装置4を閉位置にして透明板8及びその上に載置された
原稿を覆う。透明板8上に原稿を載置する際には、原稿
の片縁を原稿規制部材10の先端縁に当接させて原稿の
片縁を前記原稿セット基準位置Gに位置付けることによ
り、原稿を所要位置に位置付けることができる。自動原
稿搬送装置4を使用して透明板8上に原稿を自動的に搬
入し、そして透明板8上から自動的に搬出する場合に
は、自動原稿搬送装置4は閉位置に位置付けられる。
とこれに装備された自動原稿搬送装置4とが図示されて
いる。静電複写機2はハウジング6を有し、このハウジ
ング6の上面にはガラス板でよい透明板8(図2)が配
設されている。この透明板8の片側(図2において左
側)には原稿セット基準位置Gを定める原稿規制部材1
0が配設され、他側(図2において右側)には静止取付
け部材12が配設されている。本発明に従って構成され
た自動原稿搬送装置4は、静電複写機2のハウジング6
の上面に、透明板8の後側縁に沿って延びる旋回軸線を
中心として図1に実線で示す閉位置と2点鎖線で示す開
位置との間を旋回自在に装着されている。静電複写機2
の透明板8上に手動で原稿を載置する場合には、自動原
稿搬送装置4を開位置にして透明板8を露呈させ、透明
板8上の所要位置に原稿を載置し、そして自動原稿搬送
装置4を閉位置にして透明板8及びその上に載置された
原稿を覆う。透明板8上に原稿を載置する際には、原稿
の片縁を原稿規制部材10の先端縁に当接させて原稿の
片縁を前記原稿セット基準位置Gに位置付けることによ
り、原稿を所要位置に位置付けることができる。自動原
稿搬送装置4を使用して透明板8上に原稿を自動的に搬
入し、そして透明板8上から自動的に搬出する場合に
は、自動原稿搬送装置4は閉位置に位置付けられる。
【0009】図1を参照して説明を続けると、図示の自
動原稿搬送装置4は前後方向(図2において紙面に垂直
な方向)に間隔をおいて配設された前側カバー14及び
後側カバー16を含んでいる。前側カバー14及び後側
カバー16は適宜の合成樹脂から形成することができ
る。後側カバー16内には後側支持基板(図示していな
い)が配設されており、このような後側支持基板がそれ
自体は周知の形態でよい装着機構(図示していない)を
介して、静電複写機2のハウジング6の上面に旋回自在
に装着されている。自動原稿搬送装置4の種々の構成要
素は直接的にあるいは間接的に前記後側支持基板に支持
されている。前側カバー14と後側カバー16との間に
は原稿載置手段18と原稿排出トレイ20が配設されて
いる。この原稿載置手段18は、図2において左側の先
端から右側の後端に向かって上方に傾斜して延びる原稿
テーブル22と、該原稿テーブル22の後端に回動可能
に装着された補助テーブル24とからなっている。原稿
テーブル22には、幅方向に移動自在に一対の幅規制部
材26が装着されている。このような一対の幅規制部材
26は原稿テーブル22の下方においてそれ自体は周知
のラックおよびピニオン機構(図示していない)を介し
て相互に連結されており、相互に連動して相互に接近す
る方向および相互に離隔する方向に移動せしめられる。
原稿排出トレイ20は、原稿載置手段18の下方に配設
され、前後方向(図2において紙面に垂直な方向)から
みて山形に形成された原稿載置面28が形成されてい
る。前側カバー14と後側カバー16との左端部間には
左端部カバー30が配設されており、右端部間には右端
部カバー32が配設されている。なお、前側カバー14
内には、前記自動原稿搬送装置4の開閉状態を検出する
安全スイッチSW1と、左端部カバー30の開閉状態を
検出する安全スイッチSW2、および右端部カバー32
の開閉状態を検出する安全スイッチSW3が配設されて
おり、これら各スイッチは直列に配設されていて、前記
カバー類が閉位置に位置付けられ各スイッチ全て閉路し
たときON信号を後述する制御手段に出力する。
動原稿搬送装置4は前後方向(図2において紙面に垂直
な方向)に間隔をおいて配設された前側カバー14及び
後側カバー16を含んでいる。前側カバー14及び後側
カバー16は適宜の合成樹脂から形成することができ
る。後側カバー16内には後側支持基板(図示していな
い)が配設されており、このような後側支持基板がそれ
自体は周知の形態でよい装着機構(図示していない)を
介して、静電複写機2のハウジング6の上面に旋回自在
に装着されている。自動原稿搬送装置4の種々の構成要
素は直接的にあるいは間接的に前記後側支持基板に支持
されている。前側カバー14と後側カバー16との間に
は原稿載置手段18と原稿排出トレイ20が配設されて
いる。この原稿載置手段18は、図2において左側の先
端から右側の後端に向かって上方に傾斜して延びる原稿
テーブル22と、該原稿テーブル22の後端に回動可能
に装着された補助テーブル24とからなっている。原稿
テーブル22には、幅方向に移動自在に一対の幅規制部
材26が装着されている。このような一対の幅規制部材
26は原稿テーブル22の下方においてそれ自体は周知
のラックおよびピニオン機構(図示していない)を介し
て相互に連結されており、相互に連動して相互に接近す
る方向および相互に離隔する方向に移動せしめられる。
原稿排出トレイ20は、原稿載置手段18の下方に配設
され、前後方向(図2において紙面に垂直な方向)から
みて山形に形成された原稿載置面28が形成されてい
る。前側カバー14と後側カバー16との左端部間には
左端部カバー30が配設されており、右端部間には右端
部カバー32が配設されている。なお、前側カバー14
内には、前記自動原稿搬送装置4の開閉状態を検出する
安全スイッチSW1と、左端部カバー30の開閉状態を
検出する安全スイッチSW2、および右端部カバー32
の開閉状態を検出する安全スイッチSW3が配設されて
おり、これら各スイッチは直列に配設されていて、前記
カバー類が閉位置に位置付けられ各スイッチ全て閉路し
たときON信号を後述する制御手段に出力する。
【0010】図1乃至図4を参照して説明を続けると、
前記原稿テーブル22の下流側には、前送り手段38と
原稿分離機構60とを具備する原稿搬入手段33が配設
されている。該原稿搬入手段33は前記原稿テーブル2
2の下流側に延びる一対の静止板34、36を備えてい
る。該静止板34の下側には前送り手段38を構成する
前送りローラ40が配設されており、該前送りローラ4
0は前記静止板34の上流側に形成された開口42から
若干上方に突出して配置されている。前送りローラ40
の上方には、前送り手段38を構成する加圧機構44が
配設されている。該加圧機構44は、回動可能に配設さ
れた回動軸46と、該回動軸46に一端が固定され他端
が前記原稿載置手段18上に載置され静止板34上に挿
入された原稿50に作用する加圧板48とを具備してい
る。加圧機構44を構成する回動軸46は、リンク機構
52を介してソレノイドSL1に連結されており、該ソ
レノイドSL1が付勢されると戻しばね54のばね力に
抗して矢印56に示す方向に回動せしめられ、ソレノイ
ドSL1が除勢されると戻しばね54のばね力によって
矢印58に示す方向に回動せしめられる。従って、回動
軸46に取付けられた加圧板48は、ソレノイドSL1
が付勢され回動軸46が矢印56に示す方向に回動せし
められと静止板34上に挿入された原稿50を押圧し、
ソレノイドSL1が除勢され回動軸46が戻しばね54
のばね力によって矢印58に示す方向に回動せしめられ
と原稿50から離隔せしめられる。なお、静止板34の
上方には、原稿検知手段としての原稿セットスイッチS
W4が配設されており、該原稿セットスイッチSW4
は、前記原稿載置手段18上に載置され静止板34上に
原稿50が挿入されたときに第1の信号としてのON信
号を、前記原稿載置手段18上に原稿50が載置されて
いないとき第2の信号としてのOFF信号を後述する制
御手段に出力する。
前記原稿テーブル22の下流側には、前送り手段38と
原稿分離機構60とを具備する原稿搬入手段33が配設
されている。該原稿搬入手段33は前記原稿テーブル2
2の下流側に延びる一対の静止板34、36を備えてい
る。該静止板34の下側には前送り手段38を構成する
前送りローラ40が配設されており、該前送りローラ4
0は前記静止板34の上流側に形成された開口42から
若干上方に突出して配置されている。前送りローラ40
の上方には、前送り手段38を構成する加圧機構44が
配設されている。該加圧機構44は、回動可能に配設さ
れた回動軸46と、該回動軸46に一端が固定され他端
が前記原稿載置手段18上に載置され静止板34上に挿
入された原稿50に作用する加圧板48とを具備してい
る。加圧機構44を構成する回動軸46は、リンク機構
52を介してソレノイドSL1に連結されており、該ソ
レノイドSL1が付勢されると戻しばね54のばね力に
抗して矢印56に示す方向に回動せしめられ、ソレノイ
ドSL1が除勢されると戻しばね54のばね力によって
矢印58に示す方向に回動せしめられる。従って、回動
軸46に取付けられた加圧板48は、ソレノイドSL1
が付勢され回動軸46が矢印56に示す方向に回動せし
められと静止板34上に挿入された原稿50を押圧し、
ソレノイドSL1が除勢され回動軸46が戻しばね54
のばね力によって矢印58に示す方向に回動せしめられ
と原稿50から離隔せしめられる。なお、静止板34の
上方には、原稿検知手段としての原稿セットスイッチS
W4が配設されており、該原稿セットスイッチSW4
は、前記原稿載置手段18上に載置され静止板34上に
原稿50が挿入されたときに第1の信号としてのON信
号を、前記原稿載置手段18上に原稿50が載置されて
いないとき第2の信号としてのOFF信号を後述する制
御手段に出力する。
【0011】前記前送り手段38の下流側に配設された
原稿分離手段60は、前記静止板34の下側に配設され
静止板34に形成されている開口62を通して上方に突
出させられている複数個のローラを有する給紙ローラ6
4と、この給紙ローラ64に対向してその上方に配設さ
れた分離ベルト機構66とから構成されている。該分離
ベルト機構66は前記静止板36の上側に配設され、駆
動ローラ67と、従動ローラ68と、駆動ローラ67と
従動ローラ68とに捲回され前記複数個の給紙ローラ6
4と交互に配設された複数の分離ベルト69とからなっ
ており、各分離ベルト69が前記静止板36に形成され
た開口75を通して下方に突出せしめられている。前記
前送りローラ40、給紙ローラ64および分離ベルト機
構66は、電動モータM1および歯車機構や電動ベルト
機構などの伝動機構76からなる駆動手段78によって
各々矢印79、80および82で示す方向に回転駆動さ
せられる。なお、前記電動モータM1には原稿搬送量検
出手段を構成するロータリーエンコーダ或いは周波数発
生器などの回転量検出手段FG1が装着されており、そ
の検出信号であるパルス信号を後述する制御手段に出力
する。このように構成された原稿分離手段60は原稿載
置手段18上に載置されている原稿層から2枚以上の原
稿が送給されるのを防止して、最下位の原稿のみを後述
する原稿搬入路98に送給するようになっている。
原稿分離手段60は、前記静止板34の下側に配設され
