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JP3183781B2 - ライブラリ装置及びライブラリシステム - Google Patents

ライブラリ装置及びライブラリシステム

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Publication number
JP3183781B2
JP3183781B2 JP22483094A JP22483094A JP3183781B2 JP 3183781 B2 JP3183781 B2 JP 3183781B2 JP 22483094 A JP22483094 A JP 22483094A JP 22483094 A JP22483094 A JP 22483094A JP 3183781 B2 JP3183781 B2 JP 3183781B2
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JP22483094A
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広嗣 藤原
秀行 富
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Fujitsu Ltd
Fujitsu Peripherals Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Fujitsu Peripherals Ltd
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Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd, Fujitsu Peripherals Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
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  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
  • Automatic Disk Changers (AREA)
  • Indexing, Searching, Synchronizing, And The Amount Of Synchronization Travel Of Record Carriers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はライブラリ装置及びライ
ブラリシステムに係り、特にライブラリ装置において、
光磁気ディスクの物理マウント・アンマウント及び論理
マウント・アンマウントの際における管理者の負担を軽
くするように構成したものである。
【0002】
【従来の技術】図7に示す如く、ライブラリ装置1に
は、アクセッサ2、光磁気ディスクドライブ部3、回転
セルドラム4等が設けられる。アクセッサ2は、ライブ
ラリ装置内の記憶媒体を搬送するロボットであり、例え
ば回転セルドラム4のセルCに収納されている光磁気デ
ィスクの如き記憶媒体10を取り出しこれを光磁気ディ
スクドライブ3−0あるいは3−1にマウントしたり、
逆に光磁気ディスクドライブ3−0あるいは3−1にマ
ウントされている記憶媒体を取り出して所定のセルに格
納するものであり、記憶媒体をセルCから取り出したり
格納したり、あるいは光磁気ディスクドライブ3−0あ
るいは3−1に対しマウントしたりアンマウントする媒
体操作部2−0と、この媒体操作部2−0を制御するア
クセッサ機構部2−1を有する。
【0003】アクセッサ2は駆動部1−1により上下動
されるベルト1−2に固定され、ガイド1−4に沿って
上下動可能に構成されている。またベルト1−2にはバ
ランサ1−3が固着されている。
【0004】光磁気ディスクドライブ部3は記憶媒体を
リード・ライトするものであり、この例ではこのリード
・ライトを行うために2台の光磁気ディスクドライブ3
−0、3−1が設けられている 記憶媒体10にはA面、B面毎にボリューム通番が記入
されている。
【0005】回転セルドラム4は記憶媒体を多数格納す
るものであって、図示の場合は4つのカラム4−0〜4
−3により構成されている。カラム数は格納すべき記憶
媒体の数により適宜選択される。カラムには4−0、4
−1に明示する如く、多数のセルC、C・・・が設けら
