JP3183734B2 - 目地シール材及び壁の塗装方法 - Google Patents
目地シール材及び壁の塗装方法Info
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Description
目地シール材を使用した壁の塗装方法に関する。
水と混合し、これを建物の壁部分に塗って壁を仕上げる
所謂湿式方式と、壁材または工場等で製造した壁パネル
を複数枚並べて壁部分に取り付けて壁を仕上げる所謂乾
式方式とがある。そして、乾式方式が、現場施工が簡単
であり、施工期間が短いので、最近多く採用されてい
る。
は従来数多くの発明考案がなされているが、いずれも、
この壁材や壁パネルを複数枚並べて壁部分に取り付ける
と、この壁材または壁パネルと隣の壁材または壁パネル
との間に目地と称する隙間が生ずる。この壁材または壁
パネルと隣の壁材または壁パネルとの間の隙間をそのま
まにしていると、外観が悪いばかりでなく、この隙間か
ら雨水が侵入し、室内が濡れたり、又、この侵入した雨
水が壁の中に入って凍り、隙間が広がったり破損する所
謂凍害が発生する。
たは壁パネルと隣の壁材または壁パネルとの間の目地を
塞ぐことに苦労をしている。この目地を塞ぐ方法には、
従来、ゴム状のガスケットを目地に挿入する方法と目地
にシール材を充填し、この上から塗装する方法とがある
が、シール材を目地に挿入し、この上から塗装する方法
は目地が目立たないので好ましい。
材または壁パネルとの間の目地にシール材を挿入し、こ
の上から塗装するだけでは、夏冬の温度差によって壁材
や壁パネルが伸縮し、この目地幅が変化するから、目地
を塞いでいるシール材や塗膜に亀裂が発生して、醜悪で
あるばかりでなく、この亀裂から雨水が進入し凍害が発
生するという問題がある。
−13702号公報に記載あるように、裏面に離型処理
を施した粘着テープと、寒冷紗テープとを張り、その上
から弾性塗料と、通常の塗料とを塗装する方法が知られ
ている。この方法は粘着テープの裏面に離型処理を施し
ているから、粘着テープ裏面と弾性塗料との間が完全に
付着しない。従って、夏冬の温度差によって壁材や壁パ
ネルが伸縮してもこの付着してない部分の弾性塗料や寒
冷紗が伸縮し、目地の上の塗膜に亀裂等が発生しないの
で好ましい方法である。
着テープや寒冷紗テープを張り、この上から2層に塗装
するというように多数の工程を必要とし、作業性が悪く
煩瑣であるし、現場施工が簡単であり施工期間が短いと
いう乾式方式の長所が失われるので、この目地を簡単に
速く施工することが施工業者から強く要望されている。
紗テープ、弾性塗料、通常の塗料というように4層設け
るので、この部分が厚くなるし、又、粘着テープの背面
が離型処理しているので、この上に設ける弾性塗料が弾
かれて不均一になり、塗装面に凹凸が生じ醜悪であると
いう問題がある。そこで、本発明の目的は、壁材または
壁パネルと隣の壁材または壁パネルとの間の目地を簡単
に且つ美麗に仕上げるのに好適な目地シール材およびこ
の目地シール材を使用した壁の塗装方法を提供すること
である。
し、上記目的を達成するためになされたものであって、
本発明の目地シール材は弾性を有する柔軟な長尺基材の
表面に弾性塗料層が設けられ、裏面に粘着剤層が設けら
れているものである。又、本発明の壁の塗装方法は建物
の壁部分に複数の壁材または壁パネルを並べて取り付
け、この壁材または壁パネルと隣の壁材または壁パネル
との間の目地に、前記目地シール材を、長尺基材の長手
方向を目地に沿わせ、幅方向を壁材または壁パネルから
隣の壁材または壁パネルに差し渡し、裏面の粘着剤層を
壁材または壁パネルに接触させて張り付けた後、壁材ま
たは壁パネルと目地シール材の上に塗装を施すものであ
る。
有する柔軟な長尺基材とは、ゴムの如き柔軟で弾性があ
る材料をテープの如き長尺体に成形したものであって、
天然ゴム、合成ゴム等のゴムや、軟質ウレタン樹脂、軟
質塩化ビニル樹脂、アクリル酸樹脂等の軟質合成樹脂等
をテープの如き長尺体に成形したものが好適である。特
に、軟質ウレタン樹脂をテープ状に成形したものが好適
である。本発明の目地シール材に使用される弾性塗料と
は、塗装した後の塗膜が弾性を有するものであって、ウ
レタン系塗料やアクリル系塗料等が好適であり、特に、
アクリル系塗料が好適である。
表的な方法は目地シール材の裏面に溶剤に溶解した粘着
剤を塗布した後、乾燥するか、粘着剤を直接目地シール
材の裏面に設けるものである。そして、このとき使用さ
れる粘着剤としては、従来知られている粘着剤がすべて
使用できるが、アクリル系粘着剤が耐候性がよく、粘着
力が大きいので好適である。
または壁パネルを並べて取り付ける。次に、この壁材ま
たは壁パネルと隣の壁材または壁パネルとの間の目地に
請求項1の目地シール材、即ち、弾性を有する柔軟な長
尺基材の表面に弾性塗料層が設けられ、裏面に粘着剤層
が設けられている目地シール材を、長尺基材の長手方向
を目地に沿わせ、幅方向を壁材または壁パネルから隣の
壁材または壁パネルとに差し渡し、裏面の粘着剤層を壁
材または壁パネルに接触させて張り付ける。最後に、こ
の複数の壁材または壁パネルと目地シール材の上に塗装
を施す。
たは壁パネルとの間の目地に、目地シール材が差し渡さ
れ、粘着されて取り付けられ、この上に塗装が施され
る。従って、夏冬の温度差によって壁材や壁パネルが伸
縮し、この目地の幅が変化しても、粘着剤層と、弾性を
有する長尺基材と、弾性塗料とがこの目地幅の変化を吸
収して、この上に塗装される塗料に影響せず、この塗装