静止板34に形成されている開口62を通して上方に突
出させられている複数個のローラを有する給紙ローラ6
4と、この給紙ローラ64に対向してその上方に配設さ
れた分離ベルト機構66とから構成されている。該分離
ベルト機構66は前記静止板36の上側に配設され、駆
動ローラ67と、従動ローラ68と、駆動ローラ67と
従動ローラ68とに捲回され前記複数個の給紙ローラ6
4と交互に配設された複数の分離ベルト69とからなっ
ており、各分離ベルト69が前記静止板36に形成され
た開口75を通して下方に突出せしめられている。前記
前送りローラ40、給紙ローラ64および分離ベルト機
構66は、電動モータM1および歯車機構や電動ベルト
機構などの伝動機構76からなる駆動手段78によって
各々矢印79、80および82で示す方向に回転駆動さ
せられる。なお、前記電動モータM1には原稿搬送量検
出手段を構成するロータリーエンコーダ或いは周波数発
生器などの回転量検出手段FG1が装着されており、そ
の検出信号であるパルス信号を後述する制御手段に出力
する。このように構成された原稿分離手段60は原稿載
置手段18上に載置されている原稿層から2枚以上の原
稿が送給されるのを防止して、最下位の原稿のみを後述
する原稿搬入路98に送給するようになっている。
【0012】前記前送り手段38と原稿分離手段60と
の間には、図2乃至図4に示すように前記原稿載置手段
18上に載置され静止板34上に挿入された原稿50の
原稿分離手段60側への挿入を規制する作用位置と原稿
分離手段60側への移動を許容する待避位置とに作動可
能に構成された原稿ストッパ84が配設されている。該
原稿ストッパ84は前記静止板34の下側に配設され、
その基端が前送りローラ40の上流位置に前送りローラ
40の軸と間隔を置いて平行に配設された回動軸86に
固定され、その先端が前記静止板34に形成されている
開口を通して配置されている。該原稿ストッパ84を取
り付けた回動軸86はストッパ駆動手段87によって作
動せしめられる。該ストッパ駆動手段87はラッチ型ソ
レノイドSL2と、該ラッチ型ソレノイドSL2のプラ
ンジャ90と前記回動軸86とを連結するリンク機構8
8とを含んでいる。該ラッチ型ソレノイドSL2は、周
知のものでよく、内部に永久磁石と吸引コイルおよび離
間コイルを具備しており、吸引コイルを付勢するとプラ
ンジャ90を吸引し、この状態で永久磁石の磁力によっ
てプランジャ90を吸引して吸引コイルを除勢してもプ
ランジャ90は吸引状態に保持される。また、プランジ
ャ90を吸引状態から離間する場合は、離間コイルを付
勢して永久磁石の磁力に抗してプランジャ90を離間し
た後、離間コイルを除勢してもプランジャ90は離間状
態が保持されるようになっている。従って、ラッチ型ソ
レノイドSL2の吸引コイルを付勢してプランジャ90
を吸引すると、回動軸86が矢印92に示す方向に回動
せしめられ、回動軸86に取付けられた原稿ストッパ8
4は図3において実線で示す待避位置に位置付けられ
る。また、ラッチ型ソレノイドSL2の離間コイルを付
勢してプランジャ90を離間すると、回動軸86が矢印
94に示す方向に回動せしめられ、回動軸86に取付け
られた原稿ストッパ84は図3において2点鎖線で示す
作用位置に位置付けられ、戻しばね96のばね力によっ
て保持される。なお、原稿ストッパ84には遮蔽板85
が取り付けられており、一方、原稿ストッパ84が実線
で示す待避位置に位置付けられたとき対向する位置にス
トッパ位置検出手段SW5が配設されている。該ストッ
パ位置検出手段SW5は発光素子と受光素子を備え、原
稿ストッパ84が2点鎖線で示す作用位置に位置付けら
れているときには第1の信号としてのON信号を、原稿
ストッパ84が実線で示す待避位置に位置付けられ遮蔽
板85が発光素子と受光素子の間に位置したとき第2の
信号としてのOFF信号を後述する制御手段に出力す
る。
の間には、図2乃至図4に示すように前記原稿載置手段
18上に載置され静止板34上に挿入された原稿50の
原稿分離手段60側への挿入を規制する作用位置と原稿
分離手段60側への移動を許容する待避位置とに作動可
能に構成された原稿ストッパ84が配設されている。該
原稿ストッパ84は前記静止板34の下側に配設され、
その基端が前送りローラ40の上流位置に前送りローラ
40の軸と間隔を置いて平行に配設された回動軸86に
固定され、その先端が前記静止板34に形成されている
開口を通して配置されている。該原稿ストッパ84を取
り付けた回動軸86はストッパ駆動手段87によって作
動せしめられる。該ストッパ駆動手段87はラッチ型ソ
レノイドSL2と、該ラッチ型ソレノイドSL2のプラ
ンジャ90と前記回動軸86とを連結するリンク機構8
8とを含んでいる。該ラッチ型ソレノイドSL2は、周
知のものでよく、内部に永久磁石と吸引コイルおよび離
間コイルを具備しており、吸引コイルを付勢するとプラ
ンジャ90を吸引し、この状態で永久磁石の磁力によっ
てプランジャ90を吸引して吸引コイルを除勢してもプ
ランジャ90は吸引状態に保持される。また、プランジ
ャ90を吸引状態から離間する場合は、離間コイルを付
勢して永久磁石の磁力に抗してプランジャ90を離間し
た後、離間コイルを除勢してもプランジャ90は離間状
態が保持されるようになっている。従って、ラッチ型ソ
レノイドSL2の吸引コイルを付勢してプランジャ90
を吸引すると、回動軸86が矢印92に示す方向に回動
せしめられ、回動軸86に取付けられた原稿ストッパ8
4は図3において実線で示す待避位置に位置付けられ
る。また、ラッチ型ソレノイドSL2の離間コイルを付
勢してプランジャ90を離間すると、回動軸86が矢印
94に示す方向に回動せしめられ、回動軸86に取付け
られた原稿ストッパ84は図3において2点鎖線で示す
作用位置に位置付けられ、戻しばね96のばね力によっ
て保持される。なお、原稿ストッパ84には遮蔽板85
が取り付けられており、一方、原稿ストッパ84が実線
で示す待避位置に位置付けられたとき対向する位置にス
トッパ位置検出手段SW5が配設されている。該ストッ
パ位置検出手段SW5は発光素子と受光素子を備え、原
稿ストッパ84が2点鎖線で示す作用位置に位置付けら
れているときには第1の信号としてのON信号を、原稿
ストッパ84が実線で示す待避位置に位置付けられ遮蔽
板85が発光素子と受光素子の間に位置したとき第2の
信号としてのOFF信号を後述する制御手段に出力す
る。
【0013】図2および図5を参照して説明を続ける
と、原稿載置手段18の下方には原稿搬送手段を構成す
る搬送ベルト機構100が配設されている。この搬送ベ
ルト機構100は搬送方向(図2において左右方向)に
間隔をおいて配設された駆動ローラ102および従動ロ
ーラ104と、これらに巻き掛けられた無端ベルト10
6と、駆動ローラ102と従動ローラ104との間に配
設された転動ローラ105a、105b、105c、1
05d、105eを含んでいる。無端ベルト106の下
側走行部は静電複写機2の透明板8に沿って延在させら
れており、両者間に原稿搬送路108が規定されてい
る。このような原稿搬送路108と前記原稿分離手段6
0との間には原稿搬入路98が形成されている。この原
稿搬入路98は内側案内板110および外側案内板11
2との間に規定されている。原稿搬入路98にはレジス
トローラ対114が配設されている。該レジストローラ
対114は、駆動ローラ116と従動ローラ118とか
らなっている。なお、原稿搬入路98におけるレジスト
ローラ対114の上流側には発光素子と受光素子とから
なる反射型光学的原稿検出器SW6が配設されており、
該原稿検出器SW6は原稿搬入路98を通過する原稿5
0を検出して、その検出信号を後述する制御手段に送出
する。前記搬送ベルト機構100の駆動ローラ102お
よびレジストローラ対114の駆動ローラ116は、正
転・逆転可能な電動モータM2および歯車機構やベルト
機構などの伝動機構118からなる駆動手段120によ
って回転駆動させられる。なお、レジストローラ対11
4の駆動ローラ116は、前記伝動機構118と電磁ク
ラッチCL1を介して連結されている。また、前記電動
モータM2には原稿搬送量検出手段を構成するロータリ
ーエンコーダ或いは周波数発生器などの回転量検出手段
FG2が装着されており、その検出信号であるパルス信
号を後述する制御手段に出力する。
と、原稿載置手段18の下方には原稿搬送手段を構成す
る搬送ベルト機構100が配設されている。この搬送ベ
ルト機構100は搬送方向(図2において左右方向)に
間隔をおいて配設された駆動ローラ102および従動ロ
ーラ104と、これらに巻き掛けられた無端ベルト10
6と、駆動ローラ102と従動ローラ104との間に配
設された転動ローラ105a、105b、105c、1
05d、105eを含んでいる。無端ベルト106の下
側走行部は静電複写機2の透明板8に沿って延在させら
れており、両者間に原稿搬送路108が規定されてい
る。このような原稿搬送路108と前記原稿分離手段6
0との間には原稿搬入路98が形成されている。この原
稿搬入路98は内側案内板110および外側案内板11
2との間に規定されている。原稿搬入路98にはレジス
トローラ対114が配設されている。該レジストローラ
対114は、駆動ローラ116と従動ローラ118とか
らなっている。なお、原稿搬入路98におけるレジスト
ローラ対114の上流側には発光素子と受光素子とから
なる反射型光学的原稿検出器SW6が配設されており、
該原稿検出器SW6は原稿搬入路98を通過する原稿5
0を検出して、その検出信号を後述する制御手段に送出
する。前記搬送ベルト機構100の駆動ローラ102お
よびレジストローラ対114の駆動ローラ116は、正
転・逆転可能な電動モータM2および歯車機構やベルト
機構などの伝動機構118からなる駆動手段120によ
って回転駆動させられる。なお、レジストローラ対11
4の駆動ローラ116は、前記伝動機構118と電磁ク
ラッチCL1を介して連結されている。また、前記電動
モータM2には原稿搬送量検出手段を構成するロータリ
ーエンコーダ或いは周波数発生器などの回転量検出手段
FG2が装着されており、その検出信号であるパルス信
号を後述する制御手段に出力する。
【0014】原稿搬送路108の右側には原稿反転・排
出手段128が配設されている。該原稿反転・排出手段
128は第1の原稿搬出路130を備えており、この第
1の原稿搬出路130は原稿反転搬送手段を構成する反
転ローラ134と外側案内板136、138との間に規
定されている。なお、反転ローラ134の外周には3個
の従動ローラ135a、135b、135cが押圧され
た状態で配設されている。前記第1の原稿搬出路130
の下流側には、第2の原稿搬出路140と原稿反転路1
42とが分岐して設けられており、この分岐部に分岐制
御板144が配設されている。第2の原稿搬出路140
は、分岐制御板144と外側案内板146との間に規定
されている。該第2の原稿搬出路140の下流端には、
駆動ローラ148と従動ローラ150とからなる排出ロ
ーラ対152が配設されている。なお、第2の原稿搬出
路140には発光素子と受光素子とからなる反射型光学