れ、このセルC内に記憶媒体が格納されている。回転セ
ルドラム4は、図示省略した駆動部により回転可能に構
成されている。
【0006】そして図7では図示省略されたホスト側よ
りアクセス要求のコマンドがアクセッサ2に受信される
と、コマンド制御部2−2がこれを解読し、それに応じ
た指示をアクセッサ制御部2−3に送出する。
【0007】アクセッサ制御部2−3は、これにもとづ
き、回転セルドラム4を回転制御し、またアクセッサ2
を所定の位置に上下動制御して、アクセス要求されたデ
ータの格納先の記憶媒体を取り出してこれを空いている
方の、例えば光磁気ディスクドライブ3−0にマウント
する。そしてアクセスが終わると、この記憶媒体を取り
出して再び格納先のセルに収容する。なお、アクセッサ
機構部2−1には、各セルの空状態を管理する状態管理
部2−4が不揮発性メモリ上に設けられ、どのセルが空
いているのかこれをみれば認識できるように構成されて
いる。
【0008】ライブラリ装置1には、記憶媒体10を1
個ずつ投入したり取り出したりするための投入・排出口
5が設けられ、管理者が記憶媒体10を投入すると、図
示省略した搬送路を経由してアクセッサ2の媒体操作部
2−0がこれを保持し、所定のセルに格納する。排出す
るときは、媒体操作部2−0が所定のセルより記憶媒体
を取り出して、投入・排出口5より排出する。またライ
ブラリ装置1には、大量の記憶媒体10を1回に投入・
排出するための大量投入・排出扉6が設けられており、
これを開くことにより大量の記憶媒体10を同時に投入
したり、排出することができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】このようなライブラリ
装置内の記憶媒体に対する物理的マウント・アンマウン
ト要求(ディスクドライブに記憶媒体を取り込んだり、
取り外したりする要求)は、ライブラリシステム内で一
意的に割り当てられたボリューム通番をもとに、ホスト
プロセッサ側のライブラリ管理部(図示省略)に対しマ
ウント要求を行うことにより達成されていた。
【0010】一般的にはこのマウント要求はライブラリ
システムの管理者から行われる必要があり、そのため、
そのシステム管理者はボリューム通番を、例えばボリュ
ーム通番の一覧表示等を用いて管理する必要があった。
しかも物理的なマウントが成功したことをアクセッサ2
から返送してもらった後で論理的なマウント要求をユー
ザが行わなければならない。そのためにユーザの方では
記憶媒体に記載されている各データ領域毎の情報、つま
りラベル名、データ領域の先頭アドレス及びその大き
さ、データタイプ等をユーザ側が認識しておき、これを
もとにして論理マウント要求を行うことが必要であり、
このために、管理が大変であった。
【0011】さらに、物理的にマウントされている記憶
媒体に対し、複数のユーザから同時にアクセスを可能に
して記憶媒体の使用効率を上げるために、ユーザ側で使
用しようとしている記憶媒体がマウント中か否か、ある
いは使用済みの記憶媒体をアンマウントしてセルに戻し
て良いのか等の制御を行う必要があった。
【0012】従来のマウント要求処理を図8により簡単
に説明する。 (1)ユーザはボリューム通番を入力してマウント要求
を行う。これにより図8では図示省略したホストコンピ
ュータが、ライブラリ制御部がどのライブラリ装置のど
のセルアドレスにそのボリューム通番の記憶媒体が収容
されているのかを判断する。
【0013】(2)そして他のアクセス要求によりこの
ボリューム通番の記憶媒体がアクセスされないようにボ
リュームの確保を行う。 (3)それからホストコンピュータは、そのライブラリ
装置のアクセッサ2に対して未使用のドライブの確保を
行う。図6(A)の例では、ドライブ3−0、3−1が
両方とも使用中であれば、一方が空くまで待つことにな
る。
【0014】(4)このようにして例えばドライブ3−
0を確保したとき、ホストコンピュータのライブラリ制
御部からアクセッサ2に対し、セルアドレスを指定した
物理マウント要求を発行する。これによりアクセッサ2
はドライブ3−0に対し所定の記憶媒体をセルより取り
出し、ドライブ3−0にマウントするように制御する。
これにより記憶媒体がドライブ3−0に物理マウントさ
れる。
【0015】(5)それから、ユーザは、ボリューム通
番のどの記憶領域をホストコンピュータに対してデータ
のアクセスを可能にするための論理マウント要求に必要
なデータであるラベル名、データ領域(先頭アドレスと