面に亀裂が発生しない。又、この塗装方法では目地に目
地シール材を張り、この上に塗装を施すだけでよいの
で、施工が極めて簡単である。又、目地シール材は工場
で製造できるから品質の一定したものが得られるから、
この上に塗装を施すと、塗装面に凹凸がなく美麗とな
る。
発明の一実施例を示すもので、図1は本発明目地シール
材の一部切欠斜視図、図2は図1に示す目地シール材を
使用し、本発明壁の塗装方法で塗装した壁の断面図であ
る。
り、この目地シール材1は弾性を有する柔軟な軟質ウレ
タン樹脂シート(藤倉化成株式会社製)からなる長尺基
材3の表面にアクリル系弾性塗料(藤倉化成株式会社
製)からなる弾性塗料層2が設けられ、裏面にアクリル
系粘着剤(積水化学工業株式会社製)からなる粘着剤層
4が設けられたものである。
る壁材である。6は住宅の壁部分に設けられた木材から
なる縦材であり、この縦材6に壁材5が取り付けられ
る。7は壁材5および目地シール材1の表面に設けられ
た塗装面である。8は壁材5と隣の壁材5との間に形成
された目地である。
材6に複数の壁材5を並べて取り付ける。すると、壁材
5と隣の壁材5と間に目地8ができる。この目地8に目
地シール材1を、長尺基材3の長手方向を目地8に沿わ
せ、幅方向を壁材5から隣の壁材5に差し渡し、裏面の
粘着剤層4を壁材5に接触させて張り付ける。この上に
スタッコ状に塗料を塗装7する。
材1を目地8の上に張り付け、この上に塗装7するだけ
で美麗な塗装ができ、しかも、長期間経過しても亀裂が
発生しない。即ち、夏冬の温度差によって目地幅が変化
しても、粘着剤層4、基材3、弾性塗料層2がこの目地
幅の変化を吸収してこの塗装面7に亀裂が発生しなかっ
た。
な長尺基材の表面に弾性塗料層があり、裏面に粘着剤層
があるから、この目地シール材を請求項2の壁の塗装方
法で塗装すると、即ち、この裏面の粘着剤層を壁材また
は壁パネルの目地に接着させて取り付け、この上に塗料
を施すと、壁材または壁パネルが夏冬の温度差によって
伸縮し、目地幅が変化しても、この目地の上に取り付け
られた目地シール材の粘着剤層、弾性を有する基材、弾
性塗料によって、この目地幅の変化を吸収し、その表面
に設けられた塗装面に影響しない。従って、塗装面に亀
裂が発生しない。
目地に請求項1の目地シール材を張り、この上に塗装を
施すだけであるから簡単であり、しかも、目地シール材
は工場で製造できるから、品質の一定したものが得られ
る。従って、この上に塗装を施すと、塗装面に凹凸がな
く美麗な壁面が得られる。このように、本発明では種々
な効果があるから極めて価値のあるものである。
ール材の一部切欠斜視図である。
明壁の塗装方法で塗装した壁の断面図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 弾性を有する柔軟な長尺基材の表面に弾
性塗料層が設けられ、裏面に粘着剤層が設けられている
ことを特徴とする目地シール材。 - 【請求項2】 建物の壁部分に複数の壁材または壁パネ
ルを並べて取り付け、この壁材または壁パネルと隣の壁
材または壁パネルとの間の目地に、請求項1の目地シー
ル材を、長尺基材の長手方向を目地に沿わせ、幅方向を
壁材または壁パネルから隣の壁材または壁パネルに差し
渡し、裏面の粘着剤層を壁材または壁パネルに接触させ
て張り付けた後、壁材または壁パネルと目地シール材の
上に塗装を施すことを特徴とする壁の塗装方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31835392A JP3183734B2 (ja) | 1992-11-27 | 1992-11-27 | 目地シール材及び壁の塗装方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31835392A JP3183734B2 (ja) | 1992-11-27 | 1992-11-27 | 目地シール材及び壁の塗装方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06158811A JPH06158811A (ja) | 1994-06-07 |
JP3183734B2 true JP3183734B2 (ja) | 2001-07-09 |
Family
ID=18098212
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31835392A Expired - Lifetime JP3183734B2 (ja) | 1992-11-27 | 1992-11-27 | 目地シール材及び壁の塗装方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3183734B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110306800A (zh) * | 2019-07-25 | 2019-10-08 | 北京鑫源轩建筑装饰工程有限公司 | 一种避免装修工程中涂料开裂的方法 |
-
1992
- 1992-11-27 JP JP31835392A patent/JP3183734B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06158811A (ja) | 1994-06-07 |
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