的原稿検出器SW7が配設されており、該検出器SW7
は第2の原稿搬出路140を通過する原稿50を検出し
て、その検出信号を後述する制御手段に送出する。前記
反転路142は、反転ローラ134と分岐制御板144
および外側案内板154との間に規定されており、その
下流端が前記原稿搬送路108の下流端に臨んで形成さ
れている。なお、原稿反転路142には発光素子と受光
素子とからなる反射型光学的原稿検出器SW8が配設さ
れており、該検出器SW8は原稿反転路142を通過す
る原稿50を検出して、その検出信号を後述する制御手
段に送出する。前記分岐制御板144は中間部が軸15
6に装着され、ソレノイドSL3によって作動されるよ
うになっており、ソレノイドSL3が除勢されていると
きには戻しばね158のばね力によって図2において実
線で示す位置に位置付けられており、ソレノイドSL3
が付勢されていると戻しばね158のばね力に抗して図
2において2点鎖線で示す位置に位置付けられる。従っ
て、第1の原稿搬出路130を通って搬送される原稿
は、ソレノイドSL3が除勢されているときには第2の
原稿搬出路140に送られ、ソレノイドSL3が付勢さ
れているときには原稿反転路142に送られるようにな
っている。前記反転ローラ134と排出ローラ対152
を構成する駆動ローラ148は、電動モータM3および
歯車機構や電動ベルト機構などの伝動機構160からな
る駆動手段162によって各々矢印164および166
で示す方向に回転駆動させられる。なお、前記電動モー
タM3には原稿搬送量検出手段を構成するロータリーエ
ンコーダ或いは周波数発生器などの回転量検出手段FG
3が装着されており、その検出信号であるパルス信号を
後述する制御手段に出力する。
出手段128が配設されている。該原稿反転・排出手段
128は第1の原稿搬出路130を備えており、この第
1の原稿搬出路130は原稿反転搬送手段を構成する反
転ローラ134と外側案内板136、138との間に規
定されている。なお、反転ローラ134の外周には3個
の従動ローラ135a、135b、135cが押圧され
た状態で配設されている。前記第1の原稿搬出路130
の下流側には、第2の原稿搬出路140と原稿反転路1
42とが分岐して設けられており、この分岐部に分岐制
御板144が配設されている。第2の原稿搬出路140
は、分岐制御板144と外側案内板146との間に規定
されている。該第2の原稿搬出路140の下流端には、
駆動ローラ148と従動ローラ150とからなる排出ロ
ーラ対152が配設されている。なお、第2の原稿搬出
路140には発光素子と受光素子とからなる反射型光学
的原稿検出器SW7が配設されており、該検出器SW7
は第2の原稿搬出路140を通過する原稿50を検出し
て、その検出信号を後述する制御手段に送出する。前記
反転路142は、反転ローラ134と分岐制御板144
および外側案内板154との間に規定されており、その
下流端が前記原稿搬送路108の下流端に臨んで形成さ
れている。なお、原稿反転路142には発光素子と受光
素子とからなる反射型光学的原稿検出器SW8が配設さ
れており、該検出器SW8は原稿反転路142を通過す
る原稿50を検出して、その検出信号を後述する制御手
段に送出する。前記分岐制御板144は中間部が軸15
6に装着され、ソレノイドSL3によって作動されるよ
うになっており、ソレノイドSL3が除勢されていると
きには戻しばね158のばね力によって図2において実
線で示す位置に位置付けられており、ソレノイドSL3
が付勢されていると戻しばね158のばね力に抗して図
2において2点鎖線で示す位置に位置付けられる。従っ
て、第1の原稿搬出路130を通って搬送される原稿
は、ソレノイドSL3が除勢されているときには第2の
原稿搬出路140に送られ、ソレノイドSL3が付勢さ
れているときには原稿反転路142に送られるようにな
っている。前記反転ローラ134と排出ローラ対152
を構成する駆動ローラ148は、電動モータM3および
歯車機構や電動ベルト機構などの伝動機構160からな
る駆動手段162によって各々矢印164および166
で示す方向に回転駆動させられる。なお、前記電動モー
タM3には原稿搬送量検出手段を構成するロータリーエ
ンコーダ或いは周波数発生器などの回転量検出手段FG
3が装着されており、その検出信号であるパルス信号を
後述する制御手段に出力する。
【0015】自動原稿搬送装置は図6に示す制御手段2
00を具備している。制御手段200は、マイクロコン
ピュータによって構成されており、制御プログラムに従
って演算処理する中央処理装置(CPU)201と、制
御プログラムや制御マップを格納するリードオンメモリ
(ROM)202と、演算結果等を格納する読み書き可
能なランダムアクセスメモリ(RAM)203と、タイ
マ204と、入力インターフェース205および出力イ
ンターフェース206とを備えている。このように構成
された制御手段200の入力インターフェース205に
は、前記安全スイッチSW1、SW1、SW3、原稿セ
ットスイッチSW4、ストッパ位置検出手段SW5、反
射型光学的検出器SW6、SW7、SW8および回転量
検出手段FG1、FG2、FG3等から検出信号を入力
し、出力インターフェース206から前記電動モータM
1、M2、M3、ソレノイドSL1、SL3、ラッチ型
ソレノイドSL2および電磁クラッチCL1に制御信号
を出力する。また、制御手段200は、静電複写機2の
制御手段210と接続されており、両者間においても制
御信号のやり取りが行われる。静電複写機2の制御手段
210には、操作手段220および表示手段230が接
続されている。操作手段220は図1に示すように静電
複写機2の前部上面に配置され、複写開始キー、複写枚
数指定キー、両面複写指定キー、複写動作ストップキー
等の複写動作操作キーが配設されており、静電複写機2
の制御手段210に複写情報を入力する。表示手段23
0は操作手段220と同様に静電複写機2の前部上面に
操作手段220に隣接して配置され、複写情報や故障情
報等を表示する。
00を具備している。制御手段200は、マイクロコン
ピュータによって構成されており、制御プログラムに従
って演算処理する中央処理装置(CPU)201と、制
御プログラムや制御マップを格納するリードオンメモリ
(ROM)202と、演算結果等を格納する読み書き可
能なランダムアクセスメモリ(RAM)203と、タイ
マ204と、入力インターフェース205および出力イ
ンターフェース206とを備えている。このように構成
された制御手段200の入力インターフェース205に
は、前記安全スイッチSW1、SW1、SW3、原稿セ
ットスイッチSW4、ストッパ位置検出手段SW5、反
射型光学的検出器SW6、SW7、SW8および回転量
検出手段FG1、FG2、FG3等から検出信号を入力
し、出力インターフェース206から前記電動モータM
1、M2、M3、ソレノイドSL1、SL3、ラッチ型
ソレノイドSL2および電磁クラッチCL1に制御信号
を出力する。また、制御手段200は、静電複写機2の
制御手段210と接続されており、両者間においても制
御信号のやり取りが行われる。静電複写機2の制御手段
210には、操作手段220および表示手段230が接
続されている。操作手段220は図1に示すように静電
複写機2の前部上面に配置され、複写開始キー、複写枚
数指定キー、両面複写指定キー、複写動作ストップキー
等の複写動作操作キーが配設されており、静電複写機2
の制御手段210に複写情報を入力する。表示手段23
0は操作手段220と同様に静電複写機2の前部上面に
操作手段220に隣接して配置され、複写情報や故障情
報等を表示する。
【0016】図示の実施例による自動原稿搬送装置は以
上のように構成されており、以下その作動手順を図7乃
至図12に示すフローチャートをも参照して説明する。
なお、図7至図9はメインルーチン、図10は一次給紙
のサブルーチン、図11は二次給紙のサブルーチン、図
12は反転給紙のサブルーチンを示すものである。
上のように構成されており、以下その作動手順を図7乃
至図12に示すフローチャートをも参照して説明する。
なお、図7至図9はメインルーチン、図10は一次給紙
のサブルーチン、図11は二次給紙のサブルーチン、図
12は反転給紙のサブルーチンを示すものである。
【0017】図7乃至図9に示すメインルーチンにおい
て制御手段200は、先ずステップS1に安全スイッチ
SW1、スイッチSW2およびスイッチSW3の全てが
ONしているか否かをチェックする。即ち、自動原稿搬
送装置4、左端部カバー30および右端部カバー32が
開けられた状態で自動原稿搬送装置4が作動すると危険
であり、何れか一つでも開けられた状態の場合は自動原
稿搬送装置4の作動を禁止するためのチェックである。
従って、ステップS1において安全スイッチSW1、ス
イッチSW2およびスイッチSW3の何れか一つでもO
FFの場合は前記カバーが閉位置に位置付けられるまで
待ち、全てのスイッチがONであるならばステップS2
に進んで、原稿セットスイッチSW4がONである否
か、即ち原稿載置手段18上に原稿が載置されているか
否かを確認する。原稿セットスイッチSW4がONされ
ていない場合は、原稿載置手段18上に原稿が載置され
ていないものと判断してステップS1に戻る。ステップ
S2において原稿セットスイッチSW4がONされてい
る場合は、原稿載置手段18上に原稿が載置されている
ものと判断してステップS3に進み、制御手段200は
静電複写機2の制御手段210から複写開始信号が送ら
れているか否かをチェックする。この複写開始信号は操
作者が操作手段220の複写開始キーにより複写開始信
号を入力することにより、制御手段210から制御手段
200に送られる。従って、複写開始信号が送られてい
ない場合は複写する必要がないのでステップS1に戻
る。ステップS3において複写開始信号が送られている
場合はステップS4に進んで、制御手段200はストッ
パ位置検出手段SW5がONか否か、即ち原稿ストッパ
84が図3において2点鎖線で示す作用位置に位置付け
られているか否かを確認する。これは、原稿ストッパ8
4が図3において2点鎖線で示す作用位置に位置付けら
れていない状態で原稿50が原稿載置手段18に載置さ
れ静止板34上に挿入されると、全ての原稿50が原稿
分離手段60まで達し、原稿が重送される虞があるた
め、原稿ストッパ84が作用位置に位置付けられおり、
原稿50が所定の挿入位置にセットされたか否かを確認
するものである。ステップS4においてストッパ位置検
出手段SW5がONでない場合は原稿50が原稿分離手
段60まで達して重送される虞があるため、原稿搬入動
作には移行せず、制御手段200はステップS5に進ん
で静電複写機2の制御手段210を介してジャム警報を
表示手段230に表示する。これにより、原稿ストッパ
84が作用位置に位置付けられていない状態で原稿50
が原稿テーブル18に載置され静止板34上に挿入され
ることによって生ずる原稿の重送を未然に防止すること
ができる。
て制御手段200は、先ずステップS1に安全スイッチ
SW1、スイッチSW2およびスイッチSW3の全てが
ONしているか否かをチェックする。即ち、自動原稿搬