その範囲)、データタイプ(例えば連続データ型か、ト
リー型等)を入力し、これにもとづきライブラリ制御部
は論理マウントを発行する。これによりホストコンピュ
ータは記憶媒体の所望のラベル名をアクセスすることが
できる。
【0016】このように、従来では、一般に記憶媒体の
管理やマウント・アンマウントの制御は、ユーザが一覧
表示をみてボリューム通番とセルアドレスの確認を行っ
たり、ラベル名とデータ領域、データタイプの認識を行
うことが必要なため、ユーザに大きな負担がかかり、シ
ステム管理者あるいはアプリケーション開発者の負担は
大きなものとなるという問題があった。
【0017】従って、本発明の目的は、このように、記
憶媒体をマウント・アンマウントする使用者が、記憶媒
体のセルアドレスや、A面、B面、データ領域等の指
定、データタイプの指定等を行う必要なしに、ホストコ
ンピュータからライブラリ装置に対してコマンドを発行
することにより、物理マウント、論理マウントを可能に
したり、更に複数のユーザからの同一ボリュームに対す
る論理マウント要求に対してそれを実行可能にしたり、
全て論理アンマウントが終了した時点で物理マウントを
行うことを可能にすることにより、システム管理者ある
いはアプリケーション開発者の負担を軽減することがで
きるライブラリ装置及びライブラリシステムを提供する
ことである。
【0018】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明では、図1に示す如く、ホストコンピュータ
9側に、ライブラリ制御部7、ボリューム情報テーブル
8、ラベル情報テーブル11等を設ける。ボリューム情
報テーブル8はボリューム通番毎にその各ラベル名と、
ライブラリ装置の番号であるライブラリ番号、その格納
先のセルアドレス、A面かB面かを示すボリューム面情
報等が記入されるものであり、記憶媒体10が初期化さ
れるときに不揮発性メモリに作成される。ラベル情報テ
ーブル11はラベル名毎にそのライブラリ番号、セルア
ドレス、ボリューム面、アクセス数区分等が設けられて
おり、これは記憶媒体10が物理的にマウントされたと
きに実メモリ上に作成されるものである。
【0019】記憶媒体10には、ヘッド部分つまりボリ
ューム情報格納領域にボリューム通番、データ領域の先
頭アドレスとその大きさ等を示すデータ領域情報等が格
納されており、データ領域のラベル名、とそのデータタ
イプが、各ラベル領域にそれぞれ記入されている。
【0020】
【作用】ユーザがライブラリ装置1内の記憶媒体10を
アクセスする場合、アクセス先のラベル名を指示して論
理マウントを要求する。これにもとづき、ライブラリ制
御部7は、ボリューム情報テーブル8をアクセスしてそ
のラベル名のデータ領域つまりラベル領域の存在する記
憶媒体のボリューム通番、ライブラリ番号、セルアドレ
ス、ボリューム面を認識し、他からアクセスできないよ
うに確保し、これによりアクセッサ2に対しそのラベル
名のデータ領域の存在する記憶媒体を空いているドライ
ブにかけるように指示し、これによりドライブが確保さ
れると、物理マウントを発行し、セルアドレスより所望
の記憶媒体が取り出されて空いているドライブ、例えば
ドライブ3−0にマウントされる。なおこのとき、ライ
ブラリ制御部7は、ボリューム情報テーブル8を参照し
て、図1(B)に示す如き各区分を有するラベル情報テ
ーブル11を、そのボリューム通番に関しホストコンピ
ュータ9の実メモリ上に作成する。
【0021】ドライブ3−0はこれによりそのボリュー
ム面よりラベル名を順次読み出し、これを順次ライブラ
リ制御部7に送る。このようなラベル情報テーブル11
を作成したのちに、所望のラベル名のデータ領域の先頭
アドレス、そのデータ領域の大きさ、データタイプ等を
求め、これによりライブラリ制御部7はラベル名、デー
タ領域の位置、大きさ、データタイプ等を記入した論理
マウント要求をホストコンピュータ9に発行する。そし
て前記ラベル情報テーブル11のアクセス数に+1を記
入する。なおこの場合、同一のボリューム通番の別のラ
ベル名の領域に対して論理マウント要求があれば、ラベ
ル情報テーブル11のその部分のアクセス数の区分に対
しても+1を記入する。
【0022】ホストコンピュータ9による所望のラベル
名に対するアクセスが終わるとこのアクセス数は0に戻
る。そして同じボリューム通番の各ラベル名のアクセス
数が0に戻ったとき、ライブラリ制御部7は、セルアド
レスを付記した物理アンマウント要求をアクセッサ2に