送装置4、左端部カバー30および右端部カバー32が
開けられた状態で自動原稿搬送装置4が作動すると危険
であり、何れか一つでも開けられた状態の場合は自動原
稿搬送装置4の作動を禁止するためのチェックである。
従って、ステップS1において安全スイッチSW1、ス
イッチSW2およびスイッチSW3の何れか一つでもO
FFの場合は前記カバーが閉位置に位置付けられるまで
待ち、全てのスイッチがONであるならばステップS2
に進んで、原稿セットスイッチSW4がONである否
か、即ち原稿載置手段18上に原稿が載置されているか
否かを確認する。原稿セットスイッチSW4がONされ
ていない場合は、原稿載置手段18上に原稿が載置され
ていないものと判断してステップS1に戻る。ステップ
S2において原稿セットスイッチSW4がONされてい
る場合は、原稿載置手段18上に原稿が載置されている
ものと判断してステップS3に進み、制御手段200は
静電複写機2の制御手段210から複写開始信号が送ら
れているか否かをチェックする。この複写開始信号は操
作者が操作手段220の複写開始キーにより複写開始信
号を入力することにより、制御手段210から制御手段
200に送られる。従って、複写開始信号が送られてい
ない場合は複写する必要がないのでステップS1に戻
る。ステップS3において複写開始信号が送られている
場合はステップS4に進んで、制御手段200はストッ
パ位置検出手段SW5がONか否か、即ち原稿ストッパ
84が図3において2点鎖線で示す作用位置に位置付け
られているか否かを確認する。これは、原稿ストッパ8
4が図3において2点鎖線で示す作用位置に位置付けら
れていない状態で原稿50が原稿載置手段18に載置さ
れ静止板34上に挿入されると、全ての原稿50が原稿
分離手段60まで達し、原稿が重送される虞があるた
め、原稿ストッパ84が作用位置に位置付けられおり、
原稿50が所定の挿入位置にセットされたか否かを確認
するものである。ステップS4においてストッパ位置検
出手段SW5がONでない場合は原稿50が原稿分離手
段60まで達して重送される虞があるため、原稿搬入動
作には移行せず、制御手段200はステップS5に進ん
で静電複写機2の制御手段210を介してジャム警報を
表示手段230に表示する。これにより、原稿ストッパ
84が作用位置に位置付けられていない状態で原稿50
が原稿テーブル18に載置され静止板34上に挿入され
ることによって生ずる原稿の重送を未然に防止すること
ができる。
【0018】前記ステップS4においてストッパ位置検
出手段SW5がON、即ち原稿ストッパ84が作用位置
に位置付けられている場合は、制御手段200はステッ
プS6に進んで、電動モータM2を正転駆動して搬送ベ
ルト機構100を作動するとともに、電動モータM3を
駆動して反転ローラ134および排出ローラ148を作
動し、透明板8上に置き忘れた原稿があればそれを排出
する作動を行う。また、制御手段200はステップS6
おいてラッチ型ソレノイドSL2をONする(なお、ラ
ッチ型ソレノイドはプランジャを吸引する場合は吸引コ
イルを付勢し、プランジャを離間する場合は離間コイル
を付勢するが、以下の説明においては便宜上プランジャ
を吸引する場合はONとし、プランジャを離間する場合
はOFFとする。)。即ち、ラッチ型ソレノイドSL2
のプランジャを吸引して原稿ストッパ84を図3におい
て実線で示す待避位置に位置付ける。このように電動モ
ータM2、電動モータM3およびラッチ型ソレノイドS
L2を作動するとともに、制御手段200はタイマTを
T1にセットする。このセット時間T1は例えば100
msecに設定されている。次に、制御手段200はタ
イマTをT1にセットしてからの経過時間T0がセット
時間T1に達したか否かをチェックし(ステップS
7)、経過時間T0がセット時間T1に達していない場
合は、ステップS8に進んでストッパ位置検出手段SW
5がOFFか否か、即ち原稿ストッパ84が図3におい
て実線で示す待避位置に位置付けられているか否かを確
認する。ステップS8においてストッパ位置検出手段S
W5がOFFにならない場合はステップS7に戻り、経
過時間T0がセット時間T1に達するまでチェックを行
い、セット時間T1を経過してもストッパ位置検出手段
SW5がOFFにならない場合は、制御手段200は原
稿搬入手段33の作動を禁止し、ステップS9に進んで
静電複写機2の制御手段210を介して原稿ストッパ8
4が異常であることを表示手段230に表示する。この
異常表示により操作者は、ストッパ駆動手段87を構成
するラッチ型ソレノイドSL2かリンク機構88が故障
していることを知ることができる。なお、前記ステップ
S8においてストッパ位置検出手段SW5がOFFにな
った場合は、図8に示すステップS10に進んでタイマ
をクリアし、更にステップP0に進んで一次給紙のサブ
ルーチンを実行する。
出手段SW5がON、即ち原稿ストッパ84が作用位置
に位置付けられている場合は、制御手段200はステッ
プS6に進んで、電動モータM2を正転駆動して搬送ベ
ルト機構100を作動するとともに、電動モータM3を
駆動して反転ローラ134および排出ローラ148を作
動し、透明板8上に置き忘れた原稿があればそれを排出
する作動を行う。また、制御手段200はステップS6
おいてラッチ型ソレノイドSL2をONする(なお、ラ
ッチ型ソレノイドはプランジャを吸引する場合は吸引コ
イルを付勢し、プランジャを離間する場合は離間コイル
を付勢するが、以下の説明においては便宜上プランジャ
を吸引する場合はONとし、プランジャを離間する場合
はOFFとする。)。即ち、ラッチ型ソレノイドSL2
のプランジャを吸引して原稿ストッパ84を図3におい
て実線で示す待避位置に位置付ける。このように電動モ
ータM2、電動モータM3およびラッチ型ソレノイドS
L2を作動するとともに、制御手段200はタイマTを
T1にセットする。このセット時間T1は例えば100
msecに設定されている。次に、制御手段200はタ
イマTをT1にセットしてからの経過時間T0がセット
時間T1に達したか否かをチェックし(ステップS
7)、経過時間T0がセット時間T1に達していない場
合は、ステップS8に進んでストッパ位置検出手段SW
5がOFFか否か、即ち原稿ストッパ84が図3におい
て実線で示す待避位置に位置付けられているか否かを確
認する。ステップS8においてストッパ位置検出手段S
W5がOFFにならない場合はステップS7に戻り、経
過時間T0がセット時間T1に達するまでチェックを行
い、セット時間T1を経過してもストッパ位置検出手段
SW5がOFFにならない場合は、制御手段200は原
稿搬入手段33の作動を禁止し、ステップS9に進んで
静電複写機2の制御手段210を介して原稿ストッパ8
4が異常であることを表示手段230に表示する。この
異常表示により操作者は、ストッパ駆動手段87を構成
するラッチ型ソレノイドSL2かリンク機構88が故障
していることを知ることができる。なお、前記ステップ
S8においてストッパ位置検出手段SW5がOFFにな
った場合は、図8に示すステップS10に進んでタイマ
をクリアし、更にステップP0に進んで一次給紙のサブ
ルーチンを実行する。
【0019】次に、図10に示す一次給紙のサブルーチ
ンについて説明する。制御手段200はステップP1に
おいてソレノイドSL1を付勢して加圧板48を作動し
て原稿載置手段18に載置され静止板34上に挿入され
た原稿50の上面を押圧せしめる。そして、制御手段2
00はタイマTをT2にセットする。このセット時間T
2は、制御手段200がソレノイドSL1に付勢信号を
発してから加圧板48が原稿載置手段18に載置され原
稿50の上面を押圧するまでに要する時間で、例えば1
00msecに設定されている。タイマTをT2にセッ
トしたならば、制御手段200はステップP2に進んで
タイマTをT2にセットしてからの経過時間T0がセッ
ト時間T2に達したか否かをチェックし、経過時間T0
がセット時間T2に達していない場合は待ち、経過時間
T0がセット時間T2に達したならば原稿載置手段18
に載置され原稿50が加圧板48によって確実に押圧さ
れたものと判断してステップP3に進み、電動モータM
1を駆動する。電動モータM1が駆動されることによ
り、前送りローラ40および原稿分離手段60を構成す
る給紙ローラ64と分離ベルト機構66の駆動ローラ6
8が回転駆動せしめられるので、原稿載置手段18に載
置され静止板34上に挿入された原稿層中の最下位の原
稿が原稿搬入路98に送給される。このように電動モー
タM1を駆動して原稿載置手段18に載置され原稿50
の搬送を開始すると同時に、制御手段200はタイマT
をT3にセットする。このセット時間T3は、原稿50
の搬送を開始してから原稿の前端が給紙ローラ64と分
離ベルト機構とのニップ部を通過するまでに要する時間
で、例えば msecに設定されている。タイマT
をT3にセットしたならば、制御手段200はステップ
P4に進んでタイマTをT3にセットしてからの経過時
間T0がセット時間T3に達したか否かをチェックし、
経過時間T0がセット時間T3に達していない場合は待
ち、経過時間T0がセット時間T3に達したならばステ
ップP5に進んでソレノイドSL1を除勢する。ソレノ
イドSL1が除勢されると加圧板48による原稿載置手
段18に載置された原稿50への押圧が開放され、従っ
て、1枚目の原稿が搬送されている間にこの搬送されて
いる原稿との摩擦力により引きずられて2枚目以降の原
稿にたわみが生じていた場合には、上記摩擦力が除去さ
れるため、2枚目以降の原稿は皺になる前にその弾性力
によって元に戻る。なお、ソレノイドSL1が除勢され
加圧板48による原稿50への押圧が開放されると、前
送りローラ40による搬送力が失われるため、この状態
では原稿は給紙ローラ64のみによって搬送されること
になる。このようにソレノイドSL1を除勢して加圧板
48による原稿50への押圧を開放すると同時に、制御
手段200はタイマTをT4にセットする。このセット
時間T4は、搬送されている原稿との摩擦力によって生
ずる2枚目以降の原稿のたわみが上記加圧板48による
押圧の開放により元に戻るために要する時間で、例えば
200msecに設定されている。タイマTをT4にセ
ットしたならば、制御手段200はステップP6に進ん
でタイマTをT4にセットしてからの経過時間T0がセ
ット時間T4に達したか否かをチェックし、経過時間T
0がセット時間T4に達していない場合は待ち、経過時
間T0がセット時間T4に達したならばステップP7に
進んで再度ソレノイドSL1を付勢する。ソレノイドS
L1が付勢され加圧板48による原稿50への押圧力が
作用することによって、再び前送りローラ40による搬
送力が復活して、原稿は前送りローラ40と給紙ローラ
64との搬送力によって搬送せしめられる。このように
ソレノイドSL1を再度付勢したならば、制御手段20
0はステップP8に進んで検出器SW6がONしたか否
か、即ち原稿搬入路98に送給された原稿の前端が検出
器SW6に達したか否かをチェックする。ステップP8
において検出器SW6がONしていなければ待ち、検出
器SW6がONしたならば制御手段200はステップP
9に進みソレノイドSL1を除勢して加圧板48による
原稿50への押圧を開放するとともに、電動モータM1
に装着された回転量検出手段FG1からのパルス信号P
SAのカウントを開始する。ステップP9においてパル
ス信号PSAをカウントし始めたならば、ステップP1
0に進んで制御手段200はパルス信号PSAが設定パ
ルス数PS1に達したか否かをチェックする。この設定
パルス数PS1は、搬送される原稿の前端が前記検出器
SW6からレジストローラ対114のニップ部位に当接
せしめられ更に若干湾曲されるまでの搬送量に相当する
電動モータM1の回転量に対応するパルス数に設定され
ている。ステップP10においてパルス信号PSAが設
定パルス数PS1に達しない場合は待って搬送を継続
し、パルス信号PSAが設定パルス数PS1に達したな
らば、原稿の前端がレジストローラ対114のニップ部
位に当接せしめられものと判断し、電動モータM1をO
FFして原稿の給紙動作を停止する。この一次給紙作動
により前送りローラ40および原稿分離手段60によっ
て原稿搬入路98に送給された原稿は、その前端が非作
動状態にあるレジストローラ対114のニップ部位に当
接せしめられた状態となり、一次給紙が終了する。
ンについて説明する。制御手段200はステップP1に
おいてソレノイドSL1を付勢して加圧板48を作動し
て原稿載置手段18に載置され静止板34上に挿入され
た原稿50の上面を押圧せしめる。そして、制御手段2
00はタイマTをT2にセットする。このセット時間T
2は、制御手段200がソレノイドSL1に付勢信号を
発してから加圧板48が原稿載置手段18に載置され原
稿50の上面を押圧するまでに要する時間で、例えば1
00msecに設定されている。タイマTをT2にセッ
トしたならば、制御手段200はステップP2に進んで
タイマTをT2にセットしてからの経過時間T0がセッ
ト時間T2に達したか否かをチェックし、経過時間T0
がセット時間T2に達していない場合は待ち、経過時間
T0がセット時間T2に達したならば原稿載置手段18
に載置され原稿50が加圧板48によって確実に押圧さ
れたものと判断してステップP3に進み、電動モータM
1を駆動する。電動モータM1が駆動されることによ
り、前送りローラ40および原稿分離手段60を構成す
る給紙ローラ64と分離ベルト機構66の駆動ローラ6
8が回転駆動せしめられるので、原稿載置手段18に載
置され静止板34上に挿入された原稿層中の最下位の原
稿が原稿搬入路98に送給される。このように電動モー
タM1を駆動して原稿載置手段18に載置され原稿50
の搬送を開始すると同時に、制御手段200はタイマT
をT3にセットする。このセット時間T3は、原稿50
の搬送を開始してから原稿の前端が給紙ローラ64と分
離ベルト機構とのニップ部を通過するまでに要する時間
で、例えば msecに設定されている。タイマT
をT3にセットしたならば、制御手段200はステップ
P4に進んでタイマTをT3にセットしてからの経過時
間T0がセット時間T3に達したか否かをチェックし、
経過時間T0がセット時間T3に達していない場合は待
ち、経過時間T0がセット時間T3に達したならばステ
ップP5に進んでソレノイドSL1を除勢する。ソレノ
イドSL1が除勢されると加圧板48による原稿載置手
段18に載置された原稿50への押圧が開放され、従っ
て、1枚目の原稿が搬送されている間にこの搬送されて
いる原稿との摩擦力により引きずられて2枚目以降の原
稿にたわみが生じていた場合には、上記摩擦力が除去さ
れるため、2枚目以降の原稿は皺になる前にその弾性力
によって元に戻る。なお、ソレノイドSL1が除勢され
加圧板48による原稿50への押圧が開放されると、前
送りローラ40による搬送力が失われるため、この状態
では原稿は給紙ローラ64のみによって搬送されること
になる。このようにソレノイドSL1を除勢して加圧板
48による原稿50への押圧を開放すると同時に、制御
手段200はタイマTをT4にセットする。このセット
時間T4は、搬送されている原稿との摩擦力によって生
ずる2枚目以降の原稿のたわみが上記加圧板48による
押圧の開放により元に戻るために要する時間で、例えば
200msecに設定されている。タイマTをT4にセ
ットしたならば、制御手段200はステップP6に進ん
でタイマTをT4にセットしてからの経過時間T0がセ
ット時間T4に達したか否かをチェックし、経過時間T
0がセット時間T4に達していない場合は待ち、経過時
間T0がセット時間T4に達したならばステップP7に
進んで再度ソレノイドSL1を付勢する。ソレノイドS
L1が付勢され加圧板48による原稿50への押圧力が
作用することによって、再び前送りローラ40による搬
送力が復活して、原稿は前送りローラ40と給紙ローラ
64との搬送力によって搬送せしめられる。このように
ソレノイドSL1を再度付勢したならば、制御手段20
0はステップP8に進んで検出器SW6がONしたか否
か、即ち原稿搬入路98に送給された原稿の前端が検出
器SW6に達したか否かをチェックする。ステップP8
において検出器SW6がONしていなければ待ち、検出
器SW6がONしたならば制御手段200はステップP
9に進みソレノイドSL1を除勢して加圧板48による
原稿50への押圧を開放するとともに、電動モータM1
に装着された回転量検出手段FG1からのパルス信号P
SAのカウントを開始する。ステップP9においてパル
ス信号PSAをカウントし始めたならば、ステップP1
0に進んで制御手段200はパルス信号PSAが設定パ
ルス数PS1に達したか否かをチェックする。この設定
パルス数PS1は、搬送される原稿の前端が前記検出器
SW6からレジストローラ対114のニップ部位に当接
せしめられ更に若干湾曲されるまでの搬送量に相当する
電動モータM1の回転量に対応するパルス数に設定され
ている。ステップP10においてパルス信号PSAが設
定パルス数PS1に達しない場合は待って搬送を継続
し、パルス信号PSAが設定パルス数PS1に達したな
らば、原稿の前端がレジストローラ対114のニップ部
位に当接せしめられものと判断し、電動モータM1をO
FFして原稿の給紙動作を停止する。この一次給紙作動
により前送りローラ40および原稿分離手段60によっ
て原稿搬入路98に送給された原稿は、その前端が非作
動状態にあるレジストローラ対114のニップ部位に当
接せしめられた状態となり、一次給紙が終了する。
【0020】再び図8に示すメインルーチンに戻って、
前記のようにして一次給紙が終了したら、制御手段20
0はステップQ0に進み二次給紙のサブルーチンを実行
する。図11に基づき二次給紙のサブルーチンについて
説明する。制御手段200はステップQ1においてレジ
ストローラ対114の駆動ローラ116に装着された電
磁クラッチCL1をONして付勢する。電磁クラッチC
L1が付勢されると、電動モータM2は既に正転駆動さ
れているのでレジストローラ対114の駆動ローラ11
6が回転駆動せしめられる。従って、前記一次給紙にお
いてレジストローラ対114のニップ部位まで送給され
ている原稿は、静電複写機2の透明板8に沿って延在す
る原稿搬送路108に向けて搬送され、更に、搬送手段
を構成する搬送ベルト機構100により透明板8上を図
2において左側(一端部)から右側(他端部)に向かっ
て搬送せしめられる。次に、制御手段200はステップ
Q2において原稿搬入路98に配設された検出器SW6
がOFFしたか否か、即ち原稿の後端が検出器SW6を
通過したか否かをチェックし、検出器SW6がOFFし
なければ待ち、検出器SW6がOFFしたならば原稿の
後端が検出器SW6を通過したものと判断してステップ
Q3に進み、静電複写機2の制御手段210から両面複
写信号が送られているか否かを確認する。この両面複写
信号は、操作者が前記操作手段220の両面複写指定キ
ーによって静電複写機2の制御手段210に入力し、こ
の入力信号に基づいて制御手段210から制御手段20
0に送られる。ステップQ3において両面複写信号があ
る場合はステップR0に進み、反転給紙のサブルーチン
を実行する。この反転給紙のサブルーチンについては後
述する。ステップQ3において両面複写信号がない場合
はステップQ4に進み、搬送ベルト機構100の電動モ
ータM2に装着された回転量検出手段FG2からのパル
ス信号PSBのカウントを開始する。ステップQ4にお
いてパルス信号PSBをカウントし始めたならば、ステ
ップQ5に進んで制御手段200はパルス信号PSBが
設定パルス数PS2に達したか否かをチェックする。こ
の設定パルス数PS2は、前記検出器SW6から図2に
おける原稿セット基準位置Gまでの原稿搬送量に相当す
る電動モータM2の回転量に対応するパルス数である。
ステップQ5においてパルス信号PSBが設定パルス数
PS2に達しない場合は待って搬送を継続し、パルス信
号PSBが設定パルス数PS2に達したならば、原稿の
後端が前記原稿セット基準位置Gに到達したと判断して
ステップQ6に進み、電動モータM2をOFFして搬送
ベルト機構100の作動を停止する。同時に、前記電磁
クラッチCL1をOFFするとともに、回転量検出手段
FG2からのパルス信号PSBのカウントをクリアす
る。次に、制御手段200はステップQ7において、再
び回転量検出手段FG2からのパルス信号PSBのカウ
ントを開始する。これは、電動モータM2をOFFして
も電動モータM2の駆動軸は直ちに停止せず慣性によっ
て若干回動するからである。従って、この慣性力によっ
て回動する分だけ原稿の後端は前記原稿セット基準位置
Gよりオーバーランして前進した位置、即ち図2におけ
る原稿セット基準位置Gより右側に搬送されて停止する
ことになり、この搬送量(オーバーラン量)を検出する
ためである。ステップQ7において回転量検出手段FG
2からのパルス信号PSBのカウントを開始したならば
制御手段200は、回転角度検出手段FG2からのパル
ス信号PSBが零(0)になったか否か、即ち電動モー
タM2が確実に停止したか否かを確認する(ステップQ
8)。ステップQ8において回転量検出手段FG2から
のパルス信号PSBが零(0)になったことを確認した
ならばステップQ9に進み、制御手段200は電動モー
タM2が確実に停止したとき、即ち回転量検出手段FG
2からのパルス信号PSBが零(0)になったときまで
の回転量検出手段FG2からのパルス数PS3をオーバ
ーラン量としてランダムアクセスメモリ(RAM)20
3に格納するとともに、回転量検出手段FG2からのパ
ルス信号PSBのカウントをクリアする。次に、制御手
段200はステップQ10において、電動モータM2を
逆転駆動して搬送ベルト機構100を逆作動するととも
に、電動モータM2に装着された回転量検出手段FG2
からのパルス信号PSBのカウントカウントを開始す
る。ステップQ10において回転量検出手段FG2から
のパルス信号PSBをカウントし始めたならば、ステッ
プQ11に進んで制御手段200はパルス信号PSBが
前記オーバーラン量に相当するパルス数PS3に達した
か否かをチェックする。ステップQ11においてパルス
信号PSBがオーバーラン量に相当するパルス数PS3