出力し、これにより記憶媒体はドライブ3−0からセル
に戻される。
【0023】
【実施例】本発明の一実施例を図2〜図6に基づき説明
する。図2は本発明の一実施例構成図、図3は本発明に
おける記憶媒体、ボリューム情報テーブル、ラベル情報
テーブルの内容説明図、図4は本発明の動作説明図、図
5は複数のアクセス要求が、同じボリューム通番の記憶
媒体に対して行われた場合の論理マウント処理説明図、
図6は論理アンマウント処理説明図である。図中他と同
一記号部は同一部を示す。
【0024】ホストコンピュータ9には、ライブラリ制
御部7、ボリューム情報テーブル8等が設けられる。ラ
イブラリ制御部7には、ラベル情報テーブル11、要求
制御部12、主要制御部13、資源管理部14、ライブ
ラリインタフェース部15、I/Oインタフェース部1
6、論理マウント回数部17等が設けられている。
【0025】ライブラリ制御部7はライブラリ装置1を
アクセスするための制御を行うものである。ボリューム
情報テーブル8は、ラベル名がどのボリューム通番に存
在するのかを示すテーブルであり、記憶媒体10が初期
化されるとき不揮発性メモリ上に作成されるものであ
り、図3に示す如きボリューム通番毎に存在する各ラベ
ル名と、そのボリューム通番の記憶媒体が格納されてい
るライブラリ装置の番号を示すライブラリ番号、セルア
ドレス、記憶媒体のA面に存在するのかB面に存在する
のかを示すボリューム面等の情報も記入されている。
【0026】ラベル情報テーブル11は、記憶媒体がド
ライブに物理マウントされたとき実メモリ上に作成され
るものであって、ラベル名毎にライブラリ番号、セルア
ドレス、ボリューム面の外にアクセス数が記入されるも
のであり、このアクセス数にはラベル名毎に論理マウン
ト要求の行われたとき+1され、論理マウントが実行終
了したとき−1されるものである。
【0027】要求制御部12は、ラベル名が明示された
アクセス要求が入力されるもので、これを解読して主制
御部13に対してラベル名を付加してアクセス要求を伝
達するものである。
【0028】主要制御部13は、アクセス要求に基づき
ライブラリ制御部7を総合的に制御するものであって、
ボリューム情報テーブル8を作成したり、ラベル情報テ
ーブル11を作成したり、物理マウント・アンマウント
をライブラリ装置1のアクセッサ2に出力したり、図示
省略したOSに論理マウント・アンマウントを発行した
り、ラベル情報テーブル11のアクセス数区分にアクセ
ス数を記入する等の制御を行うものである。
【0029】資源管理部14はライブラリ装置1が正常
であるか異常であるかを管理するものであり、異常の場
合は、異常表示を行うとともに、これに対するアクセス
を停止するよう主要制御部13に通知する。ライブラリ
装置が複数台接続されている場合は、1台毎にそれが正
常であるか異常であるかを管理し、異常のものについて
はこれに対するアクセスを停止するよう主要制御部13
に通知するとともに異常表示を行う。
【0030】ライブラリインタフェース部15は、ライ
ブラリ装置1のアクセッサ2に対する制御信号を入出力
するものである。I/Oインタフェース部16は、ライ
ブラリ装置1のドライブ3−0、3−1に対する制御信
号や、データを入出力するものである。
【0031】論理マウント回数部17は、ラベル名毎に
論理アクセス要求されたとき各ユーザ毎のこの要求に応
じてその論理アクセス回数を+1記入し、各ユーザ毎の
アクセスが終わったとき−1するものである。
【0032】次に図2の動作について図4に示すフロー
チャートに基づき説明する。 (1)ユーザからラベル名の付加されたマウント要求が
発行されると、ホストコンピュータ9ではこれをライブ
ラリ制御部7の要求制御部12が解読して主要制御部1
3に伝達する。主要制御部13は、これによりボリュー
ム情報テーブル8を参照し、そのラベル名よりボリュー
ム通番を認識し、同時にライブラリ番号、セルアドレ
ス、ボリューム面等の情報を得る。
【0033】(2)主要制御部13は、これらに基づ
き、更にアクセス数の区分を付加したそのボリューム通
番のラベル情報テーブル11を実メモリ上に作成する。
また主要制御部13は、アクセッサ2に対しライブラリ
インタフェース部15を経由して、そのボリューム通番
の記憶媒体を空いているドライブにかけるように指示
し、またそのボリューム面に対しては、他からアクセス
できないように確保する。アクセッサ2は、これにより
未使用のドライブ、例えばドライブ3−0を確保する。
【0034】(3)このようにして未使用のドライブを