に達しない場合は待って搬送を継続し、パルス信号PS
Bがオーバーラン量に相当するパルス数PS3に達した
ならば、原稿の後端が前記原稿セット基準位置Gに到達
したと判断してステップQ12に進み、電動モータM2
をOFFして搬送ベルト機構100の作動を停止する。
また、制御手段200は静電複写機2の制御手段210
に対してプリント信号、即ち露光開始準備完了信号を出
力する。
前記のようにして一次給紙が終了したら、制御手段20
0はステップQ0に進み二次給紙のサブルーチンを実行
する。図11に基づき二次給紙のサブルーチンについて
説明する。制御手段200はステップQ1においてレジ
ストローラ対114の駆動ローラ116に装着された電
磁クラッチCL1をONして付勢する。電磁クラッチC
L1が付勢されると、電動モータM2は既に正転駆動さ
れているのでレジストローラ対114の駆動ローラ11
6が回転駆動せしめられる。従って、前記一次給紙にお
いてレジストローラ対114のニップ部位まで送給され
ている原稿は、静電複写機2の透明板8に沿って延在す
る原稿搬送路108に向けて搬送され、更に、搬送手段
を構成する搬送ベルト機構100により透明板8上を図
2において左側(一端部)から右側(他端部)に向かっ
て搬送せしめられる。次に、制御手段200はステップ
Q2において原稿搬入路98に配設された検出器SW6
がOFFしたか否か、即ち原稿の後端が検出器SW6を
通過したか否かをチェックし、検出器SW6がOFFし
なければ待ち、検出器SW6がOFFしたならば原稿の
後端が検出器SW6を通過したものと判断してステップ
Q3に進み、静電複写機2の制御手段210から両面複
写信号が送られているか否かを確認する。この両面複写
信号は、操作者が前記操作手段220の両面複写指定キ
ーによって静電複写機2の制御手段210に入力し、こ
の入力信号に基づいて制御手段210から制御手段20
0に送られる。ステップQ3において両面複写信号があ
る場合はステップR0に進み、反転給紙のサブルーチン
を実行する。この反転給紙のサブルーチンについては後
述する。ステップQ3において両面複写信号がない場合
はステップQ4に進み、搬送ベルト機構100の電動モ
ータM2に装着された回転量検出手段FG2からのパル
ス信号PSBのカウントを開始する。ステップQ4にお
いてパルス信号PSBをカウントし始めたならば、ステ
ップQ5に進んで制御手段200はパルス信号PSBが
設定パルス数PS2に達したか否かをチェックする。こ
の設定パルス数PS2は、前記検出器SW6から図2に
おける原稿セット基準位置Gまでの原稿搬送量に相当す
る電動モータM2の回転量に対応するパルス数である。
ステップQ5においてパルス信号PSBが設定パルス数
PS2に達しない場合は待って搬送を継続し、パルス信
号PSBが設定パルス数PS2に達したならば、原稿の
後端が前記原稿セット基準位置Gに到達したと判断して
ステップQ6に進み、電動モータM2をOFFして搬送
ベルト機構100の作動を停止する。同時に、前記電磁
クラッチCL1をOFFするとともに、回転量検出手段
FG2からのパルス信号PSBのカウントをクリアす
る。次に、制御手段200はステップQ7において、再
び回転量検出手段FG2からのパルス信号PSBのカウ
ントを開始する。これは、電動モータM2をOFFして
も電動モータM2の駆動軸は直ちに停止せず慣性によっ
て若干回動するからである。従って、この慣性力によっ
て回動する分だけ原稿の後端は前記原稿セット基準位置
Gよりオーバーランして前進した位置、即ち図2におけ
る原稿セット基準位置Gより右側に搬送されて停止する
ことになり、この搬送量(オーバーラン量)を検出する
ためである。ステップQ7において回転量検出手段FG
2からのパルス信号PSBのカウントを開始したならば
制御手段200は、回転角度検出手段FG2からのパル
ス信号PSBが零(0)になったか否か、即ち電動モー
タM2が確実に停止したか否かを確認する(ステップQ
8)。ステップQ8において回転量検出手段FG2から
のパルス信号PSBが零(0)になったことを確認した
ならばステップQ9に進み、制御手段200は電動モー
タM2が確実に停止したとき、即ち回転量検出手段FG
2からのパルス信号PSBが零(0)になったときまで
の回転量検出手段FG2からのパルス数PS3をオーバ
ーラン量としてランダムアクセスメモリ(RAM)20
3に格納するとともに、回転量検出手段FG2からのパ
ルス信号PSBのカウントをクリアする。次に、制御手
段200はステップQ10において、電動モータM2を
逆転駆動して搬送ベルト機構100を逆作動するととも
に、電動モータM2に装着された回転量検出手段FG2
からのパルス信号PSBのカウントカウントを開始す
る。ステップQ10において回転量検出手段FG2から
のパルス信号PSBをカウントし始めたならば、ステッ
プQ11に進んで制御手段200はパルス信号PSBが
前記オーバーラン量に相当するパルス数PS3に達した
か否かをチェックする。ステップQ11においてパルス
信号PSBがオーバーラン量に相当するパルス数PS3
に達しない場合は待って搬送を継続し、パルス信号PS
Bがオーバーラン量に相当するパルス数PS3に達した
ならば、原稿の後端が前記原稿セット基準位置Gに到達
したと判断してステップQ12に進み、電動モータM2
をOFFして搬送ベルト機構100の作動を停止する。
また、制御手段200は静電複写機2の制御手段210
に対してプリント信号、即ち露光開始準備完了信号を出
力する。
【0021】次に、図12に示す反転給紙サブルーチン
に基づき反転給紙作動について説明する。制御手段20
0はステップR1において電動モータM3をONして反
転ローラ134を回転駆動するとともに、前記分岐制御
板144を作動制御するソレノイドSL3をONして付
勢する。ソレノイドSL3が付勢されると分岐制御板1
44が図2において2点鎖線で示す位置に位置付けられ
ので、搬送ベルト機構100および反転ローラ134に
よって搬送される原稿は、透明板8上に形成される原稿
搬送路108を図2において左側(一端部)から右側
(他端部)に向けて搬送され、更に、第1の原稿搬出路
130を通って原稿反転路142に送られる。このよう
にして、原稿反転路142に原稿を搬送すべく電動モー
タM3およびソレノイドSL3を作動したならば、制御
手段200は反転路142中に配設された原稿検出器S
W8がONしたか否か、即ち原稿の前端が原稿検出器S
W8に達したか否かをチェックし(ステップR2)、原
稿検出器SW8がONしなければ待ち、検出器SW8が
ONしたならばステップR3に進んで、搬送ベルト機構
100の電動モータM2を逆転駆動して搬送ベルト機構
100を逆作動するとともに、反転ローラ134を駆動
する電動モータM3に装着された回転量検出手段FG3
からのパルス信号PSCのカウントを開始する。ステッ
プR3において回転量検出手段FG3からのパルス信号
PSCをカウントし始めたならば、ステップR4に進ん
で制御手段200はパルス信号PSCが設定パルス数P
S4(第1の所定搬送量)に達したか否かをチェックす
る。この設定パルス数PS4は、搬送ベルト機構100
の電動モータM2が逆転駆動されてからその回転速度が
安定するまでの時間に相当する反転ローラ134による
原稿搬送量(パルス数)に設定されている。このように
反転ローラ134によって搬送された原稿は、原稿搬送
路108の図2において右側(他端部)に導入され、搬
送ベルト機構100により左側(一端部)に向けて搬送
される。ステップR4においてパルス信号PSCが設定
パルス数PS4に達しない場合は待ち、パルス信号PS
Cが設定パルス数PS4に達したならば、ステップR5
に進んで搬送ベルト機構100の電動モータM2のポジ
ショニング制御を開始するとともに、電動モータM2に
装着された回転量検出手段FG2からのパルス信号PS
Bのカウントカウントを開始する。なお、ポジショニン
グ制御とは、搬送ベルト機構100によって搬送される
原稿の前端が図2における原稿セット基準位置Gに近づ
いたら電動モータM2の回転速度を落としてパルス信号
PSBが設定パルス数PS5(第2の所定搬送量)に達
し電動モータM2をOFFしたとき確実に停止し、原稿
が慣性力によって原稿セット基準位置Gをオーバランし
ないように制御することである。パルス信号PSBをカ
ウントし始めたならば、ステップR6に進んで制御手段
200はパルス信号PSBが設定パルス数PS5(第2
の所定搬送量)に達したか否かをチェックする。この設
定パルス数PS5は、前記パルス信号PSBのカウント
開始時に搬送ベルト機構100に送られている原稿の前
端を搬送ベルト機構100によって前記原稿セット基準
位置Gまで搬送する原稿搬送量に相当するパルス数であ
る。ステップR6においてパルス信号PSBが設定パル
ス数PS5に達しない場合は待って搬送を継続し、パル
ス信号PSBが設定パルス数PS5に達したならば、原
稿の前端が前記原稿セット基準位置Gに到達したと判断
してステップR7に進み、電動モータM2をOFFして
搬送ベルト機構100の作動を停止する。同時に、前記
電動モータM3をOFFして反転ローラ134および排
出ローラ148の作動を停止するとともに、前記ソレノ
イドSL3をOFFして除勢し分岐制御板144を図2
において実線で示す位置に位置付ける。また、制御手段
200は静電複写機2の制御手段210に対してプリン
ト信号、即ち露光開始準備完了信号を出力する。
に基づき反転給紙作動について説明する。制御手段20
0はステップR1において電動モータM3をONして反
転ローラ134を回転駆動するとともに、前記分岐制御
板144を作動制御するソレノイドSL3をONして付
勢する。ソレノイドSL3が付勢されると分岐制御板1
44が図2において2点鎖線で示す位置に位置付けられ
ので、搬送ベルト機構100および反転ローラ134に
よって搬送される原稿は、透明板8上に形成される原稿
搬送路108を図2において左側(一端部)から右側
(他端部)に向けて搬送され、更に、第1の原稿搬出路
130を通って原稿反転路142に送られる。このよう
にして、原稿反転路142に原稿を搬送すべく電動モー
タM3およびソレノイドSL3を作動したならば、制御
手段200は反転路142中に配設された原稿検出器S
W8がONしたか否か、即ち原稿の前端が原稿検出器S
W8に達したか否かをチェックし(ステップR2)、原
稿検出器SW8がONしなければ待ち、検出器SW8が
ONしたならばステップR3に進んで、搬送ベルト機構
100の電動モータM2を逆転駆動して搬送ベルト機構
100を逆作動するとともに、反転ローラ134を駆動
する電動モータM3に装着された回転量検出手段FG3
からのパルス信号PSCのカウントを開始する。ステッ
プR3において回転量検出手段FG3からのパルス信号
PSCをカウントし始めたならば、ステップR4に進ん
で制御手段200はパルス信号PSCが設定パルス数P
S4(第1の所定搬送量)に達したか否かをチェックす
る。この設定パルス数PS4は、搬送ベルト機構100
の電動モータM2が逆転駆動されてからその回転速度が
安定するまでの時間に相当する反転ローラ134による
原稿搬送量(パルス数)に設定されている。このように
反転ローラ134によって搬送された原稿は、原稿搬送
路108の図2において右側(他端部)に導入され、搬
送ベルト機構100により左側(一端部)に向けて搬送
される。ステップR4においてパルス信号PSCが設定
パルス数PS4に達しない場合は待ち、パルス信号PS
Cが設定パルス数PS4に達したならば、ステップR5
に進んで搬送ベルト機構100の電動モータM2のポジ
ショニング制御を開始するとともに、電動モータM2に
装着された回転量検出手段FG2からのパルス信号PS
Bのカウントカウントを開始する。なお、ポジショニン
グ制御とは、搬送ベルト機構100によって搬送される
原稿の前端が図2における原稿セット基準位置Gに近づ
いたら電動モータM2の回転速度を落としてパルス信号
PSBが設定パルス数PS5(第2の所定搬送量)に達
し電動モータM2をOFFしたとき確実に停止し、原稿
が慣性力によって原稿セット基準位置Gをオーバランし
ないように制御することである。パルス信号PSBをカ
ウントし始めたならば、ステップR6に進んで制御手段
200はパルス信号PSBが設定パルス数PS5(第2
の所定搬送量)に達したか否かをチェックする。この設
定パルス数PS5は、前記パルス信号PSBのカウント
開始時に搬送ベルト機構100に送られている原稿の前
端を搬送ベルト機構100によって前記原稿セット基準
位置Gまで搬送する原稿搬送量に相当するパルス数であ
る。ステップR6においてパルス信号PSBが設定パル
ス数PS5に達しない場合は待って搬送を継続し、パル
ス信号PSBが設定パルス数PS5に達したならば、原
稿の前端が前記原稿セット基準位置Gに到達したと判断
してステップR7に進み、電動モータM2をOFFして
搬送ベルト機構100の作動を停止する。同時に、前記
電動モータM3をOFFして反転ローラ134および排
出ローラ148の作動を停止するとともに、前記ソレノ
イドSL3をOFFして除勢し分岐制御板144を図2
において実線で示す位置に位置付ける。また、制御手段
200は静電複写機2の制御手段210に対してプリン
ト信号、即ち露光開始準備完了信号を出力する。
【0022】次に、図8のメインフローに戻って説明す
る。前記のように一次給紙サブルーチンP0、二次給紙
サブルーチンQ0および反転給紙サブルーチンR0を実
行したならば、制御手段200はステップS11におい
て原稿セットスイッチSW4がONである否か、即ち原
稿載置手段18上に原稿が残っているか否かを確認す
る。原稿セットスイッチSW4がONされている場合
は、制御手段200は原稿フラグを立て(ステップS1
2)、再度一次給紙サブルーチンP0を実行する。な
お、この一次給紙サブルーチンP0は前に透明板8上に
搬送された原稿が露光されている間に行われる。このよ
うにして再度一次給紙サブルーチンP0を実行したら制
御手段200は、図9に示すようにステップS13に進
んで静電複写機2の制御手段210から原稿交換信号が
送られているか否かを確認する。この原稿交換信号は、
前に透明板8上に搬送された原稿の露光を完了したとき
静電複写機2の制御手段210から制御手段200に送
られる。ステップS13において原稿交換信号がある場
合にはステップS14に進んで、電動モータM2を正転
駆動して搬送ベルト機構100を作動するとともに、電
動モータM3を駆動して反転ローラ134および排出ロ
ーラ148を回転駆動し、露光が完了した透明板8上の
原稿の排出作動を行う。この排出作動によって露光が完
了した透明板8上の原稿は、透明板8上を図2において
右方向に搬送され、さらに第1の原稿搬出路130を通
して第2の原稿搬出路140に搬送される。電動モータ
M2および電動モータM3を駆動して原稿の排出作動を
開始したら制御手段200は、ステップS15に進み第
2の原稿搬出路140に配設された原稿検出器SW7が
一旦ONしてからOFFしたか否か、即ち第2の原稿搬
出路140に搬送された原稿の後端が検出器SW7を通
過したか否かをチェックし、原稿検出器SW7が一旦O
NしてからOFFしていなければ待ち、原稿検出器SW
7が一旦ONしてからOFFしたならば原稿の後端が原
稿検出器SW7を通過したと判断して、制御手段200
はステップS16に進んでタイマTをT5にセットす
る。このセット時間T5は、原稿の後端が原稿検出器S
W7を通過してから排出ローラ148を通過するまでの
時間で、例えば100msecに設定されている。ステ
ップS16においてタイマTをT5にセットしたならば
制御手段200は、ステップS17に進んで原稿の後端
が原稿検出器SW7を通過してからの経過時間T0が設
定時間T5に達したか否かをチェックし、経過時間T0
が設定時間T5に達していなければ原稿排出作動を継続
し、経過時間T0が設定時間T5に達したならば原稿の
後端が排出ローラ148を通過したものと判断してステ
ップS18に進み、電動モータM3をOFFして反転ロ
ーラ134および排出ローラ148の作動を停止する。
このようにして排出ローラ148から排出された露光済
原稿は、原稿排出トレイ20上に排出される。次に、制
御手段200は、ステップS19に進んで原稿フラグが
立っているか否かをチェックし、原稿フラグが立ってい
る場合は次原稿が既に一次給紙を完了しているものと判
断して、前記二次給紙サブルーチンQ0に移行する。ま
た、ステップS19において原稿フラグが立っていない
場合は、ステップS20に進んで一次給紙された原稿が
ないものと判断し電動モータM2をOFFしてて搬送ベ
ルト機構100の作動を停止する。その後、制御手段2
00は前記ステップS1に戻って前記各ステップを実行
する。なお、前記ステップS13において原稿交換信号
がない場合にはステップS21に進んで、両面複写信号
が送られているか否かをチェックし、両面複写信号が送
られていない場合は前記ステップS13に戻り、両面複
写信号が送られている場合はステップS22に進んで、
搬送ベルト機構100の電動モータM2を正転駆動する
とともに、反転ローラ134を駆動する電動モータM3
をONし、更に反転給紙サブルーチンR0に移行する。
る。前記のように一次給紙サブルーチンP0、二次給紙
サブルーチンQ0および反転給紙サブルーチンR0を実
行したならば、制御手段200はステップS11におい
て原稿セットスイッチSW4がONである否か、即ち原
稿載置手段18上に原稿が残っているか否かを確認す
る。原稿セットスイッチSW4がONされている場合
は、制御手段200は原稿フラグを立て(ステップS1
2)、再度一次給紙サブルーチンP0を実行する。な
お、この一次給紙サブルーチンP0は前に透明板8上に
搬送された原稿が露光されている間に行われる。このよ
うにして再度一次給紙サブルーチンP0を実行したら制
御手段200は、図9に示すようにステップS13に進
んで静電複写機2の制御手段210から原稿交換信号が
送られているか否かを確認する。この原稿交換信号は、
前に透明板8上に搬送された原稿の露光を完了したとき
静電複写機2の制御手段210から制御手段200に送
られる。ステップS13において原稿交換信号がある場
合にはステップS14に進んで、電動モータM2を正転
駆動して搬送ベルト機構100を作動するとともに、電
動モータM3を駆動して反転ローラ134および排出ロ
ーラ148を回転駆動し、露光が完了した透明板8上の
原稿の排出作動を行う。この排出作動によって露光が完
了した透明板8上の原稿は、透明板8上を図2において
右方向に搬送され、さらに第1の原稿搬出路130を通
して第2の原稿搬出路140に搬送される。電動モータ
M2および電動モータM3を駆動して原稿の排出作動を
開始したら制御手段200は、ステップS15に進み第
2の原稿搬出路140に配設された原稿検出器SW7が
一旦ONしてからOFFしたか否か、即ち第2の原稿搬
出路140に搬送された原稿の後端が検出器SW7を通
過したか否かをチェックし、原稿検出器SW7が一旦O
NしてからOFFしていなければ待ち、原稿検出器SW
7が一旦ONしてからOFFしたならば原稿の後端が原
稿検出器SW7を通過したと判断して、制御手段200
はステップS16に進んでタイマTをT5にセットす
る。このセット時間T5は、原稿の後端が原稿検出器S
W7を通過してから排出ローラ148を通過するまでの
時間で、例えば100msecに設定されている。ステ
ップS16においてタイマTをT5にセットしたならば
制御手段200は、ステップS17に進んで原稿の後端
が原稿検出器SW7を通過してからの経過時間T0が設
定時間T5に達したか否かをチェックし、経過時間T0
が設定時間T5に達していなければ原稿排出作動を継続
し、経過時間T0が設定時間T5に達したならば原稿の
後端が排出ローラ148を通過したものと判断してステ
ップS18に進み、電動モータM3をOFFして反転ロ
ーラ134および排出ローラ148の作動を停止する。
このようにして排出ローラ148から排出された露光済
原稿は、原稿排出トレイ20上に排出される。次に、制
御手段200は、ステップS19に進んで原稿フラグが
立っているか否かをチェックし、原稿フラグが立ってい
る場合は次原稿が既に一次給紙を完了しているものと判
断して、前記二次給紙サブルーチンQ0に移行する。ま
た、ステップS19において原稿フラグが立っていない
場合は、ステップS20に進んで一次給紙された原稿が
ないものと判断し電動モータM2をOFFしてて搬送ベ
ルト機構100の作動を停止する。その後、制御手段2
00は前記ステップS1に戻って前記各ステップを実行
する。なお、前記ステップS13において原稿交換信号
がない場合にはステップS21に進んで、両面複写信号
が送られているか否かをチェックし、両面複写信号が送
られていない場合は前記ステップS13に戻り、両面複
写信号が送られている場合はステップS22に進んで、
搬送ベルト機構100の電動モータM2を正転駆動する
とともに、反転ローラ134を駆動する電動モータM3
をONし、更に反転給紙サブルーチンR0に移行する。
【0023】なお、図8における前記ステップS11に
おいて原稿セットスイッチSW4がONされていない場
合は、原稿載置手段18上に複写すべき原稿が残ってい
ないものと判断してステップS23に進み、原稿フラグ
をクリアするとともに、ラッチ型ソレノイドSL2をO
FFし、プランジャを離間する方向に作動して原稿スト
ッパ84を図3において2点鎖線で示す作用位置に位置
付ける。同時に制御手段200は、ストッパ駆動手段8
7を構成するラッチ型ソレノイドSL2およびリンク機
構88の故障を診断するためにタイマTをT6にセット
する。このセット時間T6は例えば100msecに設
定されている。次に、制御手段200はタイマTをセッ
トしてからの経過時間T0がセット時間T6に達したか
否かをチェックし(ステップS24)、経過時間T0が
セット時間T6に達していない場合は、ステップS25
に進んでストッパ位置検出手段SW5がONか否か、即
ち原稿ストッパ84が図3において2点鎖線で示す作用
位置に位置付けられているか否かを確認する。ステップ
S25においてストッパ位置検出手段SW5がONにな