確保したあと、主要制御部13はアクセッサ2に対し、
セルアドレスボリューム面、ラベル名を指定した物理マ
ウント要求を発行する。これにより指定のセルアドレス
から記憶媒体がアクセッサ2により取出され、ドライブ
3−0に物理マウントされる。
【0035】(4)次にドライブ3−0では前記ボリュ
ーム面、ラベル名により、その記憶媒体のラベル名の領
域をよみ、そのデータタイプとデータ領域の先頭アドレ
ス及びサイズ情報を読み取り、これらを主要制御部13
に送出する。
【0036】(5)主要制御部13では、これらに基づ
きラベル名、データタイプ、データ領域の先頭位置と大
きさ等を含む論理マウント要求を図示省略したOSに発
行する。これによりホストコンピュータ9のOSがドラ
イブ3−0上の記憶媒体の該ラベル名のデータ領域をア
クセスする。
【0037】(6)このように論理マウントが成功した
とき、論理マウント回数部17が数値「1」を計数し
て、ラベル名対応に記憶する。 (7)このとき、ラベル情報テーブル11の該ラベル名
領域のアクセス数区分にアクセス状況監視のため+1が
記入される。そしてそのアクセスが終わればアクセス数
区分の数値は−1される。これによりアクセス数区分の
数値がゼロになれば、前記(6)で計数されたラベル名
対応の数値「+1」も−1されてゼロになる。
【0038】次に図5により、複数のアクセス要求が、
同じボリューム通番の記憶媒体に対して行われた場合の
論理マウント処理を説明する。(1)〜(6)までは前
記図4と同一であるので簡単に説明する。
【0039】(1)ユーザからラベル名の付加されたマ
ウント要求が発行されると、ライブラリ制御部7の要求
制御部12が解読して主要制御部13に伝達する。主要
制御部13は、これによりボリューム情報テーブル8を
参照し、ラベル情報テーブル11の作成に必要な情報を
得る。
【0040】(2)主要制御部13は、これらに基づ
き、更にアクセス数の区分を付加したそのボリューム通
番のラベル情報テーブル11を実メモリ上に作成する。
また主要制御部13は、そのボリューム面に対し、他か
らアクセスできないように確保する。アクセッサ2は未
使用のドライブ、例えばドライブ3−0を確保する。
【0041】(3)次に主要制御部13はアクセッサ2
に対し、セルアドレス、ボリューム面、ラベル名を指定
した物理マウント要求を発行する。これにより指定のセ
ルアドレスより記憶媒体が取出され、ドライブ3−0に
物理マウントされる。
【0042】(4)これによりドライブ3−0では前記
ボリューム面、ラベル名により記憶媒体の該ラベル名の
領域を読み、そのデータタイプとデータ領域の先頭アド
レス及びサイズ情報を読み取り、これらを主要制御部1
3に送出する。
【0043】(5)主要制御部13では、これらに基づ
きラベル名、データタイプ、データ領域範囲等を含む論
理マウント要求を図示省略したOSに発行する。これに
よりホストコンピュータ9のOSが該ラベル名のデータ
領域をアクセスする。
【0044】(6)このように論理マウントが成功した
とき、論理マウント回数部17が数値「1」を計数し
て、ラベル名対応に記憶する。 (7)このとき、ラベル情報テーブル11の該ラベル名
領域のアクセス数区分に、+1が記入される。
【0045】(8)このようにドライブ3−0に記憶媒
体がマウントされて、論理マウントが行われている状態
で、同じラベル名に対してアクセス要求がある場合、
同じボリューム通番の別のラベル名に対してアクセス
要求がある場合、次の処理が行われる。この場合、その
ボリューム通番の記憶媒体は使用中のため、前記(2)
のボリュームの確保は失敗したルートをたどる。
【0046】−1 論理アクセス中のラベルと同じラ
ベル名にアクセス要求が行われたとき、(5)の論理マ
ウント要求は行わず、(6)の論理マウント回数部17
は計数動作を行わない。しかし(7)におけるアクセス
状況監視については、主要制御部13はそのラベル名領
域のアクセス数区分の数値に+1したものを記入する。
【0047】−2 そして初めのアクセス要求が終わ
ると、主要制御部13は、そのアクセス数区分の数値を
−1する。従って、アクセス中のラベル名の領域につい
てはこのアクセス状況監視に基づくアクセス数区分の数
値がゼロになるまで連続してアクセスが行われることに
なる。そしてすべてのアクセス要求が終りアクセス数区
分の数値がゼロになったとき、主要制御部13は、前記
(6)で計数された、論理マウント回数部17の数値
「1」をゼロにして、そのラベル名に対するアクセス要
求はないことを示す。
【0048】−1 論理アクセス中のものと同一のボ
リューム通番に対し別のラベル名にアクセス要求が行わ
れた場合、主要制御部13はこの新ラベル名に対して前
記と同様に論理マウント要求を発行する。そして論理マ
ウント回数部17に対し、その新ラベル名対応に+1を
記入する。
【0049】−2 主要制御部13はこのアクセス要
求に応じ、前記(7)のアクセス状況監視制御を行い、
新ラベル名のアクセス数区分に+1を記入する。なおこ
の新ラベル名に対し複数アクセス要求があれば、それに
応じた数だけ数値が記入される。
【0050】−3 そして先の論理アクセスが終わる
と、新ラベル名に対する領域に論理アクセスが行われ、
アクセス終了毎にこのアクセス数区分の数値が−1さ
れ、ゼロになったとき、論理アクセスを終了するととも
に前記−1で記入した論理マウント回数部17におけ
る新ラベル名対応の数値もゼロにする。
【0051】このようにしてラベル情報テーブル11の
アクセス数区分を監視することによりどの区分にアクセ
ス要求がどれだけ存在するか、判断することができ、ま
た論理マウント回数の総和がゼロになったときに物理ア
ンマウント要求を発行すべきことが判断できる。
【0052】次に図6により本発明におけるアンマウン
ト処理について説明する。 (1)アンマウント要求は、ユーザがラベル名を付加し
て入力する。これが要求制御部12に解読され、主要制
御部13に伝達されると、主要制御部13はボリューム
情報テーブル8を参照する。
【0053】(2)そして論理マウントされているラベ
ル名のボリューム通番の各アクセス数区分をチェック
し、ゼロか否か確認する。 (3)主要制御部13は、ゼロなら、ユーザからのアク
セス要求は残っておらず、誰もアクセスしていないの
で、当該ラベル名を有する記憶媒体のマウントされてい
るドライブ例えばドライブ3−0に対して論理アンマウ
ント要求を発行する。
【0054】(4)この要求が成功した場合、主要制御
部13は、論理マウント回数部17に対し−1し、論理
マウント回数をカウントダウンする。 (5)主要制御部13は、この論理マウント回数が1よ
り大きければ、その記憶媒体に対しユーザがアクセス要
求を行っているものと判断し、アンマウント要求を終了
させ、物理アンマウントは行わない。
【0055】(6)しかし、この論理マウント回数がゼ
ロであれば、主要制御部13は、アクセッサ2に対し物
理アンマウント要求を発行する。これによりアクセッサ
2はその記憶媒体のマウントされているドライブ例えば
ドライブ3−0に対しドライブ解放を行い、ボリューム
解放し、これをセルに戻す。
【0056】このようにして本発明では、ライブラリ制
御部でラベル名、論理マウント数を管理し、アクセス要
求に対して自動的にデータタイプを判別し、更にデータ
領域へのアクセス状況を監視することにより、ユーザに
媒体そのものを指定させずに物理的マウントを行い、論
理マウントを行うことができるとともに、複数ユーザに
同一記憶媒体へのアクセスを連続的に可能にして使用効
率を上げることができる。しかも記憶媒体が使用済みか
どうかユーザに管理させることなくアンマウントするこ
とができる。
【0057】なお前記説明では記憶媒体として光磁気デ
ィスクの例について記述したが、本発明は勿論これにの
み限定されるものではない。
【0058】
【発明の効果】(1)本発明によれば、使用者はボリュ
ーム通番や、可換媒体の各データ領域に記入されたデー
タタイプを意識せずにマウント要求することができる。
即ち可換媒体ということを意識せずにマウント要求を発
行することができる。そのためプログラムの開発が容易
ともなる。
【0059】(2)本発明によれば複数の使用者に同一
記憶媒体へのアクセスを可能とすることができるので、
ライブラリ装置の使用効率を向上することができるとと
もに、記憶媒体の物理的掛け替えの減少によりマウント
要求にかかる時間の短縮が可能となった。
【0060】(3)本発明によれば、ライブラリ制御部
がアクセス状況、論理マウント状況を管理することによ
り、使用者はアンマウントしようとする記憶媒体が、ア
クセスされていない使用済みかどうかを意識することな
くアンマウント要求することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理図である。
【図2】本発明の一実施例構成図である。
【図3】本発明における記憶媒体、ボリューム情報テー
ブル、ラベル情報テーブルの内容説明図である。