らない場合はステップS24に戻り、経過時間T0がセ
ット時間T6に達するまでチェックを行い、セット時間
T6を経過してもストッパ位置検出手段SW5がONに
ならない場合はステップS26に進んで、原稿ストッパ
84が異常であることを表示手段230に表示する。こ
の異常表示により操作者は、ストッパ駆動手段87を構
成するラッチ型ソレノイドSL2かリンク機構88が故
障していることを知ることができる。
おいて原稿セットスイッチSW4がONされていない場
合は、原稿載置手段18上に複写すべき原稿が残ってい
ないものと判断してステップS23に進み、原稿フラグ
をクリアするとともに、ラッチ型ソレノイドSL2をO
FFし、プランジャを離間する方向に作動して原稿スト
ッパ84を図3において2点鎖線で示す作用位置に位置
付ける。同時に制御手段200は、ストッパ駆動手段8
7を構成するラッチ型ソレノイドSL2およびリンク機
構88の故障を診断するためにタイマTをT6にセット
する。このセット時間T6は例えば100msecに設
定されている。次に、制御手段200はタイマTをセッ
トしてからの経過時間T0がセット時間T6に達したか
否かをチェックし(ステップS24)、経過時間T0が
セット時間T6に達していない場合は、ステップS25
に進んでストッパ位置検出手段SW5がONか否か、即
ち原稿ストッパ84が図3において2点鎖線で示す作用
位置に位置付けられているか否かを確認する。ステップ
S25においてストッパ位置検出手段SW5がONにな
らない場合はステップS24に戻り、経過時間T0がセ
ット時間T6に達するまでチェックを行い、セット時間
T6を経過してもストッパ位置検出手段SW5がONに
ならない場合はステップS26に進んで、原稿ストッパ
84が異常であることを表示手段230に表示する。こ
の異常表示により操作者は、ストッパ駆動手段87を構
成するラッチ型ソレノイドSL2かリンク機構88が故
障していることを知ることができる。
【0024】以上、本発明を図示の実施例に基づいて説
明したが、本発明は実施例のみに限定されるものではな
く本発明の技術思想の範囲で種々の変形は可能である。
例えば、図示の実施例においては、加圧機構の除勢およ
び付勢のタイミングを制御手段に設けられたタイマによ
って設定した例を示したが、このタイミングは前送り手
段の前送りローラの回転量を検出する検出器を配設し、
該検出器からの検出信号に基づいて設定してもよく、ま
た、搬送される原稿の搬送位置を検出する検出器を配設
し、該検出器からの検出信号に基づいて設定してもよ
く、これらを本発明の技術的範囲から除外するものでは
ない。
明したが、本発明は実施例のみに限定されるものではな
く本発明の技術思想の範囲で種々の変形は可能である。
例えば、図示の実施例においては、加圧機構の除勢およ
び付勢のタイミングを制御手段に設けられたタイマによ
って設定した例を示したが、このタイミングは前送り手
段の前送りローラの回転量を検出する検出器を配設し、
該検出器からの検出信号に基づいて設定してもよく、ま
た、搬送される原稿の搬送位置を検出する検出器を配設
し、該検出器からの検出信号に基づいて設定してもよ
く、これらを本発明の技術的範囲から除外するものでは
ない。
【0025】
【発明の効果】本発明による自動原稿搬送装置の原稿分
離機構は以上のように構成され、制御手段は、複写開始
信号に基づき前送り手段の加圧機構を付勢し且つ前送り
ローラを作動するとともに、原稿分離手段を作動して原
稿載置手段に載置された原稿を搬送し、該原稿の前端を
前記レジストローラ対まで搬送する間において、原稿の
前端が原稿分離手段に達してからレジストローラ対に到
達するまでの間に前送り手段の加圧機構を少なくとも1
回所定時間除勢して原稿載置手段に載置された原稿への
押圧力を開放するので、1枚目の原稿が搬送されている
間にこの搬送されている原稿との摩擦力により引きずら
れて2枚目以降の原稿にたわみが生じていた場合には、
上記摩擦力が除去されるため、2枚目以降の原稿は皺に
なる前にその弾性力によって元に戻る。従って、所謂こ
しが弱い薄手の原稿を用いた場合においても、搬送中以
外の原稿の皺の発生を防止することができるとともに、
原稿の皺発生に基づくジャム発生を未然に防止すること
ができる。また、本発明によれば、原稿載置手段に重ね
て載置された複数枚の原稿への押圧力が所定のタイミン
グ毎に開放するので、常に押圧力が作用している従来の
ものに比して原稿同士の擦れが少なくなり、原稿裏面の
汚れを軽減することができる。
離機構は以上のように構成され、制御手段は、複写開始
信号に基づき前送り手段の加圧機構を付勢し且つ前送り
ローラを作動するとともに、原稿分離手段を作動して原
稿載置手段に載置された原稿を搬送し、該原稿の前端を
前記レジストローラ対まで搬送する間において、原稿の
前端が原稿分離手段に達してからレジストローラ対に到
達するまでの間に前送り手段の加圧機構を少なくとも1
回所定時間除勢して原稿載置手段に載置された原稿への
押圧力を開放するので、1枚目の原稿が搬送されている
間にこの搬送されている原稿との摩擦力により引きずら
れて2枚目以降の原稿にたわみが生じていた場合には、
上記摩擦力が除去されるため、2枚目以降の原稿は皺に
なる前にその弾性力によって元に戻る。従って、所謂こ
しが弱い薄手の原稿を用いた場合においても、搬送中以
外の原稿の皺の発生を防止することができるとともに、
原稿の皺発生に基づくジャム発生を未然に防止すること
ができる。また、本発明によれば、原稿載置手段に重ね
て載置された複数枚の原稿への押圧力が所定のタイミン
グ毎に開放するので、常に押圧力が作用している従来の
ものに比して原稿同士の擦れが少なくなり、原稿裏面の
汚れを軽減することができる。
【図1】本発明に従って構成された自動原稿搬送装置の
好適実施例を静電複写機に装備した状態を示す斜面図。
好適実施例を静電複写機に装備した状態を示す斜面図。
【図2】図1に示す自動原稿搬送装置の断面概略図。
【図3】図1および図2に示す自動原稿搬送装置の搬入
手段を拡大して示す断面図。
手段を拡大して示す断面図。
【図4】図3に示す搬入手段の展開斜視図。
【図5】図1および図2に示す自動原稿搬送装置の搬送
ベルト機構および原稿反転・排出手段の展開斜視図。
ベルト機構および原稿反転・排出手段の展開斜視図。
【図6】図1および図2に示す自動原稿搬送装置に装備
される制御手段の構成ブロック図。
される制御手段の構成ブロック図。
【図7】図6に示す制御手段の処理手順を示すもので、
メインルーチンの一部を示すフローチャート。
メインルーチンの一部を示すフローチャート。
【図8】図6に示す制御手段の処理手順を示すもので、
メインルーチンの一部を示すフローチャート。
メインルーチンの一部を示すフローチャート。
【図9】図6に示す制御手段の処理手順を示すもので、
メインルーチンの一部を示すフローチャート。
メインルーチンの一部を示すフローチャート。
【図10】図6に示す制御手段の処理手順を示すもの
で、一次給紙のサブルーチンを示すフローチャート。
で、一次給紙のサブルーチンを示すフローチャート。
【図11】図6に示す制御手段の処理手順を示すもの
で、二次給紙のサブルーチンを示すフローチャート。
で、二次給紙のサブルーチンを示すフローチャート。
【図12】図6に示す制御手段の処理手順を示すもの
で、反転給紙のサブルーチンを示すフローチャート。
で、反転給紙のサブルーチンを示すフローチャート。
2:静電複写機 4:自動原稿搬送装置 6:静電複写機のハウジング 8:透明板 10:原稿規制部材 18:原稿載置手段 20:原稿排出トレイ 22:原稿テーブル 33:原稿搬入手段 38:前送り手段 40:前送りローラ 44:加圧機構 48:加圧板 60:原稿分離手段 64:給紙ローラ 66:分離ベルト機構 67:駆動ローラ 68:従動ローラ 69:分離ベルト 78:駆動手段 84:原稿ストッパ 87:ストッパ駆動手段 98:原稿搬入路 100:搬送ベルト機構 102:駆動ローラ 104:従動ローラ 106:無端ベルト 108:原稿搬送路 114:レジストローラ対 116:駆動ローラ 118:従動ローラ 120:駆動手段 128:原稿反転・排出手段 130:第1の原稿搬出路 134:反転ローラ 135a、135b、135c:従動ローラ 140:第2の原稿搬出路 142:反転路 144:分岐制御板 148:駆動ローラ 150:従動ローラ 152:排出ローラ対 162:駆動手段 200:制御手段 201:中央処理装置(CPU) 202:リードオンメモリ(ROM) 203:ランダムアクセスメモリ(RAM) 204:タイマ 205:入力インターフェース 206:出力インターフェース 210:静電複写機2の制御手段 220:操作手段 230:表示手段 M1、M2、M3:電動モータ FG1、FG2、FG3:回転量検出手段 SL1:ソレノイド SL1:ラッチ型ソレノイド SL3:ソレノイド CL1:電磁クラッチ SW1:安全スイッチ SW2:安全スイッチ SW3:安全スイッチ SW4:原稿セットスイッチ SW5:ストッパ位置検出手段 SW6:反射型光学的原稿検出器 SW7:反射型光学的原稿検出器 SW8:反射型光学的原稿検出器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65H 1/00 - 3/68
Claims (1)
- 【請求項1】 原稿を載置する原稿載置手段と、該原稿
載置手段に載置された原稿を送出する前送りローラと該
前送りローラによる原稿送出時に原稿を押圧する加圧機
構とを備えた前送り手段と、該前送り手段の下流側に配
設され搬送方向に回転せしめられる給紙ローラと該給紙
ローラと対向して配設され搬送方向と反対方向に作動せ
しめられる分離機構とを備えた原稿分離手段と、該原稿
分離手段の下流側に配設され前記給紙ローラによって搬
送された原稿を一時停止するとともに該停止した原稿を
原稿処理機の透明板に向けて搬送するレジストローラ対
と、該レジストローラ対によって搬送された原稿を前記
透明板上の所定位置に搬送するとともに前記透明板上に
搬送された原稿を排出する原稿搬送手段と、を有する自
動原稿搬送装置において、 前記前送り手段、前記原稿分離手段、前記レジストロー
ラ対および原稿搬送手段を作動制御する制御手段を具備
し、 前記制御手段は、複写開始信号に基づき前記前送り手段
の前記加圧機構を付勢し且つ前記前送りローラを作動す
るとともに、前記原稿分離手段を作動して前記原稿載置
手段に載置された原稿を搬送し、該原稿の前端を前記レ
ジストローラ対まで搬送する間において、原稿の前端が
前記原稿分離手段の給紙ローラと分離機構とのニップ部
を通過したら前記前送り手段の前記加圧機構を所定時間
除勢して前記原稿載置手段に載置された原稿への押圧力
を開放し、該所定時間経過後に前記加圧機構を付勢して
前記前送りローラによる搬送力を復活せしめ、その後原
稿の前端が前記レジストローラ対の直前に達した時点で
前記加圧機構を再度除勢して前記原稿載置手段に載置さ
れた原稿への押圧力を再度開放する、ことを特徴とする
自動原稿搬送装置。
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