【図4】本発明の動作説明図である。
【図5】本発明において複数のアクセス要求が同じボリ
ューム通番の記憶媒体に対して行われた場合の論理マウ
ント処理状態説明図である。
【図6】本発明における論理アンマウント処理説明図で
ある。
【図7】ライブラリ装置の概略図である。
【図8】従来のマウント要求処理の説明図である。
【符号の説明】
1 ライブラリ装置 2 アクセッサ 3 ドライブ部 4 回転セルドラム 5 投入・排出口 6 大量投入・排出扉 7 ライブラリ制御部 8 ボリューム情報テーブル 9 ホストコンピュータ 10 記憶媒体 11 ラベル情報テーブル 12 要求制御部 13 主要制御部 14 資源管理部 15 ライブラリインタフェース部 16 I/Oインタフェース部 17 論理マウント回数部
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−62922(JP,A) 特開 昭63−64671(JP,A) 特開 昭63−136356(JP,A) 特開 平3−14019(JP,A) 特開 平4−163780(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 3/06 G11B 17/22 G11B 20/10

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の記憶媒体を格納する格納部、記憶
    媒体の読み書きを行う複数のドライブ部、及び記憶媒体
    を移動するアクセッサを備えたライブラリ装置と、 当該ライブラリ装置内の記憶媒体を管理するホストコン
    ピュータと、を具備するライブラリシステムにおいて、 前記ホストコンピュータは、 ラベル名とボリューム通番とセルアドレスとを記入した
    ボリューム情報テーブルと、 ラベル名に対応してアクセス要求の有無を記憶する論理
    マウント回数記憶部と、 前記ライブラリ装置に対して所望の記憶媒体のドライブ
    部へのマウント要求を行うか否かを、前記ボリューム情
    報テーブルと前記マウント回数記憶部とを参照すること
    により決定し実行するライブラリ制御部と、 を備えたことを 特徴とするライブラリシステム。
  2. 【請求項2】 複数の記憶媒体を格納する格納部、記憶
    媒体の読み書きを行う複数のドライブ部、及び記憶媒体
    を移動するアクセッサを備えたライブラリ装置と、 当該ライブラリ装置内の記憶媒体を管理するホストコン
    ピュータと、を具備するライブラリシステムにおいて、 前記ホストコンピュータは、 ラベル名とボリューム通番とセルアドレスとを記入した
    ボリューム情報テーブルと、 同一ラベル名に対応するアクセス要求数を管理するラベ
    ル情報テーブルと、 前記ライブラリ装置に対して所望の記憶媒体のドライブ
    部へのアンマウント要求を行うか否かを、前記ボリュー
    ム情報テーブルとラベル情報テーブルとを参照すること
    により決定し実行するライブラリ制御部と、 を備えたことを特徴とするライブラリシステム。
  3. 【請求項3】 複数の記憶媒体を格納する格納部と、 記憶媒体の読み書きを行う複数のドライブ部と、 記憶媒体を移動するアクセッサと、 ラベル名とボリューム通番とセルアドレスとを記入した
    ボリューム情報テーブルと、 ラベル名に対応してアクセス要求の有無を記憶する論理
    マウント回数記憶部と、 前記アクセッサに対して所望の記憶媒体のドライブ部へ
    のマウント要求を行うか否かを、前記ボリューム情報テ
    ーブルと前記マウント回数記憶部とを参照することによ
    り決定し実行するライブラリ制御部と、 を備えたことを 特徴とするライブラリ装置。
  4. 【請求項4】 複数の記憶媒体を格納する格納部と、 記憶媒体の読み書きを行う複数のドライブ部と、 記憶媒体を移動するアクセッサと、 ラベル名とボリューム通番とセルアドレスとを記入した
    ボリューム情報テーブルと、 ラベル名に対応してアクセス要求の有無を記憶する論理
    マウント回数記憶部と、 前記アクセッサに対して所望の記憶媒体のドライブ部へ
    のアンマウント要求を行うか否かを、前記ボリューム情
    報テーブルとラベル情報テーブルとを参照することによ
    り決定し実行するライブラリ制御部と、 を備えたことを 特徴とするライブラリ装置。
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